レグテクト [アルコール依存治療薬] part3 at UTU
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1:優しい名無しさん
17/10/06 14:41:25.53 KSQ4denr.net
★概説
お酒をやめるのを助けるお薬です。アルコール依存症の治療に用います。
★作用
【働き】
アルコール依存症は、飲酒のコントロールが困難になり、ふつうの社会生活ができなくなる状態です。強い飲酒欲求にさいなまれ、朝から晩まで1日中飲み続けるようになります。
飲まないと、いわゆる禁断症状として手のふるえや発汗、動悸、イライラ、不安、不眠などを生じ、さらには幻覚やけいれん発作を起こすこともあります。
このお薬は、断酒補助薬です。脳に作用し、アルコール依存で高まっている神経活動を抑制することで「飲みたい」という飲酒欲求をおさえます。
アルコール依存症の治療は、カウンセリングなどの精神療法や、断酒会への参加をはじめとする心理社会的治療が中心になりますが、それに加え この薬を併用することにより断酒の成功率が上がるのです。
【薬理】
アルコール依存では、脳内の興奮性神経であるグルタミン酸作動性神経の活動が亢進し、興奮性神経伝達と抑制性神経伝達の間に不均衡が生じると考えられています。
この薬は、グルタミン酸の受容体のひとつ‘NMDA受容体’に作用し、興奮性のグルタミン酸作動性神経活動を抑制します。その結果として、アルコールへの依存が軽減し、飲酒欲求が抑制されるものと推察されます。
【臨床試験】
この薬の効果をプラセボ(にせ薬)と比較する臨床試験がおこなわれています。
参加したのはアルコール依存症と診断され、アルコールの離脱症状に対する治療を終了した断酒意志がある患者さん327人。このうち163人はこの薬を、別の164人はプラセボを服用し、6ヵ月間にわたり心理社会的治療と併用します。
この間、患者日記や血中アルコール濃度により飲酒の有無を確認し、2つのグループの完全断酒率を比較するのです。
その結果、この薬を飲んでいた人達の完全断酒率は47%(77/163人)でした。一方、プラセボの人達は36%(59/164人)にとどまりました。
大きな差はでませんでしたが、この薬のほうが約10%ほど断酒率が高く、この薬の有効性が証明されたわけです。さらに服薬終了後の一定期間においても、この薬を飲んでいた人達のほうが、断酒を継続できる割合が高い傾向が示されました。


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