【矢板明夫の中国点描】不当拘束日本人の釈放を 習近平政権「スパイ事件」でっち上げで日本たたき[6/14] at NEWS4PLUS
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1:右大臣・大ちゃん之弼 ★@\(^o^)/
17/06/14 09:32:36.73 CAP_USER.net
中国の遼寧省大連付近で5月下旬、60代の日本人男性がスパイ行為に関与した疑いで中国の治安当局に拘束されたことが明らかになった。2015年以降、中国で「国家安全危害罪」などで拘束された日本人は計12人になった。異常な状態である。
 冷戦時代、米国とソ連の間で拘束した相手側の諜報要員を同時に釈放する「スパイ交換」が行われていた。中国で拘束された12人の日本人がもし本当に国のために諜報活動をしていたならば、日本政府はすぐに国内で活動する中国人工作員12人を拘束し、交換交渉を始めるべきだがいまのところその気配は全くない。
 菅義偉官房長官は記者会見などで「わが国政府はいかなる国に対しても、スパイ活動には従事していない」と繰り返し強調している。おそらく本当であろう。今の日本は、海外に諜報要員を送る法的根拠もなければ予算もない。中国で拘束された12人の経歴をみても、情報分野とほとんど縁のない民間人ばかりだ。とくに3月に拘束された千葉県船橋市の地質調査会社の男性社員4人は、中国語も分からず、集団で大きな機材を抱えて郊外をうろうろしていたところに拘束されたという。古今東西、このようにわかりやすい形で外国の秘密を探る“スパイ”は聞いたことがない。
 中国当局による不当拘束と考えた方が自然だ。彼らが誤って軍事管理区域に入ったり、軍の地下秘密施設などを見てしまったりしたかもしれないが、数時間調べれば無実であることは分かるはずだ。
中国当局は彼らを長期間拘束し“スパイ事件”にしてしまう背景には、国内を引き締める目的と同時に、反日色の濃い習近平政権が新たな日本たたきの材料にしようとしている可能性がある。中華民族の偉大なる復興などナショナリズムをあおるスローガンを掲げる習政権は、外国の価値観などが中国国内に入ることを阻止することに力を入れている。中国人と外国人が接触することを嫌い、外国の民間人に“スパイ”のレッテルを貼って摘発することがここ数年、急増している。
 2007年春から約10年間、記者として北京に駐在した筆者のまわりにも“スパイ”にされた外国人が複数いる。中国人からもらった重要でない会議の資料をいきなり「国家機密」だといわれ、海辺で取った写真にたまたま軍艦が写っていたことなどを理由に起訴されたりした人もいる。
 筆者は北京駐在当時、取材で中国国内を移動することが多かったが、スーツケースを持たず、機内に持ち込める小さな手荷物で飛行機に乗ることに徹した。荷物を預ければ自分の知らないうちに麻薬や政府の機密文書などを入れられ、罪をでっち上げられることを警戒したためだ。
 中国に拘束される自国民の救出を最優先外交課題とする欧米諸国と違って、日本政府は冷たく、冤罪(えんざい)で拘束されても何もしてくれないことは北京に駐在する日本人の間でほぼ常識になっていた。
ここ数カ月、日中関係は回復基調にある。李克強首相が年内に訪日する可能性も浮上している。日中首脳会談の際に、中国が掲げる現代版シルクロード経済圏構想「一帯一路」に協力する姿勢を示すことも重要かもしれないが、その前に「不当拘束された12人の日本人の即刻釈放」をぜひ安倍晋三首相の口から言ってもらいたい。(外信部次長)
URLリンク(www.sankei.com)
2017.6.14 08:00


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