【ヘッポコ戦記 】異� ..
2:創る名無しに見る名無し
25/04/03 03:56:30.04 ctLU4a1v.net
第二章：魔王の娘、マオ登場！
魔王城——。
豪華な料理が並ぶ宴の席で、ヘッポコたちは意外にも歓待されていた。
魔王「よく来たな、勇者ヘッポコよ。我が魔界の宴を楽しんでいけ。」
ヘッポコ「あれ？ なんか普通にいい人じゃん。」
執事「魔王様は平和主義であらせられる。」
そこに、場をぶち壊す勢いで登場したのが——
魔王の娘・マオ！！
マオ「あぁぁん！？ こいつが勇者ぁ！？ うっそ、マジウケるんですけどー！」
ヘッポコの目の前で、テンションMAXなギャルが絡んできた。
ヘッポコ「いや、誰？」
マオ「あたしは魔王の娘！ マオちゃんでーす☆ アンタ、勇者ってホント？ なんか弱そう！」
ケン・リュックマン「やっべぇタイプのギャルだ……」
ヌルスケ「むしろ友達になれそう。」
しかし、この宴の裏で魔界に巣食う邪悪な陰謀が動いていた……。
妖婆「ククク……この宴が終われば、勇者はもう逃げられぬ……！」
3:創る名無しに見る名無し
25/04/03 03:57:08.50 ctLU4a1v.net
第三章：異能遺伝子の謎と最強の刺客
宴が終わり、ヘッポコたちが城を後にしようとした瞬間——
ズガァァァン！！
突如、魔王城の天井が崩れ落ち、轟音とともに一体の巨人が現れた！
破壊神ムドー「……全てを支配する者、それが我だ。」
その存在感は魔王すら凌駕するほどの圧倒的な威圧感だった。
魔王「ムドー……貴様、何のつもりだ？」
ムドー「世界は……我が手に落ちる。魔王も天界も関係ない。」
その言葉の直後、ムドーは**『凍てつく波動』**を放ち、魔王の城の住人たちを瞬時に氷漬けにした！
ヘッポコ「やべぇ、こいつマジでヤバいやつじゃん！！」
ケン・リュックマン「ヘッポコ、今すぐボッシュートだ！！」
ヘッポコ「行けぇぇぇ！！ ボッシュート！！」
しかし——
ムドーには効かない。
ムドー「ふむ、貴様……異能遺伝子の持ち主か。興味深い。」
その瞬間、ヘッポコの身体が何かに反応し、ムドーの攻撃を本能的に回避した。
ヌルスケ「異能遺伝子……やっぱり普通の人間じゃないんだな。」
スラウィム「ヘッポコ……！」
だが、戦況は最悪だった。魔王、執事、マオすら氷漬け。ヘッポコたちは圧倒的な敵の前に立ち尽くす。
そこに、どこからともなく響く声——
ハッケヨイ「そこまででゴワス！！！」
ヘッポコの親父、ギガボッシュートの使い手——ハッケヨイが現れた！！
ヘッポコ「親父ィィィ！！！」
4:創る名無しに見る名無し
25/04/03 03:58:16.99 ctLU4a1v.net
第四章：モンキー・マジックの逆襲と最終決戦！
ハッケヨイ・ノ・コッタ、ロトの勇者ヘッポコの親父にして、伝説のギガボッシュート使い。
彼の登場により、戦況は大きく変わるかと思われた。
だが——
破壊神ムドー「……またボッシュートか。」
ムドーは眉ひとつ動かさず、ゆっくりと拳を構える。
ヘッポコ「親父ィ！ ムドー、ボッシュートできねぇぞ！？」
ハッケヨイ「ならば——」
「ギガボッシュートでゴワス！！」
重力が数百倍に跳ね上がり、空間そのものが歪む。
ムドーすら抗えぬ力。
——はずだった。
ムドー「フン……効かぬ。」
次の瞬間、ムドーはギガボッシュートの重力圏をねじ伏せ、ハッケヨイを逆に吹き飛ばした！
ヘッポコ「親父ィィィィ！！！」
ヌルスケ「マジかよ……ボッシュートが効かない相手なんて……」
ケン・リュックマン「こりゃ……どうすりゃいいんだ？」
そこに、どこからともなく聞こえてくる淫靡なBGM。
パズス「ふっふっふ……お待たせ♡」
——元ソープランド『モンキー・マジック』のオーナー、パズスが現れた！
5:創る名無しに見る名無し
25/04/03 03:59:04.88 ctLU4a1v.net
第五章：最強のボッシュート、テラボッシュート発動！
パズス「さぁて、伝説の破壊神が相手だろうと、こっちには秘策があるのよぉん♡」
そう言いながら、パズスは何やら不穏な呪文を唱え始めた。
妖婆「ふふふ……とうとうこの時が来たようじゃな。」
妖婆が微笑む。その時、モンキー・マジックから大量の“毛のない猿”たちが飛び出してきた！
毛のない猿たち「ウキィィィィ！！」
ヘッポコたちは言葉を失った。
ケン・リュックマン「……なんだこれ？」
ヌルスケ「まさか……猿たちを生贄に！？」
スラウィム「ええっ！？ そんなのダメだよ！」
だが、パズスの狙いは違った。
パズス「さぁ、ショッキリ神社の力を借りて、伝説の奥義を発動しなさい！」
——ショッキリ・ゴ・ツァンデス、かつて第二次魔界大戦を終わらせた伝説のトロール。
彼が祭られる神社に宿る力を借りることで、発動する究極の重力魔法——
『テラボッシュート』！！
ヘッポコ「な、なんだってぇぇぇ！？」
ショッキリ神社が輝き、そこから光の柱が立ち上る。
ショッキリ「……ヘッポコよ……ワシの技を使え……」
ヘッポコ「……わかったぜ、ショッキリ！！」
全身から溢れ出す超重力の波動。
ヘッポコの異能遺伝子がさらに活性化し、全身が光り輝く！
ムドー「……ほう？」
ヘッポコ「喰らえぇぇぇ！！ テラボッシュートォォォォ！！！」
——次の瞬間、ムドーの身体が崩れ始めた。
「な……！？ これは……！」
破壊神の体が、重力に引かれ、次元の彼方へと引きずり込まれる！
ムドー「馬鹿な……この……私が……！！！」
ズォォォォォォォン……！！！
ムドーの姿は完全に消え去った。
ヘッポコたちの勝利だった——。
6:創る名無しに見る名無し
25/04/03 03:59:47.44 ctLU4a1v.net
第六章：そして日常へ……
激闘から数日後。
ヘッポコたちは再び、日常へと戻っていた。
ヘッポコ「いやー、マジでヤバかったな。」
ケン・リュックマン「ああ。テラボッシュートとか、反則技すぎるだろ。」
ヌルスケ「でも、世界が平和になってよかったじゃん？」
スラウィム「本当に……これでよかったのかな？」
そこに、魔王城から脱出していたマオが現れた。
マオ「ちょっとー！ あたしの親父を氷漬けにしたまんまじゃん！ どうすんのよ！」
ヘッポコ「えっ」
マオ「つーかさー！ アンタたち、責任とって魔王城の復興手伝いなさいよー！」
ヘッポコ「えぇぇぇぇぇ！？」
かくして——
ヘッポコたちの戦いは終わったが、新たな日常が始まろうとしていた……。
7:創る名無しに見る名無し
25/04/03 04:00:24.93 ctLU4a1v.net
エピローグ：新たなる脅威
その頃——
封印されていた邪神ヴァギナの跡地。
？？？「ククク……勇者ヘッポコ……お前の力、見せてもらったぞ……」
その声とともに、暗黒の空間から何かが姿を現そうとしていた……！
8:創る名無しに見る名無し
25/04/03 04:01:27.49 ctLU4a1v.net
第七章：新たなる影、蘇る邪神！
ヘッポコたちの戦いが終わり、世界はようやく平和を取り戻した。
——はずだった。
しかし、邪神ヴァギナの封印跡地で、不穏な気配が渦巻いていた。
？？？「フフフ……ついに、目覚める時が来たようだな……！」
黒い霧の中から現れたのは、一人の男だった。
狂王アリアハン「ヘッポコよ……我が復活を喜べ……！」
かつて魔法の宝珠の力で国々を支配した暴君、狂王アリアハン。
彼はヴァギナの封印の力を利用し、死の淵から舞い戻ったのだった！
アリアハン「貴様らのせいで私は敗れたが、今度は違う……！ 我が力をさらに高め、魔王すら凌駕する存在となる！」
？？？「それは私の許しを得てから言うがいい……」
アリアハンの背後に、さらなる異形が姿を現した。
漆黒の闇に包まれた、巨大なシルエット——
破壊神ムドー「フン……私は完全に消え去ったわけではない……」
ムドーもまた、異次元の彼方から蘇った！
アリアハンとムドー——ふたりの強敵が手を組んだ今、新たな戦いの幕開けが迫る……！
9:創る名無しに見る名無し
25/04/03 04:02:06.36 ctLU4a1v.net
第八章：魔王城の大改築！
一方その頃——
魔王城では、ヘッポコたちが強制的に**「城のリフォーム」**を手伝わされていた。
ヘッポコ「ちょっと待て、なんで俺がこんなことやらなきゃいけねぇんだ！？」
マオ「はぁ？ アンタたちが親父を氷漬けにしたからでしょ！」
ヌルスケ「まぁまぁ、メダル探しに比べたらラクなもんじゃん？」
スラウィム「そうかなぁ……」
ヘッポコたちは魔王城の壁を修復し、壊れた玉座を直し、さらには**「魔界専用ホットスプリング」**の建設までやらされていた。
ケン・リュックマン「オイ、俺たち勇者パーティーだよな？ なんで大工やってんだ？」
熟キョン「のんびり温泉入れるなら、それも悪くないわよぉ〜♪」
そんな中——
執事「魔王様の封印を解く準備が整いました。」
ついに、魔王が目を覚ます時が来た。
ヘッポコ「うおっ！ なんかヤバそうな雰囲気だぞ！」
マオ「親父、そろそろ復活しなさーい！」
——ゴゴゴゴゴゴ……
魔王城が震え始める。
巨大な魔力が渦巻き、玉座の間に漆黒のオーラが溢れた。
魔王「……誰だ、私を目覚めさせたのは……？」
ヘッポコ「あ、どーもっす。お久しぶりです。」
魔王「…………」
魔王「ヘッポコ貴様ァァァァァ！！！」
ヘッポコ「ギャアアアアアアア！！」
目覚めたばかりの魔王が、問答無用でヘッポコに襲いかかる！
マオ「ちょ、親父ストップ！ アンタが氷漬けになったのはアイツのせいじゃなくて、ムドーのせいだから！」
魔王「……そうか。」
魔王はすぐに冷静になり、考え込んだ。
魔王「では、そのムドーはどうなった？」
ヘッポコ「テラボッシュートで消し飛ばしたんだが……」
執事「……残念ながら、ムドーは完全に滅びていないようです。」
魔王の顔が険しくなる。
魔王「……となると、戦いはまだ終わっていないな。」
10:創る名無しに見る名無し
25/04/03 04:02:30.42 ctLU4a1v.net
第九章：ヘッポコ戦隊結成！
ヘッポコたちは急いで情報を集めた。
どうやらムドーはアリアハンと手を組み、さらなる力を蓄えているらしい。
女神「ヘッポコよ……運命は再び、お前に試練を課す。」
ヘッポコ「……おいおい、また戦いかよ。」
妖婆「フフフ……運命とは、そういうものじゃよ。」
こうして、ヘッポコたちは再び結集することとなった。
ヘッポコ「よし……行くぞ！」
ヌルスケ「しょうがねぇなぁ……メダル探しのついでに付き合ってやるか。」
スラウィム「また戦うことになるの……？」
ケン・リュックマン「どうせやるなら派手に行こうぜ！」
パズス「キャー♡ 私の活躍の場ねぇ♡」
魔王、ハッケヨイ、ショッキリ、熟キョン、そして毛のない猿たちも加わり、
かつてない大規模な戦いが始まる……！
11:創る名無しに見る名無し
25/04/03 04:03:17.41 ctLU4a1v.net
その頃、アリアハンとムドーは巨大な祭壇の前に立っていた。
アリアハン「準備は整った……！」
ムドー「フン……ならば、奴らが来る前に封印を解くぞ。」
邪神ヴァギナ——その封印が、ついに解かれようとしていた……！
アリアハン「ヘッポコよ……貴様に真の恐怖を見せてやる！！」
12:創る名無しに見る名無し
25/04/03 04:04:19.61 ctLU4a1v.net
第十章：邪神復活！開かれし地獄の門
アリアハンとムドーは、闇の儀式を進めていた。
アリアハン「この地に眠る、古の邪神よ……その封印を破り、我が力となれ！」
祭壇の周囲に黒い雷が走り、大地が裂ける。
邪神ヴァギナの封印が、ついに完全に解き放たれようとしていた……！
ムドー「フン……この力さえ手に入れば、魔王だろうがゼウスだろうが敵ではない。」
その時——
ヘッポコ「そうはさせるかァ！！！」
ドガァァァァン！！
天から降り注ぐように、ヘッポコが突っ込んできた！
アリアハン「貴様……！」
ヘッポコ「久しぶりだな、元・狂王さんよォ！！」
ヘッポコたちは全力で突撃を開始した！
13:創る名無しに見る名無し
25/04/03 04:04:47.49 ctLU4a1v.net
第十一章：異能の戦士たち、集結！
戦場は一瞬にして大混乱に陥る。
ヌルスケ「また面倒なことになったな……でも、メダルがありそうな気がするぜ！」
スラウィム「やるしかないね……！」
ケン・リュックマン「ヘッポコ、こいつでブチのめせ！」
ルシール（有刺鉄線バット）を構えたケン・リュックマンが、敵の兵士を次々と薙ぎ払っていく。
マオ「邪魔な奴らは蹴散らす！ いっくよー！」
魔王の娘・マオは、灼熱の魔法を放ち敵を吹き飛ばしていく。
熟キョン「うふふ、おばさんも混ぜてもらうわぁ〜♪」
見た目は深キョン、でも実際は60過ぎたオバサン。
圧倒的な戦闘力で敵をなぎ倒す熟キョン！
さらに、冥界からは——
冥王ハデス「面白そうな戦いだ……！」
冥王ハデスが現れ、戦場はさらに混沌としていく！
14:創る名無しに見る名無し
25/04/03 04:05:20.65 ctLU4a1v.net
第十二章：邪神ヴァギナ、降臨！！
戦いの最中、ついに封印が完全に解かれた。
ズズズズズ……！！
大地が震え、巨大な影が現れる。
邪神ヴァギナ「ククク……我を封じた愚か者どもよ……」
ヘッポコ「ヤベェ！ 本当に復活しちまった！」
邪神ヴァギナはその巨体をゆっくりと起こし、世界を覆い尽くすような圧倒的な魔力を放つ。
ゼウス「これは……さすがにマズイな……」
天界からゼウスも様子を見守っていた。
魔王「ヘッポコ……今こそ、力を合わせる時だ！」
ついに、宿敵である魔王とヘッポコが手を組む時が来た！！
15:創る名無しに見る名無し
25/04/03 04:07:41.80 ctLU4a1v.net
第十三章：最終決戦！テラボッシュートの真価
邪神ヴァギナが完全復活し、世界は滅亡の危機に瀕していた。
ヘッポコ「こいつを倒さねぇと、世界が終わっちまう……！」
魔王「フン……お前と手を組むことになるとはな。」
ゼウス「神も魔も関係ない……今は共に戦う時だ。」
勇者、魔王、神々——かつての敵同士が手を組み、最大の敵に挑む！
⸻
邪神の恐怖
邪神ヴァギナは、その巨体から禍々しいエネルギーを放ち、空間そのものを歪ませた。
邪神ヴァギナ「この世界は我が糧となる……！」
彼女（？）の口（？）が開かれ、吸い込まれるように次々と兵士たちが消えていく！
スラウィム「ヘッポコ！ あれ、やばいよ！」
ケン・リュックマン「飲み込まれたら終わりだな……！」
ヘッポコ「ちっ……ならば、こっちも全力で行くしかねぇ！」
ハッケヨイ「むぅ……そろそろワシの出番でゴワスな……！」
ヘッポコの父・ハッケヨイが前に出た。
ハッケヨイ「くらえ！ ギガボッシュート！！！」
ヘッポコ以上の超重力魔法が炸裂する！
だが——
邪神ヴァギナ「ぬるい……」
なんと、ギガボッシュートが効かない！？
ヌルスケ「マジかよ……」
アナ「おっちゃんでもダメとか、どんだけヤバいの！？」
16:創る名無しに見る名無し
25/04/03 04:08:39.85 ctLU4a1v.net
ショッキリ「むぅ……仕方がないでゴザルな……」
トロールの英雄・ショッキリが前に出た。
彼は命と引き換えに、最強の重力魔法を使うことができる。
ショッキリ「我が命と引き換えに、この邪神を消し去る！！」
テラボッシュート！！！
天と地を揺るがすほどの超重力が、邪神ヴァギナを包み込む！
邪神ヴァギナ「グ……グアアアア！！！」
だが、ヴァギナは耐えきった……！？
ヘッポコ「マジかよ！ これでもダメなのか！？」
ショッキリ「ぐっ……ワシの力では、ここまでか……」
ショッキリが膝をつく。
彼の体はもう限界だった。
ヘッポコ「クソッ……俺がやるしかねぇ！！」
⸻
最終奥義！テラボッシュート・ゼロ
ヘッポコは覚悟を決めた。
ヘッポコ「いくぞ……俺の全てを懸けた、最強の一撃！！！」
天と地が鳴動する——
ヘッポコ「喰らえ！！！」
テラボッシュート・ゼロ！！！
全ての重力を一点に集中させる、究極の魔法が発動した！
邪神ヴァギナ「グアアアアアアアアア！！！」
邪神ヴァギナの巨体が引き裂かれ、時空の彼方へと消えていく……！
ゼウス「まさか、あの邪神を消し去るとは……！」
魔王「やりやがったな、勇者よ……！」
ヘッポコはその場に膝をついた。
全身の魔力を使い果たし、意識が遠のいていく——
ヘッポコ「……終わった、のか……？」
17:創る名無しに見る名無し
25/04/03 04:09:47.07 ctLU4a1v.net
エピローグ：新たな旅立ち
邪神ヴァギナの消滅により、世界には再び平和が訪れた。
魔王は魔界へと帰り、ゼウスも天界へと戻っていった。
ヘッポコは目を覚まし、仲間たちと共に新たな旅へ出ることを決めた。
ヘッポコ「さて、次はどこに行くかね？」
ヌルスケ「またメダル探しの旅だな！」
スラウィム「次は平和な旅がいいな……」
ケン・リュックマン「フッ、どうせまた何か起こるだろうよ。」
こうして、ヘッポコたちは新たな冒険へと旅立つ——！
完？
18:創る名無しに見る名無し
25/04/03 04:23:54.82 ctLU4a1v.net
第十四章：サイヤ人強襲！異世界最強の侵略者
邪神ヴァギナとの死闘を終え、世界に平和が訪れたかに思えた——
だが、それはほんの束の間だった。
ドゴォォォォォン！！！
突如、空から巨大な隕石のような物体が落下した！
ヘッポコ「また何か降ってきやがった！」
ヌルスケ「おいおい、もう平和な旅は終わりかよ……」
地面にクレーターを作ったその物体は、ただの隕石ではなかった。
中から現れたのは、筋肉隆々の戦士たち——！
？？？「フン……ここがこの世界か。」
漆黒の戦闘服をまとい、尻尾を巻いた謎の戦士たちが現れた。
その額には「M」の刻印が刻まれている。
スラウィム「あれ……サイヤ人？」
ケン・リュックマン「ヤバそうな奴らだな……」
すると、先頭に立つ男がニヤリと笑った。
？？？「オレはバルカス。魔王ダーブラの命令で、この星を制圧しに来た。」
ヘッポコ「魔王ダーブラだと！？ そいつは魔界の支配者だろ！」
バルカス「フン、今の魔界はダーブラ様が支配している。そしてオレたち、サイヤ人部隊がその先兵だ！」
19:創る名無しに見る名無し
25/04/03 04:25:55.62 ctLU4a1v.net
サイヤ人——それは宇宙を滅ぼす戦闘種族。
彼らが魔王ダーブラの手先となり、この世界を侵略しに来たのだ！
マオ「ちょっと待ってよ！ 魔界の王はパパでしょ？ なんでダーブラが支配してるの！？」
バルカス「フン……貴様の父、旧魔王はもはやダーブラ様に敗れ、魔界の王座は我らが主がいただいた。」
魔王「……くっ、まさかあのダーブラがここまでの力を持っていたとは。」
魔王すらも圧倒する力を持つダーブラ……
そしてその配下であるサイヤ人部隊の強さは未知数だ。
ヘッポコ「ふざけんな！ 俺たちの世界は好きにはさせねぇぞ！」
バルカス「フハハ！ ならば力で示してみろ！！」
20:創る名無しに見る名無し
25/04/03 04:26:14.85 ctLU4a1v.net
バルカスの号令と共に、サイヤ人たちが一斉に襲いかかる！
ドガァァァァン！！！
ヘッポコたちは迎え撃つが、サイヤ人の戦闘力は桁違いだった！
ヌルスケ「クソッ！ こいつら、ただの雑魚じゃねぇ！」
ケン・リュックマン「ルシールでも通じるかどうか……！」
サイヤ人たちは驚異的なスピードとパワーで襲いかかる。
その戦闘力は、過去に戦ったどの敵よりも高い！
21:創る名無しに見る名無し
25/04/03 04:26:34.86 ctLU4a1v.net
ヘッポコ「クソッ……こいつら、強すぎる！！」
バルカスが拳を振るうと、それだけで大地が割れる！
一撃ごとにヘッポコの身体が悲鳴を上げる。
バルカス「これがサイヤ人の力よ！ 貴様らのような軟弱な戦士が敵うわけがない！」
ヘッポコは地面に倒れ込む——
だが、その時——
？？？「でゴワス……！！」
大地が揺れ、突如として巨大な影が現れた！！
ハッケヨイ「ワシを忘れてもらっちゃ困るでゴワスな……！！！」
ヘッポコの親父、ハッケヨイが参戦！！
ハッケヨイ「行くでゴワス！！ ギガボッシュート！！！」
22:創る名無しに見る名無し
25/04/03 04:27:39.46 ctLU4a1v.net
第十五章：魔王ダーブラ降臨！最強の刺客、セルバーン！
サイヤ人部隊との激闘が続く中、突如として空が不吉な紫色に染まった——
ヘッポコ「なんだ！？ この異様な気配は……！」
突如、空間が裂け、巨大な異次元の門が開かれる。
そこから現れたのは——
魔王ダーブラ「フハハハハ……久しいな、旧魔王よ。」
魔界の新たな支配者、魔王ダーブラが降臨したのだ！！
マオ「ちょっと待ってよ！ うちのパパが魔王なんだけど！？」
魔王「……くっ、奴が俺に代わって魔界の支配者になったというのか。」
ダーブラは嘲笑うように言った。
魔王ダーブラ「お前はもう過去の存在だ。魔界の王は、力ある者がなるもの……つまり、このダーブラ様こそが真の王ということだ！」
23:創る名無しに見る名無し
25/04/03 04:28:09.05 ctLU4a1v.net
すると、ダーブラの背後から新たな影が姿を現した。
？？？「ククク……愚かなる者どもよ。お前たちの戦いは無意味だ。」
現れたのは、完璧に整った体躯を持つ謎の戦士。
その体は異様なオーラをまとい、まるで生きた芸術品のようだった。
魔王ダーブラ「紹介しよう。我が最強の配下、セルバーンだ。」
セルバーン「貴様らの実力、試させてもらおう。」
ヘッポコ「……なんだこいつ、尋常じゃない気を感じる！」
ヌルスケ「オイオイ、これ以上ヤバい奴が増えんのかよ……！」
ハッケヨイ「フン……面白いでゴワスな。ワシが相手になってやるでゴワス！」
24:創る名無しに見る名無し
25/04/03 04:28:33.25 ctLU4a1v.net
ハッケヨイが巨体を揺らしながらセルバーンへ突進する！
ハッケヨイ「ギガボッシュートォォォ！！！」
空間が歪むほどの重力魔法がセルバーンを包み込む！
ドゴォォォォン！！！
だが——
セルバーン「……遅い。」
なんと、セルバーンはボッシュートを無効化し、あっさりと回避したのだ！！
ヘッポコ「なにぃ！？」
ケン・リュックマン「ありえねぇ……ボッシュートを無効化だと！？」
ハッケヨイの技が通じない——
まさかの事態に、戦場は静まり返る。
セルバーン「貴様らの戦いは退屈だ……次はお前だ、勇者ヘッポコ。」
25:創る名無しに見る名無し
25/04/03 04:29:25.64 ctLU4a1v.net
ヘッポコ「クソッ……こいつ、マジでヤベぇ！！」
セルバーンの攻撃を受ければ即死レベル。
ボッシュートが通じない相手に、どう戦えばいいのか——！？
魔王ダーブラ「フハハハハ！ 見るがいい、お前たちの希望が潰える瞬間を！」
ダーブラが高笑いする中、ヘッポコは意識を集中する。
ヘッポコ（ダメだ……このままじゃ勝てねぇ……！）
その時——
女神「勇者よ……目覚めるのです。」
突如、ヘッポコの脳内に女神の声が響いた。
女神「あなたの力は、まだ完全に覚醒していません……真なる力を解放するのです。」
ヘッポコ「真なる力……！？」
26:創る名無しに見る名無し
25/04/03 04:29:48.95 ctLU4a1v.net
ヘッポコの体が光り輝く。
その瞳には、金色の炎が宿っていた——
ヘッポコ「……なんだ、この力は！？」
女神の力により、ヘッポコの中に眠る「神威の力」が目覚めた！
セルバーン「ほう……やっと面白くなってきたか。」
ヘッポコの拳に、かつてないほどの重力が集束する。
ヘッポコ「行くぞ……！ 神威ボッシュート！！！」
27:創る名無しに見る名無し
25/04/03 04:30:53.39 ctLU4a1v.net
第十六章：決着！神威ボッシュート vs セルバーンの究極形態！
ヘッポコの拳に宿る神威の力が、圧倒的な重力場を生み出していた——
ヘッポコ「神威ボッシュート！！！」
一瞬にして空間が歪む。
天地が逆転し、重力の支配が崩壊するほどの衝撃が戦場を包み込んだ。
ドゴォォォォォォン！！！
セルバーンの体が圧縮され、消滅寸前まで追い詰められる！！
ヌルスケ「やったのか！？」
ケン・リュックマン「アイツでも耐えられねぇだろ……！」
しかし——
セルバーン「ククク……悪くない。」
ボッシュートの圧力を跳ね返し、セルバーンが立ち上がる！
その体が変異し始め、肌の色が深紅に染まる……
セルバーン「ならば、見せてやろう……究極形態（アルティメットフォーム）を！！！」
28:創る名無しに見る名無し
25/04/03 04:31:30.69 ctLU4a1v.net
セルバーンの体が膨張し、筋肉が異常なまでに発達する。
まるで魔そのもののようなオーラを放ち、地面が震え始めた。
ハッケヨイ「ぐぬぬ……これはヤバいでゴワス！！」
マオ「なにこれ！？ なんかもう、次元が違うじゃん！！」
セルバーンはゆっくりとヘッポコに視線を向ける。
セルバーン「これが我が真の姿……」
その瞬間、彼の拳が空を切った——
ズガァァァァァン！！！
何もない空間を殴っただけで、衝撃波がヘッポコたちを吹き飛ばす！！！
ヘッポコ「ぐああああああ！！！」
29:創る名無しに見る名無し
25/04/03 04:31:51.99 ctLU4a1v.net
ヘッポコ「クソッ……やべぇ……！！」
立ち上がるヘッポコだが、体はボロボロだった。
神威ボッシュートですら、セルバーンには通じないのか！？
その時——
女神「勇者よ、あなたにはまだ力が残っています。」
再び女神の声が響く。
ヘッポコ「まだ力がある……？」
女神「あなたの異能遺伝子が覚醒すれば、神威を超える力を得るでしょう……！」
その言葉を聞いた瞬間、ヘッポコの中で何かが弾けた——
ヘッポコ「……俺の力を、限界まで引き出す！！！」
30:創る名無しに見る名無し
25/04/03 04:32:13.10 ctLU4a1v.net
ヘッポコの体から金色のオーラが溢れ出る！！
目が赤く輝き、髪が黄金に染まる——
ヌルスケ「な……なんだ、この力は！？」
ケン・リュックマン「完全に別次元のエネルギーだ……！！」
ヘッポコはゆっくりとセルバーンを見据えた。
ヘッポコ「お前を……ボッシュートする！！！」
31:創る名無しに見る名無し
25/04/03 04:32:46.65 ctLU4a1v.net
セルバーン「フハハハ！！ 面白い！！！ かかってこい、勇者よ！！！」
ヘッポコ「極・神威ボッシュート！！！**」
セルバーン「アルティメット・デモリッション！！！」
両者の拳がぶつかる！！！
ドゴォォォォォォン！！！！
地球が震え、大気が裂け、戦場は光に包まれた——！！！
32:創る名無しに見る名無し
25/04/03 04:33:55.09 ctLU4a1v.net
第十七章：魔界崩壊！最後の戦い！！
ドゴォォォォォォン！！！！
ヘッポコの「極・神威ボッシュート」とセルバーンの「アルティメット・デモリッション」が激突し、戦場全体が光に包まれた。
衝撃波が惑星の大地を引き裂き、魔界の空が割れた——！！
ヌルスケ「オイオイ、マジで魔界ごとぶっ壊れんじゃねぇのか！？」
ケン・リュックマン「こいつら、次元を超えた戦いしてやがる……！！」
光が収まると、ヘッポコとセルバーンが互いに睨み合ったまま立っていた。
セルバーン「……ククク、なかなかやるじゃないか。」
その瞬間——
バキバキバキッ……！！
セルバーンの体に無数の亀裂が走った。
セルバーン「馬鹿な……この私が……！？」
体がボッシュートの重力に耐え切れず、圧縮されていく！！
ヘッポコ「終わりだ、セルバーン！！！」
ズォォォォォォッ！！！
セルバーンの肉体が一瞬にして消滅した——！！！
33:創る名無しに見る名無し
25/04/03 04:34:19.17 ctLU4a1v.net
魔王ダーブラ「フフフ……なかなか楽しませてもらったぞ、勇者ヘッポコ。」
セルバーンを失ってなお、不敵な笑みを浮かべるダーブラ。
マオ「アンタ、まだやるつもり！？」
魔王「フッ……あいつの戦い方は好きではないが、確かにしぶといな。」
ダーブラは魔界の大地に手をかざす。
魔王ダーブラ「ならば、この魔界そのものをお前たちの墓にしてくれよう……！」
ゴゴゴゴゴゴ……！！
魔界の大地が震え、天が裂ける。
ハッケヨイ「ぬぉぉ！？ こやつ、魔界を崩壊させるつもりでゴワス！！」
ヌルスケ「バカじゃねぇのか！？ こっちまで巻き込む気かよ！」
ダーブラの体が魔界の闇と融合し、巨大な魔神へと変貌していく。
魔王ダーブラ「我が魔界の王としての力……見せてやろう！！！」
34:創る名無しに見る名無し
25/04/03 04:34:37.49 ctLU4a1v.net
ヘッポコがボロボロの体で立ち上がる。
ヘッポコ「クソッ……限界が近い……！」
しかし、その時——
女神「まだ終わってはいません。」
ヘッポコの周囲に神聖な光が舞い始めた。
女神「あなたの勇気こそ、世界を救う鍵……最後の力を授けましょう。」
ヘッポコの体に黄金の光が注がれ、新たなる力が解放される——！！
35:創る名無しに見る名無し
25/04/03 04:35:00.98 ctLU4a1v.net
ヘッポコの拳が神々しい輝きを放つ。
ヘッポコ「これが……俺の最後の技だ！！！」
ダーブラの巨大な体が魔界のエネルギーを吸収し、超魔神へと変貌する。
魔王ダーブラ「フハハハハ！！ 貴様ごときに、この私が倒せるものか！！！」
ヘッポコ「喰らえぇぇぇ！！！ 天破ボッシュート！！！！」
ズオォォォォォォォォン！！！！
次元を超えた重力波が炸裂し、魔王ダーブラを包み込む！！
36:創る名無しに見る名無し
25/04/03 04:35:16.43 ctLU4a1v.net
魔王ダーブラ「ぐおおおおおおお！！！！」
ダーブラの体が光の渦に飲み込まれ、消滅していく。
魔王ダーブラ「ば……馬鹿なぁぁぁぁ！！！！」
ドゴォォォォォォォン！！！！
魔界の大地が崩壊し、天が砕ける——！！
ヘッポコたちは次元の裂け目に吸い込まれていった……！！！
37:創る名無しに見る名無し
25/04/03 04:37:32.28 ctLU4a1v.net
第十八章：初代ボッシュートの使い手
魔界崩壊の爆風に巻き込まれ、次元の裂け目へと投げ出されたヘッポコたち。
どこへ向かうのかも分からないまま、彼らは闇の中を漂っていた——
ヘッポコ「う、うわああああ！！」
ヌルスケ「チクショウ！ どこへ飛ばされんだよ！！」
スラウィム「ギャーッ！！ なんか時空がぐちゃぐちゃだよぉ！！」
突如、目の前に巨大な光が現れたかと思うと——
ドゴォォォォォン！！！
ヘッポコたちは白銀の神殿のような場所へと叩きつけられた。
ヘッポコ「……ぐ、ここは……？」
辺りを見回すと、まるで天界のような神秘的な空間が広がっている。
黄金の柱が立ち並び、床には美しい紋章が刻まれていた。
その時——
？？？「よくぞ来たな、ボッシュートの勇者よ。」
荘厳な声が響く。
ヘッポコたちが振り向くと、そこには——
スーツをビシッと着こなし、優雅に微笑む男が立っていた。
？？？「私は草野仁。」
？？？「かつて、この世界で最初にボッシュートを極めた者だ。」
ヘッポコ「な……なんだと！？！？」
38:創る名無しに見る名無し
25/04/03 04:38:53.25 ctLU4a1v.net
ヘッポコたちは驚きのあまり言葉を失った。
草野仁——
彼こそが、ボッシュートの技を最初に極めた伝説の存在だったのだ！
ヌルスケ「いやいや、なんでアンタがここにいんだよ！？ そもそも生きてんのか！？」
ケン・リュックマン「まさか……神になったってのか？」
草野仁は静かに頷いた。
草野仁「私は、かつて地上でボッシュートを極め、その力を以って神々の世界に至った。」
草野仁「そして今、この神域で次のボッシュートの継承者を待っていたのだ。」
ヘッポコは拳を握る。
ヘッポコ「……じゃあ、お前は俺より強いってことか？」
草野仁の目が鋭く光る。
草野仁「試してみるか？」
次の瞬間——
草野仁の周囲に重力波が発生し、空間が歪んだ。
ヘッポコ「な、なんだこの圧力は……！？！」
まるで全世界の重力が草野仁を中心に収束しているかのような感覚。
草野仁「——“ボッシュート・オブ・ゴッド”」
一瞬、何が起こったのか理解できなかった。
だが、気づけばヘッポコの体がふわりと浮き上がり——
ズドォォォォン！！！！
とてつもない重力で叩き落とされた！！！
ヘッポコ「がぁぁぁあああ！！！」
大地にめり込むヘッポコ。
ヌルスケ「うおおお！！ 一撃でぶっ飛ばされた！！」
スラウィム「ひえええええ！！！ 強すぎるよぉ！！」
草野仁は微笑みながら言う。
草野仁「さあ、私に挑め。ボッシュートの力を真に極めるために。」
ヘッポコは震える腕で立ち上がる。
ヘッポコ「やるしかねぇ……こいつを倒さなきゃ、俺はボッシュートの真の使い手になれねぇ！！！」
39:創る名無しに見る名無し
25/04/03 04:39:52.57 ctLU4a1v.net
次回予告！！
ついに明かされたボッシュートの起源！
ヘッポコ vs 伝説の男・草野仁！！
この戦いに勝利した者こそが、ボッシュートの頂点に立つ！！！
次回——
「超重力決戦！草野仁 vs ヘッポコ！！」
ボッシュートの神話が、今始まる——！！！
40:創る名無しに見る名無し
25/04/03 04:51:47.16 ctLU4a1v.net
第十九章：超重力決戦！草野仁 vs ヘッポコ！！
草野仁の放つ「ボッシュート・オブ・ゴッド」によって、大地にめり込んだヘッポコ。
これまでのどんな敵とも違う—— 圧倒的な重力制圧。
ヘッポコは震える腕で立ち上がる。
ヘッポコ「……はっ、これが……初代ボッシュートの使い手の力ってわけかよ……！！」
対する草野仁は微笑みを崩さない。
草野仁「まだ立てるとは大したものだ。だが、ボッシュートの極意を知るには…… “神の境地” に至らねばならない。」
次の瞬間——
ズンッ！！！
天地が歪むような重圧がヘッポコに襲いかかる！！
ヘッポコ「ぐぅぅぅぅぅ！！？」
まるで空間そのものがヘッポコを押し潰すかのような、 「超重力の領域」。
ヌルスケ「おいおい、ヘッポコのやつ動けねぇじゃねぇか！！」
ケン・リュックマン「……これが、ボッシュートの神髄……！」
草野仁の目が鋭く光る。
草野仁「“ボッシュート”とは、単なる重力操作にあらず。」
草野仁「究極のボッシュートは、 「存在そのものを収束し、消し去る技」 なのだ。」
ヘッポコは歯を食いしばる。
ヘッポコ「だったら……俺も負けるわけにはいかねぇ！！！」
41:創る名無しに見る名無し
25/04/03 04:52:07.23 ctLU4a1v.net
ヘッポコの体から 黄金の光 が放たれる！！
スラウィム「な、なんかヘッポコが光ってるよぉ！！」
ララ「これは……神の力！？！？」
ヘッポコ「行くぜ、草野仁！！」
ヘッポコの体が 超重力の圧力をものともせず、スッと浮かび上がる。
草野仁の目がわずかに驚きを見せる。
草野仁「ほう…… “ボッシュート・ザ・レジェンド” に目覚めたか。」
ヘッポコの体に流れる “異能遺伝子” がボッシュートの極限領域に適応したのだ！！
ヘッポコ「今の俺なら……お前の技にも耐えられる！！！」
42:創る名無しに見る名無し
25/04/03 04:52:27.50 ctLU4a1v.net
草野仁が手をかざす。
草野仁「“ボッシュート・オブ・ゴッド”……発動！！！」
ヘッポコの周囲の空間が完全に歪み、 次元ごと吸い込まれる。
だが、ヘッポコは笑った。
ヘッポコ「ハッ……ならこっちもぶつけるぜ！！」
“神威ボッシュート”！！！！
ズオォォォォォォォォン！！！！
究極の重力波が激突！！！
ケン・リュックマン「うおおお！！！ 空間が割れやがった！！！」
ヌルスケ「やべぇ……こいつらの戦い、次元ぶっ壊れるぞ！！！」
超重力の嵐が吹き荒れ、天と地が砕ける。
43:創る名無しに見る名無し
25/04/03 04:52:59.49 ctLU4a1v.net
ドゴォォォォォォォォン！！！！
閃光が弾け、戦場が静寂に包まれた。
しばらくして、ゆっくりと立ち上がったのは——
ヘッポコ「……ふぅ。」
草野仁はその場に静かに膝をついていた。
草野仁「……見事だ。」
草野仁「これほどのボッシュートの使い手が現れるとは……。」
草野仁は満足そうに笑い、手を差し出す。
草野仁「おめでとう。お前こそが、新たなるボッシュートの伝説を紡ぐ者だ。」
ヘッポコはその手を握り、しっかりと立ち上がった。
44:創る名無しに見る名無し
25/04/03 05:00:17.07 ctLU4a1v.net
第二十章：暗黒の魔女、降臨！！
ボッシュートの極意を極めたヘッポコ。
しかし、その喜びも束の間—— 天界が激しく揺れ動いた！
ズズズズズ……！！！
白銀の神殿が大きく震え、上空に巨大な裂け目が現れる。
そこから響くのは——
「あらあら、まぁまぁ！！」
不気味な笑い声が響き渡る。
ヘッポコ「……なんだ、この声は！？」
草野仁「まさか……！！！」
裂け目の向こうから現れたのは、漆黒のドレスをまとい、巨大なパールの髪飾りをつけた 謎の女。
その姿は、 時空を超越した”暗黒の魔女” そのものだった。
黒柳徹子「皆さん、お元気かしら？」
45:創る名無しに見る名無し
25/04/03 05:00:50.80 ctLU4a1v.net
黒柳徹子「ボッシュートの力は、天界の秩序を乱す禁忌なのよ！！」
黒柳徹子「あなたね、ヘッポコさん？ お話は聞いてるわ。あなた、ちょっと強くなりすぎたんじゃなくて？」
ヘッポコは拳を握る。
ヘッポコ「はっ、せっかく極めたボッシュートを、誰かの都合で捨てるわけにはいかねぇんだよ！！！」
黒柳徹子「あら、まぁ……そんなに言うのなら、少し”徹子の部屋”に付き合ってもらおうかしら。」
彼女がパチンと指を鳴らすと、 空間が歪み、ヘッポコたちは異次元に吸い込まれた！！
46:創る名無しに見る名無し
25/04/03 05:01:26.83 ctLU4a1v.net
異次元空間・徹子の部屋！！
気がつくと、ヘッポコたちは 真っ白な部屋 に座らされていた。
目の前には優雅に微笑む 黒柳徹子。
ヘッポコ「なんだよ、ここは……！！？」
黒柳徹子「ここはね、“徹子の部屋”。異世界と現実をつなぐ、時空の狭間よ。」
彼女が手を振ると、 天井から無数の球体が降ってくる。
黒柳徹子「これはね、“徹子スフィア”。どんな魔法も吸収しちゃうのよ。」
ヌルスケ「やべぇぞ、ヘッポコ！ 魔法が封じられる！！」
ケン・リュックマン「こんな戦闘空間、聞いたことねぇ！！」
黒柳徹子は微笑んだまま、ヘッポコをじっと見つめる。
黒柳徹子「それじゃ、あなたの”ボッシュート”……私に見せてくれる？」
47:創る名無しに見る名無し
25/04/03 05:02:26.82 ctLU4a1v.net
ヘッポコが拳を握り、 “ボッシュート・ザ・レジェンド” を発動させる！！
ヘッポコ「喰らえ！！！」
しかし、黒柳徹子は微動だにせず、ポンと手を叩いた。
黒柳徹子「“黒柳フィールド” 発動。」
ズオオオオオオオオオ！！！！
突然、 ボッシュートの重力波が完全に消滅した。
ヘッポコ「な、なにィ！？！？！？」
スラウィム「ヘッポコのボッシュートが……吸収されたぁぁ！！」
黒柳徹子は優雅に笑う。
黒柳徹子「ボッシュートは、あくまで”重力”の力。でもね……“トークの力”には勝てないのよ。」
ヘッポコの全身が 異様な圧力 に包まれる。
黒柳徹子「私の”徹子トーク”……あなた、耐えられるかしら？」
ヘッポコ「ぐぅぅぅ！！？」
黒柳徹子はヘッポコに向かって 矢継ぎ早に質問を浴びせる！！！
黒柳徹子「あなた、好きな食べ物はなに？」
黒柳徹子「冒険してるときって、どんな気持ち？」
黒柳徹子「今まで一番辛かった戦いは？」
黒柳徹子「スラウィムさんとは、どういうご関係なの？」
黒柳徹子「もし異世界じゃなかったら、どんな仕事をしていたと思う？」
ヘッポコの 精神が限界に近づく！！
ヘッポコ「（くそっ……！！ 質問攻めで……意識が……！！）」
48:創る名無しに見る名無し
25/04/03 05:02:57.96 ctLU4a1v.net
戦いの最中、草野仁は静かに立ち上がった。
草野仁「……ヘッポコよ、お前にはまだ”最後の試練”が残っている。」
ヘッポコ「なん……だと？」
草野仁が指を鳴らすと、彼の背後に 巨大な光の扉 が出現した。
草野仁「これこそが、ボッシュートの最終領域……“無の扉”。」
草野仁「この奥義を極めなければ、徹子には勝てん。」
ヘッポコはゴクリと息をのむ。
ヘッポコ「無の……扉……！！？」
ヌルスケが叫ぶ。
ヌルスケ「おいおいおい！！！ 無の扉って、もしかして……！」
スラウィム「そこに入ったら……戻ってこれないんじゃないのぉぉ！？」
しかし—— ヘッポコは迷わなかった。
ヘッポコ「行くぜ。俺はボッシュートを極めるんだ！！！」
彼は躊躇なく光の扉へと飛び込む！！！
その瞬間、時空が裂け、ヘッポコの姿が消えた——
49:創る名無しに見る名無し
25/04/03 05:04:11.00 ctLU4a1v.net
第二十一章：無の扉！ボッシュートの真理を見よ！！
ヘッポコの身体は 光の扉 に吸い込まれ、完全なる 無 の世界へと投げ出された。
ヘッポコ「ここは……どこだ？」
そこには 何もない。
音も、光も、時間の流れすらも感じられない。
ただ広がるのは 完全なる虚無。
？？？「よくぞ来た……ボッシュートの継承者よ……。」
ヘッポコの前に現れたのは、巨大なシルエット。
その姿は 黒いオーラを纏った”何か” だった。
50:創る名無しに見る名無し
25/04/03 05:04:43.47 ctLU4a1v.net
その存在は、重厚な声で語りかける。
ボッシュート・オリジン「我が名は ボッシュート・オリジン……ボッシュートの概念そのもの……。」
ヘッポコ「ボッシュートの……概念！？」
ボッシュート・オリジン「お前は知るべきだ。この技の本当の意味を。」
すると突然、周囲に映像が広がる。
そこに映し出されたのは—— ボッシュートの歴史。
かつて、この技は”不要なものを消し去る力”だった。
しかし、それを 神々 が禁忌とし、技の真髄を封印したのだ。
51:創る名無しに見る名無し
25/04/03 05:06:24.36 ctLU4a1v.net
ボッシュート・オリジン「お前に最後の試練を与えよう……。」
ヘッポコの目の前に、 巨大な球体 が現れた。
それは 世界そのもの を飲み込む 究極のボッシュート。
ボッシュート・オリジン「この球体を受け入れ、“ボッシュート・ゼロ”を習得せよ。」
ヘッポコは拳を握る。
ヘッポコ「やってやるぜ！！！」
彼は “ボッシュート・ザ・レジェンド” を発動し、球体を両手で受け止めた。
しかし—— その瞬間、彼の体がバラバラに分解され始める！！
ヘッポコ「ぐあああああ！！！？」
ボッシュート・オリジン「お前の存在は、“無”と”有”の境界を越えなければならぬ……！」
52:創る名無しに見る名無し
25/04/03 05:06:49.64 ctLU4a1v.net
その頃、現実世界では 黒柳徹子 がヘッポコの仲間たちを追い詰めていた。
黒柳徹子「あらあら、まぁまぁ……あなたたち、もう限界じゃなくて？」
ヌルスケ、ケン・リュックマン、スラウィム……
誰もが 徹子の質問攻め によって精神を削られていた。
ヌルスケ「くっそ……こいつの話……終わらねぇ！！！」
ケン・リュックマン「聞いてるだけで……頭が……ぐらぐらする……！！」
黒柳徹子は優雅に微笑みながら、さらに畳みかける。
黒柳徹子「“ボッシュート”は世界の災い。今ここで、その力を完全に消し去るわ。」
彼女が手を掲げると、天井から 巨大な黒いスフィア が降ってきた！！
黒柳徹子「“徹子・ザ・ファイナル”……！！」
この攻撃が炸裂すれば、ヘッポコが戻ってくる前に 全てが終わる！！
スラウィム「ヘッポコぉぉぉ！！！ 早く戻ってきてぇぇ！！」
53:創る名無しに見る名無し
25/04/03 05:07:40.74 ctLU4a1v.net
その瞬間—— 天界全土が激しく震えた！！
ズオオオオオオオオ！！！！
暗黒の世界から、 ヘッポコが帰還する！！！
だが、彼の姿は以前とは違った。
全身が光に包まれ、髪が純白に輝いている！！
そして、その背後には “無”そのものを操る巨大な渦 が展開されていた。
ヘッポコ「……“ボッシュート・ゼロ”、完成だ……！！」
黒柳徹子が 初めて驚愕の表情を見せる！！
黒柳徹子「まぁ……まぁまぁ……これは……！？」
ヘッポコがゆっくりと手をかざす。
ヘッポコ「お前の”徹子・ザ・ファイナル”……消し去る！！！」
ズオオオオオオオオオ！！！！
その瞬間—— 黒柳徹子の技が完全に消滅した！！！
黒柳徹子「な……何を……！？」
ヘッポコ「“ボッシュート・ゼロ”は、“存在そのものをボッシュートする”力だ！！」
黒柳徹子の身体が 徐々に消えていく。
黒柳徹子「あら……まぁ……こんな結末になるなんて……！」
最後に優雅な笑みを浮かべ、彼女は 完全にボッシュートされた。
54:創る名無しに見る名無し
25/04/03 05:08:10.42 ctLU4a1v.net
天界に静寂が戻った。
ヌルスケ「お……終わった……のか？」
ケン・リュックマン「ヘッポコ……お前……！」
スラウィム「すごい……！！」
ヘッポコはゆっくりと拳を握り、静かに微笑んだ。
ヘッポコ「“ボッシュート”の本当の力……俺は、手に入れたぜ……！」
その時、天界の雲が晴れ、 神々が彼を見つめていた。
ゼウス「お前は……ついに”神”の領域に足を踏み入れたか……！！」
そして——
新たなる戦いの予感が、空に満ちていく……！！
55:創る名無しに見る名無し
25/04/03 05:35:01.59 ctLU4a1v.net
第二十二章：最強の男、降臨！！
天界の雲が激しく渦を巻く。
その中心に、 一人の男が現れた。
スキンヘッド、黄色いスーツ、赤いグローブ——
ゼウス「む……貴様は何者だ？」
サイタマは無表情のまま答える。
サイタマ「俺？ ただのヒーローだけど。」
神々は静まり返る。
彼は どんな敵もワンパンで倒す最強の男。
だが、彼の 実力を誰も知らない。
ヘッポコ「……お前、強いのか？」
サイタマは肩をすくめる。
サイタマ「さあな。まあ、適当にやるよ。」
56:創る名無しに見る名無し
25/04/03 05:36:16.80 ctLU4a1v.net
ボッシュート vs ワンパン！最強決定戦！？
ヘッポコは “ボッシュート・ゼロ” の力を試すべく、サイタマへ向けて手をかざした。
ヘッポコ「……お前をボッシュートする！！！」
ズオオオオオオオオオ！！！！
サイタマの身体が消滅しかける。
しかし—— 何も起こらない。
ヘッポコの顔に汗が流れる。
ヘッポコ「な……なんだと！？ 俺のボッシュートが効かない……！？」
サイタマは鼻をほじりながら言う。
サイタマ「え？ なんかした？」
57:創る名無しに見る名無し
25/04/03 05:37:32.78 ctLU4a1v.net
ゼウス、ハデス、魔王、全ての神々が サイタマの力を測るべく総攻撃を仕掛けた。
ゼウス「“神雷・オリンポスストライク”！！！！」
ハデス「“冥府の絶滅波”！！！！」
魔王「“魔界崩壊の一撃”！！！！」
しかし——
サイタマはただ、立っているだけ。
全ての攻撃が 微塵も効かない。
ケン・リュックマン「こ……こいつ、何者だ……！？」
スラウィム「ありえない……！！」
サイタマは無表情のまま、ヘッポコを見つめる。
サイタマ「お前、戦うの？」
ヘッポコは 全力の”ボッシュート・ゼロ”を発動。
だが——
サイタマは拳を軽く振り下ろしただけだった。
ズオオオオオオオオオオオ！！！！！！
ヘッポコの “ボッシュートの空間”が粉々に砕け散る！！！
ヘッポコ「うおおおおおおお！！？？」
神々は 全員、震え上がった。
58:創る名無しに見る名無し
25/04/03 05:38:21.85 ctLU4a1v.net
ヘッポコは膝をつき、息を切らしながらサイタマを見上げた。
ヘッポコ「お、お前……何者なんだ……。」
サイタマは首をかしげる。
サイタマ「うーん、普通のヒーロー？」
そう言うと、 彼は興味なさげに背を向け、帰ろうとする。
サイタマ「あ、そうだ。スーパーの特売があるから帰るわ。」
神々は 呆然と見送るしかなかった。
59:創る名無しに見る名無し
25/04/03 13:17:04.68 JiYgwetL.net
ボッシュートの終焉
ヘッポコは、ただ茫然と立ち尽くしていた。
彼の代名詞とも言える “ボッシュート” が、まるで子供の遊びのように 一撃で粉砕された からだ。
「……こんなこと、あるのか？」
隣でケン・リュックマンが呟いた。
スラウィムも、ララも、アナも、ただ目を見開いているだけだった。
無敵のボッシュートが敗北することなど、想像したこともなかったのだ。
サイタマは、そんな彼らの様子を見ても、特に何かを感じた風でもなく、
「じゃ、俺、帰るわ」
と、あくびをしながら空へ跳んだ。
60:創る名無しに見る名無し
25/04/03 13:17:51.15 JiYgwetL.net
それから数日が経った。
ヘッポコは、未だに “ボッシュート”の存在意義 について考え続けていた。
（……俺の力は、本当に最強だったのか？）
あの男の前では、それはただの “技の一つ” にすぎなかった。
努力して得た力も、数々の戦いの中で磨き上げた技も、
彼の前では 「そんなものか」 と言わんばかりに消えていった。
（俺は……なんだったんだ？）
ヘッポコは、自分の手を見つめた。
今までこの手で、どれだけの敵を “ボッシュート” してきたのだろう？
だが、その全てが “無意味だったのではないか” と思えてしまう。
「おい、ヘッポコ。元気出せよ。」
ケン・リュックマンが声をかけた。
「ボッシュートは最強じゃなかった。それが分かっただけの話だ。」
「……最強じゃなかった？」
「そうだ。それがどうした？」
ケン・リュックマンは、リュックの口をパカッと開いてみせた。
「最強じゃなくたって、お前はお前だろ？ それに——」
「それに？」
「“ボッシュート” の本当の力は、まだ分かっていないかもしれない。」
「……！」
その言葉に、ヘッポコの脳裏に “ある考え” がよぎった。
ボッシュートは “吸い込む” だけの力ではない。
もしも、逆に “押し出す” ことができたとしたら——？
61:創る名無しに見る名無し
25/04/03 13:18:32.17 JiYgwetL.net
その夜、ヘッポコは一人、星空を見上げながら、
そっと右手を前に突き出した。
「ボッシュート——」
すると、空間が逆流するような感覚 が走った。
吸い込むのではなく、弾き飛ばす感覚。
まるで “世界そのものを押し流す” かのような力が、そこにあった。
「……これが、新しいボッシュートか？」
ヘッポコは、静かに笑った。
夜空には、流れ星が一筋。
遠くの星々の間に、サイタマの姿が消えていった。
（終わり）
62:創る名無しに見る名無し
25/04/03 15:14:31.13 D3juX6NW.net
ヘッポコがまだ ボッシュート を会得していなかった頃——
それは、彼が ただの少年 だった時代の話である。
「おい、新入り！ そろそろ働いてもらおうか！」
鉄格子の向こうから、荒々しい声が響いた。
ヘッポコは、ボロボロの囚人服をまといながら、鉄格子の向こうの看守を睨んだ。
——そう、彼は 牢獄に囚われていた のだ。
63:創る名無しに見る名無し
25/04/03 15:15:32.50 D3juX6NW.net
「チッ……おい、俺をここから出せ。」
ヘッポコは 不敵な笑み を浮かべた。
だが、看守たちは哄笑するだけだった。
「ハッハッハ！ 何を寝ぼけたことを言ってやがる！ お前は “異能遺伝子” の持ち主だってな。」
「だから、 絶対に逃がしちゃいけないんだとさ。」
ヘッポコは ギリッと歯を噛みしめた。
——“異能遺伝子”。
それは、特定の血筋 にのみ受け継がれる 特異な才能 の証だった。
戦場に出れば、敵の攻撃がかすりもしない。
毒を盛られても、自然と体が解毒してしまう。
極限の状況でも、無意識のうちに生存できる行動を取ってしまう。
そんな 異能の才能 を持つがゆえに、
ヘッポコは 危険視され、捕らえられたのだった。
64:創る名無しに見る名無し
25/04/03 15:16:13.68 D3juX6NW.net
「さて、お前は明日から 帝国の実験施設 に移送される。」
「そこでたっぷりと、 人体実験 を受けるんだなぁ……！」
看守たちは 嘲笑を浮かべた。
だが、ヘッポコは 動じなかった。
（……やるしかねぇな。）
ヘッポコは 静かに深呼吸 した。
——そして、 看守が一瞬、目をそらした瞬間。
“異能遺伝子” が発動した！！！
スッ……！！
ヘッポコの身体が、まるで 空気のように看守の視界から消えた。
「……！？」
「お、おい！？ どこへ行った！！」
——だが、もう 遅い。
次の瞬間、ヘッポコは 看守の背後にいた。
「悪ぃな。……ここで寝ててくれ。」
ゴッ！！！
ヘッポコの拳が 看守の後頭部に炸裂！！
ドサッ……！
看守は 静かに倒れ伏した。
ヘッポコは 看守の鍵を奪い、牢の扉を開けた。
——ついに、自由を手に入れたのだ！！
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