母親が他人に犯される 漫画・小説 #13 at EROCOMIC
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200:ここで一言『感じて きたようだな』
12/10/15 20:08:08.02 LglPU8Zy
予定通り連載を続けます(笑)

「じゃぁ、いかにもすぐに抱かれる女はヒロインの資格なしってわけだね。」
「何事にも例外がありますので断言はできませんが、正ヒロインとしては無しです。サブヒロインとしては十分
ありです」
「たとえば主人公を導いたり」
「あるいは助けたり」
「なるほど。ストーリーの面から言えば、確かに聖女オールキャストじゃ話にならないな」
「なりません。起承転結を複数ヒロインでやるならば、トリックスターが必要になります」
「起承転結なしのときには」
「聖女オールスターのほうが喜ばれるでしょう」
「なるほど。ヒロインの種類についてはわかったよ。ところで田中君、ふたつばかし苦情があるんだけど」
「なんですか」
「まずワインがない。次にシチュエーションの話はどうなった」
「先々週の芋焼酎があります」
先々週、「日本の戦記について語ろう」と久子がやってきたときの手土産が芋焼酎だった。久子の名誉のために
書いておくと、話の内容は至極まじめかつ重いものだった。
「君は焼酎でいいのかい?」
幾分とがめるような視線で久子が問う。いくら久子がさばさばしているとは言え、女性と二人で官能小説につい
て話をするときに焼酎でもなかろう。
「いえ、艶っぽい話の話をするときには、幾分でもロマンチックなアルコールがほしいところです。コンビニに
買いに行きますが、ごいっしょしませんか?」
「ここに残って君のPCを漁るのも楽しそうなんだけど、そう言うことをするには少し回りすぎてる気がするよ。
エスコートしてくださる?」
いきなり上品な口調に変わる。
「よろこんで」
「ところで、二つ目の苦情ですが、いつになったらシチュエーションの話が出てくるのでしょう?」
「それは道すがらお話しましょう」

201:ここで一言『感じて きたようだな』
12/10/15 20:08:44.32 LglPU8Zy
「シチュエーションに関してですが、これは大まかにいって精神的シチュエーションと行為的シチュエーション
に分けられます」
「図書館的な分類番号はあるかい?」
「もちろんありません。それから言うまでもないことですが、私が勝手に分類しています」
「だろうね」
「ところで精神と好意ってかぶってない?」
「好意じゃなく行為です。行う、為す」
「行うナスだって、ふふふ、田中君のエッチ」
「精神的シチュエーションというのは、主人公とヒロインの精神的な立場です。これがとても重要です」
「スルーしたね」
「ですが、文学である以上重要であることは自明です。たとえば主人公、あるいはヒロインの告白シーンは
いやがうえにも場を盛り上げます。一方で、行為的シチュエーションは純文学では大した重要性を持ちませんが
エロ本ではきわめて重要です」
「ねえ、行為って体位?」
さすがに声を潜めて久子が聞く。
「それも含めての行為です。たとえば、体位という言葉が出ましたので例にあげると、同じバックでもベッドの
上か、シャワールームか、鏡の前か、窓際かでまったく異なります」
「確かに。これはドキドキするね」
「ヒロインは堅い女、あるいは堅いイメージの女という話をしたときに、カタルシスだといいました。行為も同じ
です。『あ、こんな』とヒロインが思う行為で初めてヒロインが生きます。」
「確かに」
「チェックシート的に体位を変えていくだけではエロ本としては持ちません」
「AVじゃないからね。挿絵でも有ると違うかな」
「挿絵がつくのは月刊誌に掲載されているときくらいでしょうね。なんにせよ、それは僕が目指すものじゃないです」
「プロ目指してるの?」
「いえ、表現を追求したいんです」
「えらいね。あと、芸の肥やしとか言ってお姉さんを押し倒さなかったところもえらいわ。」
「やった人は居るそうですが」
「そうなの?と、驚くもんかい。趣味と実益ってやつだろ」
「川上宗薫先生は、取り付かれたように女性を口説いたといわれています」

202:ここで一言『感じて きたようだな』
12/10/15 20:09:22.20 LglPU8Zy
コンビニで籠にワインボトルを3,4本放り込みながらも話は続く。
「実際には、精神的シチュエーションと行為的シチュエーションは切り離して考えにくいです」
「…相乗効果か」
「そうです。単体ではなんでもなくても、組み合わせると興奮が高まる。たとえば、コンビニの休憩室なんか
格好の場所です」
「見つかるかもしれない、という緊張感だね」
「そうです」
「『田中君、だめ、見つかっちゃうわ』ってやつだ」
「そうです。精神的なだけなら純文学です。好意的なだけなら教科書です。両方のシチュエーションがかみ合って
はじめてエロ本のシチュエーション足りうるのです」
レジで一郎が勘定を払っている間、横で久子は今にも笑い出しそうなのを必死でこらえていた。レジ裏の休憩室で
行われる密やかな愛戯でも創造しているのだろう。
「先に出てればいいじゃないですか。変な目で見られてましたよ。」
自動ドアを出て、一郎がなじる。
「いや、『田中君、だめ、笑っちゃうわ』って、妙に興奮して」
「まぁ、それです。ヒロインが羞恥に染まるというのがエロ本では重要な要素になります。精神的シチュエーションと
行為的シチュエーションの組み合わせは膨大ですら、結果としてエロ本のシチュエーションは膨大になります」
「羞恥に染まらないと、田中君の好みに合わないのはわかったよ。でも、さっきのサブヒロインみたいに王道
じゃないシチュってもあるんでしょ」
ありますよ。たとえば凌辱のジャンルがそれです。

203:ここで一言『感じて きたようだな』
12/10/15 20:10:50.49 LglPU8Zy
>>199
>もっともっと かもーん!!!

応援ありがとうございます。まったりいきます。

204:ここで一言『感じて きたようだな』
12/10/15 20:11:30.81 LglPU8Zy
「凌辱って、エロ本の王道かと思ってたよ」
「そう言う見方もあるでしょうね。凌辱がわき道だってのは僕の趣味でしかありません。フランス書院では堂々たる
主流派です。ちなみにフランス書院のWEBサイトは www.france.co.jp なんですが、フランス政府は何も言わないん
ですかね」
「エロも文化だと思ってるのかも」
「眼中にないのが真実だと思いますが、フランスのアパルトメントでは窓を開けたままやってるそうですから、
当たらずとも遠からずかもしれません」
「田中君は羞恥心がないエロは嫌いなんだよね」
久子がニヤニヤしながら聞いてくる。
「不可欠じゃないですよ。陶酔感のあるセックスは羞恥心をまとう女性と同じくらいすばらしいものです。が、
その場合も羞恥心があるといっそうよいものになります」
「ふふん、その辺は知識なのかい、経験なのかい?」
図星だったのか、言いよどむ。
「僕の女性経験を聞き出したいのなら、もう少し親密になってからにしてほしいですね」
「ほほう、腕の中で聞けよって言うの?ちょっと考えさせてもらいたいね」
「そうしてください。話を変えますか?」
どうも話の腰を折られて熱が冷めたらしい。
「ええ?頼むよ続き聞かせて」
「はい。何の話でしたっけ」
「凌辱は王道かって話」
「そうでした。凌辱は出版数では堂々たる主流派ですよ。それには理由があります」
「男性側の願望でしょ?」
「そうです。ほとんどの男は、望む女性すべてを抱けるわけでは有りません。というか、ほとんどの男は、
望む女性のほとんどを抱けません。まったく抱けない人も居ます」
「その衝動の代替としてエロ本を読む」
「そうです。手の届かない女性、手を出してはいけない女性、拒む女性を力ずくで自分のものにする。そういう
願望を形にしたのが凌辱ジャンルです。」
エントランスに入ってからさすがに一郎は口をつぐんだ。夜に自分が住むワンルームマンションの前で強姦の
話をするなど、無神経にも程がある。

205:こんばんは、サクラフブキです
12/10/15 20:14:38.54 8nw6GwMN
予定通り連載を続けます(笑)

周囲は明るい。
今は正午ぐらいだろうか、遊園地はまだ客で賑わっている。
俺は徐々に正常な感覚を取り戻していった。
何時の間にか俺の手を守るようにしていた手は離れていた。
俺と奴はでかでかと『出口はこちらです』と書いてある看板に従って
巨大な施設から離れていく。
もう一度奴の方を見た。
俺の視線に気が付いた奴は、事のあらましを説明し始めた。
最後の所で、ゾンビが蘇って群れを成し襲って来る演出らしいが、
どうやら俺と奴と誘導員が何かの調子で逸れてしまったらしい。
奴は誘導員が導くままに一緒にゾンビから走って逃げた。
しかし俺は取り残されてしまった。
それに気が付いた奴は俺を迎えに行った。
やはり、さっき俺の手を握り締めていたのは奴の手らしかった。
奴は俺の方を見て、大丈夫か、と聞いて来た。
妙に晴れやかな笑顔だ。
俺は状況を把握して、体中の血液が顔面に立ち昇ってくるのが分かった。
奴は俺の頬をぺしぺしと叩く。
少し冷たい指先が俺の頬に当たる。
本当に大丈夫か、と今度は少し真面目な表情で俺の瞳を覗き込んで来る。
俺は奴の目を直視する事が出来ずに、目を反らして頷いた。
穴があったら入りたいような気持ちになった。
奴と歩きながら俺は頭を抱える。
気分でも悪いのか、と奴が聞いてくる。
別に、と俺は簡潔に答えた。
そうか、と奴は答えて前を向く。
遊園地客のざわめきが耳に伝わってくる。
俺は嬉しいような、嬉しくないような気持ちになった。
さっきの手の感触が、まだ掌に残っている。
それを思うと、俺はむず痒い気持ちになる。

206:こんばんは、サクラフブキです
12/10/15 20:15:24.50 8nw6GwMN
眠い…ので続きは俺の脳内で書いておきます…orz
皆さんおやすみなさい…

俺はふらつきながら、奴が飯でも食うか、
と聞いて来たので適当に頷いておいた。
ジャケットのポケットから携帯を取り出して確認すると、
時間は丁度昼飯時だ。
奴は地図で確認しながら歩いて行く。
遊園地の客は午前中よりも増えたようだ。
人ごみを避けつつ奴の後を付いて行く。
奴の左手が空いているのが目に付いた。
俺は複雑な気持ちになった。
つい先程まで、俺の右手を握り締めていた手だ。
歩くのが速い奴の隣りに駆け寄るようにして並び、右手でキャップを被り直した。
目的地に付くまで特に会話は無かった。
ゲーセンとかあんま行かないのな、と俺は話し掛けた。
まあな、と奴は地図を見ながら答えた。
でも俺はそれ以上会話を続ける事をしなかった。
気温は真昼時で、陽が差しているから若干暖かい。
遊園地内を迷い無く歩いていった奴の先には、
お土産屋とレストランが一体になったような施設がある。

207:こんばんは、サクラフブキです
12/10/15 20:16:05.79 8nw6GwMN
中に入ると広々とした空間がそこにあった。
お土産屋が右にあり、レストランが左。
仕切りの壁に窓があって、隣りの施設の様子が視界に映る。
広めのログハウスで作りは木造、見ると二階席に繋がる階段がある。
上は吹き抜けになっていてお洒落な内装だ。暖色の照明が店内を明るくしている。
中は込み合っていたが並んでは居なかった。
俺と奴が出入口付近のボードでメニューを確認していると、
アメリカのレストランに居そうなコスプレの店員が声を掛けて来た。
窓際の二名の席に案内されて、俺はジャケットを脱いだ。
テーブルは四角く、こちらも木で出来ている。椅子も悪くない。
奴は脱いだ上着を自分の椅子に掛けているところだ。
こういうところが几帳面だと思う。俺も椅子の背凭れに掛けてから椅子に腰掛ける。
中は暖かく、四角い窓から外を行き来する人々の姿が見えた。
俺はそこで、本来の目的を思い出していた。
奴と遊ぶのが楽しくて、すっかり忘却の彼方へ追いやってしまっていた。
女友達同士で来ているのを捕まえて遊びに誘う事だ。
世間一般ではこれをナンパと呼ぶ。
どうしてナンパと呼ぶのかは知らないが、水とお絞りを出してきた店員に、
カルボナーラ、と言った。俺は奴の方を見て、お前は、と聞く。
俺はミートソースで、と奴は店員に直接答えた。
俺達を接客した店員は女でショートヘアの、中々可愛い部類だ。
頭にヘッドドレッサーを付けている。この店の制服なのだろう。
取り出した注文表に何か―俺達の注文の他に無いのだが―を書き付けて、
メニューを確認する。
俺はそれに頷くと、彼女は人込みの中へと消えて行った。

208:こんばんは、サクラフブキです
12/10/15 20:16:41.90 8nw6GwMN
どういうのが好みなんだ、と奴に聞いてみた。
奴はお絞りで手を拭きながらのんびりと、そうだな、と答えた。
黒のVネックから白い首が伸びている。
首元には鎖骨が見える。
俺は奴の手元を眺めると、さっきの出来事を脳内に思い浮かべた。
触れた感触が拭われてしまうのが何だか勿体無いような気がする。
俺は少し黙って、冷たい水を一口呷った。
さっきの店員、結構可愛くなかったか、と俺は言ってみた。
奴は店の奥の方に目をやって、彼女、と聞いてきた。
それから店内を見渡して、俺はああいうのが好きだな、と答える。
奴の視線の先を辿ると、少し遠くの席に、黒髪ロングの女性が居た。
顔立ちがきりっとしていて芯が強く、和服が似合いそうな美人だ。
丁度もう一人の女の友達と、食事を愉しんでいる最中である。
俺は、ふうん。と答えた。
自分で聞いておきながら何だか複雑な気分だ。
何がどう複雑なんだろう。
心の中で問い掛けてみたが、俺の引き出しの中に答えは見付からなかった。
俺は布巾を広げつつも手は拭かなかった。
そうこうしているうちに、料理が運ばれて来た。
さっきと同じ彼女が、失礼します、と俺と奴の目の前に、
それぞれのスパゲッティーをお盆から静かに置いていく。
彼女は中々のスタイルの良さで、胸が大きい。
もう一度確認を終えると店員は次のお客の案内に掛かる。
ああいうのはどう、と俺は自分の胸の前で、
自分には無い架空の女の胸を持ち上げるような動作をして見せた。
奴は他の客の対応に当たっている彼女の背中に目をやってから、
大きいに越した事は無いな、と答える。
俺は形の良さ重視だな、と返すと奴は、
そう、とだけ言った。

209:こんばんは、サクラフブキです
12/10/15 20:18:01.74 8nw6GwMN
俺はカルボナーラをフォークで小さめに巻いてから、
口に一口運んだ。
遊園地レストランのカルボナーラは、子供向けの濃い味付けだ。
不味い。
俺はそう思った。
クリームのソースが少ししょっぱい様な気がする。
向かいの席に座っている奴の方を見た。
奴はフォークで巻いたスパゲッティーを落さないようにスプーンで
すくいながら巻いて、一口大よりも少なめにすると、口に運ぶ。
ミートソースは軽く絡める程度だ。
奴が俺の視線に気付くと、美味いか、と聞いて来た。
不味いよ、と俺は答える。
俺のは不味く無いぞ、と奴はミートソース・スパゲッティーの皿を
こちらへ差し出した。
奴のをフォークに巻いてから口に運ぶと、美味い。
服汚れるぞ、と奴が注意したので、俺は黙って左手にスプーンを装備する。
俺が差し出したカルボナーラを試食している最中の奴に、
美味いか、と聞いてみると、
微妙だな、と奴は答えた。

210:よーし、今日もわしがききたいくらいじゃ(爆)
12/10/16 04:34:32.72 iTnOP9nd

>>588 詳しくと言っても、なかなかムズイ
思春期息子を勉学に集中させるために、抜いてやるうちにフェラ、
そして合体といった話が多い。
一発目に引き続き、何発かちゃんとやってるとこまで書かれている。
その前に他のスレを荒らしと一緒に荒らすのやめろって
こいつはおじさんの隠れ家を「おじさま」ってスレでずっと呼んでる奴だよな。
毎日荒らしを煽って荒らしの片棒担いだり、「母乳モノさいこー」ってよそのスレを荒らして、
一方では>>546とか>>587みたいにここで平然とレス。
レビューするのもいい、しおじさまって呼ぶのもいいけど
他のスレをあらしと一緒に荒らすのはやめたほうがいい
根性入れて粘着しろよ  母乳モノさいこー
市販の小説でなんかいいの知ってる人おらんか
わしがききたいくらいじゃ

           /  (サクラフブキ__) ヽ
           ./     ノ 人 ヽ    ヽ
    __    ./    //  ヽ ヽ    .ヽ   / ̄\
  ./ ○ ヽ、 /    (__)  (_)    ヽ/  ○  \
/      \,,,--――''''''''''''''''''''―-/        ヽ
..⌒‐-,,,,_  /:/ヽー――-、,,__,,,,-――:||  _,,;-‐''"⌒~~~
     .ヽ/::||::::::::::   (●)    (●)   ||/ヽ
      く ::||:::::::::::::::::   \___/    ||:::::::::ヽ  けけけっ
       ヽヽ:::::::::::::::::::.  \/     ノ_/

211:もう必死の住人のフリ乙(爆)
12/10/16 04:35:23.36 iTnOP9nd
            _..  - ― - 、_
          , '´      †    ヽ、
        〈             _ )
         /´\   _,. - ― - 、.〃/
        , '/ `ー-’‐'´           ` ' 、
     / ,' -‐ // ,.' , i , l } ! `, ヽ ヽ \
      {ソ{. ニ二|,' / / _! Ll⊥l| .Ll_! } 、.ヽ
     {ソl ニ二.!!イ /´/|ノ_l_,|.ノレ'レ_l`ノ|! | .l }
      ハソt.ー-;ュ;Vl /,ィエ下     「ハ レ| j| j|丿
\   !((.ヽニ{fj ! l ` ハ|li_]    |iリ {、|,ノ!'   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  <\n )’( (‘ーl |   ´    __,'  ,' )     |  は〜い! 
  /.)\_,  ` ) ノノ\     tノ /((    <  童貞ホモ中年によく効く
  V二ス.Y´|  (( (r个  . ___. イヽ) ))      |  薬を注射しますね〜!
   {. r_〉`! }>'  ) / ゝ 、,,_o]lム` ー- 、     \_________
    \    f  ,. '´/       o\   \
      `!  {/⌒ヽ            \_   ヽ
      |   .| / |  ',        '、  ヾ   ,〉、
      |  .|      l        ヽ   ヾ__,人
      |   |ミヽ  j/_         }   }、  ヽ
      !   .! ヾ_,ノ ヽ ミ   , i   ノ ハ イ y'⌒ }
     .|   | /\  /     / j '  /  |l. /  ./
      t   ノノ  ヽ.     '        o|l,'   , '
      ` ‐´'     }     /         |l /

212:もう必死の住人のフリ乙(爆)
12/10/16 04:36:13.62 iTnOP9nd

                /   _,,. ---:┴―----;;;;-.、,,__   ,.ィ        l    l/  /   ノ__l__
               ,.、:-‐''":::::::::;;、 -‐ ''"´     `ヽ、::゙ヽ、 l         l     |  /   /´   l,
             ,. :'";、- '"゙´                \::::\        l    |.;'/  /  _,    ';ア
          /,r '´                      `ヽ;:::\     |     l !  ./ X゙/  / .//`ヽ
          //                             ヾ;、::ヽ    l     ,ヽ/;'r゙;ヽ,ハ, / //  ./
         /::/                              ';ヽ;:::l,  l,.     /ハ:| |ヾ;:;入ィヘ /  .,イ、,
       /::/             .:.                    ';:::ヽヽ、-イ   / ' .!| | ゙ '^.!| / / , ハ, `ヽ,
     /::/              .:;;;:.                    l::::::::j  l,     lハ|     l1;イ/j/  ゙'、   l
    /::::,'               :                     l::::/‐''"´`ヽ、 r:/ ゚  /;゙Y ノ'ノ./,.,  、.|  j
   /;':::::l              :::::;;:::;                 |::/      二`ヽ、,..>'゙;;彡'ノ/j  /j i, ト、,
  ./::l::::::l             ...::::::l;|::::;.                j/゙'-、..._  ヽr:‐、_ヾ> .,__,,.rジ'゙シ'ノ/〜-,イ
  /:::::l::::::|             .:::::i; .:l;l;::::',                   ,'      `'i /    (「
 l::::::::::l;::::l              .:::';::.ヾ;...\              .l       ヽ/
 \::::::::ヽ;:l               :ヾ''"゙´!:`'             .l
   ヽ;:::::::::゙、                   ヽ;:::|                l

213:童貞中年自演バカ@ホモERO豚サクラフブキ
12/10/16 04:37:06.88 iTnOP9nd
//////////_---―――---_\  ////VVVVVVVVVVVVVVV
// // ///:: <   _,ノ , 、ヽ、_ ノ  ;;;ヽ  /////// //// ///
///// /::::   (y○')`ヽ) ( ´(y○')    ;;|  // ////// // /
// //,|:::     ⌒ /    ヽ⌒      ;|   ///// // ////
/ // |:::         |~ ̄ ̄~.|        ;;;|   //// ////// ////
/// :|::        | |||! i: |||! !| |       ;;;|   ////////// /// 
////|::::       | |||| !! !!||| :| |      ;;;;;;|  /// ///// /////
////|:::::      | |!!||l ll|| !! !!| |     ;;;;;;|  /// // // // /////
// / ヽ:::::       | ! || | ||!!|     ;;;;;;//////// ///// /// //
// // ゝ:::::::: :  | `ー----−' |__;;;;;;;/////// ///////////

シコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコ
シコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコ
シコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコ

214:名無しさん@ピンキー
12/10/16 08:30:08.78 3sNH9p/5
もっともっと〜

215:ここで一言『感じて きたようだな』
12/10/16 10:40:18.07 otzOlKGJ
予定通り連載を続けます(笑)

「チーズ切るから台所かしてね」
「いいですよ。ワインは赤白どちらから行きますか?」
「赤にしよう。酔いが回りきってから飲むのは白がいいよ。」
「わかりました。」
「あ、コップとって。洗うから」
コンビニにしてはなかなか気が利いていて、二次会のつまみには再びカマンベールチーズが登場することとなった。
「で、願望を満たすために凌辱を読むんだ」
「そうです。が、凌辱というジャンルは書くほうからすると精神的なシチュエーションが著しく狭まります。」
「女の意志は無視だもんね」
「尊重していたら凌辱ではないですからね。その結果、ヒロインの設定のうち主人公との精神的な関係はほぼ
意味がなくなってしまいます。」
「たとえば」
「幼馴染とか、ほのかな恋心とか、一目ぼれとか、母性愛とか、ツンデレとか」
「ツンデレもエロ本になるかい?いや、エロゲーになりうるのは知っているけどさ」
「知ってるんですね。エロ本にもなりますよ。むしろヒロインの機微を描けるという意味では恥ずかしいほど
エロが引き立ちます」
「なるほどね。ともかく、セックス前のヒロインが主人公をどう思っているかは無意味になるんだ」
「忌避している、見下しているという感情はスパイスになりえますが、それが効くのは行為に入ってからです。
文学的に考えれば、凌辱される前の女性がいろいろと考えること、募る不安は十分以上に描く対象足りえるので
すが、エロ本としてはほとんど無価値です『感じてはいけない』といった決意が表されれば十分です。もっとも
例外はいつも有ります。身代わりに抱かれるといった場合には、ヒロインの迷いを存分に楽しむこともできます」
「私が抱かれるからその子に手を出さないでっ」
久子がすっかりなりきってセリフを言う。
「抱かれる?抱いてくださいの間違いだろ」
「ネズミをいたぶるネコってわけね」
「言葉なぶりは凌辱劇の重要な要素です。ここが実は難しいところなんですよ」
「そうなの?」
「凌辱劇にはいくつか重要な要素があります。まず、本来手を出せない女性を自由にできるということ、つぎに
抵抗する女性がいつか感じてしまうということ、そしてそう言う女性をなぶることです」

216:ここで一言『感じて きたようだな』
12/10/16 10:41:08.62 otzOlKGJ
「凌辱自体がなぶり物なんだけどね」
「なんですが、言葉でなぶることで、ヒロインに今の立場のみじめさを嫌というほど思い知らせる効果があります」
「でもさー、女の立場で言うと泣き叫ぶよ。多分。」
「実際そうだと思いますよ。凌辱劇といっても、エロ本になりうるのはほぼ完全な虚構です。凌辱される女性が泣き
叫ばない、暴れない、じっと男のやることを耐えている」
「いやー、これもご都合主義だね」
「そのご都合主義を成立させるための下ごしらえが、凌辱劇の重要なポイントです。」
「さっきの身代わりとか」
「はい。身代わりを女性が自分から言い出さざるを得ないような状況を作ることで、抵抗できなくしてしまうのです」
「なるほど」
「そのほかにも、事前に親切にしてやって信頼を勝ち取り、抱いてから凌辱であることをあかす手もあります。」
「手がこんでいるね。」
「綺羅光の『凌辱女学園』がそれです。ヒロインの母親をだまして抱いた後、彼女に媚薬を打ってへろへろにし、
目隠しのまま彼女が忌み嫌う教師に抱かせるんです」
「いや、ディープだ」
「目隠しの間はクスリの効果もあって、男が交代しても愉悦の言葉を吐きながら恥らうんです。それが目隠しを
とられた途端に地獄絵図です。それまでの自分の言動すべてが一気に自分自身をなぶりつくします。それから、
あえてばれやすい場所で凌辱することもあります。」
「かえって声をあげられない」
「そうです。社会的立場のある人ほど、恥ずかしい場面を見られることを拒みます。トイレってのは定番ですね。
デパートの更衣室ってのもあります。」
「痴漢もそうだね」
「シチュエーション的にはそうです。ところが痴漢は凌辱物の下ごしらえとして成立しにくいんです。」
「なんで?」
「痴漢に会った女性は駅を降りて逃げればいい」
「あ」
「凌辱劇で痴漢が効果をあげるのは、導入の静かにさせる場面ではなく、いったん落として逃げられなくなって
からのなぶりのフェーズです」
「奥が深い」

217:ここで一言『感じて きたようだな』
12/10/16 10:41:50.26 otzOlKGJ
「なぶりの話をする前に、凌辱劇のもうひとつのパターンを挙げましょう。バイオレンスです。」
「定番な気がするけど」
「ところが、エロ本に関してはいまいちなんですよ。男が大きな声を張り上げる、女が泣き叫ぶ。男が挿入する、
女が泣き叫ぶ。男がピストン運動を行う、女が泣き叫ぶ、男が射精する。女が泣き崩れる」
「いやだなぁ。シチュエーションがというか、読書家の末席を汚す者としても、そんなのは読みたくないよ。」
「バイオレンスな凌辱が成立するのは、バイオレンス小説の中だけです。エロ小説の場合純粋なバイオレンスじゃ
だめだ」
心なしか、一郎の背筋が伸び、ぐっと力の入った調子でしゃべっている。やくざ映画を見た後の男のようだ。
「どんな風に不純にすればいいの?」
「まず泣き叫ばないようにすること。仕込みですね。バイオレンスの場合人質が有効です。」
「まぁ、バイオレンスだからね」
「で、エロの主軸はやはり最初は耐えていたヒロインが声をあげ始めるというスジです」
「ほかとおんなじじゃない」
「バイオレンス・エロの場合、男の柄が悪いですね。『おらぁ、お高くとまってんじゃねーよ』『ひゃはは、
こいつ濡れてるぜ。さっきまでの威勢はどうした』ってところでしょうか」
「口だけバイオレンス!」
久子が笑う。
「本当にがんがん暴力をふるうと、読者が引きますんで。そう言うわけで、バイオレンスの凌辱劇は、あまり
バイオレンスなものにしてはいけません。ただし、ストーリーは楽です。」
「暴力は不条理だからね」
「そうです。銀行強盗に失敗した凶悪犯が、銃を持ったまま女子高に逃げ込む。鉄板です。」
「酒池肉林だ」
「肉林です。あとは時間をたっぷりとる方法と場所を押える方法だけ考えればいい。」
「場所?」
「たとえば教室で生徒を前に女教師を犯すというのは、そそりそうに感じます。でもそうでもない。」
「そうでもないかな?」
「そうでもないですね。じっくりといたぶるにしちゃ、集中できないんです。生徒が泣いたり、『先生』と
声をあげるとリズムが悪いでしょ。だから、どこかに移動して一人一人なぶるほうがいい。」
「生徒をなかせなきゃいいじゃん」

218:ここで一言『感じて きたようだな』
12/10/16 10:43:59.98 otzOlKGJ
「生徒を泣かせない。そういう選択肢もあります。でも、その場合、いっそ生徒を共犯にしてしまったほうがいいです。」
「え゛、生徒が強盗の共犯になるかね」
「なりえます。犯人が誘導すればいい。ただし、犯人が知的になってきますから、バイオレンスっぽくない。」
「うーむ。そんなものかね」
「そんなものです。とにかく徹頭徹尾暴力的ってのはエロ本としては似合わないのです。エロ本に出てくるやくざは
たいてい女扱いになれていて、脅す、なだめるの使い分けがうまく、ヒロインをちぢみあがらせた後にゆっくり身体
から性感を引き出していきますね。」
「落花狼藉にあいながら、身体が悦びの声をあげてしまう悲しさ」
「『身体は正直だね』という言葉が一番合うのもこのパターンです。この一言に対する女性の反応は、凌辱小説の
もっとも重要な部分のひとつです。」
「女としては悔しいよ」
「悔しさに身体を震わせても、悲しみに涙を流しても読者は喜びますよ。だけど、其処に至るまで抵抗してほしい。」
「その抵抗が長いほど、落ちたときのカタルシスが大きいね」
「おおきいです。で、長くするために段階的に落としていくのです」
「段階的に」
「段階的にです。たとえば、泣き叫んでいた女の子が挿入され、ピストン運動をされると、イヤーっやめてー
アーッ感じるーと激変するような作品もある」
「うそだ」
久子が笑う。
「さすがに商業作品でこんなのは少ないですが、ありますよ。しかも処女喪失で。」
「わかったよ、ご都合主義だったね」
今度は一郎が苦笑する。
「そんなところです。残念ながらそんな本でも売れちゃうんですけどね。ともかく、凌辱劇の花形がゆっくりと落ちていく
ヒロインであることに変わりはありません。ですから、この場合男はヒロインをゆっくり脱がしながら、言葉と身体でなぶり
尽くさないといけないのです。見せ場です」

219:ここで一言『感じて きたようだな』
12/10/16 10:45:07.83 otzOlKGJ
「なぶるってのは、いっひっひって感じで?」
「それもありですね。ただ、あまりヒヒ爺っぽいと、今度は狡猾な責めとのギャップが大きくなります。そういうのが好きだ
という人も居るとは思いますが。」
「田中君が好きじゃないのはわかったよ」
「ヒロインは段階的に落としていくわけですが、これは、彼女の反応を読者と楽しみながら一つ一つ手順を踏んで
行くことになります」
「うん」
「たとえば、まずうなじに触れる、ヒロインがピクリと身体を震わせるのをみて、にやっと笑う。絶望と恐怖で息が
荒くなるヒロインの服のボタンを一つ一つ取っていく。ブラウスを脱がすと現れる透き通るような肌。ここで肌の様子
をどれだけねっちりと表現できるかがひとつのポイントです。そっと触れるともう一度身体を震わせます。『感じや
すいんだね』と揶揄する男。お嬢さん育ちの素直な女性なら『違います』くらい言うでしょうし、気の強い女性なら
唇をかむでしょう。で、いよいよブラをとるわけです。」
「いよいよだね」
居心地が悪いのか、久子は小さな声になっている。
「現れた胸の大きさですが、これはヒロインによってやはり変えた方がいいです。」
「男はみんな巨乳好きでしょ」
ちょっと拗ねたような声で久子がいう。彼女はどちらかというと貧乳だ。
「そうなんですが、ここはいたぶるのが目的です。さっきのお嬢さん育ちなら見事な形と大きさがいいですね。で、
ねっちりと誉めたててヒロインをいたぶる。ところが気の強いヒロインなら小さいほうがいい。」
「コンプレックスをいたぶるんだ」
久子がかなり卑屈な声色で言う。
「そうです『へぇ、気は強いのにここは控えめじゃないか』とかいって。で、ヒロインが屈辱に顔をそむけると、
また笑う」
「…」
「胸が出てきたところでいよいよ落としが始まります。ゆっくりと胸の肌触りや柔らかさを楽しみながら、肌に舌を
這わせて味わいます。」
久子が、胸をガードするように肩をすぼめる。
「このときねっとりとしつこく愛撫するのですが、乳首は避けます」
「じらすんでしょ」

220:こんばんは、サクラフブキです
12/10/16 10:47:40.71 v9/7rYKJ
予定通り連載を続けます(笑)

取り替えても良いぞ、と奴は言ったが、俺はその申し出を断った。
その後俺達は黙々を飯を食った。
特に話し合うようなことも無い。
俺は次の予定だけ相談してみた。
奴も特にこれといった計画は無いようだ。
遊園地のパンフレットを見ながら、例のお化け屋敷と一二を争う
人気のジェットコースターがあるのを見つけて、俺はそれを指差した。
待ち時間もあるだろうから時間も潰せる。
奴はそれ乗ったら観覧車乗って帰るか、と答えた。
何でお前と、と言うと、奴は俺と視線を合わせてから、
夕日が綺麗に見えるから、と答えた。
俺は、いいよ、じゃあそうしよう、と返す。
飯を食い終えると俺たちは店を出た。
何故だか奴が全額奢ってくれた。
俺は断ったが、奴は、俺が遊園地に誘ったから、と言った。
そうだっけ、と思った。
確か奴と遊園地のチケットが余って困っているというような話をしていて、それで…。
考えているうちに奴はレジで会計を済ませ、気が付くと出口に向かうところだった。
俺は後を追いながら、サンキュー。とだけ言っておいた。
忘れもんとか無いよな、と奴が聞いて、
俺は自分の装備を確認してから、無いよ、と答えた。
外は寒い。暖かい店内から外に出た途端、冷たい風が頬を刺す。
俺は肩を竦めて、ジャンパーの前を上まで閉めた。

221:こんばんは、サクラフブキです
12/10/16 10:48:17.68 v9/7rYKJ
奴と俺は、ジェットコースターを目指して歩いた。
取り留めの無い話をした。
行列待ちの時間も。
奴との話題は尽きる事が無く、楽しい。
順番が来ると、奴は奥のシートに座った。
俺は手前のシートに座る。
恐怖系は大丈夫なのか、と俺はからかい半分に聞いた。
シートベルト締めろよ、と奴は言った。
奴に指摘されて俺はシートベルトを締め、止め具をしっかりと降ろした。
ジェットコースターは信号音と共に、徐々に上昇を始めた。
かなり上まで引っ張り上げるから、下りに入るまでかなり時間がある。
今か今かという緊張感が、不安と恐怖と期待を煽ってくる。
ようやく頂点に上り詰めてからも妙に時間が掛かる。
そこからは一気に下りだ。
きゃーとかわーとか他の客が叫んでいる。
俺はぐっと力を入れて耐える。奴の様子を見やる暇も無く、
右に曲がれば左に曲がり、上がったり下がったり、とにかく怖い。
俺はひたすら耐える。
ようやくゴール地点が見えて、最後はスッと止まった。
俺と奴は降りて、出口に向かった。
俺は笑っていた。
奴も笑っていた。
お互い笑いながら、お互いを笑い合って、俺達はジェットコースターを後にした。
もう、このままで良いと思った。
俺は奴と二人で居るのが楽しい。
奴も楽しそうだ。
他には何も要らないと思った。
そう思いながら、いつのまにか時間は過ぎて行った。

222:こんばんは、サクラフブキです
12/10/16 10:48:56.42 v9/7rYKJ
俺達は観覧車に向かった。
冬だから陽が短いのだろう、暮れが迫って来ている。
人は少し並んでいるくらいで、他に比べれば少ない方だ。
すぐに俺達の番になって、係員に誘われるようにして乗り込んだ。
ガチャンと外から鍵が掛けられた。
俺は右に、奴は左に腰掛けた。
楽しかったな、と俺は興奮気味に言った。
奴も、そうだな、と頷いた。
俺達を乗せたゴンドラが、ゆっくりと高度を上げて行く。
僅かに時間が流れた。
俺と奴は、外の景色を眺めていた。
奴が、今日は付き合ってくれてありがとう、と口にした。
俺の方こそ、と答えた。
楽しかった。と奴は言った。
俺も、と返した。
奴が俺の方を見ていたので、俺も奴を見た。
微笑を浮かべているような、そんな目元だ。
目を合わせると、黒い瞳の中に吸い込まれそうな気がする。
少し黙ってから、ゾンビ屋敷で俺に抱き付いて来ただろ、と聞いた。
奴は案外すんなり、ああ、まあな、と言った。
怖かったのか、と俺は聞いた。
少し、と奴は答えた。
お前は、迷子になっただろ、と奴は言った。
俺は沈黙した。
しかも涙目だった、と更に付け加えられた。
だから、おあいこだろ。
俺は顔が紅潮するのを感じてから、泣いてない、と言った。
いや、泣いてた、と奴は言った。
俺は外の景色に視線を移した。

223:こんばんは、サクラフブキです
12/10/16 10:49:36.03 v9/7rYKJ
俺は奴が握った右手の感触を思い出していた。
遠くの方に、例のお化け屋敷が見えている。
人が蟻のように小さくなっていく。
奴が、女見付けられなくて、残念だったな。と言った。
俺は黙っていた。
何だか、口にしなくても、今なら分かるような気がする。
何が分かるんだろう、と俺は考えてみる。
今日の出来事を色々と思い出してみた。
俺は奴と一緒に居てみて、嬉しいような悲しいような、
このままで居たいような居たくないような、両極端の気持ちを感じる。
まるでシーソーだ。
不安定で、どちらかに定まる事が無いのだ。
俺はある事に気が付いて、あ、と口にする。
観覧車は四分の一くらいの高さに来ている。
奴の向こうに、オレンジ色の夕日が見える。
雲の間から、太陽が顔を覗かせている。
奴の黒の髪の毛が、夕日と同じ、黄金色に染まる。
俺の視線に気が付いて、奴は背後を見やった。
どれ、と奴は俺の隣りに席を移す。
少し俺の方に、ゴンドラが傾く。
俺は奴を見る。
奴も俺を見る。
奴の顔の半分が、黄昏色の影を落として輝いている。

224:こんばんは、サクラフブキです
12/10/16 10:50:16.97 v9/7rYKJ
奴の左手が俺の右手に重なって、
流れるようにして奴は俺にキスをする。
キャップが床に落ちる。
俺はとりあえず目を閉じる。
触れるような、唇を食むようなキス。
その流れが自然なものかどうか、俺にはよく分からない。
そのままで居たいような居たくないような。
またシーソーだ。
強い日差しを、瞼を通して感じる。
奴の手は冷たくて暖かだ。
唇からも体温が伝わる。
呼吸音が間近で聞こえる。
奴もそんな風に感じているのだろうか。
暗闇と黄昏色との間で、俺は考える。
観覧車というのは案外他の客の様子が見えたりするものだが、
今は上からも下からも、完全に死角になっている。
長い時間そうしていた気がする。
たったの数秒のような気もする。
奴は唇を静かに離してから、前を向く。
夕日の当たる横顔が綺麗だ。
俺も夕日を見る。
観覧車が頂上付近に来て、下りに入り始める頃には、
奴は自分の席に戻っていた。

225:ここで一言『感じて きたようだな』
12/10/16 20:28:17.34 otzOlKGJ
スレリンク(erocomic板:18番)
スレリンク(erocomic板:22番)
スレリンク(erocomic板:36番)
スレリンク(erocomic板:13番)

>>>1
>重複
>
>母親が他人に犯される 漫画・小説 #13
>スレリンク(erocomic板)

誘導の通り連載を続けます(笑)

「そんなところです。ヒロインは必死で耐えますが、吐く息に少し甘い音が混じり始めるで、ここで一言『感じて
きたようだな』」

226:ここで一言『感じて きたようだな』
12/10/16 20:29:31.85 otzOlKGJ
「ありきたりじゃない?」
「いいんです。そんなありきたりな責めには負けないつもりのヒロインが、落ちていくのがいいんです。で、
ヒロインが『そんな』と否定の言葉をつぶやくと同時に乳首を吸ってやる。たまらず声を出すヒロイン」
「思う壺ね」
「そうです。声をもらす屈辱を強くするために、あえてあらかじめ性感を否定させるんです。あとは同じパターンの
繰り返しですが、一度声を漏らしてしまうと、ヒロインも我慢が難しい。乳首からわき腹まで縦横に身体を探られて
性感帯を見つけられてはいちいち男に性感帯を見つけたと宣言される。ヒロインが否定できないほど声を漏らし始めたら、
今度はいよいよ最後の布切れです。」
「パンティって言わないの?」
「婉曲な表現のほうが好まれますね。『もう、たっぷり濡れてんじゃないのか』と声をかけます。当然濡れているのは
わかっていますが、これもヒロインに否定させるためです。『じゃぁ、確かめてやるよ』と余裕で耳元にささやいて
彼女の女の部分に手を伸ばす。じっとりと下着が濡れているのを指摘して笑う男。悔しさに声をあげるヒロイン」
「…」
「下着を脱がすときにも現れた茂みをねっとりと描写してやります。お嬢様育ちのヒロインなら褒め称え、気の強い
ヒロインならからかうのも同じです。で、いよいよヒロインの大事な部分に触れるわけです。」
「一直線ねもうすぐゴール」
「ここで触れ方はいくつか有ります。下半身を広げてじっくりとその部分を見ることもできれば、添い寝して女性の
部分に手を伸ばし、耳元で甘い言葉をささやきながらもてあそぶ。あるいはいきなり吸い付いてもいいでしょう。
なんにしてもヒロインはやはり声を漏らさないように耐えて身をくねらせるだけです」
「ちょっとくどすぎない?」

227:ここで一言『感じて きたようだな』
12/10/16 20:30:07.00 otzOlKGJ
「ちょっとくどすぎない?」
「そんなことないです。ここがあっさりしていたんじゃエロ本じゃなくて単なるセクシー小説ですよ。とにかく、
必死で我慢しているのに男の舌に追い立てられて、ヒロインはエクスタシーに向かって昇り詰めていきます。
でも、男は許さない。寸止めでじらす。ヒロインが危うく気をやってしまいそうな自分だったことを認識したところで
再びなぶる。これの繰り返しです。その間、ヒロインをからかってやるのを忘れてはいけません」
久子は黙ってワインを舐めている。
「で、ヒロインが性感の高原を苦しみさまよい始めたところで、ようやく挿入ですが、大事なことがあります」
「今度は何?」
「ヒロインは、性的な経験を積んだおとなの女性のほうがいいんです」
「あら、制服の生徒会長なんかでもいいんじゃない?」
「確かにこれまで純潔を守ってきた清楚な生徒会長が、男にいたぶられて性感を味あわせられる、というシチュエー
ションもありです。が、その場合長編が前提になります」
「ん。イケないから?」
「そうです。処女の場合愛撫で行くことができても、セックスそのものではいけませんから。いったと書いても
かまいませんが、少々突拍子もないストーリーになります。ですから。ヒロインの経験が浅いなら、そのヒロインを
凌辱によってゆっくり女として花開かせる長編のほうがいい。」
「そりゃかわいそうだわ」
「短編なら、成熟したヒロインに限ります。で、いよいよ挿入ですが、ここまでで十分高まっていますから、
挿入されただけでヒロインは身をよじらせて苦しむ。男のほうはヒロインの耳元で、彼女のモノの具合がどうか
ささやいてやるわけです。ヒロインが恥辱に顔を赤らめたところでピストン運動がはじまる」
「…」
「どうでもいい話ですが、この場合よく使われる『抽送』は間違いで『抽迭』が正しいそうです。が、誤用で
あっても広まってしまっていますので、大御所のポルノ小説家も抽送を使っています。フランス書院の編集者は
全員辞書登録しているそうです」
「へーへーへー」

228:ここで一言『感じて きたようだな』
12/10/16 20:30:44.28 otzOlKGJ
「とうとう、夫や恋人にしか許したことのない秘所を蹂躙されて、ヒロインは悔し涙を流すのですが、一方で男が
送り込んでくる快感は、悔し涙どころでは有りません。やがて泣き声とよがり声が入り混じった声をあげなら、ヒロ
インはとうとう絶頂を迎えてしまいます」
「ふー、長かったね。わがヒロインには同情するよ」
久子の口調はわざとらしいよそよそしさを感じさせた。二人っきりで聞かされる色話に当てられているのだろう。
「まだ、終わりませんよ」
「え」
「射精していません」
「…」
「膣内で射精するか否かという問題は、エロ小説ではきわどい問題なんですが、凌辱小説では問答無用に射精します。
とうぜん、これから射精するぞと言われてヒロインは声を上げてあがきますが、男に押さえつけられて絶頂を迎えながら
にくい男の精液で子宮を汚されてしまいます。凌辱小説は短編でもここまでやらないと竜頭蛇尾です」
「ちょっとお手洗い借りるね」
話が切れたところで、雰囲気を断ち切るように久子が立ち上がった。水を流す音を聞きながら、さすがにやりすぎたかと
反省する一郎。

229:ここで一言『感じて きたようだな』
12/10/16 20:31:51.73 otzOlKGJ
「おまたせ」
「って、久子先輩!」
「何テレてんのよう」
一郎の隣に腰をおろした久子は一郎の腕に腕を絡めて身体をあずけてきた。どうやら、一方的に押されていたのが
よほど腹に据えかねたらしい。
「ちょっと、何してんですか」
「えー?だってぇ、エッチな話聞かされて変な気持ちになってきたんだもん。久子だって甘えたくなることあるも〜ん」
明らかに作っている。
「そんなことして、僕だって若い男ですよ。」
「久子も若い女よぉ?」
「何をしても文句はなしですよ」
「だーめ、えっちなことしないで」
「しないでって…」
「久子はエッチなお話を聞きたいだけなの」
くすくす笑いながら一郎の二の腕に人差し指を這わせている。
「ね、続けて」
「いや、ちょっと…」
間を置いて急に一郎が真顔になると、久子に体重をあずけてくる。とっさに久子の左手のひらが一郎の顔の前に差し出された。
まったのサイン。
「いけませんわ。田中様。大きな声をだします!」
妙に作った姫様調の声に、一郎が憮然とした顔で力を抜く。
「わかりました。何でしたっけ」
久子が耳元でささやく。
「ヒロインは悪漢田中に貞操を奪われた上、あろうことか悦楽の極みの声をあげさせられた後、膣奥を田中の
精液で汚されるの」
にらみつけると、悪戯っぽい上目遣いで笑っている。

230:こんばんは、サクラフブキです
12/10/16 20:35:15.99 QIPIbKXd
スレリンク(erocomic板:18番)
スレリンク(erocomic板:22番)
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スレリンク(erocomic板:13番)

>>>1
>重複
>
>母親が他人に犯される 漫画・小説 #13
>スレリンク(erocomic板)

誘導の通り連載を続けます(笑)

「そんなところです。ヒロインは必死で耐えますが、吐く息に少し甘い音が混じり始めるで、ここで一言『感じて
きたようだな』」
そこから遊園地を出るまで、俺達は黙っていた。
しかし、息苦しい沈黙では無かった。
何かが俺達の間にはあった。
それでいい。
遊園地を出て、俺は奴の家に遊びに行く約束をして別れた。
奴との何か、は、また今夜の出来事となる。

231:こんばんは、サクラフブキです
12/10/16 20:35:55.96 QIPIbKXd
大晦日の夜、俺は奴の家で過ごしていた。
例のクリスマスの時の出来事以来、俺は奴の家に居る事が増えていた。
年越し蕎麦を食べながら、俺も奴も酒を飲んでテレビを見ていた。
奴手作りの蕎麦のダシは美味い。
美味い料理を食べていると酒が進む。
某歌合戦の最後の合唱が歌い終わると、画面が大晦日を過ごす
人々の映像に切り替る。
ゴーン、という鐘の音に合わせるように、画面左端の隅に、
午前零時を示す時刻表示が現れた。
明けたな。と奴が言った。
俺は、うん、とだけ答えた。
行くか。
どこに?と、俺は聞いた。
初詣、と奴が言った。
徒歩で行ける距離に神社なんかねーだろ、と俺は言った。
奴はにやりと微笑んだだけで、何も教えてくれなかった。
その夜、俺たちはセックスをしなかった。
腹が一杯だったのと、酒が回り過ぎていたのが原因だった。
そもそも、奴とヤるのが目的でも無かったし。
新年を奴と一緒に迎えたかった。ただ、それだけだ。
俺はこたつの中に入りながら横になり、眠りについた。
隣りに奴が居るというだけで、幸福な睡眠だった。

232:こんばんは、サクラフブキです
12/10/16 20:37:06.65 QIPIbKXd
目が覚めた。
というか、奴が俺を揺り起こしていた。
俺はいつのまにか、奴の手を握り締めていた。
いや、奴が握っているのか。
良く分からなかったが、俺はうっすら目を開けた。
奴の顔が、後ろを電灯に、俺の顔を覗き込んでいる。
微かに微笑んでいるようだ。
行くぞ。
…どこに、と俺は少々不機嫌そうに問い返す。
聞いてなかったのか、と奴が俺の頬を数回、軽く叩いた。
初詣、と少し間を空けてから俺は答える。
こんな夜中に初詣。奴は一体何がしたいんだ。
ともかくそうして、俺は心地の良い眠りから強制送還され、
外に出る事になった。

233:こんばんは、サクラフブキです
12/10/16 20:37:55.78 QIPIbKXd
どこに行くんだよ、と俺は奴の背中に問いを投げた。
奴は俺の質問に答える事無く、淡々と歩みを前に進めている。
俺と奴は、空が白み始めた朝の河川敷を歩いていた。
奴の住処は河の近くで、徒歩でここまで来る事が出来るのである。
しかし、徒歩でお参り出来る神社など、俺には皆目見当も付かない。
土手の上の小道を歩きながら、奴はどこかを目指して歩き続けている。
奴の秘密の場所でもあるのだろうか。
俺は上下黒のジャージ。白いライン入りだ。
奴は白いシャツに、黒のロングコートを着ている。
それから、黒いマフラーだ。
もう少しちゃんとした格好の方が良かったかもしれない。
朝の空気は凍っている。
そう表現して良いくらいに凍て付いている。
白い息を吐きながら、俺は身震いして自分の両腕を摩った。
奴の背中を見る。
こんなクソ寒い中、奴と抱き合ったりしたらどんなに暖かいんだろう。
そんな妄想が俺の脳裏に浮かび上がる程、朝は寒い。

234:こんばんは、サクラフブキです
12/10/16 20:38:56.61 QIPIbKXd
俺は奴の隣りに駆け寄る。
どうして奴はいつも俺の目の前を歩いているのだろう。
不思議な男だ。
人間が出来ていて生活力があり、かつ容姿端麗で、
女の好みを語りつつ、男の俺を抱く。
そして恋人が居ない。
今は俺が奴の恋人という事になるのだろうか。
良く分からなかった。
俺は確かにこの謎が謎を呼ぶ、俺より僅か身長が上の男に抱かれはしたが、
それと付き合うという事とは別な気もする。
今から考えれば、酒にも酔っていた訳だし。
奴の様子を伺うように、奴の方を見てみた。
奴は俺の視線に気が付いて、俺を見る。
髪の毛は黒くて、襟足は短い。
黒が奴の白い肌を引き立てるようだが、朝の冷たい空気が、
奴の像をよりくっきりと鮮明にしているみたいだ。
顎に指を添え逡巡し、寒いのか、と聞いて来た。
それから奴自身のマフラーを首から逆に巻いて外し、
俺の首に巻く。
俺はどうするでも無く、されるがままになる。
黒いマフラーは奴自身の体温で暖められて暖かい。
そしてまた歩き出す。
目を点にして奴の背中を見た。
俺はその場に呆然と立ち、己の首に巻かれたマフラーを見る。
暖かい。
確かに暖かいんだが、そうじゃ無いんだ。

235:もう必死のモロバレ爆笑自演乙(爆)
12/10/16 20:48:06.78 iTnOP9nd
スレリンク(erocomic板:18番)
スレリンク(erocomic板:22番)
スレリンク(erocomic板:36番)
スレリンク(erocomic板:13番)

>>>1
>重複
>
>母親が他人に犯される 漫画・小説 #13
>スレリンク(erocomic板)

ワロス

自分でスレ立てしといて重複やて(爆)
これでもバレてないつもりのバカキャラがたまらん(爆)
だから真性低脳単純バカ言われんだよおまいは>ホモERO豚サクラフブキ(爆)

236:名無しさん@ピンキー
12/10/16 20:49:43.66 zKN821kg
ここしか荒らせないことが良く分かったw

237:名無しさん@ピンキー
12/10/16 22:12:18.97 3sNH9p/5
母乳モノ さいこー

238:ここで一言『感じて きたようだな』
12/10/17 04:36:04.10 m2Igwr+/
予定通り連載を続けます(笑)

「毎度ー、田中君、ワイン買ってきたわよ」
そう声をかけながら、吉田久子はワンルームマンションの扉を開けて入ってきた。
「こんちわー、お待ちしてました」
「お待ちしてた割に顔ひとつあげないのね」
「すんませーん」
口先だけ謝ってタイプを止めると田中一郎はカチカチとマウスをクリックしている。
「なにー、エロサイトサーフィン?えっちだなぁおい。お姉さんにも見せて」
「ちがいます。年頃の男ですから。どうぞ」
どっかりと横に腰を下ろした久子と入れ替わりに一郎が立ち上がる。
「つまみ持ってきます。ワインですか?」
「うん、赤」
「あうかな、チーズ有りますよ。」
「いいねぇ。でもブルーチーズはパスね?これ何書いてんの?…エロ本!?」
「いいでしょう。カマンベールです。エロ本です。驚くことはないでしょう」
「イヤー、一人暮らしの部屋に嫁入り前の女性がやってくるというのに、言うにことかいてエロ本書いてるとは。
それも隠しもしないで。社会に出てずうずうしくなったね。お姉さん悲しいよ」
そういうと、久子は肩を震わせて泣き始めた。
「チーズどうぞ。今ワインをあけますね。あと、嘘泣きやめてください。」
「君は味気ないね」
「付き合いが長いですから」
吉田久子は田中一郎の大学の先輩である。二人の出会いは、田中一郎が文芸部の扉を叩いたところまでさかのぼる。
当時久子は2年生。4年生の先輩が卒業すると、文芸部は二人っきりになった。
「付き合いが長いなら、私のフリに付き合ってくれてもいいんじゃない?」
「いやです」
「女にそんな風に冷たくするものじゃないね」
「先輩は女だと思ってませんので」
へらりと笑いながら一郎がワインをコップに注ぐ。


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