【韓国経済】ウォール街のリングに上がった韓国[08/02] at NEWS4PLUS
[2ch|▼Menu]
1:戸締りφ ★
08/08/02 16:17:46 BE:484299263-2BP(124)
2008年7月29日は韓国でもよく知られている世界金融界の「選手」たちが米ウォール街の同じ
リングに立ち、短期間の勝負をかけた日だ。

 その勝負とは、世界的な投資銀行の米メリルリンチを賭けたものだ。韓国代表は北東アジア
金融の拠点を目指す韓国投資公社(KIC)。対戦相手はシンガポールの政府系投資会社で
韓国金融界のライバル、テマセク・ホールディングスだ。
 同じリングに上がったものの、体格は全く違う。韓国投資公社は今年1月、メリルリンチに
20億ドル(約2153億円)を投資したが、テマセク・ホールディングスは昨年12月、その2倍以上
の44億ドル(約4737億円)を投じた。
 しかし、試合が激しさを増すと、問題は体格でなく経験だということが明らかになった。
サブプライムローン(低所得者向け高金利住宅ローン)問題が予想より長引いていることから、
米投資銀行のベアー・スターンズ、住宅ローン関連の二大金融機関であるファニーメイ(連邦
住宅抵当金庫)、フレディマック(連邦住宅貸付抵当公社)といった「死者」や「負傷者」が続出
している。メリルリンチの株価が高ければ勝つというマネー・ゲームで、全選手が手持ちの金を
失うという事態に陥ったのだ。

 結局、韓国投資公社は評価損が約8億ドル(約861億円)に上ったため、もうこれ以上は持ち
こたえられなくなった。高い配当を受け取れる権利を放棄し、低い価格で株に変えられる
オプションを選択した。
 ピンチの瞬間、手だれのテマセク・ホールディングスは決定的な安全策を取った。メリルリンチと
契約し、事実上、1年以内に一株当たり48ドル(約5000円)下がれば、全差額分を返してもらう
ことにしたのだ。なんと25億ドル(約2700億円)という金額だ。テマセク・ホールディングスは
このヤマ場でまた勝負に出た。新たに9億ドル(約970億円)を加え、現在の株価より少し安い
値段で再びメリルリンチの株を買い、持ち株割合を最大15%にまで引き上げたのだ。アジアの
小さな都市国家・シンガポールがウォール街の巨大な投資銀行、メリルリンチを手中に収めた
瞬間だ。

 世界金融の勝負を実況中継しているアナウンサーは、韓国代表が序盤に大きな損失を出し
後退するとき、同じリング上のシンガポール代表のことを「序盤に勝機をつかみ、大攻勢を
かけている」と伝え、興奮していることだろう。
 米国のサブプライムローン問題に端を発する今年の「金融大乱」は、興行の決め手となる
要素をもう一つ提供した。これまで姿を見せなかった悪名高い米投資ファンド・ローンスターが
突然、リングに登場したのだ。ローンスターは同じ日、メリルリンチの不良債権306億ドル
(約3兆3000億円)分を67億ドル(約7213億円)で買い取った。1ドル(約108円)の債権を
22セント(約24円)で買ったのだ。しかも、買い取り代金のうち75%はメリルリンチが貸し、
損が出ればその損失分もメリルリンチが引き受けるという仕組みだ。廃墟でカネのにおいを
かぎつけるローンスターは、1990年代後半のアジア通貨危機に乗じ、韓国市場を食い荒らした
後、再び本拠地に戻り「狩り」を始めたのだ。投資家は競ってローンスターのファンドに資金を
投入、ローンスターがこのほど売り出した二つのファンドは目標額を達成した。
米メディアは「リスクが高い不良債権を扱うプロであるローンスターは決定的な瞬間に登場した」
と報じた。

 まだ試合終了のゴングは鳴っていないため結果は分からないが、序盤の勝負では明暗が
はっきり分かれた。カネをめぐりカネを食うウォール街のマネー・ゲームは結果だけがモノをいう。
アジア通貨危機直後、外国資本の餌食になり激怒した韓国金融は、今や餌食を求めて立ち
上がるほどになったが、実力不足は否めない。
 こうした結果はあまりにも当たり前のような気もする。ローンスターが合法の範囲内でどのよう
に金をもうけてきたのかは知らないが、歯を食いしばって実力をつけてきた。だが、その一方で
韓国はむなしい「捨て値売却論争」を続け、目の上のたんこぶのために大損をしたのではない
だろうか。

ニューヨーク=朴宗世(パク・ジョンセ)特派員
(上)URLリンク(www.chosunonline.com)
(下)URLリンク(www.chosunonline.com)


レスを読む
最新レス表示
スレッドの検索
類似スレ一覧
話題のニュース
おまかせリスト
▼オプションを表示
暇つぶし2ch

4761日前に更新/80 KB
担当:undef