ではこの板に小説でも ..
33:石榴舞 ◆ICew.qclU2
04/10/03 11:03:25 e7+gN568
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邪精に浸かる果実 プロローグ#1
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まだ昼には早い午前、残暑の太陽が朝のすがすがしい空気をすっかり温めてしまった頃合に、T学園の校門から女子校生が一人、元気のない足取りで出てきた。
彼女、水島優奈は、普段はきっちりした性格として校内では評判で、特に教師の間では「真面目な性格が表面に美しさのオーラになっているかのようだ」と言われるほどだ。
実際、「清純な女子生徒」という理想像を具現化したかのような、はつらつさとおとなしさを一所に同居させたような肢体を持ち合わせている。
彼女の身体は限りなく大人の女としての身体に近付きつつも、少女の青々しさを多分に残していた。
控えめながらもふっくらと制服の胸元を持ち上げているバスト、膝上のプリーツスカートの後ろをさりげなくきゅっと持ち上げる引き締まった臀肉のふくらみ。
健康的に引き絞ったウエストのくびれは、彼女ならではのきっちりした制服の着こなしでさらに引き立つ。
後ろで一つに束ねて三つ編みにした髪は、当たる陽の光に反射して稲穂の色に染まる。
その合間からちらちらと見せる、自ら輝いているように澄んだ白い肌のうなじは色気を帯びた微かに甘い香りを放っていた。。
そんな優奈は、普段からいつも、辺りに凛とした空気を漂わせていた。
だが、今日の優奈にはそんな雰囲気はなかった。
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