【艦これ】艦隊これくしょんでエロパロ6 at EROPARO
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450:名無しさん@ピンキー
14/01/04 18:46:51.44 5ZEnTt+/
少なくとも侵食弾頭を貸してもらえればガチ軍艦の霧の艦隊と渡り合える訳だから火力を上げずとも装備を同等の性能にすれば現代の軍艦とも戦えないことはなさそうだよね

451:名無しさん@ピンキー
14/01/04 19:38:37.32 Q01LKkT3
>>449
俺提督「いやいや、「単純500倍」なら
お前の91式徹甲弾(炸薬11.9kg→500倍効果「5950kg」…どこの5t爆弾?w(白目)で、
お前は文字通り『』戦略兵器だ…(優しく押し倒し…w」と言う流れでつか?w

452:提督よオークになれ:1/7
14/01/04 19:50:44.73 58sob3hK
※提督の皆様へ諸注意
 オール和姦……というかしょうもないコメディ風味のエロですが、
 ほんのちょっとでも(表面的にだけでも)強引なノリで行為がなされるのは嫌、
 およびブサイクな提督と艦娘がエッチするのは嫌、という人はどうかスルーしてください。


 * * * * *

私はいま、人生最大のピンチを迎えていた。

まず私のことを順不同に解説すると、男、小太り、薄い頭髪、ブ男、童貞、提督、となる。

外見から想像される通り、これまで女性に好意的な視線を向けられたことも、手を握ったこともない。
それは仕方ないものとあきらめていたから、勉学に励み、士官学校を優秀な成績で卒業した。
軍人になったのは、女性という苦手な存在に極力関わることなく人生を送れると思ったからでもある。

そんな私がなんの因果か、女性ばかりの……そう“艦娘”の指揮官として鎮守府に配属されたのは、
まさに皮肉というほかなく、着任以来私自身もたいそう肩身の狭い思いをしていた。

任務に支障はないが、艦娘たちにどう接していいかわからない。
彼女らにしても時折、通路の陰などから私をちらちら見ては、ヒソヒソと言葉を交わしたりする。
おそらく、私の視線がいやらしいだの、足が臭いだの……まあそういうネガティブな感想だろう。
あるいはもっと若くてイケメンの提督がよかっただの話しているのかもしれない。

……いや、彼女らはいい子たちばかりなのに、ついそう卑屈に考えてしまう自分がイヤになる。

もちろん、美しい彼女たちに内心、男としての劣情をおぼえないといえば嘘になるが、
私のようなブ男が女神のような艦娘らにふさわしいとは到底思えなかったし、
第一職場恋愛などもってのほかだから、そんな期待など心の片隅にも置かなかった。

そんな私の前に、いま、

「て、提督……んっ、これでよろしいでしょう、かっ……?」

秘書艦の扶桑がひざまずき、醜い肉の棒に桜色の舌をけんめいに這わせている。
その瞳に服従と恐怖、あきらめ、そしてわずかばかりの期待をにじませて。

どうしてこうなったのか、私にもわからな……いや、わかる範囲で説明させてほしい。
……頼むから。

 * * * * *

453:提督よオークになれ:2/7
14/01/04 19:52:05.43 58sob3hK
「あの……その、提督……お話が、あります」

どこか思い詰めた瞳で、扶桑が私の執務机の前に立ったのは数十分ほど前だろうか。
なんだろう、またボーキサイトでも尽きたか……と想像を巡らせたが、次の言葉は予想外にすぎた。

「私が、私がなんでも言うことを聞きます。ですから、山城にだけは手を出さないで下さい!」
「……は?」

思わず、万年筆を湯呑みの中に取り落としそうになって、彼女の顔をまじまじと二度見した。
憂いを湛えた美貌、口元が悲壮なまでの決意にきっと結ばれている。

「ええ、存じております。提督がその獣欲を、今度は私の大切な妹に向けていることは……!」
「まてまて待て、ちょ、ちょっと待ってくれ!」

獣欲ってなんだ。いや、そもそも「今度は」ってなんだ。なにもかもが寝耳に水である。
だが私の疑問を待ってはくれず、彼女はその薄幸そうな目尻からはらりと涙をこぼした。

「ええそうです、提督の脂ぎった肉体に溜め込まれた性欲ときたら、まるで飢えたオークのごとく……。
 立場を利用して次々と艦娘を脅迫し、毒牙にかけ、その肢体をむさぼって飽き足らず、
 常に新たな生贄を血走った眼で探していることは、今や鎮守府の皆が知っています……っ!」

「いや、その、あの、え?」
「でも! 命よりも大切なたった一人の妹艦……山城の花が無惨に散らされるくらいならば、
 私が代わりにこの身を挺しようと、そう決心して、死ぬ思いで私はっ……!」
「えーと、扶桑? 扶桑さん? 聞いてます?」

なんだか思い込みの世界に入ってしまった彼女には、私の困惑する声など届いていないようだ。
それにしてもひどい誤解もあったものだ。だいたいオークって何だ、太ってるからってあんまりだ。

「だからその、とんでもない誤解があるようだから……ちょっと落ち着いて話し合おう、な?」
「……ええ、わかっています。代わりに私が、こうするしかないと……!」
「いやだから話を聞……うわっ!?」

いきなり、そのすらりとした肢体が、呆然と座る私の股ぐらに倒れ込んできた。
あのとんでもないボリュームの艤装を展開したままだったら、潰されて死んでいたかもしれない。
硬直している隙に、彼女にたどたどしい手つきで軍服のズボンの前を開けられてしまった。

「ああっ……お、大きいです、この凶悪なものがみんなを責め抜いたのね……っ」

いい匂いの黒髪が股間をさわさわ撫でるのだから、大きくなるのは男として不可抗力である。
とはいえ断じて、そんな幸せな用途に使ったことは一度もないムスコなのだが……。

454:提督よオークになれ:3/7
14/01/04 19:53:46.72 58sob3hK
「わっ私、はじめてでうまくできるか解りませんけど、精一杯ご奉仕しますので、どうかっ」
「だ、だからね、さっきから言ってるが私の話も……うっ!?」

温かくぬめる口内に勃起したモノが捕らえられ、おずおずと扶桑の舌が這い回る。
それはきっと稚拙な愛撫なのだろうが、私にとっては初めて経験する天上の快感だ。
情けないことだが、抵抗しようとする力が抜け、彼女に身を任せてしまう。

「ん、ふぅっ……て、提督の、とても大きくて、熱くて……あふ、れろろっ……じゅぷっ……!
 はぷっ、どうで……しょうか、私のご奉仕で、ご満足いただけているでしょうか……?」
「あ……いや、その、待てっ……やめっ……!」

とろけるような快楽に流されそうになりながら、必死で理性をつなぎとめて誤解を解こうとする。
……だが、その静止は扶桑にとっては、何か私の機嫌を損ねたと映ってしまったようだった。
みるみるその顔が蒼白になり、今にも自殺せんばかりの不幸オーラをまとわせ始める。

「わ、私なにか粗相をっ……!? ああっすみません提督っ、私はどうなってもいいですから、
 山城には……! 縛り&吊るし極太バイブ責め二穴調教フルコースだけはご勘弁をっ!」
「いやだから何それっ、ううっ!?」

突然、じゅぼじゅぼと品のない音まで立てて、黒髪を振り乱し、一心不乱に顔を前後させる扶桑。
―どうやら私を満足させないと、妹がひどい目に遭うと思い込んでいるらしい。

たどたどしい(といっても私も経験がないので想像に過ぎないが)行為とはいえ、
彼女の美貌がそうして乱れる背徳的な光景は、肉棒に与えられる快楽と共に私を追い詰めていく。

「は、離れてくれっ、このままじゃ出てしまっ……」
「んぶっ、えうっ、ぷあっ……はっはい、言いつけ通り提督の精液っ、すべて飲みますからっ!」
「誰もそんなこと言ってな―くぅうっ!?」
「ッ!? っぷ……んんっ……! んぅぅぅっ……んっ!」

たまらず、びゅるびゅると注がれる私の白濁したものを、扶桑は口を離そうともせずに受け止める。
その細い喉がこくこくと動くさまを、私は魂が抜けるような射精感の中で呆然と見ていた。

 * * * * *

455:提督よオークになれ:4/7
14/01/04 19:55:49.45 58sob3hK
「い、一体なんだったんだ、あれは……まだ夢でも見てるようだ……」

ようやく扶桑を部屋から閉め出して、私は大きく息をついた。

彼女ときたらあの後も私の話をまるで聞かないどころか、今度は衣服を脱ごうとし始めたので、
このままでは埒が明かない以上に、取り返しのつかない結果になりかねないと考えての緊急避難措置だ。
しかし、私に対するあのとんでもない誤解、出所は一体……。

「いや〜、見ちゃいました! ついに現場を押さえましたよ、司令官っ!」
「うおっ!? ……あ、青葉っ!?」

タンスの中からメモ片手に出現した、鎮守府きってのゴシップ屋(ずっと潜伏していたのか?)。
そのにやにや笑いを見て、ようやく私の中ですべてに合点がいった。

「……おまえかっ、根も葉もない噂を流したのは!」
「ええ、そのとーりです。いや〜、さすがに気付きますか」
「気付かいでかっ!? お前、どういうつもりだ!?」

うら若き娘が、好きでもない私にあんな……身を捧げかけるところまでいってしまったのだ。
悪戯にしても度が過ぎると、さすがに怒り詰問しようとするが、青葉は余裕の表情で指を振る。

「違いますよ司令官。これは扶桑さんや、この鎮守府のためなのです」
「!? それはどういう……」
「いいですか司令官。いくら不幸慣れしてて妄想癖のある扶桑さんとはいえ、
 山城さんに裏をとったわけでもない不確定な情報で、自分から身を捧げようとするでしょうか?」

……そう言われると、確かにいくらなんでもそうかもしれない。
だが、ならなおさら一体。

「私たち艦娘だって女の子です。そして女の子にも性欲はあるもので、
 それでもって女性心理ってヤツは時に複雑なものでして。
 男の人に支配されたい、荒々しく散らされたい、汚されたい……って思うコは、案外いるんですよ?
 扶桑さんなんかはまさにそれ……まあ、ぶっちゃけマゾですしね、あのひと」

それは、扶桑が内心望んで私にあんなことをした、ということなのか……?
女性の心理というやつにはまるで縁がない私にとって、青葉の言葉はすべてが予想外だった。

456:提督よオークになれ:5/7
14/01/04 19:57:42.22 58sob3hK
「いや、それにしたってだよ、こんな私をわざわざ相手に選ぶなんて……」
「まあ言っちゃなんですがこの鎮守府で、他に出会いもありませんしね……って、あはは、冗談ですよ」

私を励ましているつもりなのか逆なのか。

「司令官はどう思ってるか知りませんが、仕事はできるし誠実だしで、
 みんな司令官のこと尊敬してるんですよ。てか、心底嫌ってる相手にあんなことできませんって」

青葉の説明によると、一部の艦娘は内に性的な欲求不満を(それこそ前世から)抱え……そして、
それを自覚しているわけではないから自分から解消することもできない。
だが、きっかけがあれば別だ―と。

「それが、私がケダモノのように彼女らの体を欲しているっていうお前の流した噂だ、と?」
「はいです。そして姉妹艦や同僚を守るって大義名分が決定打になってようやく思いを遂げ、
 鬱屈した性欲は満たされて今後の任務にも身が入り、鎮守府も万々歳ってわけです」
「……………………」
「だからですね、さっきフェラだけで終わっちゃったのは扶桑さんに可哀想ですよ〜?
 今度はちゃんと最後までしてあげてくださいね。彼女好みに、ちょっと乱暴に」
「……それが全部、お前の思い込みじゃないって根拠は……」
「そりゃ、青葉の目は確かですからね! 優れた記者にかかれば真実は一目瞭然です!
 いいじゃないですか、皆さんの欲求を満たせる、司令官も気持ちいい、で一石二鳥でしょう?」

彼女の言うことが本当だとしたら……いや、朴念仁の私なんぞより同じ女性の心理を理解しているだろうし、
第一彼女なりに仲間たちの幸せや鎮守府のことを考えているのは、私の見るところ確かだ。
おもしろがっている部分はあるにせよ、根拠のない計画というわけではないのだろう。
しかし、かといってそれでいいのだろうか……いや、男としては喜ぶべき所なのかもしれないが……。

「部下に期待された役目を果たすのも、提督たるお方の務めですよ?
 ……おっと、さっそくまた別の方が来たようですね。それでは頑張ってくださいっ!」

呼び止める間もなく、しゅたっと敬礼して窓から身軽に出て行ってしまう青葉。
入れ違いに、執務室の扉がためらいがちにノックされた。

「……提督。私だ、長門だ……折り入って、な、内密に話があるのだが……」

どうやら、青葉の見立ては正しかったらしい―。

 * * * * *

457:提督よオークになれ:6/7
14/01/04 20:00:14.87 58sob3hK
それからというもの、私の新たな“任務”は大いに忙しいものとなった。

「うぁあっ!? せ、世界のビッグ7たるこの私がっ……こ、こんな屈辱的な格好でっ……!
 だっだが、これは陸奥を、そう陸奥を守るためっ! 私は耐えて……んぁ、ひううぅっっ!?」
「うぐ、長門っ、そんなに締め付けると、出っ、出るッ!」
「あ、熱いっ……!? ああっ、私の中で、脈打って……そ、そんな、まだこんなに大きく……!?
 なんて荒々しい、若い獣のような性欲……で、でも私が、陸奥のかわりに全部受け止めなければ……」
(……まあ、そりゃこの年になるまで経験がほとんどないというか、さっきまで童貞だったからなあ)

 * * * * *

噂が部分的にでも真実になった今、まあ次から次へと―。

「今度こそ大和を守るためとはいえ……こんな、お、お尻の穴なんかをッ……ぁうっ!?」
「(なるほど、確かにここが弱いんだな……って、毎回思うがどこで調べてくるんだ、青葉のヤツ)
 『ぐふふ、そうは言っても矢矧、おまえのケツ穴は私の指をキュウキュウ締め付けてくるぞぉ』」
「ひっ卑怯よ提督っ、んぉ、ぜっ絶対負けな、まけなっ……あっああっっ!?」
(それに、渡された“台本”に書かれてるセリフ読んだ方が反応がいいのも、複雑な気分だぞ)
「んぅっ、ふぅぅうっっ、ひあぁっ!? ご、ごめんなさい大和っ、わたし、私お尻でぇぇぇっ!」

 * * * * *

やってくる中には、年端もいかぬ駆逐艦や―。

「クッ、このロリコンのド変態ッ! あたしみたいな駆逐艦にっ……ひっ、ひぅぅっっ!?
 いやっ、そんなとこ舐めな……ひぁぁぁっっ、やっやだぁぁぁっっ!?」
「(まだ固くて狭いし、万一傷でも付いたら大変だからな、丁寧に愛撫してやらないとな)
 『ぶひひ、未発達な穴を舐めほじくるのはこたえられん快感よなあ、どうだ霞ぃ?』」
「へっ変態っっ、ド変態っ、卑怯者のクズッ……! あぁ〜〜〜〜〜っっ!
 やっああっ、何かきちゃうっ! こ、こんなヤツにイカされちゃうよぉぉぉ!?」
(……どうでもいいが、いくらなんでも『ぶひひ』って笑い方はどうなんだ。霞も疑問に思ってくれよ)

 * * * * *

時には、複数まとめて来るような艦娘まで―。

「くっ、あたしと千歳お姉の胸、いつもいやらしい目で値踏みしてると思ったら……っ、
 やっぱりこんなことさせる機会を狙ってたのね……っ! こ、このケダモノ!」
「耐えるのよ、千代田……! 提督には逆らえないんだから、こうやって、二人のおっぱいで……っ、
 は、挟んで……しごいて、ずりずりって……おちんぽを、満足させないと……きゃあっ!?」
「ひっ、いやああっ、熱くて臭いのが顔中にぃぃ……よ、汚されちゃったよぉ、千歳おねぇ……!」
「かわいそうな千代田……綺麗にしてあげるわ、んっ、ちゅっ……れろっ……!」
(うーん、なんだか二人がいちゃつくダシにされてる気分だ、まあいいんだが―)

458:提督よオークになれ:7/7
14/01/04 20:03:50.53 58sob3hK
 * * * * *

「……つ、疲れた……あいつら毎日毎日、次から次へと……というか欲求不満の艦娘、多すぎないか……?」
「はい、精力剤入りのお茶です。いや〜大した絶倫振りですねぇ、司令官」

机に突っ伏した私を茶化す青葉。すっかり、夜の任務における秘書艦といった貫禄だ。

「でも、言った通りだったでしょう? 皆さん、溜め込んだものを解消してあんなキラキラと」
「……確かに、任務にまでいい影響を及ぼすとは予想外だった。少しは報われたかもしれん」
「またまたあ〜。司令官だって役得のハーレム状態で、嬉しいくせに」
「う……否定はしないが……」

確かに、一夜にして世の男たちが羨むような立場になったと思えば、
そしてどんな形であれ、鎮守府で皆とうまくやっていく結果になったと考えれば、
私は青葉に感謝してしかるべきなのかもしれない。

「それでは、明日も頑張ってくださいね司令官。明日やってくる艦娘は、このリストに―」

……そして、私の中でもいささか変化があったようだ。
こうやっておどけて報告する青葉の瞳の中に、別の“色”を発見できる程度には。

「じゃあ私はそろそろ―え? し、司令官? この手はいったい……きゃっ!?」
「なあ、青葉……私とつるんでることがもし知られれば、お前は皆から責められる立場になるよな」

辞去しようとする彼女の腕を掴んで引き寄せ、耳元でささやく。
たちまちその耳たぶが真っ赤になり、ドキドキと高鳴る鼓動が伝わってくる。

「きょ、脅迫するつもり、ですか……?」
「どうとってもらっても構わない。だがこういう時、『どうすればいいかは分かるだろう?』」

青葉は視線を彷徨わせ、しばし悩む“ふり”をする。
私はこれまでになく落ち着いた気持ちで、彼女にたっぷりとその時間を与えた。

『部下に期待された役目を果たすのも、提督たるお方の務めですよ?』

ああ、まったく青葉の言う通りだよ。

(おわり)

459:名無しさん@ピンキー
14/01/04 20:35:14.39 FRnJz+8J

青葉の良さが分かってきた

460:名無しさん@ピンキー
14/01/04 21:00:22.58 RCyUZQsn
やっぱり青葉かわいいなぁ

育て方がイマイチわからんけど…

461:名無しさん@ピンキー
14/01/04 21:47:42.73 hR0IhbDS
重巡育成は3-2-1完走が一番効率いいという結論に達した
重巡2雷巡2空母1軽空1あたりでひたすら回る、ついでに鉄も拾えるのでバケツの消費がやや激しい以外は結構コスパいい
夜戦まで見込めば安定してS勝利狙えるよ、たまに反航戦の時にエリート戦艦2の編成引いて中大破4とか食らうけどw

462:名無しさん@ピンキー
14/01/04 21:51:20.29 EWhlBZzk
>>458 オーク提督お疲れ様、いい出会いはあるよ
なまじ女性経験が無く艦娘を大事に扱うため交わる前に爪整えたり
士官学校で鍛えた体力で彼女らに負担掛けない体位を研究しそうだ

463:名無しさん@ピンキー
14/01/04 22:05:18.70 Q01LKkT3
>>458
同じくオーク提督閣下超乙!
ここまで影から艦娘に慕われてる(向こうの性的欲求と支配され欲求の事もあるがw)のなら
一気に多数複数プレイも可能なのでは?

464:名無しさん@ピンキー
14/01/04 22:24:42.05 /+hEFdXR

なんてうらやまけしからん

よく考えると長門以降に執務室に来た娘って欲求不満解消できてるけど
扶桑姉さまだけ生殺し状態なわけなんだな
こんなところでも不幸だなんて・・・

465:名無しさん@ピンキー
14/01/04 22:38:27.00 RCyUZQsn
>>464
そんな時にまるゆですよ

466:名無しさん@ピンキー
14/01/04 22:44:14.06 RHFo4I/K
矢矧のアナルGJ

467:名無しさん@ピンキー
14/01/04 22:46:55.78 zbHACvex
>>458
イイハナシダナー

468:名無しさん@ピンキー
14/01/04 23:00:26.25 qDDeiFFn
>>458

まさかの青葉の時代か。
いい時代になったもんだ

469:名無しさん@ピンキー
14/01/04 23:26:16.67 58sob3hK
感想ありがとうです皆様。
実は、外見アレで誤解されるけど良い人なオーク提督ネタ(これももう一種のテンプレですね)だけ思いついて、
どうやって短い尺にまとめようかがなかなか決まらず塩漬けになってた所に、
このスレの青葉ネタを見て、青葉を仕掛け人にすりゃいけるんじゃね?と書き上がった次第。
いやー青葉すごいポテンシャルですわ。

470:名無しさん@ピンキー
14/01/04 23:44:29.61 HP6Hxmt5
オーク提督閣下素晴らしかったです。
きっと罵倒されながら、傷付けないように爪をしっかり切ったり
雑菌が入らないように消毒用のアルコールを手配したりしてるんだ

471:名無しさん@ピンキー
14/01/04 23:46:06.97 aMs/eO/A
コミックアンソロとかでも青葉が良く出てくるよね
やっぱ動かしやすいキャラなんすかね?

472:名無しさん@ピンキー
14/01/04 23:50:35.95 3WNs2akA
某東の方の鴉天狗とキャラがほとんど同じようになってるからね

473:名無しさん@ピンキー
14/01/05 00:00:53.05 0zMP2IMm
>>417

青葉…、かなしいのぉ…かなしいのぉ……
提督の愛と恩人の古鷹への気持ちの葛藤…


どこかに青葉と提督が幸せな関係になってる鎮守府は無いんですか?
救いはないんですか!?(ガチムチ兄貴の言い方で)

474:名無しさん@ピンキー
14/01/05 00:05:10.00 3H1Igv7c
>>473
無いなら作れば(書けば)いいじゃない!

475:名無しさん@ピンキー
14/01/05 00:14:01.49 5L5owoIm
>>473
出来れば三人とも幸せな方向で……

476:名無しさん@ピンキー
14/01/05 02:42:06.42 fTHLMUbl
済みません、まとめwikiの訂正のお願いです。
どこに書いていいのかわからなかったのでこちらにて何卒ご容赦を。
第一スレの提督×響を書いた者ですが、
748,749,750の分が飛んだ状態で収録されているようです。
お手数ですが、追加修正頂ければ幸いです。

477:名無しさん@ピンキー
14/01/05 05:39:39.61 bR/DbQQs
大建造2連続霧島だったorz
艦隊の頭脳(笑)はもういらないよ

478:名無しさん@ピンキー
14/01/05 07:57:52.70 AySsU705
あ、マイクチェックすっぞオラァ

479:名無しさん@ピンキー
14/01/05 09:49:14.95 c0qw50dD
指令レベル21だがE-2四回目の挑戦イオナ旗艦でカーニバルさんを八つ裂きにしたら瑞鳳ちゃんが出てくてくれたぜ
なおその時のボスドロップは少し前に手に入れていた舞風がダブりました
これから使っていくうちに知らなかった魅力が見えてきそうで楽しみです

480:名無しさん@ピンキー
14/01/05 11:59:23.73 goiQ+pyG
>>476
抜けててすみません 直しましたよー

481:名無しさん@ピンキー
14/01/05 15:49:35.31 V7jxdwd0
はわわ、>>390を書いてたら少し見ない間に青葉が増えてて、戸惑ったのです。

482:名無しさん@ピンキー
14/01/05 17:12:28.20 rOjlWDS7
過去スレ漁ったけど4スレ目355からの鳳翔さんものもなかった気がする

483:名無しさん@ピンキー
14/01/05 17:47:32.59 EmWX1g9M
大井さんに触った時、良いんですけど…と流してもらえる場合と魚雷を向けられる場合って何が違うんだろう
やっぱり触った場所なのかな

484:名無しさん@ピンキー
14/01/05 17:59:04.89 goiQ+pyG
>>482
気付いてなかった、どうもです
作者さんすみません

485:名無しさん@ピンキー
14/01/05 19:30:21.97 YkrGHNZz
>>483
大井は魚雷命だから魚雷発射管を傷つけられるとキレるし同じく魚雷満載の北上さまが傷つくとキレる
つまり魚雷を触ると怒るけどそれ以外は満更でもないのではないかと

486:名無しさん@ピンキー
14/01/05 19:37:41.87 sTxFo7WT
つまりその胸部装備の大きく柔らかい威力充分そうな奴はOKなんだな!

487:名無しさん@ピンキー
14/01/05 20:57:08.86 M6NXtm2m
>>486
おっぱいミサイル(魚雷)、あるいは甲標的発艦ハッチという可能性を考えなかったのか……

488:476
14/01/05 22:55:41.16 fTHLMUbl
>>480
お手数お掛け致しました。ありがとうございます。

489:407
14/01/06 00:22:28.04 aCwxvcEm
沢山のご感想ありがとうございます。
ジュウコンカッコカリさせられないものかなぁ…

490:名無しさん@ピンキー
14/01/06 01:30:07.87 UjW6yUCU
>>489

特定の組み合わせで、重婚フラグに立てるとヤンデレ化になりそう(小並感)

491:名無しさん@ピンキー
14/01/06 01:39:16.20 YUbeUPwn
?「ここは譲れません…」
?「はい…榛名は大丈夫です…」

(アカン)

492:名無しさん@ピンキー
14/01/06 07:08:47.06 2gcd1UvS
>>485-487
逆に魚雷をプレゼントしたら気分よく触らせてもらえないだろうか
おしりに肉魚雷をスリスリする

493:名無しさん@ピンキー
14/01/06 14:06:32.44 X1nA29UI
ここで聞くのもなんなんだけど
ゲームの事で無く艦娘の設定の事をどこで聞けばいいのか解らんので
取りあえずここしかないんで・・・(汗

・艦娘個人(娘形態)のマジ肉体能力(戦闘力?)って公式設定だと、どう言う感じ?
・某 霧の艦隊みたいに娘と艦を同時見たいなこと出来るの?

494:名無しさん@ピンキー
14/01/06 14:12:41.05 79pwY2+V
>>493
解らん。というか公式ノベライズでも解釈が全く違うものとかもある。

陽炎主人公のだと普通に志願兵で生身、艤装は鎧のように着けるって解釈だし、
瑞鶴主人公のは史実艦として一度沈没してから転生したという解釈。こちらはアルペジオのようなメンタルモデルタイプ。

495:名無しさん@ピンキー
14/01/06 14:28:43.16 OF5QlOtN
>>493

>>494の人も言ってるとおり、現状明確な公式設定がない(というか各人の解釈に任せている)ようなので
自分なりの解釈でいいかと
ここのスレで挙がってた解釈でも
・生身の女の子が艤装して水上スケート戦闘
・スタンドのごとく実際の戦艦を召還

とかあったし

496:名無しさん@ピンキー
14/01/06 15:14:44.49 X1nA29UI
・・・ほむ・・・
と言う事は俺設定とかでもいい訳ですね?…

艦これ架空戦記で艦娘全員&ヲちゃん、EU(バラドゲーのアレ)世界に…
みたいなのを妄想中で…

497:名無しさん@ピンキー
14/01/06 16:11:32.63 DvfwJWEv
水上スケートで描かれたりすること多いけど
うちは召還した艦に乗って出撃して提督も旗艦に同乗してる設定だなぁ
艦娘がつけてる武装は乗ってる艦の武装にリンクしてるとかそうゆう設定で解釈してる

武装のサイズ表記とかいろいろ考えちゃうし艦隊決戦が好きっていうのもある
後はやっぱ一緒に同行したい

498:名無しさん@ピンキー
14/01/06 16:13:40.56 eyw+0E5k
>>489
ケッコンシステムはジュウコン可能の予定って何処かで聞いた覚えがある
加賀さんとか大井っちとか島風あたりは許してくれなさそうだけど

499:名無しさん@ピンキー
14/01/06 16:43:59.72 X1nA29UI
>>498
なに・・・その時は必死に(チンポで)セットクするんだ…w
いつかはちゃんと判ってくれるさ・・・堕ちればw

とりあえず
「アルペジオのメンタルモデル設定の一部」+「体力・握力・パンチ力=艦エンジン出力(白目」にしました

500:名無しさん@ピンキー
14/01/06 17:19:20.93 cxfJfwfL
>>499
何その説得方法
いいぞもっとやれ

・・・つまりこうですね?
提督「北上さんとの仲を認めてくれ大井」
大井「いやです」
提督「むしろ俺とジュウコンしてくれ」
大井「お断りします」

やっぱり提督のチ○ポには勝てなかったよ

501:名無しさん@ピンキー
14/01/06 17:20:54.99 cxfJfwfL
↑提督のセリフ北上さんじゃなくて普通に北上と呼び捨ての方がいいな

502:名無しさん@ピンキー
14/01/06 18:21:08.56 2gM7W2u9

「北上……」
「様を付けろこのクソ提督が」

503:名無しさん@ピンキー
14/01/06 18:46:08.38 slT2LI2A

「北上『様』だ、豚が!」ゴキリ
とかされそう

504:名無しさん@ピンキー
14/01/06 18:48:57.35 2pjql8e8
>>496
こういう設定もあるぜ
URLリンク(www.pixiv.net)
水上スケート方式だと見栄えはいいけど魚雷が当たらないという欠陥が
俺は膝程度にまで浸かってる派、陽炎抜錨でも靴に主機が付いてる設定だったはず

505:名無しさん@ピンキー
14/01/06 18:54:32.52 79pwY2+V
>>504
進軍中の絵面がW一話の「つづく」なアレなのもあったよなw

506:発の魚雷つきだして航行した日本の輸送船があったり



507:名無しさん@ピンキー
14/01/06 23:23:27.12 07vOkUXb
>>512
まあ、エロパロやる以上具体的な描写が要るもんね
自分の作品がどれになるのかくらいは意識はしときたい

508:名無しさん@ピンキー
14/01/06 23:26:21.41 fCucHa2C
解釈の幅が広がりすぎてるとかえって難しいな
一つの媒体で複数混在なら色々やりやすいけど

まあこれといった答えがない故に間違いもほとんどないな
例えばクロスオーバーとかで、艦娘はアルペジオクロスでメンタルモデルの別パターンとか
ダイターンクロスでメガノイド(巨大化できるサイボーグ)とか
深海棲艦はダルタニアスクロスでツインボーグ(二つの生物と機械を合成)とか
色々と組み合わせたりできて脳内妄想が広がるくらい自由で懐が深いと思う

>>498
ズッコンシステムに見えたが間違いではないな

>>503
「厳密には『さま』だ、豚が……」コキャ とカウンター
艦娘がアンドロイドならそんな冗談も日常茶飯事かも

509:名無しさん@ピンキー
14/01/06 23:30:24.93 bBnALk+N
駆逐艦や軽巡が水面に浮いてる図は様になるけど戦艦級が浮いてたら不格好だよな。

510:名無しさん@ピンキー
14/01/06 23:37:19.77 eyw+0E5k
そろそろここで話す話題じゃなくなってるぜ
問題なのはエロいことできる体があるかどうかってところでそこから先は個々人が勝手に考えて決めればいいさ

511:名無しさん@ピンキー
14/01/06 23:41:44.89 fCucHa2C
艦娘のパワーとかがどうなのかも気になる
艦と同じくらいなら、平常時はセーブできるとしても
反射的にパワーを解放してしまってブチィ、グキッとなりうる可能性も出てきて
髪の毛でコくのが一番安全ってことにもなりかねないし

512:名無しさん@ピンキー
14/01/06 23:43:06.39 Mi3EMbbe
某深淵ソロモン派遣府の、
・基本、身体に装備して戦っている
・成長に伴って装備を変えてゆく中で、装備として『巨大艦影』を得る者もいる(主に戦艦)
ってのが好きかなー

513:名無しさん@ピンキー
14/01/07 00:12:27.40 B75Tucov
艦娘っ深海棲艦は表裏一体説があるが
RJさんがヲ級にされかけるも不屈の意思で首から下だけがヲ級化して
結果的にスタイルよいRJ、ってのを妄想した

514:名無しさん@ピンキー
14/01/07 00:33:58.78 6Sv1dn/6
メンタルモデルみたいな形式で、本体の艦娘とは別に戦艦体が具現化できるってパターンだと
私(艦体)の中で膣内(なか)に入れられちゃってる!」って事もできるのか

あるいは「私の一番大事なトコロ(機関部)でこんな事するなんて…」みたいな

まあ早い話が自分自身をラブホテル代わりにしてるだけなんだが

515:名無しさん@ピンキー
14/01/07 00:34:48.74 6Sv1dn/6
>>520
一瞬何故か首から下がヌ級のイメージが浮かんだ
ホラーすぎる…

516:名無しさん@ピンキー
14/01/07 00:34:50.79 tk8bRzb5
瑞鶴主人公のラノベって水上スキーじゃないんだ。読んでみたいんだけど単行本?で売ってたかな?

517:名無しさん@ピンキー
14/01/07 00:35:51.74 f9Uc3ziY
瑞鶴のやつは確か2月にラノベ単行本でるはず

518:名無しさん@ピンキー
14/01/07 00:49:23.92 tk8bRzb5
>>524
サンクス

519:名無しさん@ピンキー
14/01/07 01:26:44.03 aZcrV4h2
船御霊と集合的無意識が色々なってうまれる実体のある不思議存在というのもありや
具体的にはペルソナのクマのようにさ
レベルが上がる≒心が成長するみたいな感じで

520:スターリン
14/01/07 02:05:11.24 F4+9etal
摩耶です。
3スレ目に投下した、建艦された艦娘が狂信的な話の続きです。
ヤンデレと修羅場が入っているので、苦手な方はスルーをお願いします。


『雲外鏡』


 提督の前に、青い服を着た長い銀髪の少女が立っていた。
 人間でも艦娘でもない彼女を前に、ラバウル赤旗艦隊の艦娘たちは、ドロップ組も建艦組も等しく、
好奇の目を彼女に送っている。

「霧の艦隊?」

 提督が眉を吊り上げると、机の前に立った、霧の艦艇のメンタルモデル―イオナは、周囲の奇
異の視線も意に介さず、悪びれた様子もなく言った。

「そう。私もその一つ。霧の艦艇イ-401、そのメンタルモデル」

 提督は手元の報告書へ目を落とした。新たな敵勢力に関する情報が記されていた。すでに霧の
艦隊と交戦した他の提督が鎮守府で公表したものだ。
 手短に目を通してから、提督は書類を机上へ投げた。

「よくわからんが、その霧の艦隊は深海棲艦と共同行動をとってるんだな? では絶滅させる。そう
だな、長門」

 長い黒髪の美女―戦艦・長門は夢見るような微笑を浮かべた。

「造物主殿……お父様。長門が、この身に代えても絶滅する」
「んー、絶滅は、できるかどうかわかりませんが」

 建艦組の長門と違って、ドロップ組の重雷装巡洋艦・北上は、彼女の上官と同僚が用いた奇妙な
単語に渋面を作りつつ言った。

「私も大井っちも強化されましたし、もう並大抵の敵艦隊には負けませんよ」

 イオナが表情を動かさずに言った。

521:スターリン
14/01/07 02:05:52.13 F4+9etal
「絶滅? それは困る。私はいずれ群像や僧たちの元へ帰らなくてはならない」
「そうなのか?」
「提督。何故おなかを見ようとするの?」

 彼女の服をめくりながら尋ねた提督に、イオナは静かな目を向けた。彼女の白い腹部を観察する
と、提督はイオナの服から手を離して、彼女を見下ろした。

「君は味方だろう。味方は殺さん。では本隊に帰投するまでよろしく、イオナ」


 
「ごめん、司令官。悪いんだけどさ、ちょっと休ませてもらってもいい?」

 霧の艦隊とラバウル赤旗艦隊が光線を開始して数日が経過した。幾度目かの出撃から帰投した
北上は、いくらか申し訳なさそうに申告すると、提督は合点のいった表情で首肯した。

「しばらく第一線を任せっぱなしだったな。問題ない。君の雷撃は艦隊の誇りだ」
「あはは、ありがとね、司令官。直したらすぐ帰って来るから」

 北上が答えると、提督は、二人の様子を部屋の隅から楽しそうに伺っている、彼が建艦した、もう
一人の北上に冷たい目を向けた。

「では北上。しばらく北上さんの代わりをお前に任せよう。準備はいいな?」
「もちろんだよ、司令官」

 建艦組の北上は、新しい殺戮ゲームへの期待を隠さずに答えた。彼女は、ドロップして艦隊に組
み入れられた北上と同様、二段階の改造を終え、もう一人の彼女に劣らない攻撃力をすでに身に
つけている。
 提督は彼女に歩み寄ると、建艦組の北上の目を見返して言った。

「まだお前が戦ったことのない敵だ。用心しろ」

 ドロップ組の北上も、気をつけろと言われたことがあった。だが、提督は、彼女の頬に手を添え、
彼女の瞳を覗き込んだりはしなかった。提督が建艦組の北上の顎に手をやると、彼女は陶然と目を
閉じた。

522:スターリン
14/01/07 02:06:48.09 F4+9etal
「ん、ちゅ、司令官、ん……」

 彼女は提督と唇を重ね、さらに彼を求めて提督の胸にすがりついた。
 彼の舌に唇を嘗められ、歯をなぞられ、涎を垂らして、建艦組の北上はキスを受け容れ続ける。

「は、あう……ふふ、造物主様……」

 建艦組の北上が提督から唇を離すと、唾液が糸を引いて、二人の間に淫靡な弧を描いた。ぼうっ
とした表情の彼女の頬に提督が手を伸ばし、頬をついた唾液を指で拭うと、彼に建艦された北上
は、その指先を唇に含み、唾液をゆっくり嘗め取ってみせた。
 建艦組の北上が、名残惜しげにピンク色の舌で彼の指をひと嘗めすると、提督は言った。

「死ぬなよ」
「うん」

 建艦された北上は提督に蕩けた目を向けた。そんな二人を、ドロップ組の北上は複雑な表情で
見つめていた。建艦組の北上はその視線に気づくと、もう一人の自分へ、あからさまな悪意の目を
向けた。

「ゆっくり入渠してきなよ、ドロップ組の私。仕事と造物主様は私に任せてさあ。そうだね、2,3世紀
くらい入っててくれてもいいよ」
「……司令官、すぐ戻るよ」

 北上は抑制の利いた声で提督に言い足すと、建艦組の北上が露骨な嘲笑とともに言った。

「ねえ、ドロップした私。出撃中の私に万が一のことがあったら、司令官を頼むね。……じゃ、よろし
くね、大井っち」

 建艦組の北上に手を振られて、重雷装巡洋艦・大井は、彼女が愛する友人と同じ姿の艦娘に複
雑な目を向けた。大井は、彼女の友人の北上と同様、提督が作った艦娘ではなかった。
 提督は嘆息した。

「北上、北上さんをからかうのはやめろ。俺は君たちを一人も沈めるつもりはない」
「はーい」
「加賀、お前も出番だ。北上と一緒に、殺せるだけ殺してこい」
「造物主様の仰せのままに」

523:スターリン
14/01/07 02:07:25.14 F4+9etal
 恭順と一礼した正規空母・加賀は、頭を上げるや大井に冷淡な目を向けた。

「ドロップ組の子ですか。どこの海域で拾われたか知りませんが、私たちの足を引っ張らないで」

 スターリン主義に特有の被害妄想だった。
 提督と、彼に盲従する建艦組たちによって、この鎮守府は異形の突然変異を起こしつつあった。
現実的な実用主義と、古代ペルシャ式の権威主義が同居することで、艦隊は末期のアレクサンドロ
ス大王と同じく、バルカン半島往年の僭主政のようなものへと堕落していた。


 
「通商破壊作戦は上首尾か。よくやった、摩耶」

 机の上に健康的な脚線美を投げ出して、重巡洋艦・摩耶は満面の笑顔で答えた。燃料の増加量
を書き入れながら、提督は摩耶の太ももを撫でた。健康的に締まった摩耶の足は、ある種の猫科の
動物を思わせる。任務の疲れをねぎらって、提督は摩耶の足を撫で続けた。

「メンタルモデル勢は強力だが、消費する資材が比較にならんな」

 提督は手元に置いてあったレーニン全集の一冊を開いた。そこには、ロシア内戦中、この冷酷な
理想主義者が各前線に送った命令も収録されている。

「“石油がなければ……戦争ができない”」

 皮肉に満ちた口調で口にすると、彼は諧謔に満ちた笑声を零した。

「初めて吹雪と始めた時には、想像もつかなかった状況だ。あの時は、俺が戦艦や空母を編成して、
艦隊を運用する資材にすら困るようになるなんて、夢にも思わなかった」

 吹雪の名が出た途端、摩耶はとたんに不機嫌になった。

「ふん。で、初代秘書艦様は、いったいどこだよ?」
「鼠輸送作戦だ。海上護衛任務から戻ってすぐにな。さすがだよ、吹雪は」

 摩耶は舌打ちした。
 吹雪がこの艦隊の最古参なら、摩耶は建艦組の艦娘たちの長姉だった。提督が初めて建艦した

524:スターリン
14/01/07 02:08:09.58 F4+9etal
大型艦の摩耶は、空母や戦艦が艦隊に加わるまで、強敵の空母ヲ級も、戦艦ル級も、全部沈めて
きた。摩耶は彼のもっとも苦しい時期を支えたのだ。
 提督の一番は自分だ。
 そう自負する摩耶は、提督が建艦組の姉妹たちと肉体関係を持っても、些末なこととしか思わな
かった。だが、自分より長く艦隊に所属する吹雪には、埋めようのない差を感じていた。
 提督が、ドロップ組の艦娘に一切手をつけないことにも、摩耶は当初、建艦組の多くと同じように、
優越感を抱いていた。だが、吹雪の場合に限っては、彼女だけが特別扱いされているように思えて、
今ではどこか不愉快だった。
 愛してるって言われたことがあっても、特別だって言われたことは一回もないんだぞ、くそっ。
 摩耶の締まった腰を自然な動作で抱き寄せると、提督は彼女の白い首筋に幾重にもキスを落とし
ていく。吸血鬼のキスに神経を焼かれながら、摩耶は口にした。

「なあ提督。吹雪は特別なのか?」

 提督は鼻先を彼女の首筋へ埋めた。

「ひゃん!」

 卒然に首筋を舌先でなぞられて、摩耶は普段とは違った様子の声を上げた。声を上げてから、顔
を真っ赤にして、悔しそうに提督を睨みつける摩耶を、提督は冷めた目で見返した。彼は摩耶の額
に、駄々っ子を寝かしつけるようなキスを落とした。
 提督は摩耶とキスしながら、彼女の胸元のリボンを解いていくと、真っ白な胸を晒させた。ブラジャ
ーをずらすと、期待に震えている先端をひと嘗めし、もう片方をやさしく揉んでいく。摩耶が口元を
押さえ、生娘のように声を抑えていると、提督は彼女の胸元から冷たい目を向けた。

「スターリンは、役に立たなければ友達でも殺したよ」
「はあ? それ、ちゃんと答えてんのかよ……あう」

 摩耶が柳眉を吊り上げると、いつのまにか摩耶の股に添えられていた提督の指が、下着の裏に
滑り込み、摩耶の中へ入った。提督が軽く摩耶の中で指を動かすと、彼女は切なく喘いだ。摩耶の
反応を楽しんで幾度も指を動かす提督から、摩耶は気恥ずかしげに顔をそらした。

「お前は敏感だからな」
「変なこと言うな! 提督のバカ!」

 摩耶が無感情に言ってのける提督の胸に拳を叩きつけると、提督は摩耶の栗色の髪に手を添え、
有無を言わさず彼女を抱き寄せた。

525:スターリン
14/01/07 02:08:42.60 F4+9etal
「この口か」
「んっ、ちゅぷ、あん……こら、息が……ちゅ、ん、ふ……できないってばあ……」

 提督が強引に摩耶の唇を奪うと、口では逆らいながら、摩耶は自分の中に侵入した舌に自分の
舌を絡めた。提督が送り込んでくる猛毒に満ちた液をすべて飲み干すと、彼女は提督の腕の中で
脱力した。
 摩耶が、熱に浮かされた顔で胸を上下させている前で、提督はベルトを緩めて黒々とした怒張を
露出させた。助けを求めるように摩耶が見上げると、彼女の創造主は恬淡に命じた。

「ほら、脱げ」
「う、うん……」

 提督の唾液で口と胸元を濡らした摩耶は、もう彼に弄ばれて脱げかかっている白い下着に指を
差し入れた。提督は、彼の蹂躙を待ち焦がれている摩耶を丁寧に机の上へ横たえた。

「綺麗だ」

 こめかみにキスされ、摩耶は咽び泣いた。

「バカぁ」

 足をゆっくり広げられ、太ももの裏側を提督の充血した先端がなぞっていくと、摩耶の背筋に戦闘
や殺戮とは違った甘美な電流が走った。摩耶は頬に手が触れられ、熱く滾った肉の塊が、欲望の
捌け口を求めて自分にあてがわれるのを感じた。
 目を閉じた摩耶は、子供のように身を縮こまらせた。
 提督はそんな彼女を楽しそうに見下ろし、一気に貫いた。

「んッあ、うあッ!」

 悲鳴のような声を上げ、摩耶は背をのけぞらせる。
 上の口からも下の口からも涎を垂らす摩耶に覆いかぶさり、提督はまた唇を重ねた。
 彼の首に手を回す摩耶の唇を貪りながら、提督は彼の唾液で汚された彼女の胸に手をやった。
吸い付くような柔らかい胸を好き放題に弄ばれて、摩耶は目尻から涙を零した。

「あう、提督……」

526:スターリン
14/01/07 02:09:15.67 F4+9etal
 提督は摩耶の涙を嘗め取ると、彼女の真っ白な片足を持ち上げ、側位の体勢へ持っていった。
 摩耶のすらりと伸びる足を抱きしめると、摩耶の締まった体は柔らかな弾力で押し返してくる。提
督はさっきと同じように無言のまま、摩耶の一番奥を思い切り突いた。

「ひゃう!」

 摩耶の嬌声と、彼の動きに合わせて揺れ動く彼女の胸、ぶつかる体を押し返す柔らかい弾力、そ
れから彼女の潤んだ瞳に、提督は唇を歪めた。唇を嘗め、彼は摩耶に思い切り突き入れ始めた。

「あ、あ、あ、あ……」

 提督は摩耶の尻に指を喰い込ませると、子宮の入り口に先端を押し付けて擦ってやった。お気に
入りの場所を責められ、摩耶は両足を提督の腰に絡みつけた。
 摩耶はこの上なく淫靡な笑顔を浮かべた。

「あは」

 摩耶の真っ白な胸も手で楽しみながら、提督は叩きつけるように腰を動かし、摩耶を思うさま掻き
回した。彼の胸にしがみついた摩耶は、呂律の回らない舌で嬌声を漏らしながら、自分でも尻を振
り出した。
 摩耶のしなやかな上半身を抱きしめ、提督は彼女の期待に応えた。
 悶える摩耶が垂れ流す粘液を潤滑油に、力を込めて彼女の一番奥を突き上げる。提督の体を挟
んで伸びた摩耶のつま先が、彼女の喘鳴に合わせて震えた。
 提督の胸に包まれ、摩耶は彼を見上げた。涙の浮かぶ目で彼女は懇請した。

「キスして……」
「好きだな、本当」

 提督は今日で一番優しくキスした。
 唇を舌でなぞられ、摩耶は甘い息を漏らした。

「ん、う、すご……幸せ……ん……」

 提督を胸元に抱きしめ、摩耶は消え入るような声を漏らした。摩耶の熱い肉に、肉の剣全体を締
め上げられ、提督は最後の仕上げにかかった。

「提督、このまま、中に……」

527:スターリン
14/01/07 02:09:53.85 F4+9etal
 溶かされるような快楽と摩耶の声に促され、提督は歯を食い縛った。摩耶の尻に思い切り指を喰
い込ませながら、最後の一突きを打ち込むと、提督は彼女の中に溜まりに溜まった情欲をぶち撒け
た。断続的に遺伝子を注ぎ込む提督の動きを感じ、摩耶は満足しきった顔を浮かべた。
 絶頂の余韻に浸り、冷めやらぬ熱を楽しみながら、摩耶は提督の胸元に顔を埋めた。

「えへへ」

 提督はそんな彼女の頭を見下ろした。

「どうした?」
「なんでもない! あたし、提督のいちばんがあたしだって知ってるもん」
「そうだな」

 嬉しそうに笑っている摩耶の頭を抱いてやりながら、提督は言った。

「一番の重巡洋艦だな」



 轟然―
 爆音とともに、引きちぎられた手足や砕け散った艤装が夜の海上に飛び散った。火薬と重油のに
おいを漂わせ、さざ波に揺れる海面に、血の気が引いた大井の顔が映っている。

「あ、あのね、北上さん……」
「新しい艦娘は、ドロップしなかった」

 北上ではなく、長門の断固たる声が落ちた。腕を組んだ長身の美女は、血の混じった水面に浮き
沈みしている肉と鉄の欠片を、死刑執行人のように冷然と見下ろした。

「遺憾ながら、想定外の夜戦で弾薬を消費してしまった。だが、造物主殿もお喜びになるだろう。深
海棲艦を予定よりも一匹多く沈めたのだからな」
「そうですね、長門。造物主様は仰せられました。殺せるだけ殺せと」

 長門と加賀が平然と宣言する中、建艦組の北上はけらけらと笑った。

「だよね。私たちは深海棲艦を殺したんだからね」

Das Ende/Koniec/Конец/おわり

528:スターリン
14/01/07 02:12:38.91 F4+9etal
>>528

×霧の艦隊とラバウル赤旗艦隊が光線を開始して数日が経過した。
○霧の艦隊とラバウル赤旗艦隊が交戦を開始して数日が経過した。
お恥ずかしい……失礼しました。

ドロップした船と同じ船が建艦で出たりしたら、二人はどうすんでしょうね。
比叡ちゃんとかだったら、お姉さまが増えた、って喜ぶんでしょうか。

529:名無しさん@ピンキー
14/01/07 02:27:43.48 6Sv1dn/6
何となくフランケンシュタインの怪物をモチーフにした作品に通じる物がある気がする
惹かれる物がったのであとで前のも見てみようと思います

530:名無しさん@ピンキー
14/01/07 02:43:22.79 9HUMPQz3
ラバウルのことだしMNB対超重力砲なのかと

531:名無しさん@ピンキー
14/01/07 03:12:54.85 x23/9Vaf
島風の非エロです
あまり書かれないようなのでテコ入れ

【独自設定】
・提督は霊的な力を認められてこの鎮守府に着任した(左遷ともいう)
・提督は艦娘の前世の一部をぼんやり視(み)ることができる。
でもすごく疲れるからあまり視ない
前世を視るときの体感時間は長いが、実時間は一瞬。
没入するまでの集中に時間がかかる
・艦娘は人ではなくあくまで艤装の精霊のようなもので、半分神格化している
・本体である艤装は建造や改修などの際、資材に霊的儀式を混ぜて行う
・霊的密度の高まった艦娘(LV99)は人と契ることが可能
・鎮守府にきた艦娘たちは魂の一部、末端であり、
本当の彼女たちの魂は今も海底に眠っている
・同じ艦娘(ダブり)はその魂から顕現するが目覚めてからの記憶はリンクしない
・改修素材になる艦娘の魂は大本の魂に還り、わずかながら大本の魂の浄化になる
・轟沈も同じ
・艦娘の大本の魂が(平和など各艦娘ごとに違うが)願い続ける限り艦娘は顕現し続ける
・一部の艦娘は今も悪夢にとらわれている
・鎮守府の仕事はその魂の解放である


最近島風が速いとか遅いとかうるさ・・・周りから孤立していると感じてしまった提督
島風を良く知るために前世を視ることに

島風「おそいおそいおっそーいー!」
提督「・・・」
島風「てーとく遅すぎー!まだ終わらないのー?」
提督「しばらく静かにしてくれないか?島風」
島風「ぶーぶー。早くしてよね?てーとくー」
提督「島風は堪え性がないな。・・・・・・よし、始めるぞ」
島風「もー、待ちくたびれちゃったよー。早くしてよ!はーやーくー」
島風をやさしく諭すと提督はおもむろに島風の額に手を当て印を結ぶ。
特に呪文らしきものも唱えず何ともあっさりとした方法だが
相手の魂の起源を遡る行為はかなり難度の高い術である。

532:名無しさん@ピンキー
14/01/07 03:14:12.92 x23/9Vaf
かくして島風の記憶に没入した。

??「速くあれ、速く有れかし」
??「速くあれ、速く有れかし」

提督「なんだ?・・・ここは・・・工廠か?」

??(大勢の声)「初代のごとく、帝国海軍最速であれ!!」
兵型(島風)「(速く!速くならなきゃ!絶対速くなってみせるんだから!)」

提督「これは・・・当時の海軍の声・・・いや期待か。島風にはこう聞こえていたという事か・・・」
提督「時期的に見て2代目島風は建造途中といったところだな」
提督「だが、因果が薄い・・・。どうやら速度に拘る一番の要因ではないようだ。・・・次」

そういうと映像がぐんにゃりと変わり、舞台が移ろうとしていた

〜 ザザ・・ザ・・(ノイズ) 〜


しまかぜ「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ------!!」
提督「しまかぜ・・・。泣いているのか」
ふと横を見ると第一号型哨戒艇(初代島風)撃沈を知らせる電文が目に留まる
提督「-------」
帽子を目深にかぶり島風に手を伸ばす。
触れること能わずともそうせずにはいられなかった。
提督「(だが、ここも違うのか・・・)」

533:名無しさん@ピンキー
14/01/07 03:14:44.54 x23/9Vaf
〜 ザザザ・・ザザ・・・・(ノイズ) 〜


しまかぜ「○月×日ヒトマルマルマル。本日も護衛任務着任します。・・・・。」
握りしめた拳は細かく震えていた。

提督「低速輸送船の護衛任務・・・か。」
普段の島風からは想像もつかない沈痛な面持ちで出航していく様は
先ほど見てきた過去からその心うちが伺える。

提督「速くあれと創られ、先代から最速を引き継ぎ、だがその速度を生かせず」
提督「(すでに天龍ほか多数の艦が沈められている中でのこれは・・・)」

提督「・・・次」


〜 ザ・・ザザ・・・・(ノイズ) 〜


提督「だいぶ時代がとんだな・・・。それにここは・・・」
あたりは白煙に包まれ視界が悪い。
先ほどから迫撃砲や機銃の音で耳が痛い。
間違えようもなく戦場のど真ん中なのだろう。

ドーン・・・!!ドドーーン!!!
ブーン・・・ヒュー・・・バラララララ!!ドゴーン!!

白煙・・・弾幕を抜け出ると、上空を無数の敵艦載機が飛び交い、
その大編隊は空を黒く覆い尽くしていた。
その数350機近くだったと聞く。
護衛対象の輸送船はすでに撃沈されてしまったのだろう。姿は見えなかった。
島風は雷装を投棄、その速力を生かして対空戦をしていた。
暁色の空は、今が夕刻だと教えてくれた。

534:名無しさん@ピンキー
14/01/07 03:15:43.55 x23/9Vaf
島風「もっと・・・」


島風「もっと・・・もっと速く!」

驚くべき運動性能で直撃弾をすべて回避している島風だが
至近弾と機銃掃射で体中から血を流している。


島風「もっと速く・・・!!速く!!」


提督「ッ!!」
見ていられなかった。
もはや船団は壊滅し島風のほかに朝霜(艦これ未実装)しか残っておらず、
しかし当時の提督は機銃掃射で絶命し、
なおも激しい交戦をつづける島風にはその事実を把握する手段などなく・・・。
至近弾2発を食らい、もはや航行不可能となる。

悉く回避し続ける島風に恐怖を抱き集中攻撃で何としてでも落とそうとしたとは聞いたが
これだけ攻撃しないと落とせない駆逐艦はそうそういるものではない。
これでは朝霜が救援を断念するのもわかるというほどの苛烈さだった。

島風「もっと・・・はや・・・」


提督「島風・・・お前の速さへの渇望はここなんだな?」
目を見開き、彼女の最後を見届ける覚悟を決める。

島風「まだ・・やれる・・・」

視界などとっくに塞がれ、満身創痍のはずだ。

島風「もっ・・・と・・」

もはや舵は効かない。応急修理も間に合わない。

島風「はや・・・く・・」

ドオォォン・・・・・・

それまで酷使され続けたボイラーは最後の断末魔を上げる
爆炎が上がり、沈んでゆく。

提督「-------------」

沈みゆく彼女は何を思ったのだろうか。
彼女は速さで何を成さんとしていたのだろうか。

---静かに、夕暮れに染まる海は赤々と染まっていた。


提督「・・・帰還する」


〜 ザ・・ザザ・・・・(ノイズ) 〜

535:名無しさん@ピンキー
14/01/07 03:17:05.27 x23/9Vaf
島風「うぅ〜ん・・むにゃむにゃ。もっとはやくぅ・・・すやすや」

魂の記憶に没入してからほんの数刻と思われるが
島風は完全に寝入ってしまったようだ。
どうやら術につかれて自分も一緒に寝てしまっていたようだ。

提督「・・・」

上着をかけてやると、幸せそうな島風の顔に涙の跡が見える。
この術を使うと対象者も同じ夢を見る。

提督「つらい夢を見せたようだ。・・・すまなかった」
そういうとそっと頬の涙の後をなぞる。

島風「むにゃ・・・てーとくぅ・・かけっこぁ・・・まえませんぉ〜」
かけっこは負けませんよと言いたいらしい。

提督「ふっ。おまえらしい。今度また、かけっこしような」

そういうと提督執務室の窓から外を眺める。
すっかり日は暮れて夕方になっていた。
そこには先ほど見た赤い水平線がどこまでも広がっていた。




後日、提督により島風の話を聞いた艦娘たちにより、かけっこ大会が開催された。
優勝した島風はご満悦のご様子。
言うまでもなくかけっこで惨敗した提督であった。
以後鎮守府では速さを自慢する島風を優しく見守る艦娘が増えたとかなんとか。

以上です。

なお、島風の他に同型艦の建造予定では
山雨、秋雨、夏雨、早雨、高潮、秋潮、春潮、若潮
と続くはずだったそうですが
艦これで夢の実装するといいなぁ。
多すぎて無理かなw


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