【明城学院】シンジと ..
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15/11/03 23:28:44.88 .net
意識して頬を膨らませてみせるアスカを見つめるシンジ
さっき教室で一人だった時思っていたよりもずっと幸せで、ずっと切ない
目の前に生きているアスカ
会いたければ何度でも自分の意志で会いに行ける、現実の生身のアスカ
(…一人で、頭の中だけで何やってたんだか、僕は)
「ちょっと、聞いてんの?」
すぐに察して睨むアスカ
頷いて立ち止まるシンジ
ひと気のない中央廊下の真ん中で向かい合う恰好になる二人
沈黙の密度
「…なによ」
急に大人びたシンジの表情にけおされるアスカ
そのくせもっと傍に行きたくて仕方ない
それが伝わったように、一歩距離を詰めるシンジ
「…アスカ、ごめん。今もだけど、さっき、数学の授業の時も。また、何か気にさわる
ことやっちゃったんだよね。別に言わなくていいけど…ごめん。情けない奴で」
「…ばか。謝って欲しいんじゃないわよ」
「わかってる」
力を抜いて微笑するシンジ
もう一度、自分が少女であることを強烈に意識するアスカ
シンジに比べて細い両肩、体型の違う身体、また少し差をつけられた背の高さ
みっともないくらい紅潮しているだろう頬
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