【軍事】巨大戦艦大和の最後とその亡霊～日本人の偏向記憶の中ではすでに復活していると韓国メディア[04/07]

【軍事】巨大戦艦大和の最後とその亡霊～日本人の偏向記憶の中ではすでに復活していると韓国メディア[04/07] at NEWS4PLUS

1:蚯蚓φ ★＠＼(^o^)／
17/04/07 17:22:07.95 CAP_USER.net
「300隻を超える米国の艦隊と戦うため、大和は日本最後の艦隊として戦場に向かった／片道分の燃料しか持たない出撃は戻らないことを前提とした覚悟の出撃だった／米国艦隊から出撃した1,000機を超える艦載機の攻撃で地上最大の戦艦は大爆発を起こして沈没した／大和の運命は海中で眠りにつく他なかった。空を飛ばない限り。」
1977年、封切られた劇場用アニメ映画「宇宙戦艦ヤマト」の冒頭解説だ。映画の背景は2199年。エイリアンの侵攻で地球は放射能に汚染され滅亡の危機を迎えた。地球人は善良なエイリアンの助けで最先端技術を伝授され日本の沈没戦艦ヤマトを引き上げて光速エンジンと先端兵器を装備した宇宙戦艦に改造する。
帰れない分量の燃料を積んだ宇宙戦艦ヤマトは宇宙に向かって発進する。あらゆる困難を克服したヤマトはついに地球を救う。映画の内容に覚えがある。韓国でもテレビドラマが放映されたからだ。人気放映されたが元々日本アニメという事実を認識する人は多くない。「宇宙戦艦太極号」または「宇宙戦艦V」という名前で電波に乗ったためだ。
分からないことはまだある。本当に日本戦艦大和が決死の出撃を敢行したのだろうか。正しい。戦艦大和は敗戦危機が高まった日本の最後の必死のあがきの一つであった。しかし、日本映画「宇宙戦艦ヤマト」には事実と違う点も多い。300隻を越える米国艦隊と対抗したという点から事実と異なる。
戦艦大和と軽巡洋艦・駆逐艦8隻で構成された日本艦隊がぶつかった米海軍58戦隊は明らかに戦力優位を持っていた。正規航空母艦7隻と軽航空母艦4隻に艦載機820機、戦艦6隻と巡洋艦11隻、駆逐艦30隻などで構成されて強大な戦力を誇った。それでも300隻ではない。
大和が片道燃料だけ積んでいたといいう点も誇張だ。大和は日本本土と作戦地域の沖縄を数回往復する燃料を持っていた。大和艦隊を壊滅させた米軍の艦載機も1,000機以上ではなく386機であった。「強靭な戦艦大和の奮戦」を強調しようと米海軍の戦力まで膨らませたと見られる。
（中略：戦艦大和の紹介）
「大和」が万能の最強戦艦と刻印されるのには理由がある。日本人の集団記憶が望むからだ。たとえ敗戦しても人類歴史上最強の戦艦を作って運営したという自負心が戦艦大和を伝説にした。本当に大和は地球最強だったのか。時代の潮流に遅れた旧式考え方で生まれた怪物であり苦労の種であった。
（中略：大和の坊ノ岬沖海戦紹介）
日本が映画や漫画、展示場等を通して戦艦大和を忘れない理由は単なる追憶のためだろうか。原則的には追悼の雰囲気にはうなずくことができる。過ぎた道を振り返って戦争で亡くなった若者たちを追悼することに隣国が言うことはない。
しかし、アジア侵略に対する反省がない追悼と記憶、崇慕は過去に戻る近道だ。安倍晋三総理登場以後、戦争できる国に変わった日本の姿勢が尋常でない。3カ月ぶりにソウルの大使館に帰任した日本大使が大統領権限代行と統一・外交・国防部長官に会うという。無礼で傲慢だ。統監や総督と勘違いしているのか…。一介の大使の要求としては行き過ぎだ。
安倍晋三総理をはじめ日本政界関係者は大部分、青少年期に「宇宙戦艦ヤマト」に象徴される「日本精神の復活の雰囲気」の中で成長してきた。戦艦大和に対する関心は自分たちの栄光と無念さだけ記憶しようとする国粋主義的思考に基づく。自民党の一部では水深345メートルの海底に小さく割れたまま眠っている大和を引き揚げようという議論が繰り返し出てくる。大和の引き揚げが実現するかは予断しにくいが確実なことが一つある。
大和は日本人たちの偏向記憶の中ですでに引き揚げられ、宇宙戦艦のように空を飛び回っている。軍国主義の亡霊の復活が恐ろしい。
クォン・ホンオ/論説委員兼選任記者
ソース：ソウル経済(韓国語) 巨艦大和の最後とその幽霊
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