児童文学を書こう! ..
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2:なまえ_____かえす日
04/01/22 13:37 A7WWZPGi


2ゲット

3:なまえ_____かえす日
04/01/22 13:45 5BaxWQV1
創作文芸板に関連、良スレがありました。
声かけてみる?

児童文学作家志望者達の溜まり場、にしたい。
スレリンク(bun板)

4:なまえ_____かえす日
04/01/22 14:08 nqn4oIfS
>>3
おお、そんなスレが既にあったのですね。
という事はここは重複スレになるっぽいので、違う使い方をしてもいいかも。
「こんな児童文学を読みたい!」とか。
で、何かネタがたまって来たらリレー小説スレにしたり。

とりあえず立てたばっかりなのでもう少し待ってみます。

5:なまえ_____かえす日
04/01/22 14:29 5BaxWQV1
>>4
「こんな児童文学を読みたい!」いいですねえ。

リレー小説、即興創作文など、読んでみたいなあ。

いいスレに育つよう、陰ながら応援しています。


6:なまえ_____かえす日
04/01/22 18:42 cu9j9PC1
スレリンク(juvenile板:308番)

この板のスレの書き込みの一つだけど、このスレ的にいい感じかも。
なんかノンフィクションっぽいし

7:なまえ_____かえす日
04/01/22 21:20 xB1Jo2je
>6
こころから頑張れ!と言いたい。
児童文学って、大人の小説より難しいと思う。
子供は曖昧な描写を雰囲気だけで流せないし
情景を経験で補完して、なんとなく理解したりしないと思うから。
いいものを書ける人は、どんどん書いてほしいです。
しばらくその本の世界から帰ってこれないような、そんな物語が読みたいなあ。

8:なまえ_____かえす日
04/01/22 23:35 3YQKYl9u
>>7
禿ドゥ、マジがんばって欲しい。チャンスがあるのは幸福だろうしそのチャンスを
生かせるのもまた実力であろうし。なにしろ児童書板に書いている人から
作家さんが生まれてくれたらむちゃうれしい。

9:なまえ_____かえす日
04/01/23 02:01 GLyPwrRa
何かええのぅ。わくわくするわ

10:なまえ_____かえす日
04/01/23 08:24 Z+POIEU7
創作系は、もうこの板的にきついんじゃないかなあ。
0が書くスレも、書き込みは伸びないし。


11:なまえ_____かえす日
04/01/23 12:59 r9Cc1GVh
>>10
なんたってワースト16位に入るくらいだからね(´・ω・`)>板全体の書き込み数

12:なまえ_____かえす日
04/01/23 15:14 CVj12QeO
ワースト16ガ (`・ω・´)ノ゙ ナンダ!

13:なまえ_____かえす日
04/01/26 03:04 9gbMzyGq
20レスくらいまでは保守努力必要よな。あげるよー

大量の文芸書がある中で
どうして児童書に魅力を感じるんだろう?
子供向けに出版されたと言う以上に、その内容に
「児童書らしさ」というものを嗅ぎ取ったりするわけだけど
その「らしさ」の正体ってなんだと思います?

と水を向けてみる

14:なまえ_____かえす日
04/01/26 07:09 vTcUSgYZ
成長

15:なまえ_____かえす日
04/01/26 11:55 2yEl/wxt
>>13
子供の感性で書かれたところだと思う
あと子供がいる人は一緒に読んで子供の目線で物語(世界)を見つめたり

ところでこのスレ何に使おう・・・
やっぱ今の時代に児童文学を目指す人って少ないのか・・・
何となく主婦の人とかが家事のあいまに書くイメージがある

16:1
04/01/29 03:56 s+HZpHXL
ボクは体が弱い。
しょっちゅう頭が痛くなったり、熱が出て寝込んだりする。
学校の体育はいつも見学だ。同級生のカズオやヤスノリは
「お前はタカシじゃなくてヨワシだな」と言ってボクをからかう。

今日も3時間目の算数の時間、急に気分が悪くなった。
保健室に行って熱を計ると38.5℃もあってびっくりした。
保健室の先生が早退しなさいというので、教室に戻って帰る仕度をしていると
となりの席のカズオが「仮病じゃねーの、ヨワシ算数嫌いだろ」と言ってきた。
ボクは気分が悪いのとくやしいのが一緒になって
泣きそうになりながら教室を出た。

天気は快晴、青くすみわたる空を見上げてもボクの気分は晴れず
ハァとため息をついてとぼとぼと歩いていた。
「誰か・・・」
川の土手を歩いていると、助けを求めるような声が聞こえた。
キョロキョロとあたりを見回すと、
下の草むらに男の人が倒れているのを発見した。
ボクは急いで斜面を駆け下り「大丈夫ですか」と声をかけた。
「そのバックにある薬を・・・」
真っ青になってぶるぶる震えている男の人はそういって
バッグの中を指さす。
バッグの中にあったのは、銀色のフィルムに包まれた青と白のカプセル。

17:2
04/01/29 04:06 s+HZpHXL
フィルムを切り取って一粒分男の人に渡すと
男の人はカプセルをゴクッと飲み込み、少ししてからニコッと笑った。
「ありがとう、おかげで助かったよ。
 この薬は万能なんだ、何でも治せるんだよ」
ボクは話を聞いてその薬がとても欲しくなった。
「あの・・・少しでいいからそのお薬もらえませんか?
 ボクからだが弱くて、今も熱があってフラフラしてるんです。」
自分で言って驚いた。そんなスゴイものもらえるわけないじゃないか。
スーツに付いた土を払っていた男の人も驚いたようにボクを見る。
「もうヨワシとか言われたり、からかわれるのは嫌なんです。
 体育だって本当はやりたい!みんなと一緒に遊びたい!!」
それでもボクは言葉を続けた。
男の人はちょっと考え込み、それからカプセルのフィルムを
パチンパチンと切り取ってボクに差し出した。
「これはとても貴重な薬だから1粒しかあげられない。
 でも飲んだらすごく元気になるよ」
手を振りながら男の人は去っていった。


18:3
04/01/29 04:17 s+HZpHXL
家に帰り着いたボクはボーっとそのカプセルをながめていた。
普通のどこにでもあるような細長い青と白の2色のカプセル。
でもボクは甘いシロップや粉薬しか飲んだことがない。
銀色のフィルムからカプセルを押し出してみた。
もらったはいいけれど、あまり飲む気にはなれなくて手の中で転がしてみる。
そのうちボクはカプセルを分解してみたくなり、
青い部分と白い部分も持って慎重に引っ張ってみた。

ザアァァァー・・・

慎重に引っ張ったつもりだったが、中のものが勢いよくこぼれだしてきた。
あせったボクはそれをかき集めようとして目を見張った。
中からこぼれてきたのは小人達だったのだ。
あいきょうのある顔で白衣を着た彼らは、それぞれ聴診器や注射器,メス,
薬の入ったビン、そしてボクにはよく分からない機械をもっていた。
「ダメですよ、こんなところでカプセルを開けちゃ」
聴診器を持った小人がボクに注意をする。
「私たちが君の悪いところを治してあげますよ」
メスを持った小人が続けて話す。
「だから私たちを飲み込んで」

「飲み込んで」

「早く」

「飲み込んで」


19:4
04/01/29 04:33 s+HZpHXL
ボクは言われるがまま彼らを飲み込んだ。
のどに引っかかってむせながら、何とか水で流し込む。
少しすると急にものすごく体が熱くなった。血液がボコボコ沸騰して
なくなってしまうんじゃないかと思うくらいに。
それがおさまると、とてもすっきりした気分になり
なんだかわけもなくウキウキしてきた。
ボクはいてもたってもいられなくなって家の外に飛び出した。
体が軽い、ウキウキする。外を走り回って、商店街をぶらついても
全然疲れない。むしろ元気になっていく気がする。

「おいヨワシ何してんだ、お前気分が悪かったんじゃないのかよ」
「ホントだ、おいサボりかよ信じられね〜」
学校が終わったのか、ボクが振り向くとそこにはカズオ達が立っていた。
「ずりーな、いつもこうやって遊んでんのか」
「体育もへたくそだから休むでんだろ、ヨワシちゃん」
次々とヤジが飛ぶ。いつものボクはここで逃げていた。
うつむいて泣きそうになりながら、悪口を背に浴びながら。
でも今日のボクは違う。
「うるさい!黙れ!」
道の端に落ちていた壊れた傘を拾って、ボクはカズオに殴りかかった。
カズオの頭に傘があたる。バシッと言う音がした。
カズオ達は驚いてバタバタと逃だした。
「ボクはヨワシじゃない!タカシだ!!」
ボクはそう叫び、心の中はカズオ達に勝ったという喜びでいっぱいだった。

20:5
04/01/29 04:45 s+HZpHXL

だけどその喜びは長く続かなかった。
3日後、ボクはひどい頭痛に悩まされた。
目がかすむ、吐き気がする、手がぶるぶると震える。
いくら家にある薬を飲んでも効かない。病院には行きたくない。
もしかしたらカプセルの小人達は、消化されて
ボクの体から出ていってしまったんだろうか。
だったらまたあのカプセルが必要だ。
ボクはもうろうとしながらも立ち上がる。
男の人が貴重なものだと言っていたのを思い出し、
今までのお年玉やお小遣いをかき集め外に出た。

土手にカプセルをくれた男の人はいない。
夕方近くまで土手を歩き回ったが結局男の人は見つからなかった。
暗くなってきたので商店街の方も探してみることにした。

夜だというのに商店街には人があふれている。
ウッと吐き気がこみ上げ、ボクは慌てて裏の通りに走り
電柱の横にしゃがみ込んだ。もう吐くものがなくて、
出るのは黄色っぽい液だけだった。
何とか吐き気が収まり歩き出したボクは、フラフラしていたせいで
髪を金髪に染めいろんなところにピアスをしたヤンキーにぶつかってしまった。
「おらっ気を付けろ ガキが!」
ヤンキーはそういってボクをガッと蹴った。

21:6
04/01/29 04:59 s+HZpHXL
そのせいでボクはまたゲホゲホ吐いてしまい、
ヤンキーのズボンにも吐いたものがかかる。
「汚ったねぇ!!どうしてくれんだ!」
怒り狂ったヤンキーはうずくまったボクをガンガン蹴り出した。
「ちょっとやめなさいよ、やばいって」
横にいたお姉さんが止めようとしたが、ヤンキーににらまれたのか
黙ってしまう。もう誰もボクを助けようとはしない。
蹴られるボクの目に、割れたビンの破片がうつった。

ボクなら出来る、カズオにだって勝った、強くなったんだ!!

とっさにビンの破片ををつかみ、ボクを蹴るヤンキーの足にそれを突き刺した。
ズブリという嫌な感触が伝わってきて、思わずボクは手を離す。
「ぐあぁぁ!!こ・・・っのクソガキがぁぁ!!」
ヤンキーは足から尖った破片を抜き取った。
そこから真っ赤な血が吹き出る。
血走った目をしたヤンキーは赤く染まったそれを持って、
逃げようとするボクに向かってきた。

首元がカァッと熱くなり、目の前が真っ赤になった。

あの小人さえいれば
何だってなおるのに・・・

ボクの網膜に最後に焼き付いたのは
血走った目をしたヤンキーの顔だった。
                       終わり


22:すんませんアンド補足
04/01/29 05:06 s+HZpHXL
まじめに考えたんですが、何かもーグダグダになってしまいました。
しょーもない割に長くて正直すまんかった。
最初は薬の中から小人が出てきたらファンタジーっぽくて
かわいいなぁなんて考えていたんですが・・・。
児童文学としては失格ですな。

4 × 休むでんだろ→ ○ 休んでんだろ

23:なまえ_____かえす日
04/01/29 21:17 L/Fz1A1K
こわいよー(´;ω;`)


乙でつ
薬の中から小人医師か。面白い
小人医師の技術を上げてタカシ君を完全に治してやりたいよ・・・

24:なまえ_____かえす日
04/02/03 00:04 c/3TLqh9
子供の頃
いじめっこに屈しても讀みたい本があった。

10から12才の人生を支え力を与えた

あの本の作者はもう喜寿だという。。

あの時の恩返しをしたい。

どんな子供達にも夢があってほしい。

25:なまえ_____かえす日
04/02/03 06:20 8ZdvqtJs
質問
38.5度の熱のある子供を、一人で学校から歩いて帰らせるの?
家には親がいるの?
家は学校に近いの?

26:16
04/02/03 13:53 Sc9D+zoY
感想アンド突っ込みどうもです。
今更ながら、タカシじゃなくてツヨシにすれば良かった・・・

一応考えていた設定として
・タカシの家は父子家庭。
・家まで歩いて15分くらい。川の土手は近道で通学路ではない。
・タカシは本当に小人を見たわけではなく、熱で朦朧としていて
 小人の幻覚を見た。
・薬はいわゆるヤバイ薬。こんな即効性で中毒性のある薬は
 ないだろうけど、まぁ想像なので。
・薬をくれた男の人は、エリートサラリーマン。
 仕事が忙しすぎるために薬に手を出す。
 子供のタカシに薬をあげたのは、薬のせいでハイになっていたから。

27:なまえ_____かえす日
04/02/03 14:03 8ZdvqtJs
そんだけ熱がある子供に、一人で勝手に帰れなんて、いまどきの小学校は言わないよ。
しかも家には誰もいなんだろ?

ついでに言うなら、面白くないからやめてくれ。
文芸板へ行け。

28:なまえ_____かえす日
04/02/03 17:14 8oFx3bds
最近ブログやらニュースサイトやらで紹介されている、そういうものを目指す人むけのサイト

URLリンク(www2.ocn.ne.jp)

プロによる実践的な、そして他にはないような現実的なアドバイス。
ちょっとプロになろうと考えたことがある人なら、耳が痛くなるようなことがいっぱい書いてある。
ただ、書かれたのは結構前らしい。

29:なまえ_____かえす日
04/02/04 00:25 +UeW+SAS
創作系のスレッドはすでにふたつあるからねえ。
プロ志望つーと読むほうの目も厳しくなるしな。

なんだ。児童文学についての云々を論じてみたりとか
もそっと違う使い方で展開してった方が面白いんじゃないかな。
児童書での男の子・女の子について、とか。
少女向け小説・少年向け小説の違いとか。(適当。)

女の子向けというと「ユーレイシリーズ」とか
「10歳シリーズ」とかあったけどやはり甘酸っぱい要素は不可欠?
少年向けというと王道は「少年探偵団シリーズ」とか。
基本的にSFやミステリーは少年向けの色が濃かったけど
今の少年どもはそういうの読むのかな?
少女向けミステリだと「おまかせ探偵局」みたいな
「女の子」のあり方にはまりきれない少女たちが活躍してみたり。

どうかなそのへん。

30:なまえ_____かえす日
04/02/04 09:12 WMwBpwzx
たとえば10才が求める小説って、どんなん? とか
7才と10才が読む本の違いんて、なんなん? とか

中学年向きのルドルフが、冬の推薦図書じゃ高学年向きになってた。
これってなんなん? とか

31:なまえ_____かえす日
04/02/04 20:05 cQfMwLiW
>>27
私は結構面白かったよ。児童文学にしてはコワくて、クスリの
恐ろしさを啓蒙するにはいいんじゃない?
あなたにはつまらなかったかもしれないけど、16さんは
このスレの方向性を模索する過程で、実験的に書いてみて
くれたんだから、同じ事をいうにももう少し優しい言い方を
してあげたらと、個人的には思いますよ。

32:なまえ_____かえす日
04/02/04 22:30 jWYf02ed
けど、どんな揚げ足鳥な突っ込みも発言は自由・・・

色々な児童文学に関する命題を出して話し合うの、面白そう。
話の流れによっては命題にあわせた創作をしたり、
合間に創作活動の報告をしたり。良いんでは。

33:31
04/02/04 23:40 cQfMwLiW
>>32
>発言は自由
まあそうなんですけどね、本当に…。
わかってはいるんですが今日はなんとなくひっかかってしまいました。
次からは自分にとって不愉快な書き込みはスルーできるよう
努力したいと思います。

このスレの使い方については、29、30さんのような話題、面白いと思います。
それらのまとめ的な32さんの意見、
>色々な児童文学に関する命題を出して話し合うの、面白そう。
>話の流れによっては命題にあわせた創作をしたり、
>合間に創作活動の報告をしたり。良いんでは。                
っていうの、いいですね。賛成です。

34:なまえ_____かえす日
04/02/05 07:41 O6zRWJOY
人が少ないのに、すでに創作系が2つある創作系ではない板で、
元のテーマ雑談がにぎわないからといって、成り行き的に創作
しようってのにまず無理がある。

話としてより、企画として、流れとして面白くないのもまた事実では?

35:なまえ_____かえす日
04/02/05 12:56 F/+T6/aP
あのな。
スレ立てた人間がしっかり企画立てるのも大切だけど
スレはみんなで育てるもんだしょ。

面白く無さの原因究明よりどうしたら面白くなるか
考えるべし。

36:16
04/02/05 22:16 NQdF8LQa
>>31
ありがたい感想どうもです。

>>27には少々へこみましたが
でもそれも意見なのでもう書くのはやめときます。

>>32
よさげですね。

37:なまえ_____かえす日
04/02/06 22:30 PAU4D9rG
このスレの児童文学作家志望者はまだ1人だけで、他はスレや作家を育てたい人に見えるけど、気のせい?
ほんとに1人だけだったら、リアル志望者を2、3人呼んでくるのが先決かと。

38:なまえ_____かえす日
04/02/06 23:42 xKuR8i40
まあそう固いこと言うな。
スレや作家を育てたい人が居て何が悪い?
こうじゃなきゃいけないとかはナシにしようぜ。

志望者集まるも良し
児童書を考察したい人が集まるも良し

お題出してみます。
『少年向け・少女向け児童書の特徴や
 作中の男女の描かれ方について考えてみませんか?』
少年・少女に焦点を当てた創作なんかもどうだろう。

そう言えば、少女向けの恋愛小説は多いけど
少年向けのそういう小説てあまり見ないような。
少年向けの恋愛は漫画でカバーされている分野なのかな。
どうも、児童書は、どちらかというと
少女向けに特化しているような気がするんだけど、どう思われます皆。

39:なまえ_____かえす日
04/02/07 00:08 D1EKsurb
育てたい人来るなと言ってるわけではないので念のため。

40:なまえ_____かえす日
04/02/07 00:51 VxmxExnJ
コロボックルシリーズの一作で面白いことを言っていたな。
いわゆる読書家は女子に多く、男子には「博士」が多い、というような。
男の子は興味のあるものについて突き詰めるために本を読む傾向が
あるということかな。
「乗り物の本」や「昆虫の本」などの博物誌系統には少年向けの色が強いね。

>>37
作家になりたい、と胸を張って言えないへたれなら居ます。
ごめん。へたれで。覚悟の問題だね。

41:なまえ_____かえす日
04/02/07 05:08 lVpoNAer
21= さんに誰か声かけたら?

42:なまえ_____かえす日
04/02/07 08:43 eYhNo4e5
>>37
自分も書きたいです
でも必要な資料やいざ書き始める覚悟がどうにも・・・

他にもいたら励ましあっていければいければ良いですね
別にプロになりたいとは思わないんですけどね
(ちょっと児童文学は食べていけそうに無いし)

43:とてた ◆0Ot7ihccMU
04/02/07 13:58 e0ID3Gye
>>38
そこらは男の子と女の子の「性」に関する知識・対応とリンクしていますから…。

漫画を見るまでも無く、女性の方が成熟が早いですし。

44:なまえ_____かえす日
04/02/07 14:27 y0ucwcnm
女はシュチエーションにこだわる&楽しむけど、
男は即物的だからじゃないか?

子供でも?

45:なまえ_____かえす日
04/02/07 23:55 eYhNo4e5
でも最近の少女漫画の性の描き方はちょっとと思うものも多いよね
正直エイズ問題とかに拍車をかけてる一因はあると思う
先進国で日本だけらしいし、、感染が広がってるの

46:とてた ◆0Ot7ihccMU
04/02/08 19:43 oxARAqQY
>>44
「シチュエーションに萌える」ようになるのは、男の子の方が「後」でしょう…。
>>45
「表現の自由」は認めるべき、なんでしょうけど、年齢に差がなく入手できるのはどうかと思います。

47:なまえ_____かえす日
04/02/10 09:47 50mKwyvF
最近の少女コミックでこんなん出てくるってマジ?

                     ,..-‐,:―-、
                     /::::::::::::::::::::::ヽ
                        l:::::::::::::::::::::::::::::゙
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                    /::::|!::::::::/      l
                    /;-:ノ::!::i::l   抱   |
        〆ヽヽ、-     , イf  ヽハ:|:|   い   |
       〃ノノノノ))ヽ    ///|   } |!:l   て   !
        ヾゝ.:::;!:./   ///,'|   j  |!ハ   よ  ∧\
          iヘニイ  //,////|  イ    ̄ゝ、__.ィ´\\ヽ 
      _,.-'"\ゝ〈入´ //////j   |  ノ  イ!|l |  ヽヽ 
     /     ,夂  `,' "'/ ...../   !  /  〈 j|! |   ) '
      | \   トト!┐,...:::::::::_:::-´ヽ  j=ニ二ニヽ〉  ゝ、_
    |  }'   トト!r'´ 7《 ̄   _>´::::::::::::::::{>、   》\
     !  ,j   ト!ト!ヾニ:::::_-‐<´::::::::::::/::/::::!:::ヽ::>く_
    |  /|   イ! ト!  { { ` ::、:::::::::::/:::::/::::::l::::::::ヽ:::::::::::>
    !/⌒ヽ/l/ ト|  | ヘ   `7‐〜⌒ヽ、:::::::::::::::::::::::/
  /::::::;:'⌒ヽ  `′ ! ┴┐ |       !`ー'´j ̄ ̄ 
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:::/:::::::!  先  | ::::|:|:::::!:|   |! |    | |    |
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\::::::::∧  っ j:::| |::::::::!::|  ̄   |    |  |   |
  \/  ゝ  /:::| .|::::::::!::|     |   |  |  |
      i`ーイ::::| .|:::::::i:::|       |  |   |  !
      |:::::::!::::|  |:::::::!:::|      | ` |    | ´!

48:なまえ_____かえす日
04/02/10 11:47 4WWaL6j+
それは違うだろう。
そんなシュチエーションには、女はもえないと思うのだが。

49:なまえ_____かえす日
04/02/10 11:49 WxiDs/UC
>>47
      ,-────、_
     / ̄ ̄        ̄`  、-、
    ,l' ‐'-           `ヽ `l
    l  - -         ヽ    l
    l'   _            〜〜 l
    |_ _,-─'' ̄ ̄`─--、__  \l
     ■l            ■\ /
     ■| ━\ /━  ■■ |
     ■l <●> | | /<●>  ■■ |   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
      ■i`─ ' | | `ー '   ■■ l  <>>47糞レスすんな、蛆虫、氏ね。
      ■i   | | | |   /■■ /    \_______________
      ■l/ノ、_,、ヽ\ ■■■ l
      ■l ■■■■■ ■■■ l
      ■■ ヽ三三ノ ■ ■■■  l
     ,--■■■■■■■■■   lー--、
  / ̄   ■■■■■■■■■  i l
       ■■■■■■■■■  i l
        ■■■■■■■■ l  丶ヽ
        ■■■■■■■
         ■■■■■■
          ■■■■


50:なまえ_____かえす日
04/02/10 19:04 rA5xO004
これ、新しいネタに移る引き際難しいね。

51:なまえ_____かえす日
04/02/11 13:26 5oQkuHcL
【御題】
児童文学はどこまで許されるのか?

52:とてた ◆0Ot7ihccMU
04/02/11 14:10 jzbHtq/L
>>51
「何を」というのはありますが…、
そういや、ちょと前にありましたっけか、
「あまりに不遇な主人公(育児放棄・虐待系)の児童書は子供には相応しくない」
というのが。

53:なまえ_____かえす日
04/02/11 18:04 5oQkuHcL
>>52
すいません、表現というか、正直何にも考えてませんですた・・・。

そういえば自分もハリポタの二巻で屋敷しもべ妖精の描写で
一部奥様方から非難の手紙が寄せられたとか訳者さんが言ってたの思い出しました。
上の少女漫画じゃないけど、なかなか難しそう。

童話とかなら残酷描写も許されるのに何でだろ?

54:なまえ_____かえす日
04/02/11 22:04 G5G7PjcM
やっぱり性的表現はタブーじゃないかと思う。
一応小学生あたりが対象なんだろうから。
この前川島誠の「電話がなっている」を読んでびっくりした。
この本に入っている他の作品もやばかった。
何というか子供が読む児童書ではなくて、大人が読む児童書って感じ。

55:なまえ_____かえす日
04/02/12 00:38 syQOqAh0
性的表現は、知識の無い状態で読書すると
さっぱり意味がわからなかったりする。
コミックやなんかの映像面からの
フィードバックあってこそ、という面があるような。


自分は児童書は希望のある終わり方をして欲しい、と思う
たまのどん底ものも良いけどね。

56:なまえ_____かえす日
04/02/12 07:45 Tz2Sk1TH
>>52
>あまりに不遇な主人公(育児放棄・虐待系)の児童書は子供には相応しくない

いわゆる名作って、そんなのばっかりのような気がする。

57:なまえ_____かえす日
04/02/14 21:17 oeEXc9la
>>54
>>55
小学生のころ川島誠を読んだけど、確かに訳がわからなかった(w
また読んでみようかな。

58:なまえ_____かえす日
04/02/14 22:41 0fbfVwrM
いいかなあ。新しいの。
創作スレから。

【お題】
子供が主人公なら児童書になるのか?
子供が主人公の一般書、大人が主人公の児童書にはどんなのがある?

59:なまえ_____かえす日
04/02/14 22:45 LVYZOLkp
>58
>子供が主人公の一般書
「蝿の王」

60:なまえ_____かえす日
04/02/15 00:03 To+7DPNY
大人が主人公ねぇ…
「兎の眼」「リンゴ畑のマーティン・ピピン」
あとは古典物で「ロビンソン漂流記」とか。

61:なまえ_____かえす日
04/02/15 03:28 YtL4ZL9w
ドンキホーテって児童書?

62:なまえ_____かえす日
04/02/15 10:24 hObnYGwy
微妙だねぇ
(そして微妙にスレ違い?)

俺の大学の恩師の恩師が、ドンキホーテを
日本に紹介した人らしいが。。
で、一応、大学でも外国語教材として使うくらいだから、
児童書という扱いではないような気がする。
いわゆる「文学」なんじゃないかな?

63:なまえ_____かえす日
04/02/15 12:44 0t9lGTV5
車の色は空の色(どこが漢字でひらがななんだかわからん)
の運転手さんとか。

主人公の心理を追うときに、
子供の想像の枠を超越した悪意が登場しない、とか。
そういう性善説に基づいた心理描写のとき
大人が主人公でも児童書になり得るような印象。

64:なまえ_____かえす日
04/02/15 18:36 Qs3OVOut
ぽっぺん先生とか、大人が主人公の児童書はわりと探せばあるかな。
子供が主人公の一般書は、一般書として書かれているのに
児童書だと思われてしまうことがよくありそうだ。

65:なまえ_____かえす日
04/02/16 21:30 /xoM90XB
「大人が主人公の児童書」はいくらでも思い付くけど(ドリトル先生とか)
「子供が主人公の一般書」ってのは確かに、あんまり思い付かない。

まあ探せば色々あるんだろうけど、自分が思い付くのは>>59で既に挙がっている
「蠅の王」以外だと、ディケンズの「オリヴァートゥイスト」ぐらいです。

66:なまえ_____かえす日
04/02/17 01:55 ty/GsI05
自分が思いつくのは辻仁成の「ミラクル」「カイのおもちゃ箱」とか。
エロとか残酷とか、大人にとっての一般的な(?)事象を、
子供の目からの拙い表現で描写させる方法が多用されてて、
回りクドく感じた記憶がある。

どうも大人が読むことを前提にして書く子供が主人公の本は、
妙に読みづらい気がして構えてしまうな。

67:なまえ_____かえす日
04/02/17 02:40 3kXRS7dt
「ブリキの太鼓」「自由契約少年ノース」「骨董屋」は?

68:とてた ◆0Ot7ihccMU
04/02/22 10:39 YZTj5g/0
>>56
それはそうなんですけどね。
>>65
「子供が主人公の一般書」は、「立ち位置」の問題になるのでは。
構成その他で変化するものですし。

69:なまえ_____かえす日
04/03/11 00:41 0apVxW0+
何か使わせてもらお

70:アクアガール ◆AQUAnyX/EA
04/05/24 18:03 Ll8dQtyq
テスツ

71:なまえ_____かえす日
04/05/24 22:04 Zg+O/8aN
 (   (. )
     . -‐ ) ‐- .
    .´,.::::;;:... . . _  `.  
    i ヾ:;_ ´.ー` _,.ン|
    l    ̄ ̄...:;:彡|
    }  . . ...::::;:;;;;;彡{    みなさん、お茶に入りましたデスヨ☆・・・・。
    i   . . ...:::;;;;;彡|
    }   . .....:::;::;:;;;;彡{
    !,    . .:.::;:;;;彡j:::::::::::::::.......
     ト ,  . ....,:;:;:=:彳:::::::::::::::::::::::::::..
     ヽ、.. .......::::;;;ジ.::::::::::::::::::::::


72:なまえ_____かえす日
04/05/25 06:06 tDz2IOdx
 ________________
|☆☆ポン・デ・ライオンレス☆☆  |
|                    .|
|   ○○○             ..|
|  ○ ・ω・ ○ モッチモッチ!       |
|   ○○○             ..|
|  .c(,_uuノ             ..|
|このレスを24時間以内に九つの .|
|スレに貼り付けてください     .|
|そうするとポン・デ・ライオンが  ...|
|あなたの家にモチモチしに行きます ..|
|________________|

73:なまえ_____かえす日
04/06/27 21:07 yU/TYtIf
>>65

「晩年の子供」山田詠美『晩年の子供』所載
「夢の検閲官」筒井康隆『冬のコント』所載

児童文学として読むと、そうとういけてる2作です。

ageてみますね。

74:なまえ_____かえす日
04/07/31 03:50 fMTHvloM
うはぁ、まだこのスレ残ってたんですね。
昔タイトルだけ見て勘違いして児童文学を書いた者です。
もう内容が恥ずかしくて読めねぇw

どうでもいい内容なのでsage

75:なまえ_____かえす日
04/08/05 02:15 KAfJQ4ay
URLリンク(www7.plala.or.jp)

76:電脳プリオン
04/08/22 21:22 lB0JLygV
児童文学を書く人はいないようですね。。

77:なまえ_____かえす日
04/08/30 03:37 3sCj6GW1
チョット借りますよ・・

78:なまえ_____かえす日
04/09/08 13:28 /gBN1uUc
児童文学で大事なのは、食べ物だと個人的に思う。

『大どろぼうホッツェンプロッツ』 でのザワークラフトと当時日本にはなかったソーセージ
『マガーク探偵団』でのぺろぺろキャンディとかがりがりキャンディとか

今はこの二つしか思い出せないけど、子供の頃、これらを読みながらどんな味がするんだろう
どんなにおいしいんだろう…… とドキドキしていた。

だから間違いない! 児童文学でヒットを生みたければ、子供の心をつかみたかったら
子供には手に入りにくい食べ物を文学に入れることだ! 

幸せの青い鳥でお菓子の家に心ときめなかった子供はいないだろう。
桃太郎でお腰につけたきびだんごが欲しくて自分もお供にいけたらなあと思わなかった子供は
いないだろう。
ぶどうを食べられなかったきつねを馬鹿にしつつ山になったぶどうはどんな味だろうと想像し、
つるが飲んだスープは、いかにおいしいだろうかとよだれを流し、犬が落とした肉をもったいながり、
さらには、アリスが飲んだ薬までうらやましがる始末。

そのわくわく感が、名作であるポイントの一つだと思う。大人になるとさすがに自分で金を出して
たいがいのものは好きなときに食べられるから、親に頼まなければ好きなものも食べられない子供の
頃とは違い、そういったわくわく感は薄れてしまうが、子供の場合自由でないからこそ物語に出てくる
食べ物がいかにごちそうな気がするのだろう


79:なまえ_____かえす日
04/09/08 14:17 /gBN1uUc
と前々から思っていたら

児童書に出てくる(゚д゚)ウマーな食べ物
スレリンク(juvenile板)

を発見。みんな子供の頃同じように本の中の食べ物をおいしそうに
思っていたんだね(笑)
ちょっとうれしかった。おれだけかなー いやしいのかなと思っていたから(笑)

ちなみにミステリ板の住民でこの板にははじめて来て発作的に書いた(笑)

80:なまえ_____かえす日
04/09/08 15:13 rHPWrLt5
うーん、こういうスレがあったんですね。児童書の定義って
突き詰めていくと確かに難しいかも。私はまずアストリッド
=リンドグレーンなんかを思い浮かべるんですが。「長靴下
のピッピ」が有名だけど重い話も多いんですね。「はるかな
国の兄弟」なんて、確実にトラウマになる。あれって希望が
あるんだろうか。
「さすらいの孤児ラスムス」はわかり易いハッピーエンドで
すけど。
これにでてくる、ニシンの塩漬けってどんなんだろうってずっと
考えてました。

81:なまえ_____かえす日
04/09/08 22:17 h/JrcwSt
>>80
スウェーデンとかニシンの塩漬けとか見ると思い浮かべてしまう食べ物があります。

児童書に出てこない(゚д゚)クサーな食べ物
URLリンク(gk68.pepper.jp)

82:なまえ_____かえす日
04/09/09 10:37 GoGYUvhs
ひょっとして、ギネス認定「世界一臭い食べ物」ですか?
爆発しそうに膨れ上がった缶詰の・・・。

83:なまえ_____かえす日
04/09/09 17:25 qTcenBEQ
思わずエズいちゃうほど臭いらしいなあ。
でもホントに美味しいと聞く。
NHKで子供がゲーゲー言いながらも鼻つまんで食べて感動してた。

84:鬼検索 ◆ONIoniKkao
04/10/04 21:24:56 H/IAKNX4
325個のリボン DATA屋あるふぃー 船橋市文学賞 錬金工房のフィーネ コーチ

85:なまえ_____かえす日
05/01/22 14:01:11 iFesHvdZ
死にスレを活用したいので、ageてみます。

今からふる話題は、創作文芸板の「童話書く〜」「児童文学作家志望〜」よりは
児童書板でのほうがいいと思うので。

以降このスレは、みなさんが了承していただければ、
「童話・児童文学作家の書いた『児童文学の書き方』系の本』について話し合いたいと思うのです
というのは、その執筆の姿勢から、いろいろな作家の作品が別視点で照射できるのではないか、と思ったからなんですね。
管見では、児童文学の評論の世界でもこの視点(児童文学系文章作法からみた作家の思想)がありません。
そこで、2chで先を行こうということです。

つづく

86:85
05/01/22 14:13:21 iFesHvdZ
つづきます

さて、まずは、童話・児童文学作家の書いた「文章作法」系の本を列挙します。
(記憶を頼りに書くので、タイトルちょっと違うかも)
最新は
『きむら式・童話の書き方』講談社現代新書 木村裕一 (「あらしの夜に」の人)
あとは時代無視で、

『子どもの本の書きかた』晶文社 ジョーン・エイキン (『ささやき山の秘密』の著者)
『童話の書き方』講談社現代新書 寺村輝夫  (王様シリーズなど)
『わたしの童話創作ノート』国土社 寺村輝夫
『童話創作なんとか』国土社 寺村輝夫   (上の行とこの行は同じ装丁で出た本です)
『童話を書きましょう』サンリオ? 立原えりか  (アンデルセン童話賞の主賓審査員)
『ファンタジーの書き方』講談社現代新書 佐藤さとる  (コロボックルシリーズ)
『児童文学の方法』国土社 川村たかし  (新十津川物語シリーズ)

編集本(いろんな作家の意見を集めている)
『想像力の冒険 わたしの創作作法』理論社 編集:今江・上野・灰谷
『児童文学 創作入門』偕成社 編集:日本児童文学者協会
『作家117人が語る 私の児童文学』偕成社 編集:日本児童文学者協会
『児童文学 作品と世界』? 編集:日本児童文学者協会
『童話創作講座 全4巻』? 編集:日本児童文芸家協会

おもいつくのは以上。 


87:85
05/01/22 14:27:18 iFesHvdZ
あ、
『ファンタジーの文法』ちくま文庫  ジャンニ・ロダーリ (イタリア。『チポリーノの冒険』)

ついでに一般作家の小説技法本も一部を列挙
 というのは、それらの本は、その作家の文芸思想を表してるようだから。

古典的扱い(今でも順調に増刷されてる)
『新文章読本』新潮文庫  川端康成
『文章読本』中公文庫  谷崎潤一郎
『文章読本』中公文庫  三島由紀夫
『文章読本』新潮文庫  中村真一郎
『文章読本』中公文庫  丸谷才一
『文学論』岩波文庫  夏目漱石

増刷はされてない古典
『小説の方法』新潮文庫  伊藤 整
『文学入門』光文社  伊藤 整
『小説の作法』明星社  田山花袋

最近の本
『新しい文学のために』岩波新書  大江健三郎
『小説の方法』岩波同時代ライブラリ 大江健三郎
『一億三千万人のための小説教室』岩波新書  高橋源一郎
『書きあぐねている人のための小説入門』草思社  保坂和志
「ワセダ大学教室シリーズ 全3冊」集英社文庫  三田誠広

海外(絶版含む)
『文学趣味』岩波文庫  ベネット
タイトル失念 出版社失念 ガルシア=マルケス
タイトル失念 出版社失念 バルガス=リョサ

エンタテインメント系
『小説道場 全4冊』光風社・新書館   中島梓

88:85
05/01/22 14:36:29 iFesHvdZ
ほかにもあるんだけど、とりあえず。
童話作家系、児童文学作家系の人が書いてる本があれば、教えてください。
(坪田譲治とか、新美南吉とかあたりは書いてそう)。

さて、話題をふったのですが、責任としてもう少し詳しく書いてみましょう。

たとえば、あまんきみこさんであるとかは、
「作品は自然に出来上がる」という感じで、
いわば天然系。
立原えりかさんと安房直子さんもおなじようなことを言ってました。
(立原さんと安房さんは同じ同人誌、山室静主催『海賊』)

この3人に共通するのは「童話」風ってことかな、と思う。
(作品すべてがそうじゃないですが)、
主人公の心の中を描いていく「近代小説的なありかた」よりも、
主人公の周囲で起こる「不思議」を描いていく。
心理より出来事という点で、物語的ともいえる。

逆に、川村たかしさんとか寺村輝夫さんとかは
「文章の技術」についての言及が多い。
出だしはこうするべきとか、オノマトペの使い方とか。
また、どちらも説明と描写の違いについて明確にしており、
説明はたんにそこらにあるものを「作家的視点」から見てるだけで平板なのに対し、
描写は語り手(おもに主人公)からの「人物的視点」から見られているものだとする。
(この辺、もうすこし詳しく言うと、たとえば、
  主人公が教室にいるとして、
  作家的視点(つまり説明)であれば、何人にて、温度はどうとか、今どういう時間なのか、ってところ)
  人物的視点(つまり描写)であれば、その中から自分の好きな人しか見えなかったり、いじめのシーンを目撃したり、と
   人物の心理に適うものだけが見えている。そのほか大勢は見えない)


89:85
05/01/22 14:41:07 iFesHvdZ
また、こうした本は「理念系」と「技術系」にわかれる。

理念系は、
「童話とは(児童文学とは)、こういう姿勢で描かねばならない」とか「取り組まねばならない」とかいう感じで、
主に作家の中で、目指される理想の文学が語られる。
その一方、その作家の中で「これは書いてはならぬ」というタブーが発見される。

技術系は、
「童話(児童文学)といえど、近代小説の流れの中に生息している」という立場から、
視点の問題であるとか、上述の説明と描写の違いであるとかが描かれる。
一般作家の書く技術と大きく違うのは、子ども読者によって書き方が変わるという点の強調。
(いわゆるグレードの問題)。
たいてい「漢字」はひらけばいい、としているが、熟語は開いても意味が通らないので使わない、であるとか。
こちらがわでは、
「そういう状況や、心理、事件」などは、この年齢の子どもにはわからない」と
年齢によって書けるものが違うという点で制約をつけている(技術のタブー)。

90:85
05/01/22 14:53:03 iFesHvdZ
たとえば、いま
『児童文学 創作入門』児童文学者協会
より
「ナンセンスの発想」舟崎克彦から、
任意の部分を抜き出して見ます。

(いしいひさいちのマンガ「がんばれタブチくん」からひとつのマンガの粗筋が引かれている。
 銀行強盗がきて、「金を出さんと、歯を磨くぞ」と脅すナンセンスマンガ)

……作者はギャングにも銀行員にも同情しているわけではないし、銀行ギャングはやめましょうと提唱しているわけでもない
ただ人の世の愚かしさと愛らしさを観測衛星の高さから冷やかしデフォルメしているだけだ。この批評精神を……

以上引用終わり

ここから感じるように、ナンセンス作家舟崎克彦(ぽっぺん先生シリーズ)は、
それに関してある立場から論ずるのではなく、
高みから見下ろしたある視点を(といって神の視点ではない。文章は続いて「神の如き雄雄しさ」とは書いているが)、
ナンセンスの手法として考えているということがわかる。


とこういった感じで話を進めたいのだが、どうでしょうか。

91:なまえ_____かえす日
05/01/22 15:28:51 kC5ZIxeX
感覚的なことについてだったら語ることは出来ると思うけれど、
色々文献をひいてきてそれについて論じる、ということになると
ちょっと難しいのではと思う。ここはやっぱり「読者」の集まりだから。

興味はあるからできれば参加したいとは思うけどね。いかにもな薀蓄は苦手。
ひとつのテーマについて、色々な作家のアプローチの仕方を比べてみるとか・・・

92:なまえ_____かえす日
05/01/22 22:33:50 alHqrbXw
>>90
ナンセンス系だから高みから見下ろした視点なのでなくて
ギャグ系全般にいえることだと思う。
自分が安全圏に居ないと人って笑えないよ。
ギャグと差別意識は背中あわせの危険な関係と思ってる。

>エンタテインメント系
>『小説道場 全4冊』光風社・新書館   中島梓

これちょっと違和感あるなぁ…。
自分の感覚では恥美系認識なので。
特殊なジャンルをいかに伝えるかの本みたいな。
エンターテイメントとしても使えるって人が多いけどさ。
やっぱりほらそれは一部の人たちの認識ってだけのような。

93:なまえ_____かえす日
05/01/22 22:36:23 alHqrbXw
ってなんで「がんばれタブチくん」を例に出すの?
なんで漫画?って感じだし、その漫画自体名前しか知らない。

94:なまえ_____かえす日
05/01/23 00:27:05 QS94RQLQ
>>91
>ここはやっぱり「読者」の集まりだから。

決めつけはよくないと思はれ。
卒論を書いてる人もいたしジェンダーとからめた宿題を書いてる人もいたから。
とはいえあれこれひっくるめても今では人がいないのは確か。

95:なまえ_____かえす日
05/01/23 00:56:26 oU8UVLUi
そうか。そうだね。>決め付けはよくない。

童話の作法的な読み物というと小暮正夫の「童話のステップ」。
公募ガイドの連載なんだけどなるほどと思いつつ普通に面白く読める。

安房さんが童話を「自然に出来上がる」ものと認識していると言うのは
なんだか納得するな。
技巧的なものを感じない、息づくような物語だと思っていたので。

96:85
05/01/23 01:01:24 A4qYaZhs
返事ありがとうございます。

>>91
たしかに他の人に文献を求めて論じよ、というのはちょっと酷かもですね。
じゃあ、書きたい人のために(いちおうスレタイに沿って)、
いろんな児童文学作家の「児童文学たる所以」に関する創作作法を
わたしが時々抜き出ししていきます。

なにか気になることがありましたら、レスしていただく、ということで。

>>92
>ギャグ系全般にいえることだと思う。
そうですね。
ただこの原文が書かれた当時は「ギャグ児童文学」なるものは存在してませんでした。
いまはあるのかな。

>特殊なジャンルをいかに伝えるかの本みたいな。

それはわたしが>>89で言った「理念系」としてその本を見るとそうなるってことですね。
この本には技術にも言及しているのでそこは使えますよ。
文章の原理は、基本的に普遍的です。
(視点の固定であるとか)。

>>93
>なんで「がんばれタブチくん」を例に出すの?
>なんで漫画?
そんなことは舟崎さんに言ってください(w。ちなみにこの原文が書かれたのは1979年です。

しかしながら、マンガだろうが映画だろうが小説だろうが演劇だろうが、
人に何かを伝えることの根底には同じものがあるように思います。

>>94
たしかにさびしくなりましたねー。

97:85
05/01/23 03:52:27 A4qYaZhs
>>95
お返事ありがとうございます。

そうか、公募ガイドに木暮さんが連載されてましたね。
あれ、単行本になったのかな。なってないのかな。友人の作品が載ったんですけどね、添削例としてw。

98:なまえ_____かえす日
05/01/23 11:56:14 Ll+mwTVj
面白いと思うよ。
プロの創作作法をあれこれ議論するって。
そういうのだんぜん興味あるよ。
だけどさあ、結局はほとんど使えないんだよね。
みんな使ってるの?
プロっぽいものを書きたい人は重宝するだろうけど
どうしても自分スタイルをつらぬきとおしたい派には不要かなと。
読んでて「これはあの人の作品だな」ってひしひしと伝わる文体をつくりたいし
模索してます。
知るってことは大事だけど、うのみにはどうしてもできないよ。
成功者に学ぶのではなく自分で表現技法を編み出したい。
プロの技法書は困ってるときにチラ見する程度なのです。

99:なまえ_____かえす日
05/01/23 13:45:39 QS94RQLQ
>>98
創作してる人ですね。あれこれ聞いてみたくてうずうず。

好きな作品を書き写して修行したりするの?昔はそういう修行をした小説家がいたようだけど、最近は?
自分の文体をこういうのにしようと狙って書くの?それとも書いてから振り返ってみたら自分の文体が出来ていたって感じ?
『キャラクター小説の作り方』はどうですか?児童文学には全然場違い?

100:85
05/01/23 14:36:42 A4qYaZhs
>>98
熱い意見ありがとうございます!
わたしも書いてる人なので、書いてる人に会うと嬉しいです。

たしかに、
>知るってことは大事だけど、うのみにはどうしてもできないよ。
ですね。
わたしも書く上でうのみにしてるわけではありません。
むしろ書くときはそういうのは頭に残ってないですね。
(とくに理念系のことは、自分とは考え方が違うな、と思うもののほうが多いですね)。

技術系のほうは、推敲するときに使うことが多いかな、と思います。

自分の文体は、作品そのものからにじみ出る、
つまり、語り手の選択であるとか、その語り手の語り方であるとか、
語彙であるとか、その文法的なつながり方、ストーリーの進み方などで
総合的に出てくるものではないか、
と、わたしは思ってるので、そのときそのときで模索ってことはしてません。

つまるところ、創作技法、というものが、どのレベルで討議されるかってことですね。
題材の選び方を知りたいなんて人もいるし
アイデアが浮かぶ方法を知りたいなんて人もいます。
(このふたつは、本読んだところでどうにもならんと思いますが)。

逆に、句読点の打ち方であるとか、段落(パラグラフ)の作り方なんてのを知りたい人もいる。
児童文学系だと漢字の開き方とかよく聞かれます。
絶対失敗するなんて言葉運びとかありますしね(微視的に見て です)。

創作技法に学ぶよりも、多くの作品に当たって批評的に読んでいくほうがいいという人もいますし。
(これは賛成です)。

>>99
横からレスします。
好きな作品を書き写す人って今でもいますよ。一作くらいなら、いいんじゃないかと思いますが。

『キャラクター小説の作り方』講談社現代新書 大塚英志
は、前著『物語の体操』朝日新聞社
とセットで読むといいと思います。児童文学にも適応できると思いますが、わたしはあまり使えません。図式的すぎると思うので。

ただ、多くの物語が「構造的に似ている」ということを利用して、
その構造を応用しようという考え方はわかります。
構造を意図的に破壊することは誰でもできますが、成功するのは稀ですし。
ただ、構造のよっかかって、いつも同じになってる人もいるのは問題ですね。

構造的な作品の作られかたが流行したのは、江戸頃からですね。
初期の俳諧や歌仙がそういう節があるし、
近松門左衛門や井原西鶴、ぐっと下って馬琴のころまで、物語は定式化してますし。
問題は、構造ではなくて、キャラクターとエピソードの魅力ではないかと思うこともあります。




101:85
05/01/23 15:13:24 A4qYaZhs
字数が(^^;。上の続き。

その構造的なものを(無自覚とはいえ)一度排除しようとしたのが、
結局、明治にはじまる、自然主義と私小説だったんではないか、と思いますよ。


では、新しく提起してみます。今回はジャンル論にかかわります。

古田足日氏といえば、戦後児童文学の中でも「少年文学の旗の元に」で気炎をあげ、その後、実作でも自らの論にしたがっていった作家です。
「児童文学とは何か」を執拗に追いつづけている作家というわけですね。

わたし(>>85)は、ジャンルをきちんと考えないでいては、数作良いものがかけてもその先が続かないと思っています。
もちろん、実作の中で少しづつ意識的になっていかれる人もいるでしょうが、
まったく無自覚のままで書きつづけられている人の、その作品を見るにつけ(合評会とか、公募下読みとかでそうした作品に出会う)、
「どうしてこうも無自覚に謳いあげるのだろうか」といぶかしむこともあるのです。

どういう点が無自覚かというと、たとえば、
動物が出てくればかわいいだろうといってる作品とか、
鬼はいつでも人から疎外されていて、なのに人の世界に近づこうとするのだろうとか、
出だしで「かわいい女の子がいました」などと書いて、いきなりかわいさを押しつけてくるとか。
(話全体で「かわいい」を印象付けるべきで、「かわいい」といきなりしてしまうのは、小川未明の様式です)。

さて、古田足日さんが、1969年のほるぷ新聞に「児童文学と私」という一文を載せています。
出典は『私の児童文学』児童文学者協会からです。そこに、児童文学というジャンルについての最初の出会いが書いてあります。

終戦を迎え、虚無的になった古田氏は、大学(早稲田)に入り、童話研究会に所属しました。
そこで、児童文学に出会ったとき、

| 児童文学は人間にとってもっとも基本的な価値―人間の原理を、もっとも単純な表現で示すものであった。

とこう感じたとあります。
児童文学が誰の書かれているのか、は作家によって大きく異なると思いますが、古田氏はここを基点に「社会的な児童文学」を構想していきました。

書かれてる人、読む人、いろいろおられると思いますが、みなさんは、児童文学をどのようなものとお考えですか?

102:なまえ_____かえす日
05/01/23 19:15:46 H4Qw1luM
ぶっちゃけ、そう深く考えてない。

103:なまえ_____かえす日
05/01/23 19:45:44 QS94RQLQ
>>102
一般読者はそうだろうけど、創作してる人はどうなんだろうね?

>>101
行数減らして下さい。

104:なまえ_____かえす日
05/01/23 20:53:16 SPyOSSNI
そやね。読んでると面白いんだけど
長すぎて絡むにも絡みにくい。>行数多い

ええと・・・>児童文学はどのようなものか

児童文学に限らないと思うけれど、物語の体質として
人物の魅力でひっぱっていくタイプと、
人物はある程度ステレオタイプで
事件の面白さで引っぱっていくタイプとがある、とは思うな。
子供向けの本と言うのはどちらかと言うと後者、
展開の面白さで引っぱっていくものが基本に来るように思う。

105:なまえ_____かえす日
05/01/23 21:38:41 H4Qw1luM
>>103
いや、一応創作してる側。
みんなそんなに深いとこまで考えて書いてるのかな。
>>86-87あたりの本、全然読んだことないよ。


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