ひぐらしうみねこ彼岸花オリスクスレ【第6話】 at GAMEAMA
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400:名無しさん@お腹いっぱい。
19/06/30 10:10:32.14 IT0FFSUz.net
虚崩しは羽入がストーカーしたせいで死んだんじゃねみたいな突っ込みについて解答だしてたってのが良かったな

401:名無しさん@お腹いっぱい。
19/06/30 10:35:38.48 hIcJJQji.net
6日目
勘違い継続中圭ちゃん
殺人者の心理もわかっているだけに安直には動けないというのもありもどかしさが伝わってくる
瑕疵があるとすれば梨花ちゃんの周回に意識が向いていないところだろうか
でも匂わすだけで明示はしてなかったようにも取れるから個人的にはセーフ
「勝手に死体を動かしたら、どういう事になるのか誰よりも知っている。」
ほんとそれな
残りも少なくなってきた赤坂パートの『そう、赤坂衛と古手梨花が再会した時こそが……世界の転機。』
ここ初見と2回目で全然違う意味に見えて笑う
圭一の宣戦布告を神からと断定しきりはしない鷹野さん有能
『強く願うだけで、信じるだけで奇跡が起きるのならば誰も苦労しない。そんな甘ったれのご都合主義は私が一笑に伏す。』
『……だから私は自ら動く。行動を起こす。最善の選択肢を選ぶための努力を惜しみはしない。』
そりゃ梨花ちゃん勝てねえよ
圭一を追いかける人影についてはミスリードを狙いつつも大型更新があるまで随分待たされたから試案を巡らせたのが記憶にある
TIPS
・話の内容自体は大したことないけど重要キャラの登場と羽入が子供の姿な理由の補完
 羽入りさん可愛いよ羽入りさん

402:名無しさん@お腹いっぱい。
19/06/30 12:37:19.70 Pqj9mq/d.net
OP部分を抜かして見ると、最初から圭一は皆殺し編から記憶が微妙に連続してるんだよね

403:名無しさん@お腹いっぱい。
19/06/30 12:57:05.50 hIcJJQji.net
胸が何かに撃ち抜かれたように痛むと大切な何かを失ってしまったようなってあれ直喩かよ!
罠の正体これか

404:名無しさん@お腹いっぱい。
19/06/30 18:09:53.10 hIcJJQji.net
7日目
答え合わせから新たなる出題編となる梨花視点の開始
当然のように次の事を想定している梨花に生暖かい感情を覚える
梨花からの問題解決策が基本的に雑かギャグで流されるのは初見だとまあこんなもんだよねって思ってたけど
梨花の認識と出来る範囲のやりかたであって、あとでバチバチやるための盛大な前振りだったね……
マニュアルに対しての反応も実感ないから軽いものになる
圭一が先に宣戦布告しているから魅音とのばれたら終わるというやりとりの条件が満たされており
緊張感を維持できるのはポイントが高い
現状の圭一を除く部活メンバーの動きはちょっと読者が望む感じの祭囃子+澪尽しという塩梅で
違和感は少ないが俺祭囃子系二次創作としてはありがちであり左程真新しいものは感じない
わざとなのか祭囃子編を知ってるための温度差なのか真面目なパートでも空気もやや緩く感じる
しかしそこに圭一の発症→失踪という要素が加わりバランス良く引き締まった印象を受け飽きを感じさせない

TIPS
・羽入りさんの旦那さん発症レベル上がってるのに出来た人間過ぎて泣ける
 もう大体察することのできる羽入りさんの嘘が桜花や村の事を思い必要な事としての発案なのだろうけど
 幼い桜花にとってあまりに残酷で痛ましい手段で胸に来る

8日目
これまでの詩音の出番の多さによって圭一の事を心配する詩音という図式が違和感なく取り込まれているのがニクい
また鷹野への直接確認にしても守勢の魅音に対する攻勢の詩音というそれぞれのキャラクターらしい発案となっており
裏の意図では圭一が宣戦布告してしまったことで鷹野犯人説が梨花へ伝わっているかもしれないという
鷹野側の疑念の解消のための作戦であるが初見では普通に詩音のアイディアと受け取れる
部活メンバーは深刻そうにしていた、というフォローが入っているがイリーや富竹への説得は省略されてるのがやや残念
しかしガチガチに説得パートを入れても面白いかどうかは何とも判断しかねるためカットとギャグで流すのは必ずしも悪いとは言えない微妙なところ
鷹野さんとの直接確認も緊張感あって好き
祭囃子編のように羽入が実体化するでもなく些細なフォローをやる気でしてくれるのは皆殺し編で覚悟を決めてくれた感があり好き
鷹野さんは自分のパートでの考えも手段も全うなもので強敵であることを嫌がおうにも意識せざるを得ない

TIPS
・再びのカケラ紡ぎパートは『あなた』と『私』が梨花に関わる何かであると伝えてくる地味に重要なパート
 あのカケラ紡ぎの奴らはなんだったんだ?という疑問への答えという
 総スルーされがちな問題にも手を入れるのかと驚いた
 当時はわからなかったが答えを知っていると解答と梨花の周回システムについてほぼ答えを出してるのは唸らされる
 ただ、読んだ時には回答がなく、完結にあたってはある程度読んだところから振り返ったため
 犯人の動機のあたりは今の自分でもわからなかった
 わかる方いたら教えてほしい

関係ないけど読むときはHG教科書体だとめっちゃ読みやすいね

405:名無しさん@お腹いっぱい。
19/06/30 18:14:42.06 hIcJJQji.net
大体ここから2年ほど更新が止まってた梨花編出題編の終わりなので一端一区切り
リアルタイムで読み返しながらまとめているため時間がかかるのは容赦願いたい
これだけ書いたのに全体の1/3にも達していないことに慄いているボリュームほんと凄いな

406:名無しさん@お腹いっぱい。
19/06/30 20:08:43.94 IT0FFSUz.net


407:名無しさん@お腹いっぱい。
19/07/01 20:54:15.00 ad9haAhy.net
おまたせ
9日目@
梨花編の解答にあたる個人的に衝撃が大きかったパート
長いこと更新を待った末のものであったため本気でどうなってしまうのかとハラハラした
圭一とは別に発症者のパターンを知っているがために皆を疑い迂闊な発言をボロボロ出してく梨花のシーンは
想像力の低さとはまた別に8日目での冷静さを失ったカモそのままでこれつながっていたのかと新発見
良かれと思って最大のタブーに両足突っ込んで監禁される梨花ちゃまに真顔になる
仲間の発症根絶ってところに意識が行き過ぎてプレイヤーすらも忘れがちなことなので盲点を突かれた
入れ知恵な部分もあるのだろうが詩音迫真の演技が迫真過ぎて困る
「嘘じゃない!! 本当なの! これは真実……! 園崎家でも警察でも何でも使ってあいつを調べればいい!
 村人全員であいつを糾弾でもすればいずれボロを出す…!
 私が言ってる事は事実! 本当! こんな状況で嘘なんか吐く訳がないっ!!_」
梨花迫真の地雷2発目 そういうところだぞ古手梨花
無意識に登場人物もプレイヤーもメリットだけのものと思い込んでいた周回知識があるからこそのやらかしという
魔女の行動ゆえの失敗とそれによる発症・暴走。この話では狂言であったが実際に起こっても何もおかしくはなく
頑張れば頑張る程に危険が増える諸刃の剣であったことを認識させてくれた
八つ当たりに泣き言罵倒に無茶振りと最高に無様な梨花ちゃま
必死なのだけどここまで無様晒すのは中々ない
沙都子にくっつくくだりで羽入の行動範囲や引き継ぎの縛りは矛盾点を解決してくれる良いバランスなのだと改めて認識する
羽入の起源に対しての本人からの疑問の提示は羽入りを刷り込まれているだけに考えさせられるものがある
『全く掘り下げの無い役柄が、舞台の上で自身を主役と喚いている。観客は、誰も感情移入などしないのに。』
『自分が主役だと思い込んでいる僕は、その舞台を演じようとする。それが、僕に付きまとう違和感。』
『何者か解らぬ観客の冷たい目線…』
原作の羽入が一部に嫌われていた理由であったりするこの点を明記し抉ってくるここ好き

死にたくなくて解決策ではなく何がダメだったのかの思考のループに嵌る梨花ちゃま
正に発症者の思考になっているの好き
参戦を匂わせていた赤坂の登場だが予言は予告殺人に転じえるという絶望の二段底に目を剥く
完全にその発想はなかったため驚いたが言われてみればそうなっても何もおかしくはなくそう来たかと膝を叩いた
「君は…、ミステリーではなくファンタジー。それを言い訳に使うのかい? 
 …この世界は人の世だ。魔法や、祟りなんかで解答を紡ぎ出せば、人の世から反発を受けるのは当たり前。
 …それを理解しながら尚、君は謎かけをファンタジーに頼るのか? 教えて欲しい……人の世の理屈で。
 君が、事件の首謀者である以外のどんな理に適った説明がつけられるのか_」
梨花への問いかけと合わせた竜騎士への毒@
即時否定も入れてるのもありまだ優しいように見えるがまるきり頭のおかしい人間という追撃でキレ味を増している
仲間が毎度毎度死に過ぎて圭一が死んだ時点では自覚できないが
赤坂という最高の敵対者に止めを刺され心がぽっきり折れたことで圭一への想いを自覚する梨花ちゃま
圭梨は好きだけどこのパターンは初めて見る複雑な乙女心だ

TIPS
・桜花さん心が死にそうだけどそれ以上に羽入りさんの迫真の演技の圧が強くて凄い
 鬼狩柳桜が拷問器具という発想はなかった
 しかし先を知っているとこの子があんなことになるなんてと物悲しさが凄い

408:名無しさん@お腹いっぱい。
19/07/01 23:57:15.26 HdoMkdPB.net
乙ー

409:名無しさん@お腹いっぱい。
19/07/02 23:12:53.73 tcETbDOH.net
9日目A
園崎家監禁事件解決編にしてヘイト解放編
ある意味本編の開始ともいえる
圭一登場めっちゃテンション上がる
けど虚圭ちゃんこれ梨花ちゃんの状態把握してジョーカーの真似やめて普通の圭ちゃんしてない?
>……誰だって幸せになる権利がある。 難しいのはその享受。
>……誰だって幸せになる権利がある。 難しいのはその履行。
>……私だって幸せになる権利がある。 難しいのはその妥協!
>妥協なんてさせるかよ!! 幸せになる事に妥協なんて必要ない! 求めていい。受け取っていい。手に入れていい!
>君が生きていく権利を俺が認める! 君が幸せになることを俺が赦す! 
>君に覚悟があるのなら、どこまでだって手を貸そう! 君に立ち塞がる相手が何者だろうと容赦はしない!!
最高かよ……
ゴミ山でのレナとのやりとり解答編
貴重な覚醒圭ちゃんの出番雰囲気良いなあ
>――ああ。ひとつの悲劇が終わってるんだ。
>泣かなくて済んだ奴が、この世界には少なくとも一人居る。それだけで、なんだか救われた気分だった_。
直接命を狙われてないという違いはあれどこれが圭一と梨花の差なのだなとほんわかする
>そう簡単には、人間変われねーって
読み直すと簡単じゃないとあそこまで変わるんだと今後に思いを馳せた
レナの嘘の謝罪の所の会話妙に好き
そしてここで圭一の動向のネタ晴らし
エンタメとしては良いけど宣戦布告はいかんでしょって部分にセルフ解答持ってくるの芸が細かい
>「あそこで死ぬような奴なら、そのまま“死ね”」
>「君の死体を井戸に放って、48時間経過したら警察に出頭してやるよ。それで雛見沢は救われる。
> 君の犠牲で物語は完結する。あそこで死ぬなら、どの道これからだって同じだろ?
> ちょっとヤバけりゃ死ぬような奴なんだ。なら、今ここで死んでくれた方がいい。
> 村人全員が死ぬ結末よりも、生きている人間が多い世界の方がマシなんだよ」
ここ梨花の甘えをものの見事に粉砕してて大好き
ゲーム“オヤシロ様の祟り”開幕
日常パートでの部活シーンは無いが虚崩し編は圭一のゲームが非常に印象深い
答えはエンタメあたりの部分は竜騎士への毒満載でもう笑うしかないけど
それをストーリーに必要な要素として関連付けて描写するの控えめに言って頭おかしい(褒め言葉)
どんだけ考えればこんなもん理屈付けて押し通せるんだ
というかこの辺からしばらくずっとストーリーとして成り立たせながら竜騎士をはじめとした色んな人ぶん殴りまくってるの酷過ぎる
ちゃんと表面的にはきちんと話が出来上がってるのなんなの
おはぎを圭一以外に食べさせるという発想はあれど実際に行っている例は中々ない要素
完結長編でこの試みを行っているところ好き
主観キャラで主人公ともいえるのに死にかける目にあわされた上に脇役扱いされる梨花ちゃまの扱いが新鮮過ぎる
でも嫌いじゃないしなんならもっとやってくれていいよ
>「解ってる。彼女が思い出す事で、幸せになれる記憶じゃあない。
> ただ、それでも会いたかった。“ジョーカー”と話がしたかった。
> 言いたい事も、聞きたい事も数え切れない程ある。
> 君だって、そう思う時や相手がいるだろ?」
ここピンポイントで直前の梨花に刺さってて笑いを禁じ得なかった

410:名無しさん@お腹いっぱい。
19/07/02 23:13:30.28 tcETbDOH.net
>解らない、知らない。圭一が、詩音の事をこうも思う世界なんて“存在しない”!
>私の知らない世界を捏造するな……!
>「……何なのよ、それは! ……あんたは一体誰!? こんな圭一は知らない!
> あんたは圭一じゃあないっ! ……私の知っている前原圭一を返してよっ!_」
ここの梨花の傲慢さ大好き
想いを自覚した直後にこれ以上ない敗北感をぶつけるこの扱いに作者の歪んだ愛情を感じる
そして梨花の罪と合わせてひぐらしプレイヤーへの批判両方を直球ど真ん中でぶつけてくるの大好き
ぶん殴られた気分になる
赦さなくていいという選択肢も完全に意識外だった要素の一つ
そしてこれは虚崩し編自体を拒否し批判することも当然だという作者の姿勢でもある
これから酷いことするよ!という宣言でもある

圭一の覚醒をデメリットと受け取る圭一の存在も特異性と言える
シナリオライターや二次創作者がいると覚醒して死んだままでいられないから終わらせる、卒業させる
こんな動機の二次創作自分は初めて見た
自分が虚崩し編が秀逸かつ傑作と考えているのはクオリティもさることながらこの点が非常に大きい
全てのひぐらしを終わりにさせる気概と練り上げたシナリオには脱帽する
> ――君が“魔女”なら無限に殺す
凄く好きな言い回し
虚崩し編のみのフレーズだともしかして一番好きかもしれない
>「実力が無く、ゲームに勝てないから『繰り返させて』と言うんなら、今までの行いを見直せ。
> 君は負けて当然のゲームに“人間の命”を放り投げてきた。勝つ気もなく、ただ下衆なゲームマスターと馴れ合ってきたんだ。
> そんな奴にやるチャンスなんざ、もうねぇよ」
これ意図してるのかわからないけど読み取れる裏の声が大胆すぎる挑発で
作者が問題児だの異端児だのスレで言われてたのに頷くしかなくなる

ゲーム“賽殺し”開幕
>「5の目が出たら『手応えあり』 6の目が二回も出たら『あと少しで勝てそう』
> これは運の勝負なんだから、繰り返して挑戦すれば『いつかは勝てる』『数撃ちゃ当たる』
> ……はっきり言うよ。馬鹿じゃねぇのか。ガン牌トランプへの対抗手段が『引くカード全てが最後までペアになり続ける』
> って奇跡なのかよ。何百の世界の犠牲の果ての、君の答えがそれなら反吐が出る。
> 何の解決にもなりゃしねぇ。現実への取り組み方も、これと同じだ」
>「俺に言い訳しても失った世界は戻らないし、変われないなら、これからも君は死ぬ。
>『騙された自分は悪くない』って甘えは捨てろ。ゲームマスターというクズを信じた君が馬鹿だったんだ。
> 世界の法則を推理すれば、ハッピーエンドが訪れるなんて幻想は終わりだ。
> 人間の命と運命を弄ぶ、下賎な魔女と馴れ合うな_」
>「君に対してまで俺が怒るのは、守りたいのが“1の目”だから。君は、このルールを受け入れた時点で“1の目”の迫害に加担してる。
> 『この世界は、最低の“1の目”ね』 それが、今までの君の間違った価値観だ」
抜粋だがこの辺は皆殺し編で感じていた羽入と梨花へのモヤモヤをプレイヤーごと身もふたもなくバッサリ切り捨ててくれた好きなシーン

”推理ゲーム”のくだりは
原作の最終章祭囃子と俺の最終章虚崩しどっちが支持されるか勝負だこの野郎
例え負けても負けたで楽しんでやるし楽しませてやるからな!
という意訳がガンギマリし過ぎている
魅音が敵という解釈も新鮮
この後の魅音の変貌が更に新鮮
2レスにまたがるとかどういうことだよ!
9日目AのTIPSはまた後日

411:名無しさん@お腹いっぱい。
19/07/03 01:45:29.79 q+GvEZcA.net
素晴らしい感想だ

412:名無しさん@お腹いっぱい。
19/07/03 14:13:20.68 t6ejEe/W.net
感想に読み応えがあって良いなw
もう一度虚崩し編読みたくなったけど、しばらく前に読もうとしたらひぐらしのファイルが消え去ってて動かなかったんだわ…

413:名無しさん@お腹いっぱい。
19/07/03 22:19:25.84 D7GgTHAT.net
感想だけで読みたくなる
でも原作買わないと読めないんだよね
原作ってしょぼいスペックのwindows10のパソコンでも動くのかな?かな?

414:名無しさん@お腹いっぱい。
19/07/03 22:55:05.40 hQVECbWR.net
元々、ひぐらし原作自体、そこまで重くない、とは思うけど

415:名無しさん@お腹いっぱい。
19/07/03 23:15:16.30 3xx3NF2b.net
9日目A
TIPS
・カケラ紡ぎ
開幕半オリキャラになりつつある虚圭ちゃんに言及してて笑う
惨劇を回避することの難しさを改めて言及しており簡単に思いつく程度の内容では真の解決には至れないという貴重な梨花と竜騎士へのフォローがある場面
原作の不明点を明確化させることは罪を確定させる事となると直前にあれだけ圭一の口から批判をしておいてぶっこむのは度胸があるというべきか
それともそこまで考えてほしいというメッセージなのか

・鬼隠し編のカケラ2
ここからのシリーズは罪を納められているがそれでも見るかという選択肢が重い
沙都子の誕生日をここで掘り返してくるの作者鬼じゃない? そして一日遅かった沙都子の決意が余りに辛い
非常に貴重な知恵先生の惨劇へのリアクションが新鮮
あくまで脇役であることから描写されておらず、また惨劇後の世界の描写がそう多くない事もあり当然あり得る光景でありながら実物は虚崩し編で初めて見た
関連深かった二人に弱さを垣間見せ、その後は堪えながらも気丈に振る舞い単語の説明シーンを挟むことでらしさを強調し、強い言葉で語りかけるとエミュ力も非常に高い
躓いた痛みを言い訳に堰を切って慟哭する沙都子が痛々しい
そしてまた会えると慰める梨花 鬼隠しだからとまた待てという梨花 そういうところだぞ古手梨花

・壊れた罪滅し編のカケラ
拡大自殺というワード解説から入るところがひぐらしTIPSっぽいよね
二次創作界隈でもほぼ初じゃないかと思われるレナパパ一人称
罪滅し編が失敗したら残されたレナパパがどうなるか、どのような最期を選ぶのか考えればすぐわかるがそもそも中々考えることをしない点に切り込んでいる

・目明し編のカケラ
魅音の罪という名の園崎家の罪
幼少期の園崎姉妹の心情をよく考えあり罪の話なのにコミカルさを多分に加えているのが好印象
そして村八分関係について解決編の解答の伏線仕込んであったのかここ
何手先まで仕込んであるんだよ本当に
分別がつかない子供の時期の話であり罪を形成する環境を整えたのが園崎家であるため魅音の我儘と詩音への負担もわかる範疇ではある
この解釈と罪は独自色が強く今後にも大きく関わっていく現在進行形の罪であるのがポイントと言える
詩音だけがやたら機転効いてるのは立場の違いというのもあるが作者の贔屓ありきの部分もある程度はあると思う
とはいえ原作と性質や傾向のズレはあれど左程乖離があるわけでもないので少なくともこのカケラの内容については違和感は強くない方だと思う

・綿流し編のカケラ2
実質直前の目明し編のカケラの続き
詩音のため込んでいた魅音への恐怖と不信が弾けた結果がこれだよ!
どちらかというとこちらで語られる内容こそ魅音の罪ではないだろうか
物凄い勢いで魅音の急所を滅多刺しにする詩音には一周まわって清々しささえ感じる
後虚圭ちゃんが詩音エミュもしてるってのが良くわかる
しかしこれだけ詩音の罪のニュアンスなんか違くない?

・祟殺し編のカケラ2
内容はわかりきってたけど“お父さん”がえげつない
悟史の件共々善意のものである事は疑いようがないが、このカケラは入江の罪が納まっているカケラでもあるのかもしれない
大きなカケラは下手なオリスク中・長編並のボリュームなのでまた後日

416:名無しさん@お腹いっぱい。
19/07/03 23:17:22.44 3xx3NF2b.net
ひぐらし原作は今ならかなり安価で手に入るんじゃね
重さ的に動かないってことはないと思うが対応してるかまではわかりかねる
元々インストールしてた都合でこの感想のためのプレイしてるの7だし

417:名無しさん@お腹いっぱい。
19/07/03 23:22:39.97 3xx3NF2b.net
虚崩し編は感性噛みあえば馬鹿みたいに面白いから読んだり読み返したりしよう
そういう自分も今回1から読みなおして発見がたくさんあって困る

418:名無しさん@お腹いっぱい。
19/07/03 23:59:57.44 D7GgTHAT.net
皆さんありがとう
原作購入検討してみる
YouTubeの祭や粋のコンシューマーのゲーム実況とか見てるだけのエアプだし祭囃し編に文句があるわけじゃないけど
細かいところ(たとえば梨花が既に富竹と会っているのに『雛見沢を訪れているはず』とか全身のはずが全員になってたりとか番犬部隊のヘリコプターの画像)が気になったりしてた
けど感想だけでわくわくさせる二次の崩し編ってすごいな、と思ったので質問させていただきました

419:名無しさん@お腹いっぱい。
19/07/05 21:22:25.98 3zrr3WCI.net
虚崩し編、改めてボリュームが…

420:名無しさん@お腹いっぱい。
19/07/05 21:47:04.96 NLYSVBuT.net
ボリュームエグイのが利点であり最大の弱点だと思う
感想山のように書いてるけどこれ半分もいってないんだぜ

421:名無しさん@お腹いっぱい。
19/07/06 05:45:24.93 uf7UKiQ4.net
ひぐらしの完結作のようなもんだから長いのは問題ない
各ヒロインファンへの救済まであるしな

422:名無しさん@お腹いっぱい。
19/07/06 07:37:59.63 nHhzw5Fi.net
開始から梨花監禁直前までの流れは普通に質高いのに
虚崩し編で一番普通のところだから困る

423:名無しさん@お腹いっぱい。
19/07/07 08:46:29.45 sJ/Onuka.net
感想の続きを期待していたりする
目明しの解は、一本の中編として、まとめられててOPもEDもあって・・・って感じで割とお気に入り

424:名無しさん@お腹いっぱい。
19/07/07 10:34:08.55 1r+xp/uX.net
9日目A
TIPSA
 
・大きなカケラ 〜目明し・解
実質悟史主人公の補完長編
これだけで発表しても十分評価されるやつ

一日目
読書好きな悟史という設定を掘り返して
推理小説読んでた悟史に相談した結果が惨劇の公式の模索となったのは上手い
○○編という名前を梨花が使う理由づけ好き
プレイヤーからもわかりやすいのが助かるところ
本編プレイが10年前とかなのでもはやうろ覚えだが4年目の時点の沙都子は似非お嬢様口調ではなかったような似非お嬢様口調だったような
はて??

二日目
>「なんでよぉ……! なんで悟史のとこにばっかりジョーカーが行くのー!?
> なんで私のとこには来ないの……!_」
>「いいの! 私の所に来ないジョーカーなんて場に出さなくて! 悟史、強すぎだもん!
> 悟史になんか渡さないよーだ! 私のカードだもんね!」
ここ今後を知ってから読み直すと笑えるんだけど笑えない

最初気付かなかったけど魅音が部活で勝つことに躍起になってるの過去話の詩音と魅音のゲームのやりとりが理由か……
悟史の日記の内容が純朴に重苦しいのと

三日目
悟史意外と相談してる
梨花は内心どう考えていたのかが気になる
>僕は……。診療所に居たいな……_。
おお、もう

四日目
差別の階層の話と雛見沢の村民性の話は何度見ても確かにと納得してしまう
鷹野さんの悪魔の甘言が有用にしか見えなくて困る

425:名無しさん@お腹いっぱい。
19/07/07 10:34:30.82 1r+xp/uX.net
五日目
既に悟史の中で確定事項となっている4年目の祟りとその被害者
発症も進んで疑心暗鬼が進み凶暴性も顔を出し始めてしまっている
それはそれとしてスカッとしてしまうのも事実なのが悩ましい
> 祟りのルールを厳密に示して欲しい。事件が起きる度に、村の裏切り者もよし、日和見な人間もよし、と。
> 後付けルールのオンパレードだ。その内、彼らは、もっと些細な馬鹿げた理由で人を殺して消すだろう。
> 元からそんなルールがあったんだと嘯きながら……。
ありありと想像できて困る

>「住人の中の“一つの意見”でしか無かった! 村に住む人間の一意見さえ認めず、批判に耐えられず、
> 聞く耳も持てないなら、あんな場など設けなくて良かった筈だ……! 
> 大事な話し合いだった。皆、苛立っていた。だから、ある程度の暴言は出て当たり前だった……!」
>「義父は、粗暴だったかもしれない。だけど、それは義父だけでしたか?
> 相手は高圧的な振る舞いじゃなかったんですか……! どっちが大人になるべきだったんです?
> もし、本当に自分達が村の代表を自覚しているのなら、対応を冷静に進めるべきなのは、どっちでした?
> その場で暴力的に話し合いが終わったとしても、その後は他に取れる対応はあった筈だ……!」
>「ダム戦争を、楽しく勇ましい出来事のように語る村人が大嫌いです。北条の村八分を、ダム戦争の暗部と。
> まるで一部の瑣末な出来事のように語る言い草に吐き気がする。―村八分は、僕達にとってダム戦争の全てだった。
> 彼らは一体、ダム戦争の何を誇り、胸を張れるのか。僕は、今なお理解できない」
>「両親の行為が、迷惑ではなかったと言えば嘘になります。……だけど。両親を、そして僕達を、
> そのことを理由にし、蔑む村人達の中で生きてきた。そんな中で村人の思想に染まって、両親を悪者にし続けられる程……
> 僕らの受けてきた仕打ちは綺麗なものじゃない。僕は、彼らに交わらなかった両親を、時が経つ程“正しい”と感じるようになった」
ここの血を吐くような悟史の想い好き

沙都子の罪を仄めかされてなお村八分解決を試みる悟史に泣きそうになる
そしてちょっと後の解説含め村人達が酷いし魅音とお魎についても頭を抱える
これを見てると見てないとでは後の解決編の印象が違うのできついけど是非見てほしい
悟史視点の心情がゴリゴリ掘り下げられてるのはやはり原作でやっておくべきだったのではとなる闇の深さが垣間見える
そして悟史は最悪の解決手段気付いてしまった

426:名無しさん@お腹いっぱい。
19/07/07 10:38:19.38 1r+xp/uX.net
最終日
事情を知らず入れ替わってるとはいえ詩音も的確に悟史を抉っていくのに顔を覆う
校舎裏の描写でもっと派手な惨劇になりかねなかったのだと気付かされ冷や汗が出る
> 義父が園崎の連中と言い争っていた時、味方する人間も数多く居た。しかし、今ではこの有様だ。
> おそらく、いや間違いなく、僕達を虐めて楽しんでいる奴らの中には、あの時の義父さんの味方が居るだろう。
> 裏切りこそが、雛見沢住人の魂。
> 少数の迫害の為に団結する事こそ、彼らの誇り。
> 信じてはいけない、信じるべきじゃない。
> 信頼に値する要素が、村には一つも存在しない。
北条視点のこの雛見沢評ぐうの音も出なくて好き
症状が進みどんどん追いつめられてく悟史の内心が辛い
そして本編で悟史が起きた後に罪に問われないことに対してそれは本当に救いなのかとプレイヤーに問いかける部分が好き

> 謝ればいいと思っているのだろうか、こいつは。まるで『赦さない側が悪い』ような、そんな空気を生み出して。
> ただ、繰り返すだけの心無い謝罪。自分が赦されるまで、決して相手を赦そうとしない異常な行為。
> それは間違いなく暴力だった。
> 自分の行為が、僕に迷惑をかけているのだと気付かない無知さ。けなげに振舞えば赦されると考えている間違った価値観。
>『迷惑だよ』
> ……そう、一言でも伝えたなら、もう僕を付けまわすような行為を止めるのか? そうは考えられなかった。
>いつまでも自分の事だけを考えて、赦しを請い続けるだろう。……皆と同じように。
症状の進行によるオヤシロ様の幻覚をして沙都子の振る舞いをぶん殴る姿勢に痺れる
羽入を影の形とはいえ目視するまでに症状も進行する悟史
無自覚に追いつめるスタイルはやはり止めるべきなのではと再認識させられる
詩音の行動が裏目裏目過ぎて悟史を追いつめてくのがただただ悲しい
これからジョーカー厨と化した虚圭ちゃんが美化表現をしていくが、その前にここで
過激で攻め気偏重なのが利点であり欠点であること、必ずしも詩音が魅音より勝るものでないことを示している
それはそれとして現行の魅音に問題がありありなのも見えているのが良い
詩音こそが最下層という図式に自分の中の邪悪と誤認し無意識ながら悟史が加担したのも悲しい
とか思ってたのに唐突に挟まれるカレー菜園という単語のギャップでだめだった
原作からだけど知恵先生のこういう効果好き
> 今日まで、僕が積み重ねてきた日々。僕は、正攻法での努力をやり尽くしただろうか? 
> 村八分を止めさせる為に出来る事は、もう無いだろうか? ……そんな事はない。だけど、もう僕一人では何の考えも思い浮かばない。
> 一人であることの壁が、僕の前に立ちはだかる。どんなに凄いひらめきも、結局は僕の能力を超えられない。
> 僕が得る知識の外にあるものは、引き出す事が出来ない。
間違いなく努力はすれど一人の限界はあまりに低いことを、悟史の本当の意味での味方がいない事を悟史の視点で教えてくれる
これは梨花の周回についても全く同じことが言えるだろう
最終日の悟史の背後にいる2人目の誰かはなんて酷い奴なんだ
そう思わないか古手梨花(当てこすり)
日記を破り捨てる悟史のシーン鬼殺し編リスペクトで好き
直後の悟史の決断が、本当に重い……
〆かたまで含めこのTIPSは傑作だと思う

リアル事情もあり感想遅くなってすまんね
もう何年も前の作品なのに感想書くことで新しい読者やまた読み返す人が出てくるは書いてる甲斐があるね
モチベーション上がるわ

427:名無しさん@お腹いっぱい。
19/07/07 10:39:45.87 1r+xp/uX.net
訂正
×悟史の日記の内容が純朴に重苦しいのと
○悟史の日記の内容が純朴に重苦しいのと圭一の遺書を思い出して既に辛い

428:名無しさん@お腹いっぱい。
19/07/07 11:15:49.32 1r+xp/uX.net
9日目A
TIPSB
・目明し編のカケラ2
祟殺し編から目明し編に移行直後の話
祟殺し編に何かあったという伏線のための話
そして如何に梨花が単一世界を軽視し、自分の死後の世界を考えず
それぞれの世界での人々の想いを踏み躙っていたかを示す話
ある意味これまでの誰より罪深いと言える

429:名無しさん@お腹いっぱい。
19/07/07 16:02:42.15 sJ/Onuka.net
鬼殺し編?

430:名無しさん@お腹いっぱい。
19/07/07 21:15:18.77 1r+xp/uX.net
>>429
申し訳ない鬼隠し編のミスです
ご指摘ありがとうございます
既に多いけどこの辺からピックアップしたい台詞が多すぎて引用が多くなるのは許してほしい

10日目@
初手のフレデリカの詩の詩音表現がエグい
魅音視点は空気が急に柔らかくなってギャップで和む
>「君の悪い癖だぜ。解答の丸暗記……前と同じ行動を取る事で、全く同じ条件にしようとする。
> そうやって、ある程度進行した世界の後半で、ちょっと選択肢を変えて違う結果を望む。
> 解決の条件を考えれば、別の手段も取れる筈なのに取らない。以前と同じ解決をするって事は、沙都子を虐待させるって事だぞ?
> 選ぶワケがねぇさ、そんな選択肢」
それな
レナ視点と魅音視点を入れ替えながらの魅音の『設定』の説明パート
圭一覚醒シーンもだがこういう頻繁に視点を入れ替えて同じ話をする手法個人的に好き
『設定』された魅音の古傷を思い切り抉るこのパートは『詩音』はどういう存在なのかを浮き彫りにする
入れ替わった後の魅音に続く虐待という視点は自分にはなかったため確かにと膝を打ったとても好きなシーンの一つ
この説明のために梨花ちゃんに対して行う圭一の小芝居が凄くわかりやすくてここも好き

>「そこからのお前の生活は、ちょっとした地獄だ。朝ご飯を食べたなら、それは『人から奪ったモノ』
> 夜、眠る所は『奪い盗った寝床』 ……何をするにも、お前は犯罪者で。だからって、それらに手をつけない事も出来ない。腹も減る、眠たくもなる」
>「『私が悪いワケじゃない』 『私だけのせいじゃない』と。……必死に言い訳をしながら涙目で生活する。
> 誰もが自分を居ないように扱い、唯一の拠り所だった姉からも愛想を尽かされてな_」
> 「廊下を歩く事も罪。歯磨きをする事も罪。ともすれば喋っている事も罪。一挙手一投足で罪を犯しながら生活する事に、お前は耐えられない。
> ……そんな状況から、お前を救い出せる人間は、最早たった一人しか居なかった_」
言われてみるまで大して考えることもしなかった事を恥じる程に明言されると辛すぎる仕打ちにそりゃ耐えられないと納得
そして明かされる魅音の性質の悪さと罪の『設定』
オリジナルではあれど思い返せばそれらしい素振りは散見されるため自分は割と納得した
ある意味綿流し編・目明し編の真の発生条件が開示されたと言える

>「俺と君は『魅音の過去を“設定”できる』
> それが明かされない解答に対抗する唯一の力だ。言い訳ばかりで嘘吐きの“こいつら”が語る真実なんぞに価値はねぇ。
> 自分の都合のいいように平然と嘘の物語を語るに決まってるからな_」
>「そんな真実に何の意味がある? 解答は、俺達の手で“作る”んだ。そして、それが『絶対的な真実』になる。
> 糞ったれのゲームマスターなんぞの解答を待つな。下賎な魔女の幻想に付き合うな。
> 俺達が作る設定こそが“正しい” それを否定する権利は、こいつらには無い」
魅音に対しての重要な条件付けの話題なんだけど相変わらず原作に毒吐き過ぎてて笑う

>「それは、雛見沢症候群というルールを知らない俺が出した『的外れの解答』だ。……間違うなよ?
> 信じないから病気になるんじゃねぇ。病気になったから信じられなくなるんだ。
ここハッとした好きな台詞

鷹野さんのパート地味に伏線撒いてる事に今気づいた
にーにーよりねーねーの方がハードル低いという理論武装完璧で笑う

431:名無しさん@お腹いっぱい。
19/07/07 21:21:28.55 1r+xp/uX.net
覚醒圭一が何故覚醒したての圭一ではなく斜に構えた虚圭ちゃんなのかの説明・設定は原作にはないものであるが
設定して、決めつけてハッピーエンドを目指すという趣旨のオリスクであるため人を選ぶとは思うが個人的には好きな説明だった
この世界の圭一をプレイヤー(視聴者)に見立て虚圭ちゃんを好きな最終選択肢で終わらせるのだと最後を思い返し感慨深くなる
そして覚醒圭一がスタンダードな圭一だった理由もきちんと説明するの好き
>「暴力的で強引。他者との共存の拒絶。力での強制的な統一、独裁。他プレイヤーは、この俺を『討つべき悪』として認識する。
> 今言った世界の彼らも、卑劣な手段で俺に屈服させられた連中だ。『最終的選択をする彼』の“俺”への心証も最悪。
> 淘汰されるのは当然の摂理だろうな。」
意訳:誰だこいつってレベルのオリキャラ化が進んでるから嫌われるよね仕方ないね
全く新しい切り口で最高のハッピーエンドを生んでくれたから虚圭ちゃんの事は好きだけど
前原圭一として好きかと問われれば自分も何とも言えないところだから苦笑が漏れる

羽入パートは羽入がようやく諦めないことを決心し必死で頑張る良いシーンなのだけど
梨花側と羽入側の空気の温度差が酷くて申し訳ないが笑いが零れる
沙都子が羽入の声が僅かに届いてもそれを自分の問題と受け取るのは上手いなあ

新しい部活の提唱と魅音へのゲームスタート そして裏で動き始める雛見沢を舞台とした大部活
それはそれとして詩音の語る部活特色の説明がほぼ全部竜騎士への批判と意見、地味に賞賛
そしてプレイヤーへの語りかけが多分に仕込まれていて
やっぱりそれ自体が話を普通に構成してるとか内容のキレが良すぎてそっちの印象が強い
祭囃子編否定して納得いく完結編作って『はい、これで終わり』としたいわけじゃないしするべきでもない(意訳)
自分の考えで何が良いものか決めて選んで、その上で違う考えも受け入れられるようになろうぜ(意訳)
原作的にして皆してアンチするのは簡単だけど正々堂々ぶつける方法があるぞ!(意訳)
二次創作者達で面白い完結編作ろうぜ!(意訳)解釈違いでぶつかっても皆ひぐらし好きだろ!違う考えや完結編があっていいんだよ!(意訳)
一人の作者に任せるんじゃなくて皆でそれぞれ最高の終わり考えるんだよ!納得いってない奴等もそれで叩くだけなんて間違いだと気づいてくれるさ(意訳)
竜騎士はちょっと黙ってた方が良いと思う今信用集められないだろうし(意訳)
俺は祭囃子編の否定をテーマとした二次創作作るよ!そっちも後付けで真完結編作ればいいと思うけどコロコロ方針変えて旧ファンに逃げられないと良いね!(意訳)
竜騎士は批判を過剰に感じるんだろうけど積み上げてきたもの信じられないなら向いてないんだよゲーム作るの止めたら?(それまでのひぐらし評価してるからこその裏返し)(意訳)
あんたは今まで積み重ねたもん信じてれば良いんだよ!最終問題出したんだから座ってろ!
もう何度も書いてるしここからも何度も書くことになるけど
作者の愛憎入り混じった煽りと主張こんだけぶちこんで話としては筋通ってるってなんなんだよ
クラス全員をその気にさせたレナの演説見たいけど未収録なのが惜しい

大石パートも赤坂パートもついに動き出すのか感が素敵
続々と園崎家に集まってくる登場人物達と、遂に揃う部活メンバー
感慨深く思っていると最後に投げられる爆弾に思わず梨花と同じ反応をしたのが懐かしい

TIPS
・最愛の殺人鬼
 切ねえ……

432:名無しさん@お腹いっぱい。
19/07/07 21:23:18.62 1r+xp/uX.net
今日は感想ここまで
ここから先区切りが長いから時間が開きがちになるかもしれませんがご容赦を

433:名無しさん@お腹いっぱい。
19/07/07 22:30:01.50 sJ/Onuka.net
乙ー

434:名無しさん@お腹いっぱい。
19/07/07 23:38:31.83 k/R4NICy.net
待ってるぞ

435:名無しさん@お腹いっぱい。
19/07/09 00:32:25.20 OWZZM6Hi.net
間があまり開くのもどうかと思うので小出し
10日目A
羽入認知パート
実体化という形ではなく 梨花だけの知るものでもなく 圭一にのみ知覚可能と設定したことで
いないけどいるという新しい部活メンバーのポジションに滑り込む形となった
実体化以外では大体梨花の妄言か精神分裂になりかねないため
部活メンバーに含めるのは難しいのではと思っていたこともあり盤面に羽入を把握させるという点で面白い試みだと思った
予習済みなため圭ちゃんの反応と把握が冷静

会議パート
きちんと48時間作戦を行うに当たり根拠を持ってくるスタイル好き
梨花にも羽入にもわからないものね
勝利条件と敗北条件をはっきりさせるところ丁寧に作ってあって好感度高い
圭一の作戦『古手梨花の誘拐』の提示
ここで悪手となっていた圭一の宣戦布告を攻撃の手札として使ってくるのがニクい
宣戦布告をされて受けて立ったことの間接的な確認をさせる事でメタ的な話だけでなく戦略上の意味も持たせている
この期に及んで全員の疑いが晴れてないと疑惑を提示するのには驚いたが
仲間だから子供だから被害者だからと無条件に通してしまいがちなところをはっきり潰したの好き
そして園崎が自業自得ではあるが疑われて当然すぎる
道化役なのはわかってるけど茜さん良いように使われててちょっと可哀想

今回はここまで 次回園崎村八分編

436:名無しさん@お腹いっぱい。
19/07/09 19:20:18.42 axZ6dC3u.net
おつおつ

437:名無しさん@お腹いっぱい。
19/07/11 06:34:33.15 skDMROdl.net
10日目
園崎村八分編
はじけっぷりに笑うか引くかするしかない虚崩し編最大のヘイト要素
これが受け入れられる、ないし一定の理解が得られるかどうかがプレイヤーのターニングポイントの一つとなる
ここについてはお魎並びに茜の評価をどう判断するかが意見の分かれるところだと思う
無能化や気に入らないからこき下ろしてるととられても仕方のない部分はあるが
一方で園崎家、そして園崎お魎を糾弾するという点は非常に評価が高くなるポイントにもなりうる重要な場所
そもそもお前が悪いじゃないかとこれ以上なくこき下ろしている
皆殺し編や祭囃子編でなんだ園崎家実は良い奴らじゃんと刷り込まれた人には意識外から刺さる攻め手であり
一方でおかしいと思っていた人にとっては原作にて提供されなかった待望のシーンとなる

『園崎家』で村八分を起こすくだりはわかりやすい例え方であると同時に生き生きと園崎家をコケにしてて好き
圭一の過去についてはどうするのかと思っていたが
お魎のミスそしてこれから起こす事件が失敗した場合の保険に転用するのは上手い
この作者はこういった要素を掘り出したうえで利用するのでそう来たかと楽しめる

園崎家を滅ぼす権利を悟史に委ねるというのはインパクトがあった
『村八分が解決した世界』を指して『許さないやつが悪い世界』と評し
祭囃子編や澪尽し編にて未解決である悟史が起きた世界の問題点を浮き彫りにし選択肢を残すという手腕は見事と言える
>「悟史は優しいから全てを赦す。そんなのは悟史に罪悪感を持ってる全員が見てるだけの幻想。
> その方が、お前らにとって“都合がいい”! だがな! 帰ってきた『悟史が悪い』なんて空気を作るワケにはいかないんだよ!
> 俺は、悟史が“赦さない事”を赦す!!_」
原作での悟史は優しいから許すだろうという決定事項のような空気をかき回し
当然許さない事もあり得ると、それを否定することはできないのだと突きつけてくれる

>「お前は、自分ひとりが一人前になれば、悟史が帰ってくると言い張ってる。……“帰って来ない”よ沙都子。
> 村八分を根絶し、園崎が二度と同じ事を出来ぬよう、完膚なきまでに潰さなくちゃな」
>「『自分が悪い』とする事で、村の断罪を怠った。お前は、すべてを自分一人の問題にして、村八分の解決から“逃げた”んだ……!
> 村を敵に回すのが怖いから! 自分には力が無いと甘えてなッ!!_」
沙都子の自分がしっかり者になれば悟史が帰ってくる論の否定として梨花の言葉を超えるこの最終解答大好き
ぐぅの音も出ない

438:名無しさん@お腹いっぱい。
19/07/11 06:35:49.21 skDMROdl.net
お魎が北条を許さない理由が開示されているものと異なるという新解釈は面白いが
その根拠の提示は上手いと思った部分だが一方で単にお魎を劣化させたとも見れる難しい部分
あと息を吸うように原作者dis入ってるの笑う

圭一対お魎のゲーム『変則ロシアンルーレット』
ちょこちょこ出てくるレナの聡いシーン好き
かつて作者がエミュしにくいと語っていたがレナが仲間の時の抜け目がなく気を配ってる感じは再現度が凄く高いと思う
お魎に忌み子の件を追求するという原作ではやりようのない点に切り込んでるのは高く評価したい
ゲーム内容は無限のように感じるゲームであり、かつお魎がとれる行動が何重にも制限をかけられるようによく練られている
しかし事故った場合園崎家側の収集がつかなくなりかねないギリギリのものなのは悩ましいところ
お魎を読み切ったととらえるか、ご都合とみるかはプレイヤー次第だろう
>「……この作戦には、村の命が掛かっている。彼の思惑通りに進むことが、我々にとって必要だ。
> 貴方達、数人の命と雛見沢2千人の命。その二つを天秤に掛けるなら、私は迷わず後者を選ぶ。
> 私にとって貴方達は、『村を守る為に必要なスケープゴート』です」
赤坂のこれ好き

>「……けど、どうだ? てめぇらは、いつまで経っても『赦す側』のつもりだ。相手にばかり謝意求めて、赦すかどうかは見てみないと解らないなと来たもんだ。
> ……その勘違いを徹底的に叩き直さねぇとよ。お前達は『赦しを請う側』だ。北条家や双子、古手家に『赦して貰う』んだよ、あんた達はな。」
>「自分が死んで解決するしかない? そう考えた時点で『さっさと死ね』何、北条家を憂いてますって面してやがんだよ、おい。
> 北条夫妻が死んでも、解決しなかったのは、どこのどいつだ、ぁあ!?_」
どちらも原作やってると騙されてた、そんな気になっていたと園崎マジックくらった気になるポイント
総評として虚崩し編の中では比較的粗が多く見える部分ではあるが
打てば響くような暴力的な掛け合いで勢いが非常に良い事と原作で放り投げられた部分へ切り込んでいる事もあり
感性に合いさえすれば非常に面白いパートと言えるだろう

439:名無しさん@お腹いっぱい。
19/07/11 13:36:46.68 n/nOGEU3.net
考察サイトはもう見た?

440:名無しさん@お腹いっぱい。
19/07/11 15:12:07.33 MIe6Mi6B.net
ひぐらし共通のって事であってる?
それなら一通り見たけど最後に見たの10数年前になるから大分うろ覚え

441:名無しさん@お腹いっぱい。
19/07/11 15:41:05.59 MIe6Mi6B.net
感想自体には考察サイト見てる前提じゃなくて基本的に原作だけ読んでる前提の書き方してるよ

442:名無しさん@お腹いっぱい。
19/07/11 17:26:36.32 spygwKcB.net
オリジナル入れてきたな

443:名無しさん@お腹いっぱい。
19/07/11 18:17:45.59 YUVYZNOw.net
暇なんだろ

444:名無しさん@お腹いっぱい。
19/07/12 06:19:21.19 +S/gQPYI.net
設定の話では?

445:名無しさん@お腹いっぱい。
19/07/12 06:31:32.90 YBm459bx.net
うん

446:名無しさん@お腹いっぱい。
19/07/12 23:14:21.03 aofGv8JF.net
10日目
周回暴露パート
>「俺達は、切り札のジョーカーを失ってる。だから空白のカードに、ジョーカーの絵柄を刻み付けなくちゃいけない。
> 54枚目の黒のジョーカーに対抗する為には、53枚目のカードが必要不可欠だ」
これは羽入の事であり、48時間作戦の根拠であり、敗北への危機感であり、祟殺し編の詩音の事なのだなあ
・目明し編
メタ視点では原作によって詩音から沙都子への感情がどうなっているかはわかるが作中の人物にはわからないポイントであるという指摘は面白い
地下祭具殿爆破で物理的にも惨劇回避するという一手は斬新で笑った
>「緩慢に、そして確実に廃れていくんだ、園崎。『ただの魅音』と『ただの詩音』が幸せに生きていく為に、お前達は“邪魔”だ。
> 自分達が居なくちゃ雛見沢が滅びると主張するなら“滅びろ” ……そう言っとく。彼女らの幸福を生贄に捧げる程、この村の存続に価値は無い」
これ好き
悪いことは悪いとボロクソにこき下ろすけど何のかんの魅音想いでもあるのがにじみ出てるのも好き

>雛見沢症候群を知っていた私。園崎家のブラフの家訓を知っていた魅音。……私達は、ルールを知っていた。
>発症しない、敗北しないのは当たり前で。しかも、この現実はゲームなんかじゃない。自身が勝つ為に、相手を蹴落とす必要が無い。
>……だからルールを黙っている事は“罪”だったのだ。
>私や魅音は、その間違いを正すべきだろう。私達は……加害者だった。それを恥じ、反省しなければ大切な仲間を苦しめる事になる。
>……『私は悪い』のだ。それを受け入れる勇気を持たなくちゃいけない……。
優しいから発症しない、女王感染者だから発症しない等と言われていた彼女たちが発症しない、あるいはしにくい理由をこう切り捨てるの好き

・祟殺し編
「ははは……。そうだよなぁ、やっぱり」
ここ哀愁が凄い
>「辛いか、沙都子ぉ? 一生続くかもしれない病気に耐えられない? あんな注射を打つ毎日なんて嫌だから逃げ出したい?」
>「じゃあよ。一生、続くかもしれない『村八分』に耐える事と、どっちが辛いよ?」
>「それなら、『妹を庇う毎日』なんて“嫌だから逃げ出したい”とは思わないか?」
>「毎日、毎日“そんなこと”が続く生活なんてよ。逃げ出せるなら、逃げ出すかい? なぁ、沙都子。
> お前が自分に罰を与えたい、試練を乗り越えたいってんならよ。『終わりの見えない苦しみ』を自覚する方が、よっぽど“試練”なんじゃないか?」
沙都子の治療への感情と悟史の心情を重ねて黙らせるの本当好き

梨花の死後の足音についての解釈として後の伏線を張っておき、同時に悟史の足音についてフォローをしておくのは良いが
羽入が祟殺し編を把握していないという目明し編のカケラで提示された点についてフォローが欲しいところ
どこかのタイミングで話したのだといくらでも補完はできるが気になるところではある
富竹が圭一の話を緊急マニュアルの発動と察してもう話さなくていいと叫ぶシーン人柄がにじみ出ていて好き
一方で何の話か分からない残念な梨花ちゃまは実に梨花ちゃま
物凄く不謹慎なのだけど反応者のいる緊急マニュアル実況面白い
体験談として語られる形式だとやはり違うものを感じる

TIPS
・祟殺し編のカケラ3
本人は信じきっているのだろうが自分には力がないと嘯き過剰に持ち上げた詩音に問題を丸投げしようとする魅音
そういうところだぞ園崎魅音
沙都子を助けようとする魅音達への怒りをきっかけとし悟史の想いが溢れだす詩音だが
結果として直前まで憤っていた内容にダブルスタンダードするあたり彼女も決して褒められたものではないのがわかる
電話台の前で妄想してから電話に出るまでの詩音が凄く可愛いらしく描写されてるの大好き

447:名無しさん@お腹いっぱい。
19/07/13 00:49:08.32 eMnUVJAm.net
にーにー

448:名無しさん@お腹いっぱい。
19/07/13 08:25:14.31 yZTkYxJq.net
>>446
乙乙
読んでて楽しいな

449:名無しさん@お腹いっぱい。
19/07/16 06:03:58.13 fMwR0QVh.net
祟殺し編・後日譚
ある意味最大の問題作
このフレデリカポエム好き
7月25日
再開のシーン好き
互いに雛見沢殺しの犯人と主張しあうのもっと好き
誤字発見
それどころから罪を奪うつもりで→それどころか自分(あるいはこちら)から罪を奪うつもりで
詩音の圭一が付き人をする条件として出すもの『衣・食・住』が祟殺し編で圭一が足りないと挫折したものであるのが皮肉が聞いてる
なお諸々理由はあるが婚約という形をとる模様
圭一を詩音の婚約者とするという時点で拒否反応出す人も中にはいるだろうけど是非最後まで見て判断してほしい
この時点から悲劇の伏線仕込むの悲しい

7月26日
起き抜けの描写に詩音なりのトラウマが垣間見えて好き
圭一と詩音の情報量の違いによる印象の変化を悟史の件とつなげて解釈させるの好き
そして大災害を唯一生き延びたという点を指してオヤシロ様でも殺せない存在という解釈するのは面白い

7月29日
村八分と忌み子システムの件の契約を別途にしたのが結果的に強い動機になっている
虚圭ちゃんの根幹を成す部分を作った重要な部分

7月31日
残酷で優しい夢の結果の契約完了好き

8月1日
ブラフ家訓発祥の考察良いよね
そしてこれが伏線になって後に使われるのも素晴らしい
唯一の生き残りとなったことでオヤシロ様と同格の、オヤシロ様を語る上で付いて回る名前になった圭一という構図は面白い
過去の抹消と狂った世界への恐怖も良い味出してる

8月2日
圭一の過去の話を鷹野側の過去と重ねるところ好き
踏み躙られた論文に対しての解答という形で詩音だけでなく他のヒロイン達のルートを開示するのがなんだか嬉しい
レナが『一番正しい選択肢』魅音が『的外れな選択肢』梨花が『二番目に正しい選択肢』沙都子が『一番、悲しい選択肢』詩音が『最悪な選択肢』
強調される選択肢だけでも色々考えさせられるものがあり楽しい
そして『一番悲しい選択肢』と『最悪の選択肢』に高野一二三への解釈と鷹野の罪が仕込んであって好き

450:名無しさん@お腹いっぱい。
19/07/16 06:12:50.20 fMwR0QVh.net
8月4日
鉄平の件で元の壊れかけの圭一に戻っての会話は色々と考えさせられるものがある
詩音からの悟史や魅音達はどこに行ったのかの問いかけと少なくとも地獄には圭一がいるから死んでも一人ぼっちではなくなるという図式の提示
このあたりを見ると虚圭ちゃんが死にたい理由も見えてくる
>「…………お前、酷いヤツな。悟史が、何処にいるか解らないから……俺に、地獄の底まで付き合えってのか」
>「……人殺しは、なしだ。……って言いたい所なんだけどな。お前ん家、そうも言ってられなそうか。でも通りすがりの子供襲うのとか、そういうのナシな」
>「…………違う地獄に堕ちちゃうかも」
>「何種類もあんのか……。けどナシだ。どの道、俺の為にそういう罪を犯したって事になると俺の罪も重くなって、平行線になるんじゃないか?」
ここ大好き
『雛見沢大災害を超えた詩音』が雛見沢への嫌悪感を吐露するところ大好き
善人でありたい という殺人を果たした末の感想好き

8月9日
茜の失言はまあフォローできないことはないけどもどういう意味合いがあろうが別に本人がそこにいなかろうがその言い方は無いと思うんだ
虚圭ちゃんが猛烈な園崎アンチなのも頷けるやりとりではあった
そして感情を爆発させた詩音の呪いの言葉 決定的な一言

8月11日
祟殺し編のルールの適用が収まらないのも秀逸ながら
祟殺し編エンドロールの葛西辰吉の解釈もまた秀逸
最後の引き金を引いて壊れる詩音に対しての圭一の対処が本当に圭一にしかできない手段で
悪人でありたい という殺人を果たした末の感想を捻じ曲げる願いを持つに至る心情が、辛い

8月某日
迂闊な発言や発信が最悪の未来につながりかねないと何も発しない事でひっそりと生きていくことを選んだ詩音が痛ましい

8月27日
読み込んでる人ならば日付だけで察してしまう
きつい
ほんときつい

8月29日
オーバーキルとしか言いようがない
詩音が何故そうしたのか、それが圭一にとって何であるかこれほど残酷にぶつけられたことが今まであったろうか
祟殺し編のエンドロールの圭一の自殺未遂をこう解釈し片づけるのは見事としか言いようがない

エピローグ
タガの外れた狂気と完全に末期に至った発症
延々と死体を埋め続ける夢と狂気の妄想に侵されていく現実
時間感覚が狂い永遠ともいえる拷問の日々に死を望むがために体は拘束され猿轡により狂気の享受をする他ない
ある意味で最も幸せな日々を経験したからこそ反動でワースト1の世界が強調されることとなったのはあまりにも皮肉が強い

451:名無しさん@お腹いっぱい。
19/07/16 06:26:08.48 fMwR0QVh.net
TIPS
・赤坂衛
祟殺し編アフターの赤坂の行動と開示される圭一の過去の抹消の真実
圭一の事件をこういった形で掘り返し、オヤシロ様のカウンターとして崇められる土壌としたのは上手い

・前原圭一
11月28日
祟殺し編ラストのインタビューなのだが
これまでの祟殺し編・後日譚の味付けが違和感なく盛り込まれていて一味違うのが新鮮
11月30日
雛見沢症候群による幻覚と妄想が振り切れた世界
祟殺し編を最初に読んだときは恐怖を感じたものだが
この解釈においては足音が一つ余計に聞こえたことがどれだけ救いになったか察するに余りある

・鷹野三四
鷹野の気まぐれにより綿流しを生き残り、そして雛見沢大災害を生き残った圭一
そうした経緯のため今後が気になりすぐに自死することなかったが故に鷹野が見た失意
そして鷹野を突き動かしていたものは、何だったのか
一体、いつから古手梨花だけが周回をしていたと思い込んでいたのか
しかしこれプレイヤーに対しての毒なのかな

・神様の条件
割とメタパート
敵の存在の明示と勝利条件・敗北条件の確立
何故『必ず』惨劇が起こるのかは3つのルールだけでは説明のしようもなく
他に要因があるのではないかという提示はひぐらしやってればやってるだけ罠にはまっていたと感じた
羽入りさん可愛いよ羽入りさん
落ち着いているからか羽入りさんだとやたら羽入の立ち絵に色気や上品さを感じる
形はどうあれ崇められ奉られたことで最下層の生贄という形で神の座に至った圭一という解釈は中二心をくすぐる
ただ一人仲間外れになり、皆と離ればなれになったとはいえそれを飲み込み皆は再会できたと安心するところは圭一的で好き
オリキャラを認められるには読者の承認が必要というメタ
あなたはこの話を認めてくれますか?という問いかけ
そして自虐を込めた上での原作者への批判
読者が認めるか、認めないかの勝負と潔く言い切るところは好き

圭一の父が羽入を見えたことの理由づけ上手いなあ
虚圭ちゃんが羽入を感知できる理由づけちゃんとしてるのも良い
梨花の周回に対する答えを垣間見せるのも小技が効いてる


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