ロスト・スペラー 13 at MITEMITE
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438:創る名無しに見る名無し
16/06/19 14:15:07.86 7ijrHxZI.net
一週間以上経ったのに、どうして落ちないのか?
仕様が変わったんでしょうか?

439:創る名無しに見る名無し
16/06/19 14:19:37.55 7ijrHxZI.net
一応512KBまで書き込んでみます。
中途半端に話が切れるのは嫌なので、取り敢えず難読漢字に就いてでも。

440:創る名無しに見る名無し
16/06/19 14:24:58.82 7ijrHxZI.net
漢字を多用する理由は、文章の区切りに困るからです。
平仮名で文章を繋ぐと、読み難く感じてしまいます。
漢字ばっかりでも読み難いので、そこも悩み所なんですが……。
ここで解説するのは普通は漢字にしない物や、独自の当て字です。

441:創る名無しに見る名無し
16/06/19 14:33:57.34 7ijrHxZI.net
公式な文章ではないので、常用漢字や規則に縛られる必要は無いと思っています。
「こんなの読める訳が無い」って物には()で括って平仮名で読みを入れていますが……。

442:創る名無しに見る名無し
16/06/19 15:05:17.45 7ijrHxZI.net
・憖(なまじ)

これ単体だと非常に使い難い漢字です。
文章の頭に来る上に、「憖、」と言う風に後の文章と読点で区切らないと行けない気持ちになります。
無駄に読点が増えるのはバランスが悪くて嫌です。


・行(い)けない

「こうしないと『いけない』」(義務)、「それは『いけない』」(禁止)の「いけない」です。
「駄目だ」と同じ意味。
「go」の意味の「行く」と区別が付き難いので、余り良くないと思います。


・積(つ)もり

普通は平仮名で、漢字にする時は「心算」と当てるんでしょうか?
「心積もり」や「腹積もり」と言うので、普通に「積もり」で良い気がするんですが……。


・出会(でくわ)す

語源的には「出る」と「交(く)わす」で「出交わす」。
「くわす」は「かわす」の転訛。
「くわす」に「会」の字を当てたのは、古い読み方の「くわい」に合わせた物だと思います。

443:創る名無しに見る名無し
16/06/19 15:56:16.11 7ijrHxZI.net
・錯(ずれ)

独自の当て字。
「隔たり」や「差異」の事。
語源は「擦れ」です。
錯を「ずれ」「ずれる」「ずらす」の意味で使うのは中国語から。
今思えば、素直に「擦れ」でも良かった。


・巫山戯(ふざけ)る

よく見る当て字なので、特に言う事はありません。
「戯ける」とも書くみたいです。
「おどける」と紛らわしいので、こちらを使いますが、一字に一音当てるのは余り好きではありません。
「うるさい」を「五月蝿い」ではなく「煩い」と書くのは、そう言う理由です。


・気(げ)

「良さげ」、「悪げ」、「不満げ」、「怪しげ」の「げ」です。
基本的に「気」で統一しています。


・責(せ)めて

「せめてもの償い」の「せめて」。
語源通り、「責めて」。


・向(む)き

「むきになる」の「むき」。
こちらも語源通り。
「向気」と書いても良いかも知れません。


・自棄(やけ)に

「やけに機嫌が良い」、「やけに張り切る」の「やけ」。
これも語源通り。

444:創る名無しに見る名無し
16/06/19 16:50:42.16 7ijrHxZI.net
・嘗(な)める

「甘く見る」の意味の「なめる」です。
本来は「無礼る」と言う当て字があるみたいです。
「無礼」を「なめ」と言ったのが語源らしいですが、どうして「なめ」が「無礼」なんでしょう?
そこまで言及している所は見付かりませんでした。
「なめる」になった経緯には、「嘗」の字に「試す」の意味がある為と勝手に思っています。
元々「嘗」は「味わう」ですが、そこから「味見する」に派生して「試す」の意味が生まれました。
これが「軽んじる」や「甘く見る」に繋がった可能性があるんじゃないでしょうか?
他にも「嘗」の「味わう」は「体験する」に派生し、「嘗(かつ)て」と言う意味も生まれました。


・打付(ぶつ)ける

「打ち付ける」が「打っ付ける」になり、「打付ける」になったらしいです。
「打つける」でも良い様な気がしますし、実際過去に何度か「打つける」と表記しています。


・危(やば)い

「危(あや)ぶし」が「やばし」に転訛した物と解釈しています。
「矢場」は民間語源ではないかと。


・正(まさ)か

「まさかの出来事」の「まさか」です。
「正可」、「真逆」他、当て字は多様ですが、「本当か」の意味なので、「正か」又は「真か」で、
良いと思います。

445:創る名無しに見る名無し
16/06/19 17:16:06.87 7ijrHxZI.net
・駭(びび)る

四字熟語「影駭響震」より独自の当て字。
「びびる」とは古くは鳥が羽撃く音、馬が地響きを立てて走る音、鉄砲の轟く音。
大きな音が伝わって、「びりびり」と響いて震える事です。
音の通りに字を当てるなら、「響る」です。
「駭」は「驚く」の意。


・点(ぽつ)り

独自の当て字。
「ぽつりと呟く」の「ぽつり」。
「ぽつぽつ」は「点々」。
「斑々」でも良いかも知れません。


・呟々(ぶつぶつ)

「ぶつぶつ言う」の「ぶつぶつ」。
古くは「つぶつぶ」らしいので。


・違(ち)ぐ接(は)ぐ

「鎮具破具」説や「一具逸(いちぐはぐ)」説は強引だと感じます。
少数ではありますが、「ちぐ」は「違(ち)ぐ」、「はぐ」は「接ぐ」と言う説があったので、
そちらを採用しました。

446:創る名無しに見る名無し
16/06/19 18:05:58.69 7ijrHxZI.net
・転(こ)くる/倒(こ)くる/転(こ)ける/倒(こ)ける

語源から。
「こくる」は「黙りこくる」、「喋りこくる」等。
「こける」は「笑いこける」、「眠りこける」等。


・寝滑(ねそべ)る

語源から。
「滑る」に「安定を失う」と言う意味があり、そこから横になって寝ている状態の「寝すべる」が、
「寝そべる」に転訛したそうです。
「側(そば)」と関連していると思ったんですが、どうやら違う様子。


・横倒(よこたわ)る

「たおれる」の古語「たおる」、「たわる」から、「横に倒れる」で「横たわる」。
「亘(わた)る」と関連していると思ったんですが、これも違いました。


・兼(か)ねる/兼(か)ねない

「言いかねる」「分かりかねる」の「かねる」、「やりかねない」「死にかねない」の「かねない」。
辞書にあるので、特に言う事はありません。


・家逸(やさぐ)れる

語源から。
「やさ」は「鞘(さや)」の倒語で「家」の事、「ぐれる」は「外れる」事。
「やさぐれる」は家出する事。
それが「ぐれる」との混同で「拗ねている」「反抗している」様子を表したそうです。
「ぐれる」より少し軽いイメージがあるのは、「やさ」から「優」を連想するからでしょう。
家出する者が両方の意味で「やさぐれている」のは間違い無いでしょうが……。

447:創る名無しに見る名無し
16/06/19 18:54:51.07 7ijrHxZI.net
・擬古地無(ぎこちな)い

元は「骨の様だ」と言う意味の「骨(こつ)なし」から派生した語らしいです。
「なし」は「成し」で、「骨成し」。
それが「骨無し」と誤解され、「無骨」と言う語が出来たそうです。
「骨(こつ)を掴む」の様な表現もあるので、一概に「無骨」を誤りと断じるのは躊躇いがあります。
その「骨なし」に「ぎ」が付いて「ぎこつなし」になるそうですが、この「ぎ」が分からないのです。
一説には「気骨(きこつ)」との合体らしいですが、「きこつなし」と言う言葉があった訳でもなく……。
何時の間にか「ぎ」が付いて「ぎこつなし」が転訛して「ぎこちない」に。
「ぎこぎこ」「ぎいぎい」「ぎしぎし」と言った擬音語と関係しているかも知れません。
「擬古地無い」は語源からは大外れですが、では何と表記すれば良いんでしょう?
「平仮名で良いじゃん」と言われれば、それまでなのですが……。
意味に合わせて字を当てるなら、「義」、「儀」、「技」辺りで、「技骨無し」が妥当でしょうか?
どちらにせよ「擬古地無い」は苦しい所。


・端無(はしたな)い

「端(はした)」とは「余り」の事。
転じて、「詰まらない物」、「取るに足らない物」、「半端な物」。
端女(はしため)は身分の低い女、下女。
「はしたない」は元々「はしたなし」で、「端成し」らしいです。
行儀が悪い子を「はしたない」と窘めるのは、「下品だ」と言っているのでしょう。
しかし、「半端ではない」、「激しい」、「甚だしい」と言う意味で、「端無し」もあります。
どちらの意味でも行儀が悪い子は「はしたない」と言えそうです。


・仇気無(あどけな)い

無邪気な様子を意味する「あどなし」が「幼(いとけな)し」や「稚(いわけな)し」の影響で、
「あどけなし」になったそうです。
「あどなし」の語源に就いては分かりませんが、「仇なし」の字が当てられています。

448:創る名無しに見る名無し
16/06/20 20:04:19.79 OaLpqTph.net
・就(つ)いて/就(つ)き

「今日の天気について」、「つきましては」、「多忙につき」の「ついて」、「つき」。
辞書にあるので、特に言う事は無いです。
平仮名の方が良いと思ったり思わなかったりします。


・狂(いか)れる

「壊れる」、「おかしくなる」と言う意味の「いかれる」です。
語源は「行く」。
意味を優先するなら「行」「逝」よりも、「狂」の方が良い様な気がします。


・可笑(おか)しい/奇怪(おか)しい

「笑える」と言う意味では「可笑しい」。
「怪しい」、「奇妙だ」、「変だ」と言う意味では「奇怪しい」。
今更ですが、「独自の当て字」と断りを入れていない物は、その表記が既にある物です。


・仮令(たとえ)

「たとえ失敗しても」、「たとえ火の中、水の中」の「たとえ」。
「仮に」の意味。
語源は漢文の「縦令」を「たとひ」と読んだ事から。
他に「縦然」、「縦使」、「縦い」とも書きます。
「たとい」で変換すれば、出て来ます。
「縦(よ)しんば」の様に、「縦」には「仮に」の意味があります。
「例え」とは意味が違うので注意。

449:創る名無しに見る名無し
16/06/20 20:07:33.83 OaLpqTph.net
・気狂(かぶ)れ

字の通り、「気が狂(ふ)れる」です。
「気触れ」とも書きます。
「破れかぶれ」位しか使い所はありません。
「西洋かぶれ」、「哲学かぶれ」等、「感化される」と言う意味では、「気触れ」の方が穏当でしょう。
「肌がかぶれる」の方も、「気触れ」だそうです。


・吐(つ)く

「嘘をつく」、「悪態をつく」の「つく」です。
辞書にあるので、特に言う事はありません。


・開(はだ)く/開(はだ)かる

「服をはだく」の「はだく」、、「立ちはだかる」の「はだかる」です。
こちらも辞書にあるので、特に言う事はありません。


・屹度(きっと)

「多分」、「恐らく」と言う意味の「きっと」です。
こちらも辞書にあります。


・屹(きつ)い/拮(きつ)い

「斜面が急だ」、「険しい」、「辛い」と言う意味では「屹い」。
「坂が屹い」、「仕事が屹い」。
「詰まっている」、「狭い」、「締める」と言う意味では「拮い」。
「服が拮い」、「拮く縛る」、「拮々(きつきつ)」。
後者は独自の当て字。
「性格がきつい」は、「屹い」だと思います。

450:創る名無しに見る名無し
16/06/20 20:09:19.12 OaLpqTph.net
・堂動(たじろ)ぐ

独自の当て字。
「怯む」、「尻込みする」、「劣る」、「傾く」、「少し動く」と言う意味。
「身動ぎ」からの類推で、「じろぐ」は「動ぐ」だと思うのですが、「た」が分かりません。
「たじたじ」との合体でしょうか?
「多動ぐ」と言う当て字も考えましたが、こちらは「多動」をイメージしてしまいます。
動揺や焦りを表すには良いかも知れません。
既に「躊躇ぐ」や「退避ぐ」と言う当て字があるみたいですが、少し意味が違うのではと感じます。


・彷徨(うろつ)く/彷徨(さまよ)う/彷徨彷徨(うろうろ)/蹌踉蹌踉(うろうろ)/踉々(うろうろ)
 /蹣跚蹣跚(うろうろ)/蹌踉蹌踉(よろよろ)/蹣跚蹣跚(よろよろ)

蹌踉(そうろう)、蹣跚(まんさん)は共に「ふらふら歩く」の意。
足取りが危うい状態、向かう先が定まっていない状態を言います。
「よろめく」にも、「蹌踉めく」、「蹣跚めく」と当てられます。
「うろつく」は「踉つく」でも良いんじゃないかと思ったりします。


・真面(まじ)/真面(まとも)

「まじまじと見る」の「まじ」と、「まともに当たる」の「まとも」。
一応、辞書にあります。


・浮(ふ)ら浮(ふ)ら

語源から。
「浮ら付く」も同じです。


・気削(きさく)

「淡白」、「脆い」と言う意味の「さくい」が語源。
「さくさく切れる」の「さく」でもあります。

451:創る名無しに見る名無し
16/06/20 20:11:46.80 OaLpqTph.net
・緩(ゆっ)くり/浅(あっさ)り

語源から。
特に言う事はありません。


・呆気無(あっけな)い

語源は「飽く気無し」で、「物足りない」、「満足出来ない」。
「呆気無い」は当て字。
「飽っ気無い」の方が良かったかなと思います。


・他愛(たわい)

他愛は当て字で、元々「たわい」と言う語があった様です。
漢字で書くと「体」でしょうか?
「正体」、「締まり」、「分別」を意味します。
「たわい無い」とは「正体が無い」、「中身が無い」、「締まりが無い」、「取り留めが無い」と言う意味。


・途(と)んでも無い

強い否定を表します。
「道筋が無い」、「道理が無い」と言う意味の「途でも無い」が語源。
似た様な言葉に、「途轍(とてつ)も無い」があります。
こちらは「度を越した」、「常識外れ」と言う意味ですが、「とんでもない」にも同じ意味があります。
「とんでもない人」、「とんでもない記録」等。


・見っ度も無い

「見たくもない」と言う意味の「見とうもない」が「見っとも無い」になったそうです。
「こうしたい」「ああしたい」の「たい」(希望)は漢字で書くと「度(た)い」です。
「見度い」「知り度い」と書きます。


・身窄(みすぼ)らしい/見窄(みすぼ)らしい

貧相な様子。
「身を窄めている様だから」、「見た目が窄まっているから」等と言われます。
「身窄らしい」と「見窄らしい」がありますが、どちらでも良いと思います。

452:創る名無しに見る名無し
16/06/20 20:15:39.48 OaLpqTph.net
・呉(く)れ

「頂戴」、「下さい」と言う意味の「くれ」です。
「呉」の字義は「大声で話したり、喧嘩したりする様子」。
それが「くれ」なのですから、何とも……。


・明(あ)から様(さま)

元は「白地」と書いて、「急に」、「一時的に」、「仮に」と言う意味を表していた物が、
語感から「明らかな様」を意味する物に変わったそうです。
それなら「明から様」で新しい言葉にすれば良いのにと思いました。


・倒(のめ)り

「前のめり」、「のめり込む」の「のめり」です。
「倒(たお)す」、「気絶させる」と言う意味の「伸(の)す」と関連しています。
倒れた人を指して「伸びている」と言えば、「気絶している」状態です。
「叩きのめす」、「ぶちのめす」は「伸めす」、「倒す」、どちらでも良いでしょう。


・礑(はた)

「はたと足を止める」、「はたと思い出す」の「はた」です。
「はった」とも読みます。
「急に止む」と言う意味の「ぱったり」とも関連しています。


・甲斐(かい)

「やりがい」、「生きがい」、「甲斐性」の「かい」です。
語源は不明です。
「甲斐」は「甲斐国(かいのくに)」から取った当て字でしょう。
「買い」、「交い」、「飼い」等、説は色々ありますが、これと言う物がありません。
「やりがい」、「生きがい」の「かい」と「甲斐性」の「かい」が同一とも限りません。

453:創る名無しに見る名無し
16/06/20 20:21:26.79 OaLpqTph.net
・感(かま)ける

「仕事にかまける」、「遊びにかまける」の「かまける」です。
「気を取られる」、「他の事を疎(おろそ)かにする」と言う意味で使われます。
辞書にあるので、特に言う事はありません。


・拉(ひしゃ)げる/拉(ひさ)げる/拉(め)げる

余り使われませんが、「潰れる」や「壊れる」と似た様な意味です。
特に、押し潰された状態を言います。
「車が拉げた」と言うと、「外見に破損が表れている」状態で、大抵は原型を留めていません。
方言で「めげる」と言えば「壊れる」を意味します。
こちらは古語の「拉(め)ぐ」が語源です。
辞書にもありますが、一応解説しました。


・搗(か)ち合う/搗(か)ち上げ

辞書にあるので、特に言う事はありません。


・鵞鳴(がな)る/鵝鳴(がな)る

「怒鳴る」に倣った、独自の当て字。
口喧しく責める事、喚く事です。
「があがあ」言うので「がなる」。
「鵞」、「鵝」は共に「ガチョウ(鵞鳥、鵝鳥)」の意。
ガチョウは「があがあ」煩いので「ガ」と呼ばれ、鵞の字が当てられました。
「我鳴る」でも良いかも知れません。


・丁(ちゃん)と

語源から。
綺麗に収まっている様子、確りしている様子。
「丁度(ちゃんと)」でも良いかも知れませんが、「丁度(ちょうど)」と紛らわしいので。
意味は大して変わりませんが……。

454:創る名無しに見る名無し
16/06/20 20:28:45.53 OaLpqTph.net
・瞞(まやか)し/擬(もど)かしい/捷(はしこ)い

変換出来そうで出来ない。
それ以外に、特に言う事はありません。


・瀬々(せせ)らぐ/騒(ざわ)めく/響(どよ)めく

音に関連する動詞。
辞書にあるので、特に言う事はありません。


・曝(さらば)える

「さらされる」と言う意味の「さらぼう」が語源。
「痩せさらばえる」、「老いさらばえる」の「さらばえる」。
辞書にあるので、特に言う事はありません。


・態々(わざわざ)/態(わざ)と

語源は「業(わざ)」から。
辞書にあるので、特に言う事はありません。


・食(く)っ付(つ)く

語源は「食い付く」。
辞書にあるので、特に言う事はありません。


・栃狂(とちぐる)う/橡狂(とちぐる)う/栃目(とちめ)く/橡目(とちめ)く/栃(とち)る/橡(とち)る

「とちる」に関連した語です。
「早とちり」の「とち」も同源とされています。
人は驚くと「とちの実の様な目になる」ことから「とちめく」となり、慌てる事を「とちる」と言った説を、
個人的には推します。
「橡麺棒(とちめんぼう)」説は少し無理があると感じます。
処理に手間取ると不味くなるのは、他の麺でも同じですし、一般的には「麺棒」や「のし棒」と言う物を、
「橡麺棒」と言うかも疑問です。
「とちめく坊」から「とちめんぼう」に音変化したと考えるのが自然でしょう。
しかし、「とちぐるう」だけは古くは「どちぐるう」で、どうも「とち」との関連は薄い様です。
「どちぐるう」の意味は「馬鹿騒ぎする」、「大ふざけする」です。
江戸時代から、「どち」は「馬鹿」の意味で使われています。
「目無しどち」の「どち」や、「仲間」や「同士」を意味する「どち」と関連があるのでしょうか?
語源は不明です。
余談ですが、とちの実は決して美味しい物ではありません。
それと「とち食らう」は「とち(餅を)食らう」と「どちぐるう」を掛けた、洒落だと思います。

455:創る名無しに見る名無し
16/06/21 18:12:58.75 9jTxoP5s.net
・憊(へたば)る/憊(へば)る/憊(へた)る

独自の当て字。
体力が尽きて、疲れ果てた様子を表します。
疲労困憊の「憊」。
「草臥(くたび)れる」と「斃(くたば)る」はあるのに、「へたばる」が無いのは何故なんでしょう?
語源的には先ず「地面に座り込む」と言う意味の「へたる」があって、その後から強調の意味で、
「へたばる」が生じたのだと思いましたが、「へばる」や「へこたれる」もあって何が何やら……。
関西地方で言う「屁垂(へた)れ」は、「へたる」から派生した物だと思います。
「へばる」には「くっつく」の意味もあり、「へばりつく」の様な使い方もします。
この場合は「憊」は使えないでしょう。


・妙畜倫(みょうちくりん)/変畜倫(へんちくりん)/珍畜倫(ちんちくりん)

「みょうちきりん」、「へんちきりん」とも。
「妙ちき」や「変ちき」に拍子で「りん」を付けた物。
「ちんちくりん」は「珍しい」の「珍(ちん)」なのか「小さい」の「小(ち)ん」なのか分かりません。
「ちき」は「奴」の意。
畜倫は当て字。
他に、「ちく」には「竹」、「りん」には「林」、「厘」、「輪」を当てる事もあります。
「ちき」に「稚気」を当てる事も。
元々「りん」は拍子を取っただけなので、無理に漢字にする必要は無いでしょう。


・覚束無(おぼつかな)い

語源は「おぼつかなし」。
「おぼ」は「朧」で、曖昧な様子。
古くは、「おぼ」には「欝」や「於保」が、「つかなし」には「束無」が当てられています。
この事から、「束無し」には違い無いみたいです。
但し、「つかず」ではありません。
「おぼろげでつかみどころがない」と言う意味らしいです。


・後ろ目痛(めた)い

語源は「後ろ目痛し」。
「うしろめいたし」が略されて、「うしろめたし」になったそうです。
辞書にあるので、特に言う事はありません。


・疼痒(むずがゆ)い

独自の当て字。
「むずむず」して痒い事から、疼(うず)くの字を当てました。
それなりに読めない事は無い当て字だと思います。

456:創る名無しに見る名無し
16/06/21 18:13:23.75 9jTxoP5s.net
・萎縮(いじけ)る

独自の当て字。
縮こまって元気が無くなる事、植物等が寒さで萎(しお)れる事。
現在では主に「拗ねる」の意味で使われます。
古い意味から「縮(ちぢ)む」の変化「縮(ちぢ)ける」と関連しているのだと思います。
「いじける」となったのは、「ち」の子音が抜けて「い」になったか、「意地」との合体か?
「萎」の字を当てたのは、元の意味からです。
「縮ける」だけで「いじける」と読ませる事も出来るかも知れません。


・傾(なだ)らか

角度や変化が緩い事。
他に「崩(くず)して柔らかくする」、「解す」の意味で、「崩(なだ)らかす」があるので、
「崩らか」とも書けるかも知れません。


・箆々(べらべら)/箆々(へらへら)/箆(べら)/箆(へら)/箆(べろ)

語源は「平(へら)」から。
「舌」をその儘「べろ」と読ませる事もあるので、「舌(した)」の意味では「べろ」を「舌」と書きます。
「しゃべる」を「喋舌る」と書くのも、「べ」に「舌」を当てた物です。
軽薄な様子を「へらへら」と言うのは、「平べったい」所から。
「箆(へら)」も薄く平たい物で、「平(ひら)」が語源。
よく喋る様子、「べらべら」には「喋」の字を当てる事もあるみたいです。
「喋(べらべら)」、「喋々(べらべら)」等。
ここでは「へら」、「べら」共に「箆」を当てていますが、「平」や「舌」でも良いのではと思ったりもします。


・呆(ぼう)っと

所謂「ぼーっとしている」様子です。
特に言う事はありません。

457:創る名無しに見る名無し
16/06/21 18:18:01.95 9jTxoP5s.net
512KBに達しましたが、未だ書き込めますか?
もしかして、容量制限が変わったとか、そんな事は……

458:創る名無しに見る名無し
16/06/21 18:23:57.89 9jTxoP5s.net
あれ、520だったかな?
もう少し書き込んでみます。


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