米政府閉鎖──囚人はステーキで祝宴、看守はタダ働きの皮肉 | 「王様気分でたらふく食べました」 at LIVEPLUS
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1:きつねうどん ★
19/01/12 19:48:09.74 CAP_USER.net
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Photo: iStock / Getty Images Plus
ホリデーパイの盛り合わせも!
アメリカでは連邦政府機関の一部閉鎖が続くなか、無給のまま働いている連邦職員が少なくない。フロリダ州のコールマン連邦刑務所で看守を務めるジョー・ロハスもそんな一人だ。
ロハスは2019年の正月をタダ働きしながら刑務所で迎え、しかも収監されている殺人犯やテロリストたちをステーキなどのご馳走でもてなすといった屈辱を味わった。
コールマン刑務所の新年のランチメニューは、ステーキにグレービーソースを添えたライス、黒目豆、グリーンビーンズ、マカロニ&チーズ、全粒粉パン、ホリデーパイの盛り合わせといった豪勢な食事だった。
ご馳走メニューを準備して給仕したのは、とてもホリデー気分にはなれない看守などの刑務所職員たち。政府機関閉鎖のために、次の給料はいつもらえるのかわからないけれど、公共の安全を守るという重要な仕事のために勤務を続けている人たちだ。
「ただでさえストレスの多い仕事なのに」と、1995年から看守として働くロハスは言う。「それに加えて、政府のシャットダウンだ。仕事にきたら、目の前で囚人たちが宴会をしているし……」
「高カロリーメニューで太ったよ」
昨年末から続く政府機関閉鎖の原因は、メキシコとの「国境の壁」建設の予算を求めるトランプ大統領議会と民主党の対立だ。
ロハスはこう指摘する。
「政治家たちは連邦職員をチキンゲームに利用しているんだ。どっちが先にまばたきするかってね。俺たちはゲームの駒なんだよ」
「俺がこの職に就いたのは市民を守るため、そして公務員年金をもらうためだ。チキンゲームに利用されるためじゃない」
刑務所内で現状に皮肉を見ているのは看守たちだけではない。ロハスによれば、囚人たちも「王様になった気分でたらふく食べて、俺らのことを笑ってたよ」。
クリスマスから新年にかけてのご馳走メニューについて、メールにこんな感想を書いていた囚人もいた。
「この一週間、この刑務所のボスになったみたいに、ステーキ、パイ、チキン、ポテト、サラダ、マック&チーズ、ライスと、あらゆるものを食べ続けたから、太ったよ」
テロリストやソマリアの海賊も収監
刑務局によると、ホリデーメニューは政府機関の閉鎖が始まる何週間も前から決まっていた。「家族と離れている囚人たちの気力が落ちないように」特別な食事を用意しているのだという。
ロハスはまだステーキに納得いかない様子だが、それより心配なのは、政府閉鎖の長期化が危険な職場で働く刑務所職員に与える影響だ。コールマン連邦刑務所には、ギャングや殺人犯たちに加えて、テロリストやソマリアの海賊も収監されている。
そうした犯罪者たちを監督しているのは、「1日16時間労働の俺たちだ」と、ロハスは嘆く。彼ら看守たちの多くは刑務所までのガソリン代を稼ぐために、副業も始めているという。ロハス自身、もうすぐウーバーの運転手として登録する予定だ。
「彼らは危険な凶悪犯罪者たち。俺たちは殺人犯やテロリストらを相手にしている。彼らはつねに、どうやって武器を手に入れるかを画策している。火炎瓶が火を噴く時機を待っているようなものだ」
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