ジェレミー・クラーク ..
5:的井 圭一 (アウアウイー Sa07-dUN1)
20/02/21 21:38:15 T3DLTTjca.net
レクサス・GS430 (2005) 試乗レポート By Jeremy Clarkson
私も日本に行ったことがあるのだが、そこは奇妙な国だった。
日本のホテルの浴槽は垂直で木でできており、食べ物はほとんど生きたまま出され、椅子というものはまるで存在せず、壁は米粒でできており、
靴のサイズがマイナス3くらいの顔が真っ白な女性に応対され、バーはスリッパを履いた男性で満員で、客は全員歌っていた。
道路は1952年から渋滞でまったく動かず、自動販売機で買えるのはスエット(汗)と書かれた缶と使用済みの女性用下着だけだ。
中略
そしてこの話が、ここ数日間試乗したレクサス・GS430の話に繋がる。
他の車同様、この車にもドアやシート、ペダル、ステアリング、ライトがある。しかし果たして、スプーンに困惑するような人間がどうやってこんなまともな車を生み出したのだろうか。
マッシュポテトを吐き出さずに食べることのできない人種が、どうやって「車」と認識できるようなものを生み出すことができたのだろうか。
我々はナイフとフォークを使う。日本人は箸を使う。我々は横になって風呂に浸かる。日本人は縦になって風呂に浸かる。
我々は食材に火を通す。日本人は火を通さない。日本文化は我々の文化とまったくもって違うにもかかわらず、
レクサスは少なくとも表面的にはジャガーやメルセデスやBMWと同じような車を作り上げている。
しかし、実際はまるで違った。レクサスは欧州車よりもよっぽど穏やかだ。110km/hだと静かすぎて髪が成長する音さえ聞こえる。
庭でのんびりしているときのほうがずっと騒々しい。
室内は外界から隔絶されており、死とはどういうものなのかを少し実感することができる。
6速ATの変速もまるで感じさせず、アクセルを踏み込んでも大排気量のV8エンジンは教会に花を飾る人のように穏やかな鼻歌を聴かせるだけだ。
この車を運転するのは、羽毛に包まれ、雲に乗って移動するようなものだ。
しかし、この車は速い。スポーツカーとはまったく違うのだが(この車で運転を楽しもうとするのは、抱き枕で剣と戦おうとするようなものだ)、
少なくとも直線であれば4.3Lエンジンがその高い実力を発揮してくれる。同価格帯のBMW 5シリーズについていくのは簡単だ。
しかし、この車の最大の魅力はインテリアのレイアウトだ。おぞましい木目パネルさえ無視すれば、ミスター・スポックなど比ではないくらいに合理的に配置されている。
主要な操作系はあるべき場所に収まっており、ちゃんとやるべき仕事をしてくれるし、あまり使う機会のない操作系は目立たない場所に隠されている。
この車の木目パネル以外の問題点を指摘するのは、もはや粗探しでしかない。
トランクは妙な形状だし、リアシートは思ったほど広くはない。しかし、いずれも購入を躊躇する理由にはならない。
長距離クルーザーとして、GS430の実力は驚くほど高い。ガルフストリームVよりも優秀だし、なんならテレポーテーションにすら匹敵する。
ただ残念ながら、私はこの車をまったく好きになれない。
そもそも心惹かれるものが無いし、最近のレクサスを運転しているのはゴルフをするような人か、裏稼業に勤しんで商売敵と抗争するような人ばかりだ。
私はギャングだともゴルファーだとも思われたくはない。
しかし、何より私がこの車を好きになれない理由は、本物の車の模造品のような感じがするからだ。
それも当然の話だ。実際、この車はコピー車だ。メルセデスのクローンだ。
そこにあるのは日本の精神などではなく、スプーンとマッシュポテトだ。
日本人がそんなものを作れば不自然になるのも当然だ。
確かに、日本人がメルセデスをコピーすれば大
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