釣竿のテクノロジー ..
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97:名無し三平
17/11/27 22:29:22.35 .net
ご存知のように、精密機器であるリールは事実上2社しか現実的な選択肢がなく「寡占状態である」といってもいいくらいですが、
ロッドは大きければダイワやシマノのような釣具界の「巨人」から、小さければヤマガブランクスやGクラフトのような「山奥の畑や林の中の零細」まで、
それどころか生産設備をもたないような会社まで、様々メーカーが存在しています。
それは何故かと言うと
・それなりの投資と経営規模は必要だが、最新鋭のハイテク機材は不要だし数百人の従業も不要
・原材料である素材(ハイテク分野)の研究開発は不要(金銭で購入することができる)
・生産設備を持たずとも生産設備を所有する会社に作ってもらうことが可能
この3点に集約されると思います。
カーボンロッドのブランクメイキングは、ハイテクの「素材系ギョーカイ」でもなければ「大規模工業」でもありません。
どちらかというと、ローテクの「家内制手工業」に近いでしょう。一番のポイントである「原材料=カーボンシート」は、
それを本業としている他社から仕入れるわけで、カーボンシートの研究も生産も開発も釣具界には無縁なので基礎研究力の高さはそれほど要求されないからです。
「カーボン屋」といわれれば凄そうな感じがしますが、素材を買って加工しているという点をみれば靴屋とか鞄屋と同じ仲間です。
メーカーのパンフレットを始めとする宣伝を読んでみると「独自のカーボン技術が云々」なんてフレーズがよく登場しますが、
それは全部ウソです。


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