【聖夜】希望の言葉…クリスマスとは、小さな望みをありふれた言葉に託す、そんなささやかな世界でいい
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1:諸君、帰ってきたで?φ ★
07/12/24 00:38:35 0
クリスマスイブの24日夜、ポーランドの家庭ではお互いに聖餐(せいさん)の小さなパンを
つまんで相手の幸せを祈る言葉を伝え合う。別に厳粛な文言を披露するのではない。小さな
望みをありふれた言葉に託すひとときだ。
お年寄りには「いつまでも健康でありますように」。子供には「元気に過ごして、勉強も
頑張ってね」。妻には「ずっと愛らしい人でいてほしい」とか、夫には「体に気をつけて。
仕事がうまくいくように」等々。
クリスマスの時期、ポーランドだけでなくヨーロッパのどこかにいると、夢や希望を大事に
したい雰囲気に包まれていく。キリスト教徒でなくてもそういう素直な気持ちに染まるのだから、
不思議なものだ。
おもしろいのはこの時節、高尚なレトリックが織りこまれた演説を欧州の政治家連中はあまり
しなくなることだ。宗教的行事を配慮した自制だけが理由ではなかろう。人々が真意に敏感に
なるころなので、上っ面をかすめるだけの政治談議は見透かされることを知っているのだ。
聖夜を前にして、筆者が訪れたポーランド南部の田舎町に粉雪が降り始めた。どんよりとした
曇り空の昼下がり、氷点下の並木道が少しばかり華やいだ景色になった。手のひらに舞い散る
雪のかけらを受けとめて、ほほ笑む人がいる。何かすてきな贈り物をもらったような気持ちかも
しれない。「雪は天から送られた手紙」(科学者の中谷宇吉郎)という名言を思い出す。
私たちの希望の言葉もそんなささやかな世界でいい。真心を忘れずにいたい。
ソース=毎日新聞、町田幸彦氏(欧州総局)
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