ロボット、アンドロイ ..
78:名無しさん@ピンキー
10/11/08 23:59:36 d8GiFgj0
芸能方面 ← キャスト・ドラマ自体の演出・視聴率等 |壁| ロボ娘的な演出・ストーリー・見所等 → このスレ
79:名無しさん@ピンキー
10/11/09 01:33:14 zA4DVVkf
しかし、視聴率的には目も当てられない状況なのは確か
やっぱ、視聴者を舐めた造りだってことは伝わってくるのな
80:名無しさん@ピンキー
10/11/09 01:48:17 UBf90coD
視聴率の話が一番無関係だな
このマイナー趣味なスレで売り上げと内容の是非が関連付けされた例は無いよ
81:名無しさん@ピンキー
10/11/09 02:42:48 TvaJGjlA
もっと整った顔の、いかにもロボっぽい子が主役やってくれてたらなあ
AKB出せばウケると思ってる制作の意図が見え見えなのが腹立つんだろう
82:名無しさん@ピンキー
10/11/09 06:45:18 dWbnJjrr
例えばイラストやアニメの、見た目の良し悪しでロボ萌えの是非が大きく変わるわけではない。
明らかに「絵が下手だから」といって、「絵が下手」という理由だけで萌えの対象にならないことはない。
コレは別にこのスレに限ったことじゃないし、当然SSもそうだ。
そして同様に、キャストが誰か視聴率がどうかでロボ萌えが変わるわけじゃない。
三次に対する見解や萌えの好みの差こそあれ、そんな二の次を理由に作品と萌えを叩くなら他所でやるべき。
で、あんなにしゃべりも動作もカタコトでやるなら、声のハウリングとか駆動音とか常時付けてほしかった。
83:名無しさん@ピンキー
10/11/09 10:56:54 ZoQzQ0uG
>>あんなにしゃべりも動作もカタコトでやるなら
そういう小細工じみた真似するから余計に叩かれる元になる
絶対にロボ娘を演じちゃならないタイプの人間っているんだな
84:名無しさん@ピンキー
10/11/09 11:54:16 WLXsCP0W
会話や動作はごく自然なのに
価値観とか言い回しが決定的に違う、という描写で
ロボらしさを出せないもんかね
シナリオ勝負になるから
変な自主規制に縛られたTVの放送作家には
難しいのかもしれんけど
85:名無しさん@ピンキー
10/11/09 13:52:06 39jMuQ4q
いっそのこと、
顔や手など露出してる部分にリアルなつなぎ目やネジやリベットがあれば……
って、それじゃあ最初からロボだってわかるから、ストーリー的に無理か。
(アイドル的にも無理、という話しは置いておいても)
いずれ、中身むき出しになるまで壊れるシーンがあれば
また違ってくるかも。
ドライバー差し込まれてぐりぐりされる、とか。
86:名無しさん@ピンキー
10/11/09 14:29:53 z/2ruStx
今の時代、別にロボットって公言してもそんなに騒ぎにならない気もするんだよね。
法律的な問題やストーリー的な盛り上がり(バレるかバレないか)は別として。
Q10見てないからそのへんの世界観はわからんけど。
87:名無しさん@ピンキー
10/11/09 14:50:51 fTkHv79E
全身義体程度なら少し驚かれる程度で済みそうだな
88:名無しさん@ピンキー
10/11/09 16:36:00 vT+EOgoM
>>73
首ポロとかメカ娘要素あるけどなんかつまらん
89:名無しさん@ピンキー
10/11/09 19:28:32 dWbnJjrr
>>83
それは価値観の相違かもしれないが、今の演技こそ小細工っぽくて何かなぁと思う。
個人的には中途半端な気がするからどっちかにしてほしい。今より人間寄りでもそれはそれでアリだ。
90:名無しさん@ピンキー
10/11/09 19:43:59 35/vg9Xn
まあ、ここで論じる価値もない駄作だってことだろ
普通なら打ち切りになってもおかしくない数字しか稼いでないようだし
AKBなんざ根本的にスレ違いだな
91:名無しさん@ピンキー
10/11/09 19:50:34 6iomTOl2
一番やなのは、これで「ロボ娘もののドラマは視聴率取れない」という誤った認識が広がることだな。
世間一般の方々様の認識では、AKBはアイドル様だからキャストには問題なし、とか思いやがるだろうし。
可能性の芽を摘まれるっつーのは非常に癪ではあるな。
92:名無しさん@ピンキー
10/11/09 22:07:08 iXmSBuVF
もこみちがやってた奴はおもしろかったな
あれの女の子版みたいなのあればいいな
93:名無しさん@ピンキー
10/11/10 01:05:41 CA7xgl5q
>>91
そこまでひねた言い方だとちょっと感じ悪いぜ
ってゆうか「ロボ娘もの」は視聴率取れないよ普通に考えて…
AKBだから何とか成立してる面もあるでしょやっぱり(俺たちの好き嫌いは別として)
マイノリティはマイノリティなりに楽しめばいいんであって、
世間の認識がずれてる、俺たちの感覚が正しい!とか言い出すとおかしなことになる
94:名無しさん@ピンキー
10/11/10 02:47:36 IzRwBltx
中途半端なのがいけないと思う
もっとトーンを落とすか、もしくは逆にはっちゃけるかだ
ロボットであることを前面に押し出して不条理に暴れまくるとか
何をしたいのかが全く伝わってこないのが一番ダメ
第一、現代じゃロボであることを隠す意味がない
95:名無しさん@ピンキー
10/11/10 18:30:40 T14a1pN/
ひとつふたつロボものが興行的に失敗したところで、
今さらたいした影響は無いだろうって程度には需要は無い気がするなw
宇宙人ものと同様にイロモノ的味付けの一つなんだよね
96:名無しさん@ピンキー
10/11/10 19:06:34 RAC1gk1M
質が悪くても、そういう作品が細々と残ることを評価するか
質が劣るぐらいなら、いっそゼロになるのも潔しとするか
日本は厳しい選択を迫られることになりそうです(←ニュースの常套句)
97:名無しさん@ピンキー
10/11/10 22:22:12 aDPi9134
>>73
同じヤンガンのロボット物ならフロミとイヴの方が面白い
98:名無しさん@ピンキー
10/11/11 00:37:55 /jZHakSd
ひとつ聞きたいんだけど、このスレの守備範囲って、人造人間なら何でも対象に入ると思っていいの?
いや、魔法生物っぽいホムンクルスはともかく、ファンタジー系でも、ゴーレムとかオートマータとかは対象に入れていいのかどうか気になって……。
たとえば、ちとマイナーな懐ゲーの「ブルーブレイカー」のヒロインのひとりとかは、とある国王が亡くなった娘に似せて作ったゴーレムだったり、
新しめだとアニメ化もされる「祝福のカンパネラ」のヒロインのひとりがオートマータだったりするんだけど、
そのテの「人造少女」をヒロインにした話も、ココで扱っていいのかな?
99:名無しさん@ピンキー
10/11/11 00:58:14 kMpzu+7Q
>>94
よし、究極超人あ〜るの実写版作ろうぜ。
100:名無しさん@ピンキー
10/11/11 08:52:17 vdHA4EPV
ドラマ版の「ネギま!」の茶々丸は結構萌えた。
101:名無しさん@ピンキー
10/11/11 12:26:14 a06TFoTT
>>98
某アンドロイド画像スレで、絵で見て一発でアンドロイドと分かる絵しか認めないみたいなルールが
出来てしまってからは、内部構造が見えるくらいに破壊されているかメンテナンスハッチが開いている
状態の絵しか投下不可能になって寂れていったっけな。基準は広めに取っておいてもいいと思う。
個人的にはファンタジー系でも人形はアリだと思う。
体の構造が細胞以外(鉄、プラスチック、岩、木材?)ならOKな感じかな?
102:名無しさん@ピンキー
10/11/11 14:45:39 pelr7f3d
>>101
無機タイプに萌えず、有機タイプ専業の俺としては
人間ではまずありえない特徴を持たせれば可、とかしてほしい
メカ耳のようなアクセサリーレベルは、過去の経緯からアレだとしても
メカスジやマーキング、埋め込みパーツなどがあればOK、とか
そういうのがない場合は……やっぱメカバレぐらいしか思いつかないなあ
できることなら、余計な規制はなしにこしたことはないんだが
103:名無しさん@ピンキー
10/11/11 15:22:52 SHZT3+eR
>101、>102
了解、微妙なボーダー上の問題だというのは理解しました。
広義の「人造人間」から考えると
・クローン、コピー系
→ 基本的に人間と同じだから×(例.某なのはの金髪雷神、禁書の劣化電磁妹など)
・レプリカント系
→ ほぼ生身に近いと×(例.アップルシードバイオロイドなど)、
無機系・電子機器系は○(例.ブレランのとかMMMのレゥとか)
・ホムンクルス
→ 魔法「生物」なので×
・ゴーレムやオートマータ
→ 「自動人形」(歯車内蔵とか)の要素がわかれば○(△?)
……って感じですかね。
自分がオートマータであることを隠しているけど、クライマックス直前にバレるパターンの話なら、一応OKなのかな?
104:名無しさん@ピンキー
10/11/11 15:23:28 qsdSXZes
うん、メコスジは大事だな
俺はパッと見人間派だよ
アンドロイド製造の究極目的は、「如何に人に模して作れるか」だからな
ミサイル発射とか、いざと言う時だけメカらしさが出る方が萌える
普段とのギャップがたまらないんだよ
105:名無しさん@ピンキー
10/11/11 18:45:31 z78V+Wpj
外見は人間そのままでも、言動でロボらしさを表現することもできるから
なかなか線引きは難しいね
SSならば描写しだいで容易にクリアできるから、見た目完全に人間でも可になるし
絵の場合は「ただの立ち絵はコスプレと判別できないから不可、絵としての情景描写次第では可」
なんてことにもなりうる
サイボーグの存在も踏まえて定義するなら
「身体の内部機構が機械であること」
「心や思考が(自然発生したものではない)『造られたもの』であること」
それらが、何らかの形で作品中に示されていることが
ロボ萌えの対象となりうるかの判定条件なのかも
……もっとも、これだと「人間の頃の記憶を丸ごとコピーした人工頭脳」という
どっちつかずのボーダーラインが残るんだよなあ
こればっかりは人によって解釈が分かれるから
(ロボに生まれ変わったと取るか、ロボになって生きながらえたと取るか)
他の要素(外見や言動、ストーリー展開)で判断するしかないかもな
「人として生きられなくなった新人ロボットの悲哀」というのも、ロボ萌え要素の一つだしね
(ただ、人間嫌いからロボ萌え道に入った人からすれば不可だろうしなあ……)
106:名無しさん@ピンキー
10/11/11 20:25:37 ZMcRoR2Y
サイボーグと線引きの難しくなっちゃうところですね。
エイトマンぐらいだとアンドロイドに分類できるだろうけど、
新造人間ははたして人間なのか機械なのか…。
107:名無しさん@ピンキー
10/11/11 21:12:59 SHZT3+eR
>心や思考が(自然発生したものではない)『造られたもの』であること
「マップス」のビ・メイダーの定義を思い出した。
確かにアレだと、心/思考/意識の出自が問題なんだよねー。
108:名無しさん@ピンキー
10/11/11 21:56:41 Wfp6Ec7O
実際境界線の話なんてどうでもいいというか
ちょっと間違えればすぐさま荒れそうな話を何でわざわざと言うか
ま、知識自慢と俺定義がオタクの習い症とは言うものの
もっとど真ん中なロボ娘話をしたいし読みたい物だがな
109:名無しさん@ピンキー
10/11/11 22:49:43 GeU+foFG
書いて落とす方にとっては叩かれるかどうかの境界線なんだよ
このスレあんまり優しい人ばかりじゃないしね
110:名無しさん@ピンキー
10/11/12 00:32:15 rEXLEtwT
今ここに挙がった数人の意見だけでもバラバラなのに全部の住人の嗜好に沿うものを目指すこと自体がおかしいのではないかと
自分の趣味で自分の好きなものを書けば良い
褒めてもらったり、ちやほやされるのが目的じゃないんだろ?
111:名無しさん@ピンキー
10/11/12 00:56:46 PlfqRFWL
褒めてもらったり、ちやほやされるのが目的でもいいんじゃない?
単純な自己満足なら、ここに投下する必要も、
そもそも文章にアウトプットする必要だってないかもしれない。
そうでなくても叩かれるのは誰だってイヤだろうしなw
112:名無しさん@ピンキー
10/11/12 01:19:05 be/EQZnn
一応いくつかのスレで短編も長編も書き、完結させたのも途中で投げたのもある人間から言わせてもらうと、
「書き始める」のは確かにわりかし純粋で、「褒めてもらったり、ちやほやされるのが目的じゃない」んだけど、
「書き続ける」のには、他の人からの乙やGJは何よりの燃料になるんだ……。
反応がないと長編完結に漕ぎつけるのは難しいと思うよ?
ま、それはさておき。
某コブラじゃないけど、普段はいかにもメカメカしいロボットなのに、いざ事件が起きると中から
ほとんど人間にしか見えないアンドロイド美少女が飛び出して来て、スーパーヒロインよろしく悪を討つ!
……というネタを思いついた。
(通常時のブリキちっくボディは恥ずかしがり屋さんだから)
こっそり変身(外装パージ)しているところを、主の少年に見られて、恥ずかしさのあまり
オーバーヒートしてしまうロボ子ヒロインとか、おいしくない?
113:名無しさん@ピンキー
10/11/12 05:40:11 K7/lmLu/
>>112
それお願いします
114:名無しさん@ピンキー
10/11/12 10:30:46 247SzV+s
必要なのはロボ娘と萌え、厳密な定義なんて飾りですよ大佐。
ぶっちゃけポンコツだろうがハイエンドだろうが炊飯器だろうが萌えがありゃ正義、
例えエロくても萌えがなきゃ外道、って自分は思ったり。
115:名無しさん@ピンキー
10/11/12 12:28:20 q+IR89d7
…単純に、自分の好きなモノにはGJを、
自分の趣味とは違うモノにはスルーを…で解決する話なんだけどなァ。
サイボーグ云々の問題もこれで片付く気がするんだけれども…。
なかなかそうもいかないわなー。
>>110
「消費者」側からするとそういうコトになるのかもなあ。
正直、少なからず自己顕示欲とか承認欲求がなきゃ晒さないよ普通。
見てもらう以上、肯定的な評価のが何だかんだで嬉しいしなw
できるだけ最大公約数的な部分、住人の好みを知っておきたいってのはあるよ。
住人の好みに合わせて自分のこだわりを曲げる!って話ではなくて。
>>112
自分が好きで始めたモノでも、情熱だけで続けるのは結構辛かったりするよね。
(趣味なんだから辛い思いしてまでやるなよ、とか言われたりもするんだけどw)
>>114
その萌えの定義が人それぞれでズレてるからまた難しい…。
というか萌えの定義自体があやふやな(定義しようがない)のが難儀だよね…w
116:名無しさん@ピンキー
10/11/12 14:29:08 kSazKXUO
あくまで一例なんだけど、たとえばアニメ板で「あの作品のキャラがルイズに召喚されました」なんてSS系スレがある。
字義(そしてテンプレ)通りに解すれば「もしもゼロの使い魔のルイズが召喚したのがサイトではなかったら?」というIFな話用のスレなんだけど、
ココでルイズ以外のキャラが召喚したり、逆にルイズが異世界に行っちゃう話なんかも投下されたことが何度かある。
当初は比較的好意的・寛容に受け止められてたけど、後者は今ではNGな雰囲気になってる。前者は一応、許容されてるみたいだけどね。
そういう例を知ってると、このスレの住民が、どの程度厳密なスレの定義から外れても「大丈夫だ。問題ない」と言ってくれるか知りたい……と書き手は思うんじゃないかな?
117:名無しさん@ピンキー
10/11/12 15:25:54 mUU9b8QQ
自分自身は寛容に受け止められる方だと思ってるけど一部の嫌悪してる人の声がでかすぎてNGになってるような気もする
寛容な人は特に何も言わないけど批判の声は大抵どこも大きいしそれで作者さんがいなくなるっていうのを何度も見たことある
118:名無しさん@ピンキー
10/11/12 16:35:55 8GMi9OEh
作品投下スレのライフサイクルには2通りあって
人気上昇→活況→質の悪い作品の台頭→人離れ→衰退
というのが今までのパターン
その衰退を避けようと、質の悪い作品を排除する動きが生まれ
それが先鋭化しすぎて
叩き横行→作家萎縮→投稿減少→衰退
という新たなパターンが出てきた
それがルサンチマンや八つ当たり、作品の傾向が気に入らない奴に悪用されて
「質の維持」を錦の御旗に、質に関係なく作品を叩きまくる風潮を生んだ
本質は衰退工作の一環に過ぎないんだけど
奴らに開き直る名目を与えてしまった ←今ココ
正直、匿名掲示板で作品を公開するということ自体が限界、という気がする
作品投下の場は、したらばの避難所スレやSNSに取って代わってる
前者はレス削除やアク禁ができるし、後者もアカウント削除で対抗できるから
荒らしも思うように活動できないからね
119:名無しさん@ピンキー
10/11/12 16:36:38 8GMi9OEh
すまん、ageてしまった……orz
120:名無しさん@ピンキー
10/11/12 17:17:04 +729hKq1
このスレにも作品を叩く荒らしなんかいたのか?
当方は前スレくらいからの住人なんで過去のことはよく知らないんだが
121:名無しさん@ピンキー
10/11/12 17:45:59 IW22vXVv
同人作品の投下を一事例として使ったけど
商業作品や特定のキャラに置き換えても
似たような現象は起こってるよ
122:名無しさん@ピンキー
10/11/12 22:01:44 KgMxf1+m
>>105
>……もっとも、これだと「人間の頃の記憶を丸ごとコピーした人工頭脳」という
>どっちつかずのボーダーラインが残るんだよなあ
コピーした記憶で生前の人間をエミュレートしてたけど
負荷に耐えられなくなってエミュレートを止めてもらった
....みたいな説明をつけてた絵があったよな
それって単に出来損ないって気もするがw
123:名無しさん@ピンキー
10/11/13 01:35:30 S8e0KvNP
ロボットにとって出来損ないって萌え要素だろ
124:名無しさん@ピンキー
10/11/13 03:27:45 Omwr1GFB
出来損ないとな!かなり以前の他スレより転載。
作者は《ACCESS総合相談所 その12》の978-979氏で、投稿日は2005/07/10。
なんか向こうでは完全スルーされてたんだが、
このスレの兄貴達は値打ちが分かりそうだから引っ張ってきた。以下、氏の作品。
***********************************************************************************
「わ、わたし……どうして止まっちゃったんでしょう」
彼女は困ったようにうつむいた。
「おまえさ」ぼくは言った。
「ロボットってことは中にコンピュータとか入ってるんだよな」
「え、ええ、そうですけど?」
「もしかして、そのコンピュータのOSってさあ、マイクロソフト製?」
「はい、そうです」
「そうか……」
ぼくはため息をついた。
「もしかして、いま『こいつのOS、マイクロソフトでうざすぎ。面倒見切れないよ』とか思って、
ため息つきませんでした?」
「―いや、そういうわけでもないんだけど……」
「いいえ、嘘をついても駄目ですわ。呼気圧に毎秒25立方センチメートルの有意な増加を検出しました。
知ってる……これはため息。あの洪水の晩と同じです」
「いや、真面目な話、おまえは悪くない」ぼくは断言した。「悪いのはおまえのOSなんだ」
彼女はあいまいな笑みを浮かべて、小首をかしげた。そのまま動かなくなってしまった。
*ピー*
「な、なんだ、そのエラー音は」ぼくはうろたえた。
《人格統合モジュールSuperEgoで、自己同一性エラーが発生しました。
自己イメージ「のOS『のOS』」は無効な参照です》
無機的なエラーメッセージ。とび色の目を見開いたまま、
彼女の表情筋コントロールが凍りついたように停止している。
しょうがないなあ、こいつ、「わたし」と「わたしのOS」を区別しようとして
自己参照ポインタが無限ループに陥ったな。何というやわな……
《セッションで保存していない記憶は失われます。人格を続けるには、任意の突起を押してください》
人格を続けるには」とはどういうエラーメッセージだ、マイクロソフトのAIめ。
そのうえ「任意の突起」だぁ?
ぼくはちょっと考えてから、彼女の鼻の頭を押してみた。あんのじょう、何の反応もない。
やれやれ。どうせそんなことだろうと思ったよ。
125:名無しさん@ピンキー
10/11/13 03:28:58 Omwr1GFB
あちこち開けたり閉めたり押したり引いたり、さんざん手こずったあげく、
ようやく彼女の人格に再起動をかけると、
《性別定義ファイルが壊れています。初期化しますか?》
またぞろ、わけの分からないエラーが出やがった。
自己認識に失敗したくらいで、いちいち人格システムファイルが壊れるか?
とりあえず「無視」を選択して彼女の再起動を続ける。
《体内時計の同期中。GPSの信号を受信しています。しばらくお待ちください……》
「あ、先輩……」彼女はハッとしたように叫んだ。
「わたしったら、ログのタイムスタンプに一兆ナノ秒レベルのとんでもない空白が。
……もしかして……って、もしかしなくても、また止まっちゃったんですね?」
「まあ、まだ二度目だし」ぼくは慰めるように言った。「それに『わたし』が生きていて良かったよ」
「『わたし』は、『ぼく』のエイリアスです。でもぼく……」
彼女は困った顔をした。その顔がどんどん曇ってゆく。
「どうかしたか?」
「『ぼく』は……『あなた』ではないですよね?」
「なんか、壊れてるなあ。……あのさあ。おまえ性別のバックアップってとってある?」
「性別ですか?」彼女はにっこりほほえんだ。「はい、復元ポイントがちゃんと」
「良かった……。とりあえず、それリストアしてみ。なんか壊れたとかって、さっき出てたから」
「分かりました。ぼくの性別が壊れちゃったんですね。
えーと、どのバックアップからリストアしたらいいんでしょう?」
「最新のでいいんでないの?」
「最新が3つあるんです。ひとつは男、ひとつは女、ひとつは訳が分からないファイルです。
どれにしますか?」
「……どれにしますか、と言われても」
「先輩のお好きなので……」彼女はほほえんだ。
「……というか、どうしてバックアップの間にそんな不整合が……」
「ぼくの意識ったら3つもあったんですね。ぜんぜん知らなかったよ」彼女は頭をかいた。
「仕様だろ、きっと」ぼくはつぶやいた。
126:名無しさん@ピンキー
10/11/13 04:37:44 nwUukTsI
>>123
分かる
いわゆるドジッ娘萌えに近いようなものなのかな
127:名無しさん@ピンキー
10/11/13 04:54:31 EFO06Pzb
ドジッ娘というか
128:名無しさん@ピンキー
10/11/13 05:00:44 EFO06Pzb
すまん手が滑った
>>126
ドジッ娘というか、OS娘のMEたんみたいなダメッ娘はいいな
129:名無しさん@ピンキー
10/11/13 05:06:40 nwUukTsI
meタソは男の庇護本能をくすぐるような天然系だな
実際ああいうのが身内にいたら非常に困るんだろうけど
130:名無しさん@ピンキー
10/11/13 05:13:12 PbmZGP1Q
俺としてはリミットちゃんがサイボーグだったのが悲しい
あれがロボットだったら間違いなく史上最高傑作だったのに
131:名無しさん@ピンキー
10/11/13 06:27:11 EFO06Pzb
リミットちゃんは止めとけ
さすがに歳がばれる
せめてネンネンにしとけ
132:名無しさん@ピンキー
10/11/13 06:43:42 PbmZGP1Q
ネンネンこそまずいんじゃ
セーラー服の美少女ロボが、お尻にホースを差し込んで燃料補給するのはヤバいだろ
考えてみると、肝心なところで燃料切れってのもなんかいいな
燃料切れは壊れの一パターンに含めてもいいかもしれない
133:名無しさん@ピンキー
10/11/13 12:13:49 5dZAjgHx
人間を便利にサポートするはずなのに、逆に迷惑を掛けまくりのMEタン
なのに、なんでみんなに愛されてるんだろうな
134:名無しさん@ピンキー
10/11/13 12:40:45 iKneRhYZ
meタソはもう俺たちに迷惑をかけることもできないからなあ
135:名無しさん@ピンキー
10/11/13 13:35:35 rRIQF1/W
>>98-108
俺にとっては、あくまで体の中が機械であるのがいいんであって、
人から造られた存在であろうとも、人造人間では萌えないのだ。
俺の好きな長門有希が、人造人間じゃなく、純粋な機械であれば
よかったのに。
136:名無しさん@ピンキー
10/11/13 14:48:35 8QsioaNR
駆動系や外観、マテリアル系はこの数年で飛躍的に進化を遂げた。
AIは…まぁ色々なんとかなってきてるだろう。
問題は動力源だな。内燃機関は論外、バッテリーも進化や資源に陰りが見えてきた。
ここはやはり燃料電池か…
137:名無しさん@ピンキー
10/11/13 14:52:10 1VP7/87V
困った時にはゼンマイに決まってるだろ
138:名無しさん@ピンキー
10/11/13 15:26:31 Hy3ZppsD
ゴム巻きの力も捨てがたい。
どっかのメイドロボが自白していたな。実際に実装されてるのかは
怪しいけど…
139:名無しさん@ピンキー
10/11/13 15:51:55 5GRTCo/v
>>124
そのままいろんな事を続けると、乳房とか女性器とかのデバイスが
エラー起こしてフリーズしまくりそうだな
140:名無しさん@ピンキー
10/11/13 20:04:12 zQM+Lh62
ロボ娘は燃料切れで機能停止しなくてはいけないから
すぐ切れるようなエネルギーにして欲しいな
141:名無しさん@ピンキー
10/11/13 20:43:34 i/6r8G4u
[こいん いっこ いれる]
142:名無しさん@ピンキー
10/11/13 20:49:24 NQiuEx44
自分で自分のエネルギー残量がわからない
自分でエネルギー補給ができない
ってどんだけ低性能なのかと
ASIMOですらやれんのに
NANAみたいに微エロシーンの口実に使ってるのもあるが
143:名無しさん@ピンキー
10/11/14 01:41:24 0D3StHXD
>>139
女性器が咥えこんだまま計画的にフリーズするようにして、殺人するという話、昔あったな・・・。
144:名無しさん@ピンキー
10/11/14 10:54:17 Vjb7MlwD
このスレの過去作にもいるじゃないかw
URLリンク(bluerose.g.ribbon.to)
145:名無しさん@ピンキー
10/11/14 12:03:26 zakKYb72
アトムの頃からエネルギー切れで行き倒れるのはお約束だから仕方ない
146:名無しさん@ピンキー
10/11/14 22:38:25 2W2XaXgV
例えとしては変かもだが、車のガソリン切れなんかは現代でも割と
起こり得るトラブルだし、エナジー残量を示す計器の指針が異常、故障等で目測を謝る的な
事として考えられる事態では?
…まあこの理由でも、それは日頃のメンテが悪いって話になるか。。
147:名無しさん@ピンキー
10/11/14 22:55:32 VqkfNzga
判っていても補給できないシチュエーションもありでは?
補給装置の暗証番号を知らないとか、出先で補給装置がないとか。
148:名無しさん@ピンキー
10/11/15 02:50:31 CoYpeD68
ロボは3原則で自己の保存より優先度の高い項目が設定されてるからエネルギー切れはある意味必然だな
そして、自己保存と他者救済のジレンマこそがロボ物のロマンだと思う
149:名無しさん@ピンキー
10/11/17 01:25:38 iV4a5QCo
基本的な3原則に従うならそのタイプは間違いなく他者救済じゃねぇの?
アシモフの堂々巡りみたいに3原則の強さを変えてあったら面白いことが起こるけどw
150:名無しさん@ピンキー
10/11/17 02:07:02 j4U1gv/L
たとえばなんだけど、例の三原則を極力緩く解して、
「三原則に反しない限り、自由に行動し、人格形成する」
という話はどうだろう?
たとえば、「人間を害する」とは「肉体的に傷害罪・致死罪に当たる行為をすること」という解釈で、
恋敵を罵ったり、浮気な恋人にビンタしたりできるロボっ娘って萌えない?
151:名無しさん@ピンキー
10/11/17 07:08:56 b3CNUcah
その設定の上でロボである必要があるキャラ設定ならありだと思う
主人が好きすぎて周りの人間に嫉妬するロボ子ってのはなんというか・・・良いね
152:名無しさん@ピンキー
10/11/17 08:12:52 OGfsbd7g
アシモフ三原則は、本来否定されるためにある原則なんだけどな
その制約や矛盾、縛られた者の不幸、時にはその克服がテーマになってる作品も多い
どうしてあれを普遍不可避と考えるのか
153:名無しさん@ピンキー
10/11/17 12:53:00 h+4lpMBm
微妙なネタだが、今度のスパロボにオリジナルキャラとして「アンドロイド」が出てくるのが微妙にうれしい。
(いや、ラミア姐さんもだけど、あの人は自分がアレなこと隠してたし)
でも、主人公のパートナーロボ(青髪・ショート)より、ライバルのパートナーロボ(赤毛・ロング)のほうが、個人的には萌えるんだよなぁ。性格もマルチとセリオっぽいし。
154:名無しさん@ピンキー
10/11/18 08:43:27 lbpj4bs8
>150
1)ロボットは人間に危害を加えてはならない。この場合、「危害」とは「在籍する国家における傷害罪・致死罪に当たる行為をすること」である
2)ロボットは「オーナーである人間」に与えられた命令には服従しなければならない。
無論、与えられた命令が、第1条及び社会規範に反する場合は、この限りでない。
3)ロボットは、第1条および第2条に反するおそれのないかぎり、自己責任において、自由に行動する権利を有する。無論、行動の結果如何によっては法的処罰の対象となる。
……なんて、イカサマ三原則をデッチ上げてみた。
オーナーが死んだ娘に似せたアンドロイドを保有、しかしその娘が知り合った青年に惚れたり……とかするとおもしろい話が書けそう。
あるいは本来の三原則を知ってる人間が、それを悪用しようとしてロボ子を懲らしめられる、とか。
「え!? な、なんで動けるんだ? 命令には絶対服従のはずじゃあ……」なんてね。
155:名無しさん@ピンキー
10/11/18 09:18:58 lUEds2CK
草上仁の「かれはロボット」みたいなオチはいや
156:名無しさん@ピンキー
10/11/18 13:34:34 LBaKJvy0
ロボット三原則って実は
(人間の)主人が(人間の)奴隷に対して命じてきたことと
まったく同じなんだよね
第三原則を言い換えれば
「どんなに辛くても自殺すんな(俺の評判に関わるから)」
という意味でしかない
つまりは人格・権利の全否定なわけで
萌えの対象たるロボ娘に
そんなもん、とても強要できんわ
157:名無しさん@ピンキー
10/11/18 14:07:46 /baZnc4+
>>156
お前には浪漫が足りない
モンブランでも食え
158:名無しさん@ピンキー
10/11/18 15:54:12 025ZQjTY
>>157
俺は三原則の打破にこそ浪漫を感じる
マスターが縛りを解き放つもよし
自ら足枷を引きちぎるもよし
159:雲流れる果てに…6 ◆lK4rtSVAfk
10/11/19 14:20:24 9e+rL20W
本部に戻った僕たちを待っていたのは、「特機隊の恥さらし」という汚名であった。
民間人に負傷者を出しながら、むざむざ暴走ロボカーを取り逃がしたことが幹部の逆鱗に触れたのだ。
「まったく、高価な装備を与えられておきながら」
「一晩掛かって何をやっとったのかね」
「これで航空隊のヘリに美味しいところを持っていかれてしまう」
散々な評価であるが、事実だから反論の余地はない。
昨夜のヒーローは、一夜にして汚物に転落したらしい。
なにとぞ名誉挽回のチャンスをと願ったが、幹部たちの返答はつれないものだった。
「恥の上塗りは隊の名誉に関わるから」
「君たちにはこの任務から外れてもらうよ」
「当分の間、機動捜査は禁止する」
彼らにしてみれば、ロボコップ計画を進めた都知事をいたぶる絶好の機会だ。
僕たちに汚名返上させる訳にはいかないのだろう。
直ぐにもシズカに役立たずの烙印を押し、都知事に全責任を擦り付ける腹づもりなのだ。
白河法子知事に恩義があるわけじゃないが、このままで済ませてはシズカが可哀相だ。
アンドロイド故に表面には出さないが、敵を取り逃がしたことで彼女のプライドは深く傷ついているだろうから。
落ち込んでいる女の子を慰めるのは、やはり主役の義務であろう。
どんな手を使ってでも、リターンマッチのリングに上げてやらなくては。
と言ってRX9を取り上げられては、あのロボカーには太刀打ちできない。
徒手空拳の僕に何ができるか、懸命に考えてみる。
寮に戻ってきてからも、そればかりが頭の中でグルグル回っていた。
なのに、肝心のシズカときたら─サトコと一緒にのんびりお風呂を楽しんでいる真っ最中だ。
こんな時にはお風呂が一番だと、サトコが気を利かせてくれたのだ。
洗いっこでもしてるのか、バスルームからはキャッキャと黄色い声が漏れてくる。
まったく呑気なモノだ。
まあ、これ見よがしに落ち込まれるよりはいいのかもしれない。
考え疲れたので、その場に仰向けに寝転がる。
よく考えたらまる2日近く寝ていなかったな。
流石に疲労感を覚え、ウトウトしはじめる。
けど、騒がしい女どもが、眠りに落ちるのを許してくれなかった。
「クロー……クロー……」
ただならぬ声に叩き起こされたと思ったら、上下逆さまになったシズカが目に入った。
いや、逆さまになっていたのは僕の頭だが、驚いたことにシズカは一糸まとわぬマッパだった。
「クロー……シズカの体……おかしい……」
機能に異常でも生じたのかと焦ったが、問うより先にシズカはドアの向こう側へ引っ込んだ。
と思ったら、今度はサトコの手を引いて再び姿を見せる。
「ちょっとぉ、シズカ。やめなさいってば」
風呂上がりのサトコは、バスタオルのみを体に巻き付けたセクシースタイルだった。
「股間に毛がないの……シズカだけ……サトコだって……」
ほらっ、とばかりサトコのバスタオルをむしり取ったからたまらない。
股間の茂みも生々しい、美人女子大生のフルヌードが露わになった。
「ギャアァァァッ、見ないでぇっ」
サトコは悲鳴を上げて胸と股間を覆い隠した。
幼馴染みとは言え、敬虔なカトリック教徒である彼女の裸などお目に掛かったことは無い。
至近距離でお宝ヌードを目の当たりにして、僕の全身の血は一気に股間と鼻へ収斂した。
ブッと鼻血を噴き上げてのけ反る僕に、追い打ちの一撃が加えられる。
「見るなっつってるだろうがぁ、このバカァーッ」
嫌になるほど重たいストレートが僕のアゴを的確に捉え、同時に景色がグニャリと歪んだ。
160:雲流れる果てに…6 ◆lK4rtSVAfk
10/11/19 14:21:11 9e+rL20W
「嫌らしい目で私を見るからですっ。しばらく顔も見たくありませんっ」
サトコのわめき声が、ふすまの向こうから聞こえてくる。
脳震盪を起こした僕は、シズカの膝枕で介抱されながらそれを耳にした。
遂に家庭内別居だよ。
つか、そんなに僕の顔を見たくなけりゃ、自分の家に帰ればいいのに。
こんなになっても、まだ僕とシズカがエッチするのを邪魔する気でいるのだ。
「君って奴は、まったく。大人になれば毛ぐらい生えるのは当たり前だろうに」
僕は恨めしげにシズカを見上げた。
「けど……クロー秘蔵のコミックでも……女の股間には…毛が生えてない……女は生えないのが普通と…思っていた……」
アレは生えてないんじゃなくて、描かれた当時の自主規制ってやつだ。
って言うか、その話はNGで願いたい。
「なら……シズカも……毛……欲しい……サトコだって……生えてる……」
あんなもの、あってもなくても同じだろうに。
他人が持ってるモノをなんでも欲しがるのはよくない傾向だ。
そのうち「オチンチンが欲しい」なんて言い出すんじゃないだろうな。
「ペニスは不要……クローのがあれば……充分……」
シズカはこっちが赤面するようなことをサラリと言ってのけた。
まあ、それほど欲しいってのなら、植毛の技術を応用すれば簡単だろうけど。
「それならば……次のご褒美には……毛を要求する……」
だったら手柄を挙げられるように知恵を絞るんだな。
とにかく、今は陰毛の心配なんかしている場合じゃない。
このままじゃ、ロボコップ計画の存続すら危ういんだから。
「禁止されたのは……機動捜査だけ……足で情報を稼ぐのは……許されている……」
だから、何の情報を稼ぐつもりなのかね。。
「一昨日のロボカーと……昨夜の事件の関係を……洗う……」
なるほど、2つの事件はロボカーが絡んでいるというところに共通点がある。
一昨日のロボカーは警察を首都高に引き付けておくための囮で、その裏で宝石店を狙う強盗犯人に操られていた。
昨夜のロボカーはどうだろう。
少なくとも、騒ぎのあった時刻に大きな事件は発生していない。
首都高を荒らした目的は、別にあったと考えていいだろう。
第一、ロボカーの性能だけを見ても両者の差は歴然としている。
それでも2日続けてロボカー騒ぎが起こったのは偶然とは思えない。
「これは、昨日逮捕した技術者をもう一度叩く必要があるな」
そうと決まれば善は急げだ。
捜査一課の取り調べがそこに及ぶ前に、奴の口を割らせるのだ。
その半時間後、僕とシズカは新霞ヶ関の本庁舎にいた。
重要事件の被疑者は所轄署ではなく、警視庁本庁舎の留置場にお泊まりいただくことになっている。
一昨日逮捕された技術者もその例に漏れず、ここの22階に留置されている。
「ああ、クロード主任。残業ですか?」
厳重にガードされた受付で、僕は顔見知りの看守に呼び止められた。
以前、この留置場はサイボーグどもに襲撃され、徹底的に破壊されたことがある。
そのサイボーグ軍団を壊滅させたことで、僕は看守たちから英雄視されているのだ。
「うん、一昨日ぶち込んだ技術者だけど。ちょっとでいいから、話をさせてくれないかな?」
僕は愛想のいい笑顔を見せて看守に頭を下げた。
途端に看守は困惑した顔になった。
奴を逮捕したのは特機隊の僕だが、事件そのものは既に捜査一課が担当している。
僕たち特機隊は猟犬の集団である。
被疑者を逮捕しても手続書を作るくらいで、その後の処理は事件を所管する部課や所轄署に引き継ぐのだ。
だから僕には例の技術者を取り調べる権限はない。
161:雲流れる果てに…6 ◆lK4rtSVAfk
10/11/19 14:21:45 9e+rL20W
「いや、それは分かってるんだ。その上で頭を下げてるんじゃないか」
僕は拝むような仕草で頼み込んだ。
「幾らクロード主任のお願いでも、こればっかりは……」
職務に忠実な看守は、人情と職務倫理に板挟みになって苦悶する。
「今度、女子大生とのコンパをセッティングするからさぁ。お願いっ」
「えぇっ、女子大生?」
女子大生を餌にすると、看守は呆気なく食い付いてきた。
出会いに恵まれない警察官、それも外部との接触が極度に限定された看守勤務員はこの手の話に飢えている。
女子大生とコンパする機会など、そうそう得ることはできないのだ。
「ちょっとだけ……本当にちょっとだけですからね」
看守は厳めしそうに顔を引き締めると、さっそく留置人の出場手続きに入った。
いつの時代でも、女子大生には需要があるもんだ。
但し、相手の全員が厳しい戒律に縛られた敬虔なカトリック教徒だと知ったら、看守たちはさぞかし落ち込むだろうなあ。
「さて、アンタの作ったロボカーについて話してもらおうか」
僕は如何にも理系バカといった風貌の男に尋問を開始した。
男はフンッと鼻を鳴らすと、軽蔑したような笑いを浮かべた。
こういう時には、押しの利く厳つい外見に生まれなかったことを悔やむ。
「君に僕の創った芸術が理解できるとでもいうのかね?」
男は尊大そうな態度でせせら笑う。
こいつは大手エアカー会社、ユナイテッド・モータースの技術者だったが、研究の成果が上がらずクビになった。
天才を自負している男には、我慢ならないことであったろう。
それで社会に対する恨みを晴らし、研究費を稼ぐために宝石店強盗を企んだのだ。
「芸術? なるほど、そう言えば余りにも繊細だったよな、アンタのロボカーは」
シズカに頼るまでもなく、M6カービンの連射で炎上するのだから、芸術と言うよりはむしろプラモデルだ。
僕が負けじと鼻で笑うと、男は真っ赤になって立ち上がった。
その鼻先に、昨夜現れたロボカーの写真を突き付けてやる。
シズカの映像記録装置が保存していた動画をプリントアウトしたものだ。
濃紺とイエローに塗り分けられた優美なボディを目の当たりにするや、男はサッと顔色を変えた。
「やはり何か知ってるようだね。洗いざらい吐いてもらおうか」
僕は男の肩に手を掛け、無理やりに座らせてやった。
それでも男は口を閉ざし、プイッと横を向いてしまう。
仕草としては可愛いが、男がやっても特に感銘を受けるものではない。
「も、黙秘権を行使させてもらう」
なら、なおさら聞きたくなるのが人情ってもんだ。
「これ以上は絶対にしゃべらないから……」
男が全てを言いきる前に、メキメキというもの凄い音がして取調室のドアが破壊された。
被疑者の逃走防止のため、とびきり頑丈に取り付けられている金属製のドアが外側に引きちぎられたのだ。
「クロー……このドア……立て付け…悪い……」
ただの分厚い鉄板と化したドアを片づけながら、シズカがボソッと呟いた。
立て付けの問題じゃない。
取調室のドアってのは中から開けにくくするため、内側へ開く構造になってるんだ。
162:雲流れる果てに…6 ◆lK4rtSVAfk
10/11/19 14:22:17 9e+rL20W
「ヒッ……ヒィィィーッ」
シズカを見た途端、男が震え上がった。
そりゃ、逮捕された時にアレだけ酷い目にあわされたのだから怯えもするだろう。
彼は生身の人間だから、本来ならシズカの攻撃は受けずに済んだはずだった。
ところが悪あがきした挙げ句、パワードスーツじみた作業機械まで使ったから余計な恐怖を味わうことになったのだ。
彼にとってせめてもの幸運だったのは、シズカがバトルモードに入らなかったことだ。
シズカが本気になっていたら、彼はこうして震え上がることもできなかったろう。
「言いますっ、全部しゃべります」
男は誰に命令されるまでもなく、土下座の姿勢をとっていた。
男がゲロった内容を要約すると、だいたいこのような話である。
彼はユナイテッド・モータースのAI開発部の技師であった。
UMは次世代型のエアカーを全てロボット化する計画を立て、それに搭載するAIの開発を彼に委ねたのである。
一般道路における自動運行を担うシステムの根幹を築き上げれば、以後の市場をほぼ独占したも同じだ。
他社はUMからそのテクノロジーを買わねばならなくなるのだから。
それ故にUMも必死だったのであろう。
ところが期限を過ぎても市販に耐えうる自動操縦システムの確立には至らず、彼は無能の烙印を押されて解雇された。
自尊心を傷つけられた自称天才ほど怖ろしいものはない。
彼は自作のロボカーを大暴れさせることで、プライドを充足させようとした。
そして、ついでにその騒ぎに乗じて宝石店強盗を働き、研究を続けるための資金を得ようと企んだのだ。
で、その結果がこのとおりなのだが。
「しかし、腑に落ちないな。アレだけのロボカーを作る技術がありながら、どうして解雇されたんだい?」
実際、一昨日暴れた彼のロボカーも大したもんだった。
プロのレーサー並の走りを自動操縦でこなすんだから、よほど優秀なAIを開発したに違いない。
僕が問い詰めると男はまた震え始めた。
「ん? また何か隠そうとしてる?」
僕がシズカを呼ぼうと手を叩きかけると、男は泣きながら最後の自供をした。
「ごめんなさいっ、アレは僕の技術じゃありませんっ。他人の開発したAIを応用、いえ、盗用したんですっ」
男の供述に従い、僕とシズカは都立武蔵野工科大学を訪ねた。
彼はここの研究室が開発した試作のAIを盗み出し、自分のロボカーに搭載したという。
AIの開発責任者はベットーという名の教授である。
「昨日のロボカーと……関係……あるの……?」
シズカはまとわりついてくる学生たちの視線をうざったそうにしている。
ハルトマン社のウーシュタイプは学生たちにとって垂涎の的だろうし、メイド姿はどうにも目立ちすぎる。
連中ときたら、シズカを分解したくてヨダレを垂らさんばかりになっている。
とにかく彼女を見る目の色が普通じゃない。
「さあな、肝心なところを聞く前に時間切れになっちゃったし。取り敢えず研究室の方で事情聴取するしかないだろう」
僕は受付で身分を明かし、来意を告げて人工知能開発室へと案内してもらった。
研究室で応対してくれたのは、若い女性技師であった。
ショートヘアの活発そうな女性で、眼鏡の奥の目はクリッとして可愛らしいが、瞳は知性を帯びた光を放っている。
見た感じ、まだ学生でも充分通用するなと思っていたら、彼女は助手でもなんでもなく本当に学生だったのだ。
「お忙しいところ済みません。ベットー教授に取り次いでもらいたいのですが」
教授は公共交通関係に関する人工知能の分野じゃ第一人者で通っているらしい。
その教授をもってしても、車社会のフルオートマチック化は見込みすら立っていないと言う。
精密なダイヤグラムで管理されている公共機関と比べ、自動車の運行は余りにも自由度が高すぎるから仕方ない。
163:雲流れる果てに…6 ◆lK4rtSVAfk
10/11/19 14:22:56 9e+rL20W
「残念ですが、先生との面会は諦めて下さい」
女学生の技師は申し訳なさそうに頭を下げた。
さしずめ、偏屈な天才博士の非礼を詫びる弟子といった図式か。
けど、ここであっさり引き下がっては特機隊は務まらない。
「そこを何とかお願いします。お手間は取らせませんから」
「クロー……お礼に精子を……分けてあげれば……いい……」
頼むからシズカ君は少し黙っていてくれたまえ。
僕は女性技師の興味を引こうと、例のロボカーの写真を取り出した。
それが予想以上の効果を発揮した。
「ビッグ・ベン……やっぱり……」
女性技師は両手で口元を覆うと、目を見張ったまま絶句した。
「知ってるんですね、これを」
僕は女性に写真を手渡した。
「恐ろしいロボット兵器です。何としても退治しないと。そのためにも教授にお取り次ぎを」
僕に促されると、彼女は諦めたように肩を落とした。
「先生にはやっぱり会えません、どなたであろうと。殺されたんですの、一昨日」
研究室に通された僕たちは、女性技師、ニーノ・ダイナから詳しい話を聞かせてもらった。
一昨日、教授と最後に会ったのは、ユナイテッド・モータースの技術者だという。
事件を担当している武蔵野署に確認したところ、教授の死亡時刻は午後0時ころである。
当日の来訪者記録によると、ちょうどそのころにUM社のIDカードを持った男が受付を通過している。
現在、本庁舎の留置場にブチ込まれてる例の男だ。
あいつ、無職になったくせに、飲み屋とかで見栄を張るためにIDカードは返さなかったんだろう。
殺されたベットー教授は、以前よりUMからヘッドハンティングを受けていたらしい。
UM本社は、今をときめくティラーノ・グループの傘下企業だから、さぞかし美味しい条件を呈示したことであろう。
それにも関わらず、孤独だが自由な研究を愛する教授は勧誘を断り続けてきたのだった。
僕の想像とは少し方向性が異なるが、教授はやはり変人だったようだ。
「その客が教授を殺害したことは間違いないんですね?」
僕は真っ青になっているニーノ嬢に尋ねた。
教授殺しの犯人を逮捕したのがこの僕だと知ると、彼女はすごく協力的になってくれた。
「ちょうどデータを取っている最中のことですから。全ての映像と音声が記録用ビデオに撮られていたのです」
アイツは別件の強盗事件で僕に逮捕されたんだが、放っておいても直ぐに殺人容疑でパクられてたってことか。
コロシまでやっていたとなると、こりゃ当分は出てこれそうにないな。
「男は新型AIを搭載したマイクロPCの提供を強要してきたのです。それが叶わぬと知るや、いきなり先生を……」
教えてくれるニーノ嬢の声は、怒りのためか微かに震えていた。
アイツはベットー教授の開発したAIを自作のロボカーに搭載し、自分を解雇したUM社を見返そうとしたのである。
他人のフンドシで相撲を取ろうってんだから呆れてしまう。
どこまで性根の腐った奴なんだろう。
164:雲流れる果てに…6 ◆lK4rtSVAfk
10/11/19 14:23:34 9e+rL20W
「で、そのロボカーのことなんですが。ええっと、ビッグ・ベン……でしたっけ?」
僕はニーノ嬢の手にある写真を指差した。
「ええ。形式番号Bo-0634、通称ベンKC。教授が開発した完全自律型AIを搭載した……意思を持ったエアカーです」
そう説明する時、ニーノ嬢の目が燃え上がった。
よほどの自信作で、素晴らしい性能を誇るのであろう。
単純にスラスター出力だけを見てもKC、すなわち1000サイクロンである。
これは市販されている高出力エアカーの2倍に迫る数字だ。
「犯人が持ち去ったAIは初期の試作品です。ベンと同等クラスのAIが盗まれていたら、大変なことになっていました」
「そんな優秀なベンが、どうして珍走狩りなんかを」
僕はできるだけ嫌味に聞こえないよう、言葉を選んで尋ねた。
すると、ニーノ嬢は悲痛な顔になって説明してくれた。
教授が襲われた時、ベンはボディから降ろされて調整を受けているところであった。
残酷なことに、彼は自分の親とも言える教授が殺される現場に居合わせたのだ。
優秀な人工知能は、幸か不幸か目の前で起きたことを正しく理解する知力を有していた。
そして、再度ボディに搭載されて身体の自由を回復するや、いきなりラボを飛び出していったという。
「ということは、ベンはUMに対する復讐を?」
作り物の人工知能が、仇討ちなんて人間くさいことを考えるものなのか。
「そうとしか思えません。誰かが吐いた『代わりにUMのエアカーを1000台潰してやる』という恨み節を聞いてたのでしょう。
ベンには生命の概念が理解できていません。UMのエアカーを1000台破壊すれば、教授が戻ってくると信じているのです」
なるほど、RX9はアフラ社製だから見逃してもらえたってわけか。
それにしても、いじらしいまでの忠誠心じゃないか。
平気で上司を呼び捨てにする、どこぞのロボ娘にも見習ってもらいたい。
「なら……スクラップ場に呼び出して……気が済むまで……好きに壊させてあげれば……いい……」
シズカは産廃処理業者が泣いて喜びそうなアイデアを提供した。
ロボットらしい合理的な発想だが、どんなもんだろう。
こういう場合は“生き餌”が基本だと相場が決まっているんだが。
それに説得しようにも、ビッグ・ベンはどこに現れるか見当も付かない。
けど、可愛い女の子が悲痛な表情をしていたら、何とかしてあげたくなるのが男気ってもんだ。
「心配しないで。ベンは僕たちが必ず止めてみせるから」
僕は少しくだけた口調に変えて、一気にニーノ嬢との間合いを詰める。
「でも、クローは……機動捜査を禁止されている……RX9も……使えない……」
ニーノ嬢の肩に手を置く寸前、シズカが嫌なことを思い出させてくれた。
そのとおり、ここまで来るのにもタクシーを使ったのだった。
機動力なしで、あのビッグ・ベンと渡り合うことなどできない。
「それじゃ、これを使って下さい」
ニーノ嬢は立ち上がると、僕たちを部屋の隅にあるシャッターの前へ誘った。
そして壁のボタン錠を数回押してシャッターを開けにかかる。
彼女は何を見せてくれようとしているのか。
シャッターが完全に開ききる前に、それは明らかになった。
倉庫に保管されていたのは─なんとビッグ・ベンと寸分違わぬエアカーだったのだ。
流体力学の粋を集めたような、優美な曲線の連続体である。
細長くスマートなボディのため、コクピットはタンデム式の2シーターにデザインされている。
尾部から左右に張り出したメインスラスターは2基であり、あの素晴らしい機動性能を支える源となっている。
空気抵抗を極限まで減らすためなのか、濃紺と黄色に塗り分けられたボディ表面は鏡のように磨き上げられていた。
165:雲流れる果てに…6 ◆lK4rtSVAfk
10/11/19 14:24:25 9e+rL20W
「これは……」
驚きのため僕は絶句し、シズカは速射破壊銃の発射態勢をとって身構えた。
「AIは搭載していませんが……ベンのために作ったスペアの筐体です。私は元々こちらが専門なもので」
なんと、ニーノ嬢は自動車技師だったのか。
ベットー教授が頭脳を、彼女がボディを、それぞれ分担してロボカーを開発していたのだ。
あんな凄いマシンを作れるのだから、彼女の自動車技師としての能力は確かなんだろう。
親子ほども年齢の離れた2人が、仲むつまじく開発に当たっている姿が容易に想像できた。
「これをお預けします。なんとしてもあの子を……ベンを止めてあげて下さい」
しかし、性能は互角としても、向こうは完全自律型のフルオートマチックマシンだ。
自由度の高いロボカーを相手に、マニュアル操縦で果たしてどこまで対抗できるのか。
「問題ない……クローには……シズカがいる……」
いや、確かに自由度でいったら君の方が遙かに自由だけど。
シズカはコンパネの配線を引っ張り出すと、耳の穴の差し込みジャックに直結した。
自分のAIをエンジン・コントロール・ユニットとして利用しようというのだ。
直ぐにエンジンに火が入り、部屋中に轟音が響き渡った。
「とにかく……チャッチャと片付ける……そして……二度とここには来ない……」
シズカは不機嫌そうに呟いた。
「さっきから何を怒ってるんだ、君は」
ビアンカと名付けられたエアカーを受領して都心へ戻る途中、僕は後席に座ったシズカに話し掛けた。
なぜだか彼女はご機嫌斜めであり、さっきから一言も口をきいてくれない。
元々無口な方だけど、このダンマリにはちょっとした悪意を感じる。
「あの女といると、クロー……血圧が上昇……βエンドルフィンは過剰分泌……分かり易すぎ……」
なんだって。
僕がニーノ嬢に好意を感じていることに嫉妬しているのか。
「クローには……地公法35条に規定された……職務専念義務がある……余計な心理的動揺は……シズカにも迷惑……」
分かり易すぎるのはどっちなんだ。
鼻から漏れている排気熱がもの凄い温度になってるじゃないか。
「いい……サトコに言いつける……から……」
ゲッ、それだけは勘弁してくれ。
今のサトコにそんなこと吹き込んだら、事の真偽を確かめる前に殺されてしまう。
しかし、いつの間にこんな悪知恵を身に付けたんだよ。
これは本当に早く事件を解決しなくてはならないようだ。
僕個人の命に関わってきたとなると、冗談ではなく職務に専念する必要がある。
しかも、同時にニーノ嬢の名誉も守ってやらねばならないとなると、これは並大抵の労力では追いつきそうにない。
僕はさして広くない両肩に、ズシリと重荷がのし掛かってくるのを感じていた。
166:名無しさん@ピンキー
10/11/19 14:25:00 9e+rL20W
投下終了です
167:名無しさん@ピンキー
10/11/19 21:18:47 vE+7hNQD
乙。
シズカだけかと思ったら車のAIにも萌え要素が。
そしてどっちに転んでもお仕置きされそうな主人公の明日はどっちだw
168:名無しさん@ピンキー
10/11/19 22:15:23 vWl6cwHD
乙乙
169:名無しさん@ピンキー
10/11/19 22:35:44 K/jiPbZV
自分ではマスターに手を出せないから、他人の力を使って暴力を振るうのか
シズカは賢いなあ
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