【総合】日本男子体操 ..
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120:鴻Vア杯。フリー当日練習での4回転ループ転倒は真後ろで見ていた。ぐにゃりと右足首が曲がった。うずくまった後に起き上がると、リンクを指さしながら何かを確認。練習を途中で切り上げた。  一度会場を離れる時の顔はもう、闘う顔になっていた。やると決めた時の羽生はやる。集中の仕方、全身から放つ気。それこそ異次元だ。完全にスイッチが入っていた。  構成を変えることは想像できた。結果、想像をはるかに超えていた。ジャンプ7本中、予定表と同じ順序と組み合わせで跳んだのは3本目の3回転ループ1本だけ。 練習での転倒後の指さし確認は、構成を練り直すイメージ作業だった。「ここで何をやろうか、あそこで何をやろうかって考えながら、もうあの時には組み立てていた」というから恐れ入る。  練習を途中で切り上げてから6時間後。羽生は練習でも通したことがない構成を、ぶっつけで滑り切った。軌道も変わる。間合いも変わる。 頭をフル回転させながら、ジャンプを音に溶け込ませた。指先まで感情を込めたイナバウアー、プルシェンコをほうふつとさせる最後の高速スピン。 力を出し尽くしたのだろう。翌日の表彰式での表情は、別人のようだった。少年のように幼いものに変わっていた。  今後については、右足首の状態を考えると予定していたスケジュール通りとはいかない可能性が高い。前戦のフィンランド大会後に「試合ってやっぱり楽しい」と笑顔を見せていたばかり。 心中は察するに余りある。誰より悔しいのは羽生自身。無理することはない。今季を迎える前に言った「自分のために滑る」シーズンにしてほしい。




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