【幹細胞】ウイルスベクターを使わずにiPS細胞を作る基本技術を開発=京大 at SCIENCEPLUS
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1: ◆KzI.AmWAVE @Hφ=Eφ ★
08/01/08 22:20:06 BE:41396562-2BP(135)

京大、iPS細胞を化学物質で作製─安全性高い基本技術

 京都大学の杉山弘教授らは、体の様々な臓器・組織に育つ新型万能細胞(iPS細胞)を安全につくる
基本技術を開発した。がんの遺伝子やウイルスを使う代わりに化学物質でiPS細胞を作れるようになる。
再生医療への応用には安全性の確保や量産が欠かせない。この技術は課題克服につながると予測している。

 杉山教授らが新たに合成した化学物質は「ポリアミド」の1種。iPS細胞研究の日本拠点に決まった京大の
「物質─細胞統合システム拠点(中辻憲夫拠点長)」と共同で、効能の検証に入った。

 新物質はiPS細胞のように臓器・組織の素(もと)となる細胞のDNA(デオキシリボ核酸)に結び付き、
成長をつかさどる遺伝子の機能を調節する。大人の細胞を生まれたての新型万能細胞に後戻りさせたり、
万能細胞を神経細胞などに効率良く生まれ変わらせたりするとみている。

 月内にまず万能細胞の代表格であるネズミの胚(はい)性幹細胞(ES細胞)で効果を試す。iPS細胞でも
検証する。万能細胞は特定の遺伝子が細胞を生まれたての状態に保つ。この種の遺伝子の働きに手を
加えれば、古い細胞でもiPS細胞に戻ることを山中伸弥京大教授らが示した。

 だが現在の方法は、がんの懸念が残る遺伝子などを使ううえ、作製に手間がかかる。医療応用する際に
課題が残る。このため細胞の成長を操れる安価な化学物質や安全な細胞作製法を開発できるかどうかが、
次の焦点となっている。

日本経済新聞
URLリンク(www.nikkei.co.jp)


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