【経済】文芸春秋 お家騒動勃発 社長人事巡り役員や社員反発
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1:峠 ★ 18/06/18 20:05:41.26 CAP_USER.net 週刊文春などを発行する文芸春秋(東京都千代田区)で、複数の役員や管理職らが、 松井清人社長(67)提案の人事案に反発、撤回を求める要望書を提出するなど異例の事態となっている。 先月末、松井社長の退任は決まったものの、社長が推す人物が新社長となる人事が内定し、 社員の間で不満がくすぶり続ける。「文春砲」と呼ばれるスクープを連発している名門出版社の 「お家騒動」の今後は一体どうなるのか。 発端は、松井社長が4月上旬に役員に示した人事案だった。この案は、松井社長自らが会長に就き、 これまで「週刊文春」編集長など編集畑出身者が就任することが多かった社長に、経営企画室担当の 中部嘉人常務(58)を充てる−−という内容だった。 同案に対し、7人の取締役のうち、西川清史副社長(66)や次期社長が有力視されていた木俣正剛常務(63)ら 役員3人が「芸能人や政治家の不倫を厳しく報道しながら、自らも女性問題を抱えており言行不一致だ」 「これまで身近な役員ばかりを登用した上、さらに会長として院政体制を敷こうとしている」などと反発。 関係者によると、常任監査役の打診を受けた木俣常務は自ら退任する意向を松井社長に伝えたうえで、 会長就任を諦めるよう説得。松井氏は会長就任案を撤回したものの、社員人事を松井社長が決めると宣言したとの 情報が流れ、複数の管理職や社員から「なぜ辞める人間が人事を決めるのか」と怒りや危惧する声が上がったという。 その後、管理職11人が5月24日、次期役員の人事を白紙に戻すことや現役員らの合議で新社長を決めることなどを 求める要望書を全役員に提出。しかし同社は同30日、中部氏を社長に昇格させるなどの人事を内定した。 松井社長は同31日に開いた説明会で経緯を説明し社員に陳謝したものの、反発は収まっていない。 ある社員は「我々の要望に対して無回答に等しい。要望書に名を連ねた人たちへの報復人事があるかどうかを 注視している」と述べ、退任する木俣常務は「自由にものが言えるはずだった文春の社風を著しく侵害している」と 社員向けのメールで痛烈に批判した。 松井社長は毎日新聞の取材に「長引く出版不況に対応するために中部氏を指名した」と説明する。 「会社四季報未上場会社版」(東洋経済新報社)によると、文芸春秋の売上高(単体)は2013年3月期に 266億円だったが、17年3月期には238億円と約30億円減少している。松井社長は社長就任前、 同社にきちんとした予算がないなど戦略的な経営が行われていなかったと指摘。「(中部氏に)予算をゼロから 作ってもらい、そこで初めてノルマでなく目標の数字ができた」と、中部氏を指名した理由を挙げた。 一方、役員や社員から批判や不満の声が上がっていることについては「いろいろと思いはあるが反論はしない」と 述べるにとどまった。 同社は6月21日に株主総会と取締役会を開き、人事案を正式決定する予定だが、なお曲折も予想される。 ソース 毎日新聞 06/18 17:59 https://mainichi.jp/articles/20180619/k00/00m/040/020000c
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