【腐女子カプ厨】巨雑 ..
311:名無し草 (ワッチョイ 371c-G+K4)
16/04/05 23:18:47.30 0.net
>>297
あっAV女優や
312:名無し草 (ササクッテロ Spef-Iq2g)
16/04/05 23:19:02.22 p.net
>>277
わいが子供の頃の声優はおっちゃんおばちゃんばっかだったは
キャラによって声変えられる
技術にすげーすげー言うてたは
313:名無し草 (ササクッテロ Spef-Iq2g)
16/04/05 23:20:17.65 p.net
>>287
ゴシップ誌だけ得する・・・
314:名無し草 (ワッチョイ b740-G+K4)
16/04/05 23:21:51.29 0.net
>>297
のんたんがどれか分からんけと下の右から二番目が好みや
315:名無し草 (ワッチョイ 9385-eoZT)
16/04/05 23:22:59.40 0.net
>>296
40過ぎて同人初挑戦する人やっておるで
ババアがわいカプやったら嬉しいは書いてや
316:名無し草 (ワッチョイ c3c8-rDjd)
16/04/05 23:24:16.84 0.net
いまの若手の声優はみんな同じに聞こえるは
317:名無し草 (ワッチョイ f395-imw8)
16/04/05 23:26:49.95 0.net
わい今の若手の俳優女優歌手がみんな同じに見えるは
318:名無し草 (ワッチョイ b740-G+K4)
16/04/05 23:27:51.56 0.net
認識力衰えすぎぃ
わいもやけど
319:名無し草 (ワッチョイ 9385-eoZT)
16/04/05 23:30:38.20 0.net
>>304-306
わいの仲間おって安心したは草
320:名無し草 (ワッチョイ 6f44-U3xn)
16/04/05 23:30:57.14 0.net
結局ハンコ絵が一番受けるんかな
321:名無し草 (ワッチョイ 9f17-G+K4)
16/04/05 23:33:47.63 0.net
ハンコ絵のわいの時代!?
322:名無し草 (アウアウ Sa6f-sK0p)
16/04/05 23:34:33.06 a.net
相変わらずわいのかよちんはかわええ
323:名無し草 (ワッチョイ b740-G+K4)
16/04/05 23:35:34.56 0.net
結局確定バレこえへんなあ
324:名無し草 (アウアウ Sa6f-Iq2g)
16/04/05 23:40:29.05 a.net
ほんならわいが確定バレ落としちゃるで
今月も巨中はつまらない
325:名無し草 (オイコラミネオ MM5f-G+K4)
16/04/05 23:46:31.69 M.net
>>301
プレステージが早速件のAV緊急重版掛けたって告知出したらしいからDVD出してるとことDMDとエロ円盤売ってるショップも得をしとるな
326:名無し草 (アウアウ Sa6f-G+K4)
16/04/05 23:46:36.90 a.net
>>308
進撃はハンコちゃうからすごいは
327:名無し草 (ワッチョイ 9f17-G+K4)
16/04/05 23:50:32.59 0.net
>>312
読まなくてもわかる
328:名無し草 (アウアウ Sa6f-K2li)
16/04/06 00:07:51.07 a.net
>>297
わいのことりムチムチや!
329: 【豚】 (ワッチョイ c3c8-rDjd)
16/04/06 00:08:47.24 0.net
おみくじ引いておやすみや!
330:名無し草 (ワッチョイ 934d-eoZT)
16/04/06 00:15:36.07 0.net
>>297
全部同じ顔しとる
331: 【ぴょん吉】 (アウアウ Sa6f-sK0p)
16/04/06 00:37:26.38 a.net
大吉以上でたら10連行くで
332: 【だん吉】 (アウアウ Sa6f-sK0p)
16/04/06 00:38:21.19 a.net
やめとこ
333:名無し草 (アウアウ Sa6f-Iq2g)
16/04/06 00:49:08.49 a.net
みゃーもりの声の人声の使い分けすごいな
やけに同じアニメの中で複数モブキャラを演ってるのを見かけるなと思ったら
334: 【大吉】 (ワッチョイ 9fd9-G+K4)
16/04/06 00:49:56.49 0.net
本バレ来る
335: 【大吉】 (ワッチョイ 9f17-G+K4)
16/04/06 00:57:04.12 0.net
今日の…運勢!
336:名無し草 (ワッチョイ 373f-Iq2g)
16/04/06 00:58:42.70 0.net
>>321
みゃーもりのそばにあるゴス系ぬいぐるみとクマのぬいぐるみもみゃーもりの人け?
337:名無し草 (アウアウ Sa6f-Iq2g)
16/04/06 01:04:54.24 a.net
>>324
せやで
シロバコだけでもみゃーもり・ミムジー・ロロ・ベコベソの四役しとる
338:名無し草 (ワッチョイ 371c-G+K4)
16/04/06 01:07:09.58 0.net
しゃーねーな風呂入るか
日本人清潔すぎや
339:名無し草 (ワッチョイ 0f07-dfgU)
16/04/06 01:43:18.48 0.net
>>274
わい見たけど腰のうねり方とかメチャクチャプロっぽかったで
一連の流れがほんまに風俗っぽかったは
340:名無し草 (スプッ Sd9f-G+K4)
16/04/06 02:07:23.19 d.net
エレンは女遊びの激しい部類の人間だ。
それ故、セックスフレンドは何人かいたりする。
それでも社内で変な噂がたたないのは、大人になって相手を選ぶ目が肥えたからだろう。
この女性ならば面倒な
341:アとにはならないと思った相手としか夜を共にしない。 それは主に年上の女性が多かったが、それ以外でもエレンは女性から誘われることが多く、異性から好かれることが多い。 一番面倒なのは年下で、自分のことを可愛いと思っている女だ。そういう子には「君にはもっといい男がいるよ」と困ったように笑って言えば、なんやかんやあっても最終的には丸く収まってくれる。 「イェーガーさん、今夜空いてますか?良かったら、ご飯でも一緒にどうかなと思って…」 少し頬を染めて上目遣いで窺う年下の女性社員は可愛く、不安そうに身を縮ませるものだから胸が寄って柔らかそうに弾んだ。あー、ヤりてぇな。その胸に顔を埋めたらどれだけ心地よいかと想像すると、今すぐにでも誘いに頷いてしまいそうだ。 しかし、この子は明らかに“彼女”という地位に拘るタイプだろう。エレンは面倒なタイプだな、と心の中で溜息をつく。 「あー、ごめん。今日はちょっと約束があって」 眉を下げて心底申し訳なさそうに謝る。 本当は約束などなかったし、できればその柔らかそうな体を堪能したかったが、秘書課のお姉さんの家にセックスをしにいく予定ができた。たった今。 「そうなんですか…残念です」 「ごめんな。また今度、皆でどこか食べに行こう」 「はい…」 決して“二人で”という約束はしない。下手に期待させて踏み込んだ関係を少しでも築いてしまえば面倒な事になるのはわかりきっている。
342:名無し草 (スプッ Sd9f-G+K4)
16/04/06 02:08:00.64 d.net
彼女は“皆で”と言ったことに少々不満げな顔を見せたが、すぐにその場から去ろうとはしなかった。
エレンの顔をじっと見つめてくる彼女に、まだ何か用があるのかと首を傾げて見せる。
「何?」
「イェーガーさん、受付の先輩と付き合ってるって本当ですか?」
拗ねた口調で問われ、エレンは「は?」と聞き返した。
確かに受け付けには一人、体の関係を持つ女性がいたが…どうやら、二人で会っている所を社員に見られていたらしい。
「いや、付き合ってないよ。ああ、たぶん飲み会が終わった後で、帰る方向が同じだったから送っていった時じゃないかな」
にっこり笑って答えると、彼女は「そうですか」と言って頭を下げて去って行った。
受付の子と遊ぶのはしばらくやめておこう。
今日行こうと思っていた秘書課のお姉さんの所もやめて、社外のセフレの家に行こうかと思案し始める。
けれど、考えるのも面倒だ。学生の頃は良かった。
何も考えずにセックスできたし、責任だって今ほど重くはない。
あの頃は感じなかった色々なものが重くのしかかって来て、呼吸がし辛くなる。息苦しくて生き苦しい。
しかし、そうは思っても、まあどうにでもなるか、と思ってしまう程にはエレンは楽観的だった。
だからこそ、こんなにも簡単に“下”を味わうことになってしまったのだ。
343:名無し草 (スプッ Sd9f-G+K4)
16/04/06 02:08:04.80 d.net
「こいつは俺と約束があるんだ」
エレンは、えっ、と声を上げそうになる。
「どうして課長がイェーガーさんと…?」
「大学の後輩だ」
本当に?と彼女がエレンの顔を見上げてくる。リヴァイがどういうつもりなのかはわからないが、これで腕を離してもらえると言うならうまく合わせるしかない。エレンは曖昧に笑って頷い
344:ス。 「…わかりました」 彼女もリヴァイに言われたら従うしかないのだろう。渋々ながらも腕を離した彼女の顔は明らかに納得していなかったが、エレンはホッとした。 そうして、二次会へ行くメンバー 早くこの場を去りたいとばかりに頭を下げる。が、 「っ!」 ぐい、と強い力で腕を掴まれて足が止まる。先ほどまで掴まれていた柔らかい手じゃなくて、固くて大きな男の手だ。 「おい、助けてやったんだ。少し付き合え」 「あのオレ約束があるんですけど…」 「キャンセルだ」 それを決めるのはお前じゃねぇ!と叫びそうになるのを堪えて、じっとリヴァイを見つめる。男に腕を掴まれても全く嬉しくない。エレンは柔らかくてすべすべで、暖かい肌が好きなのだ。
345:名無し草 (スプッ Sd9f-G+K4)
16/04/06 02:08:33.69 d.net
リヴァイは片手で器用に煙草を取り出すと、一本口に咥えるとキンッといい音を立てる金属製のオイルライターで火をつける。煙草吸うんだ、と単純な感想が頭に浮かんだ。
「…、吸い終わるまで待ってやる」
その間に女に連絡しろと言うことなのだろう。リヴァイは、エレンのこれからの約束がセフレに会いに行ってセックスをするだけの大した物ではないことだと気が付いているのだ。
試しに腕を引いてみてもビクともしない。力であってもこの男には勝てそうにない。エレンは諦めてスマートフォンを取り出すと、女に電話をかける。目の前で電話をさせるのだから性質が悪い。
相手が電話に出る間、リヴァイは余裕で紫煙を吹かす。様になっているのが少し腹立たしい。
エレンは煙草を吸わない。女が煙草を吸った後はキスしたくないと言ったからだ。まぁ、エレンも特に吸いたいとは思わないし、だからと言って喫煙者を責めるようなことも言わない。単に興味がないのだ。
「…もしもし。悪い、今日は行けねぇわ。…うん、また今度」
電話越しの会話はたったのそれだけだ。相手もその辺は割りきっているから文句を言われることもない。そう、この程度の約束なのだ。
エレンが溜息をつきながらスマートフォンをスーツのポケットにしまうと、リヴァイはちょうど足で煙草を踏み消していた。
「行くぞ」
そしてそのまま強引に腕を引かれて歩き出す。
どこに行くのか全くわからない。リヴァイとは本当に接点がなかったし、これから飲み直すと言われたって決して楽しくはないだろう。
346:名無し草 (スプッ Sd9f-G+K4)
16/04/06 02:08:37.38 d.net
「どこに行くんですか?」
「ついてくればわかる」
「はあ…、とりあえず手を離してもらってもいいですか?」
男が腕を引かれて歩くのはおかしいだろう。
逃げるつもりはないから手を離して欲しい、と思っているのにリヴァイは離そうとしなかった。
一体何だと言うのだ。リヴァイのことは周りの評価と自分の想像でしかわからない。
先ほど言ったような余裕があって、仕事ができて、金も持っている。それは周囲とエレンの共通のリヴァイへのイメージだ。いわゆる完璧。
だが、今目の前にいる男はどうだ。強引で、人の約束をキャンセルさせるような非常識さ、おまけに煙草も吸う。
社内は全面禁煙だから、どれだけの人がリヴァイが喫煙者だと知っているのかは知らないけれど、少なくともエレンは知らなかったし、イメージもなかった。
思っていたような完璧な人ではなさそうだ、という考えはエレンを油断させた。
腕を引かれたまま連れてこられたのは結婚式なんかもできる高級そうなホテルだった。
もしかしてここのラウンジで飲むのだろうかと少しわくわくする。こんな場所めったに来ることができないし、酒は美味いに決まっている。
しかし、連れてこられたのはホテルの一室だ。リヴァイはこのホテルをよく利用するのか、それとも元
347:々部屋をとってあったのかはわからないが、名前を言えばすぐに鍵を渡された。 「あの…?」 オレは何故ここに連れて来られたんだ、と途方に暮れる。
348:名無し草 (スプッ Sd9f-G+K4)
16/04/06 02:09:03.95 d.net
ようやっと離してもらえた腕を摩って、リヴァイに声を掛けると、彼は何食わぬ顔で上着を脱ぎ始めた。
「エレン」
「えっ、はい」
「お前、先に風呂に入って来い」
「は?どうして風呂に入る必要が?っていうかオレはどうしてここに連れて来られたんですか?」
「うるせぇ。いいから入って来い。俺は潔癖なんだよ」
こちらの質問は全く無視で、とにかく風呂に入れと言われる。リヴァイには何を言っても駄目だということはこの短時間でよくわかった。
エレンは、まぁ、こんないいホテルの風呂なんてめったに入れないからラッキーくらいに思うことにして、大人しく従った。
結果的には満足だった。風呂はエレンが足を伸ばしても十分すぎるほど広々としていて、何しろジャグジーバスだった。
さっぱりした気分で部屋に戻ると、リヴァイはこんなところだというのに仕事をしていた。本当に仕事人間なんだな、とエレンはイメージ通りなことを一つ見つけた。
「上がりましたけど」
「…ああ」
リヴァイはパソコンから視線をエレンに向ける。なんだか本当に変な感じだ。
今までろくに会話をしたこともない他の課の課長と高級ホテルの一室に一緒にいて、自分は風呂上がりでバスローブを着ているなんて。
何だこれ、とエレンは心の中で呟いた。
「えーっと、リヴァイ課長もどうぞ」
「リヴァイでいい」
「? はい。じゃあリヴァイさん?」
言うと、リヴァイは緩めてあったネクタイをしゅるりと抜いて、こちらに近づいてくる。
風呂にはいるんだろうな、と思って場所を退く。
349:名無し草 (スプッ Sd9f-G+K4)
16/04/06 02:09:08.54 d.net
だが、それは叶うことなく、まだ機構に新しい手に腕を掴まれて強引に引きずられてしまった。
「えっ!?ちょ、なんですか!?」
そのまま大きなベッドへと乱暴に転がされる。そして、何も言わないリヴァイにマウントポジションをとられてしまった。両腕を掴まれたままベッドに押し付けられて全く起きあがることができない。
「お、い!何すんだよ!」
エレンはその手が逃れようと必死でもがくが、驚くほどにリヴァイの体はビクともしなかった。
嫌な汗が流れる。やばい、この状況は危険だ、と頭の中で警報がなっている。
「何をするって?あんだけ女食っておいて今からテメェが何をされるのか本当にわからねぇのか?」
「っ、どけ!」
わかる。わかるから焦って、逃げようとしているのだ。
「…ハッ、男にこんなことして何が楽しいんだよ、頭おかしいんじゃねぇの…っ?」
リヴァイを睨み上げ、わざと吐き捨てるように言った。怒らせて、少しでも隙ができれば逃げられる。
「生憎、お前をどうにかしたいと思うくらいには頭がイカれちまってるからな。そういう口を利かれるとかえって興奮する」
顔は笑っていないから到底興奮しているようには見えなかったが、腹に押し付けられている固いものが何なのかくらい分かる。エレンは本格的にまずいと焦り、顔を引きつらせた。
「ちょ、ちょっと待ってください、リヴァイさん。落ちついてください、」
「俺は落ちついている。ああ、でも、興奮するなっていう意味ならそれは無理だな」
「ほ、本当に待ってください!オレ男ですよ!?」
「さっき言っただろうが、頭がイカれてるって」
エレンの抵抗はもうないようなもので、リヴァイは言いながらエレンの両手をネクタイで纏めあげた。
そして器用に片手で自分のワイシャツを脱ぎ始める。徐々に見えてくる筋肉質な体が、今自分の上にのっているのは柔らかい女ではなく男なのだとエレンに分からせた。
350:名無し草 (スプッ Sd9f-G+K4)
16/04/06 02:09:42.98 d.net
「なんで、こんなこと…!」
「お前、女とセックスすんの大好きだろ?そういう奴を自分の雌にしてぇんだよ」
「ク、ソ…!変態野郎…!」
リヴァイはわざとエレンの耳元で吐息交じりに囁く。こうすると相手の体が震えることをエレンはよく知っていた。
ごりごりと腹に固くなった性器を押し付けられてゾワゾワと不快感が体中に広がった。
「ん!…っ、ゃ、んぅ…っ」
頭の上で両手を押さえつけられ、顎も掴まれると強引に唇を塞がれる。少し唇がカサついていると思ったのは最初だけで、下唇を食まれ、ぬるりと舌をねじ込まれるとすぐにそんなことは忘れた。
男の舌は思っていたよりも柔らかかった。それに、気持ちのいい場所を的確についてくる。
いつもは自分が相手の唇を好きに貪っているのに、今は逆に貪られている。リヴァイの深いキスは食べられてしまいそうなほど強引で、獣のようなキスだった。
「ん、は、ぁ…ぅ、」
くちゅくちゅと音を立てながら舌で口内をかき混ぜられて、だんだん頭がぼうっとしてくる。何も考えられなくなって、リヴァイに支配されてしまったのかもしれないと馬鹿なことを考える。だから体に力が入らなくなって、されるがままになっているのだと。
唇を離したリヴァイが「良い子だ」とでも言うように頬を撫でる。エレンは浅く呼吸を繰り返しながら、潤む瞳でリヴァイを睨みあげた。
「おいおい、キスなんて飽きるほどしてんだろうが。ちゃんと応えてみろよ。それとも女にしてもらってんのか?」
「っはあ!?んなわけねぇだろ!」
「じゃあやってみろよ」
「クッソ…!」
暗にキスが下手くそだと笑われてた。これでも女にはうまいと褒められる。
351:名無し草 (スプッ Sd9f-G+K4)
16/04/06 02:09:46.54 d.net
そもそもそっちが無理矢理キスしてきたというのに上手いも下手もあるか、とエレンはプライドを傷つけられたようで安い挑発に乗ってしまった。
縛られた腕をリヴァイの首の後ろに通されて、顔が近くなる。
エレンはその腕でリヴァイの顔を自分の方へ寄せると、その唇に噛みつくようにキスをした。
初めは唇をあむあむと食んで、その後で湿った舌を口内にねじ込む。上顎をなぞり、相手の舌の裏を舐めあげる。じゅる、と唾液を吸って柔く舌を噛んだ。
「ん、は……ん、……っんん!?」
いきなりれろりと舌を絡められ、エレンは驚いてくぐもった声を上げる。先ほどとは打って変わって大人しかったリヴァイの舌が突如動きだしたのだ。
頭を枕に押さえつけられて、リヴァイの口内に入りきった舌を吸われ、甘噛みされる。
「ふ、…っん、ぅぅ……はぁっ、」
先ほどまで握っていた主導権はいとも簡単に奪われて、また食べられてしまいそうな程深いキスにエレンは息をするのも精一杯で、必死にリヴァイの背中をどんどんと叩いた。
「んっ…んぅ!?」
肌蹴てしまったバスローブの隙間からリヴァイの指がエレンの体に直に触れて、ビクリと跳ねた。相変わらず口内への刺激を止めてもらえず、体に力が入らない。
リヴァイの指がエレンの乳首に触れて、ゆっくりと捏ねられる。指の腹でぐりぐりと押しつぶされると、そこからビリビリとした快感が走った。
「ふ、ん、ぁ……ゃめ、っ!」
そしてぷっくりと腫れてきてしまったそこを、今度は指先で弾かれるように弄られる。その度に体がビクビクと跳ねてしまう。
エレンが女にやるようなことを自分の体にされていた。もし自分がするならば次は軽く摘んで少し痛くした後に、それを労わるように舌で愛撫する。でもエレンは女じゃない。こんな所で感じるわけがないし、リヴァイがそれを男であるエレンにするはずがない。
352:名無し草 (スプッ Sd9f-G+K4)
16/04/06 02:10:23.60 d.net
エレンは祈るような気持ちでリヴァイの腕から逃れようと必死になった。しかしそれは、リヴァイから逃げたいのではなく、
353:mかに感じる快感から逃れたかったのだと気付く。いつの間にか唇は解放されていた。 「ああっ…ぁっ…!」 散々弄られた乳首にリヴァイの暖かい舌がべろりと這った。エレンは目を見開いて体を仰け反らせ、高い声を上げた。言い訳のしようもない喘ぎだった。 「良い声で鳴くな。女の前でもそうなのか?」 「ちが…っん、やめ、…っひぁ!」 ガリ、と歯を立てられた。 ビクンッと体が勝手に跳ねる。 「なぁ、気付いてるか?テメェのここ」 「あっ、や…なんで…っ」 リヴァイの指が触れたソコ。 熱く、固くなって上を向いている。獣のように唇を貪られ、女のように乳首を弄られただけだというのにエレンの性器は固く勃起していた。それはリヴァイの愛撫に感じて、興奮してしまったという紛れもない証拠だった。 エレンは自身が勃ってしまっているということに唖然とした。一方でリヴァイは心底楽しそうに笑って、エレンの性器を撫でている。 「一回出させてやる」 「ぁ…っや、やだ…っ」 もう逃げられないと思ったのか、リヴァイはエレンの上から退くと、その足の間に移動して性器を両手で扱いた。 「あっ…さわんなっ!…ぁ、っく、」 女のよりもごつごつした掌。性器を包みこんで、少し乱暴にも思える扱き方は女にされるそれとは全然違った。 そして、ぱくり、と大きく口に咥えられた瞬間、エレンは身を捻じって声を上げた。 「ひぅっ!っ、あっあっ、ゃめ、…っ舐め…っぁ!」 「初めてでもねぇだろうが」 「ぁ、ゃだ…っこんな、っ」
354:名無し草 (スプッ Sd9f-G+K4)
16/04/06 02:10:27.72 d.net
リヴァイの口は大きくて、キスの時のように食われてしまうと思う程深い口淫だった。
わざとじゅるりと音を立てながら舐めしゃぶられて、尿道の入り口にも強引に舌をねじ込まれる。
「やぁ…っ!たべないで…はぁっ、ぁ」
クスリとリヴァイが笑った気配がしたけれど、強すぎる快感にエレンは気がつかない。
「あっ、で、でる…っ、んっ…あっ?」
「気が変わった」
「ぁ、なに…っ」
リヴァイの言っていることの意味を理解できないまま、乱暴にひっくり返される。そして尻を高く上げさせられて、四つん這いの格好にされた。
「やめろ…っ何する気だ…っひあ!?」
べろ、とありえない場所に湿った舌の感触がした。
「ケツでイかせてやる」
このあとめちゃくちゃに奥まで突かれてメスにされた。
中途半端になっちゃったけど時間切れじゃった
355:名無し草 (スプッ Sd9f-G+K4)
16/04/06 02:10:53.10 d.net
エレンが手の内に堕ちてきたことにリヴァイは少なからず喜んでいた。
触れるそばから薄い体が跳ねて、嬌声が上がる。
ぐずぐずに蕩けた後孔に己の性器をねじ込めば、女のようなそこはうねり、きつく締め付けられた。
気持ちいい、もっと、と向けてくる視線と甘い声が腰にくる。普段は澄ましたような顔が真っ赤に染まるのは気分が良かった。支配する感覚。
エレンのことは大学を卒業しても繋がりのあった後輩から話を聞いたことがあった。
すごくモテる奴がいてめちゃくちゃ女食ってるんですよ、とかそんな感じだったと思う。
中には女をとられた奴もいるとも言っていた。
本当に女にモテる奴と言うのは自分からいかなくても勝手に女から寄ってくるものだ。
きっとそいつは“とった”んじゃなくて女が馬鹿だったのだろうな、とリヴァイは思った。
そしてそのエレン・イェーガーが同じ会社に入社していたと知ったのはリヴァイが課長に昇進して何年か経った頃だった。
女性社員がよく騒いでいる男性社員の名前を聞かされた時リヴァイは記憶の端にあった女遊びの激しい男の名前がエレンだったことを思い出したのだ。
合同の飲み会の席でリヴァイは初めてエレンを“エレン”だと認識してその人物を見た。
隣にはリヴァイの部下である女性社員が座っていて体をべたべたと触られている。
他の女性社員も皆、控えめ
356:ながらも羨ましそうに視線を向けていた。 エレンは女遊びが激しいようには見えなかった。 年下の女性に圧され気味でずっと眉を下げて困っているようだったし、どちらかと言えば女性経験が少なそうにも見える。 部下が豊満な胸を押し付けているというのにエレンは全くそれには動じずに、上手に自分を制御しているようだった。 ああ、わざとか。 と、すぐにわかった。 初心な男のような顔をして、おそらくエレンは遊ぶ女をちゃんと選んでいる。 面白い。あの男を自分のモノしたい。 リヴァイは酒を煽るふりをして口元を歪ませた。 エレンを組み敷き、その澄ました顔が快楽に歪んで喘ぐ姿を見たくて堪らなくなった。 だがそれは、エレンを陥れたいというわけではない。 女が挙って手に入れたがるエレンを男である自分が支配して、お前らが欲しがる男はこんなにも可愛い顔で強請るんだ、と言う優越感に浸りたかったのだ。
357:名無し草 (スプッ Sd9f-G+K4)
16/04/06 02:10:57.31 d.net
自分にだけ見せる顔。雄の顔ではない、男のリヴァイだけが見ることのできるエレンの雌の顔が見たいのだ。
結果的には…そう、結果的にその顔は見ることができたし、自分のモノにもできたと思う。だが、エレンは心までは許してくれなかった。
「ぁ…っん、ァ、…っ…っ」
「良さそうだな、エレン」
「んっ、…は、ぃ…気持ち、いいで…すっ…はぁ、アッ」
エレンの背中にちゅ、ちゅ、と吸いつきながら、腰を掴んでぐちゅぐちゅになって解れている後孔を何度も穿つ。
外気に触れれば熱を持つローションがエレンの内側の肉をますます敏感にしてしまうようで、中は火傷しそうなほどに熱かった。
こうしてセックスするようになって、どのくらい経つだろうか。季節は冬から春に変わっていた。
エレンはやたらセックスをねだるようなことはしなかったが、我慢ができなくなるとリヴァイのところにやってくる、そんな感じだった。
まだ少し、リヴァイに抱かれることに戸惑っているようだったが、指先でも触れればその体は素直になった。
だが、エレンは最初の頃よりも声を抑えるようになった。息ができているのか心配になるくらい顔を枕に押し付けて、くぐもった喘ぎだけを漏らす。手はシーツを強く掴んでいて決して離そうとはしなかった。
まだ男に抱かれる屈辱に耐えているのかと思いきや、気持ちいいか、と聞けば素直に気持ちいいと言うのだ。だったら我慢などせずにもっと喘げばいい。縋りつけばいい、そう思っているのにエレンは頑なにそうしようとはしなかった。
「おい、エレン」
「ぁ…な、なに…っン、ぁっ、っ、…アッ、ひあ!」
声を我慢されるのが不愉快で、一度性器をずるりと抜くと、その体をひっくり返してこちらを向かせた。
358:名無し草 (スプッ Sd9f-G+K4)
16/04/06 02:11:22.62 d.net
顔を真っ赤にして瞳を潤ませ、荒い息を繰り返すエレンは驚いた様子でリヴァイのことを見た。
「な、なん…っ」
「たまにはいいだろ。声、我慢するな」
「えっ、ちょっと待っ…アッ、」
「いいな?」
「あぁ…っ、待っ…リヴァイさ、まだ、いれないで…っ」
「ああ?」
抜いたばかりでまだ少し開く後孔に性器の先端を押しあてようとした所で、エレンがそこに手を伸ばしてそれを阻んだ。
「こっちでするなら、…っ手、縛ってください…っ」
「……なに?」
「お願いします…っ初めての時みたいに、両手、縛ってください…!」
リヴァイはその懇願に頭がくらくらした。
確かに初めてエレンとセックスした時はネクタイで両手を縛ったが、あれはエレンが抵抗するからであって、別にリヴァイに緊縛の趣味があるわけではない。
「…理由は?」
「………なんとなく、…っいいから!早く縛れよ!」
じゃないと入れさせない!みたいに叫ぶものだから、リヴァイは不本意ながらも床に放られた自分のネクタイをとる。
だが、エレンに「皺にしちゃうからオレのにしてください」と言われて、言うとおりにエレンのネクタイでその両手首を縛った。
「痛くないか?」
「平気です…もっときつくてもいいくらい」
これでも結構きつめに縛ったのだが、少しの隙間にエレンはまだ不満そうだった。
「跡がついちまうだろうが」
「いい…明日、休みだから」
そして、手首を縛るために起きあがらせていた上半身をどさりとベッドに横たえると、エレンはリヴァイを見上げて言った。
「ひどく、してください…」
エレンが何を考えてこんなことを言うのかがわからなかった。
359:名無し草 (スプッ Sd9f-G+K4)
16/04/06 02:11:26.47 d.net
・・・
「…それで、それを聞かせられた私はどうすればいいの?」
わいわいと騒がしい居酒屋でリヴァイは正面の女性に冷ややかな視線を向けられていた。
話していた内容は、到底人のいるところでは出来ないほど下世話な話で、この居酒屋が辛うじて個室になっているということだけが救いだった。
隣の声はもちろん聞こえる。
まぁ、両隣ともすでに酔っぱらって大騒ぎなので、こちらの会話が聞こえてはいないと思うけれど。
エレンが縛ってひどく抱いてほしい、と言ってくる。
と、リヴァイは酒が届くなり言ったのだ。
「俺はアイツと普通にセックスがしたい。優しくしてやりてぇ」
「…すればいいじゃない。」
自分の話をする時はあんなに嬉々とした表情でマシンガンのように話すくせに、リヴァイの話にどうでも良さそうに答えるのは幼馴染で腐れ縁のハンジ・ゾエだった。
「必死に頼むアイツの顔に弱いんだ」
「それでもしたいならすればいいんだよ。」
「でもアイツは受け入れようとしねぇ。縛れと言われる度に一線を引かれているような気がする」
ハンジの溜息が聞こえてきた。
「ていうか、もう自分のモノにしたんでしょ?それでいいじゃん。そうして欲しいって言うならやってやりなよ」
「そうだが…いや、そうじゃねぇだろう…」
360:名無し草 (スプッ Sd9f-G+K4)
16/04/06 02:11:52.05 d.net
それはそうなのだが、リヴァイはそれでは納得できないのだ。
「どうして?だってさ、君の可愛いエレンはセックスしたい時に来るわけで、リヴァイだって自分の所にきてくれて満足。
彼は気持ちいいし、お互いそれだけの関係でしょう?実際それだけの繋がりでしかないんだし。むしろそれだけの関係ならもっと気持ち良くなりたいと思うんじゃない?」
女だというのにはっきりと言うハンジに若干ひきつつも、リヴァイは一理あるその言葉に眉を潜めた。
「それじゃあ体だけみてぇじゃねぇか。アイツはセフレじゃない」
「は…本気で言ってる?セフレじゃなかったらなんなの?」
リヴァイは黙考した。
エレンはセフレじゃない、と思う。
確かに会う度にセックス…というかセックスするためにしか会わないけれど、リヴァイの中ではそうではないのだ。
それだけの関係にしたくない。男のエレンが同性のリヴァイに抱かれる。
そんなのは普通では考えもしないことで、彼が自分の手の中に堕ちてきただけでも僥倖だと言うのに、リヴァイはそれ以上をエレンに求めているのだ。
「リヴァイがそう思ってなくても、きっと彼はそう思ってるよ。だからリヴァイの所に行くし、セックス自体に嫌とも言わない」
「…それでも、アイツは」
正直に話そう。
リヴァイはエレンのことを自分のモノにしたいと思っていた時から、たぶん、彼に好意を抱いている。
支配したいと思うのも、自分のモノにした優越感に浸りたかったのも、全てただの独占欲だったのだ。
361:名無し草 (スプッ Sd9f-G+K4)
16/04/06 02:11:55.92 d.net
こんな関係になる前、二度も強引に抱いてしまったことを少なからず後悔していたリヴァイは言うなればただの不器用で、これ以上嫌われてしまわないようにするにはどうしたらよいかわからなかった。
とりあえずもう無理矢理に手を出すことを止めよう。そう思っていた。
けれど、あの日エレンに初めて呼びとめられた。
何か言いたいことがあるのだろうと、あまり人の入らない保管室に連れていった。エレンは何も言わなかった。
体に触れてしまうと抑えが利かなくなるから、出来るだけ触れないようにした。
煽るようなことを言ったのも、エレンがいつでも逃げ出せるように逃げ道を作ったつもりだった。
けれど、エレンは顔を仄かに赤くして、潤んだような瞳を期待に染める。
以前とは違う反応だった。
物欲しそうにリヴァイを見つめ、自分から顔を近づけてくる。
ああ、可愛い。
思わず少し笑って、エレンが逃げ出す前に唇を塞いでいた。
その可愛い顔をもっと見たくなった。
でも、離れようとしても強くスーツを引き寄せられて、求められた。可愛すぎる、このまま食べてやろうか。
だが、このまま流されてまたセックスしてしまっては関係は変わらないと思った。
エレンを抱きたい欲求ばかりで埋め尽くされるこの脳みそを冷やす必要がある。
ちょうど明日から出張だし、この間に頭を冷やして、帰ったらすぐにハンジを呼びだそう。
そうしてエレンがリヴァイに責任取れと言ってきた日にハンジを呼びつけたのは、一刻も早くエレンとのことをどうにかしたいからだった。
けれど結局、他の男と寝るなどと言いだしたエレンに腹が立って、強引に腕を引いていた。
もっと触れて欲しくなるから離せと言うエレンは可愛くて、でも男の所に行くから離せと言うエレンは可愛くなかった。他の男などに触れられてたまるか。
362:名無し草 (スプッ Sd9f-G+K4)
16/04/06 02:12:56.25 d.net
男であるエレンに女を抱くなとは言わない。
異性を抱きたくなるのは人間として当然のことで、そこまでエレンを縛りつけることはできない。
リヴァイが抱くのは女も男も関係なくエレン一人で十分だけれど、それはリヴァイが勝手に決めたことだ。
でも、どうしても、エレンを抱く男は自分だけでありたかった。
そうしたらエレンは、苦しそうに顔を歪めて自分の元に堕ちてきた。
女の人のところには行かないで、と声を震わせて。
エレンももしかしたら自分以外を抱かないでほしいと思ってくれているのかもしれないと思った。
己だけを求めて欲しいと。
エレンもリヴァイと同じ気持ちなのかもしれない、と。
そう思ったら我儘だとわかっていてもエレンの心が欲しくなった。
優しくして、甘やかして、体だけじゃなくて心も満たせる存在になりたいと思いはじめてしまった。
エレンは頑なにリヴァイとの間に濃い一線を引いているのだ。それが嫌でたまらない。
「エレンに距離を置かれるのが嫌なんだ」
は?とハンジが声を上げる。
「あー…ちょっと待って。話が食い違ってる気がする。この話は緊縛プレイじゃなくて普通にセックスしたいんだけど…っていう話?それとも、セフレじゃなくて恋人にしたいんだけど、っていう話?」
「……後者だ」
「リヴァイは言葉が足りないよ。不器用すぎる」
ハンジが呆れたように言った。
自分の頭の中だけで考えすぎて、ハンジとの会話が飛んでしまったらしい。
昔から、肝心なことが伝えられない。
仕事になれば話は別だけれど、リヴァイは自分の気持ちを言うのが苦手だった。
「てっきりリヴァイとエレンはただのセフレだと思っていたよ。でも、リヴァイは彼が好きなんだね。
…だったら初めからそう言ってくれる?何で悩んでるのかわからないけど、そんなの好きだって言っちゃえばいいんだよ」
簡単に言ってくれる。
けれど、女とのセックスをそれなりに楽しんでいたエレンを無理矢理にでもあんな体にしてしまったのに、心までも手に入れようだなんてリヴァイは思えなかった。
好きだと告げてしまえば、彼は二度とリヴァイを求めようとはしない気がする。
リヴァイがエレンを抱く理由をエレンは聞いてこない。それはきっと聞く必要がないからだ。
363:名無し草 (スプッ Sd9f-G+K4)
16/04/06 02:13:00.11 d.net
そんなことどうでもいいからただ抱いてほしい、と、それだけを望んでリヴァイのところにきているのかもしれない。
二人の間に気持ちは不要だと言われているような気がした。
「言ったらエレンはもう俺の所にはこない。…離したくねぇ。でも、同じように気持ちを返して欲しいと思うのは、ただの俺の我儘だ」
「…すいぶん拗らせたね。どちらにせよ、恋人にしたいならセフレのままじゃ駄目だよ。それはわかるよね?」
私はそのエレンと話したことはないからわからないけど、と続ける。
「好きって言えないなら言わなくてもいい。でも、もし本当に一線を引かれているっていうなら、一度踏み込んでみるべきだ。踏み込めば、エレンが何を考えているかわかるんじゃない」
ハンジはそう言うと、荒技だけど、と笑いながら酒を煽った。
・・・
その日、就業間際に『今日空いてますか』とメッセージがきていて、前回セックスしたのは一週間程前だったから、結構間が空いたな、と思った。
エレンからの誘いを断ったことは一度もなかった。一度でも断れば、きっとエレンとの次はないと思ったからだ。
幸いにも残業のある日と被ったことはない。そのメッセージに『いつのも場所で』と返せば、ただ既読とつ
364:いただけだったが、それは了解の意だった。 そしていつものホテルに向かう。エレンは周囲の目を気にしてなのか、時間をずらしてその部屋に訪れる。 そして大して休むこともなく、ベッドになだれ込んで唇を貪り、しばらくその体を愛撫すれば、エレンは「縛って」と言いだすのだ。 今日もいつものように部屋に訪れたエレンは、足を踏み入れるなり「風呂に入ってもいいですか」と言ってきた。 リヴァイは初めこそ潔癖などと言ったが、あれは目の前で女に触られていたのが不快だっただけで、本当は大して気にならない。 とは言っても、不思議な事にエレン限定なのだが。 常であれば、もう我慢できないとばかりにエレンから手を伸ばし、キスをねだってくる。珍しいな、と見つめれば少し俯いたエレンがぼそりと言った。 「さっき、女の人に抱きつかれて」 それは一体どういう状況だ。
365:名無し草 (スプッ Sd9f-G+K4)
16/04/06 02:16:03.39 d.net
大方、告白されただとか、ここに来るまでに変な女に捕まったとかそんなことだろうと安易に予測はついたが、そんなこと言わなければわからないのに、わざわざ風呂に入ろうとするなんて、余程不快だったのだろうか。
「…入って来い」
エレンは少しホッとしたように息を吐いて、バスルームへと向かった。
手持無沙汰になってしまったリヴァイは窓際の椅子に腰を下ろして煙草に火をつけた。
戻って来たエレンは性急に求めてきた。
温まった体はしっとりとして仄かに赤く色づいている。
作り出された香料の香りが鼻についたが、いつものエレンの香りではないそれを纏っていると、他人のモノになった彼を抱いているようで少し興奮した。
唇が腫れてしまいそうなほど貪りながら、エレンが弱いところを攻める。
乳首はすでにぷっくりと固くなって主張し、指で捏ねたり弾いて引っ掻いたりすれば、エレンはアッ、と短く喘いだ。
性器はもうとっくに固く勃ち上がっていて、ふるふると震えながら先走りを垂らしている。
触れたらすぐにでも弾けてしまいそうなそれに何の予告もなしにしゃぶりつけば、エレンは背を反らせて一際大きく喘いだ。
「ひあっ、はぁっ……ゃめ、ん〜っ…」
女とのセックスが好きだったエレンが口淫されたことがないはずはないだろうに、いつだって彼は嫌がる素振りを見せる。
初めてエレンとセックスした時は「たべないで」と舌ったらずに言われて、早急に入れたくなるほど興奮した。
女よりも深く、激しい口淫に食べられちゃうかもしれない、と思っているのだとしたら可愛くて堪らない。
「ンッ、も、でちゃ…から、…あっあっ」
じゅぶじゅぶと音を立て、吸いながら唇で扱き、舌を性器に絡みつかせた。
だんだん呼吸が短くエレンに、もう限界なのだと察すると、先端をじゅっと吸ってから口を離した。
「あ、くっ…、〜〜っ」
イきそうなところで口を離されて、思わず出してしまいそうになるのを耐えるように指がシーツを握りこんだ。
はぁっはぁっ、と詰めていた息を整えるように呼吸を繰り返して、体を震わせる。
リヴァイが体を起こせば、エレンは敏感になった体に必死に力を入れて慣れたように背を向けて尻を上げた。
366:名無し草 (スプッ Sd9f-G+K4)
16/04/06 02:16:12.65 d.net
やはり後ろからがいいのか、と思った。リヴァイがこうしろと言う前に、エレンはこうして後ろから受け入れる体勢をとる。
後孔をほぐすのも入れるのもこの方がやりやすいのであまり気には止めなかったが。
「ぅあ…っ、っ」
ローションを後孔に垂らし、自分の指にも纏わせた。
きつく閉ざされたそこを指の腹でゆっくりと撫でる。
くちゅ、くちゅ、と音がしてだんだん温まってくると、エレンの口からも熱い吐息が漏れ始めていた。
「は、ん…はぁっ…ぁ、…っ」
次第に後孔がヒクつき始め、固く閉ざしていたはずのそこが早く入れてと指に吸いつく。
指先を少し入れて抜く、を繰り返す。
そして、思い切りそこに指を一本、根元までぐっと差し込んだ。
「あああっ!」
油断していたのだろう。入った瞬間、指がぎゅうっと締められて、エレンの性器からぱたぱたと精
367:液がシーツに零れおちた。 「ぁっ!待っ、まだ、動かさな…っ、あっああっ」 射精した余韻に浸る暇を与えずに、指を動かした。 これまで何度もリヴァイの性器を受け入れてきた後孔は、ローションの滑りを借りて難なく動かせた。エレンも痛がる様子はない。 「んぅ〜〜っ、ぁ、はぁっ、アッ」 徐々に解れ、柔らかくなっていく後孔にリヴァイもそろそろ限界だった。 「あ…、ぁ…も、入れて…っは、ぅ、」 「エレン、」 指を抜くと、広がったままのそこが欲しがるようにぱくぱくと口を開けた。そこに、ガチガチの性器を押しあてる。 「んあ、ぁ、〜〜〜っはぁ、んんんっ」 「っ、」 にゅるる、と中に入り込む感触。柔らかくなったそこが食いちぎられそうなほどきつく締まってうねった。エレンがどう感じているのかがわかる。
368:名無し草 (スプッ Sd9f-G+K4)
16/04/06 02:16:50.23 d.net
強張っている背中を撫でればビクビクッと震えて中もヒクつく。
背中に覆いかぶさって乳首をきゅうっと摘めば中もリヴァイの性器をぎゅっと締め付けた。
「動くぞ、」
「あ…っ、はぃ、突いて、奥、いっぱい突いて…っんっ、ああっ、」
エレンの顔の横に手をついて、エレンの言う通り奥まで突いてやる。
その度にガクガクと体が震え、ぢゅ、ぐぢゅ、と中をかき混ぜる音とエレンの甘い声がリヴァイの耳にまで届いた。
「あっ、もっと、ひどくして…っ、んぅ、はぁっ、アッ、アッ中に、中にだしていいからぁっ…もっと、してっ…ひああっ」
また、エレンは「ひどくして」と乞う。
瞳を潤ませ、快感に熱い吐息を洩らしつつも、その顔は苦しそうに歪められていた。
これはエレンの本意ではないと思った。だとしたら、何故そんなことを言うのだろう。
リヴァイは頭の片隅でそんなことを考えながらも、快感には逆らえずに腰を振った。
奥を突き、ぎりぎりまで抜く度に聞こえるぐじゅ、ぬりゅ、といやらしい音が思考を鈍らせようとしていた。
リヴァイの放った白濁がうつ伏せになった状態で荒い呼吸を繰り返しているエレンの背中を汚していた。
セックスを終えた二人の間に甘い時間などは訪れない。
リヴァイは口下手であるし、エレンは最近リヴァイに控えめな態度で、セックス中以外はあまり言葉を発しなくなった。
エレンの背中に吐き出したものを雑に拭ってやる。
その足でベッドから降りると、なんだかやりきれないような気分になって、断りもなく煙草に火をつけた。
「…中に出していいって、言ったのに」
独り言のように呟かれたエレンの声はしっかりとリヴァイの耳に届いていた。
「体きつくなるだろうが」
「別に。女じゃあるまいし、子どもができるわけでもねぇんだから中出しでも何でもすればいいじゃないですか」
やけに棘がある言い方だった。
「そういうことじゃねぇ。お前のことを心配してんだ」
「男なんだからそんなに弱くありません」
「…おい。お前さっきから何を言ってる?」
369:名無し草 (スプッ Sd9f-G+K4)
16/04/06 02:16:54.23 d.net
リヴァイはまだろくに減ってもいない煙草を灰皿に押し付けて、ベッドに近づいた。いつの間にかエレンはリヴァイに背を向けるようにして横になり、体を丸めていた。
「だから、優しくすんなって言ってんですよ」
「ああ?」
「ひどくしていいって何度も、」
「俺にそんな趣味はねぇ」
最初は無理矢理だった。だからこそ、今は優しくしてやりたいし、エレンの体にあまり負担がかからないようにしてやりたいと思っているのに、エレンは何故か苛立っているようだった。
「何が気に入らない?」
「…、」
「何でもすればいいって言うなら、俺はお前にひどいことはしたくねぇ」
言うと、エレンは体を起こして泣きだしそうな声で叫んだ。
「オレは男なんですよ…っだから、女みたいに抱くんじゃねぇよ…っ」
リヴァイは目を瞠った。
「そんな風にするなら、他を当たってください」
「エレン」
「女みたいにするなら、女とセックスした方がいいに決まってる」
「おい」
ベッドから降りようとするエレンの腕を思わず掴んだ。
エレンを女の代わりだと思ったことはないし、女のように抱いていると思ったこともない。
ただエレンの体を気遣いたくて、甘やかしてやりたかっただけなのに、それが裏目に出ているというのか。
「離してください」
ハンジが言っていた。
長い付き合いの私でさえ勘違いするんだから、エレンはもっとわかっていないよ。
リヴァイは
370:セ葉が足りないから、無理やりにでもわからせるしかないかもね。
371:名無し草 (スプッ Sd9f-G+K4)
16/04/06 02:17:19.06 d.net
ああ、その通りだ。エレンは何もわかっていなかった。
何も伝えていないのだから、理解しろと言う方が無理かもしれない。
でも、今リヴァイが何を言ったとしてもきっとエレンは信じようとはしないだろう。
だったら、わからせてやる。
その腕を引き寄せ、ベッドに組み敷いた。
顔には出ないが、明らかに苛立っているリヴァイを見て、エレンが目を大きく見開いて驚いた。
「な、離せよ…っ」
「うるせぇ、黙ってろ」
「んぐっ」
リヴァイは大きな掌でエレンの口元を塞ぐと、そのまま押さえつけて耳元で囁いた。
「そんなに言うなら、俺のやりたいように抱いてやる…テメェが言ったんだ、何されても文句言うんじゃねぇぞ」
こりゃ続いちまうやつだ
372:名無し草 (スプッ Sd9f-G+K4)
16/04/06 02:17:22.91 d.net
リヴァイとのセックスは気持ち良すぎて堪らなかった。
腹の奥に男根を埋め込まれ、ぐぽぐぽと出し入れを繰り返されれば敏感な肉はそれを締め付ける。
まるで女のようだ。
リヴァイに言われたように本当に雌にでもされたのかと思う程に、与えられる快感にエレンの体は喜んだ。
エレンには複数の異性のセフレがいる。
けれど、リヴァイとセックスをするようになってから、めっきり連絡をしなくなった。女とのセックスが嫌になったわけではない。
だが、女を相手にしたところでリヴァイとのセックス以上に気持ち良くなれるとも思えないのだ。
そうして自然に連絡が薄れれば、相手からの連絡がくることもなく、関係は消滅していった。
それだけの関係だ。セフレなんて。
そんな関係を持つ女が複数いるエレンには、リヴァイとの関係もそれと同じなのだと思うことに時間はかからなかった。
リヴァイとはセフレだ、とエレンの頭は完結する。
エレンは長らく、恋というものをしていない。
・・・
社内でリヴァイの姿を見ると、体が疼く。
あの禁欲的なスーツの下には見た目よりも筋肉質な体が隠されていて、書類を持つあの指が男であるエレンの体を翻弄する。
そして限界まで高められた体に追い打ちをかけるように太くて固い、熱が…と考えてエレンはハッとした。
仕事中なのにこんなことを考えてしまうのなんて初めてだ。
今まで適度にセフレで性欲を発散してきたエレンには、こんな待ちわびるような、我慢できなくなるほど体が疼くなど経験したことない。
これも、リヴァイとセックスするようになってからだ。
女では満足できないエレンの性欲は全てがリヴァイに向けられてしまう。
以前のエレンであれば、相手の都合など考えずに連絡していたが、リヴァイに同じようにするのは何故か躊躇われた。この躊躇いを煩わしいと思いつつも、エレンはどうしてもリヴァイに対しては強く出られなかった。
それはエレンが抱かれる側だからかもしれない。
373:名無し草 (スプッ Sd9f-G+K4)
16/04/06 02:17:49.99 d.net
リヴァイは他の男や女を抱くことはできるが、エレンはリヴァイに拒絶されてしまったらただ取り残されるだけで、その体を自分で慰めなければならないのだ。
エレンは他の男は駄目だ、というリヴァイの言葉を律儀に守っている。元々、他の男に体を差し出す気など少しもないが。
幸い、先ほどに会って話をした時、今日は比較的忙しくない、と言っていた。
たぶん今日ならば断られずに済む。『今日行くから』『セックスさせて』なんてセフレ相手にメッセージを送っていたのに、相手の様子を窺うように『今日空いてますか』とメッセージを送るのは何とも笑える話だった。
・・・
体は正直で、気持ち良すぎる快感に勝手に逃れようとしてしまう。
何かに掴まっていないと逃げてしまうからエレンはシーツを握りしめ、枕に顔を押し付けて耐える。
呼吸も苦しい方がいい。
思考が快楽で埋め尽くされている今、口を遊ばせていたら何を言ってしまうかわからないからだ。
気持ちいいと素直に言うことも、もっととねだることも、そのためにセックスしているのだから構わないが、何か余計な事を言ってしまうのではないかと何故か不安だった。
「ぁ…っん、ァ、…っ…っ」
「良さそうだな、エレン」
「んっ、…は、ぃ…気持ち、いいで…すっ…はぁ、アッ」
背中を吸われて体が揺れた。
リヴァイは最近、抱き方が変わった。
以前は強引で、全身を食べられてしまうような、圧倒的な雄の欲望を見せつけられるようなセックスだったように思う。
抵抗しようとするエレンを力でねじ伏せて、無理矢理言うことを聞かせるような。
けれど、最近のリヴァイはそうではなかった。簡単に言えば、優しい。
エレンが抵抗をしなくなったからかもしれないと思ったが、それにしたって優しかった。
無防備になった背中に小さく口付けられて、確かめるように触れられて、中を穿つ力は強いのに体に触れる指は優しかった。
リヴァイが強く体を押さえつけてくれないから、エレンは余計にシーツを握る指に力が入る。
374:名無し草 (スプッ Sd9f-G+K4)
16/04/06 02:18:16.28 d.net
そんな風にリヴァイが抱くから、正面から受け止めるのはどうしても躊躇われた。
掴むものがなくなってしまうし、リヴァイの優しいキスを正面から受けるのは何故かとても怖かった。
それなのに、
「おい、エレン」
「ぁ…な、なに…っン、ぁっ、っ、…アッ、ひあ!」
急に中から性器をずるりと抜かれると、正面を向かされた。
肩で息をしながら額にうっすらと汗をかくリヴァイが瞳に映る。
「な、なん…っ」
「たまにはいいだろ。声、我慢するな」
「えっ、ちょっと待っ…アッ、」
「いいな?」
リヴァイの性器がもう一度、ヒクついて欲しがる後孔に狙いを定めた。
「あぁ…っ、待っ…リヴァイさ、まだ、いれないで…っ」
「ああ?」
駄目、駄目だ。
エレンは急に焦り出して、咄嗟にそれを手で阻んだ。
このまま入れられてしまったら駄目だ。
掴むものを失った手はおそらく目の前の男に縋るように手を伸ばしてしまう。
そして引き寄せて、自由になった唇はリヴァイの耳元で何を言ってしまうかわからない。
もうすでに喉元まで出かかっている言葉に、エレンはとても嫌悪している。
375:名無し草 (スプッ Sd9f-G+K4)
16/04/06 02:18:20.14 d.net
社内で偶然リヴァイを見かけただけで熱くなってしまう体を引きずりながら家に帰ってくると、ご飯も食べずにベッドに横になった。
油断すれば熱を持つソコに手が伸びてしまいそうになる。
でもまだ、リヴァイとセックスしてから二日しか経っていない。頻繁に連絡して迷惑になるかもしれないと考えるなんて本当に笑える。
リヴァイから連絡が来たことは一度もなかった。むしろあっちから連絡が来れば、遠慮なんてしなくて済むのに。リヴァイはセックスしたいと思わないのだろうか。
「…あぁ、」
エレンは思い出した。
リヴァイはあの日、女は許すと言っていた。リヴァイはエレンが他の女とセックスすることに対して何も思わない。
エレンはリヴァイが抱く他の女を自分と重ね、夢の中の自分にさえ嫉妬したというのに、リヴァイは何とも思わない。
それはたぶん、リヴァイも他の女を抱いているからだ。
だからリヴァイはエレンに連絡をしてこない。所詮、リヴァイにとってエレンは都合のよいセフレでしかないのだ。
「っだったら、なんで」
そもそもリヴァイが男であるエレンとセックスをする理由なんて、妊娠のリスクなく快感を得ることができるからに決まっている。
女のように濡れない体は面倒ではあるが、後に面倒事を引き起こすことはない。妊娠しない、体も弱くはない。自分の欲望を気兼ねなく発散することのできる体。
376:名無し草 (スプッ Sd9f-G+K4)
16/04/06 02:18:46.14 d.net
だったらどうしてあんな優しく、壊れ物を扱うように触れるのか。
そんな風に女も抱いているのか。そう思うと堪らなく嫌だった。
見つめる視線も、その指も、女と比べているんじゃないかと不安になる。
固いばかりの体が女よりも勝っているところなんてない。
比べるくらいなら、女とセックスしたほうがいいに決まっている。
エレンとリヴァイの関係はエレンが一方的に手を伸ばしているようなものだ。
リヴァイはその手をとることも、遠ざけることもできる。
だからこの関係はエレンがリヴァイに手を伸ばし続け、リヴァイの愛想がつきないよう適度に距離を保たなければすぐに終わってしまう。
終わらせたくない、とエレンは思う。
どうして、と問えば今まで気付かないふりをしていた感情はすぐに答えをくれるかもしれない。
けれど、この薄っぺらな関係にその感情は重すぎる。
のせればのせるほど歪んで、終いには壊れてしまうかもしれない。
エレンはそれが怖かった。
女のようにされたこの体はもう女を抱くことはできない。
他の男に抱かれることを望まないエレンはリヴァイとの関係が壊れてしまったら、どうなってしまうのだろう。
377:名無し草 (スプッ Sd9f-G+K4)
16/04/06 02:18:50.39 d.net
・・・
「あー!エレンくん!」
「お疲れ様です」
リヴァイと時間をずらして会社を出る時、ちょうどエレベーターで一緒になった年上の女性社員二人に挨拶をする。
金曜日だからか、気分の良さそうな二人はこれから飲みに行くらしい。
「エレンくんも行かない?」
「女二人じゃつまらないし、エレンくんが来てくれたら嬉しいな」
細い手がエレンの腕に巻きついて、ぐっと寄せられる。
もはや抱きつかれているのと同じくらいに近い距離に、エレンは少し眉を顰めた。
「…すみません。これから予定があって、すぐに行かなくちゃならないんです。また機会があれば御一緒させてください」
そう言って頭を下げると、えーつまんない!という高い声を聞きながら、早足でホテルへと向かった。
スーツに少しだけ残る女の匂いを消したかった。女に触れられたのが不快だったわけではない。女に触れられた体をリヴァイに差し出すのが嫌なのだ。
「動くぞ、」
「あ…っ、はぃ、突いて、奥、いっぱい突いて…っんっ、ああっ、」
背中越しにリヴァイの荒い呼吸が聞こえる。
リヴァイの性器が動かされる度にぐちゅぐちゅと聞こえる音は自分の体の中で出されているのだとは到底思えなかった。
「あっ、ん、ふ…っ、ぅ、」
中が擦れる。気持ちいい。
エレンは熱に浮かされたような頭でぼんやりと考える。
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