【産経新聞】稲田防衛相は猛省せよ でも公人・私人の峻別は無理がある at SEIJINEWSPLUS
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17/06/29 01:27:48.31 CAP_USER9.net
ただでさえ学校法人「加計学園」問題などで痛くもない腹を探られ、
支持率が低下している安倍晋三内閣にとっては、泣きっ面に蜂の事態だろう。
稲田朋美防衛相の都議選集会での失言問題のことである。
「防衛省・自衛隊、防衛相、自民党としても、お願いしたいと思っている」
こう自民党候補への支持を訴えた稲田氏は、後に発言を撤回したが、
野党側は当然、やれ憲法違反だ、やれ自衛隊の政治利用だと勢いづいている。
「今回の発言の内容は、撤回して謝罪して終わりという話ではなくて、完全にアウトだ。自衛隊の士気にも関わる問題だ」
自身の「二重国籍」疑惑をめぐり発言が二転三転どころか四分五裂した揚げ句、
結局は蓋をしたままの民進党の蓮舫代表がこう糾弾しても説得力は感じない。
とはいえ、口をすべらせた問題発言であることは否めず、稲田氏には猛省を求めたい。
閣僚、とりわけ実力組織たる自衛隊を指揮する立場にある防衛相は、
日頃から慎重な上にも慎重に振る舞うべきだからである。
ご都合主義の報道
自衛隊をめぐっては、民進党は前身の民主党政権時代の平成22年11月、自衛隊全部隊に対し、
友好団体などに属する民間人が自衛隊行事で、民主党政権の批判をしそうな場合には参加させないことを求める通達を出すなどした。
当時、言論の自由を侵す明白な憲法違反だと指摘されたものだが、
ここで自民も民進もどっちもどっちだと言いたいわけではない。
ただこの際、一言述べておきたい。
時と場所によって「公人」「私人」や「防衛相」「自民党議員」を使い分けることにはそれなりに理も必要もあるにしろ、
昨今の野党やメディアの風潮は、あまりに建前論のきれい事やご都合主義に流れていやしないか。
今回、稲田氏が非難されているのは、防衛相・閣僚としての立場と一自民党議員としての選挙応援演説の峻別を怠ったことである。
だが、安倍首相が5月3日の都内の集会で、「自民党総裁の安倍晋三です」と断った上で憲法9条に自衛隊の
存在を明記した条文を追加する憲法改正を提案したとき、野党やメディアの反応はどうだったか。
例えば朝日新聞は同月11日付の社説「首相は身勝手が過ぎる」でこう書いた。
「首相と自民党総裁の肩書の、なんとも都合よい使い分けである」
また、16日付社説「国民分断する首相方針」でもこう強調している。
「行政府の長である首相が自らの案を期限を切って示し、強引に動かそうとするなら、『1強』の暴走と言うしかない」
一方、民進党は日頃は国会質疑で、谷垣禎一総裁時代に作られ、
安倍首相が直接関わっていない自民党憲法改正草案について首相に執拗にただし、見解を引きだそうとしてきた。
ところが、安倍総裁としての提案を示すと、同月18日の衆院憲法審査会で「国会の立法権を侵害する」(中川正春氏)と批判していた。
批判する側も、視点が定まらないように見える。ちなみに、6月1日の衆院憲法審では参考人の2人の憲法学者がともに、
安倍首相提案に関し「憲法尊重擁護義務に反しない」などと答え、問題ないとの意見を表明しているが。
靖国参拝論争でも
公人か私人か、首相・閣僚か一議員かという論争は、振り返れば靖国神社参拝をめぐっても長年戦わされてきたが、
そもそも、その区分けにどれほどの意味と有効性があるのか。
国会で答弁し、外国要人と交渉を行う際の首相は間違いなく公人だが、家族や古い友人と食事をしている際や、入浴中は私人だろう。
ただ、プライベートの時間を過ごしているときであろうと、政局や外交上の課題が完全に頭から去ることがどれほどあるか。
スイッチをオン・オフするようなものではあるまい。
人間も社会も複雑で曖昧な性格を最初から抱え込んでおり、表もあれば裏もある。
それを明確に割り切ることができるように単純に論じるのは、非現実的であり、偽善的でもある。
(論説委員兼政治部編集委員)
URLリンク(www.sankei.com)


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