【回国】六十六部【巡礼】 at KYOTO
[2ch|▼Menu]
1:名無しさん@京都板じゃないよ
18/08/01 21:24:50.30 EtI2aooW0.net
六十六部とは、全国六十六カ国の霊場に大乗妙典(法華経)を奉納するという名目で行われた巡礼、もしくは実践者のことで、近世、日本廻国とも称され、巡礼者を六部とも略称されました。
 六十六部の起源は明らかでないが、鎌倉時代に始まるといわれています。
中世の六十六部縁起には、「源頼朝や北条時政など鎌倉幕府の有力者の前世は六十六部である」と載せ、また、近世の史料にも「廻国修行すれば来世大名に生まるヽ」とか、「必ず今度は歴々に生まれる」など、権力者への転生が信じられていました。
さらに近世には、それまで修行僧に限られていたこの巡礼に、庶民が加わりました。
 西国巡礼や四国遍路には参詣すべき寺や一巡するルートが定められているが、六十六部は六十六カ国全てを廻ることが重視され、納経所やルートに厳格な定めはなく、巡礼者の自由な選択によって納経されました。
 度会郡内瀬村(現南伊勢町内瀬)の古谷助左衛門が寛保元年(1741)から延享2年(1745)に亘って全国六十六カ国を巡礼し、納経した3册の請取帳が子孫の家に伝来しています。
378カ所の神社や寺院に納経した正味3年11カ月に及ぶ廻国の旅で、その間、坂東・西国の観音霊場や四国霊場の他、各地の国分寺と一宮に納経しています。
当時、六十六部が国分寺や一宮を、諸国を代表する聖地・納経所と考え、重視していたことが分かります。


レスを読む
最新レス表示
スレッドの検索
類似スレ一覧
話題のニュース
おまかせリスト
▼オプションを表示
暇つぶし2ch

1972日前に更新/46 KB
担当:undef