【技術】アウディ、道路の凹凸で生じる上下振動を電力に変換するシステムを開発 燃費を改善し乗り心地も向上
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1:海江田三郎 ★
16/08/18 16:00:49.49 CAP_USER.net
URLリンク(techon.nikkeibp.co.jp)
ドイツAudi社は2016年8月10日(現地時間)、道路の凹凸で生じる車体の上下運動を電力に変換する
新型のショックアブソーバーシステム「eROTシステム」を公開した(図、ニュースリリース)。
従来の油圧式ダンパーの代わりに電気式ダンパーを使い、振動を減衰しつつエネルギーを回生する
。さらに従来では難しかった伸び側と縮み側の独立したストローク制御も、ソフトウエアで設定が可能になるという。
燃費改善と乗り心地の両立が期待できるとする。
eROTシステムは、オルタネ―ターやギアユニット、ギアユニットとホイールハブキャリアをつなぐレバーアームによって
構成される。まず、ホイールハブキャリアから伝わる上下方向の動きをレバーアームが受け止め、
ギアユニットを介して回転運動に変換する。その回転運動をオルタネ―ターで電力に変換する仕組みだ。
従来の油圧式ダンパーでは上下方向の振動を熱に変換して捨てていたため、そのエネルギーを有効利用できるようになる。
ドイツで実施した公道試験では、舗装状態の良い高速道路で3W、路面の粗い一般道路で613W、
平均で100〜150Wの電力を回生できたという。この結果から通常の運転操作で、
1km当たりのCO 2排出量を最大3g削減できる計算になる。Audi社は同システムを48Vシステムへ対応させることを想定しており、
回生電力を48V電源へ充電する。現在実験に使用している車両では、
容量0.5kWhで最高出力13kWのリチウムイオン電池を搭載している。また、今回の新システムを含む
48Vのサブ電源システムは、DCコンバーターによって12Vの主電源システムに接続している。
eROTシステムのもう一つの特徴として、サスペンションのアクティブ制御がある。
振動を減衰するダンパー機構をソフトウエアの設定で自由に制御できるため、乗り心地の向上が期待できる。
例えば、車体が上方向に動く伸び側のストロークを小さく設定しつつ、一方で乗り心地に影響しやすい
縮み側のストロークを大きく取ることで車体の上下方向の揺れを小さくすることが可能だ。
Audi社は、電気式ダンパーを水平方向に配置することで、油圧式ダンパーを垂直に配置していた
従来のシステムと比べて収納スペースを削減できると見ている。リアホイールに適用すれば、荷室容量の拡大に寄与するという。
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