少女・女性が化物に捕食されちゃうスレ 復活の5 at EROPARO
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500:名無しさん@自治スレで設定変更議論中
11/06/12 16:49:14.84 +nYs6u52
(´・ω・`)らんらん♪

501:名無しさん@自治スレで設定変更議論中
11/06/24 09:06:29.04 yng9g/0m
GJ!

502:名無しさん@自治スレで設定変更議論中
11/06/25 18:41:28.02 ESqincd2
>>473の続きを投下します。
残虐な表現を多々含みますので、苦手な方はスルーしてください。

503:人食い怪物vs巫女 ◆gRbg2o77yE
11/06/25 18:58:47.38 ESqincd2
「私のサファイア・アイが輝く限り……外道に明日は来ないって感じ……」
 顔面の大半を潰されながら、残された右目は鬼気迫る色で敵を睨む。アペカは無垢な笑みを浮か
べながら両手を広げ、キララを抱擁するような仕草をとり、独り言のように呟いた。
「流石に、普通の人間よりも頑丈だわ。藤村の要求には足りないけれど」
 そして、樹里に明確に宣告する。
「私の主食は、とびきりの苦痛と絶望に満ちた人間の体液。恐怖を打ち負かせるのならそれ以上の
恐怖を与えるだけだし、絶望しないのなら絶望するまで遊ぶだけよ」
 アペカの眼が血走り、口元が歪み、涎が瀧のように流れ出した。

「樹里。私は初めて、食べがいのある人間に出会えたわ」

 歓喜に震えたおぞましい声が、異形の少女から溢れ出す。宣告を聞いた樹里の表情は、完全に
硬直して蒼白に転じていた。それは自分の認識違いを認めるものだった。
「もういい……私のことはもういいから、逃げてえええっ!」
 樹里から発せられた言葉は、ほぼ無意識に出たものだった。
 そして、彼女は泣き叫びながらも、アペカを少しでもキララから引き離すため、唯一にして一番の武
器である根っこを展開しようとする。しかし、まるで能力が消えてしまったかのように、根はぴくりとも
伸びる気配が無い。自由自在に、それこそ指を動かすかのように操れたはずなのに。

504:人食い怪物vs巫女 ◆gRbg2o77yE
11/06/25 19:01:03.27 ESqincd2
「どうして根が動かないの!? このままじゃあの人が! キララさんが殺されちゃう!」
 焦燥と後悔ばかりに頭の中が埋め尽くされていく。自分が動こうが状況は変えられないという冷や
やかな思考も働くが、それでも何もしないよりは良い。それなのに何もできない。
 混乱する樹里の耳に、甘い声で呪いの言葉が流れ込んでくる。
 それは距離があるのにも関わらず、まるで耳元に異形の少女がいて内緒話をもちかけているかの
ように、はっきりと聞こえてくる。無垢に嗤う気配を引き連れながら。
「樹里、動けないでしょ? それはね、私が、樹里を動けないようにしているのよ」
 はっと顔を上げた樹里の前で、アペカはこれまでと同じように微笑んでいた。
 人間を食べる自分を恐れていたときと、全く変わらずに微笑んでいた。
 しかし、決定的に違う。アペカの笑顔は同じであるのに、その表情は不気味で、空虚で、背筋が寒
くなるような不穏を含んでいるのだった。それは、人間か怪物かの立ち位置の違い。
「樹里には一度、私の力の秘密を、説明しているわ。もっとも、そのときの貴女が、信じてくれたかど
うかは、私にも解らないけれど。さあ、貴女はそれを思い出せるかしら?」
 アペカは意地悪な謎掛けを出すように、大きな頭をゆっくりと傾げる。

505:人食い怪物vs巫女 ◆gRbg2o77yE
11/06/25 19:02:44.75 ESqincd2
 樹里は混乱の極みだった。
 不死身としか思えないアペカの秘密を、彼女は自分に説明したと言う。
 ぐるぐると記憶が回る脳裏の中で、樹里は必死に思い出す。そう言えば確かに、アペカから教えら
れた気がしてきた。アペカの能力が、どういうものであるかを。
 信じたか、信じなかったかと言われれば信じなかったが、確かに樹里は、アペカの力の正体を知っ
ているはずだった。しかし、どうしても思い出せない。
 まるで、その部分だけが切り取られてしまったように欠落している。
 キララを救うためには、絶対に必要な情報なのに。
「どうして……どうして……思い出せないの……」
「ごめんね。私は貴女に意地悪をしたわ」
 アペカは目を細めながら、苦悶する樹里を見据えて無垢に笑う。
 殺意と欲望が煮詰まる目で、肩を揺らし、首を手で押さえ、高らかに笑い声を上げる。
「貴女が動けないのといっしょなのよ。ここでは、貴女は絶対にそれを思い出すことができない。絶
対に動けず、思い出せず、何もできない。私がそう決めているから」
 ぽろぽろと零れる涙が、樹里の頬をゆっくりと伝い落ちる。
 考えすぎて吐き気さえ覚えながらも、樹里は悩み続ける。

506:人食い怪物vs巫女 ◆gRbg2o77yE
11/06/25 19:03:48.29 ESqincd2

「貴女たちは絶対に、ここから出ることはできないわ」

 巨大頭の少女は口から涎を垂らしながら、奇声じみた声を上げる。それは獲物が苦しんでいる姿
に狂的に愉快さを感じている、邪悪な捕食者の雄叫びそのものだった。
「………よそ゛み゛……して゛ん゛じゃ゛ねぇよ゛……」
 震える声を聞きながら、アペカの口が三日月に釣り上がる。
 涙が溢れる樹里の前で、再び白焔の光巫女は敵を前に、構えらしきものをとる。
「………おま゛、え゛の………あい、ては………わた、し……だ゛ろ………」
 顔の左半分に血肉の華を咲かせ、割られた頭から血を噴きながらも、キララは声と戦意を身体の
奥底から振り絞る。しかし、以前の力強さを感じることはもうない。蹴り上げられた胸部は、内側で骨
が砕かれ、乳房は完全に黒く変色し、母乳のように黒い血を流していた。腐敗した桃のように成り果
てた両房から、本来の機能は失われたのは明らかだった。
 頭部と胸部を破壊された彼女の姿は、戦闘で無敵を誇った白焔の光巫女が、どこにでもいる少女
と変わらない存在であることを物語っていた。怪我の痛みに苦しみ、傷つくことを恐れ、怪物への恐
怖と常に戦い続ける、ただ、それを上回る強さを持っただけの少女がそこにいる。

507:人食い怪物vs巫女 ◆gRbg2o77yE
11/06/25 19:04:53.85 ESqincd2
「あああ……あああ………」
 樹里は、ただすすり泣くのみだった。
 眼前の悲愴な姿の少女が、金髪を靡かせ、白炎と陽炎を纏った退魔の巫女だと信じたくない。圧
倒的な力で怪物を焼き払った戦士だと信じたくない。そして、自分を見捨てて独りで逃げることはしな
いと信じたくない。ならば、残された選択肢は一つしかなかった。
「キララさん、戦ってください! 諦めてはいけません! 勝つしかありません!」
 彼女が助かる道は、戦ってアペカに勝つしかない。今の状態で、それがどれだけ惨酷な期待なの
か、樹里は当然ながら理解している。しかし、それでも願わずにはいられない。
「いわ゛れ゛なくて゛も……その゛つも゛り゛って、かんじ……」
 力なく持ち上げられたキララの両腕に、再び白焔の光が灯った。轟轟と肢体を包んで燃え上がる炎
は、それまでのどんな炎よりも熱く、そして眩く感じる。弾ける音といっしょに空気が巻き上がり、竜巻
のように渦を巻き始めた。最も激しく、もっとも収斂された、それはまるで、
「まるで燃え尽きる直前の蝋燭のようね」
 微笑ましいとばかりに頬を緩めたアペカから、頭の中身が噴出した。
「う゛わ゛あ゛ああ゛あ゛あ゛あ!」
 キララの雄叫びと、頭蓋骨が砕ける音と、蟲塗れの脳味噌が潰れる音が響き渡る。

508:人食い怪物vs巫女 ◆gRbg2o77yE
11/06/25 19:05:56.76 ESqincd2
 うなりを上げたキララの拳がアペカの顔に食い込んで、腕が頭部を貫通した瞬間、異形の少女は
破裂音を残して爆散した。1秒にも満たない時間での攻撃だった。
 指揮系統を失った胴体も一瞬で炎に包まれ、黒く焼けながら反動で吹き飛んでいく。キララから噴
き出す炎は、首を失った敵の胴体すら逃がすまいと追撃した。アペカの胴体は炎に巻かれながら地
面を何度もバウンドし、そのまま砕け、最後は空気に融けるように燃え尽きた。
 まるで最初から存在していなかったかのように、跡形も無く消え去ってしまった。
「や、やったの……?」
 樹里は胸を押さえながら、アペカが焼失した場所をじっと見つめる。
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ………」
 キララの血が滲んだ両足が、前へ、後ろへと、不安定によろめく。
 激痛と失血に苛まれて、意識すら混濁しているのだろう。無事な右目も焦点が上手く合わず、敵が
消失した空間をぼんやり映している。しかし、両腕の炎は、まるで腕輪のように灯り続けていた。
 理不尽とも言える復活を続ける敵の前で、まだ彼女は警戒を解いていない。
 そして、警戒を肯定するかのように、不穏な風が吹き始めた。

509:人食い怪物vs巫女 ◆gRbg2o77yE
11/06/25 19:11:17.04 ESqincd2
 渦を為していく風の中で、まるで録画した映像を逆再生するかのように、黒い灰が集結して人型を
為していく。それが、アペカが焼けた灰であることは疑いようが無い。視認できないレベルまで焼き
尽くして解体したにも関わらず、異形は存在し続けて、復活し続ける。
「そ、そんな……あんな風になって……生きてる……」
 樹里の悲鳴を無視して、キララは再びジェット噴射で怪物に特攻した。黒い灰のシルエットが明確
な形を取り戻す前に、再度粉砕してしまうつもりである。しかし、
「同じ攻撃の繰り返しなんて、出オチのループ動画みたく、芸が無いと思わない?」
 実体化したアペカの両手が、一瞬でキララの両腕を掴んでいた。炎に包まれているのに、掴んでい
る手は焦げもしない。キララは目に驚きの色を浮かべながらも、次の動作に移れなかった。もう彼女
に、俊敏に判断して行動するような余力は残されておらず、単調な攻撃しかできなかった。
「同じことができないように、腕は没収」
 キララの両腕を掴んだまま、アペカの両腕は肩から、左右に伸び始めた。それは苗が成長してや
がて樹木になるように、アペカの腕はあまりに自然に伸び続けていく。

510:人食い怪物vs巫女 ◆gRbg2o77yE
11/06/25 19:17:25.83 ESqincd2
 しかし、手を掴まれたキララの腕は、これ以上伸びるはずも無い。キララの目に焦りが浮かんだとき
は、彼女の両腕は既に限界まで左右に広げられていた。関節が軋む音が聞こえてくる。筋が切れる
音が聞こえてくる。ごりごりと骨が擦れて、両肩が外れる音が聞こえてくる。
「い゛や゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛! あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!」
 ぶつりと音を立てて、キララの右肩から、右腕がまるごと引き抜かれた。腕の切断面と、骨肉が露
出する肩の切断面が、無数の赤い糸を引きながら離れていく。ほぼ同時に、左腕はバキバキと明確
な破壊音を残してヒジから折られ、そのまま雑巾を絞るように捻じ切られた。
 あまりの喪失感と激痛に、キララの意識は遮断され、がくりとヒザを折る。
「想ったよりも簡単に取れちゃったわね」
 崩れ落ちるキララの前で、アペカは引き抜いた右腕と、捻じ切った左腕を振り回していた。まるでオ
モチャで遊んでいるかのように乱暴に、無茶苦茶に振り回している。腕の切断面から流れ出す赤黒
い血液は、まるで絵を描くかのように、縦横無尽に虚空に飛び散っていった。
 倒れた白焔の光巫女の陰部からは、尿が地面に染みを作りながら漏れ出している。既に全身の
筋肉が弛緩して、コントロールができなくなっているようだった。

511:人食い怪物vs巫女 ◆gRbg2o77yE
11/06/25 19:18:52.68 ESqincd2
「いただきまーす」
 アペカは大きな口を開け、キララの右腕を手首からヒジにかけて、水音を残して肉を噛み千切る。
そして涎を垂らしながら、くちゃくちゃと音を立てて咀嚼した。露出した血塗れの骨をしゃぶるように頬
張り、こびりついた肉片や筋が綺麗にとると、赤みのかかる骨が残る。腕肉を千切るたびに、先端の
指が痙攣する虫ように動いているが、既に白炎は消え失せていた。
「さっきよりも美味しくなってる! もっと苦しんで、怖がれば、もっともっと美味しくなるのね!」
 奥歯に挟まれ、爪が割れる音が聞こえた。アペカはスナックを食べるように、キララの右手に生え
た指を1本ずつ、少しずつ口に収めていく。既に親指と人差し指は千切られて無い。
「だけど、こんなに美味しい人間は初めて!」
 アペカはあんぐりと口を開けて、キララの左腕を丸々頬張り、骨ごと音を断てて噛み砕いた。右手
の指は全て齧り尽くし、手首から後ろは骨しか残されていない。
「………アペカ様」
 嬉々として人間を食べる彼女を見て、樹里は諦めの表情を浮かべた。

512:人食い怪物vs巫女 ◆gRbg2o77yE
11/06/25 19:20:08.45 ESqincd2
 あのような顔は、教団で嫌と言うほど見ている。それは、怪物になりながら、人間を食べることに抵
抗を覚えていた者が、人間の美味しさを心から実感したときに浮かべるものだった。
「あーあ、全部食べちゃった」
 口周りに付いた爪の欠片や肉片を舐めながら、アペカは興奮を隠そうともしない。そこに、白い煙
が流れてきた。ひくひくと鼻を動かしながら、巨大な頭がゆっくりと振り返る。
「この芳ばしい香りは何かしら?」
 アペカが振り返る先には、白炎を纏ったキララが再び立ち上がっていた。
「うで、ぐら゛い……めいどの゛みや゛け゛に、く゛れ゛てやる……ってか゛ん゛じ……」
 しかし、これまでとは明らかに様子が違う。
 引き裂かれた彼女の顔や抉られた眼窩は、焼け焦げて黒く変色していた。無事な部位も熱で爛れ
ており、唇や鼻は赤黒く変色して水疱に覆われていた。金髪も齧られた頭部の左半分が焼けて無く
なり、無事である右目にはぐしゃぐしゃに乱れた髪がかかる。両腕の切断面も黒く炭化し、右肩は首
周りや乳房の一部まで、左腕もヒジから肩まで焼け爛れて、赤黒い肉が煙を吐いていた。

513:人食い怪物vs巫女 ◆gRbg2o77yE
11/06/25 19:21:05.64 ESqincd2
「あら、自分で自分を焼けたりできるのね」
 アペカは感心したように呟いた。
 詰まるところ、キララは自分の傷口を白炎で焼き、出血を止めたのである。火傷と出血の影響を天
秤にかけたのだろう。美しい顔は見る影もなく、あまりに悲痛な姿でしかない。
「刺し違えてでも、私を殺すって? それは無駄なこと」
 心を読んで嘲笑を浮かべたアペカの顔が、音を立てて半分吹き飛ぶ。
「きゃあああっ!」
 閃光の眩しさに、樹里も思わず悲鳴を上げた。
 白炎を出すのに、腕自体は必要なかった。キララの肢体から立ち昇る煙が渦をなし、そこから無数
の炎の矢が、まるで機関砲のように繰り出される。轟音がひたすら続いた。貫かれ続けるアペカの胴
体はみるみる穴だらけになり、焦げた肉片と化して地面に飛び散っていく。
「…………ごぼっ!」
 キララの焦げ固まる唇から赤い血が流れ落ちる。焼け焦げた顔面に、パイのような音を立てて細か
い亀裂が走り、血肉の汁がじんわり溢れ出していた。両腕の切断面も湿り気を帯びている。

514:人食い怪物vs巫女 ◆gRbg2o77yE
11/06/25 19:23:36.10 ESqincd2
 あと何分戦うことができるのか?
 彼女の満身創痍の肢体は震えながら、時間を失い続ける。戦闘後に延命できるとは考えていない
し、覚悟も完了している。後は、眼前の敵を何とか殺害できれば憂いは無い。そして、

「でも、自分から焼肉になってくれるなんて、私は嬉しくて涙が出そうよ」

 眼前では、アペカが既に再生を完了していた。
 そして、キララの攻撃は全て無駄だと言わんばかりに、微笑みながら向かってくる……。






続きはそのうち。
ではまた。


515:名無しさん@自治スレで設定変更議論中
11/06/26 15:54:30.96 3jeNhk4Z
GJ

516:名無しさん@自治スレで設定変更議論中
11/06/28 00:06:39.92 Bk5BWZXp
終盤なのにまだまだ盛り上がる!
久しぶりに覗いてたらきてた!

517:名無しさん@自治スレで設定変更議論中
11/07/01 02:23:10.28 jQOfIlNz
相変わらず毎回気になる引き
どうやったら死ぬんだ、この怪物と巫女は

518:名無しさん@ピンキー
11/07/10 09:47:03.12 IF2eXFYE
保守

519:名無しさん@ピンキー
11/07/18 11:22:52.42 dIWPdZGJ
>>514の続きを投下します。
残虐な表現を多々含みますので、苦手な方はスルーしてください。

520:人食い怪物vs巫女 ◆gRbg2o77yE
11/07/18 11:24:16.59 dIWPdZGJ
「…………ごぼっ!」
 キララの焦げ固まる唇から赤い血が流れ落ちる。焼け焦げた顔面に、パイのような音を立てて細か
い亀裂が走り、血肉の汁がじんわり溢れ出していた。両腕の切断面も湿り気を帯びている。
 あと何分戦うことができるのか?
 彼女の満身創痍の肢体は震えながら、時間を失い続ける。戦闘後に延命できるとは考えていない
し、覚悟も完了している。後は、眼前の敵を何とか殺害できれば憂いは無い。そして、
「でも、自分から焼肉になってくれるなんて、私は嬉しくて涙が出そうよ」
 眼前では、アペカが既に再生を完了していた。そして、キララの攻撃は全て無駄だと言わんばかり
に、微笑みながら向かってくる。その姿に、疲労やダメージの気配は一切無い。
「ごぼっごぼっ、ぐぶっ!」
 キララは表情を歪めようにも、焼き焦げた顔の筋肉は動かず、無事な右目が悔しさに細まるだけ
だった。それでも攻撃を続けようと、白炎を練って周囲に展開し、そして再び発射する。
 轟音を上げて、アペカの立っていた場所が炎嵐に消えた。
「ごぼっ……ぉ……おぼっ………」
 キララの右目から、ぼろぼろと涙が零れ落ちた。致命的な傷を焼くことで無理に止血しているとはい
え、肉を抉られた頭部や腕の切断面からは、刃物で肉を捏ねられているような激痛が続いているし、
潰された乳房からも激痛と息苦しさが増している。気を抜けば失神してしまいそうだった。
 そして、そんなボロボロの肉体を労わるかのように、背中に腕を回していく影がある。

521:人食い怪物vs巫女 ◆gRbg2o77yE
11/07/18 11:26:35.76 dIWPdZGJ
 樹里ではない。彼女は金縛りで動けないまま、死闘を見ていることしかできない。
 この場で、キララを抱きしめることができるのは、ただ一人。
「とても、痛いわよね。苦しいわよね。全て私のせいだわ」
 声を発するまで、気配など全く無い。
 無垢な声からは、悪意も殺意も感じることはできない。その生物にとっては、獲物を苦しめ尽くして
貪ることが当然のことで、そこには、一切の呵責が存在しないのかもしれない。
 それこそ、人間から怪物に変わってしまった証明なのだろう。
「……ごぼっ、ごぼっ」
 キララは口から血を吐きながら、視線をゆっくりと下ろした。空洞の左眼窩からは黒い血が再び流
れ始める。それは、まるで彼女が恐怖と苦悶の涙を流しているかのようだった。
「ごめんなさい。だけど、もっともっと苦しんでくれる?」
 冷酷なる宣告は、あまりにも軽く語られる。
 キララの潰れた乳房に耳をあて、汗ばんだ肌に密着して、アペカは愛おしそうに微笑んでいた。背
丈の異なる二人の裸体は、まるで姉妹のようでさえあるが、異様に肌が白い怪物と、上半身が黒く
膨れて爛れた少女が重なる様子は、奇怪さを通り越して異様な一体感を醸していた。
 いっしょにいるのが、当然のことのように。愛し合う者でもない、高め合う者でもない。しかし、殺し
合い、食らう者と食らわれる者である二人は、それらと同様に深く、そして逃げられない。

522:人食い怪物vs巫女 ◆gRbg2o77yE
11/07/18 11:29:03.83 dIWPdZGJ
 キララの蹴り潰された乳房の頂、まるで分泌されたばかり母乳のように、血がじんわりと小突起の
麓から染み出していた。潰れた乳腺の残骸であるそれを、アペカはぺろりと舐める。
「ちょっと、味見しようかしら」
 そして、まるで極上の飴玉を見つけた赤子のように微笑んだ。濡れた舌をそっと伸ばして、キララの
傷んだ突起に唾液を塗すと、ちゅぶちゅぶと音を立てながら吸い始める。わざと空気を絡ませて音を
立てており、満身創痍の巫女少女を辱める目的なのは明らかだった。
「う゛ぐう゛……う゛ぅ………くそ゛ぉ……はな゛、せ゛……」
 胸から伝わるおぞましい感触に、キララの右目には明らかな動揺が浮かんでいた。この期に及ん
で性的な辱めを受けると予想しておらず、防御も気構えもできず、サファイア色の瞳には戸惑いと嫌
悪感が混在するのみ。アペカはキララの乳房から糸を引きながら唇を離して、にやりと凶悪に嗤う。
 巫女少女の肢体は強張るも、切断された腕は虚しく揺れるだけで、ろくに抵抗もできない。
「貴女、本当に何の経験もないのね?」
 キララの心を読み、アペカは面白い玩具を見つけたかのように唇を吊り上げる。
「魔物と戦う力が濁るから、戦闘要員である巫女戦士は、性行為も自慰も禁止なんて、博物館の化
石みたいで素敵だわ。そんな決まりを厳守して、性行為は汚らわしい、不潔な行為だっていう偏狭な
考えの誰かさんが……服が燃えてしまうから戦闘は全裸なんて、皮肉なものよねえ」

523:人食い怪物vs巫女 ◆gRbg2o77yE
11/07/18 11:32:33.99 dIWPdZGJ
 キララの目は一瞬開かれて、そして固く瞑られた。
 火傷で表情が分からず、彼女がどのようなことを思ったかは不明である。ただ、開いていた両太股
は固く閉じられ、心なしか足は震えていた。少しでも、異物の侵入を防ごうとするかのように。
 獲物に苦痛を与える目的の怪物に、自分の潔癖とも言える性質を見破られては、そちらに注意が
いくのは当然だった。アペカが、苦痛を伴う性的拷問を仕掛けてくるのは想像に難くない。
「へえ、怪物に陵辱された巫女って、とても悲惨なのね」
 記憶を読みとりながら、アペカは微笑んで言葉を続ける。
 キララの目が見開かれ、アペカの目に映る自分の姿を写し取る。
 その青色の目に今まで映ってきた光景は、眼前の怪物と共有されている。勇ましく戦場に向かった
巫女たちが、性器が肛門まで裂けた姿で捨てられていた光景。救助された巫女が、数時間で妊婦の
ように膨れた腹を揺らして錯乱する光景。偵察に赴き、汚液で窒息死した巫女の遺体。
 過酷な戦場にばかり投入されるキララが、見てきた地獄の光景。全裸で敵を挑発するなどして誤魔
化す一方、半ばトラウマ化した、性行為への嫌悪の理由がそこにあった。
「…………本当に哀れよねえ。勇気を振り絞って、戦って、犯されて、死んで」
 アペカは嗤いながら、キララの背中に伸ばした手から、鋭い爪を伸ばしていく。一方向からの責め
に身構えている獲物に、別方向からの責めほど効果的なものはない。

524:人食い怪物vs巫女 ◆gRbg2o77yE
11/07/18 11:37:28.54 dIWPdZGJ
「私がそんな酷いことをすると思った?」
 アペカの爪がキララの背中に食い込んで、深い溝を刻みながら交差した。
「ぎゃ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!」
 キララの表情が苦痛に歪み、焦げ付いた傷が割れて血が溢れ出した。
 掘り起こされた肉が飛び散り、背中全体の皮膚が音を立てて剥ぎとられる。まるで果実の皮を剥が
すように、首筋から尻に至るまで皮膚を剥き取られた。露出した肉が空気に触れて、焼けるような激痛
がキララの直撃する。朦朧とした意識は一瞬で吹き飛び、青い目が焦点を失って虚空を泳いだ。
 アペカは、キララから剥いだ皮と肉で両手を濡らしながら、責めを緩めない。
 眼前の黒く腫れた肉、蹴り潰した彼女の右乳房に、一気に鋭い牙を突き立てた。そして、潰れた脂
肪の塊を口一杯に頬張り、強靭な顎で咀嚼する。ちゃぐちゃぐと果肉を潰すような音が立ち、キララの
腹部が帯状の血で濡れる。意識の飛んだ肢体から、抵抗の動作はまだ見られない。
「う、あ゛あ゛あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛…………!」
 大きな悲鳴を上げながら、キララの意識が呼び戻される。大きく口を開いた際に、焦げ付いた顔が
バリバリと割れて、頬から川のように血が流れ出した。背中からは新しい激痛が供給され、正面では
右乳房が怪物に食い付かれている。引き剥がそうとするも、両腕は無かった。
 ぶちりと音を立てて、胸から乳房が食い千切られる。

525:人食い怪物vs巫女 ◆gRbg2o77yE
11/07/18 11:39:58.04 dIWPdZGJ
 身体が言うことを聞かないのではなく、言うことを聞く身体が存在しない。
 意識は激痛に引き裂かれていた。絶え間無く苦しみを注がれ続けるだけで、思考が働かない。抵
抗も逃走も思いつけない。ロボットのように悲鳴を上げ続けることしかできない。胸から流れ落ちる血
は、彼女の下半身を伝い、腹部や足を赤黒く汚していく。血を止めなくてはならないが、できない。
「さて、次こそはお楽しみといこうかしら?」
 食い千切った右乳房の肉塊を加えて、アペカはにやりと微笑んだ。そして、血塗れの手はキララの
陰部に伸びていく。ショックで再び失禁し、濡れた陰部は無防備に晒されていた。
 瞬間、キララの脳内では、陵辱された巫女たちの無残な姿で埋め尽くされる。あまりの激痛と苦悶
に感情をコントロールできず、刺激を与えられるままに反応してしまう。
「い゛や゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!」
 絶叫と共に、キララの下腹部は白炎に包まれ、音を立てて燃え上がった。
 金色の陰毛が踊るように収縮し、白い肌は赤く爛れた。防御のためではなく、ただ単純に高熱で陰
部を焼いている。爛れた皮膚は端から炭化し、陰唇も閉じられたまま焦げ固まる。そして外からでは
見えないが、膣道まで白炎で焼け付き、子宮口への道を塞ぐように癒着していた。それは、もう後の
ことなど何も考えず、ただ性器を無理矢理に溶接して塞いだに等しい。

526:人食い怪物vs巫女 ◆gRbg2o77yE
11/07/18 11:41:40.23 dIWPdZGJ
 アペカに残虐な方法で処女を奪われ、弄ばれるぐらいならば、自分で潰した方が苦しみが少ないと
本能的に判断しての行為だった。最早、思い通りにはさせないというだけの捨て身の抵抗というしか
なく、人間の基準で言えば、それは狂的な行為でしかない。
 しかし、アペカはキララの抵抗に、全く動揺していない。そういう行動に出るのも予想済みとばかり
に、手に付いた皮を口に運び、乳房といっしょにもぐもぐと噛んでいる。
「どんなエッチぃことを考えたの?」
 絶叫の中、惚けたように両手の血を舐めながら、アペカは首を傾げた。
 キララの白炎は下腹部を炭化させ、そのまま全身の新しい傷を塞ごうとして、彼女の背中から顔に
かけて燃え広がる。肉は焼けて血が沸騰する匂いが一帯に充満した。二度焼きとなる顔は黒く焦げ
て煙を吐き、背中は歪に焦げた肉が膨れて固まり、腕や尻まで火傷が広がり続ける。
「う゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!」
 傷を焼く激痛に苛まれ、キララは絶叫で絶叫を塗り潰すように泣き喚いた。
 文字通り火達磨になったキララに、アペカは躊躇無く手を伸ばす。
「外向きであれ、内向きであれ、抵抗なんて無意味なのに」
 白炎が怪物の手を焼くことは無かった。アペカの爪の生えた手が、胸板に残された左乳房を撫ぜる
や、そのまま胸板から剥がし始めた。爪が膨らみの根元に食い込み、血と筋の糸を引きながら、力
づくで毟られる。炎が乳房もろともアペカの手を炙るが、焼け爛れるのは乳房のみだった。

527:人食い怪物vs巫女 ◆gRbg2o77yE
11/07/18 11:43:45.61 dIWPdZGJ
「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!」
 両腕すらないキララは、為す術無く、残された乳房を剥がされるしかない。口からは血泡を吹き出し
ていた。壊れた人形のように、苦痛に悲鳴を上げ、絶望を与えられ続ける。
 乳房が胸から離れた瞬間、キララはそのまま地面に崩れ落ちた。
 アペカが毟り取った乳房を口に運んだとき、キララは肋骨が露出した胸板を焼き、火達磨のまま地
面をのたうちまわった。最早、火傷以外の部分が少ない上半身に、血や小水や泥に塗れた両足に、
性器を溶接して守られた純潔に……焼けた口で、ただ泣きじゃくることしかできなかった。
「………う゛………あ゛ぁ゛……」
 アペカはボロボロの最強巫女の髪を掴み上げる。
 焼け残った髪は三分の一ぐらいだが、何とか頭を持ち上げることは可能だった。大半が焼け焦げ、
無事だった右目周辺も赤く爛れた姿に、かつての凛々しい勇姿を見ることはもうできない。右目には
絶望の影がこれまで以上に濃い。
 乳房を口に咥えながら、怪物は優しく、冷酷に微笑む。

「そろそろ決着を付けましょうか?」

 ………………………………………………………………
 ………………………

528:人食い怪物vs巫女 ◆gRbg2o77yE
11/07/18 11:45:14.33 dIWPdZGJ
 ここに、1人の少女がいた。
 彼女は仲間の誰よりも強く、勇ましく、そして弱さを隠すのが得意な少女だった。

「巫女協会が誇る最強!無敗!の超弩級エース”白焔の光巫女”にして、マジ国宝級スーパー美少
女! 退魔巫女、西園キララ様とは、私のことよっ!」

 裸体から立ち昇る赤い光は白炎と化し、少女は凛として名乗りを上げる。
 背丈相応の幼さは拭えないものの、胸元から溢れんばかりに成長した乳房といい、括れた腰から
程よく肉の付いた下腹部のラインといい、鍛えられて硬く締まった四肢といい、健康的な色香と研ぎ
澄まされた美しさを併せ持った肉体だった。美術品の女神像のようでさえある。
 少女は怪物を指差し、悪戯気味に青い眼でウインクをして、壮絶に笑う。

「私のサファイア・アイが輝く限り、外道に明日は来ないって感じ!」


 そして、少女は、今、


529:名無しさん@ピンキー
11/07/18 11:47:11.49 dIWPdZGJ
続きはそのうち。
ではまた。

530:名無しさん@ピンキー
11/07/18 11:52:46.40 0StdWHCd
リアルタイム乙です!また続きお待ちしております!
アペカ様の狩りはじっくりゆっくりでいいなあ……

531:名無しさん@ピンキー
11/07/20 00:16:38.40 LRxeykFX
毎回楽しみすぐる

532:名無しさん@ピンキー
11/07/22 13:15:50.72 9iX3LHmD
【サルミアッキ】珍味実食スレ 世界編【キビャック】
スレリンク(mitemite板)


533:名無しさん@ピンキー
11/07/24 13:37:12.56 ciYhgnl6
巫女作者のブログすげえ・・・


534:名無しさん@ピンキー
11/08/07 20:37:30.41 /B4zi2Q8
すたじおもみじってサークルが
捕食ゲームを出してるが
誰かやった奴いない?
これは俺たちを満足させれる一品なのだろうか?

535:名無しさん@ピンキー
11/08/08 02:17:08.07 o2xAx+BI
>>534
絵が好きなら買えばいい
内容はベェーリィーの丸呑みの劣化と思っておけばそう違いはない

536:名無しさん@ピンキー
11/08/10 04:53:58.41 5/QIXpwF
正しくはベェーカリィー

537:名無しさん@ピンキー
11/08/10 14:52:50.42 gtX7Vj5S
そういや、まどかマギカのマミさんも捕食されてたんだよな
最初に即死しなければ最高のオナネタになってたのに・・

538:名無しさん@ピンキー
11/08/14 16:47:33.44 RvTzw2Ox
18号吸収が最強だな

あれのJK JC版でてほしいよ

539:名無しさん@ピンキー
11/08/14 20:00:11.67 9pQgdr+b
好みの女の子を吸収しまくったあとに御飯に頭を蹴られて白い液体まみれのJK、JCを吐き出すセルの姿が
またはブウの肉に包まれて吸収されるのもありだな
肉スライムが服の中に侵入してネチョネチョしながら吸収とか

540:名無しさん@ピンキー
11/08/17 22:10:35.52 5Zl29lNL
下校途中や部活中の女の子を捕食

541:名無しさん@ピンキー
11/08/18 03:05:15.77 R15L8RYh
胸まで咥えられた状態でジタバタもがく姿は本当に良い・・・

542:名無しさん@ピンキー
11/08/18 03:14:12.62 7iw2Jbxz
ミニスカートなら尚いいな

543:名無しさん@ピンキー
11/08/18 20:02:25.40 za/Q+tyG
膝丈ぐらいのスカートのまじめな子を捕食して足をばたつかせて時折太ももが見えるシチュもなかなか
いや、逆さまにしてパンツを丸見えにしながら飲み込むとかもありか


544:名無しさん@ピンキー
11/08/19 10:20:11.99 Hng6sVwC
ミニというかタイトスカートが好きだな
基地のオペレーターとか女司令官とか

545:名無しさん@ピンキー
11/08/19 22:16:46.80 8eewMRte
ブウにアメ玉やチョコにされても意識はあるんだよなあ
苦悶する様子が考えにくいが

546:名無しさん@ピンキー
11/08/20 21:26:53.35 zwgltP+Y
さんざん舐めまわして味わった後に元に戻して
ブウの唾液でべとべとだったり服や下着の一部が溶けている状態で
全身舐め回されたせいでよがっているとか

547:名無しさん@ピンキー
11/08/21 20:53:37.83 xKbW9P6i
ところで疑問に思ったのは女の子をお菓子に変えたとき人によって味に違いってあるものなのかな
たとえばチョコに変えたときJCやJKなら甘いとか、OLとかなら少し苦みのあるとか

548:名無しさん@ピンキー
11/08/23 21:23:57.93 FUezryGi
学校の図書室、一人の少女が本を読んでいる
そしてその少女を狙う怪物がいた
「うへへ、美味しそうな娘だ。今日はあの娘にしようとするか」
怪物の名前はセル。可愛い女の子を吸収して完全体になろうとしている人造人間である
「声を上げられると面倒だからな気づかれないように・・・」
セルは少女の背後に立つとすばやく尻尾を広げると少女にかぶせた
「ん!んんんん!」
少女の胸のあたりまですっぽりと覆うと尻尾を浮かし、ジュルジュルと吸い上げ始める
少女はというと足をばたつかせ抵抗するのが精一杯であった


途中まで書いたけどただ捕食するだけじゃつまらんな・・・



549:名無しさん@ピンキー
11/08/23 23:25:25.68 9d37Iqtm
捕食、特に丸呑みはイラストありきみたいなところあるから
文章だけで表現しようとなると難しいよな

550:名無しさん@ピンキー
11/08/24 00:10:27.80 PdMMCJ9B
巫女は自サイトでやれよ。
長すぎるだろ

551:名無しさん@ピンキー
11/08/24 09:05:33.59 NUAU1hpn
>>550
長くてなんか問題が?

552:名無しさん@ピンキー
11/08/25 21:49:01.59 BU9Z9000
丸呑みしながら女の子に悪戯するとかどうだろ


553:名無しさん@ピンキー
11/08/27 22:48:56.03 18NGY7iF
捕食して動けないのをいいことにスカートの中を覗いたり顔を埋めてくんかくんかするセル
・・・ただの変態じゃあないか

554:名無しさん@ピンキー
11/08/27 22:51:21.55 xRpP4mSa
上半身を丸呑みしつつ、下半身を犯すっていうね

555:名無しさん@ピンキー
11/08/28 21:05:39.14 gUM1HmTM
セルの尻尾に丸呑みされながら下の口でセルの指を丸呑みしているわけか
セルにあれが生えていないのが残念だな
ブウなら自分の身体をスライム化して女の子にあんなことやこんなことをしながら吸収できるんだけどな

556:名無しさん@ピンキー
11/08/29 20:22:08.31 3xbfgss1
「このまま吸収してもよいが・・・少し楽しむか」
セルは尻尾をもち上げ自分の前に持ってくる。そして少女のスカートの中に潜りこんだ
そして足をばたつかせる少女の太股を持つと足を開かせる
「ふふふ、白いパンツとは眼福眼福、では匂いを嗅ぐとしよう」
セルは少女の股間に顔をうずめると鼻でくんかくんかし始める
「おお、少し小便の匂いがあるがいい匂いだ、太股もすべすべしてて気持ちいいぞ」


続きはだれかが書いてくれるだろう





557:名無しさん@ピンキー
11/08/29 21:13:43.19 B/yecUWQ
ウィンウインウィン 
ウィンウィン 
ウィンウィンウィン

558:名無しさん@ピンキー
11/08/30 05:27:31.79 4r0nsBlI
セルの丸呑みもいいけど、主に一般人に使った刺を刺しての吸収もイケちゃうんだぜ

559:名無しさん@ピンキー
11/08/30 13:21:21.57 eAhDLW0/
胸や股間に突き刺して吸収

560:名無しさん@ピンキー
11/08/31 21:39:15.49 qirvM30+
ブウの吸収方法もエロいと思うんだよな
全身揉みしだきながらスライム肉と同化させていくところとか
吸収した後も体内に保管した女の子にあんなことやこんなこともできるし

561:名無しさん@ピンキー
11/09/01 04:20:10.88 EiPBBViQ
化物の尾が毒蛇のように少女に襲いかかったかと思うと、先端の棘が脇腹に深々と突き刺さった。
あまりのことに、彼女は立ち尽くしたまま悲鳴を上げることすらできないでいた。
更に吸収しやすくするため、セルは強力な消化液を彼女の腹腔内に注入する。
「があ…えっ…」
内臓を灼かれる激痛に少女は身をのけぞらせ、そのまま仰向けにどうと倒れた。
地面でバウンドした拍子に彼女の口から大量の赤黒い粘液が吐き出される。
薄く開いてわななく口の端からは溶け残りの内臓の切れ端が力尽きたようにだらりと垂れ下がり、
それは清純な少女をどこかふしだらなもののように見せていた。
横隔膜でへだてられた呼吸器と心臓はかろうじてまだ溶解を免れていたが、
それはただ徒に苦痛を長引かせるにすぎない。
ほどよく中身が液状化したところで、セルは一気に体液ごとそれを吸い上げた。
「ああ…あ」ごぼごぼと肺から漏れる空気の中で、彼女の声帯がかすかに震えた。
が、もちろんセルはそんなことには何の関心も払わない。
すでに光を失った少女の眼から一条の涙がつたい落ち、土気色と化した顔をわずかに濡らした。


ほんとはこんなドロドロな感じじゃないけどね、セルの一般人吸収。

562:名無しさん@ピンキー
11/09/01 22:25:29.17 PAWSIn4B
>>556の続き
「ぺろっ・・・ちゅっ・・・はぁ・・・いいエキスだ」
その後もセルは動けない少女の下半身を責めた
少女のクリトリスを弄り秘所に指を突き刺しかき回す
そして秘所から流れる新鮮なエキスを啜っていた
「はあ・・・では名残り惜しいがそろそろ吸収させてもらおう」
そう言うとセルは再び尻尾の動きを再開させ少女を飲み込み始める
だが少女はセルの責めによって抵抗できなくなっていた
そしてスカートに隠された小さなお尻と愛液に濡れた細い太股を飲み込む
「ふふふ、いい匂いが漂ってくるぞ」
ふくらはぎ、引っかかっていたショーツ、靴も尻尾に飲み込まれる
「では、いただこう・・・はあ!」
セルはそう言うと尻尾に力を入れ包まれた少女を一気に飲みこんだ


563:名無しさん@ピンキー
11/09/02 23:06:33.60 hCg43N5l
十数年前のアニメで、セル襲来後の遊園地プールにビキニ上下が浮かんでいたのが、吸収シーンを想像してこっそり興奮していた。
今から思えばあれが、幼い俺をこの趣味に引きずり込んだんだな…

564:名無しさん@ピンキー
11/09/03 11:38:20.29 pcpK9oZi
サヤ、ちゃんと守って…

565:名無しさん@ピンキー
11/09/03 22:39:29.11 WW5vUBi5
セルは18号だけ、ブウにいたっては女の子を捕食したシーンがないんだよな

ところでブウって上半身に吸収した人物の体系や服が現れるよな
つまり女の子を吸収した場合はセーラー服やキャミソール姿のブウが・・・・

566:名無しさん@ピンキー
11/09/04 01:24:18.99 nptIcnp8
>>564
戦う為にはまず敵を知る必要があるだろ
そのためにはじっくり観察しなくちゃいけないよね
あっ、またクラスメイトが喰われた

567:名無しさん@ピンキー
11/09/05 12:50:30.02 kGeBkcIY
目の前で丸飲みされてんのに全く動かないぞ小夜ちゃん

568:名無しさん@ピンキー
11/09/07 21:03:20.29 b0hDcuXi
捕食の仕方は頭から丸呑み派がやっぱり多いのかな

569:名無しさん@ピンキー
11/09/08 02:36:10.80 liDf/Aky
セルのような頭からの丸呑みよりブゥのような粘体による全身の包みこみ。


570:名無しさん@ピンキー
11/09/08 10:55:04.52 AytdiY5p
丸呑みなら足からの方が良いな
恐怖の表情とか悲鳴とかよく見えるし

571:名無しさん@ピンキー
11/09/08 21:46:58.10 mf+XmnE+
ブウの18号吸収
18号「おい化物!こっから出せー!」
鈍い音と共にブウの身体のあっちこっちが突き出る。
ブウの肉隗に包まれた18号が暴れているのだ。
ブウ「いっただきまーす♪」
18号「う・・ぐ・・・つ・ぶ・れ・る・・」
ボシュッ
18号「ふん、中々活きがよかったじゃないか
   こっちも元気になりそうだよ♪」

572:名無しさん@ピンキー
11/09/08 22:30:59.86 maBPwgBZ
ブウの体内で吸収されている女の子の服を脱がしたらブウの服も変わるのかな

573:名無しさん@ピンキー
11/09/09 20:37:42.27 Ra0vjK29
ブウが自分自身をスライム化して女の子の穴という穴から進入して中から吸収、同化

574:名無しさん@ピンキー
11/09/09 21:45:49.97 ClK8YE4Y
今週もサヤちゃん、守ってくれないせいで女子生徒頭からかじられて死んじゃった

575:名無しさん@ピンキー
11/09/10 02:27:23.44 JUQIynnJ
っか、クラスメイト全員死んでんですけど守るんじゃないのかよ
モブ子可愛かったなぁ…喰われたけど

576:名無しさん@ピンキー
11/09/11 02:18:12.99 FHsrRuFc
>>528の続きを投下します。
NGword ◆gRbg2o77yE

577:人食い怪物vs巫女 ◆gRbg2o77yE
11/09/11 02:21:07.31 FHsrRuFc
 乳房が胸から離れた瞬間、キララはそのまま地面に崩れ落ちた。
 アペカが毟り取った乳房を口に運んだとき、キララは肋骨が露出した胸板を焼き、火達磨のまま地
面をのたうちまわった。最早、火傷以外の部分が少ない上半身に、血や小水や泥に塗れた両足に、
性器を溶接して守られた純潔に、ただ泣きじゃくることしかできなかった。
「………う゛………あ゛ぁ゛……」
 アペカはボロボロの最強巫女の髪を掴み上げる。焼け残った髪は三分の一ぐらいだが、頭を持ち
上げることは可能だった。大半が焼け焦げ、無事だった右目周辺も赤く爛れた姿に、かつての凛々
しい勇姿を見ることはもうできない。右目には絶望の影がこれまで以上に濃い。
 乳房を口で加えながら、怪物は優しく、冷酷に微笑む。
「そろそろ決着を付けましょうか?」
「そうね。随分と酷い姿になったし、そろそろ頃合だと思うわ」
 アペカの言葉に対して、全く同じ声が聞こえてきて、それに応える。
 それは奇妙な光景だった。
 決してアペカの独り言ではない。同じ声同士で会話をするには、奇怪ではあるが、同じ声の持ち主
が複数存在しなければならないというのに。それが起きてしまっていた。
「う゛………う゛ぅ゛……」
 キララも異変に気付くが、腫れた彼女の右瞼は、普段の半分も開かなかった。最早、彼女は周囲
の状況を確認するどころか、目を大きく開けることさえ上手くできない。

578:人食い怪物vs巫女 ◆gRbg2o77yE
11/09/11 02:22:43.99 FHsrRuFc
 髪を掴んだアペカは、希望を叶えるように髪を掴んだ手を捻る。
 雑巾を絞るような動作で、キララの焼け爛れた頭部は、髪が切れる音と、髪が生える頭皮が剥が
れる音を発して、新たに聞こえた声の方に向いた。激痛と失血で霞のかかる視界に、白い肌をした
異形の少女の立ち姿が侵入する。何度も自分の目を疑い、見直すが、見間違うはずが無い。
 新たに、アペカと全く同じ姿の異形が、笑みを浮かべて立っていた。
「それほど驚かないで」
 キララの髪を掴むアペカと、キララの前に立つアペカ。
 2人に増えた人喰いの異形は、同じようににこりと微笑んで顔を見合わせる。まるで鏡に向き合う
ような光景だが、キララはどちらからも同じ生物の気配を感じていた。虚像や偽者の類ではない、ど
ちらも同じだけの殺気と、禍々しさと、食欲が伝わってくる。
「貴女は戦闘中に予想していたでしょう。私が何度も復活する秘密を」
「同じ私が複数いて、どこかに隠れていて、焼却される度に、隠れ家から現れていると予測していた
わよね。市街地への延焼を恐れて諦めたようだけれど、この高台全体を爆撃して、隠れ家ごと私を
焼き尽くす戦法も選択肢に入れていたわよね。恐ろしくて震えが止まらないわ」
「大きな火の玉を戦場にドカンと落として終わりなんて、白焔の光巫女様は派手好きよね」
「藤村と眼鏡コンビは喜ぶだろうけれど、私たちはそういうのは嫌いよね」
「あいつら、気化爆弾とか大好きだものね。あれは本当に理解できない」
「ねえ、貴女もそう思うでしょう? 樹里」


579:人食い怪物vs巫女 ◆gRbg2o77yE
11/09/11 02:24:40.27 FHsrRuFc
「え……あう………ああ……」
 いきなり名前を呼ばれた魔物の少女は、哀れなほど蒼白になって口を動かそうとする。
 しかし、震える唇は言葉を紡げない。アペカはそんな様子を見てにこりと微笑んだ。

 ………………………………………………………………
 ………………………

「藤村たちも困ったものよね。最近は少なくなったけれど、思い出したように、「こんな動画を作って」
って言ってくるし。私だってやりたいことがあるのにね」
「ワイ混にウプする新作MADで忙しいのにね」
 2人のアペカはお互い苦労すると言わんばかりに、言葉を交わし続ける。
 内容だけならば、彼女が日常でしている会話だが、全身を損傷して死に掛けている少女の髪を掴
み上げながら、そして自分同士でしている光景は、奇怪以外の何物でもなかった。
 教団内部でもあまり知られていない話だが、教団総本山で蟲の餌食にされ、アペカとなり果てる前
の少女は、名前を西村モト子といった。当人は人間だったころの話をあまりしないが、インターネット
のどこかのサイトでは、それなりに人気のある存在だったと樹里は聞いていた。
「えと、アペカ、様……ですよね……?」
 樹里は、目を点にしながら、2倍に増殖したアペカを凝視する。


580:人食い怪物vs巫女 ◆gRbg2o77yE
11/09/11 02:26:09.41 FHsrRuFc
 そして、時に目を擦って視界を整え、再び凝視するが、やはり魔物の少女は2人のままだ。全く同
じ存在が並んで立っている光景に、樹里の頭は極限の混乱に陥ってしまう。
「もしかして、双子の妹君がいらっしゃるとか?」
「何を言っているの樹里。私は一人っ子だし、私という種も、私しかいない。間違いなく、この地球で
たった一匹。貴女が一番よく知っているでしょう」
「ひいいっ。そ、そうでした……」
 少し語気が荒くなったアペカの言葉に、樹里の背筋は震え上がった。
 同時に、心のどこかで、アペカの本当の能力を自分は知っている、そんな感覚がある。それは決し
て、回復力が高いとか、戦闘で怪力を発揮する、とかではなかったはずだった。
 もっとも、アペカが思い出せなくしたと宣告したとおり、彼女から能力について教えられた記憶は、
長い長い台本にできた虫食い穴のように、前後から完全に切り取られ、全く思い出せない。
「うううう……ど、どうすれば……」
 頼みのキララはもう動けないが、自分だけでアペカと戦うのは不可能である。樹里はどうすることも
できず、顔中に汗を浮かべながら、アペカの機嫌を伺うしかない。
(どうして私、叛乱なんて起こしちゃったんだろう)
(アペカ様に勝てるはずないって知ってたはずなのに、どうして思い出せなかったんだろう)
 叛乱を起こした後悔と絶望が、樹里の胸奥に広がっている。

581:人食い怪物vs巫女 ◆gRbg2o77yE
11/09/11 02:27:11.09 FHsrRuFc
 キララという存在に希望を見出したから、藤村を殺害する行動に出たのだろうか。なぜ自分はあの
とき、アペカの能力を過小評価して、それを信じてしまったのだろうか。
 当時の自分の思考回路が、ほんの数分前のはずなのに、やはり思い出せなかった。
 樹里の必死の思考を遮ったのは、けらけらと耳障りに響く嗤い声。
「樹里ったら、これぐらいで驚いてもらっては困るわ」
 胸に両手を添えて、照れるように頬を赤らめる2人目のアペカ。
 足元の土がぼこりぼこりと盛り上がった。土が崩れ落ちると、現れたのは生物の眼球だった。周り
からは人間の腕や脚が伸び、昆虫のように小刻みに動いて土から這い出してくる。焼け野原と化し
た大地は瞬く間に掘り返され、人間の部位が育つ畑と化したかのようだった。
 手足はそれぞれ地中で独立した体躯と繋がり、それらは一斉に地上に現れた。
 地中から現れたのはアペカ。そしてアペカ。またもアペカ。次もアペカ。再びアペカ。
 大地は無数の少女の群塊に押されるように膨らみ、巨大な泡がはじけるように爆ぜて、何百匹と
いうアペカを一斉に吐き出した。高台そのものが巨大な肉のように蠢き、大地が破れ、コンクリートを
塗した法面やアルファルト舗装が割れ、池は干上がり、トイレなどの構造物は倒れ、蜘蛛の子供が
孵るかのように、あらゆる場所から数百匹ものアペカが湧き出してきた。


582:人食い怪物vs巫女 ◆gRbg2o77yE
11/09/11 02:29:27.04 FHsrRuFc
「ぎゃああああああああっ!」
 植物の魔物と化した樹里でさえ、大地から湧き出した少女の大群に思考が停止し、ショックを少し
でも和らげるかのように絶叫する。過去に見た映画が思い出される。電流を流した大地から、洪水
のようにミミズが溢れ出してくるシーン。裸体で絡み合う白肌のアペカ群は、蟲の大群のような密度
でひしめき合い、高台を呑み込む勢いで増殖を重ねていく。
「白焔の光巫女さん。ほら、頑張らないと、予想通りに私はいっぱいいるわよ?」
 キララの震える声は、恐怖でも反発でもなく、純粋な疑問だった。
「おまえ……いったい……なんなの……」
「貴女を食べる者よ」
 アペカは迷いもせず、明瞭に答える。そして、樹里に問いかけた。

「樹里、もう一度だけチャンスを上げるわ」

 濃密な視線が一斉に注がれ、それだけで樹里は窒息しそうになる。
「私と一緒にこいつを食べるのか、こいつといっしょに私に食べられるか、選びなさい」
 チャンスを与えるというアペカの言葉を咀嚼するのに、樹里は数秒を要した。言葉の裏には、拒否
した場合、キララと同じ目に遭わせるという意思が明確に感じ取れる。
「貴女はとても頭の良い娘よ。同じ間違いを二度することはないわよね?」

583:人食い怪物vs巫女 ◆gRbg2o77yE
11/09/11 02:31:13.76 FHsrRuFc
「う……ああ……そ、それは……」
 樹里はからからに乾いた唇を震わせて、その場に立ち尽くした。
 はい、か、いいえ、しか選択肢の無い問いかけなのに、思考は完全に凍り付いてしまい、何も考え
ることができなかった。混乱して、言葉さえ何も思いつかない。
「ううう………あ、ああ………いやああ………」
 何千匹ものアペカに凝視されて、痙攣するように樹里は震え始めた。とても怖い。考えることも、見
ることも、聴くことも、感じることも、何もかもが恐ろしくて堪らなかった。恐怖という底無し沼で溺死さ
せられていると錯覚してしまう。アペカの言葉が何百回と頭の中で反芻される。
 しかし、最早、彼女に逃げ道は残されてはいない。どちらかを選ぶしかないのである。

「樹里? 答えはまだ?」

 優しい声音は、最早、時計の針が動く音にしか聞こえなかった。
 アペカの大群は高台から、市街地や上空に溢れ出していく。大群は白いうねりと化して道路やビル
をみるみる覆い尽くし、雲1つ無い空からも降雪のように市街地に舞い降りていく。街を囲む山々ま
で大群は広がり、木々を押し退けて、樹里の視界全域を支配し尽くしてしまった。
 それは死肉で覆われた巨大な海原のようで、嗤いながら地平線の端まで波打っている。
 かつて人間が社会活動を行ってきた場所に、既に人間の気配は存在しない、街も、山も、空も、白
い肌をした異形の少女に覆われた。何万何億、否、何兆匹という数にまで膨らみながら。

584:人食い怪物vs巫女 ◆gRbg2o77yE
11/09/11 02:32:21.33 FHsrRuFc
 蒼白のまま立ち尽くす樹里に、視線を合わせているのである。
「げえええっ! げええええっ!」
 幼い体躯に数兆匹の視線を浴びせられ、樹里の精神は緊張で限界を超えた。
 立ったまま嘔吐し、半透明の液体を唇から垂れ落とす。しかし、全身の筋肉が緊張して倒れること
もできない。金縛りのように動くことができない。目からは涙が溢れ出し、口と鼻からは吐瀉物を無
様に垂れ落としながら、体躯はぴくりとも動かせなかった。
 数兆の視線が溶けた空気は、まるで深海にいるかのような圧力で、彼女の動きを完全に抑えてい
た。肌に珠のような汗が浮かび、顔面はさらに蒼白になっていく。

「どうして苦しんでいるのかしら?」

 視界を埋め尽くした数兆匹のアペカが、同じ言葉を同時に紡いだ瞬間、幾重にも折り重なる声音は
樹里の鼓膜を易々と突き破った。身動きできないまま、両耳から半透明の体液が流れ落ちる。

585:名無しさん@ピンキー
11/09/11 02:33:56.95 FHsrRuFc
続きはそのうち。

bloodCは捕食シーンが見えないのが悲しい。
怪物はかなり萌えるけど。

ではまた。


586:名無しさん@ピンキー
11/09/11 09:56:30.47 39m9V7BW
>>585
乙!精神的に蹂躙するのもスパイス効いて乙ですね

587:名無しさん@ピンキー
11/09/12 01:39:04.80 lAdWaiL8
食いちぎり、ふたなり注意。
被食願望のある女の子の視点で。

生け捕り


魔獣が捕獲されたらしい。

最近、近くに旅人や街の人間を襲い、
食らう魔獣が出没するとは聞いていたけれど、
それほど興味を惹かれる話題ではなかった。

特に外に用事のない街娘の私には、特別脅威でもなかったし、
頻繁ではないけど、魔獣自体特別が珍しいものでもなかったのだ。

ただ、生きたままというのは初めてだったのだ。

兵隊さんに捕まえられたという魔獣は、
どこにこんな、というほどの大型の檻に入れられ、
街の広場の隅に置かれ飢えるまで晒しものになるんだとか。

そんな話を勤め先の酒場で聞くと、今の時期、特に忙しくもないので
私は昼の休みにでも見に行くことにしたのだった。


小さくもないが特に娯楽も多くないこの街、
檻のある広場には魔獣を見に沢山の人が集まっている。

私も生きた魔獣をその目で見るのは初めてだった。
人混みの中、高台に置いてある檻に、その魔獣はいた。

長い毛で覆われた、獅子よりも大きな身体に、獣のような頭。
二本足で立ってはいるが、大きな爪の生えた腕は危険なので
後ろ手を鎖で縛られ、両足にも枷が付けられている。


その狼のような虎のような顔は、魔獣といわれるだけあって、
ただの獣と違い…表情がある。
愛嬌もなく凶悪。そしてただの獣には感じられない、
ある意味人間らしいとも言える「欲」のこもったような表情。
これが、魔獣なんだ。檻の中にいるのに、少しぶるっと怖い。

魔獣は囚われの身ながら、人々の喧騒も気にせずに、
特に臆することもなく、ただ然と街の人々を見下ろしていた。

もう囚われて数日は立っているだろうから、弱ってきても
いいころだろうに。

最初は少し見て帰ろうと思っていたのだけれど、
そのちょっとした怖さに惹かれたのか…私は
いつの間にか列の最前列にまで来ていた。


588:名無しさん@ピンキー
11/09/12 01:39:25.72 lAdWaiL8


最前列は檻から5メートルぐらいのところだった。
人々を見回していた魔獣の目が、こちらを向く。

気のせいかもしれないけれど、
魔獣の目が、私に留まった。

こちらを見つめる、私はその魔獣から目を逸らすことが出来なかった。
私は自分の鼓動が大きくなるのを感じた。
動けなかった。

欲に満ちた魔獣の目で見つめられる感覚。

まるで男に性的な目で見つめられるような、そしてそれを更に大きくしたような
そんな快感が身体の中でくすぶっているのを感じた。


何秒の事だったのだろう。私は列の流れに押され、
我に帰った。
魔獣もまた次々と流れる別の人間を見下ろしていた。


心臓の鼓動はまだ収まっていなかった。
気がつくと、肩の出たドレスなのに、全身に冷たい汗もかいていた。

そして、自分の下腹部は、
性的な興奮を覚えた時と…同じ反応をしていた。



その日一日は、熱に浮かされたように、頭がぼーっとしていた。
夕方からが本番の酒場の仕事も今日は体調が悪いと店長に言い、
早退した。

自宅のベットで横になったが、眠ることは出来なかった。

気がつくと、深夜になっていた。
街の中は静かになっていた。

だけど、胸の興奮は収まらない。
今日は月が出ていて明るい。
眠れない私は、ふらりと…昼間の広場に向かっていた。


589:名無しさん@ピンキー
11/09/12 01:40:01.77 lAdWaiL8
深夜の広場は、人一人居なかった。
昼間の喧騒も嘘のように静まり返っていた。
店も閉まり、住宅から離れた薄暗いその広場の端に、
昼間と同じようにその魔獣だけがいた。


私は、最前列にあった、危険、立ち入り禁止と書かれた
柵を乗り越え、檻に近づく。

魔獣は起きていた。

月夜に光る、金色の目で私を舐めるように見ていた。

「私が、そんなに欲しかったの?」

魔獣が鉄格子に近づく。
私と同じ高さに頭をかがめ、鉄格子の間から、
匂いを嗅ぐように長い鼻を出す。

私は恐ろしい魔獣を前にして、昼間以上の
興奮を覚えていた。

私を見つめ、求めるいやらしい目。
私の肉はそんなに魅力的かしら?

飢えた人食いの魔獣は牙を光らせ、私を求め鉄格子いっぱいに
頭を押し付け、私の身体に牙を立てたいと歯をむき出しにする。

興奮で息が荒くなる。魔獣ではなくて私のだ。

人食いの魔物が私を食べようと、今目の前で涎を垂らしている
そんな性癖が自分にあったのか、それとも今目覚めたのかは解らないが、
私は、今のシチュエーションに興奮しているのだ。

私は、昼間の時から着ていた、肩まで出ているドレスの胸元をつかみ、下ろす。
街でも大きいほうだと自分でも自慢だったおっぱいがこぼれる。



半歩、半歩と、更に檻に近づく。

魔獣は昼間の落ち着きとは代わり、大きく興奮し、鉄格子を揺らしていた。
その目は大好物なのであろう、乙女の柔らかな2つの乳房。
いや、胸の甘い肉を見つめていた。

「そんなに食べたいんだ…私の自慢なおっぱい、美味しそうなのかな…?」

魔獣の口から涎が溢れるのが見える。
…でも、さすがに食べられるわけにはいかない。

私は、魔獣の口が届かないぎりぎりのところで、挑発するように胸を揺らす。

酒場の制服なので多少肩の出た、露出度のあるドレスは着ていたけれど、
破廉恥といわれることはしたことはなかった。
それがまさか、魔獣相手になんて。

だけど乳首は限界まで充血し、大きく硬くなっていた。
おっぱいの柔らかさをアピールするように揉みしだくと、
我慢できなくなった魔獣が、舌だけでもと伸ばし、舐めようとする。



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