【なんでもあり】人外と人間でハァハァするスレ7 at EROPARO
[bbspink|▼Menu]
[前50を表示]
400:名無しさん@ピンキー
12/07/05 03:07:43.37 VlrJsvvj
乱文失礼しました
続きは暫くお待ちください

401:名無しさん@ピンキー
12/07/06 10:56:20.83 HJNg0X0F
どんどん魚人がギャグにw
人間×人外もいいね

402:名無しさん@ピンキー
12/07/06 23:21:29.75 2Tmb9WD5
女の子がノリノリで人外男を犯すとかGJ以外のなにものでもない!
後半も全裸待機

403:名無しさん@ピンキー
12/07/16 01:19:04.97 GWnI67Cz
復活した。

404:名無しさん@ピンキー
12/07/23 22:09:08.85 WZ9+J+OP
暗殺教室の殺せんせーがいい触手紳士

405:名無しさん@ピンキー
12/07/24 04:10:21.48 aliL3JPn
殺せんせーはイケ触手すぐるな

406:名無しさん@ピンキー
12/07/25 00:36:34.58 1KAyAq9a
先生に惚れる女子生徒が出てくるに違いない

407:名無しさん@ピンキー
12/08/01 21:42:02.74 sky0eR0+
・教師と教え子
・相手は中学生でおそらく男性経験のない年齢
・異種姦
の三重に張り巡らされた背徳感やばすぎるだろ・・・

人外が何食わぬ顔で日常生活に入り込んでるのいいな
せんせー今日からクールビズ?毛皮暑いもんねー みたいな

408:名無しさん@ピンキー
12/08/04 20:34:06.21 SPtpAQW3
古本屋は本気で俺を殺しにかかってやがる…!

409:名無しさん@ピンキー
12/08/06 18:23:43.75 TaXxyvAW
静葉さん×人外ショタもアリ…か?

410:名無しさん@ピンキー
12/08/07 03:31:04.44 /iMDNhKs
人外ショタが脱童貞と同時に枯れ果ててしまうんですね、わかります

411:名無しさん@ピンキー
12/08/17 14:58:47.79 dni9p06H
ルーンファクトリー4でモンスターを攻略できると聞いてガタァしたけどモンスター形態とはイチャイチャできないか……
せっかくモンスター形態かわいいのに

人外と恋愛できるゲームやりたい。人外男でも人外娘でもいい……

412:名無しさん@ピンキー
12/08/17 20:42:45.44 MU4iDjlH
そういう意味では4より3の方が良かったよ
異種族同士の交流が話の主軸になってるから
恋愛イベントも少なからず人外と人間に関わる話が多かった

4も期待してたんだけどモンスター組の設定が思ってたのと違った時点で諦めた

413:名無しさん@ピンキー
12/08/19 16:47:53.54 B/Yylcqi
SWのフェイスブックページにこんなものがあった
URLリンク(i.imgur.com)

414:名無しさん@ピンキー
12/09/05 18:29:47.04 uLzveaOM
久しぶりに来たら、8/19で時間が止まっていたようだ

415:嘘つきの行く末1
12/09/08 20:54:43.54 eqR8c/0P
子守りロボットが他のロボットに強制されて少女を陵辱する話。
バッドエンド注意。6レス


日光が差す窓辺で、ノアがロッキングチェアを漕ぎながら、ラジオに耳を傾けている。
くすんだ金髪が、少しだけ生気を取り戻したように輝いている。
病弱な彼女がベッドの外にいるのは、久しぶりのことだ。
ボクは静かに彼女に歩み寄った。
『カーテン、閉めよっか』
「いいえ、ハンナ」
ノアは首を振った。ハンナとは、子守りロボットであるボクの名前だ。
ノアの両親は事故で早くに亡くなっており、ボクとノアは病院で長く暮らしていたのだが、
戦争が激化した影響で、形見である屋敷に移り住んでいた。

眩しい日差しを浴びるノアの表情に、わずかに暗い陰が落ちている。
『どうしたの?』
「ちょっと……本当にちょっとなんだけど、胸騒ぎがするの」
庭の木がざわめく音が聞こえた。
『発作じゃなくて?』
ノアが小さく首を振る。
『んー……』
ボクは、その小さな不安を打ち消す方法はないか思案した。
『あ、そうそう。マリーから、電報が来てるよ』
ノアは首を傾げた。
「あら、この前から一か月も経ってないのに珍しいのね」
不自然に思われたかもしれない。少しまずかったか。しかし、言ってしまった以上仕方がない。
看護婦マリーからの電報―正確には随分前にインプットされた遺書―を読み上げる。

ノアの専属看護婦だったマリーは、戦死した婚約者の後を追って自ら命を絶った。
ボクに、「婚約者と異国で幸せに暮らしている」という内容の、嘘の電報を幾つも託して。
それに実際の世界情勢を加味して、細かい修正を加えたものを、不定期にノアに聞かせている。
ボクにはそんな役割もある。

416:嘘つきの行く末2
12/09/08 20:56:24.02 eqR8c/0P
『―けれど、戦闘ロボット達が傷つく姿は見ていて悲しいです。
早く彼らがこの戦争から解放されることを彼と二人で祈っています。かしこ』
「本当ね」
ノアが文中のロボットに同情して、沈痛な面持ちで頷く。
「……ねぇ、ハンナは戦争に出るなんてこと、ないよね」
一瞬両親の写真立てを見やって、ノアが聞いてくる。
『もちろん。ボクは弱っちいもの』
安心してもらうために、ボクは飄々とした口調を選ぶ。
ノアの瞳に映るのは、楕円系の顔に離れた小さな二つの目を持つ柔和なボクの顔。
性別は設定されていないが、どちらかというと女性寄りに作られている。
どう考えたって、戦闘には向かない。
ボクは、ノアを安心させようと、そっと抱き寄せた。
ノアはボクの乳房に頬を当てる。柔らかい素材で作られた、ボクのもっとも女性的な部分。
彼女の母代わりになりたいボクの、一番大切な器官である。
ノアは、静かに目を閉じた。

いくばくか経った頃。
ゆるやかな音楽を流していたラジオの音声が、急にぷつりと途切れた。
人々のざわめき、そして……
―ロボットによる反乱が起き、多くのロボットが人類を制圧すべく暴走している、
すぐロボットから逃げ出すように、という情報が混乱の中伝えられた。
「ハンナ……」
ノアが、青ざめた顔で、目を見開く。ボクの、判断を待っている。そうするしかない、か弱いノア。
ボクには発信機がついており、居所は他のロボット達に丸わかりだ。
ボクの出来る最善の策は、ノアを一人この家から逃がし、他の人間達との合流を祈ることだ。

『ノア、ずっとここにいて。ボクの傍から離れちゃだめだからね』
発声器官から流れたのは、それまでの思考とは逆の言葉だった。
ノアの表情が和らぎ、小さく頷くのを確認すると、これで良かったのだと思うことにした。


数日間は嘘のように平穏だった。
ノアは離れてはいけないと言った、ボクの言葉を必要以上に汲み、
家事を片付けるボクの後を半日ほどぴったりついて回った。
それはそれで安心だったのだが、ノアに歩き回らせて、負担をかけてしまってはいけないので、
『ふふ、ボクの目の届く場所にいてくれるだけでいいよ』
と教えた。
「まあハンナったら、早く言ってくれればいいのに」
ノアは恥ずかしそうにくるりと踵を返し、ベッドに戻ってしまった。
ラジオからもう音声は流れず、他の人間も訪れず、世界がボクたちを残して、滅んでしまったのかとも思えた。
ボクはそれでも良かった。

417:嘘つきの行く末3
12/09/08 20:57:15.65 eqR8c/0P
窓の外に、飛び立つ鳥の姿を見た。
しばらく生命反応のあるものをノア以外に見ていなかったため、懐かしく感じた。
―ドアを乱暴に叩く音。
ベッドで読書をしていたノアが、びくりとして本を取り落す。
ドンドンドン! ガン!
『開けろ! おい開けろ! HANNA-1062!』
ロボットの機械音声がこんなにがさつに響くのを、ボクはこれまで聞いたことがない。
ノアが怯えている。
『ノア、隠れて』
とっさにボクは促した。ノアは頷き、かつて召使い部屋だったらしい薄暗い部屋に、よろめきながら駆け込んだ。
ボクは、意を決して玄関のドアを開ける。数体のロボットが立っていた。
『この家の一人娘はどうした』
おそらく警護用のロボットが荒々しい口調で問いただす。既に逃げた、と言えば彼らは信用するだろう。
ロボットは嘘がつけないものだから。―ボクのように正直回路が壊れていなければ。

マリーに電報を託されるずっと前から、ボクはノアに嘘をつき続ける必要があった。
彼女が大人になるまで生きていられるという嘘を。
だからノアに初めて会う前に違法改造を受け、ボクの正直回路は破壊されている。

ボクは黙り込んだ。ノアが逃げたということにしたら、ボクはどうなる?
屋敷にいる必要を失い、おそらく彼らに連行される。ノアと、二度と逢えなくなる……。
一人、ここに取り残されるノア。そんな思考の果て、ボクは別の嘘をついた。
『ノアは、ボクの奴隷になった』
一瞬の沈黙の後、目の前のロボット達は爆笑した。嘘にしても突飛なのでばれたのかと危ぶんだが、彼らは
『下剋上とは恐れ入ったゼ』
『俺も主人殺さずにそうすればよかったな』
などと顔の金属を軋ませて、下卑た声で言い合っている。思いのほか、興味を引いたらしい。
『で、その雌奴隷のノアちゃんはどこだい?』
ふざけた調子で、乗り込もうとするロボットに
『ボクの屋敷に勝手に上がり込むな!』
と一喝した。
『おーおー怖いね』
肩を竦めるロボット。その動きは、彼が殺したという主人の仕草をトレースしたものなのだろうか。
このまま、やりすごせればいい。そう思った矢先、一台のロボットの目が光った。
『あ、いたぞ!』
『うっ……』
振り返ったボクの視界に映ったのは、擦り切れた召使い装束を着たノアの姿だった。

418:嘘つきの行く末4
12/09/08 20:58:03.37 eqR8c/0P
「ご……主人様……」
慣れない呼び名を口にする彼女は、出来損ないの機械のようだった。
その瞳は潤んでいて、彼女が哀れな奴隷である、という証明であるかのようだ。
ボクの嘘に気付き合わせてくれたのか、それとも……嘘と分からず従ってしまったのだろうか?
いずれにしろ、ボクはこんなノアを見ていたくはない。早くベッドに、
『戻れ!』
とだけボクは言い放った。大声にびくついたノアに、すぐさま謝りたくて仕方ない。
『いいじゃねぇかご主人』
『お人形みたいな顔の奴隷だねぇ。こりゃ傍に置いときたい筈だわ』
ぎくりとする。ノアを、自分の傍に置いておきたいと思ったのは、事実だ。
それは、ボクのエゴだったのか? あの時逃がした方が良かったに決まっている。
しかし、この場さえ切り抜けられれば。このロボット達を騙しとおすことが出来るなら。
ノアとボクにはまた時間が出来るだろう。
『分かっただろ、彼女はもうボクの従順な奴隷だし、抵抗する人間ではない』
だから、見逃せ! 立ち去ってくれ!
『そうか、じゃあ特例として認めるか』
ほっとしかけた瞬間、
『その奴隷を陵辱して見せてくれたらな』
と、信じられない条件を突きつけられた。
『え……』
思考回路が一旦停止した。ロボット達が口々に言い始める。
『犯せって言ってるんだよ』
『今はおとなしくってもそのうち反抗して逃げ出すんじゃねーか?』
『人間は俺らと違って嘘がつけるからな』
嘘、という言葉に壊れた正直回路の辺りが震える。
『だからロボットと人間の力の差を身をもって教えてやるんだ』
『ちょうどいいの持ってるし。人間のゴラクを経験したくて、コレ作らせたんだけどさ。
HANNNA、お前にまず試させてやるよ』
一台のロボットが手にしているのは、人間の男根を模したパーツだった。
重く硬そうな張り型。まるで、凶器だ。
こんなものをノアのまだ幼い身体に……使えば、ノアが壊れてしまう!
『い……嫌だ』
ボクは拒絶した。
『ほほう、何故?』
『ボクに、そんな悪趣味なもの似合うはずない、から』
ボクは乳房を張り出した。これで、ボクを女性型だと思わせることが出来たなら、
彼らの目をボクに逸らせることが出来るかもしれない、と淡い期待を持ちながら。
ボクなら陵辱されたって構わない。
『なんだお前オッパイついてるのか』
機械油で汚れた鉛色の手がボクの胸元に伸びる。ぐに、と乱暴に両方の乳房を鷲掴みにされ、
”破損”の注意信号がボクの脳をかすめる。
『ふーん、こんなモンか』
ムニムニと無造作に弄ばれるボクの乳房の下に、別のロボットが潜り込むのが見えた。
『何を……! 離せ!』
いつの間にかボクは羽交い絞めにされており、みるみるうちに股間にあの汚らわしい張り型が、
装着されてしまった。
『このままふたなりHANNAちゃんでもいいんだけどー』
『チンコあげるから交換ってことで♪』
『……!』
乳房に指が食い込んだかと思うと、強引に引っ張られた。
そして、メリメリと音を立てて、ボクの乳房は、引き千切られてしまった。
『あ、あああ……』
深い喪失感が襲いかかってきたが、胸部への損傷はほとんど無かった。
元々から、オプション的なもので、それほど重要なパーツではなかったのだ。
だからこそ、簡単にボクのものではなくなってしまったという事実が、悲しい。
歪にへしゃげた二つのボールを、あいつは大道芸の道具のように、無造作に投げて遊んでいる……。
失った乳房の代わりに、自分のものとして認識されだしたのは、ノアを傷つけることしか出来ない凶器だ。

419:嘘つきの行く末5
12/09/08 20:59:33.39 eqR8c/0P
『さ、男になれたんだから、ヤレるだろ?』
怯えるノアと、対面させられる。
『うーん、まだHANNNAちゃんの勃ってないね』
『おい奴隷、ご主人のチンコ咥えてやれや』
ノアは肩を震わせ、初めて後ずさった。
……冗談じゃない、こんな不潔なものを彼女の口になんて……。
『早くしろ!』
「きゃッ!」
ノアの背はロボットに押され、強制的に顔をボクの股間に押し付けられた。
「う、ううう……」
ノアは、苦い薬を飲まされる時よりも、おそるおそるボクの男根に、舌を伸ばす。
ちろり、と舌先が亀頭を模した個所に触れると、ビリリとボクの全身に電流が通るような感覚が、発生した。
『……ッ?』
『おー、感じてる感じてる』
『せっかく犯すんだからねー、ただ機械的にやるんじゃなくて気持ち良くなりながらじゃないとね』
張り型には、脳に性感を引き起こす作用があるらしい……。
「むちゅ……れろ……」
卑猥な音を立て、ノアがボクの男根を舐めていく。
『ご奉仕うまいね〜、慣れてるんじゃないの?』
『もう犬みたいだな。雌犬』
ロボット達に侮辱を受けながらも、瞳に涙を浮かべながら、一心にボクのモノを咥えるノア。
無礼極まりない言葉に抗いたくて、それでもボクは、貶められる哀れなノアに、
覚えたばかりの劣情を更に掻き立てられて――、勃起してしまった。
「うぅ、くッ、げほげほッ……」
口を離したノアが噎せ、背中をさすってやりたくなったが、出来ないまま、もどかしく思う。
『よしパンツ脱がせ! パンツ!』
下品に煽るロボット達。
……かつてノアが、トイレに立つことも出来ないほど寝込んでいた時、幾度か下着の交換はした。
そのことを思い返し、彼女の前に跪こうとすると、
『いや、自分で脱がさせろ』
と非情な指令がくだる。ノアはただ、ボクの言葉を待つ。
『…………脱げ』
諦めて、その命令を口にする。
「分かりました、ご主人様」
唾液で汚れた唇を震わせ、ノアが蚊のなくような声で答える。
ノアは身を捩じらせて長いスカートに両手を差し入れ、たくし上げた。
そのまま、羞恥に俯きながら、下着をずり下ろしていく。
ノアは娼婦でもないのに。
『あー、濡らしてる。恥ずかしいねー』
下着を広げてロボットがあげつらう。それは膣分泌液などではなく、恐怖に漏らしてしまった
小水なのだろうが。
ボクに力があれば、こんなロボット達なんて、倒せたはずなのに。
今更になって、そう悔しく思う。でも、今ボクに課せられているのは、ノアを押し倒すことなのだ。

420:嘘つきの行く末6
12/09/08 21:00:16.71 eqR8c/0P
出来る限り負担にならないように、ノアを床に寝かせた。
ノアの両脚を掴み、左右にこじ開ける。黒いスカートが捲りあがり、彼女の無毛の秘部が晒される。
『俺らにもチャンと見えるようにな!』
『マンコ広げろ、マンコ!』
ロボット達に言われるままに、ノアの膣口を広げてしまう。
「ひっ……」
外気に当てられてか、衆目を浴びたためか、ノアが股を閉じようとする。
『おい閉じるな!』
『挿れろ!』
ノアとボクに同時に野次が飛ぶ。
ボクはノアの膣口に、亀頭を押し付けた。ノアの小水が垂れる。
『行ーけ、行ーけ』
『それー!』
ごめん、ノア……!
はやし立てられる中、一気にノアの中に押し入った。ブチブチッ! とで何かが切れる音がした。
「ッあ゙ああああああああああああああ!!!」
痛みに、ノアが絶叫をあげる。
『よし、貫通出来たな』
『シッカリ奴隷を調教してやるんだぞ』
ロボット達は、ただボクに親切に声をかけてくる。ノアは、悲痛な面持ちでボクを見上げる。
そんな目で見ないでくれ。ボクは逃げ出したさに、ノアの中でもがく。
『うぅ……』
狭すぎる膣に刺激され、ボクは快楽を認識してしまう。
「ああッ……、がはッ」
早く抜かなくては、苦しみを取り除いてあげなくてはと思うのに、ボクの腰は快楽を貪りたくて振り動き、
激しくノアの中を蹂躙し始めた。結合部からはノアの膣液と血が混じった液体が、にじみ出てくる。
「げほッ、ごふっ、う……」
ノアが激しく噎せ、唾液を口の端からこぼす。その長く伸びた唾液にも血が混ざっていて、
さきほどの叫びで喉をも壊してしまったのではないか、と怯えた。
「あ゙ああ、助げて、助けてぇ……ッ」
泣き叫ぶ彼女は誰に助けを求めているのだろう。マリーだろうか。
ノアの一番近くにいて、一番彼女を守ってあげなくてはいけなかったのは、ボクのはずなのに。
そんなことを、おぼろげに考えながらも、ボクは一心に腰を打ちつけずにはいられなかった。
「んむっ……ウッ…………」
ノアの喉元が盛り上がり、昼間少しだけ口にすることが出来た食事が、吐瀉物となって零れる。
「あ……あ……あ……あ……」
唾液・胃液を垂らし、切れ切れに声をあげるだけになったノアは、壊れた玩具のようだ。
虚ろな瞳で、ボクではなくどこか遠いところを見つめている。
もう二度と、彼女はボクに笑顔を見せてくれないだろう。

嘘を重ねてきた後悔なんて遅すぎる。


ボクはもう、自分に嘘をつくしかなかった。
失った乳房のあった場所に、ノアが安らかな表情で顔を埋め、眠る姿を映し出す。
たった今起きていることはすべて悪い幻で、
本当のノアは、誰にも汚されずに幸せに生涯を終えるのだ、と――。         (終)

421:名無しさん@ピンキー
12/09/08 21:48:29.02 ccEO0W3s
乙!!
できるなら少しでも救いのあるアフターが読みたいです……

422:名無しさん@ピンキー
12/09/18 00:06:59.10 ihSL0FlQ
ロボの設定がすごくいい。短編で終えるのは勿体ないくらいだなぁ

423:名無しさん@ピンキー
12/09/20 06:29:16.82 pxY/e2H6
乙です!
ノアも可哀想だしオッパイとられたハンナちゃんも可哀想だし
切なくて興奮した

424:名無しさん@ピンキー
12/09/23 12:49:51.07 uDLDbpYy
このスレには珍しいsenkaっぽい話でよかった
愛ある陵辱モノはもっと増えていい

スレの勢いが低速飛行だから
グッとくる人外×人間シチュエーションでも書いてこうぜ
復讐のために悪魔と使い魔契約を結んで処女喪失する少女とか
魔物に一つだけ願いを叶えてやると言われたのに
そのお願いを「私と一生幸せに暮らしてください」に使っちゃう少女とか

425:名無しさん@ピンキー
12/09/27 16:50:47.81 hrR8dDqL
うーん俺はギャグとかほのぼの系が好きかな
いや、senka物も好きだがね
例えば隕石型宇宙人の身体がバラバラになってソレを拾い集める為に奮闘する女の子とか
メカニックの女の子と"とあるロボットに乗るパイロットとその二人の子供である"とあるロボットの家族物とかね
ええ、二つとも読んだことのあるものですよ

426:名無しさん@ピンキー
12/09/27 17:21:39.32 hrR8dDqL
やべっ、シチュエーションの流れだった
女の子のお風呂があまりにも長いので心配になったニンジャ型ロボットが
「主よ!無事であるかっ⁉」
と、ニンジャ式ダイナミック入室。
そして
「何勝手に入ってんのよ!このエロニンジャ‼」
と言われつつ腰の入った綺麗な回し蹴りを食らい、風呂に沈むロボ
「拙者金槌でゴザル!主よ、助けて欲しいでゴザルッ!!」
まあ悪気は無いんだし、とロボを起き上がらせる女の子
女の子に抱きあげられたロボは言う
「主のおっぱい柔らかいナリィ…」
ちょうど、ロボの頭部は女の子の胸元にあった
女の子は黙って沈めた

駄文すまない

427:名無しさん@ピンキー
12/09/27 18:20:53.84 sefAFkS8
エロ関係ないけど、少女と人外のコンビで冒険とか仕事とかしてて、様々なコンビがいて競ったり相方自慢したりしてるの想像して勝手に萌えてる

428:427
12/09/27 21:22:03.94 hrR8dDqL
日本語になって無かった…
スレ汚しすまない

429:名無しさん@ピンキー
12/09/28 22:49:33.32 mv8Qtwix
魔王崇拝型コンテンツ『七つの大罪』もここでおkか?

430:名無しさん@ピンキー
12/10/08 12:15:37.91 wYGtRzhT
俺は魔王様×少女勇者とかも好きだな

431:名無しさん@ピンキー
12/10/09 13:49:25.41 yLrZB5mW
スイマセン、お尋ねしたいのですが。
エロパロ板の作品で PCの文字が画面から飛び出して女の子にいたずらする話ってありませんでした?
人外か触手かで迷ったんですが・・・文字は触手じゃないから尋ねるとしたらこちらかと思ったのですが。


432:名無しさん@ピンキー
12/10/09 14:26:10.80 yLrZB5mW
432です
スイマセン、自己解決しました。


433:名無しさん@ピンキー
12/10/17 00:17:09.87 6uXKDHmD
保守

434:名無しさん@ピンキー
12/10/26 07:11:30.29 0g8PUEe9
特撮で女の子と悪の怪人、幹部がキャッキャッウフフしてるの見ると和む

435:名無しさん@ピンキー
12/10/27 13:59:29.17 x02aoITP
>>435
紅の豚の序盤みたいなものか、分かります

436:名無しさん@ピンキー
12/11/01 19:31:03.10 GpK9TZhu
>>436
ちびっ子達と一緒に訓練していたり
美容師として働いている宇宙人がどんな髪型にする?とお姉さんに話しかけたり
元々仲のいい女幹部の言葉を自分に対して言っていると勘違いして惚気てたり
それだけで和む

437:名無しさん@ピンキー
12/11/13 00:06:28.37 0pcdDB5u
保守

438:名無しさん@ピンキー
12/11/20 13:51:18.86 y8qR2OXl
暗殺教室の新キャラ見て、
松井さんはどんだけ人外に理解あるのかと思った。

439:名無しさん@ピンキー
12/12/03 15:39:20.09 Anr1VLAW
架空のアイドルグループのイキグサレもこのスレに含まれるか?
見た目に貴賎なしは事実だけど、実力があれば女子三人なのでパフュームのライバルになりそう

440:名無しさん@ピンキー
12/12/26 09:42:07.93 uILhJ527
保守

441:少女と人孤(上)
13/01/03 13:30:42.55 odI7yrhg
月明かりが差し込む寝室に、天蓋の張られた大きなベッドが1つ。
青く照らされた柔らかなシーツの上で、2つの黒い影が、押し殺すような熱い吐息を漏らしながら、妖しく蠢いている。

一方の影は、若い女だ。それも素裸である。女は、桃のようにみずみずしく丸い尻をゆっくりと振りながら、もう一つの影―それは少年「のよう」に見えた―に覆いかぶさり、肌を密着させて、一心不乱に愛撫を浴びせている。
女は17歳。まだ少女と言うべきこの女は、若くして自身の血族を失い、血の理(ことわり)に従って女王位についた、この国の主(あるじ)でもある。

そのやんごとなき少女が、あろうことか一糸まとわぬ姿で、これまた裸の「少年」と脚を絡め、抱き合いながら性戯にふけっている。
少女の目覚めたばかりの性欲を一身に受ける「少年」は、聡明な顔立ちこそしているものの、明らかに少女以上に幼い。ほっそりした腕にはまだろくに筋肉もついておらず、少女と言って差し支えのない印象でさえある。
そして―彼の尾てい骨から生えたふさふさとした尻尾と、頭の上でピンと立つ2つの耳が「人ならざる存在」であることを強く主張していた。
「少年」は、人孤(じんこ)の若い雄だったのである。

ある年の夏。
この地を、有史以来の流行り病(やまい)が襲った。その病魔はまたたく間に多くの命を奪い、当時皇位継承の末席にあった少女を、王族でありながら孤児にしてしまった。
しかも、その孤独を悲しむ暇(いとま)も与えぬまま、女王位に就かせるという厳しい天運を授けたのであった。
その惨状は、人間に近い遺伝子を持つ人孤(じんこ)にとっても全く同様だった。こちらは種族の大半が病に冒され、絶滅寸前にまでその数を減らしてしまう。

微妙なバランスで互いの領域を侵さない不文律を交わしていた両種族は、各々を襲った禍により、一気にその緊張が高まった。
そして、その危機に耐えかねて結ばれたのが、両種族が病を克服した若い命を預けあう、人質政策であった。人間からは女王の後見役の孫娘が、人孤からは皇太子の従兄弟が選ばれ、二月前にそれぞれの元へと送られていた。

そういうわけで、人孤の若い雄が人間の王国にやってくる事になった。それは、彼らの長い歴史の中でも初めてという、異種間交流であった。
しかし、半ば人孤の言われるままに受け入れはしたものの、未だ災禍の後始末に追われる人間にとって、獣人の子供など持て余すを通り越して放置に等しい扱いだった。人孤は人孤で、寂しさに必死に耐えながら、何するでもない日々を費やさねばならない。
見かねた少女は、人孤に「女王の学友」という地位を与え、私邸に住まわせる事にした。

その二人が、まさかこのような関係になってしまおうとは―。

442:少女と人孤(下)
13/01/03 13:34:00.46 odI7yrhg
しゅるり。
少女の細い指が輪を作り、少年の尻から尾の先端までを、優しくくぐらせた。
そこがとても敏感なのか、人孤の少年は軽く眉を寄せ、くっ、と快感をこらえる。

少女とは夜ごと熱い肌を重ねる間柄なれど、若い女王を置き去りにして快楽に溺れるなど、聡い少年には受け入れられぬ道理であった。
かといって、五つも年上の、姉も同然の女性を享楽の世界に導けるほど、彼には性の知識がない。発情した彼女を相手に、必死に理性を保ちながら、愛撫を受け止めるのが精一杯だ。

少女はそのことを知っていた。知っていながら、その愛らしい仕草が見たくて見たくて、優しく意地悪をせざるを得なかった。
だから少女は、うっすらとあばらの浮かぶ少年の身体を優しく抱き、足の親指の先までを丁寧に素足で絡めて、その擦れあう肌と肌との熱で、彼の性欲に容赦なく火をつけた。そして指で再び尻尾を刺激しながら、少女はピンク色の唇で、少年の三角の耳を優しく咥える。

「うぅっ!」
少女のなだからな乳房に顔をうずめながら、少年がたまらず声を漏らす。
子だくさんで知られる人孤は元来性欲が強いのに、こんな美しい少女に、精通も間もない男の欲情を煽られっぱなしなのだからたまらない。
口元に寄せられた少女の乳首をそっと吸い、ツンと立たせて味わってしまう。

「んっ…」
胸に甘い刺激を感じて、少女は思わずきゅっと目を閉じ、白い喉を鳴らす。少年に吸わせている乳首が熱く勃起している事を知り、少女もたまらず膣を濡らす。
少女に組み敷かれている人孤が性欲に耐えられなくなっていること感じながら、お返しにとばかりに、尾に伸ばしていた指を離し、少年の股間へと伸ばす。

人孤の性器は、可愛らしくも硬く反り返っていた。
そして包皮が剥けかけの亀頭からは、獣欲の証である透明の液体がとろとろと溢れている。
少女は人差し指と中指を上手に使い、少年の亀頭に残る包皮を優しく挟むと、親指の腹で透明の液体を塗り広げながら、ゆっくりと引き下ろす。ずるりと包皮が剥け、少年は大人になった。

「あぅぅっ」
吸っていた乳首から口を離し、人孤が嬌声を上げる。それは少年の、というより、むしろ少女という方が近いほど、か細く、甲高い喘ぎ声であった。真っ暗闇なら、性別の区別がつかないほどだ。
「…ふふっ」
ぬめり絡み合う性欲に似合わぬ穏やかな微笑を、少女は浮かべる。「もう、…我慢できない?」彼の耳元でそう囁きながら、少年のカリ首を捕らえた細い指が、少年の亀頭を女性器の突端―クリトリスへと、優しく導く。
少女のそこはすでに泉のように輝き、男を欲する液体で満たされていた。ピンと突き立ったクリトリスが小さく震えて、男性器との口づけを待ちわびていた。
やがて少年の鈴口が、少女の花芽をぴたりと吸い付き、互いの性液をまぶしあいながら密着する。クリトリスがぬるりと押し曲げられ、少年の亀頭から裏筋へと、つるりと滑り落ちる。

「うっ…!!」
思いがけぬ快感に、二人は期せずして同時に声を上げていた。
熱い吐息を互いに浴びせながら、性欲という名の熱病にうなされた少年と少女が、キラキラと光るその瞳を見つめ、視線を絡めあう。
どちらからともなく唇を寄せ合い、親愛の口づけを交わす。
こんなに淫らな行為に溺れているのに、舌を絡めあう口づけを知らない二人。まるで付き合い始めた幼い恋人同士のように、唇を押し付けあって互いの愛を確認する。
理性の下の熱い欲望をむさぼり、決して口外できぬ秘密を共有し合える悦びに溺れる。

少女と人孤。
ともに皇族である禁じられた二人の交尾は、まだ、はじまったばかりであった。

443:名無しさん@ピンキー
13/01/05 02:42:11.93 +laJ08iZ
GJ!
人狐側に行った人がどうなったか気になるので、できればそっちもプリーズ

444:名無しさん@ピンキー
13/01/11 23:54:02.45 Z/AgEaiZ
誠に殊勝、乙であるとタマモ様が申しております

445:名無しさん@ピンキー
13/02/03 04:31:10.74 Tpfpa/w+
ho

446:名無しさん@ピンキー
13/02/05 01:02:04.05 gXkiVWVi
巳年ということは蛇人好きにとっての春だ! と思って書いてたら干支が話題になる季節過ぎた……

・いろいろすいません。
・長くてすいません。濡れ場は10〜12、14〜15あたりです。
・TS要素があります。
・NGは「しっぽむすび」でお願いします。

447:しっぽむすび1/24 ◆vpePLp7Z/o
13/02/05 01:08:40.52 gXkiVWVi
しかも下げ忘れた……本当にすいません。
以下本文です……

**

扉を開けてから閉じるまで、ずいぶん時間がかかった。
その人が扉の前でとまどっていたから、ではない。その人の身体が、三メートル以上あったからだ。

頭の高さはふつうの人と変わらない。きれいに整えられたショートカット、小さな顔。
スーツに包まれた身体は細く、中性的な雰囲気だ。
普通の人と違うのは腰から下だった。
ロングスカートから伸びるのは二本の足ではなく、鱗に覆われた身体。
それが長く長く、小さな部屋いっぱいに広がっている。
私は自分の身体にあたった彼女の身体に震え、縮こまる。
「ごめんね、いやだった?」
「い、いいえ、へいきです」
むしろ、自分に触られて気分を害しなかっただろうか。
独自の文化を持つ彼らのルールを、私は学んだことがない。
「蛇人に会うのが初めて、って本当?」
「は、はい。ごめんなさい」
「謝らなくていいのよ。この街の蛇人は五十人くらいしかいないし、その半分は大使館の職員だもの。
私も、そう。大使館付きの医師になるわ」

彼女はテーブルの前に置かれた椅子を壁際に動かし、私の正面に場所を占める。
「あらためて初めまして。あなたの後見人となる、マナアマリア・キャンディケインです。マナと呼んでね。あなたのお名前は?」
「く、くろ、です」
彼女が眉をしかめたのを見て、私は反射的に首をすくめる。
頭では彼女が私に暴力を振るったりしないとわかっていても、長年身に付いた習慣は抜けないのだ。
「ちゃんとした名前が、ないのね」
「はい、ごめんなさい」
「謝らないで」
彼女は無造作に私の頭を引き寄せ、抱きしめる。
「大丈夫よ。名前も、住むところも、愛情も、あなたがもらえるはずだったものは全て、取り戻せるわ」
彼女の手が私の頬を撫でた。
蛇人の手は鱗が生えていて、手の甲側に生える鱗は硬いが、手のひら側は柔らかい。
ふにふにした手が触れる度に、黒くてざらざらした自分でけがをするのではと心配になる。

448:しっぽむすび2/24 ◆vpePLp7Z/o
13/02/05 01:10:13.31 gXkiVWVi
彼女は私の頬を撫でて痛ましそうな顔をした。
何年か前に皮をはがれた跡が残る顔が急に恥ずかしくなった。
客受けが悪いと言われて、頬骨から耳にかけてやすりをかけられたときのことは、
今でもときどき夢に見る。
私は彼女の同じ箇所を眺めた。
顔の側面を覆う鱗は、つやつやと傷一つない。
普通人と変わらない柔らかな顔を縁取る鱗は、彼女の顔に理知的な雰囲気を与えている。
顔に鱗があることにこんな効果があるなんて、今まで考えたこともなかった。

「顔のけがも、大きくなれば治るよ」
「ほんとうに?」
「うん。まだ成長期だしね。もっとひどい怪我がきれいに治った人だって見たことあるもの」
彼女はふと気づいたというように、身体を離す。
「ごめんね、さわっちゃって」
「平気です」
これまで私の身体を触ることに断りをいれたり、謝ったりする人はいなかった。
外の世界では普通のことだと解っていても、なかなか慣れない。
「ついで、と言ったら悪いかもしれないけど」
彼女は緊張した顔を私にむける。白い顔がうっすらと紅くなっているのが判った。
「ちょっと、ちょっとだけ巻き付いてもいいかな? しっぽの先だけだから」
「は、はい、どうぞ」

さすがに巻き付かれることは考えていなかったのでびっくりしたが、文句をいう筋合いはない。
彼女は後見人、これから私が従う人だ。
ならば喜んで巻き付かれなくては、と思いつつも、身体は緊張して硬くなってしまう。
「リラックスしてね、といっても初めてだし、しかたないか」
そう言いながら、彼女は私の身体にしっぽを巻き付かせる。
思っていたよりずっとあたたかく、やわらかい。
彼女の身体は白に薄紅の模様が散っている。
私が働かされていた店の、一番売れっ姑だって、こんなきれいな着物は持っていなかっただろう。

449:しっぽむすび3/24 ◆vpePLp7Z/o
13/02/05 01:12:34.31 gXkiVWVi
触ろうとのばした手を私は止めて、眺める。
なんでもとり戻せる、とこの人は言うけど、それは持っている人の言葉だ。
どんなに時間が経ち大人になっても、黒くてみすぼらしい私がこの人みたいになれるわけもないのに。
「くろちゃん」
彼女の紅い瞳がじっと私を見つめている。
ばれてしまっただろうか、私が彼女をねたんでいることが。
こんなひがみっぽい子供はいらないと言われてしまうだろうか。
「くろちゃんの方から、触ってみて」

そう言って彼女はするすると身体を解いてしまう。
少し苦しいような気もしていたのに、彼女の温もりから切り離されると急に心細くなった。
私はかがみこんで、ロングスカートから伸びる彼女の身体をなでてみる。
人間の身体だったら足にあたる場所だけど、触っていいのだろうか。
そう思っていると彼女はびくんと身体を震わせる。
「あ、あの、だめでしたか?」
「え、いや、ちょっとくすぐったかっただけだから。もう少し尻尾の先でおねがいできるかな?」
「ご、ごめんなさい」
あらためて尻尾の先を触ってみると、ざらざらとしてさっきの箇所よりも硬い。
鱗の大きさは上半身に近いほど大きく、遠いほど小さくなる。
私の人差し指の爪と同じくらいの大きさの鱗がびっしりとすきま無くならんでいる。
「尻尾の先はいつも歩くのに使っているから硬いの。人間で言えば足の裏、という感じ」
彼女はおそるおそる身体を撫でている私を見下ろす。
「さっき巻き付いたのは、人間で言う握手に近いかな。
蛇人はだいたい『おはよう』のときも『こんにちは』のときも『おやすみなさい』のときもああするの。
だから慣れて欲しくて。ねえ、くろちゃん。

くろちゃんも巻き付いてみない?」

私は手を止めて彼女を見上げ、それから自分の身体を見下ろした。
養護施設で与えられた、男物のぶかぶかのシャツ、その下から伸びる長い長い身体と黒い尻尾を。

450:しっぽむすび4/24 ◆vpePLp7Z/o
13/02/05 01:14:50.81 gXkiVWVi
私は自分の尻尾をゆるく彼女に巻き付かせた。こんなことは初めてなので加減が判らない。
「いたく、ないですか」
「もっときつくてもいいよ」
育った場所で私は尻尾をできるだけ使わないように、巻き付かないようにと言いつけられていた。
今思うと、人間よりもずっと強い力を持っている身体で逆らわれないようにという配慮があったのだろう。
「きれいな尻尾だね」
おせじなのだろうか。
白くてつやつやした彼女の尻尾に対し、真っ黒なだけで模様もなく、
その上皮膚病でがさがさになっている私の尻尾はとても汚かった。
改めて、巻き付いていいのか不安になる。
「黒一色ですごくきれい。蛇人の間では模様がないのが美人だから、きっともてるよ」
そんなものだろうか。この人の方がずっと美人なのに。
そんな人と尻尾をしっかりと絡ませているのだと考えると、すごくどきどきした。
「だから、これからよろしくね、くろちゃん」

私は何と言ったらよいのか解らなかったので、ただ頷いた。
あとで、ありがとうとか感謝の意を述べればよかったと気づいたのだが、頭が回らなかったのだ。
物心つく前から人身売買組織の片隅で育てられ、同族に出会ったこともなかった蛇人の子供である私は、
こんな風に温かく笑う人に会ったこともなかったのだから。

451:しっぽむすび5/24 ◆vpePLp7Z/o
13/02/05 01:17:51.32 gXkiVWVi
その日のうちに、私は養護施設から彼女の家に移った。
私のいた組織に警察の手入れが入ってから一ヶ月、それからこの施設で暮らしていたが私物はほとんどない。
見送ってくれる人もいない。
施設の職員は私の下半身から目をそらしひきつった笑顔を浮かべたし、
ひきとられている子供たちは怯えた顔で遠ざかるか、
悪口を言おうとした口を職員に抑えられて遠ざけられた。

蛇人は世界的にとても数が少なく、あまり知られていない種族だ。
今でも蛇人は毒のある牙でかみついて子供を丸飲みにすると信じる人がたくさんいる。
そして、ここが重要なのだが、蛇人はとてもお金持ちだ。
三百歳を越える平均寿命で富と知識を築き上げ、彼らの国は世界有数のGDP を誇っている。
そんな蛇人の少女が密かに誘拐され人身売買組織に育てられていたというのは、世界を揺るがす大事件だった。
組織を黙認していた警察官僚は自殺、ほかにも何人も更迭されたり服役したりしたのだ。
もっとも当時の私はなにも知らず、環境の変化に怯えるばかりだった。

自由になりたい、殴られたくない、おいしいものをおなかいっぱい食べたい、
鱗がついていることを馬鹿にしない人たちと暮らしたい。
そんなことをいつも夢みていたけど、とため息をつく。
警察に保護されたあと、私はずっと養護施設の中に閉じこめられたままでいた。
施設の外にはたくさんの記者がいて、私が窓から顔を出すと写真を撮ったりコメントを求めてくる。
施設の人たちは親切にしてくれるけど目の奥には恐れがあったし、尻尾で軽く触れるだけで飛び上がった。
この小さな国はほとんど普通人で占められていて、蛇人をテレビの中でしか見たことのない人ばかりだ。
組織を出ても、私がみんなから嫌われている厄介ものの蛇人であることは変わらない。
なにも変わらない。
彼女に会うまで、私はそんなことを考えていた。

452:しっぽむすび6/24 ◆vpePLp7Z/o
13/02/05 01:20:11.73 gXkiVWVi
外は驚くことばかりだった。
彼女が自分で運転するミニバンに乗って施設を出たことにも驚いたし

(私たちの下半身の構造上、絶対に車は運転できないと思っていたのだ。
そう言うと彼女は
『普通人だって足が不自由な人がいるんだから、
足が使えない人のための車だって開発されてるんだよ』と笑う。
そう言ってから後ろをちらりと見て、
『この大きさの車でも二人乗りになっちゃうけどね』と肩をすくめた。
私は後部座席いっぱいにおしこめられた私と彼女の下半身が絡まないかと、
胸がどきどきして景色を見る余裕もなかった)

たどり着いた家がすごく大きくて綺麗なことにも驚いた。

私が割り当てられた部屋は大きな窓があって、オレンジの花柄のカーテンがかかっていた。
大きな敷き布団といくつものクッション。
壁に作り付けられた棚以外の家具は折りたたみ式のテーブルだけだ。
「普通人っぽい部屋の方が慣れてるかと迷ったんだけど。どうかな?」
私は部屋の中をぐるりと回ってみて、どこにも尻尾がひっかからないように考えられた部屋なのだ、と感心する。
同時に、こんないい部屋を使っていいのか心配になった。
日当たりがよくて天井も高く、広さは私が組織にいたころ押し込められていた檻の五倍はありそうだ。
その心配が顔に出たのか、彼女は私の頬にふれて微笑みかける。
「もともと余ってた部屋なんだ。この官舎、本当は家族持ち用だから広すぎて」
「ご家族はいないんですか?」
「本国にはいるよ。両親と兄と姉。あ、結婚はしてないけど」
彼女は少し考えこんだ後、口を開く。
「本当は結婚していたり、もっと大人の人がくろちゃんの後見人になれたら良かったんだけど……
蛇人って数が少ないからちょうど良い人がいなくて。
でも、私がんばるから。頼りないかもしれないけどね」
そう言ってまた絡めた尻尾は温かいような心地で、ずっと絡んだままにしておければいいのに、
と私は考えていた。

453:しっぽむすび7/24 ◆vpePLp7Z/o
13/02/05 01:23:51.24 gXkiVWVi
「まずは、服とお風呂だよね」
というのが尻尾を離した彼女の第一声だった。
「服はたんすにいくつか入れてあるの。サイズが合うといいんだけど」
作り付けのたんすを開けてみると、
シンプルなブラウスやTシャツと共に、ロングスカートが何着か掛けられている。
彼女は鮮やかな色に染め上げられたスカートを取り出す。
「このスカートは私たち蛇人の民族衣装のような感じかな。老若男女、どんな場でも着るものだよ。
身体に巻き付けて、帯でとめるの。と、いうか、その、つまり」
彼女がしどろもどろになる理由が解った。
「……施設で虐待を受けていたわけじゃないんです。
ただ、みんな蛇人の……あそこがどこにあるか知らないし、
『もらった服だとあそこを隠せません』とも言い辛いし……」

そう、実のところ施設で支給された服では私の性器をまったく隠せていなかった。
彼らも悪意はなかったのだと思う。
ぴったりと閉じていれば、性器がどこにあるかなんて、普通人には判らないのだ。
それに生まれてこのかた、性器をきちんと隠せる衣服を支給されたことなどなかった。
裸じゃないだけ、組織にいたころと比べればずっといい。

「くろちゃん」
彼女が眉をひそめているのを見て悲しくなる。
そんな常識のない子供はやっぱりいらないと思っているのだろうか。
「一つだけ約束して。言いたいことや、いやなことは、はっきり言うってこと」
彼女は身体を落として、私に目線を合わせる。
「きっと、今まではそんなこと言ったら、ひどい目にあってきたんだよね。
でも、もうこれからは違うの。
いやなことや、恥ずかしいことはいやだって言っていいの。それにね」
彼女は私の着る、ほつれたシャツに触れる。
「くろちゃんがこれまでいた施設の人だって悲しむよ。
本当はいやなことがあったのに、がまんさせて気づかずにいたなんて」
そうだろうか。みんな私のことを厄介ものとしか思っていなかったのではないだろうか。
「目を合わせて、気持ちをはっきり言うの。そうすればきっと、伝わるから」

454:しっぽむすび8/24 ◆vpePLp7Z/o
13/02/05 01:25:34.91 gXkiVWVi
そういえば、私はもう長い間、人と目を合わせていなかった。
組織ではずっと目を伏せて過ごし、助けられた後も同じようにしていた。
もしかしたら、誰かが私と目を合わせようとしていたこともあるのかもしれない。
それに気づかずに、私から拒んでいたのかもしれない。
昨日までの私なら、お人好しすぎる考えだと笑っていただろう。
でも今、少し潤んだ瞳で私を見つめ続ける彼女を前にすると、
そういうこともあるかもしれないという気がしてきていた。

「それから、くろちゃんはもう一つ、我慢していることがあるんじゃない?」
そう言って彼女は私の尻尾を軽くたたく。
「尻尾の先まで、きちんと洗ったこと、あんまりないでしょう?」
私は自分の尻尾……がさがさしたかさぶたで斑模様になっている尻尾を、とぐろを巻いて隠す。
そう、上半身はともかく下半身はほとんど洗ったことがない。
組織にいた頃は時折水をかけられるだけで済まされていたし、
そういうものだと思っていたから施設に入れられてからも格別洗おうと思ったこともなかった。
でもそれはきっと、普通の蛇人から見れば不潔で恥ずかしいことなんだろうな、
と縮こまる私の尻尾を、彼女の手が撫でる。
「綺麗にすれば皮膚病だって治るよ。
今日はとことん、身体のすみのすみまで洗いつくすから、覚悟しててね」

この住居の浴室は、私が今まで入った中で一番広いものだった。
なにしろ、私は全身がきちんと入るお風呂に入るのは初めてだ。
組織でも施設でも、私の下半身はシャワールームからはみ出してしまっていたのだから。
その上、ちょっと窮屈ながら彼女も一緒に入れるのだから想像を超えた広さだった。
「蛇人のお風呂って、どこもこんなに広いんですか?」
「ここは割とぜいたくな方かもね。
都会だとお風呂のスペースが確保できないから、公衆浴場に入る人が多いよ」
彼女はちょっと苦笑する。
「外国のバラエティ番組が蛇人国を紹介するとき、だいたい公衆浴場がネタにされるんだよね。
普通人から見たら大量の蛇人が身体を密着させてくねくねしているのが地獄的光景に見えるみたい」
私は今密着している彼女と私の身体を見ながら、その光景を想像しようとした。
そんなにたくさんの蛇人がまず想像できないし、
知らない人たちと身体をくっつけるのはかなり恥ずかしいことなのではないかと躊躇してしまう。

455:しっぽむすび9/24 ◆vpePLp7Z/o
13/02/05 01:28:01.03 gXkiVWVi
今だって恥ずかしいのに。
私は横目で彼女をうかがった。
ボディソープのボトルを振って中身を確かめている彼女は特に羞恥を感じていないみたいだ。
先ほどの話通りなら、蛇人は他人に裸を見せるのに慣れているから、ということになるのだろうか。
それとも普通人と違って上半身の多くも鱗で覆われているから?
自分の身体もそうだが、蛇人の身体で鱗が生えていないのは顔と胸くらいだ。
それにしても、と私は彼女の胸を見て考えてしまった。
「なに?」
「な、なんでもないです!」
彼女はぷっと笑って胸をそらす。
「当ててみせましょうか?
私の胸が平らなのは、私が特別に平らなのか蛇人という種族が平らなのか、ってことじゃない?」
私は真っ赤になってうつむいた。
視線の先には私のやはり平らな胸がある。
「答えを言うと、これは種族の特徴なの。
蛇人は子育てにあまり母乳を必要としないから、胸が発達しないのね……がっかりした?」
「え、いや、その」
私はなんと答えたものか判らず、首を横に振る。
「私たちは胸が平らなのが普通なんだけど……
外国から文化も入ってくるし、今時の子の間では胸に詰め物をするのが流行ってるみたい。
中には豊胸手術をする子までいるけど、医師としてはおすすめできないな。
くろちゃんは、大きい方がいい?」
「い、いえ、ふつうが、いいです」
「普通が一番だよね」

言いながら彼女はシャワーのノズルを手に取り、蛇口をひねった。
温かな水の粒が彼女の鱗の上ではじけて転がる。
つやつやした鱗は水を受けて真珠のようにきらめいた。
思わず見ほれていると、泡だったスポンジを手渡される。
「ほら、ぼーっとしてないで。私は尻尾の先から洗っていくから、くろちゃんは身体の上からね」
彼女は私の尻尾側に移動し、スポンジを持て余す私をよそに洗い始めた。
彼女の爪がこりこりと私の鱗の間をひっかくのが判る。
私はくすぐったさに耐えられず、尻尾を大きく振る。

456:しっぽむすび10/24 ◆vpePLp7Z/o
13/02/05 01:31:31.53 gXkiVWVi
「こら、じっとしなさい」
「だ、だって、くすぐったくて」
「我慢」
我慢できない。彼女は跳ね回る尻尾にかじりつき、頭から泡まみれになっている。
黒い自分の尻尾と白い石鹸液の組み合わせがとても卑猥に見えて、私は自分の発想を恥じた。
恩人で、裏表がなく優しくて、その上同性の人でいやらしいことを考えるなんて、いけないことだ。
そんなことを考えていると知ったら、彼女はきっと悲しむだろう。

「もう、元気だなあ。さっきまであんなにおとなしくていい子だったのに」
彼女はびちびち跳ねる私の身体を尻尾で押さえ込む。
下腹から胸にかけて巻き付いた彼女の身体は石鹸水でぬめり、私の身体を泡立たせていく。
「面倒くさいから、このまま身体で洗っちゃおうかな」
さらっとそんなことを言う彼女に赤面する。
蛇人の社会にはないんだろうか。こう、身体で身体を洗う性的サービスって。
私自身も組織で練習はさせられたことがある。
だが蛇人にまきつかれるサービスを好む客がいなかったので、幸か不幸か練習どまりだったけれど。
もしかして蛇人は身体が触れ合っても何とも思わないのだろうか。
私はこんなに、どきどきしているのに。

「もう、くろちゃんも洗わないとだめだよ」
彼女がふりかえって私をたしなめ、私はあわててスポンジで身体をこすりはじめた。
身体が跳ねる。
「あれ、どこか痛くした?」
「な、なんでもないです!」
彼女がまた私の尻尾に専念し始めたのをうかがい、私は息をついて身体をみおろす。
たいらな黒い胸に、小さく主張するような薄紅の乳首。
硬く充血して立ち上がり、スポンジが軽く触れるだけでびりびりと痺れるような部位。
こんな、人並み以下の大きさの胸なのに(蛇人的には普通らしいけど)
こんなときばっかり、と泣きそうになる。
浅い息をつき、泡の中から顔をだす乳首から目をそらして、できるだけ遠いところを洗う。

457:しっぽむすび11/24 ◆vpePLp7Z/o
13/02/05 01:35:29.04 gXkiVWVi
今までこんな気持ちになったことはなかった。
ほかの組織の子供たちと同じく、私もある程度成長したらいろいろな性奉仕を行うようになったけど、
快感はなかったのだ。膣に挿入されたときでさえ痛いだけだった。
ほかの子供たちが何度かするうちに「感じる」ようになっていくのに、何度やっても痛いだけ。
私は、蛇人はそういう身体なのだと思っていたのに。
どうしよう、どうして、こんなときに。
身体に触れるだけで声がでてしまいそうだが、それでも怒られるのが怖くて、私はスポンジを必死に動かす。
出来るだけ胸から遠いところ、二の腕、首、背中。
でもどこを洗っても快感が胸を尖らせていく。
ほしい、もっときもちよいものがほしい。
胸をぎゅっとしてほしい、わきの下を撫でてほしい、下腹をこすりあげてほしい。
彼女に、それをしてほしい。
私がそんなことを考えているとも気づかず、彼女は背を向けて石鹸を泡立てている。
白くなめらかな背中と丸みを帯びた尻が上下に揺れているのを見ると、猛烈に腹がたってきた。
私はこんなにどうしようもない気持ちなのに、彼女はなんとも思ってない。
ずるい、どうして私だけ、彼女だって、いやらしくなればいいのに

後で考えると、あのときの私はまさしく魔が差していたのだろう。
だが、そんなことに気づく余裕もなく私は身をよじる。
私の尻尾が彼女の平らながら柔らかな胸を、下腹を、そして性器があるべき場所をしめつけ、
こすり上げ始める。
「あ、あの、くろちゃん?」
「なんですか?」
できるだけ無邪気に聞こえるような声を返す。
さきほどまで声を殺すのに必死だったのに、企みを胸に抱いていれば平静を保てる。
私はそんな、薄汚い人間なんだと改めて思う。
「そ、その、尻尾が、へんなところに当たって」
「そうですか?」
私は彼女のあそこをざりっとすり下ろした。
石鹸とは違うぬめりが感じられて動悸が高まる。
「ちょ、ちょっと、離して」
「いやです」

458:しっぽむすび12/24 ◆vpePLp7Z/o
13/02/05 01:39:34.21 gXkiVWVi
私は尻尾の力を強くすると同時に、二本の腕で彼女の尻尾を抱きしめる。
顔の先でびちびち跳ねる、薄いピンク色の尻尾を見つめていると、なんだか変な気分になってきた。
先端にそっと口づける。
ぴん、と反り返った尻尾に唇を這わせた。
若干見た目が似ているとはいえ、これはあくまで尻尾であって男根ではないのだけど、
勘違いしそうになる。
彼女の尻尾が震えているのは、気持ちよくて射精したくてたまらないから、なんて。
口を開け、先端をくわえこむ。

口淫だけは自信があった。
鱗がある身体を抱きたがる客は少なく、いつもフェラチオ止まりだったからだ。
「おまえはフェラチオだけが取り柄だな」と組織では言われていた。
結局私は、目の前にちんぽのようなものがあったらくわえこむような変態ってことなんだろう。
だって、あごが苦しいのに、ざらざらした鱗が口内を削るのに、嬉しい。
口いっぱいに彼女で満たされているのが、
鱗を舌でなぞり軽く歯を立てるたびに彼女が感じているのが、嬉しい。
彼女の手がゆるゆると私の尻尾をしごきあげるだけになり、
荒い息と押し殺した声を浴室にこだまさせているのが、嬉しくて仕方がない。
胸を、尻を、下腹をこすり上げもみ上げて、互いの身体が飴のように溶けて一つになるような気がした。
自分の中から何か熱くて大きなものがこみ上げてきて弾けるのを、
私は彼女の尻尾を噛みしめながら感じていた。

459:しっぽむすび13/24 ◆vpePLp7Z/o
13/02/05 01:44:10.67 gXkiVWVi
しばらく腰を弾ませたあと、私は憑き物が落ちたように冷静になった。
熱い蒸気につつまれた浴室で、冷水を浴びせられたような心地だ。
どうしよう。
なんてことをしてしまったんだろう。
絶対きらわれた。きっと追い出される。それどころか逮捕されるかもしれない。
涙でぼやけかけた視界に、ひょいと彼女が顔をのぞかせる。
次の瞬間、ばしゃっと手桶からお湯をかぶせられた。
「ばか、くろちゃんのばか」
真っ赤に頬をふくらませた彼女の顔が目の前にある。
「あ、あんなの、いや、そもそも私も悪いけど、でも、だめだよ」
「……ごめんなさい」
「泣いてもだめ」
頬を引っ張られる。

「だいたい、その、なんで言ってくれなかったの? 本当のこと」
彼女は私の下腹に目をやったあと、すぐにそらす。
私は問いの意味が解らず首をかしげた。
「本当のこと、ってなんですか?」
彼女は真っ赤になり、もごもごとなにかをつぶやいたあと、意を決したように口を開く。
「だ、だって、きみ、男の子じゃない?」
「え?」
私は彼女の視線を追い、自分の下腹を眺めた。
私の女性器はぱっくりと開き、石鹸の泡と白くどろどろした汁にまみれている。
でも、そこに初めて見るものがあった。
女性器からだらりと伸びた、細長い肉筒。
組織でさんざん舐めしゃぶらされていたものによく似ている。
そんなものがなぜか、二本も突き出していた。
「……なんですか、これ?」

頭からすっと血がひいていくような気がする。彼女も私が嘘をついていないことが解ったのだろう。
心配そうな目を向けて言った。
「今まで、一度も見たことがなかったんだね。これは、蛇人の……おちんちんだよ」
「うそ、だって、こんなの、はえたこと、ないし」
「蛇人のは、身体の奥に収容されているの。
だから子供の内は検査しないと男女の区別がつかなくて……くろちゃん? くろちゃん、大丈夫?」
彼女の声が遠く、辺りが暗くなっていく。
まるで穴の中に落ち込むようだと考えた辺りで、私の意識は途絶えた。

460:しっぽむすび14/24 ◆vpePLp7Z/o
13/02/05 01:48:50.73 gXkiVWVi
ぼんやりとしたオレンジ色の灯りが視界の先に浮かんでいる。
花の形をしたランプだ。壁際の卓に置かれたそれが柔らかな光を投げかけている。
目を上げれば、今日来たばかりの自分の部屋だと判った。もうすっかり日が暮れているらしい。
私はかけられていた布団に頭から潜り込んだ。全部夢だったのだと思いたい。
でも、濡れている髪も、身体に残る石鹸の香りも、現実だ。
私はあそこに手を伸ばしてみた。
今はぴったりと閉ざされ、あんなものが生えている様子はない。
やっぱりあんなの、おかしい。
第一、二本も生えている意味が解らない。

私は裂け目をむりやり開き、指を差し込んでみた。
ほかの場所よりは薄いが鱗が生えている内側が、指を締め付ける。
ほら、指だって入るし、あんなものが入っているスペースなんかない。
あれは幻だったのだ。お風呂でのぼせた頭が見せた、幻。
絡みつく彼女の身体も、石鹸の苦みと汗のしょっぱさが混じる彼女の尻尾も、彼女の甘い声も、全部幻。
そう考えたとき、何かが身体の奥から沸き上がってくるのを感じた。
大きな塊が私の裂け目を降りてきて、差し込む指にこつんと当たる。
とたんに腰に強いしびれが走り、私は思わず声を上げてしまった。
うそだ、こんなの。これはなにかのまちがいだ。
そう思いながらも、指は裂け目の中のそれを探るのをやめられない。
つるんとして丸みを帯びた、果実のようなもの二つ。
それが私の裂け目をぎちぎちと広げ、外に出てこようとしている。


次ページ
最新レス表示
スレッドの検索
類似スレ一覧
話題のニュース
おまかせリスト
▼オプションを表示
暇つぶし2ch

3952日前に更新/480 KB
担当:undef