【モバイル】「ガラパゴス」から世界標準へ:新ケータイ三国志 [08/08/15] at BIZPLUS
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1:本多工務店φ ★
08/08/16 16:53:20
携帯電話の本格普及から10年余り。
国内市場の端末利用は1億台と飽和に近づき、プレイヤーも様変わりした。
圧倒的な存在感で君臨してきた王者・NTTドコモ、打倒ドコモを旗印に大合併した挑戦者・KDDI(au)、
外資に巨額の買収資金を払って参入した異端児・ソフトバンク。
かつての序列は崩壊し、今や3強が商品開発、サービス、マーケティングに死力を尽くして戦う「三国志」の時代に突入した。
時あたかも総務省が販売方法の健全化を指導し、料金体系やサービスを根本から見直す変革期にある。
旧来のビジネスモデルから脱却し、中原に覇を唱えるのはどこか。
あるいは世界に飛び出し、新たな進化を遂げるのはどこなのか。
岐路に立つケータイ3社が描く新戦略を、3回シリーズで描く。



国内シェアの約5割を握り、携帯電話産業を牽引してきたNTTドコモ。
しかし、自社技術や独自仕様への意固地なまでのこだわりは、
日本の携帯市場が世界から孤立して特異な進化を遂げた“ガラパゴス化”の元凶となった。
気が付けば、市場の覇者は顧客獲得で新参者・ソフトバンクの後塵を拝している。
ドコモは一体、どうなるのか。
そんな“眠れる獅子”が再生の光明を見出したのは、「国際ビジネス」だった。


15年前の失敗

「次世代通信規格の導入を急ぎ、国際標準から外れるようなことはしない」。
7月に東京都内で講演したドコモの尾上誠蔵執行役員はこう強調し、世界市場で孤立した苦い経験を再び繰り返さないと約束した。

その経験とは、ドコモが中心で開発し、1993年に商用化した第二世代携帯電話(2G)規格「PDC」のこと。
PDCで日本の携帯はアナログからデジタルに転換、通話の明瞭さや電波の利用効率を飛躍的に高めた。
ドコモはこの“日の丸携帯”の世界普及を目論んだが、海外では大半の国が異なる2G規格「GSM」を採用し、PDCは日本専用規格となった。

15年前の失敗は、今も後遺症となって日本勢を苦しめる。
日本ではより通信速度が速い第三世代(3G)規格への移行が進むが、世界の主流はまだGSM。
年間11億台を超えて伸び続ける市場で、
ノキア(フィンランド)、モトローラ(米国)、サムスン電子(韓国)など主要携帯電話メーカーは、GSM機種を数億台規模で供給するのだ。

その間に日本メーカーは、5000万台規模の小さな国内市場で争った。
ドコモなど携帯事業者から自社の仕様やサービス向けの端末を求められたからだ。
世界の進化から取り残されたガラパゴス諸島。
そこで生きてきたメーカーは国際競争力を失い、海外市場から相次いで撤退。
三菱電機と三洋電機は、携帯製造からも撤退に追い込まれた。

>>2に続く

ソース:MSN産経
URLリンク(sankei.jp.msn.com)


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