メビウスの輪が好きな俺が描く交響曲
at POEM
3:名無しという名
08/10/09 21:43:41 LkA9uDj0
交響曲第二番「青空の憂鬱、大海の倦怠」
そうして、全ては飲み込まれる。
希望のない、絶望すらない。
ただ青いだけの世界が在るだけ、それを見てるだけ。
そこに、真実は、あるのだろうか?
そこに、虚無は、あるのだろうか?
境界線のない、混じりあった意志で。
暴力とも抱擁ともいえない力で。
包み込まれる。飲み込まれる。
ここに、失ったものは、あるのだろうか?
ここに、欲しかったものは、あるのだろうか?
ふと見上げれば藍。
ふと見回せば青。
ふと下を見れば蒼。
どこに?
なにが?
数百回目の思考を終え、数千回目の開放と共に、数万回目の後悔を知る。
あぁ、ここにもない。
さて、
私は誰なのだろう。
この藍から生まれたのか、この蒼から生まれたのか、この青から生まれたのか。
私は、どこ?
そうして、セカイは飲み込まれる。
未来のない、過去すらない。
ただ青いだけの世界が在るだけ、それを見てるだけ。
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