【明城学院】シンジと ..
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15/11/02 01:06:19.79 .net
そうだなあ、確かに趣味を増やすのもいいかもしれない。ケンスケみたいにサバゲーに
写真にと色々様々に増やし過ぎるのもアレだけど。もう一つくらいなら。
「出来ればあたしが楽しめるやつがいいわ」
またそんなことを。茶道なんかどうだろう。僕と一緒に平常心を養わないかい。
「却下。キモノはステキだしグリーンティーも悪くは無いけど、あたしは紅茶派なの」
へいへい、と言って僕は台所に赴く。そういうなら紅茶を出してやろうじゃないか。
「あ、薄めにして、ミルクたっぷりにしなさいよ。あんたの紅茶なんかいつも苦いし」
別にいいじゃないか。苦めの紅茶ってのは何かあったかい気がするんだ。
でも、少しさびしくもなる気がするから、たまには薄めもいい気がするけど。
そういえば最近は趣味ではなく、必要として焼き菓子の知識が増えてしまった。
アスカが前に運動部の助っ人をした時に、報酬代わりに近隣の甘味情報を得てしまい、
これ以上財政を逼迫させないように僕は自分で作って出すことにしたのだ。
まあ、意外と簡単に作れるものもあったし。冷蔵庫と電子レンジは偉大だね。
そんなわけで作り置きしていたクッキーの箱を手に取る。が、軽かった。
…ずいぶん手癖の悪いネズミがいるもんだなぁ。
僕のこぼした一言に、リビングから「piep, piep (ピープピープ)」っていう声が聞こえた。
ドイツのネズミの泣き声なんて知ってどうするんだ僕。また一つトリビアが増えたなぁ。
しょうがないから紅茶だけでいいかな。冷蔵庫に生クリームがあるけど、それは今週末に
生チョコを作るから手を出すなとは言ってあるし。いくらなんでも原材料に手を出したら
この家の敷居はまたがせないし、そんなことは一回で十分だ。
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