【経済/コラム】アジア株あすを読む:五輪期間中の相場 金メダル獲得次第で変動も[08/07] at NEWS4PLUS
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1:力士 ◆RiKiCQzWKY @力士庶Oφ ★
08/08/07 11:08:59
★【アジア株あすを読む】(15)五輪期間中の相場 金メダル獲得次第で変動も

(写真)6日、天安門前でスタートした北京での聖火リレーでトーチを持つNBA(米プロバスケットボールリーグ)
の中国人スター、姚明選手を取り囲む報道陣や民衆(ロイター)
URLリンク(www.business-i.jp)

北京五輪の開幕が8日に迫った。これまでの夏季五輪開催中に、主な開催国において株式相場がどのような
パフォーマンスをみせたか、検証してみた。

それぞれ最も代表的な株式指数で、2004年のアテネ(ギリシャ)は2・92%のプラスだが、00年シドニー
(オーストラリア)は1・45%マイナス。1996年アトランタ(米国)はプラス3・95%、92年バルセロナ(スペイン)
はプラス1・72%。アジア開催の88年ソウル(韓国)がプラス0・86%。さかのぼって64年の東京(日本)が
マイナス1・99%だった。

経験則は、五輪期間中の相場に過度の期待は禁物ということ。しかも、現在の中国本土市場は下値を模索
する状況にある。

ただし中国では今年初めに、外資系証券会社など適格海外機関投資家(QFII)に対する投資限度認可額が
それまでの3倍の300億ドル(約3兆2400億円)に拡大し、4〜6月にはそうした機関投資家が安値環境を
生かして大型優良株を物色している。同時に中国証券監督管理委員会など金融当局は、五輪期間中の
相場下落を警戒、中国らしく「面子(メンツ)」を重んじて、市場安定化に努める可能性も大きい。

中国の7月消費者物価指数(CPI)上昇率は大方の予想が前年同月比6・5%前後。4月の8・5%、5月の
7・7%、6月の7・1%からみて、過熱感がおさまってきた。しかも、CPIの発表予定日は五輪開催中の8月
12日と格好のタイミング。以上の理由から、五輪中にさらなる相場下落よりも反転の可能性の方が高いと
考えられる。

ついでに、中国経済のここ1年の流れをつかんでみると、株や不動産の価格調整による資産バブル後退期
(第1ステップ)から、インフレ懸念沈静期(第2ステップ)を経て、現在は資源などの需要後退期(第3ステップ)
にさしかかっているようだ。中国本土市場の相場が軟調なのは米サブプライム(高金利型)住宅ローン焦げ付き
問題や、テロの脅威とその対策といった内外の雑音が意外に大きく、需要と供給の安定化に手間取っているためだ。

こうした状況下、北京五輪は、そのレゾンデートル(存在理由)がいかんなく発揮されるかもしれない。

過去28回(実施されたのは25回)の夏季五輪で、欧米文化圏以外の地で開催されたのは日本、メキシコ、
ソ連(現ロシア)、韓国だけで、今回の第29回大会の中国が5回目。アジアでは20年ぶり3回目の五輪となる。
しかも「話題」には事欠かない中国へは、アテネ、シドニー、アトランタに比べ、世界の注目度も格段に増して
いるはずだ。

日本、韓国の五輪が目指したのはせいぜい欧米を模範とする追随型に過ぎないが、中国はどこまでも自国
のスタイルを押し通している。チベット問題や聖火リレーで欧米と軋轢(あつれき)が生じたのもこのためだ。
結果として、良くも悪くも前代未聞、空前絶後の五輪がスタートすることになる。

勢い、世界のリーダーを自任する米国との間で、中国はメダル獲得競争を繰り広げる。米国への対抗意識に
燃える中国人の民族意識高揚につながる金メダル獲得状況次第では、その心理的効果によって相場が変動
しないともかぎらない。なにしろ、中国本土市場の売買代金の90%は国内の個人投資家で占められるのだから。
(アイザワ証券投資リサーチセンター)

(FujiSankei Business i. 2008/8/7)
URLリンク(www.business-i.jp)


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