ブーメランにご注意!論点がズレるお前だっての罠
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1:ほんわか名無しさん
25/09/01 16:33:27.20 0.net
“ブーメラン”にご注意!論点がズレる「お前だって」の罠【眠れなくなるほど面白い 図解 認知バイアス】
放った言葉がそのまま自分に返ってくる
夫婦げんかや兄弟げんかの場面でよく聞こえてくるセリフの1つに「お前だって」というのがあります。いわゆる「売り言葉」に対する「買い言葉」の常套句といってもよいくらいよく使われるワードですが、この「お前だって」を反論として用いるケースでは、相手に落ち度を指摘された側に加え、指摘した側にも同様の落ち度が認められることになります。こうした議論の展開のしかたを認知バイアスにおける「お前だって論法」、あるいは「ブーメラン効果」と呼んでいます。
「お前だって論法」を用いたよくある夫婦の会話の例です。妻の「食べ終わったら食器は片付けて」という主張に対し、夫は「お前だって部屋の電気をつけっぱなしだろ」と反論。妻はいい返すことができなくなってしまいました。反論に思い当たる節があったため言葉に詰まってしまったのです。
ただ、ここで注意したいのが「お前だって」に続く反論と、本来の話の趣旨が必ずしも一致しない場合があるということ。前述のケースであれば、「食器のかたづけ」と「電気を消す」のは直接的にはまったく関係のない話です。反論で痛いところを突かれても「今、何の話をしてたんだっけ?」と振り返る冷静さを保つことで、論点そらしを回避することができます。
「お前だって」の一言で立場が逆転
相手の主張がその言動と一致していない場合、
「お前だって」と指摘しかえすことで、論点をそらすことができる。
自分の言葉がブーメランにならないように注意
受けた指摘に対し「お前だって」と反論して相手の落ち度に変えることから
『お前だって論法』や『ブーメラン効果』と呼ばれる。
「認知バイアス」は物事の判断が、偏見や先入観、歪んだ情報・データ、個人的経験則・記憶、思い込みなどによって、非合理的になる心理現象。社会学(社会心理学)や経済学(経済行動学)、論理学、認知科学など幅広いジャンルで研究されている。
『眠れなくなるほど面白い 図解 認知バイアス』監修:高橋 昌一郎では、数ある「認知バイアス」から、「確証バイアス」「正常性バイアス」「同調性バイアス」「希少性バイアス」をはじめ「ハロー効果」「ダニング=クルーガー効果」「プロスペクト理論」「スリーパー効果」など、読者の関心や興味が強いと考えられるもの、身近で陥りやすい危険の高いもの、知っていると生活にも役立つものを中心に厳選して、図解でわかりやすく伝える。
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