ひぐらしうみねこ彼岸花オリスクスレ【第6話】 at GAMEAMA
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450:名無しさん@お腹いっぱい。
19/07/16 06:12:50.20 fMwR0QVh.net
8月4日
鉄平の件で元の壊れかけの圭一に戻っての会話は色々と考えさせられるものがある
詩音からの悟史や魅音達はどこに行ったのかの問いかけと少なくとも地獄には圭一がいるから死んでも一人ぼっちではなくなるという図式の提示
このあたりを見ると虚圭ちゃんが死にたい理由も見えてくる
>「…………お前、酷いヤツな。悟史が、何処にいるか解らないから……俺に、地獄の底まで付き合えってのか」
>「……人殺しは、なしだ。……って言いたい所なんだけどな。お前ん家、そうも言ってられなそうか。でも通りすがりの子供襲うのとか、そういうのナシな」
>「…………違う地獄に堕ちちゃうかも」
>「何種類もあんのか……。けどナシだ。どの道、俺の為にそういう罪を犯したって事になると俺の罪も重くなって、平行線になるんじゃないか?」
ここ大好き
『雛見沢大災害を超えた詩音』が雛見沢への嫌悪感を吐露するところ大好き
善人でありたい という殺人を果たした末の感想好き

8月9日
茜の失言はまあフォローできないことはないけどもどういう意味合いがあろうが別に本人がそこにいなかろうがその言い方は無いと思うんだ
虚圭ちゃんが猛烈な園崎アンチなのも頷けるやりとりではあった
そして感情を爆発させた詩音の呪いの言葉 決定的な一言

8月11日
祟殺し編のルールの適用が収まらないのも秀逸ながら
祟殺し編エンドロールの葛西辰吉の解釈もまた秀逸
最後の引き金を引いて壊れる詩音に対しての圭一の対処が本当に圭一にしかできない手段で
悪人でありたい という殺人を果たした末の感想を捻じ曲げる願いを持つに至る心情が、辛い

8月某日
迂闊な発言や発信が最悪の未来につながりかねないと何も発しない事でひっそりと生きていくことを選んだ詩音が痛ましい

8月27日
読み込んでる人ならば日付だけで察してしまう
きつい
ほんときつい

8月29日
オーバーキルとしか言いようがない
詩音が何故そうしたのか、それが圭一にとって何であるかこれほど残酷にぶつけられたことが今まであったろうか
祟殺し編のエンドロールの圭一の自殺未遂をこう解釈し片づけるのは見事としか言いようがない

エピローグ
タガの外れた狂気と完全に末期に至った発症
延々と死体を埋め続ける夢と狂気の妄想に侵されていく現実
時間感覚が狂い永遠ともいえる拷問の日々に死を望むがために体は拘束され猿轡により狂気の享受をする他ない
ある意味で最も幸せな日々を経験したからこそ反動でワースト1の世界が強調されることとなったのはあまりにも皮肉が強い

451:名無しさん@お腹いっぱい。
19/07/16 06:26:08.48 fMwR0QVh.net
TIPS
・赤坂衛
祟殺し編アフターの赤坂の行動と開示される圭一の過去の抹消の真実
圭一の事件をこういった形で掘り返し、オヤシロ様のカウンターとして崇められる土壌としたのは上手い

・前原圭一
11月28日
祟殺し編ラストのインタビューなのだが
これまでの祟殺し編・後日譚の味付けが違和感なく盛り込まれていて一味違うのが新鮮
11月30日
雛見沢症候群による幻覚と妄想が振り切れた世界
祟殺し編を最初に読んだときは恐怖を感じたものだが
この解釈においては足音が一つ余計に聞こえたことがどれだけ救いになったか察するに余りある

・鷹野三四
鷹野の気まぐれにより綿流しを生き残り、そして雛見沢大災害を生き残った圭一
そうした経緯のため今後が気になりすぐに自死することなかったが故に鷹野が見た失意
そして鷹野を突き動かしていたものは、何だったのか
一体、いつから古手梨花だけが周回をしていたと思い込んでいたのか
しかしこれプレイヤーに対しての毒なのかな

・神様の条件
割とメタパート
敵の存在の明示と勝利条件・敗北条件の確立
何故『必ず』惨劇が起こるのかは3つのルールだけでは説明のしようもなく
他に要因があるのではないかという提示はひぐらしやってればやってるだけ罠にはまっていたと感じた
羽入りさん可愛いよ羽入りさん
落ち着いているからか羽入りさんだとやたら羽入の立ち絵に色気や上品さを感じる
形はどうあれ崇められ奉られたことで最下層の生贄という形で神の座に至った圭一という解釈は中二心をくすぐる
ただ一人仲間外れになり、皆と離ればなれになったとはいえそれを飲み込み皆は再会できたと安心するところは圭一的で好き
オリキャラを認められるには読者の承認が必要というメタ
あなたはこの話を認めてくれますか?という問いかけ
そして自虐を込めた上での原作者への批判
読者が認めるか、認めないかの勝負と潔く言い切るところは好き

圭一の父が羽入を見えたことの理由づけ上手いなあ
虚圭ちゃんが羽入を感知できる理由づけちゃんとしてるのも良い
梨花の周回に対する答えを垣間見せるのも小技が効いてる

452:名無しさん@お腹いっぱい。
19/07/16 20:11:38.54 0SmYdkk/.net
>>451
良いね

453:名無しさん@お腹いっぱい。
19/07/17 00:46:17.44 wcEDzazK.net
11日目@
直前の祟殺し編・後日譚に対してあくまで別世界の話だよって早めに冷水浴びせてるの好き
そして詩音は沙都子をどう思っているのかの再度の問いかけと今死ねるかと問われた沙都子の解答好き
沙都子に対しての攻めだけでなく詩音側も去年の暴力についてきちんと謝罪を入れるのが好感度高い
また、そのまま許してしまいそうなところを遮りなんとなくの流れで相手を赦しちゃいけませんと一線引くのも良い

周回についての梨花の懺悔と圭一から伝えられる周回の解釈の違いの可能性
圭一の中の羽入りさんからの想いが全然伝わってないの仕方ないけど笑う
茜に対して憤懣やるかたないという具合に非難を浴びせる虚圭ちゃんだがそれをよしとせずにきちんと止めに入り諭し中断されていた要件を促すレナがいい味出してる
一方で後日譚を話したばかりで厳しい言葉を魅音に投げかける虚圭ちゃんだが会話自体は険悪でも詩音ageに身内贔屓を感じて和む
>「…………梨花は、今まで“僕”と一緒に居ました。僕が梨花の魂を“次”の世界に連れていき、再び人生を繰り返す。それが僕達の今まででした。
> ……今、ここに居る梨花は、せいぜい2週間前にこの世界に来た梨花です。……そうですよね?」
>『ええ……。それが私の認識よ』
>「では……。では、です。5年前、赤坂に“予言”した梨花は……何者なのでしょう?」
>『ぇ…… ?』
> 何者、って_。
>『それは“私”じゃない』
>「でも、予言が出来るという事は、少なくとも未来を知っています。そして……今まで“い”た筈の僕は、何処に行ったのでしょう?」
ここのループしていることについての矛盾の指摘と周回解釈を先の物とした場合の解消は見事だと思う
>「今までの梨花は、何処に行ったのでしょうか。そして、彼女達は……自分には“次”があると思い込んで。
> そうして……死んでしまった梨花だっているのです。それは、そう思い込ませてしまった“僕”が殺したも同じ事なのではないでしょうか……_」
>『……どの道、鷹野に殺されてたわ』
>「では、僕は……罪深さから逃れる為に鷹野の行いを受け入れるべきなのでしょうか。鷹野が『いつも梨花を殺してくれるから』
> ……僕には罪がなく、仕方ない事だと笑えと言うのでしょうか」
そして周回の真実がそうであった場合に生まれる羽入の罪と梨花の死
新解釈であるため当たり前ではあるのだが認識を変えようと努める梨花が新鮮
やや素直に受け入れ過ぎではないかとも思うがややこしくなりかねない点をシンプルに解消しており、
だんだんループが短くなっているという点も兼ねているのが良くできていると思う

454:名無しさん@お腹いっぱい。
19/07/17 00:49:04.00 wcEDzazK.net
圭一とレナのゲーム作りってやつで勝負しようというくだりの
以下抜粋部分は虚崩し編そのもの構成にかけている事もあり好きな部分
>「その通り。俺達の部活・賽の方針は『大富豪』だ。ジョーカーを最高のカードとして扱い、プレイヤーそれぞれが自分の手札の全てを出し切る為に戦う。
> 弱者は弱者のままじゃない。強者は強者のままじゃない。最弱のカードが“革命”で最強になることも、その逆だってありうる」
>「個々のカードには個性がある。数字が同じ者も違う図柄を持っていて……全く同じカードなんて存在しない。
> 『紡ぎ手同士が、自分の持つ“カード”の個性を活かした上で全てを活躍させる』ってゲームさ。
> カードは人だ。『登場人物全てが、それぞれの、それぞれらしい役割を持って活躍する物語』 少なくとも俺は、そういう方針を掲げてゲームを作る。
> 惨劇ではなく、幸福で競い合う。人の生かし合いでこそ、決着を着けるゲームだ」
ジョーカー(詩音・圭一・鷹野)を最強のカードとして
最弱のカード(承認されていない羽入りや忌み子である詩音)が“革命”(承認や真実の暴露)で最強になることも(鷹野やお魎等)その逆だってありうる
個々のカード(登場人物)には個性がある。数字が同じ者(園崎姉妹等)も違う図柄を持っていて……全く同じカードなんて存在しない。
『登場人物全てが、それぞれの、それぞれらしい役割を持って活躍する物語』
こんな盛りに盛ったテーマで全部有言実行するんだから恐れ入る
また、ゲーム部・礼は読者である我々に、ゲーム部・祭は原作者に解を求めての物だろうと読み取れる
>「“君”が作ったゲームと、俺のゲーム。『どちらが、より面白いか』で……勝負をしよう。俺のように今あるものを叩き台にして利用する卑怯なやり方でもない。
> そうして、ガン牌トランプを使うような不公平なゲームでもない。新しい可能性、って奴をゲーム部“礼”に期待してる」
>「面白いゲームが遊べるなら“俺”は全ての紡ぎ手に喧嘩を売るよ。大富豪が絶対の正解じゃないと俺達は知っている。
> でも俺には、この解答しか思いつかない、用意が出来ない。だから他の選択肢を皆で見つける。皆が決める、皆で選ぶ。
> もう間違わない為に選択肢すべてを網羅し、新たに作り出しもしよう。ただ、プレイヤーが面白いと思えるゲームを作った奴が勝者、って勝負だ_」
惜しむらくは、虚崩し編自体がひぐらしオリスク界最後と言っても良い作品になってしまった事だろうか
作成が進むたびに小出しにはしていたためこの部分を受け取ったのは最終版よりだいぶ前ではあるが、それでも旬を大分逃してしまっていたのは勿体なく思う
この部分が公開されたのは2011年の4月で下火どころか澪IFと合わせて長編としては最後の二つになるかと言われていたころであったし、完結は2015年となった
もし神騙り編公開の2008年頃に公開できていれば、より大きな盛り上がりを見せることができたのではないだろうかと考えずにいられない
まあ、神騙り編すらも最後期の作品ではあるのだが……
>「だろう? 正真正銘、実力の勝負だぜ。イカサマなしだからって負ける気で勝負する気なんてねぇしな!」
そして直後の挑発キレッキレで爆笑してしまった

虚圭ちゃんのこの世界の仲間に対してのスタンスはっきりしてて好き
でも態と遠ざけようとするのは物悲しい
それはそれとしてレナと礼奈をここで持ってきて問いかけること、両方いてはいけないのかというレナの想いは良いシーンだと思う

まだこのパート半分くらいしか終わってないけどキリが良いので一旦ここまで
ネタバレあり感想ではあるけどやっぱり重大なところは抵抗があってつい伏せ気味になってしまう

455:名無しさん@お腹いっぱい。
19/07/17 09:08:20.03 bcBuWLt+.net
感想見てまたやりたくなってきたわ


456:名無しさん@お腹いっぱい。
19/07/17 10:25:40.60 DgXG6Ed0.net
ひぐらしのソフトなくなっちゃったから、再プレイがやはり厳しいのよな。
PCにインストールしたデータあるけど、なぜか音声ファイルが足りなかったり絵が足りなかったりで…

457:名無しさん@お腹いっぱい。
19/07/17 19:59:12.25 wcEDzazK.net
感想のために祭囃子編のお疲れ様会の原文書き出せるようにしようと思ったらセーブしようとするとエラー吐いて落ちる謎の状態になってて笑った
毎回祭囃子編全スキップは流石に苦行すぎる
他はまだしもカケラ紡ぎはアカン

458:名無しさん@お腹いっぱい。
19/07/17 20:13:41.14 wcEDzazK.net
ソフト自体が古くなってるのもあってネット上の中古価格上がってきてるの草も生えない
虚崩し編は4と8が必要なんだったか

459:名無しさん@お腹いっぱい。
19/07/17 20:28:49.76 XeHqkh2M.net
>>457
テキストから抜き出せば良いのではないだろうか?

460:名無しさん@お腹いっぱい。
19/07/17 22:04:37.86 wcEDzazK.net
>>459
そうだよNスクだから抜けるじゃないか
久しぶり過ぎてすっかり忘れてたありがとう

461:名無しさん@お腹いっぱい。
19/07/18 06:35:09.54 YJSsrQfM.net
11日目A
鷹野パートの研究打ち切りで色々考えてしまっている鷹野さんは人間味を感じて好き
余計なことを考えてしまうからと明日殺す予定の富竹に会いたがっている複雑な心境は個人的にツボに入る

詩音がそれまでの園崎を吹っ切るケジメパート大好き
>「私が全てを取り戻したなら、その時はこう命じます。 ――雛見沢から出て行きなさい、園崎お魎_。
> ……これから死ぬまでの時間を、貴方がこの地で費やす事を赦しません。園崎の名の通らぬ土地に移り、
> 誰も自身を知らぬ場所で、ただの老婆として、その生涯を終えなさい_」
>「雛見沢の地に戻ってくることを救いと思うなら、それを、用意しましょう。北条悟史が、この地に戻り、貴方が今日までの事を謝罪し、
> 彼が“貴方を赦したら” ……そうしたら戻ってきていいです。それまでは自分の人生を悔い、彼に謝罪する事だけを夢見て、長生きしなさいな。
> 全てを決めるのは彼。貴方が、その口で汚らわしい血だと罵った北条の息子。悟史くんが赦すなら、私だって全て水に流してあげますよ?
> ね、破格の条件でしょう? …………悟史くんがいつ戻るかなんて私達には解らないけれど」
ここそっくりそのまま因果が巡っていて好き

>「……あんたは哀れだよ、魅音。もし、彼の推測が正しいのなら、あんたは怖いだけなんだ。『魅音』に憧れ、欲しいと思った。
> そうして人生で初めて自分から行動した結果が、背中に一生消えない傷を負う事だった……。その時から、あんたの中で大切なものが壊れたまま」
>「私達は、お互いに傷ついたと認め合って、そうして“今”を手にしています。けど、本当は私達、二人とも……解放なんてされてなかった。
> その子は、二度とあんな怖い思いはしたくないと思ってる。それが、今日までの行動に出ていた。誰かの決断に従い、誰かの選択に従う。
> ……だって、自分が選ぶ選択肢は、絶対に間違いだから。園崎魅音が前に出れば必ず失敗する。その子の思いつきは必ず罵倒される。……そう思い込み、怯えてる」
>「それで……きっと、思い込みでは終わらないんです。それは本当にその通りで。“運命”とでも言うんでしょうか? 自分がやっても上手くはいかないから、ますます他人に頼ろうとする。
> 正攻法じゃ勝負に勝てないと知っているからイカサマをする。逆境では自分の力を活かせないと嘯き、追い風が吹いた時しか行動出来ない。いつまでだって、見えない檻に閉じ込められている……_」
ここの抜粋やここから先の魅音解釈は原作の魅音を基準として考えると簡単に納得できるものではないものの
忌み子として生まれたが手違いで入れ替わってしまった姉妹というキャラクター骨子を基準に考えると良く掘り下げられていると思う
詩音に全ての選択肢を任せる道と頼れない代わりに愛を受け取る道の提示
そして魅音が本当に欲しかった言葉と、互いのかつてそうだった自分を間引き前に進もうという言葉は前向きで良いなと思う
ここも、ここからしばらく最後の方までずっとベッコベコに凹まされてる状態だから仕方ないが魅音の魅音らしさが弱い部分に集中してしまっているのは少々残念な所ではある

>「――今度は必ず助けてあげる。あの時、私達が入れ替わった時。あんたが『詩音』から『魅音』にさせられた日。
> 助けに行ってあげられなくて…………ごめんね。ごめんね、――“詩音”_」
>「私が、あんたを助けられたなら、こんな事にはならなかった。あんたの不安は、あの日からずっと無くなってない。
> ……もう二度と、あんな事にはならないんだよって。そう言ってあげるべきだったのに私は、ずっと貴方の事を赦しさえしていなかったんだね……_」
>「怖かったね、“詩音”……。もうあんな目には絶対に遭わせないから。私に似せただけの『魅音』の振りなんてしなくていいから。
>…………私のことをお姉ちゃんって呼んでいいから。……今まで、よく我慢したね。偉かったね、詩音……_」
最初に読んだ頃は詩音は本当の魅音を奪われたという視点でしかとらえていなかったため
この部分の解釈と謝罪はあっておかしくないものでありながら全く頭になかったもので前日の梨花ちゃんみたいになった

このパートが特に顕著だが虚崩し編は園崎sageや魅音の劣等感の比重が大きく相対的に詩音美化が極端に見えがちな場面が多い
しかし虚圭ちゃんの身内贔屓・魅音が自分を下に置くために上から目線で接する形になる事や情報量の違いをベースとした気づきによる行動によるものが多いため
実際は過剰に盛られているという程でもないのが創作って難しいなと思わされる

462:名無しさん@お腹いっぱい。
19/07/19 22:58:09.45 qrh4muCc.net
11日目B
レナパート
レナの事件のリスクの説明と小道具の説明
事件に真実味を帯びさせるための証言並びに魅音への応援へのシフトの正当性
梨花の声のバリエーションの確保
こういうところを本番で急に後出しするのではなくしっかり積み上げるのは好印象
意識的に羽入に一言添えるレナのシーン好き

梨花パート
羽入りさんの事もあって梨花呼びしてるシーンの
>圭一が、そう私を呼ぶ世界もあったのだろうか。
ここ神騙り編リスペクトなんだろうか
>何せ、ここに居る俺はオヤシロ様の祟り“を”殺す。祟殺しの主人公だからな
この言い回し好き
綿流し編のレナを引用してジョーカーへ出来た救いだったのではと語る虚圭ちゃん
罪を赦そうではなく罪を責めることが救いになるという切り口での解答は作品全体のテーマでもあると思う
これがあるからこそ、園崎や村人への批判や部活メンバーへの攻撃的姿勢、そして梨花の周回の否定など
原作からするとあり得ない要素が湧いてきている

>「秘匿義務やら、話すことへの影響について、ですか? そうして沙都子の容態や、詩音の精神に悪影響があるからと言い訳をして、いつまでも黙り続けると。
> 救いにせよ、絶望にせよ、それを知らなければ彼女らの苦痛は終わらない。格好よく無事で健康な悟史を最後にプレゼント、なんて虫のいい話は止めとけよ。
> てめぇらの身勝手さだって惨劇の原因の一端だ。自分らにしか発症者を救えないからなんてふんぞり返るなら、この場でてめぇら殺して彼女らと悟史に止めを刺してやるよ_」
>壊されるまで大事な事にも気付かない連中が、とってつけたような後悔する光景なんて、もう見るのもウンザリだ。
うーん過激

圭一パート
両親の顔を一目見たかった虚圭ちゃん好き
虚崩し編はほぼオールスターではあるがこの二人がサブキャストとしてでもなく全てが終わった後の出演以外で出番がないのは仕方ないのだが少々残念なところではある
>「前原さん。出来る事がないと言っても、貴方が今日までの事を考え出したんです。……ちゃんと最後まで責任を持ちましょう。
> 私もお飾りであっても、一組織のトップです。私は、私達はそういう人間でありましょう」
チーム結成のリーダーを譲る圭一に対してのここの入江好き
ぼっち梨花ちゃん笑う
>「さぁ! 明日は、もう惨劇に怯える日じゃねぇ。誰かを殺し、消す日でもねぇ! 新しい村を生み出す、始まりの日だ!
> 祭の始まりこそが惨劇の終わりさ! 村一番の盛大な祭りにしてやろうぜぇ!? 
> 神様だろうが、村を滅ぼす悪魔だろうが……俺達の戦いって奴を見せつけてやる! 作戦決行は翌朝10時!!
> 作戦名は――“祭囃子”!!_」
> ……これが俺の“祭囃子”だッ!!
こういう口上好き過ぎる
最高かよ

TIPSは次回

463:名無しさん@お腹いっぱい。
19/07/20 16:55:34.54 pNtClwUc.net
11日目TIPS:御八代様
オヤシロ様という名称の発祥を桜花として雛見沢症候群の研究を綿流しや拷問に結び付けるのは上手いなあ
ケジメマシーンの発祥理由を雛見沢症候群重度発症の自殺防止にするのもシンプルだけど好きな所
地下祭具殿と祭具殿の原型作っておくのもいい仕事
自分は好きだが鬼ヶ淵そのものを桜花の創作という形に落とし伝承のほとんどを後付するという手段で時系列の辻褄を強引に合わせるのは賛否あるだろう
高野一二三は別の筋から女王感染者の死による48時間以内の全員発症の可能性にたどり着いていたためこれについての示唆は伏線的には不要だが
あくまで羽入りさんが桜花を生き残らせるため最期に言葉に残したものの延長としてのものなので物語的にはアリなのかなという感想
そして桜花に重ねまたも行われる原作者への毒吐き
当然発生する村人の反発とそれに対しての解答部分好き
無理に再会させても救われるのは悟史でも詩音や沙都子でもないという提示は少し前に入江が責められた点に対してのフォローともいえるだろう
オヤシロ様の話が鬼と和解するものである理由づけを羽入りさんと桜花につなげるところ好きだけど
これ自己投影ないし自己願望系のオリジナル主人公そのものでちょっと笑う
御八代様の定義を『自分と違う何かを異端と蔑む愚かな人と、可哀想な鬼との仲を取り持つ、優れた存在。』とするのは皆殺し編の圭一思い出して和む
>しかし、無責任が羽織を着て歩く、この村の住人の事だ。“新しい英雄”が現れて、声高に私を悪者だと罵れば、
>いとも簡単に手の平を返し、それに追従するだろう。この村の人間は、そういう奴らだ。
考えすぎかもしれないけどここの作者の毒がキレッキレで本当に笑う
読者に向ける言葉じゃない
桜花のサイコパス感と羽入り厨っぷりが顔を出し始める
はた目にはまともだがダメだこいつ感が端々からにじみ出ている
鬼の呪いという万能ワードで求心力とブラフ家訓と恐怖政治とオヤシロ様の祟りと祟殺しシステム連動させ結び付けるのはちょっと考察練り過ぎでは?
そして御三家の発祥も上手く設定されていると思う特に園崎家が悪役としてブラフ家訓を用意されているのに現在では御三家筆頭になっている皮肉好き
それ以外にも次々と湧いて出て繋げられていくひぐらしワードに慄く
>……お前も、どうせ夫を探すのなら子供の為だけなどと言うな。……良い夫を探して、後悔の無いようにしろ。
>『子を産め』と言われたのは、そういうことだ
名もなき男さん誠実で慧眼かつイケメンハートで好き
園崎組の原型はちょっと違うんじゃないかと思う
とはいえ納得できる他の答えも用意はできないが

全体的に桜花を鷹野に重ねる形で描写しており、またその口調で今後の立場を匂わせている
そして、桜花の末路は……

464:名無しさん@お腹いっぱい。
19/07/21 11:23:28.26 uZPujb/x.net
感想乙です
読んでいて面白い

465:名無しさん@お腹いっぱい。
19/07/23 23:04:54.77 NuZ21yUX.net
11日目TIPS:サイゴのカケラ
1年目、2年目の祟りについて全ての世界で必ず起きるという不自然さには気付かなかった
超惨劇の世界を見たいという気持ちは多少はあるため『わたし』の言うことをすべて否定はできないなと改めて思う
そしてもし『あなた』達(今までの梨花)がずっとカケラ紡ぎをしていたとしたらという前提のもと
何故綿流し付近から惨劇が起こるからくりの暴露
開示される『わたし』と今回の『あなた』の正体
日常を紡ぐ『あなた』と惨劇を紡ぐ『わたし』という構図
初回は読み込みも足らず『わたし』が『あなた』を排除し惨劇を紡ぐ者という発想は全くなかったため非常に衝撃が強かった記憶がある
圭一に感化されて最初に圭一ハウスに逃げ込む『わたし』の所好き
また仲間に会えると、そう単一世界の沙都子に言っていた古手梨花の末路
終わったと決めつけた世界に下らない世界と、さっさと終われと唾を吐ききまぐれで手を貸し状況を悪化させた古手梨花の末路
自分好みだからとどうせならとどうでもいい物のように扱われる古手梨花の末路
さっさとこの世界から退場させてもらうと、世界を投げ捨てての“選択肢の変化の追及”も出来ないと単一世界を軽視し、詩音の発症を余計に煽った古手梨花の末路
悲惨なものなのだが何れも良く皮肉の効いたもので好き
もう二人開示されてない古手梨花の末路もあっていいのよ?

カケラ紡ぎが大変でしょ?というところ原作への皮肉だろうか
鷹野が取引をした神の正体、そして梨花の罪とは

> 私はルールを説明した。
> 仲間達の“罪”を納めたカケラを見る事。
> それは『彼らの罪を確定させる』と。
> そうして、問いかけもしたわ。
> 彼らの罪が、そこに納められている。
> ……それでも貴方は読むのか、って。
>“あなた”は分かっていて彼らに『罪を犯させた』
> どうしてかしら……?
> ただ、貴方の興味を満たす為?
> 目の前に用意されていたからと。
> ただただ、暇潰しの為に……?
> そうじゃない。
> 私じゃない。
> 別の誰かが、何かのせいだと。
> 私は知らなかった。だから仕方ないんだと。
> ……“あなた”は、そう言うのかしら?
> それを彼ら本人に直接言える……?
> ――“あなた”には罪がある。
ここに限らず梨花をはじめとしたキャラクターと視聴者や原作者をリンクさせてとことん糾弾するのは
方向性は違えど竜騎士節とでも言うべき毒に近いものを感じる

うわっダメだこいつってなるシーン含めドン引きする場面が多い
羽入り厨なサイコパスが何でも叶う力と立場揃えちゃって極まった結果がこれだよ!!
そんで結構な割合で親のせいだよこれ!!!
TIPS 見落としがちな事の答えの提示
これがあのTIPSの答えであるとこの感想書き始めて他の人に指摘されるまで思いつかなかったの悔しい

466:名無しさん@お腹いっぱい。
19/07/23 23:25:54.59 NuZ21yUX.net
11日目TIPS:古手桜花
数多の創作物にただ一つ紛れた古手桜花の真実を語る書記
多数の真実とされる創作物の中に一つ紛れたそれは真実を元とした創作物として扱われた
本当の真実というものが何かを考えさせられると共に、
これはあくまで原作ではない、否定される物語であるという提示であり、同時に原作をひっくり返すという気概に溢れた宣言でもある
内容から察するにこれを記したのは古手桜花その人であるが
彼女は狂気の末に何故積み上げた嘘に楔を打ち込んだのか
謎は尽きない
この一人称お爺ちゃんっぽいけど確信は持てない

467:名無しさん@お腹いっぱい。
19/07/28 13:13:01.70 21n1JsPS.net
虚崩し編ここの感想面白くて興味湧いてとうとう原作買って読み始めました
虚圭ちゃんカッコいい
けど切ない
原作への愛憎が確かに深い
園崎sage強いけど大石の墓参りは〜云々のセリフから祭囃し編の茜さんとの例のあれがあったんだな、と察せられたし
しかしまさかの雲雀13に画面を二度見したわ
雪絵さんのおさげ髪攻撃や原作のセリフの踏襲など作者は原作者に毒も吐いてるけど敬意も払ってると思う
小此木の退場の仕方はこれがベストな気がするな…小此木本人にとっても
あと大高くん、大石さんに何度も助けてもらえてよかったねーいい先輩じゃあないですかー(棒)
個人的に虚崩し編に問題があるとしたら読んでるうちにうっかり徹夜してしまったことだわ
あと祟殺し編のその後パートで泣かされたことか
どこかで詩音の自殺が葛西さんの死にショックを受けたからじゃないかという考察があったけどこれはその上をいったキツさ
そしてそれらプラス皆殺し編での記憶もあるとなったらそりゃ虚圭ちゃん実弾ぶっぱなしてもロシアンルーレットしても平気になるわな、と思わされた

468:名無しさん@お腹いっぱい。
19/07/28 16:50:05.88 er3EWRL0.net
感想増えてくれて嬉しい

469:名無しさん@お腹いっぱい。
19/07/28 16:58:16.66 er3EWRL0.net
初見では自分も徹夜してしまったなあ

470:名無しさん@お腹いっぱい。
19/07/30 06:46:08.11 JIcgiOEh.net
出題編
作戦の開始
物理的に惨劇を無くす(おもちゃ屋にお灸)は笑う
あんまり情報もってないからこそ亀田君パート好き
レナ迫真の演技が凄味ありすぎて同情せざるを得ない
48時間作戦に対しての鷹野のリアクションが冷静で強い
論文を真に受けるだけでなくそれに基づく仮説から現状を説明する形にもってくのは現状振り回されてる側だが強者感ある
レナとの交渉では相手の精神状態とその意図を掴み望む答えを選択し、その上でカマをかける布石も打っておく
そして沙都子・詩音組との交渉では自分に都合の悪い情報を開示されつつも冷静に受け流し逆にゲーム進行の瑕疵を確認していくのほんと強い
また、問題の原点を唯一理解し村の老人達や園崎家の糾弾に対して物怖じせず指摘し返すさまはひぐらしにおいての英雄そのもので笑う
鷹野さんをメインとした推察パートが続くが鷹野さんが有能でサクサク考察を進めてくれるから小気味よい
圭一が相手であると確信を持った後の尤もらしい理由をつけた指示が鋭いなあ
沙都子・詩音組がもっと圭一について言及しないとおかしいという点の指摘と
それに対する富竹の反論から正当性を得るムーブも素晴らしい切れ味
真っ暗でしどろもどろで大慌てな梨花ちゃんでダメだった
>「そうしないと意味がないじゃあないですか。このゲームの敗者になるのは前原圭一。
> だけど、最後の勝利が全員の物であるのなら、それは俺の勝利と変わらない」
終わってから見るとここあーそういうってなる
>実際、死なないなんて事はない。なぜなら“前”の世界で俺は殺されている。
>けど、今の俺が言えばきっと仲間には、そうなんだろうと思って貰えるだろう。……赤坂さん以外には。
記憶引継ぎ効果と変貌、そして先の園崎村八分強行による実績で仲間から言葉の信用を得ている中赤坂だけは別としているの好き
ここの赤坂さんの対等なバディ感は良い
>「……圭一は、何歳まで生きた事があるのでしょうか?」
>「……皆とほとんど変わらないよ。雛見沢に来ない場合は、そうでもないんだろうが……。
> そういう世界は“知らない”事にしてる。あったと認めてしまえば、そこに悲劇を生んじまうだろうからな。
> 解決に向けて必要な最低限の情報は、梨花ちゃん風に言うなら鬼隠し編から皆殺し編までだ」
ひぐらしのなく頃に 語咄し編の皆愛し編とかな……
>「……! あぅぅ! 僕は……! 僕も頑張りますのです! 梨花も僕も今回は、本気の本気なのですよ……!」
> 何故か、顔をしわくちゃにして喜ぶ彼女。……ここに居る彼女は、すでに確かな存在を持っている。彼女には、過去なんて……いらないのかもしれないな。
虚崩し編の羽入の過去を多量多大に捏造しておいてなお、この結論に思いを馳せるところ好き

471:名無しさん@お腹いっぱい。
19/07/30 06:47:14.54 JIcgiOEh.net
>「『今までの物に良い所が何も無いのか?』」
> 「『楽しかったし、今だって楽しいと思ってる』」
>「『罰ゲームがキツいって漏らしたら、それでお前は全部が駄目だと思っちまうのか?』」
>「『だいたい部活メンバーが、いつまでも同じ枠に止まっているような奴らかよ?』」
>「『古い物は新しい物に変わっていく』」
> 「『けど、古い物すべてが悪いワケじゃない』」
>「『古い物の良い所を引き継いで、新しい形に変えていける』」
>「『園崎魅音のやりたいようにやってみろよ』」
ここ竜騎士への激励兼ねてて好き
何のかんのと言い訳して議論しない村人を扇動して自前の戦力にカウントしつつ時間稼ぎ兼任させる鷹野さんの英雄化が著しい
ゲームの瑕疵を突きこれまでのゲーム進行がされていなかった問題を解決しつつ進行するようにテコ入れし、更に一喝を入れてくれるの良いなあ
他のオリスクでは闇現し編等で使われた手法ではあるが最強の敵であるはずの鷹野を問題解決のための強力な駒として扱うのが面白い
小此木も有能ながら修羅場に飢えてる感じも出ててキャラが良く出ている
魅音が何も聞かされていないことで強すぎる鷹野さんに対してパーフェクトディフェンス出来てるのちょっと可哀そうだけど笑う
魅音側にも出さなければならない答えがある以上情報与えるわけにはいかないのだけどそれをこう使うの面白い
雛見沢住人のダメなところ煮詰めたような集まりの対応ェ
代表としてだろうけど茜さんは言い訳ばかりだし役員は逃げてばかりってお前……
鷹野さんが内心でそういうところが今回の原因だろって零してるのに納得しかない
羽入を救うという観点は地味にあまり見なかったもので新鮮味を感じる
狂言監禁の件で無力さをこれ以上なく痛感させてからの圭一知覚によって役に立てるという立場の変化を喜ぶ羽入好き
>「赦せないさ。『娘を残して死ぬ』んだぜ? 他に家族の居ない、たった一人を残して。他の全ての人間なんて知ったことか。罪悪感など知った事か。
> “鬼”だと蔑まれようが知った事か。大切な人の自己犠牲……とても許容できねぇよ。“彼女”が反省しないなら俺は鷹野三四を肯定してしまう。
> ……かといって、相手のやってきた事も赦し難いんだがな_」
ここ羽入りさんと桜花の関係を示唆しつつもきっちりジョーカーと虚圭ちゃんの関係も示してるの好き

472:名無しさん@お腹いっぱい。
19/07/30 06:47:59.81 JIcgiOEh.net
>>467
感想乙
布教成功したのは感想書いた甲斐があって嬉しい

473:名無しさん@お腹いっぱい。
19/07/30 20:23:37.74 Etm4Mf0n.net
>>472
こちらこそ引き込まれる感想を書いて下さったおかげで虚崩し編に出会えました
ありがとうございます
なるほど、とかその手があったか、とか、そうそう、それだよそれ!とか思いながらまた読み始めています
ボリュームは本当に半端ない…
でも面白いし部活メンバーたちだけでなく雛見沢の住民が向き合わなければならないものに向き合わせている点が本当に凄い
また沙都子のトラップにかかるべきなのは村八分を続けていた村の住民であるというところで目から鱗と塩水が落ちました

474:名無しさん@お腹いっぱい。
19/08/02 00:30:28.09 oxshkIya.net
12日出題編 TIPS
・ヒント、或いは前夜祭
初っ端からお疲れ様会!?と不意打ちしてきて笑う
圭詩は嫌だけど圭レナは許容する梨花ちゃんの複雑な心境よ
波風立てないように鈍感を装っているのか素かで鈍感ムーブする圭一好き
唐突にぶっこまれる沙都子の野菜炒めのくだりが不意打ちで切ない
仲間との触れ合い、仲間との絆を他人の所有物という観点で見る圭一を見て今までの自分を鑑みる梨花ちゃん好き
そして元の圭一だけでなく同族意識からか虚圭ちゃんにも思うものを感じてきているのはニヤニヤする
それでいて最も遠い、理解できない対象でいるのが面白い
羽入を交えてのやりとり面白い
入っているからというのもあるのだろうけど虚圭ちゃんの羽入りさん理解が深いの笑う
魅音への情報封鎖と無茶振りはちょっと可哀そうだけど実際に重要な要素だから困る
ある意味一番仕事するからなあ
今までの世界で存在しえなかった複数の部活が周回知識で凝り固まった梨花ちゃんには単一世界の皆以上に期待を煽るのだろうなあ

・虚崩し編のカケラ
>「……そうだな。俺は詩音を恨んでるから。お前に出来る限りの重荷を背負わせようとした結果が、今日までのこと。
> どれ程の不幸を背負おうと生き続けろって呪ってる」
>「魅音を妹に、娘にして。その上で沙都子も大事にするように。園崎家の問題すべてを背負って片付けて……
> それで帰ってくるかも分からない悟史くんまで待ち続け、支えられる人間になれ、と?」
改めて言われるとてんこ盛りで酷い奴だって思うけどその後の説明は深く納得せざるをえない
このあたりの悟史視点の練り込みが仕上がってるから指摘にキレがあって好き
>「今の悟史には、ただの恋愛感情を受け入れる余裕はない。時間が経てば恋愛も出来るだろう、か? 
> あいつには、それよりも前に……もっと大きな。ずっとずっと大きな“愛”が要るんだよ_」
>「なのに『帰ってくれば、にーにーに甘えられる』『悟史くんにいつか恋心を気付いて貰える』
> ……俺達の中で一番に悟史を思っているだろう二人が、この有様だ。悟史は、いつも与えるばかり……。
> 監督だって同じだろう。責任感で彼を守りはする、彼に厚意も熱意も傾ける。だが、そこに必要な無償の愛はない。
> ……まぁ、監督なら無いと言い切る程、絶望的でもないけどな_」
割とこの部分は見落としがちなところだと思う
悟史についてそこまで考えないというひどい話でもある
斜に構えて排斥されようとする虚圭ちゃんに対してのマジレス好き
大体詩音にモロブーメラン入ってるのまで含めて芸術点が高い
何のかんの絆されそうになってるところにインターセプトする梨花ちゃま
そういうところだよ古手梨花
アレコレ言ってるけど寝ることも惜しむくらい現在を大事に思ってる虚圭ちゃん大好き
虚圭ちゃんは半オリキャラ入ってて中々受け入れがたい表面的な人格してるのを自分でネタにして突っつきまわしてるのは
手法的に定番とはいえやはり効果大きいなって思う
マイナス感情が大幅に低減される

・神の座にて
羽入り厨拗らせたサイコパスがとうとう大切な人の考えも理解できなくなってて笑えない

475:名無しさん@お腹いっぱい。
19/08/02 00:37:37.62 oxshkIya.net
>>473
裏山のトラップの解釈最高だよね
村八分関係だと知恵先生絡みの部分が自分は好き
あと子供達全員が一歩前に出るところ最高に好き

476:名無しさん@お腹いっぱい。
19/08/07 23:02:15.07 r8jZ/zh8.net
読む時間とれな過ぎて笑えない

477:名無しさん@お腹いっぱい。
19/08/08 00:00:28.51 g3PiAnII.net
長いからね…
解決編からも長いからね…

478:名無しさん@お腹いっぱい。
19/08/17 22:56:53.54 a6KniqYa.net
夏になるとひぐらしの世界にひたりたくなる
虚崩しでの亀田くんいい味出してるわ
レナとの会話とかそのあとの告白玉砕からの圭一への羨望と同志としての友情の気持ちとか
リナと鉄平に何があったのか彼らのセリフひとつでわかるのもいい
あれがリナと鉄平排除の一番手っ取り早い方法だとひぐらし関連のスレか誰かの考察で見た気がする
富田くんとかまんべんなくキャラを使っておいて綺麗に話を収束させた手腕は本当に凄い

479:名無しさん@お腹いっぱい。
19/08/19 13:07:45.98 OaUbBzvx.net
虚崩し編のその部分はリナ鉄平排除をスピード処理できるけど
それタブーなんですよと示したの好き
亀田君と子供達いい味出してるよね

480:名無しさん@お腹いっぱい。
19/08/19 23:07:27.45 ahx3RLgc.net
諸々の都合で遅くなって本当に申し訳ない
解決編@
梨花ちゃんの声が全てテープであることに対しての言い訳用意してあるの小技が効いてて良いなあ
余りに鈍い村人達の反応に沙都子の激昂も致し方ない
見えない何かに怯える夜に合わせて村人が宇宙人だという根拠の提示するところ勢いとパワーがあって好き
>そしてワンパターンにも北条家の奴は、古手夫妻は、と繰り返す。その対応しか知らない劣悪なコピー体なんでしょう。もし、本物の人間だと言うのなら答えて欲しいものです。
>何故、あんな村八分を罪の無い悟史くんや沙都子ちゃん相手に続ける事が出来たのかと。
>彼らの年齢を考えるなら、そんな事を続けられた筈がない。宇宙人だから、あれほどの迫害を平然と続ける事が出来たんです
笑うしかない
事件に対しての知恵先生とレナパパのくだりは原作できちんと描写されなかった要素だからこそしっかり描写し、レナに伝えるメッセージとするの良いよね……
分校から解放された子供達を魅音の近くにこれるよう配置するという鷹野さん渾身のフォローで笑う
魅音パートが入るたびに発症者の置かれるルールのわからない戦いの無茶振りっぷりがよくわかるのが魅音の罪の自覚と解消につながるのだなと感じる
沙都子が頼りっぱなしではいけないという形にしながらも悟史の居場所という観点で頼れというのは個人的に好きなところ
この作者は本当に悟史の掘り下げが凄い
>『そこに居る皆さんには何より、この点に気をつけて欲しい。園崎家は、自身らがする悪行を善行と語ります。どうか、惑わされないで。
> 善行のつもりであったか否かなど関係無い。その行為で傷ついた人間が居るという事が、何よりも重要なのだと』
園崎家を語るうえでこの視点本当に大事
詩音パートで村人こき下ろしパートから選挙パートにシフトしていくの皆殺し編の圭一対町会思い出してしんみりする
>「あんた、わしらを何だと思っとるんじゃあ!_」
>「古手梨花を誘拐させた役立たず共でしょう? 根拠の乏しい誇りの高さだけが一人前の無責任同盟。今だって私に向かっては吼えられる癖に、そう歳の差のない園崎茜には意見を言えない。
> 事件を起こさせた問題の行為を性懲りもなく、平然と繰り返す無能共。……せめて私が古手梨花を取り戻す役に立ってくださらない?_」
もう後の事考える必要ないとはいえ大上段からバッサリ叩き斬っていてここ大好き
>「大体、私は悟史くんにだって分け隔てなく接してきました。貴方達のように惨たらしい差別などしてきてはいませんの。
> ……それを捕まえて村八分の責任がある? 自分で生贄を買うなら理解もしますけどね。私に責任転嫁をする前に、自分達がしてきた事を少しは思い返しなさいッ!!_」
> 鷹野が町会を一喝する_。
> その様子を見て……“思った”
> 鷹野が、ただの医師として雛見沢に居たならと。
> 圭一が居なくても村八分を解決出来たのではないか。
やっぱり鷹野さんジョーカーであり最強の駒なんやなってなる
圭一の様子の変化と突然の監督保護については多分レナ確保に対しての頭数の確保なのかなとは思うけど確信が持てない
他の解釈があるなら教えてほしい
レナの宣戦布告シーンは圭一の宣戦布告に比べて静かだけど強い意志を感じて好き
羽入り注入パートは前振りはきちっとしているけどそれでもちょっと唐突な印象受けた

481:名無しさん@お腹いっぱい。
19/08/21 04:25:13.00 JAuyJAKg.net
最近ここで虚崩し編を知って面白くて一気にプレイしたわ
原作の終わり方がいかに問題解決に至っていないかを思い知った
でもちょっとお魎とか老人たちがサンドバッグすぎるから無能でも無能らしい反論くらいはしてほしかったな
圭一詩音沙都子鷹野が長文喋って無双してる印象が強かった

482:名無しさん@お腹いっぱい。
19/08/21 09:59:01.36 br5oGDn5.net
村人総出の前で正論で責められたら黙るしかないだろうw
あの状態で逆ギレしたり、ほんまスラッシャーとかやったら、
実はビビリでしたというお魎のキャラクターも壊れてしまう。

483:名無しさん@お腹いっぱい。
19/08/21 17:30:40.41 BK36iiEz.net
村人がくだらないお遊びとダラダラ言い訳して向かい合わないのも罪悪感ありきな上
その場にいる園崎のお偉いさん勢揃いから睨まれかねないってのがポイントになるよな
鷹野さんを園崎へ物怖じせず意見を言える要員として引き止めようとしたのも気持ちはわからんでもない
なお鷹野さんの返し

484:名無しさん@お腹いっぱい。
19/08/21 21:42:06.89 JAuyJAKg.net
あと「人形はちゃんと人数分」ってなんのことだったんだろう

485:名無しさん@お腹いっぱい。
19/08/21 22:08:52.61 Y+gAY0he.net
>>484
綿流し編・目明し編の発生原因である玩具屋さんで貰える人形の件
圭一が魅音ではなくレナに渡したから発生する案件だけどそもそも人数分人形があればどうあっても話がこじれない

486:名無しさん@お腹いっぱい。
19/08/22 01:42:23.88 NOYS0DE0.net
なるほど
あのタイミングでそんなメッセージ出すのはどういう意図だったんだろう
作戦に関係あることかと思ってた

487:名無しさん@お腹いっぱい。
19/08/22 01:43:48.02 NOYS0DE0.net
そういえば屋台の人がおもちゃ屋さんやってる園崎の親戚なんだっけ
叔父さんにあてたメッセージってことか

488:名無しさん@お腹いっぱい。
19/08/22 08:32:05.36 2A/C/+pm.net
こういうあれどんな意味だったんだろうみたいなの話すの楽しいよね

489:名無しさん@お腹いっぱい。
19/08/26 23:38:07.58 ST/mhqNl.net
TIPS
再開
>「……今も、この村は変わらないわ。相手が子供であろうと何だろうと関係なく、平然と生贄を決めれる。その癖、いつだって自分達の振る舞いは正しいと吹聴し、罪悪感を感じれば、無力な被害者を装うの。
> それの何処にも反省はなく後悔も無い。“皆殺し編”でそれが証明されたでしょう?」
>「迫害には平然と加担して、それを正しいと謳い、死者を卑下し罵倒しながら酒を飲み、その上でのうのうと笑っていた。その癖、いざ、その罪を追求されると怒り出し、言い負かされそうになると自身ではない何者かが悪いんだと責任転嫁して。
> 誰かが悪いから自分は被害者に過ぎないと、村の誰もがそう示す。責任は自分達にあるにも関わらず、更に外の人間を責め立て、或いは迫害の対象だった一人を悪として、自身らは救済者気取り……。
> 赦されると決まっている謝罪を一言言っただけで、解放されたとでも言うように笑う……_」
この観点は当時皆殺し編を読んで感じなかった部分であるためこういった解釈もあったかと膝を打った
羽入り厨から転じて羽入りを責める立場として桜花を使うのはこれまでの羽入りと桜花の話をひっくり返してきて結構好きな部分
あの過去編を糾弾されるべき悪習が始まる切っ掛けとして転用しその理由を糾弾しつつ祟りだから、病気だから仕方ないという言い訳を徹底的に封じる
羽入りが強制した桜花の罪についても鋭く抉っていき焦れた筈の母さえ憎悪の対象としてしまったのに説得力を持たせている
>「呪いに従い、夫を見つけて子供を生んだ。けど、生涯、彼女を理解する人間なんて居なかった。くすくす……。
> ねぇ、家族が出来れば幸せになるって、どんな幻想? 流石、人生の半分以上を引き篭っていた女は言う事が適当ね?」
ここ不覚にも笑ってしまった
梨花が幸せなのに耐えられない桜花の気持ちも分からないでもないが
もう壊れてしまっているなという感想しか持てない

490:名無しさん@お腹いっぱい。
19/08/27 22:35:43.68 lOL/ZhzV.net
読み返してたけど入江の確保は入江による山狗の縛りが解けたことで鷹野の縛りとなるレナの事件をあえて終わらせるよう誘導していたのか

491:名無しさん@お腹いっぱい。
19/08/28 00:59:52.48 62qNMp3Y.net
プレイしようと立ち上げたら\omake\なんちゃら.bmpがありませんとか出て終了してしまうわぁ…

492:名無しさん@お腹いっぱい。
19/08/28 07:48:42.01 7S/jM8Cj.net
ひぐらしの4と8ちゃんと入ってる?

493:名無しさん@お腹いっぱい。
19/08/28 09:48:46.82 TMjDEMFQ.net
数年前にプレイできた環境そのままに外付けHDDに入れてたフォルダを引っ張り出したものなんだけど、
インストールフォルダーじゃないからだろうか?
中身は虚崩し編とその中にひぐらし4と8が丸々入っている。
そもそも画像ファイルは全部JPGだからbmpと言われても困る的な。

494:名無しさん@お腹いっぱい。
19/08/28 12:19:11.42 7S/jM8Cj.net
インストールした方が間違いないよ

495:名無しさん@お腹いっぱい。
19/09/02 23:23:27.13 yZ7mwRUR.net
解決編Aその1
フレデリカの詩が古手梨花と、私になってるの超好き
羽入とのやりとりができなくなるという古手梨花に今まで起きえなかったトラブルとその反応好き
澪尽し編でも同じような形とはなるが土壇場で急にこういった事態に陥るというパターンであるため新鮮さが維持されている
鷹野パートは初見で見れば桜花の干渉による悪い流れだが後から見ると上手く動かされていると驚く
富竹パートは思い悩みつつも決断に至る富竹の心情が描かれてて地味だけど大切なパート
亀田君パートの半ば告白→玉砕→こういう時だきゃ恨むぜ、K…!の流れはテンポもよければ不思議な愉快さと清涼感あって大好き
一方でレナ逃走の大石が大高君をダシに使って葛西さんの救援を伝え逃げ切るシーンは旧部活メンバー以外の子供達・警察・部活メンバー・そして大人の皆で協力してる感強くてここも地味ながら燃えるシーン
なお後を知っていると虚圭ちゃんの策略なわけだが監督を逃がす件といい先読み過ぎでビビる
野村パートでの野村の独断による終末作戦開始は先の桜花による流れの変化と見せかけて
前々から言われていたようにすっかり釣られている野村が見れてほんわかする

> 他ならぬ貴方達が、親の責任を、罪を、子供に課してきたのに。古手梨花だけが、それを免れるなど赦されはしない。
> 古手家だから特別という言い分なら、貴方達が古手夫妻を冒涜した時に正当性を失ったわ。故に、生贄に選ばれた25人以外を選ぶ事は正解ではなく、
> 結果『古手梨花を殺すこと』と、同義。もし、選んだなら彼女達は最後にこう言い残すでしょう。
> 『そうやって自分達の責任から逃れようとし続けた雛見沢が古手梨花を殺した』と
鷹野さんキレッキレで素敵
最大限にヒントというか答えを提示して颯爽と去っていくのが対外的には格好良すぎる
皮肉にも村八分解決については働きが誰よりもヒーローしてる
富竹逃走パート勢いの良さと最後の一文の祭囃子編思い出す流れを罠に使ってくるの好き
赤坂と小此木のやりとりの時に開示される赤坂の内心から真に計画を最も聞いてるのはやっぱり赤坂なのだなと再認識する
圭一の鷹野さんを引き出すためだけのハッタリパートはハッタリとも言い切れない立場や状況だから後手に回らざるを得ない小此木がちょっと可哀そうだが笑いを誘う
逆に鷹野さんが出てきてからは予定通りとはいえ上手く鷹野側の要求に切り返されてしまっているのが鷹野さんの強敵ぶりをよく表していると思う
自己犠牲的なレナの言葉に対しての死人の考えだという死人からの指摘好き

更新が遅れがちで申し訳ないが今日はここまで

496:名無しさん@お腹いっぱい。
19/09/05 21:47:11.00 28JGpjbz.net
感想乙です
ここのパートが個人的には一番好きかも
亀田くんと大石さんがいい味出してるし鷹野さんは本当にキレッキレで素敵すぎるし
あと上にあった玩具店の屋台の小火は初見ではもしかしてこの店主の園崎のおじさんも圭一の協力者なのかも、とあさっての方向に深読みしてた
被害は最小とは言え火をつけられるのはさすがに…と思ってたから

497:名無しさん@お腹いっぱい。
19/09/05 23:09:05.03 0hLOR0GA.net
解決編Aその2
沙都子から村人達への村八分開始の経緯の確認は直に問いかけるというような形を取ってこなかったこともあり新鮮かつ好きな部分
村長はじめ村人達が慣習的にか、それとも無意識の保身のためか使ってしまう偏った表現とそれに対する指摘好き
>「……沙都子だってさ。今住んでいる家を、土地を追われるのに抵抗するのが悪いなんて言わないでしょ? 
> いきなり引越しが決まって友達と離れ離れにされる、とかでもいい。嫌でしょ、そんなのは」
魅音のせいじゃないにしても園崎家がこれ言っちゃそりゃ詩音も思わず割って入ろうとするわ
>「村をまとめる為に北条夫妻を……“見せしめ”にしたの。村の裏切り者のレッテルを貼って、徹底攻撃した。
> 立ち退き派だった人達が同じ目に遭うのを怖がって宗旨替えをするように」
ここ今見返すと詩音を見せしめにして魅音へ脅迫する構図なんだな……
>『…………魅音さんの他に話を聞かせてくれる方は居ませんの? 語り手を魅音さんに限定した覚えはありませんわ。
> 魅音さん一人に喋らせて後からそうじゃあないと否定してやり過ごすつもりですの_?』
>『公由村長も、少し引いておいて下さいますか。私は、その場に座っている皆さんにお聞きしたいと思います。
> ……その中には、当時、私の義父の……北条の味方をした方もいらっしゃるんでしょう? 誰の記憶に残らなくとも、本人は覚えている筈じゃございませんか』
>『そこに座った方々で北条を虐めなかった方は、一人もおりません。つまり、最初は北条の味方をしておきながら、死んだ北条だけは悪かったからと、
> ずっと今日まで言い続けた人間がいらっしゃいます。お聞かせ下さいまし、その理由を。何故そんな事が出来て、何故そんな真似を続けてきたのかを』
黙っていること封じるこの一手の言い回し痺れる
茜は不用意な発言多いように見えるけどこれは無自覚に被害回避を狙いつつ煽ってるのかそれとも分かりにくいフォローのつもりなのか悩ましい
好きな部分ばかりで全文抜粋するような形になるので自重するが沙都子の北条家目線での村八分に対する訴えは理路整然と並べられるとぐうの音も出ない言葉の連続で唸る
むしろ原作では勢いでそういうものかと思わされてしまっていた自分が怖くなる
沙都子の動機の宣言からの大石の拍手、礼のメンバーと知恵先生達の到着と続々と集まってくる『沙都子と魅音の味方』が終わりが近いことを感じさせる
このあたりでは知恵先生が誰よりも早く沙都子への謝罪をするのが最高に好き。カレー関連以外は本当にできた人だ……
その上で沙都子達のやり方に任せるでもなく、認められない点は認められないと告げ、自らが信じるところのより良いと思える代案を出す所が非常に好感が持てる
対して沙都子側も何故その代案を受け入れられないのかをきちんと伝えるのが良い

詩音が村人の「肯定しきれない園崎家への恐怖」を解消するためにはっきりと連続怪死事件への関連を否定するシーンは
下手すると園崎家内部のマッチポンプという印象になりかねないところを忌子としての経歴・被害の提示や今回の事件により敵対を強く印象付けることで
なおかつ悟史に執着を持つ園崎詩音の立場を明示することで上手く内部告発として機能させていると思う
詩音が最後に答えを提示して喜劇に終わらす筋書きとしてる所に虚圭ちゃんの優しみを感じる

498:名無しさん@お腹いっぱい。
19/09/05 23:13:11.51 0hLOR0GA.net
魅音とのゲーム『部員集め』のネタばらし
あくまで班分けにかこつけた出来レースというのは分かっていたが
実は判定・審判役がどう思うかが全てでゲーム内容は特に意味ないというのは流石に見抜けなかった
>『誰かが選んだから誰かのせい』のままでは何も変わらない。それは彼女も、雛見沢もだ。
ここ身につまされる
> 貴方が終わらせて、魅音。来る筈もない英雄をいつまでも望む事が努力だなんて、私は認めないんだから
最後の選択肢を乗り越え一歩踏み出せた魅音を英雄の座に据え、虚圭ちゃんから色々と吹き込まれ結果としては言われるがままに事件を起こした詩音ではなく
何も知らされていない、むしろ表面上は敵視さえしていた魅音の心の内から生じる言葉こそを村八分解決に繋げようとする虚圭ちゃん並びに作者の心意気が素晴らしい
考えすぎかもしれないが、あくまで村八分の解決の決め手は単一世界で完結すべきということなのだと自分は解釈している
ある意味では『最高の世界』皆殺し編に対しての痛烈な批判でもあるだろう

梨花を迎えに来た圭一の事態の深刻さに比しての余裕な態度と要素の仄めかしが良い塩梅だと思う
>「それに、なぜ彼女が君を殺そうとするのか聞き出したくないか? どうしてそんな真似をしようとしたのか。ここで行かなかったら一生、理由も聞けないままかもしれないぜ」
ここ考えれば当然だが作中の彼等は動機を知りえないんだなと今更ながらに認識させられた
>「沙都子と詩音は、村八分の解決の為に捕まえさせる事は出来ない。問題を解決する為に適材適所に人材を配置したつもりだ。
> この村が、抱えてきた問題に、詩音達を差し置いてレナや俺が出張るのは……やっぱり違うと思ってる。
> 古手家の君まで席を外す結果に納得してるワケじゃないが、その為に空白の椅子を用意して集会所に存在感を残したんだ」
> 御三家と北条と、魅音と詩音。村の子供達と町会の人間。……それが本来、村八分を解決するべき集まりだろう?
> 新しい風なんかに頼る前に通るべきだった道って奴だ」
直後にそのハッピーエンドに文句があるわけではないと前置きしつつも皆殺し編における村八分解決のメインを
新しい風たる圭一やレナに頼ってしまっていた事に対するカウンターとなっていて好き
そして態々詩音の安全について口を出して嫌われ者活動に余念のない虚圭ちゃん
これも無意味に終わらせるのではなくそれぞれ持っていて然るべき優先順位の話題と悟史が今の沙都子と同じ立場になりえる事を指摘していくスタイル
もしかしたら先の狂言監禁に留まらず、鷹野に捕まりに行くというこの流れすらも梨花に課せられた試練として虚圭ちゃんは想定していたのかもしれない

本日はここまで


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