ひぐらしうみねこ彼岸花オリスクスレ【第6話】 at GAMEAMA
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500:名無しさん@お腹いっぱい。
19/09/15 21:05:46.54 DqXVCnoU.net
ここのところ騙し騙しでなんとかしてたPCご臨終につき感想が遅れます
まだ見ている人がいたら申し訳ない

501:名無しさん@お腹いっぱい。
19/09/15 23:11:53.45 vJEFF+jj.net
ニューマシンを組むんだ…!
うちのも先月半死状態になったけど、騙し騙し使っているw

502:名無しさん@お腹いっぱい。
19/09/16 04:50:27.11 6+COlYIl.net
感想乙です

503:名無しさん@お腹いっぱい。
19/09/16 12:02:00.01 lNrRSoeY.net
金土日と書き溜めた感想書き直しになるの辛い

504:名無しさん@お腹いっぱい。
19/10/09 22:57:01.83 m286xd1V.net
修理に出したのが間違いだった(未だ帰ってこない)

505:名無しさん@お腹いっぱい。
19/10/30 10:18:03.65 WEQHUBvT.net
感想の続き待ってます

506:名無しさん@お腹いっぱい。
19/11/09 16:56:06.62 HtQCzCt6.net
おまたせ
帰ってきてからも立て込んで長引いて本当に申し訳ない

解決編Aその4
普段の魅音を評価しつつも今の魅音が弱体化していると判断する沙都子と拗ねてるだけと評する詩音
その説明をして園崎姉妹と北条兄妹を重ねて表現するのはニクイ
沙都子がこのやり取りを経て良い意味での甘えを取り戻しかけているのは個人的良シーン

>「ぶちょうは、よく分かんない人だねー。魅音さんとも竜宮さんとも違うんだね。……大丈夫かな?」
これ好き
詩音と山狗隊員との対決……対決?
山狗の勧誘という手筋は思いもしなかったけど詩音の立場だと確かに私兵はいるよなという祟殺しアフターでの伏線が活きる
ちょっと無理があるかな?とも思うけど未だ見ぬ展開はやはり面白い
>「……さぁて。山狗狩りと行きますか……!」
>他にも声を掛けれるかもしれませんし。何よりも……守って逃げてばかりじゃあ、性に合いませんからね――_!
らしすぎて笑った割と詩音こういうところあるよね

TIPS 前夜、謝罪
お魎からの沙都子への謝罪に付き添いでレナを配置するのは良いなと思った
今の圭一ではカドが立ちすぎるしこの時点での園崎姉妹では逆にプレッシャーになりかねない
付き合いの長さという視点では梨花が良いのだろうが状況が状況な上に正直あんまり頼れないのでレナの安定感が凄い
お魎からの謝罪に対して毅然と対応する沙都子好き
先にこの場に残り対応できる最後の一人として北条側からの謝罪もした上で謝罪を許すことができないと結論を告げ
自分の考えを頑張って伝える様がなんと格好良いことか
誤字 そのすべてが→そのすべての責任が
心配して皆して覗いてる園崎関係者草
頭では最後に頼るのはやめとこうと考えているが心では最後には助けてくれるだろうとも思っている詩音からの茜評が面白い
散々に園崎家をかき乱していった虚崩し編だが終わった後に皆で話す機会を作ろうという詩音を見てこれも雨降って地固まるというやつかとしんみりした
今までの園崎家が忌み子やら立場やらでごちゃついていたのもあってこの機会が家族関係の見直しに必要だったのかもしれないと感じる

507:名無しさん@お腹いっぱい。
19/11/10 00:00:39.81 SbwLyBKa.net
解決編Bその1
鷹野とレナの対話
オヤシロ様観の殴り合いというレアな戦い
鷹野の狂気の演出と悟史を引き合いに出したレナへの揺さぶり……にかこつけた読者への問いかけ
からの追撃の沙都子の殺人の暴露
>絶望を私に植え付けて鷹野さんは笑う。
>取り戻せないならば、いっそ……なんて。
>私は……絶対に思わない……_!
これを記憶継承してないとはいえレナ相手にやるというのがミソだなあ
>「私は“生き残ります” この戦いで、もう私に出来る事がなくとも。私には、この先に成し遂げなければいけない事があるから。だから絶対に、私は生き抜いて見せます。
>私の、そして貴方達の。本当の戦いは、この戦いを終わらせた後にこそ、あるんです。だから貴方も、前原さんも」
この入江の生存宣言好き
絶対に助けるからと伝えるレナとええ、期待してると返す梨花ちゃんのやりとり熱い
人質交換後に無口になる姿を見て妄心的に虚圭ちゃんに頼り切るでもなく疑念を感じるあたりに梨花の成長が伺える
そして信じるべきだと、疑念を持ったとしてもやるべき事は自分で生き足掻く事だと生きる意志を見せてくれるのが良い
今回の作戦の全容を見抜き穴だらけと評する鷹野さんの強者っぷりよ。そして計画の設計者はその穴だらけとなる構造にした意図した一点がある筈と指摘するのはこれ皮肉だろうか
それと別にあくまで二次創作としてここまでの解決法が最適解足りえないという作者側の示唆でもあるのだろうかとも思う
圭一の敗北宣言にはリアルタイムで読んだときウッソだろお前!??!!?!?ってなったの良く覚えてる
初見だとそれまでの作戦の穴を開示しこれは手土産と言い切る虚圭ちゃんに困惑しきりになるよなあ
ここで最強の鷹野を味方にして話を回すから最強の圭一を敵にして話を回してくるのはうわ、マジか作者って唸る
本人がいる前で梨花ちゃんじゃなくて詩音助けてほしいって事実上言われる梨花ちゃん扱い悪くて好き
なんとなくこれからをどうするつもりなのかを開示しつつ、これまでの作戦について野村を騙すのが目的で鷹野相手には本気でぶつかって真っ当に負けたと言い切るの唯一性が高くて素晴らしい

赤坂対小此木戦は小此木楽しそうで良いんだけどやっぱ赤坂強くなり過ぎでは? という疑念はあるが小此木はちゃんと実力者に真っ向からぶつかれてよかったね
原作が原作だからボコられてるだけなのにおめでとうという気分になってしまう
>「……勘違いして欲しくないが」
>「ぁん……?_」
>「私達にとっては、こんな茶番に付き合う意味は無い。あくまで“君”が望んでいるようだったから、こうして付き合っている。……敗北を認められたなら、その場で部下達にも降伏させろ。命までは奪いはしない」
>「…………自分から言い出したルールで。負けを認めるのが嫌だからと、暴れ出す気なら。……その姿が、どれだけ情けない物か。受け入れられるなら、そうするといい。
>そんな真似をする指揮官の率いる部隊に負ける程、我々のチームは弱くはない_」
煽りでもなんでもなくこれ言い放つの凄いわ
戦闘の決着、そして逆転の制圧部隊の到着
山狗に限れば最初から決着はついていたという圭一の言葉に震えるわこんなん
>「『古手梨花死亡時の村人の反応』 ……そういった観点から、今回の一連の事件の潜在発症者達の行動は見直され、最も危険な可能性である集団発症は否定されるだろう。
>それで緊急マニュアルは破棄され、雛見沢は利用価値を失う。この村をどうこうしようとする組織も現れなくなるだろう。そうして段階的な入江機関の閉鎖は加速する」
>「“答え”の解った研究だ。誰も望まない可能性である以上、集団発症の否定は、そう難しくないだろう。それに説得力のある状況さえ、くっ付けられたなら言う事はない。
>公安と俺の協力は、そういう取引だった。『雛見沢に及ぶ危険を根元から断つ事』 その為なら、この雛見沢そのものさえ敵に回し、欺きもしよう……ってな_」
クッソ痺れる
からの
>「さて……。なぁ、鷹野さん。
> ――まさか、これで終わりじゃあねぇだろ?_」
終わりじゃねえの!?!?!!?!
この辺は読んでて圭一の意図が全く見えないのが良い

508:名無しさん@お腹いっぱい。
19/11/10 00:02:17.17 SbwLyBKa.net
転じて詩音パート
先の反撃の意気込みから即劣勢で追いつめられるのはご都合じゃなくて良いなと思う
けじめの克服のための儀式を挟みながらもそう簡単には克服しきれないという詩音の心情がリアル
そしてファンタジー入るとはいえここで別れた筈の沙都子の加勢は熱い
>「この山に、トラップなんて仕掛ける暇が無いぐらい、村で遊べるようにしようって。……連中がそう思わなきゃいけないんです。じゃなきゃ、この山を最後の戦いの場にする意味なんて無い……!」
沙都子に町会との相手をしてほしいという詩音の返しもまた熱い
>「……そんな事を、気になさらなくても結構ですのよ。詩音さん。私は……貴方が危険に身を投じて居なくなってしまう事の方が嫌ですの。
>ここにあるトラップの数々は……、おっしゃるように、私が独りや、にーにー、梨花とだけ過ごした時間そのもの。
>でも、それに気付いて貰っても……これから一緒に過ごしたいと思う相手が居なくなってしまっては何の意味もありませんわ」
>「詩音さんは……やっぱり今の圭一さんの“元”になってるんだと思いますの。どこかで貴方が、貴方自身を軽く見てらっしゃいますわ。にーにーが居ないから……。
>『北条悟史が居ないから』『私なんて死んだって構わない』 ……そんな風に考えているように思います_」
>「それを止めさせたいのではありませんの、圭一さんは? だから魅音さんとの絆を取り戻させて……貴方が、魅音さんに必要なんだと再確認させたんですの。
>『生まれ変わっても』なんて死を前提にした言葉を……、私は、貴方に言って欲しくありませんわ!!」
ドチャクソ熱い
この辺は詩音の生まれ変わっても双子がいいねって原作の言葉にもちょっとかかってるのかな

魅音視点町会パート
お魎の町会への謝罪が染みる
皆殺し編で『そういうことにした』お魎をガッツンガッツンやって認めさせたを実現したのは本当に秀逸だと思う
また、取るべきケジメとして、自分が死ぬまで村八分を終わらせられないのは思い込みだったと、村に歪みを作っていた原因は自分だと皆の前で謝罪をする
このような形の決着を形にした二次創作がどれだけあっただろうか
原作での実は良い人だったという決着論とそれを前提とした創作も原作者自らのものであるから決して誤りではない。しかしやってきた事と、それについての責任の所在を真摯に追求した作品がどれだけあったろう
そして、園崎お魎最後の仕事としての次期党首の指名と引き継ぎ
その答えは……是非とも実際読んでほしいところだが
これ以上の決着はないだろう事は間違いないと、自分はそう思う
発令される村八分の終了宣言と忌み子習慣の撤廃
これほどに、園崎姉妹に、北条兄妹に真摯に向き合い、決着をつけた創作があったろうか
解決としても、話の盛り上げとしても、素晴らしいと思う

レナパート
「詩音さんが頑張りすぎなければ良いですが」

二人を無事に取り戻すために協力したいと、目隠し等されていなかったことから状況の情報提示を買って出るレナ強いなあ

詩音パート
望んでるはずの村人達に発見され、受け入れられる事をデメリットとして山狗との交渉のリミットに使うの組み立てが本当に上手だなあ
>「私達は知っています。この計画に加担して遂行されてしまったら……あんた達の心は、それに耐えられないと。お金に欲望、そして大義も、それを癒す事なんて出来ない。なんですよ。ある人が……そうだって教えてくれました」
>自分を呪って、罰を欲して……! 自ら死を選ぶか、狂い続けて死を待つか! ……それが、あんた達の末路なんですよ。ある人が……そうだって教えてくれました」
虚圭ちゃんとジョーカーの末路をこうやって説得に使ってくれるの嬉しい
彼等の想いは無駄ではなかったと、誰かを間接的にでも救うことに繋がってくれるのだと改めて思えるのが嬉しい
詩音側も都合の悪いこときっちり伝えるのがフェアな感じがして良いなあ
でも結果的に制圧はほぼ完了してるとはいえまだ状況がどうなってるかわからない立場なのに手持ちの情報全ブッパするのはどうかと思うよ詩音
思い切りの良さでもあるのだろうけどやっぱりこのあたり攻勢に偏っていて堅実さに欠けるなと詩音の弱点が垣間見える
モブ山狗さん状況がよく見えてる上に論理的に思考回せて、対応も誠実で謎に好感度が高い
沙都子のファンタジー入ったトラップに対しての的確な一言も笑いを誘う

赤坂と小此木の完全決着清涼感あって好き

509:名無しさん@お腹いっぱい。
19/11/10 00:26:55.27 SbwLyBKa.net
圭一の鷹野への「攻撃」パート上手く作ってあって好感度が非常に高い。ネタバラシと並行して複数軸線で反撃が進行してるんだから恐れ入る
>「ただの時間稼ぎじゃなぁい? 前原くんは口がよく回るから。口先の魔術師だっけ? 思えば、貴方は口先でしか私と戦っていなかった。
>武力的な全ては公安の彼や、レナちゃん達が担っていた。だから今この瞬間も、口先だけで何とかしようと考えているんじゃない?」
ここ後の伏線としつつも圭一の事を鷹野が良く見ている事を示していて地味に好き
この「攻撃」パートはきちんと質疑応答しつつも鷹野の暴力性と疑問の提示、圭一の静かな、しかし確かな攻撃への伏線と梨花の生き残るための思考が絡み合っていって見ごたえ凄い
地味に何も理解していない梨花ちゃんが二重三重にいい感じにフォローできているのが良く練りこまれているなと感じる
鷹野さん自身も聡明で状況と条件を半信半疑ながら上手くまとめ形勢が悪くなってもスタンスを崩さないの現実空間のラスボスとして申し分がない
幾度もコンティニューしてくる梨花対何度でも全滅させてくる鷹野という互いに相手が強すぎると思う構図を自覚させるの珍しくて好き
鷹野側にわざわざ強みを開示する必要が通常ではない以上この対比の構図をお互いに意識するのは凄くレア
その上でそれを攻撃のように仕立て、発症者の心理に近く鷹野を敗北者とも思えるように表現する、それを読み切り反撃に転じる鷹野もさることながらこれも本命ではなく更なる底があるという組み立ては尋常ではない
詩音への嫌悪を堂々と表に出すという珍しい梨花ちゃんが見れるが言われればそりゃそう思うよなという内容の多さにちょっと苦笑が漏れる。
一方で詩音に対して同族嫌悪に似た気持ちを持っているとも語るのが原作では正直まともな意味での関係性が薄い二人を繋ぐ『設定』として上手くまとめやがったと膝を叩いた
その設定面で綿流し・目明しの無茶しっぷりに比べて罪滅しでのレナに対しての治療の熱意の薄さを根拠とするの読みこんだ上でナイス解釈したと思う
圭一が詩音を好きになる世界が発生しえたからこそ、自分と詩音との関係性をこうも語る梨花ちゃんが発生しえたのは面白い
そしてこんな切羽詰まった場面で実質的な告白に転じる梨花ちゃんやべえ
何より発症しないからこそ今まで梨花に握られることのなかった殺人の罪を行使する選択肢、それも誰よりも相談してきたであろう羽入を奪われた状態で追いつめられるという
これもまた魔女から人間へと戻ることとなった梨花に課せられた試練なのが梨花についても深く掘り下げているなと思う場面。どこまで緻密に構成されているのだろう
そして殺人を犯す際に心優しい人と知りながら悟史をよりどころとしてしまう仲間達と対比し悟史は誰をよりどころとしたのだろうという考察
それをもって鷹野が悟史に沙都子の罪を吹き込んだという『設定』に根拠を与える手法の見事さよ
この『設定』により悟史の事件の切っ掛けとして鷹野の関与を持たせ、それだけでなく同じ地獄に落ちるために罪を犯すという祟殺しアフターに繋がる要素として仕上げている
深く考えれば考えるほどに計算しつくされてて作者ヤバイ
ここで語られる悟史の発症による叔母の幻覚を単なる発症による狂気ではなく、殺してしまった事への後悔と罪を否定したいという気持ちと解釈してるのも好き
悟史の殺人をもって仲間達は惨劇の引き金を引いてしまうという解釈をもって「梨花個人の惨劇の元凶」と鷹野を指定するのは仲間たちが惨劇を起こしていったひぐらしのなく頃ににおいて本当の意味で決着とするに相応しいと思う
鷹野側も梨花が殺人に手を染めるのを恐れているのを察し、彼女の信じる最善を尽くしてくるのが勢いのあるカタルシスを呼ぶというようなシーンではないにも関わらず激戦といえる緊張感と攻防を感じさせる
梨花ちゃんが気づいてしまった虚圭ちゃんと居続けるために必要な要素
魔女の繰り返しを否定される以上生きても死んでも決別であり、魔女としてのみ彼と居続けることができるという可能性の思い付き
これまで梨花に求められていた事とは正反対ながら発想としては間違いでないのが悲しく、そして一つの結末に繋がってしまうのがもの悲しい
ここで鷹野を撃ち罪を犯すか、撃たずに殺されるかの2択に更に与えられる第3の選択肢
こんなのに土壇場で気づいてしまうあたり何だかんだ100年の魔女とかやってただけあるなとちょっと感心したまである
この世界の仲間が死ぬことはないと考えているあたり所詮梨花ちゃんな部分はあるが、それ以降の世界でどうなるかを虚圭ちゃんと居続けるか否か以外全然考えてないのも所詮梨花ちゃん

510:名無しさん@お腹いっぱい。
19/11/10 00:41:53.16 SbwLyBKa.net
そして第4の選択肢として奇跡を願いかける梨花。選択を放棄しただただ都合の良い結論だけを、都合よく全てが解決する運任せの世界を思考に産んでしまう
この辺の梨花の言葉はもう強すぎて是非読んでほしい
ここまで書いてきた虚崩し編をこれでもかと否定し、梨花個人の理想という形を吐き出させる。それこそが原作祭囃子編を構成するというのが二次創作者のリスペクトとしてちょっと完璧すぎる
しかし悟史や園崎姉妹でも感じたことだがこれほどまでに梨花ちゃんの心理を考察し、追求し、追いつめた作者本当にいい意味で悪魔染みてるなと思う

まだ待っている人がいれば大変お待たせして申し訳ありませんでした。本日はここまでとなります
次回は各マルチエンドの予定ですがトゥルーエンドの感想が先に見たい場合はレス頂ければ幸いです

511:名無しさん@お腹いっぱい。
19/11/10 13:30:43.13 g5MwMlQj.net
感想乙です。楽しませて貰ってます

512:名無しさん@お腹いっぱい。
19/11/14 19:24:27.06 Jpz+QqhQ.net

感想楽しい

513:名無しさん@お腹いっぱい。
19/11/15 00:46:49.30 e9ePartv.net
マルチエンド
 ――私、古手梨花が選ぶ選択肢は……。
→鷹野に向けて銃を撃つ。
これまで傍観者として仲間の殺人を幾度も見てきた梨花が初めて殺人を犯したことで得られたもの
それは仲間と同じく破滅への道であり、新しく引き継いだ祟りの継続であったという結末は納得
古出梨花をへし折ったという観点からみれば鷹野さん大勝利エンドといえるかもしれない
>オヤシロ様の生まれ変わりが、いつか豹変し、生贄を、死者を選ぶ。それが、この世界を形作る一つのルールとなってしまった_。
これは虚崩し編で今までやってきたことが台無しになってしまった結果ではあるが、新たな設定を作り出し当てはめる事で力と成す虚崩し編らしいBADで好き
結果として梨花は他のEDでは得られなかった虚圭ちゃんを得たけれどそれ以外の全てを失い、得たものにも価値を感じることができなくなってしまうというあまりにも虚しい結末であった
ただ一人誰より優しい対応をしている虚圭ちゃんが自分が死ななければ解放されないのに生きていていいと肯定される環境がなんとも地獄過ぎてお辛い
形は異なれど魅音と詩音の境遇に重ねてるんだろうなあ
自分は魔女だと認識する梨花とどうしようもなく人間だと肯定する虚圭ちゃん
魔女ではなく人間だからこそ犯した罪に耐えられなくなってしまったと
そういった意味でもこれ以上なく虚崩し編らしい結末といえるだろう
自分が虚崩し編好きなのはこういうところも込みで、良いところだけでなく、選択したことでどうなってしまうのかも描いてくれてるのが大変うれしい

 ――私、古手梨花が選ぶ選択肢は……。
→ ――“奇跡”を信じる。
これまで積み重ねてきた虚崩し編の最大の否定をもってこれ以上なく原作祭囃子編の存在を肯定するED
虚崩し編は砕け散り、皆がこれほど痛みをもって頑張ってきた物語などいらなかったと切り捨てる
そこで得られるものは奇跡を願えば叶うという設定、梨花が願うものが得られるという梨花に優しい世界
それが村にとって良いことなのか、仲間にとって良いことなのか、決着として相応しいかを判断するのは視聴者次第だろう
原作祭囃子編で批判的な意見も多かった梨花から皆殺し編以降の記憶を削除するという問題、これを皆殺し編直系という虚崩し編を完全粉砕するという形に落とし込むことで原作ではない虚崩し編を原作に食い込ませる手法は感嘆に値する。
何故そのような形になったのか、それに理由付けして整合性をとることで説得力を増す手法はこの作者の十八番であるが、自分はこのEDがなければこれこそが真のひぐらし完結作だという結論は持てなかったかもしれない
何故なら虚崩し編は単体ではなく、原作完結作である祭囃子編とセットで語るべき物語であると思うから。
祭囃子編の否定という祭囃子編ありきのテーマであり、祭囃子編に厳しく、徹底的に否定したからこそ、この物語を否定して話を作ると祭囃子編が浮き彫りになる。コインの裏表のように切っても切り離せない存在感を互いに持たせる結果となったのだと思う。
これが完全に別口の手法をもって解決を図ったのであれば、あったかもしれない理想に近い結末だと、こうであったら良い単なるIFの勝利であったかもしれない。
しかし、祭囃子編の否定という形で、その終わり方では解決ではない、こういった決着が必要であるという形で競り合うことで、真っ向からぶつかり合い、原作を補完する。
こうした形をとることで、原作者の卒業問題である出題編『祭囃子編』の解答編としての性質を得られたのではないかと考える
祭囃子編に不満を持ったならば、その不満に覿面に良く響き
祭囃子編をエンターテイメントとして楽しんだならば、祭囃子編を前提とした更なるエンターテイメントとして楽しむ余地がある
そして、原作者の祭囃子編こそが完結作として相応しいとするならば、虚崩し編は否定をも受け入れる
読者には選択肢が与えられる
選びたい世界はどれか
あるいは、排除したい世界はどれか
虚崩し編は、全肯定される話ではなく、むしろ酷いことするけどあなたはこんな世界も許してくれますかというスタンスの作品といえる
実際ヘイトアンチを含んだ内容であり、受け入れられない人は相応にいるだろう
しかし、祭囃子編に続きえる、その選択肢は決して消えない、こんな話はいらないと切り捨てる選択肢があり続ける
公式完結作の否定作という二次創作であればこその、公式との対決という原作者の出題に対する答えであるならば
これほど真摯で、これほど直球なものは他にないだろう

514:名無しさん@お腹いっぱい。
19/11/15 00:51:52 e9ePartv.net
 ――私、古手梨花が選ぶ選択肢は……。

→自らに銃を向けて引鉄を引く。

最低最悪の選択肢
汚い梨花ちゃんだったもの
ある意味最大の惨劇の世界
虚崩し編が生んだ惨劇の底の底
地獄しかない

実にクオリティ高く存在してしまっているのがあまりに邪悪で醜悪
恐ろしく、あり得てほしくない世界
しかし存在の否定もできない世界

「――ばいばい、鷹野_。あんたは、勝手に神にでもなるといいわ」
あの流れでこんなもんぶつけてくるの作者は頭がおかしいのでは?

>正しいから選んだんじゃない。
>幸福だから選んだんじゃない。
>否定されるべき結末として、それでも。
>彼の眼前に広がった無限の苦痛に対し、飛び込まずにはいられなかったんだ。でなければ、だって。“彼”が、あまりにも_。
本人からすればこれほど迷惑な話もないだろう
死ぬこともできず、延々無敵のストーカー排除とか解放してやれよ……

圭一の殺意と機会の作り方がガチすぎて怖い

他の物をすべて捨てたのに肝心要の虚圭ちゃんにも愛想尽かされてその上で被害を振りまき続ける梨花ちゃん改め魔女
死ねなくなった上に別にしたくもない拷問殺人する羽目になって両親にも手をかけなくてはいけないとか虚圭ちゃんがもう本当に悲惨すぎてならない
想いはあるのだろうけど勘違いクソ女と化した魔女に対してワースト1の世界更新し続けることになるのが憐れ過ぎて吐きそう

歯車が一つだけ狂った世界、悟史の代わりに詩音が眠り続ける世界
こういった解決の道もあるのだと指し示す原作や虚崩し本編だけが解決法ではないという提示の一つ
何かきっかけがあれば容易に世界や人は変わりえると伝えてくる

あまりに救われない世界で、加害者悟史という存在と思考がめっちゃしんどい

>北条家に訪れた平穏は『園崎詩音の犠牲によって成り立っている』
>『園崎詩音に目覚められては北条悟史の人生が終わる』
吐きそう

魔女化の進行が激しくどんどん醜悪に残虐に、性悪になっていく
嫉妬に狂って2回目で既に初志が入れ替わってるの真顔になるしかない
鷹野、いや桜花のポジションに居ついた彼女は惨劇と暴虐を紡ぎ続ける

これはこれで長編読んでみたくなるけど多分消化不良起こしてのたうち回りそう


本日はここまで

515:名無しさん@お腹いっぱい。
19/11/17 23:58:41.16 dHUGtGKk.net
乙乙。

516:名無しさん@お腹いっぱい。
19/11/18 19:41:34.18 nKk6e+vy.net
素晴らしい感想だ

517:名無しさん@お腹いっぱい。
19/11/20 22:35:55.17 ERT9kiZJ.net
 ――私、古手梨花が選ぶ選択肢は……。
→銃を撃つ事は出来ない。
圭一と鷹野の対決の再開
>「くっく。そうだよなぁ? それが正解だ。何せ俺は、すでに悟史の事を見捨ててる。“それ”が俺にとって何の価値も無ければ人質になどなりえない。そちらに銃を向けた瞬間、俺は、あんたを撃ち放題だ。
>いいんだぜ、人質にとって殺しても。殺したかったんだろう、古手梨花を。“俺”は、『気にしない』ぞ?」
キレッキレで変な笑いが出る
>「そりゃあんた、親に友人、村ごとまとめて死んじゃって。無くして、壊れて、失って。そこからあいつを好きになったってんだから俺にとっちゃ、詩音が世界の全てだろ?_」
せやな……
互いに凶器を向けあうという互いをどう殺すかという思考をさせる状況の成立
鷹野への丁寧な祟殺し編の解説
宣戦布告のあの時に殺しておけばよかったという『強い後悔』の誘発
終末作戦終了時に生き残りがいた場合にとるだろう行動への思考誘導
全てはそう、これまで最強の札であった記憶の継続に起こる『革命』のために
最強の札『強い意志の鷹野』に最強であった『記憶の継続』が起こればどうなるか
無敵か鬼に金棒か
しかし、記憶の継続に対して起こった『革命』はいつかのTIPSで語られたジョーカーを倒すための方法へと転じる
ジョーカー『鷹野三四』は革命後の2『記憶の継続』とペアになった
祟殺し編アフターの鷹野に対する桜花の解説パートは色々辻褄合わせられてて唸るが雛見沢の神になるという事がどういうことかという説明とだからそれを押しつけるという悪辣さが印象強い
そして桜花が全部自分でお膳立てしておきながら責任転嫁するゲロカスムーブしててひっどい
それはそれとしてこれまでの終末作戦を実行してきた鷹野にも報いがあったという設定は大変よろしい
羽入対桜花のシーン原作者への毒の吐き方がこれまで以上にボロクソで笑うしかない
副音声と言えるだろう煽りが本当に酷い
しかもこれ読者にも色々当てこすりしてる
メタ戦闘なのはどうかと思う部分もあるけどこれこそ二次創作って方向性で持ってきてるから良い部分でもあるのが悩ましいところ
単純に桜花を対象にしておくのが純粋な創作やエンタメ的には良いのだけど祭囃子編の否定をテーマとする以上こうするのがベターなのかなとも思う
>「――この物語は貴方の世界を“否定”する物語よ_」
>「明確に伝わらないまでも、数多くその瞬間はあったわ。何よりも圭一が筆頭となり、それを行い、そして見せてきた。世界に、読者に。貴方の世界、そして貴方そのものへの“不快感”を。
>怒り、憤り、不満、否定、非難、批判を。それらは世界という“読者”に、はっきりと伝わっていた筈。気付かない程なら、それはそれで、私達にとって『バレなかった』から有難いだけの話に過ぎない_」
>「そして、そんな私達の物語が不快だと言うのなら“読者”はとっくに、この物語を否定し、消す選択肢があった。
>『読まなくなった読者は負け』だなんて馬鹿げたルールを定めはしない。読者が読むのを止めたなら、それは物語がつまらなくて不快だったから。
>それは『私の負け』だった。……私と圭一の“敗北”だったわ_」
>「だけれど『この世界は今も在る』の。まだ読者には、この物語を否定する権利があるままだけれど。それでも、それは“貴方にとっては”『敗北』なのよ」
この後も続くが二次創作者だけにしかできない変化球どころか魔球を見せられている気分になる
>「“あなた”の事が“不快でなければ”『この物語は読んではいられない』 ……解るかしら? 貴方の事が好きで仕方なく、貴方の紡いだ世界を全て肯定している読者は今、この瞬間には『この世界を紡いでいない』のよ。
>ここまでの物語を読み、成り立たせてきた読者が、全て完結するまで読み切った後で、この世界を例え切り捨てたって。その読者は、“貴方の望む読者”なのかしら?_」
>「『今までの物書きが気に入らないからこそ、この物語を最後まで読み進められた』 “貴方”は受け入れられるの? こんな物語を最後まで読んでしまった読者を。
>“あなたの全てを肯定するワケではない”……そんな読者、そんな世界を。“一の否定”だけは確実に持っている読者を“あなた”は受け入れられますか?_」
こんなん笑うしかないだろう
自分は少なくとも当時の竜騎士に不快感なかったけど大好きならこんなに毒まみれの読んでられないだろうという指摘受けると同意しかできない
言われてみれば全肯定ではなくよりよい終わりを見たいという欲求があったからこそ二次創作漁って解決編という形のオリスクにたどり着いてるんだからそらそうだ

518:名無しさん@お腹いっぱい。
19/11/20 22:36:57.67 ERT9kiZJ.net
自分だけは竜騎士の敵で批判し続ける宣言はもうなんか愛憎としか言えない。怖い。
これ村人読者だよな……
きちんと桜花側からも切り返してくるの良い
そしてこの桜花の言大体詩音だな……
目明しお疲れ様会じゃないけどここまで持ち上げてきた詩音をここにきて厳しく追及してくる
殺しておきたかった生き残った鷹野と殺してほしかった生き残った圭一どちらも悲痛
>「この会話が成り立った、この時点で。『鷹野三四の別世界への記憶継承』が認められた。あんたも“俺”と同じになった。……これから先、俺達がもう関わる事のないだろう世界においても『鷹野三四は思い出す』
>前原圭一と共に。そして、その記憶は『絶対の失敗』と行動の結果への、死後への恐怖心を生み出すだろう。捨て身で、死を覚悟した惨劇なんて、あんたはもう起こせない_」
>「起こした結果が『鷹野三四にとって無意味』である事もまた、あんたは知り、そして思い出すんだ。祟りが生まれる可能性を持つ世界全てで。絶対に。……あんた自身の意思で、この惨劇を止めていけ_」
>「……俺達が描いた、この世界が成立したならば。この時間に紡がれる惨劇は、以降は、『必ず破綻する』 他ならない鷹野三四が、それを必死で止めようとするんだから。
>恐怖と後悔から、そうなるのは嫌だって、本能で。……それで惨劇は打ち止めさ。惨劇を紡ぐと定義された『魔女』は、もうここで死に至った。再び蘇ろうとしても、内側に芽生えた罪悪感が、何度でも魔女を“殺す”_」
>「人間であろうとする、人間の罪の意思が、永遠に惨劇を終わらせる。……殺人鬼・鷹野三四の、物語は、ここで終わりだ。俺が殺すべき“誰か”は、それで殺される。…………それで。……それで、いいんだ」
圭一の設定された記憶継承・魅音の絶対の間違い・悟史の善人でありたい・鷹野三四の強い意志は最強等々これまでの要素をまとめ上げた完全に禍根断ち切るにはどうするかという解答。脱帽するしかないじゃないかこの決着
気持ちは凄くわかるけど罪滅し編EDやりたい梨花ちゃん笑う
そして悔しいけどEDめっちゃいい……

語彙力が殺されたり読むのに夢中になったりで感想としてのクオリティガタガタだけど許してください
本日はここまで

519:名無しさん@お腹いっぱい。
19/11/22 17:32:10.41 e7JVc4Hs.net
乙です

520:名無しさん@お腹いっぱい。
19/11/26 00:34:32.01 wU1L7gri.net
gj

521:名無しさん@お腹いっぱい。
19/11/28 22:51:24.71 ClX+0Lhr.net
レナエンド
記憶継承してるせいで鬼隠し編デジャヴするの良い演出だなあ
新しい風の影響を限界まで薄めたかったのだとは思うが前原家全員が表向きの村八分解決に一切かかわっていないという図式の指摘は丁寧で良い
そしてそういう立場であるからこそこれからの雛見沢の試金石になるというのもうまくまとめている
レナ達を意図的に人質にしたことについての謝罪をきちんとさせるのがポイント高い
普通の圭一の色が濃くなっているのにホッとする一方で虚圭ちゃんが消えてしまった寂寥感が胸に来る
>「――『レナの事が好きだった』って。……そう言ったんだよ、圭一くんは。その事が、あの時は重要な事じゃなくて。そして、あそこに居た圭一くんにとっても大事じゃなくて。
>でも私は、ずっと気になってた。気にしている場合なんかじゃないのに、心に残ってたの」
>「…………。誰を好きか、で。梨花ちゃんに話した事がある。俺が誰なのかを表現するのに、部活メンバーの皆への気持ちに分けて。それが俺が、思い描く他のどの圭一でもないんだって証明する為に必要なんだって」
>「誰が好きかで……、俺が何者であるかが決まるなら。今の気持ちは、間違いなく、あの時とは違う」
上下どちらも細かいところを拾って話を発展させててここ好き
虚圭ちゃんからの指摘を受けてか礼奈という名前についての扱いに変化が表れており、その上でどちらかが一方的に悪いものにしたくないとし
もう一度大切な名前にしていくために好きな人にだけ呼んでもらいたいというシチュエーションに持ってくのはレナの持つ問題の解決と友人から恋人へのシフトを同時に叶えていて素晴らしい
>「普通に笑って、普通に遊んで。……普通に恋をしたいんだ。他の誰でもない、前原圭一と、竜宮礼奈で」
涙腺緩む

魅音エンド
初手逃亡は笑う
魅音を全力支援してるけどレナも焚きつけてる詩音好き
魅音の踏み出せないけど踏み出せないなりになんとかコミュろうとするやりとりのエミュ力たっかい
園崎家の捜査関連の説明と虚圭ちゃんの園崎関連への発言の一部のがハッタリであったことの示唆
それだけ見ると個別エンドでやる事ではないかもしれないが、園崎家の体質改善を姉妹が託されたのだという方向にもっていくことで上手く魅音エンドに関連付けている
>「……あくまで特殊な“私”だと思いますけどね。全ての罪を背負った気になって、園崎家の後を継ぐ事になって。
>……忘れ形見のように救わなくちゃいけない人が居て。それらが全てだったんでしょう、彼女は_」
ジョーカーの特異性と虚圭ちゃんとの類似性にしんみり
大きく関係が変わったわけではないがそれでも確かにあった溝が埋まった魅音と沙都子のシーンにほっこりする
悟史に一番協力できたはずなのにできなかったという負い目に対して沙都子の側から魅音も村を変えていってほしいと伝えるところが
詩音の妹と似た立場だから期待しているとつなげることで悟史関連では微妙な立場の魅音への救いになるなと感心
レナとの友人の会話が友人との会話っぽさ凄い(頭悪い感想)
部活対抗戦の話題も楽しそう
メタ発言交じりではあるがなんだかレナらしいと感じるレナの自己分析好き
レナとは違って相互の告白ではないし結果も書かれてはいないけど魅音らしい必死さが出ててこのエンドの〆方好き

522:名無しさん@お腹いっぱい。
19/11/30 00:38:36.10 WtTN0Y9b.net
沙都子エンド
これまでと違い沙都子の罪の自覚と、自覚したことで生まれた同じ罪を背負った二人に生まれるジレンマ
そして罪を犯した自分との向き合い方にメスを入れているもので恋愛的な個別エンドとは異なる仕上がりになっている
なお最年少なのに一番情熱的で重い告白されている模様。恋愛的な意味には至っておらず、悟史も込みの話にはなっているもののぶっちぎりで愛を語られている
あえて圭一とのその後の関係性を梨花が話題に出す程度に抑え、あくまで沙都子の悟史との向き合い方にスポットを集中しているため
圭一の告白は実にしっとりとした仕上がりで個人的な評価は大変高いのだが、沙都子と付き合いたかったという人にとってはやや物足りないかもしれない
このエンドを終えることで解放されるおまけシナリオが沙都子エンド直系ではなさそうなのもちょっと減点要素
しかしいずれのエンディングでも深さは異なれど沙都子エンドと似たような経緯はあったのだろう事は想像に難くないので仕方ないと自分に言い聞かせた
むしろレナとの仲についての発言があるものの沙都子エンド直系の可能性が残っている方がある意味問題かもしれない
半年経っても恋愛的なところにまで至らない沙都子が年相応で愛しい
ただこれは年齢的な理由だけでなく、悟史が幸せを享受できるようになるまで自分の特別にまで気持ちが回らないのだろうな
あるいは悟史と自分の罪の扱いに決着がつくまで、特別を持てないのかもしれない。深い。
梨花の虚圭ちゃんと異なる赦したいという答えが身に染みる
雛見沢症候群の経過について悟史の目覚めという大きな区切りまでを描写してくれておりひぐらし完結作としてみたかった部分を見せてくれてうれしい

おまけシナリオ(悟史エンド)
友人関係の圭一と悟史良い……
自分の都合優先してもいいある種甘えられる対象として、気を遣わなくていい唯一の相手として圭一が収まってるの好き
悟史視点では圭一が悟史に都合が良すぎる存在で、悟史が願ったせいで嫌な記憶を持たされたり、働かされたのではないかという懸念を覚えているというのは解釈的に面白い
かといって圭一の体験より圭一の存在自体を疑うのは笑う
圭一側も沙都子や詩音を通してまわりまわってそうなったのかも、と語りつつも最終的にはやりたいからやっていたと
本編で詩音が沙都子に返した言葉を想起するやりとりをしているのが、互いにこういうやりとりすると知っていたわけでもないのに合致するのがなんとも味わい深い
逃避とはまた別の理由での雛見沢を離れるという選択肢の開示
雛見沢症候群の完治の目途が立つ完結後ならではの話題であるし、良い思い出の方をよく見ている視聴者には意識し難い悪い思い出がありすぎるという視点も良い
悟史が自主をするも処罰を受けることを叶えられないというのは言ってはなんだが予定調和ではあるが
そこから発展して罪を犯したのに村に守られているという立場に、かつて悟史が嫌悪した存在のようになっていることに対しての想いや
これから北条家が「村八分が解決した」雛見沢で過ごしていく事が新しい形での問題を起こしていくのではないかという懸念など惨劇や村八分の解決による万々歳でおしまいではなく
解決をしたからこそ生まれる新しい問題もあり、めでたしめでたしでは簡単に終わらないのだなと考えさせられる
しかし悟史良いやつ過ぎるだろ……
>「……怖いんだ、僕自身が。今を幸せに感じれば感じる程に。この幸せを守る為なら、きっと僕は何だってする。……何だってしてしまうだろう。
> 事実、過去に僕は“そうした”んだから。取り返せない、もう戻らない。そして、また同じ事を繰り返す。……僕の心には鬼が棲んでいる。僕自身が……その鬼なんだ」
>「……雛見沢に居たらさ。ずっと今みたいな事を考えるんだ。同じ事を繰り返すのが怖くて。僕自身が怖くて。
> ……僕が死にたいと思う度、沙都子の事を考える。沙都子だって、そう思うんじゃないか、って。僕より先に沙都子が死んでしまうんじゃないかって」
ただ幸せだと思うだけでは終われない悟史の思慮深さがあまりに重い
そしてこれを見ると沙都子エンドの圭一があまりにも沙都子の救い過ぎる
正ヒロイン沙都子で良いのでは?(各々のエンド見る度に代わる感想)
いつか雛見沢を出ていきたいと語る悟史に対して、自分の雛見沢に引越してよかったと思えたどこの世界でもないこの世界の圭一の経験を例にして離れることでの好転の肯定をするところ好き
最後の悟史の独白パート大好き
罪と向き合って、それでも生きていくという悟史の想いが適度な長さにまとめられてて美しさすら感じる

523:名無しさん@お腹いっぱい。
19/11/30 00:43:15.60 WtTN0Y9b.net
残りは詩音エンド・羽入りエンド・羽入エンド・梨花エンド・お疲れ様会
近日公開予定
今更だけど本当にボリュームえげつないな虚崩し編

524:名無しさん@お腹いっぱい。
19/11/30 10:30:05 pA7bML93.net
感想だけで並のオリスクくらいはあるというね…

525:名無しさん@お腹いっぱい。
19/11/30 12:38:29 RL47DSQF.net
この感想全部いっぺんに出てきたら心折れそう

526:名無しさん@お腹いっぱい。
19/11/30 18:04:01 WtTN0Y9b.net
ざっくり感想の文字数調べたら56000とか出てきて駄目だった

527:名無しさん@お腹いっぱい。
19/11/30 19:53:52.44 5B5ZOCeI.net
乙すぎる
楽しませてもらってるけど感想もうすぐ終わりなのは寂しくなるな

528:名無しさん@お腹いっぱい。
19/12/01 19:01:24.69 ZP1ZltMC.net
詩音エンド
お前のエンディングあるんかというツッコミと困惑がまず先に来る。個人的になしではないが納得はしかねなかったエンド。
しかしその存在は確かな意味も、救いも、可能性も持ってるので嫌いなわけではないという微妙なライン
>「まだ綿流しの日が終わってないだろう? 毎年起こる殺人事件をオヤシロ様の祟りと呼ぶのなら。今日の内に殺人事件が起きさえすれば祟りは5年目となり継続する。
> そうしたら“俺”もこの世に留まっちまう、っていうルールだな。祟りがちゃんと消えないと俺も消えられない_」
鷹野殺害エンドの虚圭ちゃんの固定化この要素もあるのだろうな
沙都子の罪を以て詩音が付き合いの罪を背負うという選択肢を潰していく虚圭ちゃん過保護でちょっと笑う
対して虚圭ちゃんの状況を察して手を汚すことも勘定に入れてる詩音強いけど考えなし度合いも強過ぎる。これはストッパー役の魅音必須ですわ
そしてやはり沙都子の罪の自覚は他のエンドでも存在したのだな……
虚圭ちゃん未練があるだけで実際に犯行に及ぶ気全然ないの切な微笑ましい。むしろ危険なの詩音だこれ
虚圭ちゃん側の意思もないとも言えないが実際に残らせてる要因ほぼ完全に詩音のものじゃないか
>俺と詩音は二人そろうと危なっかしい
何重もの意味で成立してるのに気づいて笑っていいのか悩んだ
虚圭ちゃんから詩音に言い残す言葉が完全に病床の親のそれなのは改めて旧部活メンバーとは視点が異なっているのだなと思わせてくれる
生前に言えなかった事を似た別人にぶつけて消える虚圭ちゃんは本人的にはちょっとした救いかもしれないけどこれ毒か呪いスレスレなのでは?
>「ああ、魅音とは双子なんだ。こっちは、魅音の姉妹の詩音の方」
ここ意図してるかはわからないけど姉とも妹とも言ってないところ好き
お魎が前原家に挨拶に来なかったことを原作中で示唆していたのに対して歓迎の挨拶を詩音の側から正式にしていくスタイル好き
また、町会との接点の薄さの問題や村の変化についての対応をきちんととっているのが新当主としてちゃんと仕事してるなと好感を持てる
>「――私の彼氏だって紹介するんですから_」
まてや
別人格時代の事実陳列罪はやめて差し上げろ
虚圭ちゃんとしても頭痛いだろうこれ
>「俺は……、……。きっと……詩音が好きなんだろう。その気持ちは誰かの気持ちじゃあなくて。今まで……傍観者みたいに、色んな世界の記憶を見て。詩音のことを知って。
> そうして……好きになったんだ。この気持ちは偽りなんかじゃなくて、借り物なんかじゃあない。俺の気持ちなんだろう_」
詩音エンド自体には大変に思うものがあるのだが、これ言われると少なくとも圭一側からの矢印は序盤の詩音との絡みなどもあり、その後の関りもあり否定できなくなる。
でも納得いかない気持ちはある。
詩音のことは好きだけど悟史を諦めてほしくないという虚圭ちゃんがほのかに残った圭ちゃんの面倒くさいけど共感が凄い何とも言えないこの感情
そして沙都子の時ほどではないが情熱的な告白。先の虚圭ちゃん側の告白とまたタイプは異なる二段構えよ
これ詩音の時の告白が軽いんじゃないな……沙都子への告白状況が状況とはいえ重すぎない???
詩音を選んだ特異な圭一だからこそ完全には分かれずに祟殺しアフターの感覚が半端に差し込まれてるの危なっかしくてやっぱりこの二人セットは危険なんだなって申し訳ないが思ってしまった
>「……圭ちゃん。……私も。……私も、きっと貴方と一緒に居られるのが嬉しいです。約束ですから……。
> “あなた”との。本当は、本当のところは……私の気持ちは揺れているのかもしれないけれど」
>「それでも私は……。私は、貴方の側に居てあげたいと。……そう思ってしまった。思ってしまったんですよ。
> ずっと側で見ていてあげたいって。私に似ていて、同じ過ちを犯しそうになる貴方の側に一緒に居たいって」
おそらく自分がこのエンドに違和感を拭えないのは詩音のこの部分に共感が持てなかったからだと思う。
虚圭ちゃんの最後の告白による新しい呪いが覿面に効いてしまったのか、そうでないのかはわからないけども
圭一側が詩音への想いを持つのは理屈的にも感情的にも納得も理解もよくできる。
しかし詩音側のまだ揺れている程度の状況とはいえ積み重ねを考慮したうえでも心変わりに至るだろうかと思ってしまう。あくまで自分個人にはだが説得力が納得に届かないという状態。
色々と思い、感じた末の結論なのだとは思うが虚圭ちゃん当人ならまだ……いやこれもないな(真顔)

529:名無しさん@お腹いっぱい。
19/12/01 19:04:46.61 ZP1ZltMC.net
圭一と詩音という組み合わせの上で虚圭ちゃんとジョーカーを見てしまっているからかその答えまでの過程の要求ハードルが極めて高くなってしまっているきらいはある
組み合わせが嫌いなのではなく、その結論への過程の積み重ねが読み取れなかった自分の過失ではあるかもしれない。
オリジナリティという意味では好ましいの事でもあるのがより一層判断を鈍らせる
心情的に祝福したいけど心がもにょもにょする何とも言えないこの……!
あと魅音が魅音エンドで言われていた通りちょっと踏ん切りつかなかったらかっさらわれててダメだった。
お姉ちゃんに勝てない病治るといいね(憐憫)
ここもちょっと引っ掛かり覚えたけど、詩音は決めたら他の誰がどう言おうと引かないからね仕方ないね
そういう意味でも本当に危なっかしいなこの二人の組み合わせ

羽入りエンド
倒れて体がケガしないように配慮する虚圭ちゃんに笑う
>「……楽しかったよ。例え違う世界の別人だとしても。“皆”に会えて嬉しかった。最後に挨拶も出来なくて、ごめん。
> でも俺は本来ここに居るべき人間じゃないから。皆の前原圭一を。ちゃんと“返す”よ。ありがとう、雛見沢……_」
作者じゃない自分がこう言うのも違うと思うんだけど、やっぱりこっちのほうが“らしい”なと思ってしまう
> 出来るなら、両親の顔も見たかったけれど。会ってしまったら俺は未練に囚われて……余計に苦しくなってしまうから_。
読んでるこっちが苦しくなる
魔女が魔女だったから余計に
「この、雛見沢という世界そのものに“幸福”を」
過去の呪いの真逆の祝福を残すの好き
囚われていたこれまで死んで来た梨花達の弔いするのは丁寧なのだけど都度死んで桜花にボロクソにされるのは作者の設定のせいなので良いシーンなのかこれ?という疑問が若干湧く
しかし元の設定の矛盾を補完するものでもあるので判定が難しい

530:名無しさん@お腹いっぱい。
19/12/01 21:58:34 ZP1ZltMC.net
ここから下部分はもう自分の言葉では言い尽くせないので部分抜粋


 ――この物語は、惨劇を終わらせる為の物語。

 ここに惨劇の終焉は“設定”された_。

 これ以降は無い。これより先にあるのは救われた未来だけ。如何なる惨劇の世界も、この世界より後には存在しえない。
 それがこの物語が最後まで紡がれ、存在した結果なのだから。だから……この物語こそが惨劇の最終章_。

「俺は、俺自身が消える事を歓迎しよう」

 再び惨劇の紡ぎ手が現れるなら俺がそいつを必ず殺す。惨劇の紡ぎ手を殺して殺して、殺し続けて。悪意のカケラ紡ぎから雛見沢を守っていこう。
 そして世界が平和であるのなら……自らの意思も無く虚無の地獄に堕ちている。惨劇を殺す歯車の一部となって、祟りを無限に殺し続ける殺戮の守り神_。

「なにせ俺は……祟殺しの主人公だからな」

 俺は、ルールを遵守する。
 だから“悪意”を持って宣言しよう。
 惨劇の担い手よ、雛見沢に“触れるな”と。
 ルールを破れば俺が貴様を殺してやる。
 例え無限に生まれる魔女であろうと。
 例えこの世界を作った神であろうと_。

 願うのは消滅し続けること。
 全てから忘れ去られること。
 この物語の完全なる終わりこそが俺の安らぎ。
 その時まで……殺し続けよう。
 かの祟りを、全ての世界で殺し続ける_。

 永遠にさようなら、雛見沢_。


ここまで


………ひぐらし卒業するしかねえな!!!!
今になってこの物語掘り起こして感想書き連ねて思い出させてることを心底申し訳なくなったわ!!!やめないけど!!!

改めて、ひぐらしのなく頃に完結作としてこれ以上ない作品だなと数年ぶりに再認識させてもらった。
合わない人も相当数いるだろうことを勘定に入れてもやっぱりこれがひぐらし二次創作界隈最高傑作だよ間違いない。
それまでの最高の世界として設定された皆殺し編からではなく、奇跡が積み重なる祭囃子編や澪尽くしに類する世界でもなく、最低最悪の世界として原作で設定された祟殺し編の主人公
ワーストワンの圭一にエピソードを追加し魔改造したとはいえ主人公に据えて羽入も仲間入りして当時開示されなかった過去も作って原作を補完して不満点もぶつけて他の創作を先導して扇動かましてその回限りじゃない惨劇の完全な終焉を作るんだぜ?最高かよ

原作に存在した数々の矛盾や未解決に終わった部分を補完し、悲観的も過ぎるという程に惨劇を、問題をほじくり返し解決させる。原作の終着点を不完全だと暴き立てる
完結作という属性だけでなく、原作を下地としたエンターテイメントとしても、主人公の立ち位置や解決法等を提示し、遂行する。素晴らしい出来と言わざるを得ない。
それは勿論完全とは言えないのだろう。本来であれば単一世界の皆が頑張り、それにより解決するのが最良ではあるのだろう。しかし娯楽的にもひぐらしの構成的にもこうせざるを得なかったのだろうなというのは感じた
そう考えると祭囃子編はその梨花と羽入以外は単一世界の皆の頑張りでなんとかしようとして、結果的に賛否が凄かったのだろうなというのを今改めて認識する。作者が祭囃子編はあれで良かったんだなと言っていたのもこれが理由なのかな

531:名無しさん@お腹いっぱい。
19/12/01 22:51:34.45 ZP1ZltMC.net
しかしながらこの作者はそれを良しとしなかった。「『ひぐらしのなく頃に』の物語に沿った、最高の結末とは、果たしてどのようなもなのか。」
という原作者が問いかけた卒業問題に対しての祭囃子編の否定をテーマにする真っ向からの解答
>「敗者の出ない、完全な世界。仲間はずれの出ない、完全な世界。誰一人、罪を背負い込んで泣かなくていい。全員が手を取り、罪を許せる世界。大切なのは、罪を沸かせないことではない。
>罪を赦すことだ。罪を受け入れよう。皆で赦そう。・・・それは、一人を敗者にしなくてはいけない、人の世の罪からの解放。」
おそらく竜騎士が思い描いた理想の、最高の結末は原作での梨花の発言に基づいたものだろうことは想像に難くない。しかし作者はこの真逆をこそ思い描く至上として叩きつけ、原作への愛と原作者の振る舞いへの憎悪をもって否と牙を剥いた
敗者は自分たち(作者)か桜花(原作者)、不完全な世界を愛し、仲間外れはおり、皆が罪を背負い泣き苦しみ、全員の手を払いのけ、罪を糾弾する世界。
だれしもが持つ罪を批判し、敗者が存在する人の世の罪への拘泥を描き、作者へ、二次創作者へ、読者へと問いかけた。
どちらの世界が面白いか、結末にふさわしいのかと、ある意味原作者と同様に悪逆非道の振る舞いをして嫌われようと知ったことかと愛を叫んだ
模範解答として示されたであろう祭囃子編の批判をテーマとするからこそ、その存在を強調したのは以前感想で述べたが
それだけでなく前提となる出題の全てをまとめ上げ、原作に勝利をすると、決着に相応しいのはこちらだとぶつけるに足る出来に昇華するというのはどれだけの情熱が必要なのだろうか
制作期間も実に9年に及ぶ
モチベーションの低下等による空白期間も大いに含んでのものであるが、これはオリスク
プロットを考案し、シナリオを書き出し、これで良いのかと推敲し、発表では終わらない
シナリオの出力の仕方を調整をし、その場に合ったBGMを選択し、立ち絵を選別し、SEを決め、スクリプトを組むまでが必要となる
これだけのボリュームの作品で、それら作業も含めて完結まで仕上げるのに要する時間と労力は決して容易なものではないだろう
投げ出さずに完結によくぞ持ち込んでくれたと思う
文字だけで妥協せずに原作と同じように演出を感じれるオリスクだからこそ原作との対比という構図も映え、5年もたってからこんなに書き連ねる程に傑作として心に残ったのかもしれない

532:名無しさん@お腹いっぱい。
19/12/01 22:54:48.14 ZP1ZltMC.net
この終わりが美しすぎてこの先があることに気づけない人結構いそうで困る
選択肢でセーブしてプレイしたり複数回に分けてプレイすると選択肢が現れずにここでシナリオ終了してしまうトラップがあるので注意が必要

察しの良い人は梨花ルートとかなくない?と疑問に思うが、羽入りエンドが梨花エンド兼任してるんだよ!と主張されたらそうかな?……そうかも……となりかねない。
下手に梨花の選択のマルチエンドがあるから誤解しかねないのでは?
実はまだ読んでない人は初めから始めるのエピローグから全エピソードをみよう!
本日はここまで

533:名無しさん@お腹いっぱい。
19/12/01 23:48:26.44 CeUeVCwo.net
虚ろ?とか知らない話あるなぁ
コンシューマー版やってみるかな
やろうとすると長いんだよなぁw

534:名無しさん@お腹いっぱい。
19/12/01 23:59:33.64 ZP1ZltMC.net
PC同人ゲームの原作持ってないとオリスクプレイできないよ
虚崩し編はある程度のヘイト耐性あれば抜群に面白いのは保証する
最悪メモ帳でシナリオだけ読むという手もあるにはある

535:名無しさん@お腹いっぱい。
19/12/02 04:28:50 5yM6WdxH.net
オリスク…スレ…?
俺はいつの間にか知らない雛見沢に迷い込んでいたみたいだ

けど興味出てきたな
祭囃しでいいんかな

536:名無しさん@お腹いっぱい。
19/12/02 06:43:14.53 oc98ygMh.net
無印(出題編)と礼も必要
虚崩し編のダウンロードは虚崩し編で検索して出てくる刹那の自由ってサイトでできるよ

537:名無しさん@お腹いっぱい。
19/12/02 11:30:41 QB+PMjRg.net
礼はいらない

538:名無しさん@お腹いっぱい。
19/12/02 12:38:09.27 trSuQKw4.net
4と8だったか

539:名無しさん@お腹いっぱい。
19/12/02 19:39:16.22 trSuQKw4.net
新規読者が増えるのは嬉しいねえ

540:名無しさん@お腹いっぱい。
19/12/21 22:53:30.41 JDjQTtnp.net
申し訳ない感想ラスト年明けまでかかりそうです

541:名無しさん@お腹いっぱい。
19/12/22 10:57:20.18 C8HvfPW5.net
はい

542:名無しさん@お腹いっぱい。
20/01/01 10:40:22.76 lWeXNIhJ.net
梨花エンド
屋上に上りたがるのあたり罪滅し編は梨花ちゃんにとっても大きいのだろうなと
澪尽し編の主人公を罪滅し編の圭一にしたのも頷ける。それはそれとして魅音ヒロインごり押ししたのはいただけないけど
読者側は何をやっているか知っているだけにともすれば忘れてしまいがちな消えた羽入についての言及
>「数多の世界の経験が“他人事”だったって自覚して。……そうしたらね。何だか本当に今まで私が見てきた物が
>……何もかも嘘みたいで。戻って来ない羽入も……なんだか全部、嘘みたいで」
>「あれらの世界は本当にあったことなの? 羽入は本当に居たの? このまま、あの子が戻って来なかったら私は……
>何十年分の思い出を、嘘に変えてしまうんだろう。……それがたまらなく怖い」
この辺賽殺し編で罪のない世界を夢ですと切って捨てた羽入を思い出す
その羽入を指して自分が見ていた幻だったのではないかと恐怖する梨花という図式は良い対比だと思う
また、圭一が羽入を認識できていたことで部活メンバーに羽入を信じさせることができたのと同様にその存在を保証でき、それにより過去を見失わないで済むというのがポジション的に強い
>「……長かったなぁ。失敗ばっかりだった」
ここ可愛い
梨花の告白ストレートにはっきり言ってるけど組み立てが回りくどくて好き
>「そうして一度失敗してしまった事は、無理だって切り捨てて。……だっていうのに、本当は目に見える皆を救いたいと願ってるから
>中途半端に手を出してしまって、また余計に傷ついてきた。……そうだろう?」
> 聞く限り、自分を傷つけるレナや詩音だって。殺されそうになって、拷問されそうになって、それでも。
>……梨花ちゃんは、彼女達を救いたいと、どこかで願って行動していた。期待などしていないと自分に嘘を吐いて、誤魔化して_。
この辺半端に働きかける梨花に対してのもやもやが晴れて好き
>「『この世界を見捨てるのか』と。……彼は、あの時、奇跡を願った私にそう言いたかったのかな」
>「もしも、あの場で奇跡を願って。梨花が、理想の世界に辿り着いていたとしても。……それは“私”じゃあないのね。
>どこかの世界の古手梨花という名の少女が幸せになっただけ。私も、この世界に居る皆もその幸福は享受できない」
祭囃子編でこの世界の後、別世界でも惨劇は起こりえないという提示がされたわけではなかったのもあり、梨花の単一目線では全て解決したのかもしれないが
それまでの世界全てを失敗作として、もう繰り返さないからめでたしめでたしとなるのだろうかいう疑問を言葉にされた気持ち
>困難を打ち破る方法は一つじゃあない。色々と試して、例え道を逸れても。逸れた道の先で手にしたモノを最高の手札にする事だって出来る。
>君は、きっと『どうしていればよかったのか』って。ずぅっと誰かに聞きたかったのかもしれない。……その答えは『俺には分からない』だ_」
>「『最善の解答なんて無い』んだよ。今までの君にも、俺にも、皆にだって。だって、どんなに素晴らしい世界でさえ、もっと良いものと比べて。
>どんなに悪い世界でさえ、もっと悪いものと比べてしまえる。他の世界を知った君も、俺も。そうだろう?」
>「だから俺達は、今を精一杯生きるしか出来ない。後悔もして、ああすればよかったと嘆いても。今、ある何かを“ババ”だって否定するんじゃなくて“最高の手札”に出来るように。
>最高で最善の解答だけしか価値が無いなんて思わないで欲しい。例えこの世界で辛い事がたくさん待ち受けているのだとしても。
>望み通りにはいかなかったとしたって。それでもたった一つの世界と命にしがみ付いて足掻き続けるんだ_」
> ありきたりの言葉で、出題に解答を。
> ……それでいいんだと、俺は思う_。
この後それはそれとしてガン牌ジジ抜きを大富豪にプレイ中に変えるのはどうなの?それOKなら他のプレイヤーも好き放題やっちゃうし否定したかったガン牌ジジ抜きも肯定することになるのでは?
とツッコミと回答セルフで入れているが竜騎士の出した卒業問題に対しての解答としては完璧な部類ではなかろうか
続々と集まってくる仲間、大人たち、そして村の皆
ここにきて黒梨花のまますっ呆けた狸属性を取り戻す梨花
赤坂への揶揄と回答を聞いての謝罪と感謝
詩音・沙都子の強くなったスタンスの開示
改めての告白への回答
一年後の約束
そして
 また、この季節に。
「また、ここで、会いましょう」
 そう、
「「――ひぐらしのなく頃に」_」
ひぐらしのEDって良いなって改めて感じる


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