【最後の】和久井一朗とその時代 4【極道】 at 4649
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1:取材班
18/04/18 02:48:24.01 0.net
先月、ある一人の元ヤクザがこの世を去った。
森崎康幸氏である。
現役当時、地元を守る古き良きヤクザらしく生きた森崎氏の葬儀には、カタギ衆が多数訪れていた。
森崎氏はカタギに迷惑をかけないのは当然で、カタギを守るために体を張り、シノギは賭博のみという生粋の任侠人だった。
自身の組である森崎組を大きくしようとすることには興味などなく、若い衆も3人ほどしかいなかったのだ。
しかし現役当時は、誰もが認めるヤクザであった。
そして斯界の超大物と兄弟分でもあったのだ。
その兄弟分とは、十七代目緋川一家の和久井一朗総長である。
森崎氏の葬儀には、和久井総長も訪れていた。
少し微笑んだ顔の森崎氏の遺影は、和久井総長との再会を喜んでいるようでもあった。
和久井総長はその遺影を真っ直ぐに見つめている。
昔のことを思い出しているのであろうか。
2人の出会いは、今から30年以上前になるという。
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