【明城学院】シンジとアスカの学生生活4【LAS】

【明城学院】シンジと ..

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15/11/03 23:20:52.40 .net
ただ見守るシンジ
自分が心細かったんだということに初めて気づく
そして、今はアスカが隣にいる
遠慮なく文句を連発しているアスカ
「ったくもう、何考えてんのよ！　呆れるの通り越して感心するわよ…
　なかなかあんたが来ないから変だと思ってたら、鈴原と相田のヤツがなんかこそこそ
　笑ってるから問いただしてみたの。で、忘れ物って言って戻ってきたわけ。まさかまだ
　こっちの教室にいるなんて思わなかったけど。どんだけトロくさいのよ、もう」
鎖をほどいて勢いよくシンジに押しつけるアスカ
思わずその手を掴んでしまうシンジ
「何すん…」
アスカの文句が途切れる
アスカの手だけを頼りに掴まっているようなシンジの表情に、ちょっと黙り込む
黙ったまま、もう片方の手も添える
うつむいてアスカの両手を見つめているシンジ
「…ごめん」
無防備に開かれた表情
吸い込まれるように見入ってしまうアスカ
今、この自分しか知らない顔なんだという理屈でない理解に、身体の奥底が深く震える
しばらく黙っている二人
シンジが顔を上げるのを待っているアスカ
視線が少しためらってからアスカに向けられる

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