【将棋】渡辺明と東大教授のAIに関する対談内容が間違いだらけだと話題 at MORNINGCOFFEE
[2ch|▼Menu]
1:
21/01/16 10:55:43.97 0.net
渡辺明名人と東大教授で日本の脳研究の第一人者である池谷裕二先生との対談記事が間違いだらけである件
URLリンク(yaneuraou.yaneu.com)
ここまでひどい記事は久しぶりだ。
渡辺明名人の疑問「将棋の初手でこれを指したら負けという“必敗”の手はありませんか?」 脳研究者の答えは…
URLリンク(number.bunshun.jp)
この手の対談は、編集側が元の発言とは異なる意図で解釈して、誤った書き方にしてしまうことが多々あるので、誰が悪いのかということはここでは問題としないことにする。ただ、内容が間違いだらけではあるので、ここではそれを指摘するに留める。
14年前のAIは「奨励会1級とか初段ぐらいだった」
池谷 渡辺さんのすごいところは、転換期を迎えた時に「じゃあAIに学んでみるのも面白いかもしれない」と思ったことですね。柔軟な適応力で発想の着火点をスムーズに転換されています。渡辺さんはかなり早い時期からAIと対戦されていましたよね?
渡辺 あれは2007年ぐらいでしたが、まだAIが全然強くない時期でした(2005年に角落ちで「激指」と、2007年に平手で「Bonanza」と対局していずれも勝利)。
池谷 ディープラーニングを使ってない時ですからね。
「Deep Learningを使っていないから弱かった」かの言うのは間違っている。(この文脈で言うにはふさわしくない)
歴史上、名人に初めて勝利したPonanzaは、Deep Learningを使っていない。将棋電王戦に出場したソフトはすべてDeep Learningは用いていなかった。2017年時点において、将棋ソフトはDeep Learningを用いずに名人を破る強さに到達したのである。(それ以前にとっくに到達していただろうけども、公式の場で名人と対局する機会があったのは2017年である)
// Ponanzaは、2017年に出場した電王戦で佐藤天彦名人と対局を行い、第1局は71手、第2局は94手で勝利した。
渡辺 先手必勝の手順や初手でこれを指したら負けという“必敗”の手はありませんよね?
池谷 将棋では「ない」ことが数学的に証明されていますが、実はチェスではあるんです。絶対に負ける最初の一手というのが。AIと対戦してその初手を指すと、その時点で「あなたの負け」と表示される。一手詰(笑)。将棋は奥深いゲームで、そういう単純な解は存在しません。どの駒を最初に動かしても、なんとか逆転できることが分かっています。その点では個性を発揮する余地は残されている。
まず「将棋では「ない」ことが数学的に証明されています」とのことだが、そんなことは証明されていない。例えば、初手86歩(角頭歩)や58金左(居飛車放棄)はおそらく先手負け。それを証明するだけの計算力(+アルゴリズム)は現在のコンピューターに足りていないが…。
「実はチェスではあるんです。絶対に負ける最初の一手というのが。」は、なんだろう…。池谷先生は、何か別のゲームと勘違いされているのか、それとも、編集部がやらかしてしまったのか。チェスも探索空間は広大で、初手で最悪手を指したとしても、そこから後手勝ちまでを証明することは現在のコンピューターでは到底不可能。
「将棋は奥深いゲームで、そういう単純な解は存在しません。どの駒を最初に動かしても、なんとか逆転できることが分かっています。」は、完全に意味不明。そんなことは「分かってない」し、証明もされてないし、そんなことを信じている将棋指しも将棋ソフト開発者もいないと思う。相手がミスするなら話は別だが、だとしたら、先のチェスの話との整合性がとれない。
とにかくデタラメ三昧の対談記事であった。対談相手の渡辺明名人もなぜこんなデタラメをスルーしてるのかがよくわからない。対談時は普通の内容だったのが、編集でおかしくなってしまったのだろうか。


レスを読む
最新レス表示
スレッドの検索
類似スレ一覧
話題のニュース
おまかせリスト
▼オプションを表示
暇つぶし2ch

1214日前に更新/5624 Bytes
担当:undef