【新海誠】君の名は。 ..
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495:見ろ!名無しがゴミのようだ!
17/12/03 11:34:04.98 DzMSqSEb0.net
地方の田舎町で暮らす三葉は、閉塞感のある地元に対して不満を抱きながら、東京への強いあこがれを抱いている。
王道ではあるが、「現状への不満」という彼女のキャラクターは、普遍的に観客の感情移入を誘うものだ。
一方の瀧だが、彼にはこれといった特別な悩みがない。
三葉について先述したように、人が人に感情移入するきっかけは、そのほとんどが悩みである。
同じ悩みを共有しているという感覚こそが、人と人を根幹からつなげるきっかけとして機能するのだ。
しかし、脚本も兼任した新海監督は、瀧に悩みを与えていない。
中盤から終盤にかけて重要な役回りを見せるバイト先の先輩への恋心を悩みと見做すこともできるが、
これは外的要因によっていとも簡単に埋没してしまう感情なので、
彼の心に根付いた感情、つまり悩みだったとは思えない(心理描写が薄すぎる)。
この他に、観客が導入〜中盤部分で瀧に感情移入させられるような肉付けは存在しないので、
観客が瀧に共感する余地はない。その結果、応援することができないという、
主人公として致命的な欠陥が生じてしまっている。そもそも、瀧という男は浅いのだ。
劇中の描写からは、彼が明確な目標もなく、ただ何となく生きているという印象、
つまり彼の人間的な浅さが透けて見える。
新海監督は、これらの問題が観客による感情移入の障害になりうるとは考えなかったのだろうか?
付け加えれば、父親との二人暮らしをしているらしい瀧のバックボーンについて全く触れられていないのも、
全く以て腑に落ちない。


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