〈対中国シミュレーション〉自衛隊は、ステルス戦闘機F−35Bと『空母いずも』をどう使うのか? at LIVEPLUS
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1:きつねうどん ★
19/01/12 20:51:39.43 CAP_USER.net
艦載運用が可能な短距離離陸・垂直着陸型のF−35Bステルス戦闘機。2019年度からの5年間で最大40機導入される予定
与野党を巻き込んだ不毛な議論をくぐり抜け、F−35Bステルス戦闘機の導入と、いずも型護衛艦の"空母化"が事実上、決まった。
当然、その役割は中国に対する抑止力。では、具体的にどう使うのか?
* * *
■「空母か否か」という議論に意味はない
これは「空母」なのか? それとも違うのか?
今後10年の日本の防衛戦略の大方針となる「防衛大綱」に盛り込まれる文言をめぐって、12月上旬、さまざまな議論が交わされた。結局、記されることになったのは以下のような内容だ。
●自衛隊に、艦上での運用が可能なF−35Bステルス戦闘機を導入する。
●海上自衛隊の「いずも」型護衛艦を改修し、F−35Bを運用できるようにする。その名称は「多用途運用護衛艦」。
●ただし、艦載飛行隊は創設しない。艦上に戦闘機を常時搭載することもない。
さまざまな政治的思惑が絡んだ"玉虫色"の文言だ。戦闘機を載せるなら「空母」のようにも思えるが、飛行隊は創設しない......? いったいどう読み解けばいいのか?
航空自衛隊元空将補の杉山政樹氏が解説する。
「もともと、いずもは『ヘリ空母』と呼ばれていました。改修したいずもを洋上に遊弋(ゆうよく)させれば『移動補給基地的空母』になるでしょう。問題は米海軍空母のように地球の裏側まで行く『攻撃型空母』かどうかという点ですが、軍事的に考えて自衛隊にそんな作戦はありえません。そういったもろもろを踏まえると、『多用途運用護衛艦』という呼び名は絶妙だと思います。
また、飛行隊をつくらないというのも、実質的にはなんの意味もありません。これまでも、海自艦に搭載されるヘリ部隊は艦所属ではなく、基地からの『派遣飛行隊』という位置づけでしたから」
つまり、「空母」に対する拒否反応を考慮して呼び名は変えたが、甲板を改修したいずもが「ある種の空母」になることは間違いない。ただし、戦闘機を常時搭載して世界中の海に展開する米海軍の攻撃型空母とはまったく別の使い方をする、といったところだ。
いずも型護衛艦への乗艦経験のあるフォトジャーナリストの柿谷哲也氏はこう言う。
「当面はいずも型護衛艦『いずも』と『かが』の2隻体制、そしていずれは新型の『改いずも型』が2隻加わり、計4隻体制になるでしょう。海自には空戦のノウハウがないので、F−35Bは航空自衛隊所属となり、空自パイロットが乗ることになるはずです。
実際、空自ではもう準備が始まっています。今年春に空自・百里(ひゃくり)基地を取材した際、第301飛行隊パイロットの談話室に、海自護衛艦『いせ』のイラストが飾ってありました。同飛行隊はすでに、『いせ』の艦上で研修を受けた経験もあります。先日『かが』に乗艦取材した際、そのことを艦の幹部や飛行科隊員らに話したところ、『空自の基地に写真? 本当!?』と驚いていましたが、それだけ空自のパイロットは本気だということです」
ところで、なぜ自衛隊は「空母」を持つのか? それはもちろん、中国のすさまじい海洋進出に対応するためだ。
中国はすでに初の空母「遼寧」を就役させており、さらに2020年就役予定の「山東」をはじめ4隻の新型空母が順次投入される。また、本土から飛来する軍用機が日本の領空をかすめるケースも多発している。
特に注目すべきは、大型滑走路がなく、通常の主力戦闘機が運用できない東シナ海の八重山(やえやま)列島(石垣島など)・宮古列島(宮古島など)の周辺海域。ここを死守するために、こちらも「空母」を持つことが大きな意味を持つのだ。


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