ロスト・スペラー 13
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100:創る名無しに見る名無し 16/03/07 19:57:16.37 Mz7AS2rX.net 冒頭アーク国王はクローテルに『聖騎士<ホーリー・ナイト>』の称号を与えた。 これは身分ではなく、飽くまで「称号」である。 それ以上でも以下でもない。 アーク国王としてはクローテルを聖君とは認められないが、彼の活躍や民の声を、 無視出来ないが故の、苦肉の策と言った所だろうか。 この聖騎士だが、旧暦では殆ど前例が無い(単に史料不足の可能性もある)。 活躍した騎士には、具体的な褒賞や身分、地位が与えられる。 少なくとも当時の騎士団には、「聖騎士」等と言う役職は無い。 パレス・ガードやパラディンとも違う。 叙任の儀も正式な物ではない可能性がある。 全てはクローテルを利用する為の、方便と見る方が自然だ。 一方で、クローテル自身は聖騎士の称号を気に入っていた様である。 『聖君<ホリヨン>』程は仰々しく無いが、一般の騎士とは違う事を端的に表している上に、 領主が領地を離れて放浪していると思われるより、名乗り易いのだろう。 101:創る名無しに見る名無し 16/03/07 19:58:28.38 Mz7AS2rX.net アーク国とオリン国は巨人の所為で長らく正式な国交が絶えていたが、それによる実害は、 両者共に少なかった様だ。 寧ろ、交通が回復した所為で、アーク国はオリン国を押さえる必要が出て来たと言える。 巨人が居たので、外国の軍がエーファ山を越えて、アーク国に侵入する事も無かったのだ。 だが、アーク国王の認識では巨人の存在は「噂」に留まっていた。 これは巨人が神出鬼没だった為と推測される。 巨人は殆ど人前に姿を現さず、山の上から岩を落としたり、夜闇や濃霧に乗じて軍隊を襲ったりした。 ある報告では巨人は確認出来ず、ある報告では巨人に襲われたとされる等、巨人の実在自体が、 確定していなかった。 クローテルが巨人を退治するまで、その大きさも、人の数倍程度から山より高いまで、 定まった報告が無かった。 今日私達が想像する様な『巨人』と言うよりは、怪物、怪人、化け物と言った表現の方が、 相応しいかも知れない。 この巨人が何時からエーファ山に住み着いていたかは不明である。 旧暦当時は、巨人は人類同士の殺し合いを防ぐ為に、母神によって配置されたとも言われている。 「大地を分かつ巨人」の逸話は、旧暦に多く見られる。 これは高く聳える山々や深い谷、大きな川を、巨人に見立てたと言われる。 現実的に考えれば、落石や滑落者が多かった事を、巨人の所為にしたと見るのが妥当か? 後にオリン国との国交が復活した事を考えると、クローテルは安全な道を開いたのかも知れない。
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