■■海外現代文学総合スレッド3■■ at BOOK
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500:吾輩は名無しである
09/07/15 10:28:02
このスレにも、毒虫が棲みついたぞーーーー

501:吾輩は名無しである
09/07/16 12:55:16
ほっとけばいい

502:吾輩は名無しである
09/07/18 21:27:52
ということで499の毒虫は放置と。

503:吾輩は名無しである
09/07/18 23:16:43
基地外様はどう見ても>>498だろ、文脈読めない奴は凄いな

504:吾輩は名無しである
09/07/19 20:26:09
そいつ荒らしまくってんだから追放できないの?

505:(o^v^o) ◆m0yPyqc5MQ
09/07/19 20:34:18
おやはや(笑)

506:吾輩は名無しである
09/07/19 21:30:59
基地外様は503なの?

507:吾輩は名無しである
09/07/20 22:28:07
>>498>>505
毎度のことながら自演乙

508:吾輩は名無しである
09/07/20 22:38:40
>>507
何を今更w

509:吾輩は名無しである
09/09/10 02:59:32
ブッカー賞の最終候補が発表された。
A S Byatt "The Children's Book"
J M Coetzee "Summertime"
Adam Foulds "The Quickening Maze"
Hilary Mantel "Wolf Hall"
Simon Mawer "The Glass Room"
Sarah Waters "The Little Stranger"
URLリンク(www.themanbookerprize.com)

この中で黙っていても翻訳が出そうなのはサラ・ウォーターズだけかな。クッツェー
のは自伝的フィクション三部作の三番目で、最初の『少年時代』だけが訳されている。
バイアットのはかなり分厚そうなので受賞しない限り出版社が敬遠するかもだ。
賭屋の予想では今のところHilary Mantel が断トツの一番人気。次にウォーターズ、
クッツェー、バイアットと続く。

510:吾輩は名無しである
09/09/11 13:35:34
クッツェーの翻訳がslow man以降全然出ない件について

511:吾輩は名無しである
09/09/14 07:31:07
ピンチョン全集がだすだす詐欺化している件について

512:吾輩は名無しである
09/09/17 20:43:58
お前ピンチョンスレでも言ってただろ。

513:吾輩は名無しである
09/09/18 05:11:55
松籟社 『死者の軍隊の将軍』 イスマイル・カダレ/井浦伊知郎訳 10/9 \2,100 

514:511
09/09/21 09:08:55
すまなかった。俺の大学の図書館ではVの下巻が紛失していて、
じゃあどうすりゃ読めるんだよと頭にきて書いてしまった

すみませんでした

515:吾輩は名無しである
09/09/21 10:50:41
本屋でお買い上げになればよろしかろう。

516:吾輩は名無しである
09/09/22 00:24:42
中古でならいくらでも出回ってる

517:吾輩は名無しである
09/09/23 10:48:38
>>515-516

いや、そうなんだけど新品上下6500円越え、古本でも4000円近く行くから
とっとと全集で一冊にまとめて4000円以下で出せよと言う愚痴だよ。



518:吾輩は名無しである
09/09/23 12:57:44
古本上下併せて3000円でオクで落としたけどな。まだ読み終えてないけど

519:ザ・スミス
09/09/23 20:28:41
松籟社は装丁デザインを何とかしろよな

520:吾輩は名無しである
09/09/24 14:40:49
去年普通にジュンク堂に置いてたから買った。

521:吾輩は名無しである
09/10/06 20:57:04
出た
『拳闘士の休息』
河出文庫で復刊

522:吾輩は名無しである
09/10/07 06:09:50
URLリンク(www.themanbookerprize.com)

今年のブッカー賞はヒラリー・マンテルのWolf Hall

523:吾輩は名無しである
09/10/10 13:30:44
traveling on one leg 読んだら
レポよろ

524:吾輩は名無しである
09/10/15 17:06:17
ロスが集英社文庫に入ったね。
他のロスの文庫と同じ運命を辿りそうだから買っとこうかな。

525:吾輩は名無しである
09/10/15 17:23:23
>>524
集英社は他のも出しているのになんで父の遺産なんだろうね。
柴田訳だから?

526:吾輩は名無しである
09/10/20 17:13:10
『箱型カメラ』 ギュンター・グラス/藤川芳朗・訳 11月26日 \2,100 集英社

『エクスタシーの湖』 スティーヴ・エリクソン/越川芳明訳 11月 \2,625 筑摩書房 

『初夜』 イアン・マキューアン/村松潔訳 11月 \1,785 新潮社 新潮クレスト・ブックス
新婚初夜を迎えた二人を包む、興奮と歓喜。突然訪れた、決定的な不和。その一部始終を、
名匠マキューアンが顕微鏡的な細密さで描き出す、異色の恋愛小説。

527:吾輩は名無しである
09/10/22 13:42:32
>>526
情報乙です。
グラスにエリクソンですか。来月も散財ですな。

528:吾輩は名無しである
09/10/22 23:53:41
今回のマキューアンは愛の続き〜土曜日を訳した小山さんじゃないのか。
まあ村松さんの訳文もいい感じだからいいけど。
On Chesil Beachだろうけど、ストレートな邦題をつけない人だね。

529:吾輩は名無しである
09/10/23 00:44:11
Our Ecstatic Daysがエクスタシーの湖ってのも

530:吾輩は名無しである
09/11/26 20:55:37
マキューアンを読む人はあまりいないのかな?
クレスト・ブックスのサイトに出ている「初夜」の冒頭を見たら
エレガントな原文とイメージがずいぶんと違うんだがどうなんだろう。
文を切らないで訳出しようとしているのか、ちょっとリズムが悪い気がする。
村松さんは嫌いじゃないんだけど、マキューアンに関しては小山さんの方が適切なのかな。
それとも単なる慣れの問題か。
小山さんはピンチョンを訳しているんだっけ?

531:吾輩は名無しである
09/11/27 14:24:40
マキューアンつったら、宮脇氏のイメージがいちばん強いな

532:吾輩は名無しである
09/12/07 01:18:35
『青い野を歩く』 クレア・キーガン/岩本正恵 訳 12/7 \2310 白水社
〈エクス・リブリス〉 名もなき人びとの恋愛、不倫、小さな決断を描いた世界は、
アイリッシュ・バラッドの味わいと、哀しみ、ユーモアが漂う。
アイルランドの新世代による傑作短篇集。

『ブラッド・メリディアン』 コーマック・マッカーシー/黒原敏行 訳 12/18 \2,310 早川書房
各地を放浪し、物乞いや盗みを繰り返してきた少年キッド。十六歳のときに
インディアン討伐の集団に拾われ、虐殺に次ぐ虐殺の日々に身を投じるが……。
国境三部作、『ザ・ロード』著者の代表作。

『白い城』 オルハン・パムク/宮下志朗・宮下遼 訳 12/25 \2100 藤原書店
17世紀、オスマン帝国で奴隷の身となったヴェネツィア人が、自分と酷似したトルコ
人学者に買い取られ、奇妙な共存関係を結ぶことになる。「自己とは何か」 という
根源的な問いを通じて互いの全てを知り合うようになった二人の行方は? 東と西の
せめぎあう最前線を、二人の関係の変化のなかに描きだした、パムクの出世作。

『マーシイ』 トニ・モリスン 1/10 \2,100 早川書房
〈トニ・モリスン・コレクション〉十七世紀のアメリカを舞台に、若い奴隷の女性
フローレンスの壮絶な生涯と自由な黒人の鍛冶屋との激しい恋を描き上げる、
ノーベル賞作家の最新長篇。《ニューヨーク・タイムズ》紙のベストブック。

533:吾輩は名無しである
09/12/11 01:21:10
オルハン・パムクは例の翻訳者の日本語がひどすぎるから、宮下訳でちょい
ましになってくれるのを期待ですな。トニ・モリスンは紹介文を見るかぎり
誰だってよみたくなるような魅力を感じるが、17世紀の黒人奴隷とか、現代文学
としてやや反則的な素材な気もww そりゃ面白いだろうけどっていう。

534:吾輩は名無しである
09/12/11 08:12:10
モリスンはむしろ黒人テーマから離れた作品も見てみたい気もする。

535:吾輩は名無しである
09/12/11 12:57:40
哲学板でバカにされた悔しさでこのスレに常駐してる馬鹿がいるなw
論理で立ち向かうことができないので、自作自演、騙り、擬似ウォッチ、
あるいは、2ちゃんのクリシェに逃げ、挙句の果てには意味の無い
コピペを板のスレッド中に貼り付け、迷惑を掛けまくったのは誰か?
とっくにお見通しなんだよw 悪 あ が き は や め ろ w

536:吾輩は名無しである
09/12/16 13:31:08
12月下旬刊
ジョルジュ・ペレック 『煙滅』
世界から 「い」 が消え、ある男が失踪した。そこに隠された秘密とは。
翻訳不能と言われた、ペレックの代表作。新感覚ミステリー。
(水声社 予価2940円)

これってあの「e」が消えるってやつ? 筒井康隆にも似たようなのあったけど。

537:吾輩は名無しである
09/12/16 14:36:07
>>536
そう。
筒井本では「失踪」というタイトルで紹介されてた。
これに触発されて「残像に口紅を」が書かれたんだ。

これは楽しみだ。

538:吾輩は名無しである
09/12/16 23:40:55
「い」 じゃなく「e」にしといて欲しかったなあ。
「ケイリーの「ケ」」で白けた遠い昔を思い出す。

539:吾輩は名無しである
09/12/17 12:40:04
「ろ」ハろけっとノろ

540:吾輩は名無しである
09/12/17 23:58:25
ウは宇宙のウ

541:吾輩は名無しである
09/12/18 19:54:38
「イ」はixionの「イ」


542:ザ・スミス
09/12/19 18:10:20
>>540
ブラッドベリかいな。

ペレック『煙滅』は日本語でも楽しめるのかな?
筒井っぽいのなら読みたくない。

543:吾輩は名無しである
09/12/26 16:04:48
テッド・ヒューズの『誕生日の手紙』読んだ人、感想を聞かせておくれ。

544:吾輩は名無しである
09/12/26 16:22:06
シルヴィア・プラスの詩集なら読んだけど何か?

545:ザ・スミス
09/12/26 23:54:41
プラスの小説はどうなん?

546:ザ・スミス
09/12/27 00:51:58
それについてはモリッシーが詳しい

547:ザ・スミス
09/12/27 01:28:46
へーそうなんだ!
今日たまたまベルジャーのことが本に出てきた

548:ザ・スミス
09/12/27 01:48:07
マジでモリッシーはシルヴィア信奉してるから、英文レター送って聞けば?

549:ザ・スミス
09/12/27 01:52:34
翻訳あるみたいだから
まず買って読むよ!
サンキュー!

550:ザ・スミス
09/12/27 22:09:48
「ベル・ジャー」「シルヴィア・プラス詩集」注文したよ。

551:吾輩は名無しである
09/12/28 00:00:45
テッド・ヒューズは?

552:吾輩は名無しである
09/12/28 02:02:23
『誕生日の手紙』自殺した妻シルヴィアとの日々を詩に結晶化した
類い稀なる作品。互いの才能を認めあいながら、破綻していく
日常生活。人生って、なかなかうまくいかないもんですね。

553:吾輩は名無しである
09/12/28 23:57:16
イクシオンって、なつかしいなあ。まだ覚えている人いたんだな。

554:吾輩は名無しである
09/12/29 00:12:19
ixionの読みには贅肉がなかった。読みそのものは特別に新奇なものでもなかったけれど、
書かれたものにただ肉薄し、あるいは一歩引いて書かれなかったものに目を凝らしてみる、
その愚直なほど誠実な書き込みにはいつも刺激を受けたものだった。数多の評論家のなかで、
あれほど虚飾を排したマットウな文章をかけた者がどれだけいるだろう? 

やつが消えたことはおれの残りの読書経験にとっても大きな損失だった。 

555:吾輩は名無しである
09/12/29 01:23:36
>読みそのものは特別に新奇なものでもなかったけれど
そうなんだよなぁ
批評で身を立てて行くには目新しいものがなかったし
小説も本人の気負いが出過ぎていたし…
基本的に真面目な人だったから
研究者か編集者向きだったんだろうな。
でも、ixionの性格で大学や出版のような
ヘドロの世界を渡れたとも思えないし…
下手に文学に関わり合いになるとロクな事にならないな。
でも、ああいう人間が純文学(苦笑)というものを支えていたんだろうな
高橋源一郎のような人間に言わせれば、
作者と読者による助け合いという事なんだろうけどさ。

556:吾輩は名無しである
09/12/29 02:27:35
>批評で身を立てて行くには目新しいものがなかったし
>小説も本人の気負いが出過ぎていたし…

ただixionの読みが優れていたのは、その気になれば国内の批評家風情が迂回しながら、
輸入語を弄びながらくっちゃべっていたことを、最短距離で突くことができるほどの
明晰さを備えていたことにあると思う。その上で、批評なるものは哲学的批判の明晰さとは
異質の、ギリギリの「境界線上の」営みであることをよく理解していた。

そういう態度は海外文学にせよ何であれ、すぐれた文章を読むときには大切にしたい
態度ではある。(と、強引にスレッドの内容にひっぱって書き込みを終えることにします

557:吾輩は名無しである
09/12/29 08:24:54
文学板に出入りするようになったのが昨年くらいからなのですが
ixion氏を惜しむ声を時折目にして気になっていました。
氏の書き込みは何処かで読めますか?

もしよろしければ幾つか過去の書き込みをまとめて挙げて頂けると
ありがたいのですが(海外現代文学がらみで)。

558:吾輩は名無しである
09/12/29 18:23:25
まあ、注意して読むと、ときどきあちこちのスレに
彼と思われる書き込みは発見できるのだが・・・
無論、名無しで・・・

559:吾輩は名無しである
09/12/29 21:07:35
自殺したんじゃなかったの?

560:吾輩は名無しである
09/12/30 00:54:16
>>558

そりゃ、読誤ってもんだよ。
おれもたいてい読んでるがそれらしいものはない。

反論があるならレスの実例を提示してみてほしい。
ま、あんまり詮索するのも品がないけれど。


561:吾輩は名無しである
09/12/30 21:22:44
>>560

やめとくよ。

これ、きっと、そうだよな、そうであってくれるといいよな、というのが
こっちのファン心理というものだから。


562:吾輩は名無しである
10/01/03 14:23:34
ペレック『小さなバイク』は素っ頓狂なユーモアがあって愉しめた。

563:fixion ◆ySh2j8IPDg
10/01/05 19:35:47
>>553-561
くすくすw

シルヴィア・プラスいいよね

564:吾輩は名無しである
10/01/06 00:13:38
>>562
読めたの?いいなあ。
古書でも高いし図書館にも無いよ。

565:吾輩は名無しである
10/01/06 23:59:25
562だけど買ったのは20年前、池袋のリブロになぜか1冊だけ置いてあった。当時
すでに品切れだったんだがね。ペレックは『人生 使用法』も素晴らしかった。
『Wあるいは…』『眠る男』も持ってるが、まだ読んでない。
そして、昨日『煙滅』を購入した。

566:吾輩は名無しである
10/01/07 00:20:13
ウエルベック「素粒子」に尽きる

567:吾輩は名無しである
10/01/07 13:12:24
2009年に購入した海外文学の翻訳本で
みんなのベスト5を教えてくれ

568:吾輩は名無しである
10/01/07 13:40:37
>>567
すみにえ掲示板のお引っ越しですか?

569:吾輩は名無しである
10/01/08 16:53:17
テッド・ヒューズどう?

570:吾輩は名無しである
10/01/08 18:26:05
>>567

古い本ばかりだが

1. ナボコフ短編全集下巻
2. アダム・ジョンソン『トラウマ・プレート』
3. ジョージ・ソウンダース『パストラリア』
4. ドン・デリーロ『堕ちていく男』
5. ジーン・ウルフ『ケルベロス第五の首』

ちなみに国内文学のベストは塚本邦雄『定家百首』
生きている作家だと絲山秋子のがよかった。チラ裏しつれい

571:吾輩は名無しである
10/01/09 00:32:26
『煙滅』読んだ人、感想聞かせて。

572:Tango
10/01/09 01:12:59
URLリンク(d.hatena.ne.jp)

573:吾輩は名無しである
10/01/09 12:13:10
>>571
読んでる途中だけど、訳者の苦労が文体からにじみ出ている。
個人的には「え段」を抜いて訳してほしかったよ

574:吾輩は名無しである
10/01/09 12:51:56
訳は別にして、物語は面白いんだろうか?

575:吾輩は名無しである
10/01/09 13:02:08
塚本邦雄はミステリ好きで、彼の評価には一目置いている。
『黒死館』や『犠牲者たち』を称揚し、クリスティを
けなすセンスの良さ。

576:吾輩は名無しである
10/01/10 18:38:08
>>575

おれのまわりの海外文学ファンって、国内モノだとそれこそ
塚本邦雄とか、石川淳とかいったたぐいの小説・詩歌を選んでる。
海外文学と比較しても生き残る日本文学って、ほんと素晴らしいんだよね

577:吾輩は名無しである
10/01/11 11:22:52
563はixionだな。トリップが同じだ。

578:吾輩は名無しである
10/01/11 20:24:46
ixionさんいたのか
ナツカシス

579:吾輩は名無しである
10/01/12 23:03:58
>>577-578

トリップには解析ツールがある。だまされないよう。


580:吾輩は名無しである
10/01/13 11:28:04
>563
シルヴィア・プラスのほかに、最近なんかぐっときたの
あった、いっくん?

581:( ̄ω ̄)獲る狸 ◆ycr5A7VfSw
10/01/13 12:39:37
>>576
おやはや(笑)実に哀れ(笑)石川や塚本なんぞが外国文学(精々翻訳好きでしょう)に好まれておるのは随分と胡散臭い事に思わねばならないで賞ねぇ(笑)おやはや(笑)
碌な国文学の教養もなく、石川や塚本だけを崇めるのは随分と妙です(笑)実際はこれらの両名は海外文学に嵌ったものでして、
所謂植民地文化人の「和魂洋才」を体現した人物であって、これらの作家に海外の文学と拮抗するものがあると思わない方が宜しいのでは(笑)おやはや(笑)さて果て(笑)
ましてや塚本石川が持ち合わせておったような和漢の教養もなく、
例えば>>570のような武陽曰く「自分の読みやすい本しか読まない」ような連中の上げるラインナップにぽつんと塚本の名前があることなんぞは嘲笑の対象とすべきではあれ、持ち上げる物ではありませんよ(笑)

582:( ̄ω ̄)獲る狸 ◆ycr5A7VfSw
10/01/13 12:40:32
まぁ早い話が塚本石川というブランドで読んでおられるのですねぇ(笑)おやはや(笑)さて果て(笑)
所詮日本の海外文学需要はその程度、ということです(笑)これならばまだ洋書を漁った自然主義の作家たちの方がよほどましであったと言わざるをえません(笑)おやはや(笑)
重要なのは海外文学海外文学ばかり叫ぶ連中からその本を取り上げ、古事記・万葉集から叩き込んでいく事を覚えさせなければどうにもならない現状に立ち至っておるのですよ(笑)おやはや(笑)さて果て(笑)
好きな本だけ読む、ならばオタクとしては宜しいでしょう(笑)近代文学だけしか読まないのも宜しい(笑)ですが古典も読まないのであるならばそれは限られた物でしかない、ということなのですよ(笑)おやはや(笑)さて果て(笑)

583:吾輩は名無しである
10/01/13 15:19:02
>>573
>個人的には「え段」を抜いて訳してほしかったよ

日本語において、「え段」の使用頻度は、「あ段」、「い段」、
「う段」、「お段」、と比べてずっと低い。
ちなみに、スペイン語訳はAを、ロシア語訳はOを抜いている
そうだ。

584:吾輩は名無しである
10/01/13 16:14:44
へえ

585:吾輩は名無しである
10/01/13 19:50:51
おれは塚本・三島・石川といった良質な昭和の文豪を古典への手引きとして読むことが多い。
とりわけ前二者は創作そのものよりも評論のほうがはるかに優れてる、貴重な存在。
古事記を叩きこむなんて古典主義はもちろんそのものとしちゃ結構だけど、おのれの主張をふりかざし
2chで悪意を発散させるのはやめようぜ。(言い方を変えれば応答する人もたくさんいるだろうに)



586:吾輩は名無しである
10/01/14 01:04:26
あのコテハンは自分の性格の悪さを自認して書きこんでいるから
始末が悪い。無視するしかない。

587:吾輩は名無しである
10/01/14 13:40:06
うーん。―小説家石川淳は評論家・エッセイストのそれよりもなお
数等上だとじぶんは思っているんだが、…ここではやらない(笑 めんどいし
こころざし。

588:( ̄ω ̄)獲る狸 ◆ycr5A7VfSw
10/01/14 17:08:28
おやはや(笑)私も塚本や石川を批判しておる訳ではなく、そればかりしか読まず、そこから抜け出る事の出来ない読者を愚弄しておる、という次第でして(笑)おやはや(笑)さて果て(笑)

589:吾輩は名無しである
10/01/14 17:09:34
当然、スルーで。

590:吾輩は名無しである
10/01/14 17:25:34
>>587

そうそう、だからおれも評論家として手がかりにするのは三島・塚本であって
石川ではないんだよね。だから>>585で「前二者」って言ったんだけど。

この話題はスレ違いの上、荒れるので、ここらへんで打ち止めにしますか。

591:吾輩は名無しである
10/01/14 19:33:55
うんうん。
決して大作家というものではなかったけれど、正しく彼は、芸術家だった。

592:我輩は名無しである
10/01/15 14:29:37
おれも ペレックの「人生 使用法」を読んでるよ。

おもしろいね。

593:吾輩は名無しである
10/01/15 14:39:11
ヌーヴォー・ロマン後のフランス作家ではペレックがピカイチで、ソレルスや
ル・クレジオ、トゥーサンらを引き離していると思う。

594:ザ・スミス
10/01/16 00:45:00
ペレックも「眠る男」の頃はパッとしなかったね。
しかし、ル・クレジオをトゥーサンとどうして並べるかなあ。

595:ザ・スミス
10/01/16 00:54:23
ウリポって面白くないよ

596:吾輩は名無しである
10/01/16 11:43:05
ペレックなんてとっくに死んでるのに。今時ペレックwww

597:吾輩は名無しである
10/01/16 12:33:42
作家が生きてるか死んでるかで文学の価値は変わらない。

598:( ̄ω ̄)獲る狸 ◆ycr5A7VfSw
10/01/16 13:17:53
早い話がペレックは言葉遊びを弄するだけの「実」の無い作家、と言うことになるのでは(笑)おやはや(笑)さて果て(笑)
例えば国内では三島、海外ならばプイグのように「実」が読者を圧倒しない、カルヴィーノほどもない(笑)
ただ虚ろな作家、ということです(笑)これはクノーもその仲間連中にも全て言えることでしょう(笑)おやはや(笑)さて果て(笑)

599:吾輩は名無しである
10/01/16 15:30:19
ところが『人生 使用法』には「実」があって、感銘を受けるんだなあ。
この一作だけでペレックは文学史に名を残してよい。

600:吾輩は名無しである
10/01/16 15:35:26
あれ面白いよね。

601:我輩は名無しである
10/01/16 17:36:25
確かにオモシロイ

602:吾輩は名無しである
10/01/16 19:08:42
これに比べると、確かにクノーの『はまむぎ』なんて、
退屈で読めたものではなかった。

603:吾輩は名無しである
10/01/16 22:42:17
クノーのベストは青い花だろ

604:吾輩は名無しである
10/01/17 13:42:32
クノーはよくいう「奇妙な味」の作家じゃないかな

605:吾輩は名無しである
10/01/21 02:09:22
『天啓を受けた者ども』 マルコス・アギニス/八重樫克彦・八重樫由貴子 訳 1/28 \3990 作品社
合衆国南部のキリスト教原理主義組織と、中南米一円にはびこる麻薬ビジネスの陰謀。
アメリカ政府と手を結んだ、南米軍事政権の恐怖。アルゼンチン現代文学の巨人マルコス・
アギニスの圧倒的大長篇。野谷文昭氏激賞!
URLリンク(www.amazon.co.jp)

『湖畔』 ジョン・マクガハン/東川正彦 訳 1/21 \2625 国書刊行会
ロンドンからアイルランドの田舎の湖のほとりに越してきた一組の夫婦。近隣の住民
との遠慮のない濃密な付き合い、労働と収穫の喜び、日常に影を落とすアイルランド
の歴史、生命の誕生、死、そして復活への祈り―ゆるやかに流れる日々の営みを
滋味溢れる筆致で描いた、円熟の極みともいうべきマクガハン晩年の名作。2006年に
イギリスの『ザ・ガーディアン』誌が「過去25年の最良のイギリス小説」について行った
アンケートで、第8位に選ばれた作品。
URLリンク(www.amazon.co.jp)

『ボート』 ナム・リー/小川高義 訳 1/29 \1890 新潮社
〈新潮クレスト・ブックス〉 たった一人難民ボートに乗り込んだ少女の極限状態の
十二日間。重い荷を背負って生きてきた父への切ない愛情。自身ボートピープルと
してベトナムからオーストラリアに渡った著者による、注目のデビュー短篇集。
ディラン・トマス賞ほか受賞。

『セクサス 薔薇色の十字架刑(1)』 ヘンリー・ミラー/井上健 訳 1/下 \5,250 水声社
「芸術家の女神」との運命的な出会い。大胆な性描写で繰り広げられる死と再生の
磔刑のドラマ。新訳で贈る自伝的長編三部作の第1弾。『2巻』同時刊。

606:吾輩は名無しである
10/01/21 02:12:20
『マンハッタンの哀愁』 ジョルジュ・シムノン/長島良三 訳 2/- \1,680 河出書房新社
〈シムノン本格小説選〉孤独と苦悩と幻滅の極にあった中年の男女が、ある夜マンハッ
タンの場末のバーで偶然出会い、三流ホテルの部屋で互いの過去を忘れるかのよう
に激しく求め合う。恋と激情と再生の物語。

『釘食い男』 アルベール・コーエン/紋田廣子 訳 2/- \3150 国書刊行会
空腹に耐えかねて 「釘さえも食った」 とホラを吹く男、ピンハス・デ・ソラルとその
仲間たちが巻き起こす大騒動。傑作ピカレスクロマン。

『煙の樹』 デニス・ジョンソン/藤井光 訳 2/- \3990 白水社
〈エクス・リブリス〉 ベトナム戦争下、元米軍大佐サンズとその甥スキップによる
情報作戦の成否は? 『ジーザス・サン』 の作家が到達した 「戦争と人間」 の極限。
全米図書賞受賞。

『エドナ・ウェブスターへの贈り物』 リチャード・ブローティガン/藤本和子 訳 2/- \1,680 集英社
家族を捨てオレゴンからサンフランシスコへ向かった21歳のブローティガンが、
ガールフレンドの母親に託した未発表作品をまとめた 《The Edna Webster
Collection of Undiscovered Writings》。

『螺旋』 サンティアーゴ・パハーレス/木村榮一 訳 2/- \2310 ヴィレッジブックス

607:我輩は名無しである
10/01/21 15:55:01
>>605

>>606

書籍の情報、サンクス

608:吾輩は名無しである
10/01/26 23:59:29
アン・タイラー Noah's Compass 288頁 1/5
URLリンク(www.amazon.com)
ドン・デリーロ Point Omega 128頁 2/2
URLリンク(www.amazon.com)
マーティン・エイミス The Pregnant Widow 480頁 2/4
URLリンク(www.amazon.co.uk)
ピーター・ケアリー Parrot and Olivier in America 464頁 2/4
URLリンク(www.amazon.co.uk)
イアン・マキューアン Solar 304頁 3/18
URLリンク(www.amazon.co.uk)
ジム・クレイス All That Follows 320頁 4/2
URLリンク(www.amazon.co.uk)
ヤン・マーテル Beatrice and Virgil 224頁 4/13
URLリンク(www.amazon.co.uk)
デイヴィッド・ミッチェル The Thousand Autumns of Jacob De Zoet 480頁 5/13
URLリンク(www.amazon.co.uk)
ブレット・イーストン・エリス Imperial Bedrooms 192頁 6/15
URLリンク(www.amazon.com)

デリーロとマキューアンは新潮社が面倒見てくれるだろう。「パイの物語」以来8年
ぶりの新作になるマーテルもきっと大丈夫だろう。残りは内容と評判次第か。
ジム・クレイスは出るとしたら白水社渡辺佐智江訳になるだろうか。ミッチェルのは
江戸時代の出島が舞台。エリスのは「レス・ザン・ゼロ」の続編。それはさておき
今年のブッカー賞はこの辺の大物がどのくらい残ってくるだろうか。

609:ザ・スミス
10/01/27 17:51:12
ミッチェルはまた日本が舞台か

610:吾輩は名無しである
10/01/27 19:01:41
アントニオ・タブッキって、もうでた?
「インド夜想曲」「ペレイラなんちゃら」「遠い水平線」
おいら、けっこう好きなんだけど。

611:吾輩は名無しである
10/01/28 10:59:38
日本つながりでデイヴィッド・ミッチェルはまた翻訳されるんだろうか。
あまりいい作家じゃないのにね。

612:吾輩は名無しである
10/01/29 10:54:41
【訃報】米の作家サリンジャー氏 死去 ライ麦畑でつかまえて
1 :〈(`・ω・`)〉φ ★:2010/01/29(金) 08:14:50 ID:???0
小説『ライ麦畑でつかまえて』で世界の読者を魅了したアメリカの小説家、
J・D・サリンジャー氏がニューハンプシャー州の自宅で死去しました。
91歳でした。

613:吾輩は名無しである
10/02/19 02:00:20
『嘘から出たまこと』 マリオ・バルガス・ジョサ/寺尾隆吉 訳 2/15 \2,940 現代企画室
「今と違う自分になりたい」 それは、いつの世にあっても人類共通の夢。小説の
起源はそこにこそある−。嘘をつき、正体を隠し、仮面をかぶる。だからこそ面白い
小説の魅力を、名うての小説読みが縦横無尽に論じる
URLリンク(www.amazon.co.jp)

『さすらう者たち』 イーユン・リー/篠森ゆりこ 訳 3/9 \2,310 河出書房新社
ベストセラー『千年の祈り』の著者初の長編。1979年、一人の女性が国家の敵
として処刑された。無実を知るかつての同級生は夫と息子との幸せな家庭を捨て、
友の名誉回復の抗議行動を決意する。
URLリンク(www.kawade.co.jp)

『地上の見知らぬ少年』 J・M・G・ル・クレジオ/鈴木雅生 訳 3/24 \2940 河出書房新社
初めてこの地上に降り立った少年の無垢な瞳に、世界はどのように映るのか。
海、空、大地、樹木、草花、動物などのあるがままの美しさを描いた傑作長篇。
ノーベル賞作家の新境地。
URLリンク(www.kawade.co.jp)

『ビギナーズ』 レイモンド・カーヴァー/村上春樹 訳 3/25 \1,365 中央公論新社
村上春樹翻訳ライブラリー 没後20年、カーヴァー作品の真の姿が明らかになった。
訳し下ろしで贈る胸を打つ17篇。新発掘の完全オリジナル原稿による短篇集。

614:吾輩は名無しである
10/02/19 02:06:12
『火山の下』 マルカム・ラウリー/渡辺暁 山崎暁子 訳 斎藤兆史 監訳 3/- \3150 白水社
エクス・リブリス・クラシックス 1938年11月の〈死者の日〉。故郷から遠く離れた
メキシコの地で、酒に溺れていく元英国領事の悲喜劇的な一日を、美しくも破滅的
な迫真の筆致で描く。20世紀の不朽の傑作、待望の新訳
URLリンク(www.hakusuisha.co.jp)

『ベイツ教授の受難』 デイヴィッド・ロッジ/高儀進 訳 3/- \2940 白水社
言語学の元教授ベイツは、難聴のため、妻や耳の遠い父親とも話がかみ合わない……。
ベイツは女学生から甘い誘惑を受けるが、その顛末は? 
ロッジ節が炸裂する、笑いと涙の感動作!
URLリンク(www.hakusuisha.co.jp)

白水はエクス・リブリス・クラシックスという新シリーズを始める。
「傑作を初訳・新訳で送るシリーズ」のようなのだが今後のラインナップなどはまだ不明。

615:吾輩は名無しである
10/03/13 22:29:18
カザンザキス『その男ゾルバ』好きな人、いる?

616:吾輩は名無しである
10/03/13 22:32:11
>>615
映画は好きだったな。

617:吾輩は名無しである
10/03/14 00:20:38
豊川悦史が本を朗読しながらギリシャを旅した…

618:吾輩は名無しである
10/03/16 01:15:45
本持ってるぞ。

619:吾輩は名無しである
10/03/31 22:10:12
>>615

読みたいが持ってない。ぜひエクス・リブス・クラシックで!

620:吾輩は名無しである
10/04/15 17:55:52
『煙滅』最初の部分をちょっと立ち読みしてみたが、意外にも「死んだ」を「亡くなった」、
「台風」を「大風(おおかぜ)」位しか気にならなかったな、凄い。
「ドクター」「オペ」やらカタカナに逃げてたのはアレだが。

621:吾輩は名無しである
10/04/15 23:58:36
愛がないんだっけ?

622:吾輩は名無しである
10/05/13 03:31:15
ナンシー・ヒューストン『時のかさなり』読み始め。
小説の仕掛けだというのは分かるんだが、最初の章のガキの語りがむかつくんだよなぁ…

623:吾輩は名無しである
10/05/18 10:52:21
>むかつく
ガキっぽいね・・・w

624:吾輩は名無しである
10/06/19 01:57:26
ノーベル文学賞作家、ジョゼ・サラマーゴさん死去
URLリンク(www.asahi.com)
ジョゼ・サラマーゴさん(ポルトガルのノーベル文学賞作家)がAFP通信によると、18日、
スペイン領カナリア諸島で死去、87歳。呼吸器などの病気で入院を繰り返していた。

代表作の一つ「白の闇」は2008年に日本で公開された映画「ブラインドネス」の原作となった。

625:吾輩は名無しである
10/06/19 10:55:49
亡くなったのか。

こんなことを言うのもなんだが、
白の闇を書いてどうやってノーベル賞取れるのか全くの謎だった。
もっと気合いを入れて書いた代表作があるのかな。

626:吾輩は名無しである
10/06/24 12:46:03
>>625

白の闇、技術的には十分な水準にあったと思うけれど。
類型的ともいえる人間の造詣も、寓意的な意図があからさまにあったから
それほど気にはならなかった。逆に、ノーベル賞を取るにはどんな要素が
不足していたと思います?? 

627:吾輩は名無しである
10/06/30 22:39:13
ノーベル文学賞って堅い賞のようでいて、実はエンタメとしても面白い作家が取ることも多くない?

トニ・モリスンとかガルシア・マルケス、オルハン・パムクなんかは深いテーマを描きながら
しかし物語の面白さはマーク・トゥエインばりに手放さない
風間賢二が『白の闇』を評して

キングの『霧』が『蝿の王』をエンタメノリにしたものだとすれば
『白の闇』は『霧』をカミュの『ペスト』と遭遇させて再び文学の領域に戻したものだ、
ってなことを書いてるけど
『蝿の王』も『ペスト』もエンタメっぽいっちゃエンタメっぽいし。



628:吾輩は名無しである
10/07/02 20:48:10
岩波文庫にリョサの「緑の家」が入るらしいよ

629:吾輩は名無しである
10/07/02 21:51:43
結構な話だ。

630:吾輩は名無しである
10/07/03 22:44:37
素晴らしい話だ!

631:吾輩は名無しである
10/07/04 16:22:48
ガルシア=マルケス、パムクは分かるし、モリスンはつまらなかったが政治的に取るのは分かる。
しかしサラマーゴはどうなんだろう…
それならそれこそキングが取ってもいい気がw


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