【ゆとり教育】寺脇研…韓国は日本が史上、最も迷惑をかけた国。学力で勝たなくてはならないとの発想から抜け出ないといけない[10/24] at NEWS4PLUS
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1:ポリリーナφ ★
07/10/24 21:36:54
※長い記事なので3分割します
中島岳志的アジア対談:韓流、ゆとり教育、政府像−−寺脇研さん

中島岳志さんが今回、対談したのは元文部官僚の寺脇研さん。一部で批判を浴びた
「ゆとり教育」のスポークスマンとして有名だったが、実は映画評論のプロでもある。
しかも、官僚時代から日本と韓国映画界との交流をけん引してきた実績がある。
議論は、韓流ブームの背景に始まり、映画に見るインド社会の変化、日本の教育改革
批判、あるべき政府の規模にまで広がった。【構成・鈴木英生、写真・三浦博之】

◇苦悩まで共通する時代−−中島さん
◇まず韓国との関係深めたい−−寺脇さん

中島 寺脇さんは最近、韓国映画のご本を出された。韓流は、すっかり日本に定着し
ています。

寺脇 たとえば昔、フリオ・イグレシアスやブルース・リーが人気になっても、その母国の
歴史や現状にまでは興味を持たれませんでした。しかし、韓流ブームはブームで終わ
らず、学習に結びついた。発端はペ・ヨンジュンだけれど、それを機に韓国語の学習者
が飛躍的に増え、韓国料理や韓国の歴史を学ぶ人も出てきました。

韓流ブームの下地になったのは、87年の臨時教育審議会答申が盛り込んだ生涯学習
というテーゼです。つまり、いつでも、どこでも、誰でも学べる社会を作るという発想です。

つまり、韓流ブームは従来の知的トレンドとは真逆です。それまでは都会から地方へ、
若者から年配へ、男性から女性へでした。韓流ブームは、地方に視聴者の多い衛星
放送から起きて、年配の女性に若い人が追随しました。

生涯学習社会化によって、知の世界が大衆化しつつある。象牙の塔の中の人たちが
恩恵的に知識を施すのではなく、象牙の塔から末端まで、なだらかにつながる社会が
できつつあると思います。

中島 知の世界の変化は、僕の専門分野である地域研究でも起きています。
この分野はかつて、自分たちと違う他者をどう理解するか、が問われた。

でも、僕がインドに関心を持ったのは、「同じ苦悩を持つ人たちがいる」と思ったからで
した。ヒンズー・ナショナリストといわれる右翼的な若者の悩みは、僕が大学院に行った
理由とほぼ同じでした。就職もいいけど、精神的に豊かな生活をしたいと。苦悩までも
グローバル化している。同時代的な悩みを持つ他者をどう理解するかが、今の地域研究
の課題です。

寺脇 よく、「なぜ、韓国とばかり交流するのか」と聞かれますが、隣国で、かつ、共有で
きる部分が多いからです。民主主義で人権重視で……。これだけだと「日米は同じ価値
を共有している」みたいな話ですが、日韓は国内に大きな民族対立がないとか、宗教的
寛容さ、非核保有国といった点でも同じです。こうやってみると、まずは韓国との関係を
深めたいという私の考えがご理解いただけると思う。

それと、日本が史上、もっとも迷惑をかけた国は韓国でしょう。故河合隼雄・元文化庁
長官が向こうの文化大臣と対談したとき、「日本は植民地支配で、鉄道を敷いたり学校
を作ったりインフラ面で役に立つこともした。でもそれを帳消しにして余りあることをした。
それが名前と言葉を取り上げたことだ」と。でも、その過去を乗り越えられれば、世界的
にも国家間の対立を乗り越える道筋が生まれるのではないかと思います。

ソース:毎日新聞
URLリンク(mainichi.jp)

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