【明城学院】シンジと ..
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15/11/03 23:26:01.44 .net
「それも、いい。
でも…良かったら、…次は私たちのときに何か助けてくれたら、嬉しい」
「うん」
「もっちろん!」
同時に力強く請け合うシンジとアスカ
はにかむレイの上気した顔
三人の頭上を、授業開始のチャイムの音が過ぎていく
「じゃ、先に行くから」
すらりと身を返して廊下に消えるレイ
見送って、顔を見合わせ、同時に破顔する二人
確かめなくても同じ気持ちでいると伝わることの幸福
照れくささに無言のままゆっくり教室を出る
とっくに次の授業が始まっている校舎
静まり返った廊下
日常の外にぽんと出てしまったような秘密の時間
並んだ教室の列を足音を抑えて抜けていく二人
会話の代わりに時折交わしてしまう忍び笑い
校舎と校舎の間の連結通路まで来て、ようやく思いきり息をつくアスカ
あまりにもあけっぴろげなしぐさに笑ってしまうシンジ
「…何よ、元はと言えばあんたのせいでしょうが」
「ごめんごめん。わかってるって」
「ほんとにわかってんの? もう」
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