お兄様、【妄想】生殺し妹文学館【暴走】6ですわ… at ASCII2D
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300:孕age ◆n.HIMAoD9I
04/03/14 02:08 DFv0C80J
鏡子:
「コウ兄…!

 どうしよ… どうしたら…!!」
「なんだよ、どうしたんだよ。」
「……生理が、来んのよ。

 妊娠したんかも……!」
それは、未知の恐怖だった。
妊娠したとすれば、それは間違いなくコウ兄の子供だから…!

301:孕age ◆n.HIMAoD9I
04/03/14 02:10 DFv0C80J
康太:
いきなりの告白は俺にとっても鏡子にとっても衝撃的だった。
鏡子もかなり落ち着きがなかったが、俺も頭が混乱してしまう。
「そ、そんな…!」

「私… まだ産めんよ…
 学校もまだ卒業しとらんし…
 でも… 堕ろすなんて絶対出来んし…

 どうしよ…! どうしたらいいん!?」
「と、とにかく落ち着け。落ち着けよな。」
そう言いつつ俺もうろうろする動きが止められない。
なんせ原因は俺にあるような物だし、
世間からも孕んだ方より孕ませた方が重罪と思われるだろうし…

とにかくすぐに薬局で妊娠検査薬を買い、審判を待つことにした。

302:PC・Drinker ◆BokUNiNIjE
04/03/14 02:14 0vWtFeR+
 

303:孕age ◆n.HIMAoD9I
04/03/14 02:19 DFv0C80J
鏡子:
結果は……








シロだった。

304:孕age ◆n.HIMAoD9I
04/03/14 02:20 DFv0C80J
「へ…!?」
「……これの結果だと、私、妊娠しとらんみたいよ。」
「でも、生理来てないんだろ?」
「うん。

 でも来てないって事は… そうなんかもしれんし…」
「……ど、どうなってるんだ!?」

その後、病院で検査しても妊娠はしとらんかったみたい。
ただの生理不順。
診断の結果はそれだった。
若い女性でも、睡眠不足や疲労などで起こるらしい。
(お腹を揉んで…子宮マッサージ、ってのをしたらすぐに生理が来たし。)

でも、どちらにしても思い当たる節があるから…

305:孕age ◆n.HIMAoD9I
04/03/14 02:21 DFv0C80J
康太:
それから、SEXは少し控えるようにした。

いつかの為に、今我慢する。
何かの標語みたいだがずしりとくる。

今はまだ、そうさせるわけにはいかない。
まだ、まだ早いのだ。
俺も、鏡子も、まだまだ子供だったのだ。

306:孕age ◆n.HIMAoD9I
04/03/14 02:24 DFv0C80J
鏡子:
そしてあれから、一つ出費が増えた。
コンドーム。
頻度が多いと馬鹿にならないから、私からも控えるようにはした。
でも、寝るときはいつも一緒。

横に、おるだけで、満足する。 満足させる。
キスしたり、抱き合ったり、胸を揉まれたりするけど、
それだけで、済ませる。
コウ兄は… ちょっと、辛そうだけど…

「いつか… いつか、ね。」
「キョウちゃん…」
「大好きだよ… コウ兄…」
今日もそう言って眠る。
終わり

307:孕age ◆n.HIMAoD9I
04/03/14 02:30 DFv0C80J
あ〜終わった終わった。
さて、これでゆっくり…

なに…次回作…?

わかってますよ…書きますよ…それがSS師の宿命ですからね!!(なにヤケになってんだか

あ、後日今回のをZIP化して纏め上げするんで。

308:名無したん(;´Д`)ハァハァ
04/03/14 02:31 w+1/Tfon
深夜のSS配達人GJ!!

309:PC・Drinker ◆BokUNiNIjE
04/03/14 02:33 0vWtFeR+
   /''⌒\     +
 ,,..' -‐==''"フ + . .*
  ゜(n‘∀‘)η .+   完結編キタ−
.  (   ノ
.  (_)_)

 お疲れ様でした。

 さぁ次回作はもちろん“妹攻め”ですよね?

 期待してますよ。

310:リゼルギン酸ジエチルアミド
04/03/14 14:17 ga/IXi5K
長い間ご愛読ありがとうございました。
孕age先生の次回作にご期待ください・・・・・・って

無限生殺しループ!?(;´Д`)ハァハァ

311:161 ◆NKJ0l9L1hw
04/03/14 16:20 xVgl6PgY
孕ageさんお疲れ様でした。次回作も期待してます。
文士様方のSSに(;´Д`)ハァハァしすぎて中々進みません(w
細切れ投下でもめんなさい 。

では次から投下します。

312:161 ◆NKJ0l9L1hw
04/03/14 16:21 xVgl6PgY
>>277


18
溜まった水で足がよろめく。塀に肩からぶつかった。百合の声にならない声が聞こえた気がする。飛んでいく傘が視界の端で見える。タイヤのスキール音が高い声で唸り、吼える。
せまる衝撃を予感し俺は身を固くした。抱きしめた腕に力が入る。
「百合―!」
息を殺して百合の名を呼んだ。
お兄ちゃん、とせっぱつまった百合の声が聞こえた瞬間、背中を襲ったのは冷たく派手な水しぶき。
俺が覚悟した衝撃は訪れず、背中を叩くのは冷たい雨ばかりだった。
固く瞑った瞼を開ける。
「お兄ちゃん……」

313:161 ◆NKJ0l9L1hw
04/03/14 16:22 xVgl6PgY
19
震えながら百合が俺を呼んだ。見上げてくる瞳は潤んでいる。
「お兄ちゃん……」
唇を薄く開いたまま、腕の中の百合は俺を見つめる。離れる気配もなく百合は俺に抱かれたまま見つめるだけだ。
俺の中で熱が生まれる。
体を冷やす雨の冷たさと反比例するように、それは急速に上昇していた。
降りかかる雨も蒸発しそうな熱さに目眩がする。

314:161 ◆NKJ0l9L1hw
04/03/14 16:23 xVgl6PgY
20
大丈夫か、痛い所はないか、そう訊ねて抱きしめた腕を緩めればいいと思っているのに、百合を抱きしめた腕の力が緩まない。
自分の思考も肉体も、何かに突き動かされるように己の意思では動かなくなっていた。
「百合……」
縮まる二人の距離。唇まであと数センチの位置だ。
「お兄ちゃん……」
小さい声で百合が呟く。細くなる百合の瞳。そのまま、百合は瞳を閉じた。

315:161 ◆NKJ0l9L1hw
04/03/14 16:28 xVgl6PgY
ここまででっす。次には最後まで投下したい……。

316:名無したん(;´Д`)ハァハァ
04/03/14 18:43 XHOhcFxu
おおお…
お兄ちゃんに急に抱きしめられてドキドキしてる百合タンが…(*´Д`)ハァハァ

リアルで見てれば支援しますんで。

317:FXD ◆yZgNPduOMQ
04/03/14 21:32 f3UG03Gu
>>307 孕ageさま、完結お疲れさまでした。
お互い兄離れ、妹離れしなければと思いつつ結ばれてしまう二人‥‥いい雰囲気の話でした。
ただ、ちょっと苦言を呈すると、やっぱり改行多すぎる気がしました。話の雰囲気を醸し出すという点では
改行の効果は充分あったと私は思いますが、スレ上でうpする技法としては不向きなのかも知れません。
かといって、私みたいに詰め込んで書けばいいってモンでもないですし‥‥余計な事言って申し訳ないです。ごめんなさい。

>>315 
日常でこんなシーンがあってもおかしくない話の流れがいいです。
続き、期待してます。


318:三文文土 ◆Gk3MoN/WMQ
04/03/14 23:22 ZkAeOogo
(´д`)ノ 三文です。
みなさんの作品、全てスバラスィーです。
文士様方の脳下萌体の数だけ兄X妹の営みがある…いいですねえ。
前萌葉とかランゲルハンス萌でもいいか。

サンモンサン、イイカタガエロイヨ… (゜д゜)ノ(´д`)ゞ オヤジデスカラ… (笑

欲を言ますと、もっと住人さんレスしてあげてください。これ読んでる名無しさん、あなたです。
正当な評価ならば、批判も賛辞も全て文士は糧にするでしょう。
あとやっぱし…絵師殿もカマーンですね。

では続きと参りましょうか。>>194からです。

319:三文文土 ◆Gk3MoN/WMQ
04/03/14 23:24 ZkAeOogo
軽く、腕に力を入れて妹を抱き直す。
「いっ…」
痛みはなおもそこに在り続けていた。それも現実。
「ケイ…」
「う、うん、あ…ふ…」
「一度…その、ぬ、抜くけど…いいか?」
「…えっ?」
「そ、その…抜くよ…」
「ど…うして?」
妹の瞳が、真っ直ぐに見つめている。

320:三文文土 ◆Gk3MoN/WMQ
04/03/14 23:27 ZkAeOogo
「やめ…ちゃうの?私…我慢するよ…できるよ?」
「い、いや、その…」
兄が黙りこくる。
妹の薄い胸が、兄の胸を押し返している。
可愛い吐息が、兄の五感を撫でている。
ま…まずいよ。
繋がったまま抱くという行為が、これほど本能を高めるものだとは、
兄が知るはずもなかった。
初めてなのだから。
これが…好きな相手とエッチするって、こ、ことなんだよな…。
自分の身体の下で必死に耐えている妹が、ただ可愛かった。
自分の身体とは違う、柔らかなその姿、表情、そして…あたたかさ。
繋がった部分に、どんどん血が集まってゆく。

321:三文文土 ◆Gk3MoN/WMQ
04/03/14 23:32 ZkAeOogo
「ケイ、このままだと…俺、すぐ、その、イ…
イッちゃいそうだから…」
「い、いっちゃうって…」
「つ、つまりその、また…
で、出そうなんだよ、もう…」
兄がそう言うと、妹は大きな目をまばたかせながら、言葉無く、じっと見つめた。
そしてこう問う。
「お…お兄ちゃん、…気持ち、いいの?」
「えっ?」
思わず聞き返してしまう兄。

322:三文文土 ◆Gk3MoN/WMQ
04/03/14 23:35 ZkAeOogo
「私のなか…気持ちいい…の?」
ふう、ふう、と息をなおも吐きつつ、そう問う。
「あ、当たり前じゃないか…
ケ、ケイの中…すごく気持ち…いい…んだよ」
自分の言葉自体に刺激を受ける。
そう言葉にすることそのものが、快楽をさらに高めてしまう存在となる。
「…いいよ」
妹がポソリと言った。
「え、な…何がいいって?」
眉間に皺を寄せて、耐える兄。
「私の…中で出して…いいよ」

323:三文文土 ◆Gk3MoN/WMQ
04/03/14 23:40 ZkAeOogo
「あうっ!」
声を出して耐える兄。妹の言葉に、ただ翻弄されるがままに。
「ダ、ダメだよケイ、それだけは…。
だって、さっき、あ、あんなに…俺のその…精液を、
きれいにしてあげようと、努力を…」
妹の膣壁は、先ほどから痛みに耐えるたび、ひく、ひくと波打ち、兄の分身を…
柔らかく包み込みながら、そのくせひどく、刺激し続けていた。
だから動かすことをせず、ただじっと埋没させているだけなのに。
このままだと、絶対に…中に出してしまう。
兄がそう確信する。

324:三文文土 ◆Gk3MoN/WMQ
04/03/14 23:46 ZkAeOogo
「私…いいよ。お兄ちゃんの…せーえきだったら、
中に…出して欲しい…」
静かに、妹が呟いた。
「そ、それは無茶だよ…だいいち、
本当に"妊娠"でもしちゃったら…どうするんだよ?」
兄はその言葉に抵抗した。
こんな会話をしてる間に、すぐに抜いてしまえばいいんだ。
そんな考えも兄の脳裏を過ぎりはした。
けれど、背中に回された妹の腕の心地よい束縛感が、それを許さなかった。
妹が、これ程無いぐらいに、自分を受け入れている。
その麻薬のような、多幸感。

325:三文文土 ◆Gk3MoN/WMQ
04/03/14 23:54 ZkAeOogo
「ニンシン…してもいい…」
「え、ええっ?」
驚きを隠せない兄。
「私、お、お兄ちゃんの赤ちゃんなら欲しい…。本気で今、そう…思うの。
いけないことなのは…解るよ。でも、今は…」
その気持ちは、何となく兄にも理解できた。
妹は今、ただ憧れの対象であった兄との、この行為を過ぎて、
更なる次の本能へと、心が向かっていたのだった。
「これが…オンナになるってこと、なの…かなあ…?
お…お兄ちゃんのが…おなかの中に入ってから…ずっとそんなことを…」
はふ、はふ、と、さらに浅い息に変わりかけていた。
痛みはずっと続いてるのだろう、きっと。

326:三文文土 ◆Gk3MoN/WMQ
04/03/14 23:56 ZkAeOogo
「…」
兄が決心する。もう抜こう。
そして腕に力を込め、腰を大きく後退させる。
「あっ…お兄ちゃん、抜いちゃ、抜いちゃやだあ…」
「ダ、メだよ、ケイ、もう、これ以上は…」
そしてずるりと、兄の分身が、再び外気に触れた。
「あ…ぐっ!」
抜き出される痛みも、当然のように。
「はあ、はあ、はあ…ケイ、ごめんな、ごめん…」
兄はそう言って、腕を真っ直ぐにベッドに伸ばして、身体を妹から離した。

327:三文文土 ◆Gk3MoN/WMQ
04/03/15 00:10 Rxe4Mv1e
「う…」
即座に妹は、自分の顔を手で覆った。
身体を離すことで、再び兄に自分の全身を見られることに、何故か恥ずかしさを感じたからだった。
そして兄が、自分と妹の、今まで繋がっていた陰部に目をやる。
「あっ!」
驚きを隠せなかった。両方とも、…血で汚れていたから。
さして多い量ではないものの、べっとりとした血が自分の屹立を染め、
さらに妹のクレバスからも、シーツの上に滴っていた。
愛液で多少なりとも色は薄まっているものの、その赤の色は痛々しさをよけいに感じさせる。
「ケ、ケイっ!」
血のせいで、兄の心臓がキュウと鳴る。こればかりは男の宿命。
「お、俺…なんてひどいことを…」
傍らのティッシュを数枚抜き取り、自分のは放っておいて、妹の陰部に当ててやる。
そしてゆっくりと、血がじわじわと、それに染みこんでゆく。

328:三文文土 ◆Gk3MoN/WMQ
04/03/15 00:13 Rxe4Mv1e
「…」
妹は、黙ってされるがままでいた。兄の手が、太腿を少し広げても、ただそのままで。
兄がその血を、丁寧に拭い取ってゆく。
「ケイ、痛いか…?」
「…」
ただ胸が上下している。
「ケイってば…」
「ううん…」
妹が応えた。顔を覆う手もどける。
「おなかがじんじんしてるけど…もう大丈夫…」
「そ、そうか…」
そしてまた一枚。
妹が、ゆっくりと身体を起こす。自分から、さらに足を大きく広げる。
血は、もう止まりかけていた。

329:三文文土 ◆Gk3MoN/WMQ
04/03/15 00:15 Rxe4Mv1e
「お兄ちゃん…」
妹が口を開く。
「あ、ああ。本当に…もう痛くないか?」
「本当に…大丈夫だよ。それより…」
妹の視線は、今度は兄の屹立へ。
「お兄ちゃんのは、私がきれいに…してあげるね」
「へ?」
意外な言葉に、兄は間抜けな言葉を返す。
妹もティッシュを手に取る。そしてゆっくりと身体を兄に寄せ、屹立へと。
「あ、ケ、ケイ、それは…」
兄の言葉を聞かず、妹の両手が竿の部分を包む。愛おしそうに。
そして、優しく拭き取る。
自分の血を。

330:三文文土 ◆Gk3MoN/WMQ
04/03/15 00:18 Rxe4Mv1e
「…お兄ちゃん、ごめんね。こんなに汚しちゃって…」
妹がそう呟く寸前まで、その手を制止しようと、兄は思っていた。
けれど、任せることにする。
妹の手が、これもまた、心地良かったから。
「…ケイの、血が…汚いわけないよ…」
固く反り返ったままのその根本を包み込み、もう片方の手で、丁寧に拭いてゆく。
あ、ちょっと…気持ち良いな…。
「ふ…」
思わずそんな声も漏れ出てしまう。

331:三文文土 ◆Gk3MoN/WMQ
04/03/15 00:21 Rxe4Mv1e
「お兄ちゃん…」
「ん…」
「このまま…手でこすってあげる…?」
「な、なんだって?」
またも、意外な妹の言葉。
「それとも、そ、その…口で…とか」
「え?えええ?」
じっと妹を見る兄。
対して妹は、ずっと屹立に目を伏せたまま。
「だって…お兄ちゃん、まだ…気持ち良くなって…ないもの」
恥ずかしそうに答えた。

332:三文文土 ◆Gk3MoN/WMQ
04/03/15 00:23 Rxe4Mv1e
「だ、だからって、手とか、…口とかって…
どこで憶えてくるんだって…」
「…」
今度は答えない。
実際のところ、見た目ほど血はこびり付いてはいなかった。
すぐに拭き終え、妹はそのティッシュを丸めながら、続けた。
「じゃあ…もう一回…」
「え?」
「もう一回…い、入れても…いいよ…」

333:三文文土 ◆Gk3MoN/WMQ
04/03/15 00:29 Rxe4Mv1e
「…」
黙って考える兄。
「お兄ちゃんが抜いたら…えへへ、あ、あんまり痛くなくなっちゃったから…」
…痛いはずだよ。
けれど妹は微笑みかけてくる。
ケイ…。
「…いいのかい?ケイ」
「うん…」
「ほんとうに…痛くない…?」
妹と向かい合って囁く。

334:三文文土 ◆Gk3MoN/WMQ
04/03/15 00:32 Rxe4Mv1e
「あ…うんと…
や…やっぱり…ちょっと痛いかなあ…」
それでも微笑む。
「でも…お兄ちゃんを…もう一度…感じたいから…
もういっかい…がんばるから…」
俺だけじゃない。
ケイもまた、気持ち良くなりたくて…いるんだ。
「ケイ…?」
そしてまたキスを誘った。
「んむ…」
兄の唇に、応える。

335:三文文土 ◆Gk3MoN/WMQ
04/03/15 00:33 Rxe4Mv1e
「じゃあ…そうする」
口を離してから兄が言った。
「うん…」
「今度は…できるだけ痛くしない…
ように、善処するから…な」
兄のその言葉に、妹がクスリと笑った。
「お…お願いします」
兄も笑った。
「あ、はは…」
「う、ふふ…」

336:三文文土 ◆Gk3MoN/WMQ
04/03/15 00:49 Rxe4Mv1e
さてさて、今夜はこれにて 糸冬 です。
血に弱い方ゴメンナサイ。ちとエグイ描写が多かったですね。
でもアレのショックさと言ったら…(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブルですよね正直なとこ。
次回は再挿入の前に、以前FXD殿に約束(?)しましたコンドム描写がやっと出てきます。やっとかよw

今作を完結させた後にポストする予定の作品も、かなり進んでいまして。ちとさわりなど…。
タイトルは「上弦と下弦の欠けた月」(仮)と申します。
基本として陵辱描写を主点にしてます。主人公は月也と月世という、一つ違いの兄妹のお話。
自分で書いてて泣きそうになってしまったぐらい、悲しい物語です。
こういう作品がここで受け入れられるのかどうか…オイラにとってはたぶん勝負的な作品となりますね。

では完結までもうちょっと(まだあるのかよ!)です。いましばらくお付き合いくださいませ。 ヾ(´д`)

337:名無したん(;´Д`)ハァハァ
04/03/15 00:53 5QLwVAuW
(注:只今リアルタイムにて萌やされています。

338:名無したん(;´Д`)ハァハァ
04/03/15 00:59 GagV+Jr8
エエッココで抜いちゃうの!?Σ(゚д゚lll)

気遣い優しい兄ちゃんだねぇ…

再挿入へ

(*´Д`)ハァハァ/lァ/lァ//ア//ア

339:FXD ◆yZgNPduOMQ
04/03/15 01:06 vGY7Ufif
三文さま、お疲れさまです。約束(?)、憶えてますよ。
ちなみに、私の今回のSSではピルを使おうと考えております(ネタばらししてどうする!)
まあ、スレタイがあれなんで、リアリティを出そうとする場合、避妊についても考慮しないといけませんしね。
とりあえず私もさっさと続き書こう‥‥

340:PC・Drinker ◆BokUNiNIjE
04/03/15 01:36 klL3plze
>>315 >>336 続編が…

             / ○  l.       /  ○ \
             /        !___/        ヽ
 キタ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜|  /////  .!    /  /////  |゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*!!!!!
               !、      !   /          ノ
             ` 、       !_/       /


 妹を気づかう兄の姿…(・∀・)イイ!GoodJobです!!

341:名無したん(;´Д`)ハァハァ
04/03/16 23:03 vcw5SPLJ
>161 さん いつも楽しみにしてます。
これからどうなってしまうのか…ハァハァ…。
正直エロが無くても萌えるのはすごいことだと思います。

3月になれば暇になるかなぁと思ってたのに、逆に忙しくなってきやがった…。
次はいつ投下できることやら……。


342:孕age ◆n.HIMAoD9I
04/03/17 08:12 x7GTgCr7
リクエストの妹攻めSSの報告。

いや〜根がSだから兄受けは書きにくいと言うかなんと言うか(火暴
どうしても 兄者襲う→ボク妊 になりそうなのを必死に軌道修正して…
漸く例のセリフ入るトコまで書けました。
まだまだあげられるような代物では無いですがなんとか書けている、ということだけ。

343:向こうの230 ◆EldeW1Y/XY
04/03/17 09:15 hejV8Tt4
誰かが貼ってくれたリンクを辿ってやってまいりました。以後お見知りおきを。
私も何かネタが出来たら書き込みに来たいと思いますので、その際はよろしくお願い致します。


(´-`).。oO(こっちはリアリティ重視なのかな…?まぁ、気にせず妹に萌える作品を書けば良いか…)

344:名無したん(;´Д`)ハァハァ
04/03/17 13:06 1r3MZEYU
いらっしゃいお兄ちゃん(はあと

むこうのスレのSSもいい感じですね。楽しみにしてますよ。

それにしても無効のスレとの違いがよくわからんようになってきたなぁ。
そろそろ統合の時期だろうか。

345:向こうの230 ◆EldeW1Y/XY
04/03/17 22:07 hejV8Tt4
早速なんで、さらっと投下してみます。
もともと向こう用に書いてた物なんですけど、こっちで見てもらってもよさそうなので。


めちゃくちゃ短い&空白ばかりですが、読んで頂けたら幸いでございます。

346:向こうの230 ◆EldeW1Y/XY
04/03/17 22:08 hejV8Tt4
…もう忘れてるかもしれないけど、ボクはまだ、はっきりと覚えてるよ。




あの日の夜、草原から見た夜空は、三日月と流れ星が詰まってたよね。

風が草をなびかせて、響くざわめきが耳にとても心地よい感覚だったよ。

他に音はなくて、そこだけ別世界のように静かで、落ち着いていたの。



ああ、思い出してくると恥ずかしい。

…お兄ちゃんは、あの場所でボクを愛してくれたね。

347:向こうの230 ◆EldeW1Y/XY
04/03/17 22:09 hejV8Tt4
ボクの告白を受け入れてくれた。甘い甘い、恋の誓いのキスをしてくれた。

髪を撫でて、肌を合わせて、二人の吐息が荒く絡んだ、あの熱い感覚を覚えてる。

ボクたちは一つになって、視界が真っ白に染まりそうなほどの喜びをずっと感じてた。

そうして、幾度もお互いを求めて、生命の温もりをじかに感じ合ったんだよね。

…とっても恥ずかしかったけど、ボクは気持ちよかった。嘘じゃないよ。

あの時はあんまり話せなかったけど、本当に、本当に、嬉しかったんだよ。



こんなちっぽけなボクの全てを、最後まで余すことなく愛してくれたのだから。

348:向こうの230 ◆EldeW1Y/XY
04/03/17 22:10 hejV8Tt4
――お兄ちゃん。

初恋の人。最愛にして、唯一の兄妹だった、ボクのお兄ちゃん。

一つだけ、お願いがあります。



『口付けを交わした、あの日のことを忘れてください』

全てを忘れて、新しい出会いをして、そうして幸せになってください。

349:向こうの230 ◆EldeW1Y/XY
04/03/17 22:11 hejV8Tt4
いつまでも、思い出の中で閉じこもって泣かないで。お願い。

…ボクの代わりに、残された人生を、存分に生きて。

ボクはもうこの世にはいないけど、寂しくないから心配しないで。

だって、お兄ちゃんがくれた熱い想いが、まだこの胸の奥に残ってるから。





幸せになってね、お兄ちゃん。

もう泣かないように、いつまでも、空の彼方から見守ってるから。

350:向こうの230 ◆EldeW1Y/XY
04/03/17 22:12 hejV8Tt4
お兄ちゃん。ボクに素敵な想いをくれた、優しい人。


『大好きだよ。』

351:向こうの230 ◆EldeW1Y/XY
04/03/17 22:16 hejV8Tt4
…以上です。レス数にして5つしかないですが、出来るだけ「(愛しい人に)逢えない憂い」というものを意識してみました。


こんなちっぽけな作品ですが、感想とかあったら是非下さい。

352:PC・Drinker ◆BokUNiNIjE
04/03/17 22:29 2SCh8U9v
>>351

  ┃   ┃━┓                         ┃┃┃
┗┓━ ┃━┓ ┗━━━(゚∀゚)━━  ┃┃┃
┗┓━ ┗  ┃                         ┗┗┗
  ┗       ┃                    ┗┗┗

 こういう詩的書き方…思いつきもしませんでした。

 俺の書くキャラに一番似合わない演出ですけど… _| ̄|○

353:孕age ◆n.HIMAoD9I
04/03/17 22:39 fQVGo9D5
このごろ音速ができないぜ…
>>-350
って妹氏んでるーー!!! 。・゚・(ノД`)・゚・。

>230の人
イラセラマセー
ここはボク妊と違って特に制約はないですよ〜
ゆっくりしてってくだしい。

354:FXD ◆yZgNPduOMQ
04/03/17 22:54 lL1bzOCr
>>351
こっちのスレへようこそです。あっちのスレでのSSもDLして楽しませて頂いておりました。

優しい風のように心地良くて、切ない感じの話が何ともイイ!
私、こういうの好きなんですよ。
ここは割とリアリティー重視と思われがちですが、そんなコトありませんのでご心配なく。

355:名無したん(;´Д`)ハァハァ
04/03/18 14:24 tkHvKQ8z
>>351
こういうの大好きです

ぶっちゃけた話、リアリティのあるS○X描写よりも
こういう感じの方が萌(燃)える


356:向こうの230 ◆EldeW1Y/XY
04/03/18 20:56 O07Q2cDA
向こうの荒れっぷりに少々呆れ気味です。何、あのやるせない状況('A`)
そんな愚痴をよそにまた一つ作品を書き上げたんですが、ここで一つ質問があります。

やっぱり「愛」がないと駄目ですか?

書き終わったら戦争&惨い系の作品が出来上がっちゃったんで…激しく発表をためらってます(;´Д`)
もうちょっと推敲はしてみますが、もしかしたらまたDLしてもらう事になるやも…何書いてんだか、俺 =□●_

>>352-355
(*´∀`)
感想ありがとうございます。楽しんでもらえて良かったです、本当に。
上げる直前とか「もっとエロエロしろや( ゚Д゚)ゴルァ!!」とか言われそうでビクビクしてたんで(苦笑

357:PC・Drinker ◆BokUNiNIjE
04/03/19 01:22 0f/1BYkN
>>356
 最近両方のスレで(CG・SS共に)作品数自体が少ない
傾向ですし、勇気を出して投下してみるのもイイのでは
ないか…って随分無責任に聞こえますが、然るべき
理由を添えた批判なら次回作の糧になる筈。

358:名無したん(;´Д`)ハァハァ
04/03/19 01:31 8N7Q02Q1
向こうのスレどうも春厨に圧倒されて対処法を忘れてるみたいだな
そんなに脆かったか?

359:名無したん(;´Д`)ハァハァ
04/03/19 15:28 dmEBLCIs
ここはエロエロなシーン皆無でもOK?

なら書く気はある。

かもしれない。

自分でも分からない。時間ないし。

切ない話とか、何かほんわかとかさ。



期待しないで下さいね。投下する確率はとても低いので・・・

360:名無したん(;´Д`)ハァハァ
04/03/19 22:06 lB39G0r7
萌えの匂いのする妹SSなら文句言う奴いないと思う。
結構エロなしシーン投下してくる文士も多いしね。ここの住人は割と寛容だから、いいんじゃない?

361:PC・Drinker ◆BokUNiNIjE
04/03/20 01:36 HNQJfL7W
>>359
 ソコまで振ったなら是非投下しろ…じゃなくて是非とも
お願いします!!

 後は作品内容によりけりですが余程気になるのなら
>>1-2・>>4を参照してみましょう。

362:359 ◆jMOammQf8U
04/03/20 15:01 zE+xAepN
ん〜・・・・とりあえず、いってみます。



363:359 ◆jMOammQf8U
04/03/20 15:08 zE+xAepN
・美咲

春・・・・・・・・

うららかな日差し。
やわらかな風。

周りのみんなは、そんな季節の到来に、何となくウキウキしてるみたい。



でも・・・・・・・私は・・・・・・・



364:359 ◆jMOammQf8U
04/03/20 15:17 zE+xAepN
私には、好きな人がいます。

とてもとても、大切な人がいます。

その人の名前は、『祐一』

多分、他の人から見れば、たいしたことのない
ごく普通の人です。
特別格好良いわけじゃないし、勉強だって真ん中より少し上くらい。
運動音痴じゃないけど、万能ってほどできるわけじゃなく。
ホントに、普通の男の人です。

でも、私にとっては、他の誰よりも愛しい人なんです。



365:359 ◆jMOammQf8U
04/03/20 15:20 zE+xAepN
何度この思いを打ち明けようと思ったことか。

『愛しています』

こんなに短い言葉なのに・・・・・・・・

私には、あの人に伝えることすら許されないのです。


だって・・・『あの人』は・・・・・

私のお兄ちゃんだから・・・・・・・



366:359 ◆jMOammQf8U
04/03/20 15:23 zE+xAepN
え〜。とりあえず書けるのはここまでっす

最初と最後はある程度頭の中で形になってるんだが。
真ん中がちーともまとまらん


ってダメじゃん、俺・・・


このスレが終わる前には書き上げたいな〜、なんてw


367:孕age ◆n.HIMAoD9I
04/03/20 16:54 WuZEd8MF
復っっっっっっっっ活!!!!!!!!

やっとアク禁が解けました!
コレで存分に粘着…じゃなかった音速ができます。

>>-365
早速復活記念音速
……う〜ん。そそられる……
エロ無しなのは残念だけど萌えて生殺しであればOK!!

368:向こうの230 ◆EldeW1Y/XY
04/03/20 17:13 nqfNY/MG
コテ馴れ合いが向こうで囁かれている今、新たなコテが生まれるのを祝うことに意味はあるのでしょうか?

…まぁ、そんなどうでもいいことは私の耳には聞こえませんがね(苦笑

>>366
(*´∀`)
ぱっと読んでると、直前の自分の作品を読んでる気分になりますたw
最初と最後が見えているなら、その間が曖昧になると面白くないですしね…頑張って下さいませ。

369:359 ◆jMOammQf8U
04/03/21 14:13 FOJnqa9A
>>365から

それでも、お兄ちゃんと一緒に暮らしていられる今の生活は、
私にとってはそれなりに幸せだった。
好きな人と毎日会える。
そりゃ、兄妹だから当たり前なんだけど、
その当たり前が、私にはとても嬉しかった。



370:359 ◆jMOammQf8U
04/03/21 14:31 FOJnqa9A
今、お兄ちゃんに付き合っている人がいることも知ってる。
(深雪さんっていうんだって)

けど、相手が誰であっても、例えそれが天使でも、
負けない自信が私にはあった。



371:359 ◆jMOammQf8U
04/03/21 14:37 FOJnqa9A
きっと、お兄ちゃんは私の思いに気付いてくれる・・・・・
兄と妹としてではなく、愛し合う二人になれる日がきっとくる。
そう信じていた。

だから、あの日・・・・・

『俺、彼女と結婚する』

深雪さんと二人で両親に報告するお兄ちゃんを
私は、TVでも見ているような目で見つめていた・・・・・


372:359 ◆jMOammQf8U
04/03/21 14:42 FOJnqa9A
とりあえず、ここまでってことで。
何というか・・・生みの苦しみというか(大袈裟)
改行しすぎてエラーくらうとはな〜w
いや、SS書いてる皆さんはもっと苦労してるんでしょうな・・・
素直にスゴイと思っている今日この頃

>>368
> コテ馴れ合いが向こうで囁かれている今、新たなコテが生まれるのを祝うことに意味はあるのでしょうか?

俺の場合はこのSSだけのコテなんで。
旅の恥は書き捨てw

373:名無したん(;´Д`)ハァハァ
04/03/21 14:45 FOJnqa9A
あと

>>368
> (*´∀`)
> ぱっと読んでると、直前の自分の作品を読んでる気分になりますたw

正直、あなたの作品に触発された、ってのが大きいっすw
スミマセン、パクリ野郎で・・・・・

それくらい、ガツンときましたよ、俺には。

374:孕age ◆n.HIMAoD9I
04/03/21 17:10 cMHYtggt
よし音速!!
>>371
けど、相手が誰であっても、例えそれが天使でも、
負けない自信が私にはあった。

う〜ん…響くセリフだなぁ…

>>372
まさか書き込み欄に直打ちじゃないでしすよね?
メモ帳かなんかに書いてから張り付けると楽です。 その時一回の投稿を意識して改行してればもっと楽だし。
>このSSだけ
そんなこと言わずにガンガン挑戦してみてくださいよ〜(なんだその媚びわ

375:向こうの230 ◆EldeW1Y/XY
04/03/21 22:58 uMaZf/s8
あらあら…また新作が投下されてますね。早く私も三部作を推敲して仕上げないと…(苦笑

>>373
(*´∀`)
前回に引き続き、リアリティを感じさせるほんわか作品をありがとうw
何ていうかな…自分の作品を極限までリアリティ重視にしたらこうなるような…_| ̄|○スイマセンデシャバリマシタ

>正直、あなたの作品に触発された、ってのが大きいっすw
>それくらい、ガツンときましたよ、俺には。
多分、あれが俺の今までの作品の中で一番個性的だったりしますが…楽しんで頂けて光栄です(*´∀`)


今日の夜中頃にまたうぷろだに上げる予定ですので、もし良ければ他の作品も読んであげてください。

376:名無したん(;´Д`)ハァハァ
04/03/21 22:59 uMaZf/s8
IDが(゚Д゚)ウマーw

377:向こうの230 ◆EldeW1Y/XY
04/03/22 00:21 mqeQ50hE
…という訳で、早速上げてきました。
苺、ファイル「restrein」、蓮はメル欄の右です。相変わらず古いのも入ってますが気にしないで下さい(苦笑

>>346-350は「無言真言」、向こうで投下してたのは「砂と波と姫に愛を」という作品名で入ってます(加筆済)
他に書いた作品とかも入ってるので、感想や指摘等がありましたら教えて下さいませ。

378:PC・Drinker ◆BokUNiNIjE
04/03/22 00:30 fVxfhoar
 キタ━━━(゚∀゚)━━━ !!!!!
        __
       <_  >
     / i レノノ))) \/⌒ヽ
       人il.゚ ヮ゚ノ人/   |゜:: ゜;゜ ゜
        ⊂    / ゜.;゜ /; :;;
          \  / 。゜ /.;.;:::       
           ( //⌒ ̄⌒`´ ̄`〜ヽ'ー--、
           _/      ιυっ ̄~つyへつ
         /    フっιつ人´ / /つυ^っへ  っっ
       /   /つつ。o/ / / /  ^つっへυっつ
      _/     〉o°o。     /°>つっっっつっっ
     /      \γ、。 o 。 /o。/ /つっっつっつ

 それでは早速読ませてもらいます。しかし毎回何故旧作が
混じっているのか非常に気になる…。

379:孕age ◆n.HIMAoD9I
04/03/22 00:48 qQPxpxCM
むう…悲惨系はそれはそれでおもろいのですが……
次は極甘でエロエロなのを期待します。

…もう旧作はいらないのでは? 要請あるときにうpすればいいんだし。


張り合う訳ではないですがこのスレで連載してた「添い寝(;´Д`)ハァハァ(仮)」の纏めzip進呈します。(おまけの一文付き
うpろだどっとねっと2号の22065.zipです。パスは孕age。


380:孕age ◆n.HIMAoD9I
04/03/22 00:53 qQPxpxCM
ありゃ?
なんかバグってたんで上げ直します。ちょっと待っててください。

381:孕age ◆n.HIMAoD9I
04/03/22 01:00 qQPxpxCM
すいません。
同じ場所の3号 4966.zipです。パスも同じ。(ダウソ確認済み
>>379のはなんかおかしいんで破棄してください。

382:名無したん(;´Д`)ハァハァ
04/03/22 01:01 GYOy5D9Z
こんばんは。失礼します。
えとちょっと息抜きにSSをかいてみたんで投下してもいいですか。
書きかけの続きを放置してなのでちょっとあれなんですが。
しかも続いてるし。
愛はあるけどすれ違いっぽい兄妹の序文です。
あれでしたらあぼーんしてください。

383:名無したん(;´Д`)ハァハァ
04/03/22 01:02 GYOy5D9Z
あ!リロしてなかったらレスがたくさん。文士さまがた早速読ませていただきます。

384:遠い昔の……
04/03/22 01:04 GYOy5D9Z
ではここからはりまっす。


―もういいかーい……
あどけない少女の声。一秒ごとに遠くなる。
「まあだ、だよ―」
正義は大きな声で少女に返す。息が苦しいが正義は走るのを止めない。
その間に、正義は、少女がいる大木からぐんぐんと距離を置くように木々をすりぬけ走り続けた。
再び少女が大きな声で問いかけてくる。
……い……か……ぃ……
少女の声はもう正義には届かない。
そこまで来て、正義はやっと立ち止まった。
心臓がどくどくと体内で吼えている。
手近な木にもたれて、ふうと一息つくと正義は笑った。

385:遠い昔の……
04/03/22 01:05 GYOy5D9Z

「ここまでくれば、あいつもわからないだろう」
正義はくすくすと笑いながら、流れ落ちる汗を拭う。
正直、正義は妹の面倒を見るのに飽き飽きしていた。
せっかく久しぶりに田舎にやってきたというのに、毎日毎日、妹の菜々子の世話ばかりなのだ。
年の離れた従兄弟達は、学校の「部活」とやらがあって、前みたいにカブトムシ取りや、川遊びに連れていってもくれない。
大人達も自分たちばかり出かけていって、必然的に菜々子の面倒は正義が見ることになってしまうのだ。
いい加減、うんざりだった。

386:遠い昔の……
04/03/22 01:06 GYOy5D9Z

仕事で不在がちな両親に変わって普段から面倒を見ているというのに、なぜここまできて菜々子の面倒なんか見なくてはならないのだと正義は思う。
それに、来年からは同じ小学校に菜々子が来ると思うと正義の憂鬱は深い。
菜々子ときたら、どんなに正義が意地悪しても、正義からくっついて離れないのだ。
親達は仲が良くて良かったなどと言うが、正義からしてみれば、4歳年下のしかも女など、遊び相手にもならない。
そんな菜々子に学校でまで付きまとわれるのかと思うと、正義はさらにうんざりした気持ちになるのだった。
「あーあ。菜々子のせいでちっとも遊べなかった。せっかくばあちゃんちにきたのにさ」

387:遠い昔の……
04/03/22 01:08 GYOy5D9Z

正義が期待していた面白いことや楽しいことは少ししかなく、毎日が菜々子面倒。
正義も兄とは言え、齢10の子供である。
自分の楽しみを菜々子の為に削られたと思うと、腹立たしくて、ついこんな意地悪をしてしまったのだった。
ばあちゃんの家の裏は小高い山になっている。
大人達には小さいと言っても山だから、深入りしてはいけないと言われていたが、そんなことは正義には関係なかった。
これで菜々子が懲りて、自分の後なんかをついてこなければいいと思ったのだ。
だから、正義から菜々子へ「かくれんぼしよう」と誘った。
菜々子は本当にうれしそうな顔で「うん」と頷いた。
さすがに良心が少し痛んだが、正義はもともと菜々子が悪いのだ、と自分を納得させた。

388:遠い昔の……
04/03/22 01:09 GYOy5D9Z

そうして、今、正義は菜々子からようやく離れ一人になった。
爽快な気分だった。
「はは。菜々子のやつ、こんな遠くまで俺が来てるなんて思わないだろ」
昂ぶった心臓がようやく落ちついてくると、正義は辺りを見まわした。
林の中は木々がうっそうと生い茂り、昼間でも薄暗い。
聞こえるのは、鳥の鳴き声、セミの鳴き声、葉の擦れあう音のみだ。
誰もいない。いるはずがない。
「……っ」
それなのに、人の声が聞こえた気がして、正義はもう一度辺りを見まわした。

389:遠い昔の……
04/03/22 01:10 GYOy5D9Z

「……ぁあ……」
女の人の声のようだった。正義は注意深く辺りを見まわし、そろそろと足を踏み出した。
せっかく静まった心臓が、またもや大きく叫び出す。
―裏の山にはおばけがいるから入っちゃいけない―
そう言われていたことを、正義はふいに思い出した。噛み締めたはずの歯は噛み合わず、がちがちと鳴った。
何かあれば声を出してしまいそうだ。
それでも正義は声のする方へ近づいた。
おばけなどいるはずがない……。

390:遠い昔の……
04/03/22 01:11 GYOy5D9Z

見るのも怖いが、見ないで居いるのも怖かった。
それならはっきり正体を見た方がましだ。
近づくにつれ、声がはっきりと聞こえてきた。
「……あぁ……もう、早く、早く……来て……っ」
女の切羽詰った声と、一人のものではない荒い息遣い。衣擦れの音。
正義はおばけなんかではない、人間だと確信し、ほっと胸を撫で下ろした。
無造作に声の主へ近づき声を掛けようとして、そこに留まった。
―女が男の下になっている。
「ひっ……あぁ! いい、気持ち、いいの―!」
女は男に揺すぶられながら、甲高い声で叫んでいた。

391:遠い昔の……
04/03/22 01:12 GYOy5D9Z

木の後に隠れ、正義は息を殺した。
女の人が、男に襲われている。助けなくちゃ、と思うのに怖くて身動きが出来ない。木の影からそっと様子を覗う。
「ああ、ああっ……んっ……ぅあ……ああ!」
女はどこからみても喜んでいるようにしか見えない。
女は襲われているはずなのに。
正義はわけがわからず、だが自分が興奮していることにも驚いていた。
視線を女から覆い被さっている男へ移す。女と男は下腹部で繋がっているように見えた。

392:名無したん(;´Д`)ハァハァ
04/03/22 01:18 GYOy5D9Z
えっととりあえずここまでで。
前振り長くてすんません。
っていうかまだ始まってないくて何だかですが……。
また来ます。

393:PC・Drinker ◆BokUNiNIjE
04/03/22 01:24 fVxfhoar
 新作

キタ━(゚∀゚)━( ゚∀)━(  ゚)━(  )━(。  )━(A。 )━(。A。)━!!

 個人的には多少前フリが長くても結構!

 続きに期待しています。

 

394:名無したん(;´Д`)ハァハァ
04/03/22 02:46 MC1Jk2Ll
…こちらに引っ越ししてきて良い?
なんか、優しい言葉で書いたの理解出来ない人がいるので…
このまま向こうで意見書いてたら、何時か切れそうw

395:名無したん(;´Д`)ハァハァ
04/03/22 02:55 MC1Jk2Ll
って、まぁいいや (((´・ω・`)カックン…
ごめん、今の状態で何処動いても一緒だね。
作品が出来上がってから考えるよ|Д´)/~~

396:名無したん(;´Д`)ハァハァ
04/03/22 03:08 GYOy5D9Z
うpろだ初心者すぎてファイル見つけられないかった……(ry
くそっなんであんなに迷路みたいなんだ。しょうがないとはいえ。

>>393 PC・Drinkerさん
レスありがとうございます。うう…ガンガリマス!


397:遠い昔の……
04/03/22 04:09 GYOy5D9Z
あのあと書き出して今に至ります。序文はこれで終わりです。なげえ…。
もっとさっくりいかないとですな。


>>391

股間に熱が集中して、正義はむず痒い気分になる。
男が女から体を離した。
女をうつ伏せにして、体の中心で女の尻にぶつかって行く。股間にそそり立ったものが、女の白い尻の間を何度も何度も往復している。
何故だか、いけないことだと思ったが、目が離せない。
男はぶつかりながら、女の大きな胸を揉んだ。女が叫ぶ。男の動きが早まる。
「ああ、もっと、お仕置きしてっ……もっと……!」

398:遠い昔の……
04/03/22 04:10 GYOy5D9Z
10
女の喘ぐ声が、湿った音が、肉のぶつかる音が林のなかにこだまする。
知らず、正義は自分の股間に手を伸ばしていた。
「何だよ、これ……! 俺、俺……っ」
木の向こうで女はさらに激しく揺すぶられ、その表情はだらしなく緩みきっていた。
「ああんっ……もっと、もっと、あたしにお仕置きちょうだいっ……」
男の動きが激しさを増す。
手をついた女のひじが、がくんと折れて、男と女の結合部が露になった。

399:遠い昔の……
04/03/22 04:12 GYOy5D9Z
11
赤黒いそれが、女の尻をぬらぬらと行き来する。そのあられもない情景。
汚い、汚い、汚い―。
そう思う傍らで、ひどく興奮している自分にも腹が立った。
なんでこんなにどきどきしているんだ―。
こんなに汚らしいものを見ているのにも関わらず、目が離せないでいるのだ。
股間に伸ばしたままの右手はただ押さえているだけなのに、何だかとても気持ちが良くて。
女と男の息遣いは生々しく、まるで耳元で聞こえているようだった。
正義はたまらずズボンの中に手を入れた。
ふるふると震える自分のものをそっと握る。

400:遠い昔の……
04/03/22 04:13 GYOy5D9Z
12
たまらない―!
触れただけでも、こんなに気持ちがいいなんて思いもしなかった。
正義がさらに自分のものを揉みあげようとした時、少女の泣き声がにわかに響いた。
男と女ははっとしたように体を離した。そそくさと衣服を身に着ける。
そうして、今あった事などまるで夢だったかのように、その場から居なくなってしまったのだった。
正義はと言えば、今自分の身に起こった事に呆然としていた。
妹の泣き声に驚いたといえ、漏らしてしまったのだ。

401:遠い昔の……
04/03/22 04:16 GYOy5D9Z
13
実際、それはお漏らしとは違うものであったのだが、今の正義にその違いが理解できようはずもない。
「……菜々子のせいだ」
泣き喚きながらこちらに近づいてくる妹に、いわれのない怒りを正義は燃やした。
菜々子が俺にひっつかなければ。
菜々子が俺とかくれんぼなんてしなければ。
菜々子が俺を追ってこなければ。
菜々子が泣き喚かなければ。
菜々子が女じゃなく男だったら。
正義は出来うる限りの理由を菜々子へ叩きつける。

402:遠い昔の……
04/03/22 04:18 GYOy5D9Z
14
「お…にいちゃ……」
ぐずる菜々子の声が聞こえて、正義はさらに苛立ちを募らせた。
どうしてやろう。この足手まといな妹にお灸を据えてやらなければならない。
そう考えたところで、正義の脳裏に先ほどの女が浮かんだ。

―あたしにもっとお仕置きして―

……そうだ。
そうしてやろう。
菜々子にはお兄ちゃんの邪魔などしてはならないのだということを身をもって教えてやろう。
正義の思惑など知らずに菜々子は兄を求めて木々の中をさ迷い歩く。
「お兄ちゃんはここだ。菜々子―」
そして正義は、残酷なほどの笑みを浮かべて菜々子を呼んだ。

403:名無したん(;´Д`)ハァハァ
04/03/22 04:20 GYOy5D9Z
ここまでが序文です。オオオー。14レスか…。
ではまた本編で。

404:孕age ◆n.HIMAoD9I
04/03/22 04:52 qQPxpxCM
Σ(゚Д゚)ハッ
いつの間にか新作が…

長めに感じてるようですがなんかそんな気しません。
添い寝なんてヤルまでにどれだけかかったか……

続き期待しますよ。

405:向こうの230 ◆EldeW1Y/XY
04/03/22 11:20 mqeQ50hE
寝違えたのか、首がとても痛うございます…やっぱ寝床で小説なんて書くもんじゃないですね =□●_

>>378-379
(*´∀`)
極甘でエロエロですか…極甘は出来そうだけど、えちぃ表現が苦手気味で…でも頑張ります(`・ω・´)

甘い、あまい、アマイ…消えないでイリュージョン・゚・(ノД`)・゚・

>>384-391,>>397-402
(*´Д`)
なんでこう、みんな得ろを上手に書けるのかな…私のは自分でも淡白すぎてもう(´・ω・`)
その調子でさくさく書いていって下さいませ。柱の影から(・∀・)ニヤニヤして応援してますよw

406:三文文土 ◆Gk3MoN/WMQ
04/03/22 12:01 AMPtit8r
「―柔和なる者は地を嗣がん」(マタイ伝第五章)
おひさしゅーござます(´д`)ノ 三文です。ホントに御無沙汰してますたゴメンコ。
ちと大作洋ゲーがリリースされたのでずっと遊んでてここ来るのさぼってまして。コソコソエヘヘ(´д`)ゞ
んでしばらくぶりで巡回してみたら、姉妹スレがなんかとんでもないことになってますねえ。なんスかありゃあ?
それが理由かどうか知りませんけどこのスレに文士殿の流入が著しい傾向のようですが、学童疎開?w
いいですねえ。面倒くさくなったらもうみんなここで住民票発行しちまいますから。ねえ町内会の皆さん?
「いくら叩かれても俺はSSを書きてェんだヨ!」という奇特な方はw 誰でも大歓迎デスヨ。
個人的に、マイノリティな方がたいへん好きですw オイラもいろいろ辛酸ナメナメ(やらしいなぁ)してきたクチですのであっはっは。
とはいえ確かにこのスレも最近なにがなんだかもうわからんちんですね。それについてはちと提案などありますが…。

とりあえず続き逝きますね。久しぶりで昼ポストです。>>335からでふ。
いっつも無駄に前説長ェよ俺。ゴメンネ。

407:三文文土 ◆Gk3MoN/WMQ
04/03/22 12:05 AMPtit8r
再びの挿入の前に、兄の頭に、ちら、と良い考えが唐突に浮かんだ。
「そうだケイ、ちょっと…待ってな」
兄はそう言って、身体を起こした。
「?」
乳房を隠すようにして胸に手を置いたまま、妹は目で兄を追った。
兄はベッドの下に落ちていたスラックスを持ち上げ、ポケットから財布を。
なにやらごそごそと、その財布の中からビニール状のものを取りだした。
「それ…なあに?」
片面だけ透明な四角いパッケージの中に、淡いピンク色の、何か丸いものが入っている。
「うーんとね、これ…コンドームっていって…」
兄が照れくさそうに続ける。
「そのな、赤ちゃんが出来ないようにする…ものなんだよ」

408:三文文土 ◆Gk3MoN/WMQ
04/03/22 12:09 AMPtit8r
これを使えば、少なくとも妊娠の心配は軽減されるだろう。兄はそんな風に思った。
「それ…知ってる…」
妹がポソリと言った。
「え?」
思わず妹を見つめてしまう。
「わたし…知ってるよ、それ。
"ヒニン"…するために…使うものだよね…」
恥ずかしそうに、妹が続けた。

409:三文文土 ◆Gk3MoN/WMQ
04/03/22 12:16 AMPtit8r
「ヒ、ヒニンなんて言葉、な、なんで知ってんだよ…!」
妹ぐらいの年齢の少女が知っていても、別に不思議ではないだろう。今の時代。
そう解ってはいるものの、いざその知識が「妹の言葉」として発せられると、
兄としては動揺する以外に無かった。
「だからその…雑誌とかで。見るのは…初めてだけど…」
「そ、そうか…。ケ、ケイも大人になったんだな…」
動揺のあまり、妙なことを口走る。
「おとなに…してくれたのは、お兄ちゃん…だよ」
妹も、口走った。

410:三文文土 ◆Gk3MoN/WMQ
04/03/22 12:18 AMPtit8r
「う…」
二人で俯き合う。
「ケイ…エッチだなあ…」
ポリポリと頭を掻きながら、兄がからかう。
けれど妹も対抗する。
「お…お兄ちゃんだってエッチじゃない…
だってそんなの…財布に入れてるなんて…」
「そ、それは…」
「いつも…持ち歩いてるの?」
疑うような妹の目が向けられる。責めるかのような。
「い、いやあの、これはな…」
「使ったこと…あるの?お兄ちゃん…」
解けない疑惑の目。

411:三文文土 ◆Gk3MoN/WMQ
04/03/22 12:24 AMPtit8r
「まさかお兄ちゃん…他の女の人と…!」
「い、いや!ち、違うんだこれは…」
ぶんぶんと手を振って否定する。
「じゃあどうして…財布の中なんかに…」
「こ、これはな、ほら、俺の遊び仲間がいるだろ?そいつらとさ、みんなでお金出し合って、
買ったのをみんなで…分けたんだよ。うん。
なんてたってほら、俺なんかそういうのにすっごく興味ある?みたいな年頃だし…」
目があちこちに泳ぎ回る兄だった。滑稽とも言う。

412:三文文土 ◆Gk3MoN/WMQ
04/03/22 12:26 AMPtit8r
「使ったことは…ないの?」
「ええとそれは…」
妹がじっと見つめている。
「…あるよ」
「え…」
ひどく残念がるような息を吐いて、即座に妹が反応した。
「それは…誰かと…」

413:三文文土 ◆Gk3MoN/WMQ
04/03/22 12:28 AMPtit8r
「い、いや、違うんだケイ!」
慌てて取り繕う。
「あ、あのな、実はその…。
い、言わなきゃダメ…か?」
「…」
黙って首を縦に振る妹。妙な圧力感さえ漂わせている。
「え、えっとな、その、
ひと、一人で、その、エッチする時に…使ったことがあるんだ…よ」

414:三文文土 ◆Gk3MoN/WMQ
04/03/22 12:35 AMPtit8r
「えっ…」
妹が、きょとんとした表情で兄を見つめ直す。
兄は、またも頭を掻きながら、観念した風で続けることにした。
「その…な、どんなのか試してみたくて…これ付けて…一人でエッチした…ことがあるわけだよ…」
「えっ、一人でって…。一人で…?」
微妙におろおろして見せる妹。
「だからそう言っただろ…」
恥ずかしさに耐えきれず、兄がとうとう下を向く。
「…」
「…」
二人は思わず言葉無く。
妙な空気が辺りに漂っていた。

415:三文文土 ◆Gk3MoN/WMQ
04/03/22 12:39 AMPtit8r
「ぷっ…」
その静寂を破ったのは妹だった。
吹き出していた。
「わ…笑うのかよ?」
裏返った声で兄が反応する。
「あはは、ごめんなさい…。
でも、そんなことするお兄ちゃんも…かわいいって思っちゃって…」
「か、可愛いって…なんだよケイ…」
ひたすら取り乱す兄だった。
「ごめんね。そういうことしてるお兄ちゃんを…想像したら、思わず吹き出しちゃった。
でもお兄ちゃんも…そういうことするんだね…」
「か、からかうなよケイ、もう…」
顔の火照りを留められない。

416:三文文土 ◆Gk3MoN/WMQ
04/03/22 12:44 AMPtit8r
「…お兄ちゃん?」
「な、なんだよもう…」
「お兄ちゃんが一人でそういうことする時って…どんなこと考えてるの?
あ、でも、そんなこと男の人に聞いて…いいのかなあ」
「ケイ、な、なんてこと聞くんだよ…。良いわけ…ないだろ」
「…でも聞きたいな、お兄ちゃん…」
「う…」
「ね…?」
恥ずかしそうに微笑む妹。おまけに上目遣いで。
この表情には、兄はどうやっても勝てないだろう。
生涯かかっても。

417:三文文土 ◆Gk3MoN/WMQ
04/03/22 12:49 AMPtit8r
「え、ええとな、その…」
ちらりと妹を見る。妹も兄を見ている。本当に兄の話を待っている。
ふう…。
溜息を一つ漏らして覚悟を決める。
「えと、その…一人で…する時はだな…あの…
まあその…エ、エッチな本を見たりとか…
好きな人の…写真を見たりとかな…」

418:三文文土 ◆Gk3MoN/WMQ
04/03/22 12:54 AMPtit8r
「…それ、"おかずにする"って…言うんだよね…」
「ぐあ…」
兄がグウの音を上げる。
「ケ、ケイ、だからどこでそんな言葉を…」
「…お兄ちゃんの机の一番下の引き出しに、そういうのいっぱい…あるでしょ…」
「え!なんで知ってるんだよ!」
「ごめんね…見ちゃった」
くああ…、なんてこった…。
「俺の部屋に、黙って入ってるわけだな…ケイは」
ちょっと睨んでみせる兄だった。
「うん…ときどき」
ぺろっと舌を出した。
そしてエヘヘと笑う。

419:三文文土 ◆Gk3MoN/WMQ
04/03/22 13:03 AMPtit8r
「でも、お兄ちゃん」
「…なんだよ」
なおも憮然として兄が応えた。
「エッチな本と一緒に…私の写真も入れてあるのは…どうして?」
ギクリ。
部屋中に響くほどに、兄の心臓が高鳴った。
げ、やば…。
「ねえお兄ちゃん、どうして私の写真も、一緒にしてあるのかなあ…」
小さく笑みを浮かべながら、妹は問い続けた。
「そ、それは…」
兄の目はもはや大海を泳いでいる。
「べ、別にそれほど深い意味は…」


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