「砂漠のキツネ」ロンメルも愛用した軽ハーフトラックSd.Kfz.250 at LIVEPLUS
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1:きつねうどん ★
19/01/23 18:19:11.71 CAP_USER.net
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「砂漠のキツネ」ことロンメル将軍が北アフリカ戦線で愛用した2両のSd.Kfz. 250/3のうちの1両、“Greif”。車体上部の枠のように見えるのは「ベッドフレーム」の渾名で呼ばれた無線アンテナ。車載機銃の後ろに立つ士官帽姿の人物がロンメル。
 非装甲の1tハーフトラックSd.Kfz.10の車台をベースに開発されたのが、装甲ハーフトラックのSd.Kfz.250である。
 基本的な固定武装として機関銃1挺を備える。乗員は運転手と機銃手の2名で、さらに車体後部の兵員室に兵員4名を乗せられたが、これではドイツ陸軍の標準的な1個歩兵分隊を1両で乗車させることはできない。事情を知らないと何とも中途半端な車両と思われるが、実はSd.Kfz.250は、当初、偵察部隊用に開発された軽偵察ハーフトラックであった。
 偵察車には各種の装輪式装甲車も存在したが、「生身の偵察兵」が下車し、その五感をもって偵察することはきわめて重要であった。このニーズに応えるため、Sd.Kfz.250が求められたのだ。
 しかもSd.Kfz.250はより大型の「兄貴分」たるSd.Kfz.251と同じエンジンを搭載していた。つまり車体が小型軽量で乗員数も少ない分、Sd.Kfz.250の方が、速度も速く不整地踏破性にも優れるということになる。
 基本型は、1941年3月から生産が開始されたA型と、1943年9月以降に生産がA型からシフトされた簡易簡略モデルのB型に大別される。
 さらに、この基本型をベースに多数の派生型が実用化された。その一部を紹介しよう。
■多数の派生型
●Sd.Kfz. 250/1
基本となる軽偵察ハーフトラック。乗員2名、兵員4名が乗車可能で固有武装として機関銃1挺を備える他、車体後部にもう1挺を装備するための車載マウントが用意されている。
●Sd.Kfz. 250/3
充実した通信設備を搭載した無線指揮装甲車。地上部隊の指揮に利用できるだけでなく、空軍機との交信も可能だった。搭載している無線機の種類の違いにより、いくつかのバリエーションが存在する。本車で特に有名なのは、北アフリカ戦線で連合軍から「砂漠のキツネ」と呼ばれて畏怖されたエルヴィン・ロンメル将軍が愛用した2両であろう。1両には“Greif(ドイツ語で架空の猛獣グリフォンのこと)”、もう1両には“Adler(ドイツ語で鷲のこと)”という愛称が、それぞれ車体側面に大書きされていた。
●Sd.Kfz. 250/5とSd.Kfz. 250/12
砲兵部隊で使用する着弾観測車。突撃砲部隊でも使われたが、装甲が薄いため、のちには突撃砲自身が本車の任務を代替した。
●Sd.Kfz. 250/7
8cm迫撃砲を搭載した自走迫撃砲。
●Sd.Kfz. 250/8
IV号戦車初期型に搭載されていた24口径7.5cm砲を搭載した火力支援車。
●Sd.Kfz. 250/9
2cm機関砲搭載の軽偵察車。
●Sd.Kfz. 250/10
3.7cm対戦車砲搭載の戦車駆逐車。
 なお、一部割愛した派生型も存在することをお断りしておく。
 Sd.Kfz. 250は約6600両が生産された。連合軍でも特にアメリカ軍は、民間人時代に自動車に深く接していた経験のある将兵が多かったため、鹵獲した本車やSd.Kfz. 251などのハーフトラックを「員数外のどこでも乗り捨てられる余剰車両」として再利用したケースも少なくなかった。ただしその場合、ドイツ軍と誤認されて味方から攻撃を受けないように車体の前後や両側面、さらにはボンネットの上にまで、標準サイズよりもはるかに巨大な白星の国籍マークが描かれた。
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