どうせモテないし読書でもしようぜ!34冊目
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850:彼氏いない歴774年 18/12/27 01:52:39.01 Nbd2Uv1J.net 【英雄に侍る者】 今、大陸では吟遊詩人が酒場で必ずといっていいほどに謡う者がいた。 流浪の英雄≠ニ呼ばれる若者の歌である。 彼は、帝国によって国を滅ぼされた亡国の王子だと言われている。 数年前に彼は、血の滲む努力と苦難を乗り越え、激闘の末に母国を解放した。 そこまでならばよくある英雄譚であろう。 だが、彼は弟に国王の座を譲ると、弱者のために戦うために、 仲間と共に旅へと出立したのであ 851:驕B それ以来、大陸では彼の起こした数々の奇跡が聞こえるようになる。 帝国に苦しめられていた国を解放へ導き、 民を苦しめていた邪竜を倒し、 悪しき魔術師の陰謀を阻止した、と。 その名声からは、彼の人物像は想像するに難くない。 清廉潔白にして、正義感ある勇者のそれである。 事実、彼に救われたある国の姫君は、彼に求婚までしたという。 最近では彼に関する書籍まで発売され、 各国で写本が出回るようになっている。 ……その写本をベッドで読みながら、彼女はケラケラと笑った。 「きゃあっはっはっはっ! 見なよルイーク、あんたこんなにかっちょよく書かれてるよ?」 「やめろよジュラ、こっ恥ずかしい」 少年の声が聞こえ、彼女は背中にのし掛かってくる若い人間の身体に吐息を漏らした。 「あん! もう、本読んでる時くらい落ち着きなさいよ」 「ジュラのそんな姿見てたら辛抱たまらんくなった」 少年は全裸だった。 締まっているが、まだ幼さを残した顔つきをしている。 金色の長髪を背中で束ね、円らな藍色の瞳を持ったその容姿は、 初見ではもしかしたら少女と見紛うこともあるかもしれない。 美しい王族の家系と、育ちの良さがそこに現れているようにジュラには見えた。 が、それは彼女だから感じることで、今この状況を誰かが見たら、 冒険者気取りのガキと売春婦が朝っぱらから安宿で盛っているようにしか見えないだろう。 白い少年の肌と対称的な、小麦色の肌が、若い雄の挿入に波打つ。 「あっ! あんっ! いい! 朝からこんなに元気なんて」 「んっ! はぁ! くっ! ジュラ、ジュラ!」 少年は若さに任せて激しく腰を振っている。 バックから突かれるジュラと呼ばれた女も、それに声を上げてよがった。
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