リレー小説 55歳の高 ..
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2:創る名無しに見る名無し
20/07/17 10:24:11.07 1Eey2VJO.net
板持英男は僕の隣の席になった。
僕は年齢と高校生をやってる理由を聞こうと思い、話しかけた。
「板持くん」
オッサンはフレンドリーな笑顔を浮かべると、言った。
「ヒデって呼んでよ」
「ひ……ヒデ」
「おう。なんだい?」

3:創る名無しに見る名無し
20/07/18 01:32:00.22 0+s16lla.net
「ヒデ、歳いくつ?」
「17歳だよ。同学年だろ、バカだなぁ。永遠の17歳に決まってるだろ」
「なんで高校生……」
「あっ。俺、ギター弾けるんだぜ。お前、なんか楽器できる? バンドやろうぜ、バンやろ」
「いや……」
「ところでこのクラス、可愛い女子いるなぁ。こりゃ青春が楽しくなりそうだぜ」
「その……」
「ところでお前、名前まだ聞いてないよな?」

4:創る名無しに見る名無し
20/07/18 12:55:32.10 6iSbeO7H.net
「俺は田中 男。『男』と書いて『アダム』と読むんだ」

5:創る名無しに見る名無し
20/07/18 18:18:08.30 Whbjfdrv.net
級長は小沢イチロウ君、副級長は蓮舫君だ。

6:創る名無しに見る名無し
20/07/18 19:09:15.37 zux5SE6a.net
ヒデ「おおっ!キラキラネームってやつだな?いいね!俺らの時代にはなかった」
俺「『俺らの時代』って?」
ヒデ「いや、ナウいね。いいよ、いいね!」
俺「ところでヒデ、なんでオッサンなのに高校生やってんの?」

7:創る名無しに見る名無し
20/07/19 00:19:10.97 A++iwW/q.net
ヒデ「それは最高尊厳から与えられた任務を遂行するためだよ」
その時、後ろにいた小沢イチロウがニヤリと笑った。

8:創る名無しに見る名無し
20/07/19 06:39:30 JMmB8Kq8.net
俺「えっ? ヒデってもしかして中二病? オッサンのくせに」

9:創る名無しに見る名無し
20/07/19 07:07:07.75 MbvnegF0.net
ヒデ「大人になりたくないんだ」

10:創る名無しに見る名無し
20/07/19 07:56:01.89 qQWKgPk9.net
俺「へぇ〜、とんがってるねぇ!」

11:創る名無しに見る名無し
20/07/19 21:57:41.51 bfXpIpIj.net
ヒデは大きなちんぽを引っ張り出した。
「ところでこいつをどう思う?」
俺「…すごく、大きいです…」

12:創る名無しに見る名無し
20/07/20 07:25:29.72 HWWAszmC.net
俺は観念して尻を出した。

13:創る名無しに見る名無し
20/07/20 07:38:28.95 zSlWrmIP.net
その時、1人の女生徒が手を挙げて立ち上がった。
「先生! 男子が度を越えてふざけたことしてます!」
堅物美少女と誰もが呼ぶ柘植口(つげぐち)アリサだ。

14:創る名無しに見る名無し
20/07/21 06:45:02.46 5c5zdL3O.net
「はい! 今、君に恋しました」
ヒデは柘植口に向かって立ち上がり、手を挙げた。
「ぼくと付き合ってください。青春しよう。是非とも君に大人のテクを教えたい」

15:創る名無しに見る名無し
20/07/21 15:28:41.63 AuxNaUGx.net
しかしアリサはこれをシカト
ヒデの挨拶は完全に滑ってしまった。

16:創る名無しに見る名無し
20/07/21 19:44:56.49 nKYnrLjH.net
アリサは小沢イチロウ一筋であることは誰もが知っていた。

17:創る名無しに見る名無し
20/07/21 23:07:47.66 AuxNaUGx.net
「チクショーめ!」
ヒデは激怒した。

18:創る名無しに見る名無し
20/07/22 01:50:12.95 deCiO4Wm.net
「フッ、失恋も青春に花を添え、いつか美しい思い出になるものさ」
ヒデは歌うようにそう言い、タンを吐いた。
「カーッ! 甘酸っぺぇなぁ! ぺぇ!」

19:創る名無しに見る名無し
20/07/22 06:49:13.02 3s6EfFno.net
アリサ(何だこの男は・・・)

20:創る名無しに見る名無し
20/07/22 07:55:45.31 6ROwEbk5.net
アデリーン先生は言いました。
「行儀がなってませんね、知性を感じられない」

21:創る名無しに見る名無し
20/07/22 09:27:01.44 deCiO4Wm.net
アデリーン先生はセクスィー・ボディーをお堅いグレーのスーツで隠しきれない英語の先生で、僕らの担任だ。
叱られたヒデは立ち上がると、先生のところへ行き、耳元で何か囁いた。

22:創る名無しに見る名無し
20/07/22 19:41:35 6ROwEbk5.net
度重なるヒデの無礼な行動にアデリーンの堪忍袋の緒が切れる。

「黄色い猿の分際で私にくさい息を吹きかけるんじゃあなァーいッ!!」

ヒデの顔や頭にアデリーンの拳が打ち込まれる。
それはとても鉛のように重い猛烈なラッシュだった。
白人至上主義者だったのだ。

23:創る名無しに見る名無し
20/07/22 20:10:39 deCiO4Wm.net
僕は思わず立ち上がり、叫んだ。
「体罰だ!」

しかしヒデは掌を僕に向け、止めるようにこう言ったのだった。
「これぐらい、俺の時代じゃ普通だ」

24:創る名無しに見る名無し
20/07/22 23:06:59.38 4j6FJ/tw.net
ヒデは死んだ。彼の遺体はゴミのように教室の隅に放置された
だがみんなは平然としている

25:創る名無しに見る名無し
20/07/22 23:20:14.96 3s6EfFno.net
僕は生まれて初めて死体というのを見たせいか気分が悪くなり、先生に許可をもらってトイレに行った。
「はぁ」
僕は嘔吐してすっきりした。

26:創る名無しに見る名無し
20/07/22 23:48:10.50 OOmJBRR4.net
「田中くん気分はどう?」
柘植口アリサの声に僕は驚いた。
「柘植口さん!?」
彼女はトイレのドアの上からこちらを見下ろしていた。

27:創る名無しに見る名無し
20/07/23 00:50:42.09 e6typNVR.net
「きゃーっ! 痴女!」

28:創る名無しに見る名無し
20/07/23 06:28:08 aKCT3l7G.net
アリサ「お前がバックレたのか見に来たんだよ」

29:創る名無しに見る名無し
20/07/23 09:44:40.25 e6typNVR.net
ヒデは教室の隅で死んだフリをしながら機会を窺っていた。
「俺には使命がある。このクラスを導くんだ!」

30:創る名無しに見る名無し
20/07/23 09:52:52.07 +2k9Jm/t.net
ヒデは30人分の拉致袋を用意して工作船が着くのを待った

31:創る名無しに見る名無し
20/07/23 13:54:47.73 vMYLtCpN.net
海上警備行動発令!

32:創る名無しに見る名無し
20/07/23 16:34:11.12 Od//Qfqk.net
僕は柘植口アリサに連行され、校長室に入った。

33:創る名無しに見る名無し
20/07/23 16:57:58.30 e6typNVR.net
「来たかチョーさん待ってたドン」
そう言うと校長は僕をソファーに座らせ、言った。
「君は転校生と一緒に公衆の面前で猥褻行為をしたそうだね。退学とワシの言うこと聞くのとどっちがいい?」

34:創る名無しに見る名無し
20/07/23 20:19:22.94 0dk3i7IU.net
「ぼくそんなことしてないよ」
僕は何のことだかさっぱり分からなかった。

「ワシがやったといったらやったの・・・ッッ!!」
校長先生は僕を怒鳴りつけた。

35:創る名無しに見る名無し
20/07/23 21:19:10.16 4Vt+70GM.net
「じゃ、君、退学ね」
「ま、待ってください!」
「じゃあ何でも言うことを聞く?」
僕は何度も頷いた。しょうがないだろ、学歴に傷がつくよりは何をさせられたって絶対そっちのほうがましだ。
「よし。それなら……」
いやらしい笑顔で校長が僕に命じたこととは━

36:創る名無しに見る名無し
20/07/23 21:47:43.95 aKCT3l7G.net
その時天井から何かが落ちてきた。
「よう、田中。地獄の底から帰ってきたぜ」
天井の下敷きになった校長の上に立っていたのは死んだ筈のヒデではないかっ!

37:創る名無しに見る名無し
20/07/24 00:04:17.97 +FvKZkmV.net
ヒデ「あいたたた、腰が……」
僕「む、ムリすんな」
ヒデ「でも糖尿だから適度な運動しろって言われてるから」
僕「と、糖尿!?」

38:創る名無しに見る名無し
20/07/24 00:13:47.32 ZVuw4trL.net
僕「ところで……助けに来てくれたの?」
ヒデ「ああ、もちろんさ! 友達だろ?」
僕「ありがとう。っていうか、まず救急車を呼ばなきゃ。校長先生が……」
ヒデ「ほっとけ。そんなことより友達作りが先だ!」
僕「と、友達作り?」
ヒデ「おうよ! 俺は青春高校2年B組のクラスメイト46人、全員と友達になる!」

39:創る名無しに見る名無し
20/07/24 03:58:21.51 0zWqzjmY.net
「なんだァ、このやろう…っ!」
その時柘植口さんがなにかを呟くのを聞いた。

次の瞬間僕は横に押しのけられ転倒、
同時にヒデの呻き声が校長室に響く。
僕は何が何だかよく分からなかったが、顔を上げるとヒデの鳩尾に柘植口さんが突きしたであろう、
手刀が深々と突き刺さっているではないかっ。
「うぇろろろ」
柘植口さんが貫手を抜くと、ヒデは体を痙攣させながら、膝と手を突いて嘔吐した。

40:創る名無しに見る名無し
20/07/24 04:11:37.77 Xxc7g2YT.net
柘植口さんはヒデの首根っこを掴むとそのまま投げ落とした。
僕はヒデの下敷きになる、彼女は追撃のヤクザキックを打ち込む

41:創る名無しに見る名無し
20/07/24 04:42:46.57 Jckh9pBB.net
激しい猛攻に対し、グロッキー状態のヒデは力を振り絞り柘植口の蹴りをガードした。
「あっ」
柘植口は突然の出来事に一瞬動きを止めた。

42:創る名無しに見る名無し
20/07/24 06:08:54.57 Xxc7g2YT.net
「いい蹴りだ、でも暴力は駄目だ。」
いつの間にかヒデは柘植口アリサの背後に立っていた。
「こいついつの間に!?」
アリサは振り向きながら攻撃を繰り出す

43:創る名無しに見る名無し
20/07/24 06:37:06.60 Jckh9pBB.net
「いい加減にしなさーい!」
ヒデは柘植口を一喝、その気迫に彼女の制服が弾け彼女の動きが止まった。
「やられっぱなしじゃないぜ」
ヒデがそう言うと、柘植口を抱え込み
パンツを引っ剥がした。
「なにしてんの!?」
ヒデの奇行に田中は困惑する。

44:創る名無しに見る名無し
20/07/24 08:36:03.50 OV+pnpXz.net
「退学になるぞ、ヒデ! 校長先生が見てる!」
僕はヒデのしようとしていることを察して叫んだ。
天井の下敷きになった校長先生の黒縁眼鏡の向こうで、ドラレコのカメラみたいな目がキラーンと光っていた。

45:創る名無しに見る名無し
20/07/24 09:56:25.90 nIy+qiqh.net
「いや、予定通りだ」
ヒデは校長の目に仕込まれたカメラに柘植口アリサの陰部をしっかりと記録させると、パンツを穿かせた。
「録られたほうも録ったほうも、これで二度と悪いことは出来まい。何かしたらこの動画をYouTubeでばらまく!」

46:創る名無しに見る名無し
20/07/24 12:57:16.34 OV+pnpXz.net
「板持さん……。あなたは一体……何者?」
驚く僕に、彼は笑顔で言った。
「ヒデって呼べよ、相棒」
そしてオレンジジュースをおごってくれた。

47:創る名無しに見る名無し
20/07/24 14:10:41.56 IjoAZfrJ.net
ヒデ「今夜決行だ。仲間の船はすでに来ている!」

48:創る名無しに見る名無し
20/07/24 16:17:09.80 VYxNWqqN.net
ヒデと僕は46人のクラスメイトと共に不審船に乗り込み北の楽園を目指した。

49:創る名無しに見る名無し
20/07/24 16:43:01.85 kqGk8ZqK.net
僕たちの航海は苦難を極めた。
仲間は一人またひとりと斃れていく。
長い長い旅路の末、僕らは北の楽園バローに着いたのだ。
ここはトナカイとセイウチ、カナディアンが共存する場所だった。

50:創る名無しに見る名無し
20/07/24 17:16:38.62 t65cBgkq.net
案内された宿舎には金日成と金正日の肖像画が掲げてあった

51:創る名無しに見る名無し
20/07/24 17:59:21.12 Xxc7g2YT.net
出港時は46名だったクラスメイトは、バローに着いたときには僕とヒデを含め
12人しかいなかった。

52:創る名無しに見る名無し
20/07/24 18:20:10.95 SGRzrqf9.net
僕は宿舎のベッドに身を投げ出した。
何週間ぶりの布団の間食を堪能した。

53:創る名無しに見る名無し
20/07/24 19:03:23.58 V7De6yy0.net
周りは朝鮮人しかいないし、ここは本当にバローなのか?

54:創る名無しに見る名無し
20/07/24 19:19:33.42 6yqnUK2l.net
僕は目を覚ました。見覚えのある天井が見える。
ここは自分の家がある北海道の田舎町だ。
あの後、僕とヒデ、そして柘植口さんは先生や警察の方から事情聴取を受けどうにかそれぞれの家に帰宅したのだ。
「僕たちはなにも知らない…アレは事故だったんだ」
僕はそう自分に言い聞かせた。

55:創る名無しに見る名無し
20/07/24 20:10:08.63 Xxc7g2YT.net
ヒデには夢がある。
それは故郷の朝鮮民主主義人民共和国に帰ることだ。

ヒデは19才の時家族とともに一度脱北し、韓国にやってきた
しかしそこはスーパー学歴・格差社会
貧困地獄から抜け出したヒデに待っていたのはまた地獄だった。

56:創る名無しに見る名無し
20/07/24 20:34:49.25 6yqnUK2l.net
ヒデが日本に来たのは20年前
彼が35才の時だ
日本に来た目的は韓国よりも日本社会の方がユルいからと言う理由だ。もちろん日本へ移住する金などないから、玄界灘を泳いで横断し密入国したのである。
学歴も特技もないヒデだが、長距離水泳だけは得意なのだ。
だが日本もまたヒデにとっての安住の地ではなかった。

57:創る名無しに見る名無し
20/07/25 06:19:04.02 Sa3R+1N9.net
僕は疲れたのでお風呂に入った

58:創る名無しに見る名無し
20/07/25 07:10:27.83 ip815G7S.net
(えっ、だれかいるの…?)
僕が頭をすすいでいると、何者かの気配を感じた。
そっと目を開くと鏡には僕の背後に人影が映っているではないかっ。
「わーっ!?」
僕は振り返りながら背後の人物に熱いシャワーをお見舞いした。
「アバーッ」
そいつはびっくりすると顔を腕で覆い
怯みながらかがんだ。

59:創る名無しに見る名無し
20/07/25 07:17:39.44 Sa3R+1N9.net
「つ、柘植口アリサ・・・!?」
背後の人物は柘植口だった。
「ゴホッゴホッ」
柘植口はお湯を吸い込んだのか咳き込んでいる。
「こ、校長のスパイとして僕を監視してたのか」

60:創る名無しに見る名無し
20/07/25 08:40:00.27 Dywaa0qk.net
「や……やめてよ、柘植口さん……」
口ではそう言いながら、僕の身体は抗えずにいた。
「フフン。知ってるんだよ、田中くん」
柘植口アリサは手を動かし続けながら、嘲笑うように言った。
「アンタが誰を好きなのか」
「えっ?」
僕は痙攣しながらその続きを聞いた。
「結唯 晶娘(ゆい しょうこ)が好きなんでしょ?」
「なっ……なんで……!」
アリサは苛ついたように動かす手の速度を早めた。
「あんな冴えないいじめられっ子のどこがいいの?」

61:創る名無しに見る名無し
20/07/25 08:40:28.82 qf+eCrpu.net
「しまった」
僕はシャワーを止め、ずぶ濡れの柘植口さんに寄り添った。
彼女は目を閉じぐったりとしている。

気が動転していた僕は、家族を呼ぼうとした。
(まてよ、ここで誰かを呼んだら僕が疑われるのでは?そしたら僕の学歴は…それどころか人生は)
僕は柘植口アリサを抱えると引きずりながら部屋に戻る。勿論床を拭くのも忘れない。
「ヤバい、やばいよこれ」
僕は考えた。

62:創る名無しに見る名無し
20/07/25 08:53:27.86 Sa3R+1N9.net
僕は人工呼吸を始めた。

63:創る名無しに見る名無し
20/07/25 09:10:58.12 qf+eCrpu.net
僕は柘植口アリサを床に寝かせると、
心臓マッサージを始めた。
「1、2、3…」
僕は一定のリズムで胸の真ん中を押す。
「7、8…」
僕はマッサージを止め、柘植口さんに顔を近づけ、唇を付け息を吹き込んだ。
「ゴホゴホ」
柘植口さんは咳き込みながら水を吐き出し息を吹き返した。
何だか顔色も良くなってきた。

64:創る名無しに見る名無し
20/07/25 09:17:33.32 Sa3R+1N9.net
柘植口の着ているジャージはずぶ濡れで下着がスケて見えている
「まだ目を覚まさないよね」
田中はゴクリとつばを飲み込んだ。

65:創る名無しに見る名無し
20/07/25 09:35:06.26 qf+eCrpu.net
僕は彼女の着替えとタオルを用意すると
ずぶ濡れの衣服を脱がしにかかった。
まずジャージのチャックを降ろした。そして柘植口の上半身を浮かせて上着を取り払うと
彼女の白い肌があらわになる。
「冷静になれ」
だが僕は女子の下着姿を見てドキドキしていた。
「目を覚ましませんように」
祈りながら次々と衣服を取り払っていく。

66:創る名無しに見る名無し
20/07/25 18:42:14.66 UY0ZqALq.net
柘植口アリサは正確はともかく、容姿は『2-B三大美少女』の1人に数えられる。
そんな彼女の全裸を目の前にしながら、僕は心の中で時分に言い聞かせた。
(こらっ、田中! お前は晶娘ちゃん一筋の筈だろ? 心頭滅却、心頭滅却!)

67:創る名無しに見る名無し
20/07/26 04:36:54.58 4kkcwosi.net
「・・・っ!」
アリサは体が痙攣を起こしそうになったがこらえる。
彼女は気絶したふりをしていたのだ。
(まだだ、まだ奴を泳がせておくんだ・・・。)
アリサは田中とヒデに対抗するため、隠しカメラで今この状況を記録していた。
柘植口一族はオザワ一族に忠誠を誓っているスパイの一族。アリサもまたそのように育てられてきた。

68:創る名無しに見る名無し
20/07/26 05:01:20.80 NYyx9e08.net
「…うーん」
柘植口が呻いたので僕はドキッとした。
「えっ…、…なんだ起きなそうだな」
僕は作業を再開した。
僕は柘植口の腕、肩、そして脇の下と順々に拭いていく。そんな彼女の肢体は見た目の文学少女然とした印象とは違い、なんというか陸上選手のように引き締まっていた。
(さぁ、問題の場所だ)
僕はなるべく目を逸らしていた部位に目を向け手を伸ばす。だが僕はそこで理性のタガが外れた。

69:創る名無しに見る名無し
20/07/26 06:12:09.05 4kkcwosi.net
田中 男(アダム)は柘植口の胸部の水気を拭き取リ始めた。
絶大なインパクトを放っていた乳房が田中の手の動きに合わせて様々な形にゆがむ。
「どぅふふっ・・・」
気絶したふりをしていた柘植口は、田中の動きに我慢できず声が出てしまったが
理性のない、今の田中は気付いていない

70:創る名無しに見る名無し
20/07/26 06:34:26.38 +i8URjkj.net
「フーッ、フーッ!」
変態田中はタオルを捨て直接おっぱいに触れた。
彼の手に柘植口アリサの柔らかさと温もりが伝わってくる。
彼女の顔が紅潮し息が荒くなる。今にも目を覚ましそうだが
田中は構わず陥没している乳首を穿るように弄くった。

71:創る名無しに見る名無し
20/07/26 06:41:57.63 4kkcwosi.net
柘植口は乳首からの刺激にたまらず、体を震わせた。

72:創る名無しに見る名無し
20/07/26 07:15:12.83 HUkLFfyz.net
「ギャーッ、揉むな触るなーっ!」
柘植口アリサは演技を辞め発狂した。
田中の暴走は止まらない。彼は暴れるアリサの足を広げ、剛毛に包まれたマンコを開いた。
ピンク色のマンコは僅かに湿り気を帯び、
ゆっくりと蠢いていた。それはグロテスクな光景だった。
「ギャーやめろーっ!」
アリサは足を閉じようとしたが、田中は強引に陰部を弄ぶ。
「ううぅ…ああっ」
アリサは股間の刺激と田中への恐怖で泣き出した。彼女は乳首と陰茎を勃起させながら何度も絶頂に達していた。

73:創る名無しに見る名無し
20/07/26 07:30:02.80 4kkcwosi.net
「イタイ!イタイ!田中くんやめてよ・・・!」
アリサは懇願したが田中はチンポを取り出して先っちょを小陰唇の辺りにペトリ通し付ける。
「ごめんね柘植口さん。でもお互い様でしょ?」
田中はグッと腰に力を込めた。チンポは小陰唇ごと押し広げるように膣口にゆっくりと進入してきた。

74:創る名無しに見る名無し
20/07/26 08:03:22.12 HUkLFfyz.net
田中はチンポをアリサのマンコにぶち込むと
ピストン運動を開始した。
体からはみ出るほどの乳房が四方八方に暴れる。
「あっ…あっ…田中、くんっ」
アリサの喘ぎ声がたなかの部屋にこだまし 
肉同士がぶつかる乾いた音が鳴り響く。
「ふっ…ふっ…柘植口…さ、ん」
田中は熱いものが体の中心からこみ上げてくるのを感じた。
「あんっ、あんっ アダムゥ!」
アリサは田中の名前を叫んだ。
「アリサちゃん!」
田中もつられて柘植口のしたの名前を呼ぶと
腰の動きを早める。
田中は彼女の腰から手を離し、腰の動きにあわせて揺れる乳房をもみし抱きながら口づけをすると柘植口は手足を田中の背に回し、ホールドした。
田中は後先を忘れ柘植口の子宮に白濁液を注ぎ込むと柘植口は全身を痙攣させながら強く抱きしめた。

75:創る名無しに見る名無し
20/07/26 10:08:42.37 v0JJIzj0.net
>>74
「お兄ちゃん、ご飯だって」
鍵のかかっていなかったドアを開けて入って来たのは12歳の妹、田中 音姫(ひめ)だった。

76:創る名無しに見る名無し
20/07/26 10:09:54.59 v0JJIzj0.net
>>75
名前のルビ間違えた、
入って来たのは12歳の妹、田中 音姫(おとめ)だった。

77:創る名無しに見る名無し
20/07/26 10:43:01.18 qRkOpn3Y.net
その頃、校長は自宅のリビングの大型ディスプレイで、柘植口アリサに仕込んだビデオカメラの映像を観ていた。
「柘植口くん……君まで退学にしたくはないんだが……」
その手は当然のように、パンツを下ろした自分の股間を激しく弄っていた。

78:創る名無しに見る名無し
20/07/26 12:58:31.38 pTWr1kLj.net
級長小沢イチロウ君の隠然たる支配力の前に校長も為す術がなかった

79:創る名無しに見る名無し
20/07/26 15:49:26.59 UfMfKbLl.net
校長宅の大型ディスプレイはいつしか副級長蓮舫の映像に変わっていた。
「あゝ、蓮舫君…うう、イクッ!」

80:創る名無しに見る名無し
20/07/26 17:40:24.82 js7hCMDW.net
>>75
音姫「……なにしてるの?」
田中「プロレスごっこだよ」
音姫「布団の中で?」

81:創る名無しに見る名無し
20/07/26 21:51:39.99 ZUqNUY6N.net
布団の中に小沢くんがいた。
音姫「ひいっ!」
田中「…僕たちはこういう関係だったんだよ、実は…」

82:創る名無しに見る名無し
20/07/26 22:22:00.58 js7hCMDW.net
「こわい! だから大人はいやだ!」
泣きながら音姫は駆け出して行った。

83:創る名無しに見る名無し
20/07/27 06:17:23.31 jauMJN/5.net
柘植口さんと小沢一族の策略に嵌まった自暴自棄になった僕は…
柘植口さんとのスケベを再開した。小沢くんが目の前にいるが構わなかった。

84:創る名無しに見る名無し
20/07/27 06:28:06.58 gs40emh9.net
僕こと田中 男(アダム)の父・田中 十郎左衛門泰時(じゅうろうざえもん やすとき)は息子の部屋を覗いていた。
「いっぱいオメコせぇよ」
十郎左衛門は息子に激励の言葉をかけると部屋をあとにした。

85:創る名無しに見る名無し
20/07/27 06:54:01.12 jauMJN/5.net
その光景を見ていた小沢くんこと小沢 雲子郎(うんころう)は心に深い傷を負った。

86:創る名無しに見る名無し
20/07/27 10:10:40.88 ZQIvFx9K.net
副級長蓮舫は激怒した

87:創る名無しに見る名無し
20/07/27 10:16:30.07 1rlJtMqe.net
その頃、ヒデは校長宅のリビングの窓ガラスにヤモリのように張り付き、校長の自慰行為を盗撮していた。
「フフ……。アンタの性癖はお見通しだぜ。JKが好きでたまらないんだろう? 俺もだ」

88:創る名無しに見る名無し
20/07/27 10:21:20.14 1rlJtMqe.net
行為を終えた僕、田中 男(アダム)はベッドに仰向けになり、煙草を吸った。
「田中くっふぅん」
柘植口が僕の腕にしつこくキスをしてくる。
「素敵だったよ。あたしこんなの初めて」

89:創る名無しに見る名無し
20/07/27 10:26:22.65 1rlJtMqe.net
そしてアリサは僕の腕をがっしり掴むと、言ったのだった。
「責任とってね、田中くふん」

90:創る名無しに見る名無し
20/07/27 12:58:30.89 jauMJN/5.net
その言葉を聞いたとき、僕の人生の終わりを確信した
これが罠だと知っていながら誘惑を断ち切れず、欲望を制御できなかった僕の自業自得だ。

91:創る名無しに見る名無し
20/07/27 13:56:51.19 4fBY8X8F.net
「いかん!」
校長宅の窓にべっとり張り付いていたヒデは、校長に気づかれるのも構わず大声を上げた。
「田中がピンチだ! 助けに行かねば! 純情な田中少年に正しい女のヤリ捨て方を教えてやらねば! ところで田中の家はどこだ!? 知らん!」

92:創る名無しに見る名無し
20/07/27 18:14:25.18 gs40emh9.net
柘植口は田中の心情を察したのか、低い声でこういった。
「田中男(アダム)・・・今更後悔しても遅い。」
田中は柘植口の豹変ぶりに、動揺を押さえることが出来なくなり加えていたたばこをポロッと落とした。
柘植口はタバコを拾い上げ灰皿に捨てると、彼のイチモツをシゴキ始める。
「お前らはあの程度で我々が屈すると思っているんだろ?」
田中は青ざめている。ブラフとは思えなかった。彼はこの件は自分たちに分が悪いことを理解していた。

「あの動画をyoutubeにアップしたければするがいい・・・」
柘植口は田中の耳元で囁いた。
「私がアダムにレイプされたと訴えれば、お前の人生は終わる。すべて私に味方するだろう。私をそこら辺の女と思うなよ」
彼女がそう言い終えたとき田中は布団の中で射精した。

93:創る名無しに見る名無し
20/07/27 19:06:50.18 OO8eAV/W.net
「あ、アリサ、僕はなにをしたら…?」
田中の声は震えていた。
「それは板持の監視をしてほしい」
柘植口は答えた。 
「監視?なんで?」
意外な答えに田中は疑問を呈した。
「悪いけどそれは答えられないし、アダムに拒否権はないよ」
柘植口は拒否した。

94:創る名無しに見る名無し
20/07/27 19:57:38.05 4fBY8X8F.net
「まぁ、とりあえず……」
柘植口アリサはそう言いながら、自分のカバンの中をゴソゴソすると、注射器のようなものを取り出した。
「これで……」
「な、何をする気だっ!?」
思わず僕は情けない声を上げてしまった。

95:創る名無しに見る名無し
20/07/27 20:15:36.87 hHMYYGBv.net
アダムは注射されて意識を失った。
「級長、任務を遂行しました」
「うむ、ご苦労」
小沢イチロウが背後から手下を従えて出てきた。

96:創る名無しに見る名無し
20/07/27 20:27:58.71 gs40emh9.net
その刹那、背後の手下がバタバタと倒れていく。
「なんだ!?」
小沢イチロウ級長こと小沢 居血楼(イチロウ)はこれには大慌て。
「またせたな」
部屋のどこからかヒデの声が聞こえる。

97:創る名無しに見る名無し
20/07/27 20:40:22 4fBY8X8F.net
「板持!? なっ、なぜお前がここに!?」
小沢は慌てて叫んだ。
「お前は田中の家を知らぬはず! どこで調べた!?」

「フフ。簡単なことよ」
ヒデは闇の中から上半身裸の姿を現すと、言った。
「校長に聞いた!」

98:創る名無しに見る名無し
20/07/27 20:40:36 OO8eAV/W.net
ヒデ「アチョーッ!!」

ヒデの高速技が小沢級長の顔や体に打ち込まれていく。

小沢くんは盛大に尻餅をついた。
小沢「ウウッ、鼻が…鼻が…」
吹き飛んだ小沢くんは、出血している口や鼻を押さえ、目に涙を浮かべ怒りと悔しさで震えている。

小沢くん「い、幼気なこ、こどもにおとなげないじゃないかぁ…許さんッッ!!!」

その姿はいつもの余裕ある小沢くんからは想像できなかった。

99:創る名無しに見る名無し
20/07/27 22:23:13.31 oWcMbDlJ.net
いつしかヒデの後ろには副級長の蓮舫が腕組みをして事態を見守っていた。
「蓮舫…貴様裏切ったな!」

100:創る名無しに見る名無し
20/07/27 22:40:22.81 gs40emh9.net
「イヤーッ!」
その時部下が雄叫びを上げ、白刃を煌めかせながら斬り込んできた
「イタイッシュ!」
ヒデはケツを切られ、飛び上がった。
「柘植口さん、ここは私が殿を務めます!早く級長を!」
見覚えのあるその人物はヒデの前に立ちはだかる。
「くぅ〜、結唯ぃ・・・恩に着るよ・・・」
小沢くんは柘植口に肩を担がれながら、無事な部下とともにその場を退却した。
「このやろう!邪魔しやがってぇ!」
ヒデは結唯 晶娘をにらみつけ構えを取る。

101:創る名無しに見る名無し
20/07/27 23:07:01.44 v2dIVUkN.net
ゴトウダ君「あのなあ、ヒデ君。キミちょっと行ってきて指揮してこいや」
ヒデ「我々はオザワ一族が革命の英雄ではなく、国民の敵であることを立証する!」

102:創る名無しに見る名無し
20/07/27 23:09:18.05 NPr/lpA1.net
それは長い死闘だったが、勝負はヒデの勝利で終わった。
「さあ、アイツらは一体何なんだ。答えろ!」
今ヒデは晶娘に尋問をしている。
場所はヒデの家だ。
「教えないもん」
晶娘はきっぱり言った。彼女は今椅子に縛られている。
「名前は結唯 晶娘(ゆい しょうこ)で間違いないな?」
ヒデは怒鳴ったが、晶娘はだまっている。
「ならしょうがないな。」
ヒデはナイフを取り出すが彼女は怖がりもせず、落ち着いてヒデを見つめている。
ヒデはナイフを巧みに使い、結唯 晶娘の着ていた黒装束に切れ込みを入れるとはだけけさせる。日焼けした肌とスポーツブラが現れる。ヒデが乱暴にスポーツブラを剥ぎ取る。
「…ッ!?」
流石に彼女に動揺が見られた。一見平静を取り戻したように見えるが、晒された釣り鐘型の乳房が彼女の呼吸に合わせてぷるぷる震えている。

103:創る名無しに見る名無し
20/07/27 23:21:16.73 gs40emh9.net
高速方法を手を上にして天井から吊すようにした
「板持さんに話すことはありません!」
それでも晶娘は気丈に振る舞った。
「ほんとぉ?」
ヒデは背後に回り込み残った衣服も取り除き全裸にした。
「ほんとほんと!私は口が堅いのです!」
晶娘は不安と恐怖で、ドキドキしている。

104:創る名無しに見る名無し
20/07/27 23:25:03.78 8+uFcVQp.net
田中「きょうふ郎、何を言っているんだ!ニアが嫌がってるじゃないか」
高橋「ふははは、ニアは今日から俺の正妻さ!」
きょうふ郎はどうやら頭のネジが2、3本ほど外れてる様だ。
私は呆れた。

105:創る名無しに見る名無し
20/07/27 23:51:35.89 NPr/lpA1.net
「お前の根性と武勇を認めてやろう」
ヒデは切り傷だらけの顔で下品な笑顔を浮かべ
た。
「ヒェッ」
ヒデが晶娘の乳首を摘まむと、彼女は体を跳ねさせた。
「さぁ、お仕置きの時間だ。」
ヒデは乳を搾るように、乳首を乳房ごと引っ張る。
ヒデは緩急付けながらやさしく引いては戻しを繰り返し、乳首をこりこり摘まむ。
「…ハァ…ふぅ」
晶娘は顔を赤らめ、全身を震わせながらヒデを睨む。その目は「最低野郎」と言いたげだ。
次にヒデは背後に回り、優美なくびれから丸い大きな尻にかけてを撫で回す。晶娘は平静さを保とうとするが汗が滲んでいた。
「しゃベる?」
ヒデの問いに晶娘は首を横に振る。
ヒデは手をまえに撫でるように移動させる
手はそのままヘソの下から下腹部を過ぎ、
肉の溝の頂点に触れた。
「〜っ!!」
晶娘は体を何度もバタかせる。
がこの変態男の技には抗えず何度も絶頂に達した

106:創る名無しに見る名無し
20/07/28 00:05:34.60 mZsfmwFJ.net
晶娘は絨毯の上で、ヒデに犯されていた。
四つん這いの姿勢で何度もアナルを突かれていた。
「い、痛い」
晶娘は歯を食いしばりながら拷問に耐えた。

107:創る名無しに見る名無し
20/07/28 00:23:16.25 qCbJ+V7f.net
しかし、晶娘と思っていた者は校長の汚いアナルだった。
「ぎえぇーーーーっ」
ヒデは悲鳴を上げ嘔吐した。

「へっ甘ちゃんが」
晶娘の声が背後から聞こえたと同時に山刀がヒデのアナルに深々と刺さっていた。
「もう二度とウンチできないねぇ」
晶娘をそう吐き捨てるとヒデの死体をあとにした。

108:創る名無しに見る名無し
20/07/28 06:50:26.33 96AE2n+9.net
僕は目を覚ました。新しい朝だ。

109:創る名無しに見る名無し
20/07/28 07:46:45 v47AI1YR.net
テレビで小沢一族が銃器を持って学園山荘にたてこもっているライブ映像を流していた

110:創る名無しに見る名無し
20/07/28 15:37:57.97 pcHsl2Cy.net
にしおか〜すみこだよ

111:創る名無しに見る名無し
20/07/28 17:57:20.78 qCbJ+V7f.net
僕はテレビのニュースを見ながら朝食を取り学校へ行った。
今日は小沢くんを含むクラスメイトの3分の1が欠席していた。
ヒデや柘植口も欠席者の中に入っていた。
(まさか、学園山荘の立てこもりと関係あるのだろうか・・・)
僕はぼんやりと考えていると、気付いたときには一日が終わっていた。

112:創る名無しに見る名無し
20/07/28 19:50:47.39 R5AWCTgJ.net
次の日、テレビをつけると鉄球で山荘の壁を破壊していた。

113:創る名無しに見る名無し
20/07/28 21:00:10.60 iUB4WVqg.net
「おはようっ!」
勢いよく教室のドアを開いてヒデが入って来た。

114:創る名無しに見る名無し
20/07/28 21:10:09.45 G2Y4ZAFa.net
ヒデ「2機にもメンツがあるんだよ!」

115:創る名無しに見る名無し
20/07/28 23:50:52 96AE2n+9.net
ヒデが学校に着たときすでに放課後だった。

田中はすれ違いで教室を出ていた。

116:創る名無しに見る名無し
20/07/29 06:25:25 tcH3aWu6.net
僕は漫画研究部の部室へ向かっていた。

「あのさ、廊下歩いてるとさヘンな奴見かけるんだけどさ…」
そう話すのは僕と同じ漫画研究部に所属する
剛力 勝(ごうりき まさる)だ。

「ヘンな奴って?」
僕はまさかと思っていた。

「なんかさ、ウチの制服きてんだけど、高校生に見えない…」
勝のその言葉でヒデのことだと確信してしまった。

「それ、僕のクラスに来た転校生」
僕はヒソヒソ声で伝えた。
「ファッ、マシで!?」

これはいつもの日課みたいなモノだった。
漫画研究部とは言ってもその活動内容は雑談をして時間を潰すというのが実体だった。

117:創る名無しに見る名無し
20/07/29 06:51:58.85 UipB8m/j.net
部室のドアを開けると結唯 晶娘が既に待っていた。
「あれ、ショーコだけ?先輩は?」
勝の甲高い声が部室に響く。
「ウン、先輩たちはなんか用事があってこれないって。」
ショーコは勉強道具を広げながら答える。
それを見て僕たちはハッとした。
二週間後には中間テストが迫っていることを思い出したのだっ!

118:創る名無しに見る名無し
20/07/29 07:25:56.64 P95JoOUI.net
「ヒデ。勉強教えてよ」
ギターを持って僕の家に遊びに来たヒデに僕は行った。
「中間テストかぁ、懐かしいな。ところでお前、これ知ってるか? マイケル・シェンカーの『アーマンレェデェ』だ」
そう言ってヒデは股に挟んだV形のギターでなんだか疾走感のあるフレーズをチャカチャカと弾いた。
「勉強……できないの、ヒデ?」
「出来るわい! 現役には負けるけどな!」
「お前も現役だろ」
「あ、これは知ってる? 高中の『アローン』」
そう言ってヒデは哀愁のあるメロディーをうっとりした顔で弾いた。
「ヒデも受けるんだよ、テスト! 真面目にしようよ!」
「知るか! そんなことより俺はまだ転校して来たばっかりだ! クラスの友達をもっとよく知りたい! 教えろ!」

119:創る名無しに見る名無し
20/07/29 08:08:14.29 3a8MVKBN.net
「誰か仲良くなりたい奴でもいるの」
僕が聞くと、ヒデは頬を赤くしてテレテレと笑った。
「こないださあ、秋山に話しかけられちゃった」
「秋山? ああ……」
「アイツ、いい奴だよな。明るいし、かわい子ちゃんだし」
ジブネラ秋山は2-B三大美少女のうちの1人。カナダ人のハーフで皆は『ジーニー』と呼んでいる。
陸上部で長距離走の選手をやっていて、カモシカのような脚とマシュマロのような胸をもつ。
サバサバとした明るい性格で、男子と下ネタを言い合って笑い合うような子だ。
とにかくフレンドリーで、誰にでも気軽に話しかけ、誰とでも仲良くしてくれる。
つまりヒデに話しかけたのもそういうことだ。
恋愛のことはよくわからないらしく、彼氏はいないし、付き合ったこともないらしい。
他人同士のエッチな話には食い付くが、エロい話が自分の身体に向けられると固くガードする。
告白した男は数知れないが、例外なくジョーク扱いされて笑い飛ばされてしまったと聞く。
あまりに男に興味がないのでレズなのではないかと噂されている。

120:創る名無しに見る名無し
20/07/29 08:39:07.74 eFzi5Ngv.net
ちなみに僕は秋山に興味はない。
可愛いとは思うが、あの明るさが苦手だ。
それに僕が好きなのは、あくまでも漫研仲間でもある結唯 晶娘(ユイ ショーコ)なのだ。
彼女は性格が暗く、いじめられっ子だから、僕が守ってやらねばなのだ。

121:創る名無しに見る名無し
20/07/29 08:45:54.73 eFzi5Ngv.net
ヒデ「ところで三大美少女って、柘植口アリサと、ジブネラ秋山と……あと1人誰よ? ショーコちゃんか?」
僕「いや。ショーコは可愛いけど暗いから人気ない」
ヒデ「じゃ、蓮舫か?」
僕「いや、その人はまったく誰にも人気ない。二重学籍だし……」
ヒデ「じゃ、誰よ? 名前は?」
僕「もう1人の名前、それは……」

122:創る名無しに見る名無し
20/07/29 10:17:10.58 tcH3aWu6.net
僕「権守 誠(ごんもりまこと)だよ」
ヒデ「誰それ」
僕「ショートヘアの子。堰は一番前の教壇の近く。美人でプロのムエタイ選手なんだけどパッとしないんだ。秋山が女王なら権守はモブってかんじ?」
ヒデ「ふーん、でも誰だか分かったよ。」

123:創る名無しに見る名無し
20/07/29 10:32:48.73 eFzi5Ngv.net
ヒデ「ところでショーコちゃんいじめてんのって誰?」
僕「主に柘植口アリサのグループだよ。5人ぐらい」
ヒデ「ふーん。性格が暗いからいじめられてんの?」
僕「それもあるけど……」

124:創る名無しに見る名無し
20/07/29 10:41:23.12 eFzi5Ngv.net
僕の想い人、結唯 晶娘には双子の弟がいる。しかも同じクラスだ。
名前は結唯 騎将(ユイ キショウ)。女子からは『騎将さま』、男子からは『きしょっ』と呼ばれている。
顔は晶娘に似て端正だが、性格は正反対の性悪野郎だ。
晶娘をいじめると『いいこと』をしてくれるので、騎将に気がある女子はこぞって晶娘をいじめる。
本当なら『将を射んと欲すならまず馬を射よ』の諺通り、僕も彼と仲良くしたいところなのだが、
僕としては絶対に仲良くなりたくない奴だ。
柘植口アリサも騎将に惚れている。
いじめるたびにご褒美をくれるので晶娘をいじめるのだ。

125:創る名無しに見る名無し
20/07/29 10:51:56.19 eFzi5Ngv.net
ヒデ「ま、頑張って彼女を守ってやんな!」
僕「……彼女じゃない……」
ヒデ「よーし! 俺も負けずに彼女作って青春すっぞ! 秋山に告白する! アイツのあの目は俺に恋してる目だった!」
僕「……やめたほうがいいと思うよ」
ヒデ「なんだと!? おい田中……田中ダン! お前は人の恋路を邪魔する不届き者か!?」
僕「ダンじゃない! 田中 男と書いてタナカ アダムだ!」
ヒデ「うるせぇガンダム! お前に何と言われようと俺は秋山に告白する!」
僕「大体今はそれどころじゃないでしょ! 勉強!」

126:創る名無しに見る名無し
20/07/29 10:55:26.42 eFzi5Ngv.net
その頃、権守 誠はロードワークの途中、路地裏で柘植口のグループに取り囲まれている結唯 晶娘を見つけた。
「……いじめ?」
権守は立ち止まりかけて、思い直すとまたゆっくりと走り出した。
「……私には関係ない」

127:創る名無しに見る名無し
20/07/29 12:34:19.53 GeZXr+En.net
「嫌です!」
晶娘はきっぱりと言った。
「ほう? 言うようになったねぇ」
柘植口の取り巻きの佐々木 友果が舌を出して笑った。
「なんでこんなことをするんですか」
「いつも言ってんだろ。てめーが気に食わねーからだ」
「顔はやめな」柘植口アリサが言った。「ボディーやれ、ボディー」

128:創る名無しに見る名無し
20/07/29 12:35:19.90 uGPdQB3E.net
権守は大きなちんぽを引っ張り出した。
「俺と勝負しろ!」

129:創る名無しに見る名無し
20/07/29 12:37:02.36 GeZXr+En.net
「ええっ!?」
柘植口と5人の取り巻きは思わず目をかっ開いた。
「権守、あんた男だったん!?」

130:創る名無しに見る名無し
20/07/29 12:58:47.76 tcH3aWu6.net
それは「イジメ」というより熾烈な殴り合いの取っ組み合いだった。
普段は睨み合いと口論で終わるところ
今日の所は違った。
仕掛けたのは柘植口だ。レスリングである彼女はショーコをホールドするとバックドロップの要領で後ろ投げ飛ばしたのだ。
ショーコは後ろの木箱にぶつかる。余程の衝撃だったのか頑丈そうな木箱が壊れ、中身が残骸と共に散乱した。
柘植口は追撃のため、ショーコを踏みつけるため振り返ったその時、脇腹に強い衝撃と鈍い痛みを感じた。ショーコのボディブローがクリーンヒットしたのである。
「うっ」
柘植口は体勢を崩して、嘔吐しかけるが堪える。しかし、ショーコその隙を見逃す筈がなく、柘植口の顎にハイキックをめり込ませる。
そして鳩尾、頬と次々と拳を打ち込んでいく。
体格で勝る柘植口が防戦一方になる。
これはイメージが崩れるし、停学になるかも知れない。クラスのみんなには見せられない光景だった。

131:創る名無しに見る名無し
20/07/29 13:13:06.15 8v2bUYit.net
2対5の殴り合いはショーコ側に傾いたかに見えた

132:創る名無しに見る名無し
20/07/29 13:24:28.82 GeZXr+En.net
「私はムエタイのプロの身。不祥事は起こせん」
権守は観戦を決め込んでいる。
「しかし二人とも文系かと思ったら、なかなかやるじゃないか」

133:創る名無しに見る名無し
20/07/29 14:55:20.95 rkmpxAAQ.net
権守の巨大なちんぽがピクンピクンと波打っている
フィニッシュは近そうだ

134:創る名無しに見る名無し
20/07/29 18:03:51.83 UipB8m/j.net
「コラーッ!なにをしてる!」
騒ぎを聞きつけた通行人が交番に通報したようだ。
佐々木ら取り巻きはグロッキー状態の柘植口を担いでその場から逃げていった。
「やばっ」
権守もショーコも現場をあとにする。

135:創る名無しに見る名無し
20/07/29 18:44:17.91 uCXh+0UQ.net
僕は雨が降りしきる住宅街を傘を差しながら歩いていた。なんとなくジュースがの見たかったから近くの販売機に言ってた所だ。
自宅の目の前まできたとき人影が見えた。
「ショーコ…?」
ショーコは傘も差さず、ずぶ濡れの状態で一人前を歩いていた。僕は彼女に呼びかけるとショーコは振り向いた。
「アダムさん?」
そう言って振り向いたショーコの姿を見て、
僕は言葉を失った。乱暴を受けたのか服は乱れ、顔や手には痣や擦り傷があり、口元には血が滲んでいた。

136:創る名無しに見る名無し
20/07/29 19:04:22.05 GeZXr+En.net
「おい何してる」
いきなり誰かに声を掛けられ、僕はびっくりして振り向いた。
そこには水も滴るイケメン……、ショーコの弟の騎将が白い傘を差して立っていた。
「それは僕の姉ちゃんだぞ」
そう言って騎将は悪魔のような笑いを浮かべた。
「てめぇ……! 姉ちゃんならもっと大事に……」
そう言いかけて僕は何も言えなくなった。
姉のショーコは知らないのだ、自分をいじめている元締め的存在が、自分の双子の弟であることを。
それを知ってしまったらどれだけショックを受けることか……。

137:創る名無しに見る名無し
20/07/29 19:28:58.45 uCXh+0UQ.net
「どけ」
騎将は僕やショーコを押しのけてスタスタと姉に目もくれず去って行った。

138:創る名無しに見る名無し
20/07/29 19:39:39.70 UipB8m/j.net
僕「・・・」
ショーコ「・・・」
僕(くそう、何も出来なかった。)
僕(気まずいな、何か言わないと)
僕「ままままずウチさあ、お風呂わいてるんだけどよよよよってかなななな〜い?」
ショーコ「え」
僕(しまった)
ショーコ「ありがとうございます。でも・・・」

139:創る名無しに見る名無し
20/07/29 19:50:26.11 uCXh+0UQ.net
「お邪魔しまーす」
ショーコはアダムの家に上がる事になった。
アダムは不謹慎ながらも、初めて思い人を家に招待できたことにウキウキしていた。
実際には小沢級長の手勢の1人として、アダム拉致作戦に参加し、
アダム宅を訪れているのだが、その時き注射で気を失っていた彼は気づいていないようだった。
「先にシャワー浴びてて着替え持ってくるから」
アダムはショーコを脱衣所に案内すると奥へ行った。 

140:創る名無しに見る名無し
20/07/29 22:05:42.30 UipB8m/j.net
僕「着替えもってきたから開けるやでー」
ショーコ「あっ、駄目です」

141:創る名無しに見る名無し
20/07/29 22:26:56.15 I93YMC/P.net
ショーコの大きなちんぽが見えてしまった。

142:創る名無しに見る名無し
20/07/29 22:33:55 zAvqUm+N.net
僕は脱衣所の引き戸を開いた。
「あっ」
そこには全裸のショーコがたっていた。

「ご、ごめんなさい!」
僕は慌てて扉を閉めた。僕は「やってしまった」と思った。

143:創る名無しに見る名無し
20/07/29 22:46:19 zAvqUm+N.net
ショーコ「見てはいけない見てしまいましたね」
僕「ごめんなさい」

ショーコ「いいですよ。人には誰にでも間違いはありますよ」

僕「ゴメンマジでゴメン」

144:創る名無しに見る名無し
20/07/29 22:55:44 UipB8m/j.net
「ほんとぉ?」
僕は扉を開けた。

「あっだから開けないでください!」
ショーコは手で扉を押さえるが、扉は再び開いた。

145:創る名無しに見る名無し
20/07/29 23:14:34 zAvqUm+N.net
「見ないでくださいっ!」
ショーコは慌てて胸と股間を隠しながら後ろを向いた。

「ショーコ、君は男の娘だったのかっ!?」
僕は見間違いではないことに驚いた。

146:創る名無しに見る名無し
20/07/29 23:26:51 M5WURa72.net
「違いますよ!私は女です」
ショーコは反論した。
「でもチンチンが付いてるじゃん。違うなら証拠は?」
僕のボルテージはだだ下がりだ。
その後は「違う」「そうだ」の応酬だった。


「…そんなに言うなら触らせてよ。」
僕は溜息を付いた。

ショーコは黙り込んだ。僕が立ち去ろうとしたとき、「ちょっとくらいなら触っても良いですよ」と引き留めてきたので僕らは一緒に入浴することになった。

147:創る名無しに見る名無し
20/07/29 23:54:36 UipB8m/j.net
僕は怪しむように、結唯 晶娘の体を見、時には触って確かめた。
体つきは鍛え上げられており文系というよりもアスリートという感じだったが、女性的なくびれと同年代にしては大きめな胸はよく分からなかったが女性としか思えなかった。でもチンポ生えとる



僕は晶娘の乳房にふれると彼女は肩をびくりとさせた。
「うーん作り物じゃないようだな」
よく分からなかったが、なんとなく本物だと考えた。

「失礼ですね」
彼女は不機嫌そうに言った。

148:創る名無しに見る名無し
20/07/30 00:17:42.12 j+Ws4bI0.net
検査の結果それはクリトリスということが分かった。

149:創る名無しに見る名無し
20/07/30 06:41:19.31 ivT00uD5.net
その頃ヒデは一人寂しく、夕食を食べていた。

150:創る名無しに見る名無し
20/07/30 06:52:21.83 q68+KzI3.net
本日のヒデの夕食は刺身こんにゃくと心太、ウジ虫の串焼きだ。

151:創る名無しに見る名無し
20/07/30 07:56:24.95 UyK9Cnl2.net
ヒデ「そして芋! 黒霧島だ! 水とかで割ったりしねぇぜ、ロックだ! かーーーッ! うめぇなぁ!」

152:創る名無しに見る名無し
20/07/30 09:22:48.91 UyK9Cnl2.net
「高校生の飲酒はイカンだろぉ〜」
ヒデはサナダムシの煮つけをつるつると啜ると、酔っ払った勢いで踊り出した。
「きもちEね! きもちEE〜!」
ふと気がつくと四畳半の部屋には自分1人だった。
「……寂しい」

153:創る名無しに見る名無し
20/07/30 09:26:29.65 UyK9Cnl2.net
寂しさに耐えきれず、ヒデは担任のアデリーン先生に電話をした。
「おう! デリ先公か。これから銀座に飲みに行かんか。ちょっと付き合え」

154:創る名無しに見る名無し
20/07/30 18:51:31.42 q68+KzI3.net
すると、電話の向こうからアデリーン先生のろれつの回らない声が聞こえた。
「オメ−みたいな、小汚えアジア人の親父と酒なんか飲めるかよ」
そこで通信は途絶えた。

155:創る名無しに見る名無し
20/07/30 21:35:05 ivT00uD5.net
「はえー、凄い。チンコみたい」
田中は晶娘のクリトリスを凝視しながら、包むように握る。男性のチンポとかわらぬ大きさのそれは、本物のチンポのように脈打ち熱を持っていた。


「あ〜っ、ダメですダメダメ!エッチすぎますっ!」
晶娘は溢れ出す羞恥心と刺激に耐えられず、己の秘密に触れる田中の手を取り払おうとした。

「ウヘヘェ、ジョ゙ー゙ゴばがわ゙い゙い゙な゙あ゙」
田中はドス黒い欲望を垂れ流しながら、
ショーコの巨クリを愛撫した。勿論膣への刺激も忘れない。

「くっ!?」
ショーコは体を震わせた。

だがその様子を見ている者がいた
「くそうっ、なにが″彼女じゃない″だ。できてんじゃねぇかっ!!」

ヒデは風呂場の窓から田中と晶娘の情事を盗撮していたのだ。ヒデは嫉妬の炎に狂い歯ぎしりをしている。

156:創る名無しに見る名無し
20/07/30 22:25:15.14 q68+KzI3.net
ヒデは校長のおごりで銀座の飲み屋でつまみのフグの刺身を食べながら
熱燗をクイッ クイッ クイッ

157:創る名無しに見る名無し
20/07/31 01:55:45.31 ay4/o4fL.net
ヒデ「校長ォ〜。俺らの頃はよぅ、青春時代の男女交際ってのは、もっとこう、ピュアなよぅ……」
校長「わかる。つまりはブルマだよね」

158:創る名無しに見る名無し
20/07/31 06:58:48.61 CWDUGveE.net
校長の名は、趙 志明。アデリーン先生と同じ国外出身者だ。

159:創る名無しに見る名無し
20/07/31 09:14:35.43 rl0wuHvZ.net
校長「よし、明日から女子は全員ブルマだ!」

160:創る名無しに見る名無し
20/07/31 12:21:40.31 4xgl5l6f.net
教頭「世間が黙っていませんよ……」

161:創る名無しに見る名無し
20/07/31 16:17:40.32 Ft6dvMDa.net
昼休み、僕はヒデと二人で体育館裏に立っていた。
これからここでヒデが愛の告白をするのだ。
告白する相手はジブネラ秋山。みんなはジーニーと呼んでいる、カナダ人ハーフの美少女だ。
うちのクラスのみならず学校1の美少女とも呼ばれる。つまりは最高級の高嶺の花だ。
それほどのルックスを持ちながら誰に対してもフレンドリーで、気安く話しかけられてヒデは勘違いしちゃったらしい。
ヒデは「俺の鍛え上げた落としテクを見せてやるぜ」とか最初は言ってたけど、いざ本番が近づくと僕に一緒に来てほしいと言い出した。
「なぁ田中、頼む、近くで見ててくれ。そうでないと俺、逃げ出しちまいそうだ。俺が情けない真似したら横から活を入れてくれ」
そう言われたら『親友』としては断るわけにはいかない。

162:創る名無しに見る名無し
20/07/31 16:20:22.43 Ft6dvMDa.net
角を曲がってモデル体型の秋山が現れた。
栗色のロングヘアーを揺らして笑顔を見せると、手を振りながらこっちへ駆けて来た。
「おい、田中。逃げたい」
「ダメだよ。取り残された僕が困るよ」

163:創る名無しに見る名無し
20/07/31 16:26:45.15 Ft6dvMDa.net
「よっ、オッチャン! 話って何? 田中ちゃんも一緒?」
秋山はすぐ側まで駆けて来ると芸能人みたいな笑顔で言った。
「お、おお……。その……」
ヒデは用意していたタンポポの花束をポケットに突っ込んで隠すと、言った。
「ジブネラって変な名前〜w」
僕は肘でヒデを殴った。
僕に活を入れられ、ヒデは練習していた通りの台詞を目を回しながら言った。
「秋山! おおおお俺と付き合わねーか?」

164:創る名無しに見る名無し
20/07/31 16:34:27.86 Ft6dvMDa.net
ヒデの様子から何となく察していたらしい秋山は驚いた素振りもせず、ただ困ったような声で言った。
「え〜? ジーニー、オッチャンのことまだよく知らないよ? オッチャンもジーニーのことよく知らないでしょ?」
「そそそその……」
ヒデは意味のある言葉を言えなかった。
まぁ、こうなるよな。
出来れば言い寄る男子みんなにそうするように、傷つけないようにジョークで流してくれ。
この時はそう思っていた。
これがまさか、あんなことになるなんて。

165:創る名無しに見る名無し
20/07/31 20:02:25 4xgl5l6f.net
ジーニー秋山は『難攻不落の城塞』とか呼ばれている。
今まで彼女を落とした男はいない。あの水も滴るイケメン結唯 騎将ですらフラれていた。
地味な男子は元々無理と諦めている奴がほとんどだった。

ヒデに告白され、困ったような顔をしていた秋山は、ポロポロと涙を流しはじめたヒデを見ると、優しく笑った。
そしてこう言ったのだった。
「うん。じゃあ、試しで付き合ってみる?」

166:創る名無しに見る名無し
20/07/31 20:10:47 4xgl5l6f.net
「は?」と僕は思わず言った。「試しで?」
「うん。カレシカノジョの関係で付き合ってみて、楽しいって思ったら、本当に付き合おうよ」
「お試し期間ありのお付き合いってこと?」
「うんうん。で、楽しくないって思ったらいつでもやめれるの」
「普通の付き合いとどう違うの」
「後腐れないじゃん。だからルールを設けるの。キスなし、プレゼント禁止、写真も禁止」
「……それでもいいの、ヒデ?」
僕が聞くと、ヒデはまるで従順な犬のように尻尾を振って言った。
「よいです〜!」

167:創る名無しに見る名無し
20/07/31 20:17:20 4xgl5l6f.net
「ところでなんで田中も一緒にいんの?」
秋山が聞いたので、僕は正直に答えた。
「ヒデがさ、自分が逃げ出さないよう、見守っててくれって」
「え〜? 何それ、かわいい!」
秋山はそう言いながら、かわいい動物の前脚を取るようにヒデの両手を取った。
「よろしく、カレシ!」
そう言われてもヒデは何も答えず、頷きもせず、ただ夢の中にいるような目でぼうっとしていた。
後から聞いた話だけど、これが55年の人生で初めて出来たカノジョらしかった。

168:創る名無しに見る名無し
20/08/01 07:04:17.12 +sBc9r5l.net
「ああ〜……」
いつものように全裸で絡み合う僕とショーコをベッドの上に眺めながら、ヒデは正座したまま言った。
「ボクも秋山とそんなことがしたいよう……」

169:創る名無しに見る名無し
20/08/01 07:08:17.73 +sBc9r5l.net
僕「なんにもさせてくれないの?」
ヒデ「手を繋ぐのだけ可。あと秋山のほうからのボディータッチはあり」
僕「地獄だね」
ヒデ「それ以上に地獄なのはさぁ、アイツ、俺の前で他の男にもガンガンボディータッチすんだよ畜生めえ!」
僕「嫉妬ムラムラだね」
ヒデ「でもお試し期間だからさあ、アイツにNG出されるようなこと出来ねえんだよ、ハックシュ!」

170:創る名無しに見る名無し
20/08/01 07:12:08.13 +sBc9r5l.net
ショーコ「そんなの恋人同士じゃないです。恋人同士はこういうことをするものです」
ヒデ「俺が若造だったら我慢できてねえよ。大人の余裕があるから笑っていい子いい子できてる」
僕「でも、ヤリたいでしょ?」
ヒデ「ヤリたいっていうかさあ、抱きしめてえよ。俺だけのものにしたいんだよ」

171:創る名無しに見る名無し
20/08/01 07:15:50.85 +sBc9r5l.net
僕「同情するよ。……ウッ!」
僕はショーコの口の中にたっぷりと精子を出した。
ヒデ「あ、終わった? 次、俺、いい?」
ショーコに襲いかかりかけたヒデのハゲ頭を僕はピシャリと叩いた。
ショーコ「デートはしたの?」
ヒデ「してくんねえんだよ。二人きりになるのが怖いとか言ってよ」
ショーコ「じゃ、今度、ダブルデートしない?」
僕「いいね。どこ行こう?」
ショーコ「定番の遊園地なんてどう?」

172:創る名無しに見る名無し
20/08/01 08:36:27.08 bBEL1pvs.net
ショーコの大きなちんぽがピクンピクンと脈打ち始めた!
「むうっ 出るっ!」
どぴゅどぴゅ


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