光文社古典新訳文庫 5 ..
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739:吾輩は名無しである
08/04/19 17:59:10
>>737
他人の主張を漠然としか理解していないにもかかわらず、自信満々に
それを否定することができるあなたの才能については何も言わない。

オレが『木曜』は思想小説だと主張した理由の一つは、すでに述べたように、
主人公のガブリエル・サイムの過激なまでの保守主義だ。
これは、チェスタトン自身の保守思想をいささか戯画化して、印象的に
伝えているように思える。

第二の理由は、「日曜」の存在だ。知っての通り、チェスタトンの保守
思想の根底にはローマ・カトリックの宗教観が横たわっているが、この
小説に登場する「日曜」こそが、チェスタトンが考えていたキリスト教の
神のメタファーではないかと考えられる。

さしあたり、以上の二点から、『木曜』をチェスタトンの思想との関連で
読むことが可能である、もしくは推奨されるべきであるとオレは考える。


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