■■海外現代文学総合スレッド3■■ at BOOK
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400:吾輩は名無しである
08/09/18 09:51:17
>>400 GET

401:吾輩は名無しである
08/09/19 16:51:39
2500円なら、ひところに比べるとお買い得かな。
よかったね、>>397

402:吾輩は名無しである
08/09/19 18:30:07
ありがとうございますッ。

403:吾輩は名無しである
08/10/19 19:49:03
みなさん、河出から出ている世界文学全集とか、買っていますか?

404:吾輩は名無しである
08/10/20 00:37:18
はい。

405:吾輩は名無しである
08/10/20 02:23:27
ケルアックの路上とクッツェーの鉄の時代は読みました。


406:吾輩は名無しである
08/10/20 10:58:11
ぼくは「楽園への道」がおもしろかった

407:吾輩は名無しである
08/10/20 22:33:18
ポール・オースターの新作『闇の中の男』読み終わった。
前作に引き続きベケット後期とロベール・パンジェからの影響大の
典型的なメタ・フィクション作品。暗ーい動きのない前衛的作風。

オースター、ずいぶん踏み込んだなあって、オレ的には大好きなんだけど
まーあ、世間的には全然受け入れられねえだろうな。特に日本じゃ。
翻訳は何年後になるんだろ。されても一切話題にもならんだろうけど。

そういや『オラクル・ナイト』の主人公は好きな画家がヴァン・ベルデに
なってたけど、そういうのが好きなんだよね、オースター。

ストーリーテラーだから一般受けもするけど、いったん本気で純文学やると
ヌーボーの後継者に様変わり。ロブ・グリエの最も評価する米国作家だったし。

408:吾輩は名無しである
08/10/22 12:36:02
日本でうけてるでしょオースター。
村上春樹の亜種としてだけどね。

409:吾輩は名無しである
08/10/22 21:06:30
そりゃそうだ。アメリカ本国でよりも日欧での方が売れてる作家。
ただ前作と最新作は今までのpage-turner的傾向が皆無になったといってよいような
ドラステッィクな方向転換を示した。まあ読めばわかるよ。滅茶苦茶簡単な英語だし。

410:吾輩は名無しである
08/10/23 00:43:43
オースターの英語はなんであんなに簡単なんだろう。


411:吾輩は名無しである
08/10/23 02:40:12
三部作とか、巻末に単語集が付いた入門者向けの本としても出てるしな。

412:吾輩は名無しである
08/10/24 00:16:56
あの人バフチンとか理論も読んでるのに、書くことは簡単なんだ。

413:吾輩は名無しである
08/10/25 16:45:59
『ミスター・ミー』少し遅れてGET
 おもしろい

414:吾輩は名無しである
08/11/21 01:38:29
'08全米図書賞発表。フィクション部門はピーター・マシーセン Shadow Country に
URLリンク(www.nationalbook.org)

マシーセンのこれまでの邦訳
URLリンク(homepage1.nifty.com)

今回の受賞作は『ワトソン氏を殺す』に始まる三部作を書き改めて一冊にしたものらしい。

415:吾輩は名無しである
08/12/01 21:57:49
読むことが簡単なのと理解するのが簡単なのと違うだろ

416:吾輩は名無しである
08/12/02 00:29:14
個人的に今年は(厳密には昨年末からだけど)
騙り系スコットランドと内戦系スペインが
年初は予選で対戦し、後半期には決勝カードとなったような
世界現代文学杯でした。

アラスター・グレイ『哀れなるものたち』VSフリオ・リャマサーレス『狼たちの月』
アンドルー・クルミー『ミスター・ミー』VSハビエル・セルカス『サラミスの兵士たち』

417:吾輩は名無しである
08/12/02 00:36:50
豊崎や大森みたいなサッカー設定はやめて

418:吾輩は名無しである
08/12/13 11:35:42
>>416
きっとそういう評価を拾いながら今年の総括みたいな記事を書くね
豊崎社長に限らず

419:吾輩は名無しである
09/01/02 23:31:16
1月20日発売予定 『 雪男たちの国ジョージ・ベルデンの日誌より』 河出書房新社  144P 
1470円 ノーマン・ロック 著
柴田 元幸 訳

420:吾輩は名無しである
09/01/03 01:40:57
なんだそら 面白くなさ祖

421:吾輩は名無しである
09/01/03 22:13:01
1月28日 発売予定!

海外文学セレクション『シャムロック・ティー』 東京創元社   
キアラン・カーソン 著 
栩木伸明 訳

422:吾輩は名無しである
09/01/05 23:08:16
柴田はさっさとピンチョン訳せよ

423:吾輩は名無しである
09/01/06 05:02:24
キアラン・カーソンて・・・。
数年経つが、まだ琥珀読み終えてねーぞ。
『琥珀捕り』との付き合いが入れ子構造化してる。

424:吾輩は名無しである
09/01/06 07:50:45
漏れも、『琥珀捕り』は、まだ読み終わっていない

425:吾輩は名無しである
09/01/07 00:31:38
つまり面白くないのでは・・・

426:吾輩は名無しである
09/01/07 00:32:30
一昨年に買って読み始めてもいないけど期待はしてる

427:吾輩は名無しである
09/01/08 11:24:28
おれは『シャムロック・ティー』も購入する予定だ

428:吾輩は名無しである
09/01/08 18:16:03
面白い・面白くないと言うより疲れる。気を抜くと迷子になる。
白鯨から鯨の蘊蓄だけを抜いてきて、凝ったつくりに仕上げた感じ。

読む物が手元にない→『琥珀捕り』を読む→読みたい物が手に入る
→『琥珀捕り』に疲れてきたので中断→新しく買ったのを読む→新しく買ったのを読む
→時が流れる→読む物が手元にない→『琥珀捕り』を思い出す→...以下サイクル

俺はそんな感じ。だから内容に詳しい、始めの方だけw
俺も『シャムロック・ティー』買って積ん読するかなw

429:吾輩は名無しである
09/01/09 01:22:38
ジュリアン・バーンズって日本じゃ人気ないのね。上でも酷評されてるし。
いい意味で読みやすい作家だと思うんだが、そこがかえって海外文学好きに敬遠されてるのか。
コンスタントに良作を発表してると思うんだけどなー。

430:吾輩は名無しである
09/01/09 02:30:37
>>429
バーンズは確かにいつも一定以上の質を保っているとは思うけど、初期の
「フロベールの鸚鵡」や「世界の歴史」を超えるものは書いてないかなという気も。

431:吾輩は名無しである
09/01/10 08:32:04
ジュリアン・バーンズは人気があるから結構訳されているのでは?
同じポモ系のマギー・ジーなんて一冊も訳されていないし。

432:( ̄ω ̄)獲る狸 ◆ycr5A7VfSw
09/01/10 09:45:20
実に愚か(笑)

433:吾輩は名無しである
09/01/12 12:13:55
白水社からユルスナール・セレクションの
最初の二冊だけが新装版で復刊されたけど
これ以降も続くのかな

434:吾輩は名無しである
09/01/12 15:40:35
uブックスで出して欲しいのにな
高すぎ

435:吾輩は名無しである
09/01/12 17:40:01
ジュネの「恋する虜」、いつ再刊されるのかなあ?
鵜飼さん、出さないの?

436:吾輩は名無しである
09/01/13 18:34:16
>>435
去年中に出ると思ってたから結構がっくりですよ
今年前半には出て欲しいなあ

437:吾輩は名無しである
09/01/14 21:30:09
花のノートルダムが先に出ちゃったね

438:吾輩は名無しである
09/01/23 22:04:36
恋する虜にかんしては、こういう中東情勢だからこそ帯つきで再刊するべきなんだ。


439:吾輩は名無しである
09/01/24 11:54:13
ドン・デリーロ新作あげ

440:吾輩は名無しである
09/01/24 20:45:31
>>439

マジで?
次何の話?

441:吾輩は名無しである
09/01/25 10:23:31
>>440
墜ちてゆく男
ドン・デリーロ 上岡伸雄 訳

新潮社 2009年2月27日 2,520円

二〇〇一年九月十一日、WTCは崩壊する。落ちる人影。生き延びたギャンブル狂の
男は……。米最大の作家が初めて「あの日」と対峙した、鎮魂の返歌。


442:吾輩は名無しである
09/01/27 10:25:55
ドン・デリーロは「ナットナーズスター」もこの際出ないかな。

443:吾輩は名無しである
09/01/28 00:52:20
ピンチョンは全部文庫で新訳出るのに。
デリーロはピンチョンと双璧と言われながらも扱いに恵まれないな。

444:( ̄ω ̄)獲る狸 ◆ycr5A7VfSw
09/01/28 01:48:33
文庫ではないでしょう(笑)実に愚か(笑)

445:吾輩は名無しである
09/01/28 04:27:04
ジョン・アップダイク死去。76歳。
URLリンク(www.iht.com)

446:吾輩は名無しである
09/01/28 08:53:47
>>445 ご冥福をお祈りします・・・

447:吾輩は名無しである
09/01/28 11:07:03
URLリンク(www.47news.jp)
米作家J・アップダイク氏死去 ウサギ4部作でピュリツァー賞

【ニューヨーク27日共同】小説「走れウサギ」などで現代の米社会に生きる人々の不安をとらえた、
米国を代表する作家の1人、ジョン・アップダイク氏が27日、
肺がんのため米東部マサチューセッツ州のホスピスで死去した。76歳だった。米メディアが伝えた。

郊外の街で生きる「ウサギ」こと青年ハリー・アングストロームを主人公にした「走れウサギ」(1960年)が出世作。
続編の「帰ってきたウサギ」(71年)などウサギ4部作でピュリツァー賞を2度受賞。
ノーベル文学賞候補にもたびたび名前が挙がった。

32年、東部ペンシルベニア州レディング生まれ。
ハーバード大卒業後、文芸誌「ニューヨーカー」のスタッフを経て文壇デビュー。
多作で、長編小説ではほかに映画化もされた「イーストウィックの魔女たち」(84年)など。
短編小説や詩、エッセーも手掛け、「最後の4割打者」テッド・ウィリアムズを題材にしたエッセーも有名。
私生活では1度離婚、晩年は4人の子供らとともにマサチューセッツ州ボストン郊外で過ごした。

2009/01/28 09:47 【共同通信】

URLリンク(www.47news.jp)

448:吾輩は名無しである
09/01/30 09:15:08
ジュリアン・バーンズの「イングランド・イングランド」は結構いいよ。
お勧めです。

449:吾輩は名無しである
09/03/03 18:59:54
あげ

450:吾輩は名無しである
09/03/11 20:20:12
>>450

もらい

451:吾輩は名無しである
09/03/16 13:37:54
お前らだけがこの国の翻訳文芸を支えてるんだからもっと盛り上がれよ

452:吾輩は名無しである
09/03/16 14:55:09
使命感に駆られてゼーバルト買ってきました

453:吾輩は名無しである
09/03/16 14:55:15
総人口2,000人ってとこか。

454:( ̄ω ̄)獲る狸 ◆ycr5A7VfSw
09/03/16 15:06:43
海外文学は以外に売れているでしょう(笑)そもそも何年周期でブームが何度も来て下りますからねぇ(笑)おやはや(笑)

455:吾輩は名無しである
09/03/16 18:14:21
>>453
訳者と編集担当者、書店員と評論・研究者も含む

456:吾輩は名無しである
09/03/21 12:40:54
パワーズの「わられが歌う時」は上下巻を買うと、税込みで合計6,720円もする・・・・・。
新潮社のハードカバーって全般的に値上がり傾向だと思う。

457:吾輩は名無しである
09/03/24 19:20:49
いまは、新潮社>講談社

になっちゃったからネ

458:吾輩は名無しである
09/04/12 20:41:13
『フラナリー・オコナー全短篇』がちくま文庫で出てたね。
せっかくだから、古書でバカ高い『烈しく攻むる者は〜』も文庫化してほしい。

459:吾輩は名無しである
09/04/20 22:24:09
バラードもか…
ご冥福をお祈り申し上げます。

460:吾輩は名無しである
09/05/11 01:28:04
知らんかった。。。

461:吾輩は名無しである
09/05/16 20:25:43
キターーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ

amazonで『活火山の下 M・ラウリー』¥23500

買おうカスイラア!

462:ぜっとんT世
09/06/09 00:42:13
フェダマン読んでる人いないでっか

463:吾輩は名無しである
09/06/10 13:31:57
>フェダマン
昔出た本が高くて買えなかった思い出しかない

464:吾輩は名無しである
09/06/12 20:44:45
『嫌ならやめとけ』?

465:ぜっとんT世
09/06/12 21:11:46
そうそう『嫌ならやめとけ』やけど
古本屋で買ったまま、ずっと積読やわw
リョサ『世界週末戦争』やペレック『人生使用法』と
だいたい似たような厚さでんねん。

466:464
09/06/13 20:08:08
>>465
オレもそう、新刊本積読ままwww
ちなみに、リョサもペレックも持っとるw

467:ぜっとんT世
09/06/16 00:41:03
>>466
奇遇でんなー 他にも重なってそうでんなw 
いろんな本がぎょうさん書架に並んどりそうやけどw

468:吾輩は名無しである
09/06/17 18:42:17
デリーロのホワイトノイズ、ブクオフでゲット
ピンチョン好きなら楽しめるよね?
翻訳の文句を読んでちょっと気になってる

469:吾輩は名無しである
09/06/17 19:47:28
>>468
ピンチョン好きな俺は挫折しちゃった・・・orz
訳文が読みにくい・・・

470:吾輩は名無しである
09/06/17 20:05:45
ピンチョンは笑いがあるけど、
デリーロっていい意味でも悪い意味でもクソ真面目な感じがする。

471:吾輩は名無しである
09/06/18 10:53:14
>>469
>>470
レスありがと
少し読んだけど翻訳駄目そう
荒涼館も買ったからそっち先読むかもしれん

ホワイトノイズ、プレミア付いてて笑ったww
最悪売り飛ばします

472:ぜっとんT世
09/06/20 22:12:56
わても『ホワイト・ノイズ』売り飛ばしたくちですわw
ゲンイチロウが『マオU』を絶賛しとったけど、
これも怪しいと踏んでまっせ。

473:吾輩は名無しである
09/06/21 19:14:03
ラトナーズ・スター誰か翻訳してくれないかな?

474:吾輩は名無しである
09/06/21 19:41:50
>>472
マオUは面白いよ。
不穏な空気感がある。
デリーロの面目躍如。

475:吾輩は名無しである
09/06/21 19:42:47
>>473
翻訳は存在するよ。
ペヨトル工房が出してたはず。

476:吾輩は名無しである
09/06/21 19:54:00
>>475
ホンマかいな?

477:吾輩は名無しである
09/06/21 20:59:10
>>476
ごめん、勘違いだった

478:ぜっとんT世
09/06/21 21:09:15
『マオU』面白いのかぁ、う〜む。。。

479:吾輩は名無しである
09/06/22 19:22:08
リブラは普通に面白かったけどな。
ていうかデリーロスレでやれって。

480:吾輩は名無しである
09/06/23 01:52:37
デリーロの翻訳は評判悪い。
でも英語で読む気がないなら新作の邦訳も買っとかないと
売り切れてまた値段上がっちゃうよ。

481:吾輩は名無しである
09/06/23 23:46:54
ペレービンって劣化版村上春樹みたいじゃない?
チャパーエフと空虚を読んだんだけど、
かなり期待外れだった

482:吾輩は名無しである
09/06/26 19:37:35
ええっーーーー!?

483:吾輩は名無しである
09/06/26 19:47:35
春樹は劣化版ペレービン

484:吾輩は名無しである
09/06/28 22:26:53
>>456

「われらが歌う時」だったら、amazonで安く売ってるよ

てか、もう買ったか

485:吾輩は名無しである
09/06/28 23:34:02
すれ違いだったらすまん

Rose Tremain の 『The Stack』っていう短編小説、どこか、読めるサイト知らない?

486:吾輩は名無しである
09/07/03 03:07:43
これから出る本。さて、いくつ翻訳されるか……

トマス・ピンチョン Inherent Vice 8月 384ページ
URLリンク(www.amazon.com)
リチャード・パワーズ Generosity: An Enhancement 9月 304ページ
URLリンク(www.amazon.com)
マーガレット・アトウッド The Year of the Flood 9月 448ページ
URLリンク(www.amazon.com)
ジョン・アーヴィング Last Night in Twisted River 10月 576ページ
URLリンク(www.amazon.com)
A・S・バイアット The Children's Book 10月 688ページ
URLリンク(www.amazon.com)
J・M・クッツェー Summertime 10月 224ページ
URLリンク(www.amazon.com)
フィリップ・ロス The Humbling 11月 160ページ
URLリンク(www.amazon.com)

2010年にはジョナサン・フランゼン Freedom、フィリップ・ロス Nemesis が出る予定。

487:吾輩は名無しである
09/07/05 00:16:06
↑を早く 翻訳してくれ

488:( ̄ω ̄)獲る狸 ◆ycr5A7VfSw
09/07/05 00:35:31
現代海外文学というのは余り食指が動かないと言いますか、読む気が起こりませんねぇ(笑)おやはや(笑)さて果て(笑)
なるほど、知的に洗練されてきてはおるのでしょう(笑)ですけれどもそれを越えて何か、と言われれば思いつかぬのですよ(笑)おやはや(笑)

489:吾輩は名無しである
09/07/05 19:42:39
お前の引き出しがないんだよ。

490:Tango
09/07/05 19:45:24
10月に出るというポール・オースターの新作なら翻訳されるのではないでしょうか。

491:吾輩は名無しである
09/07/05 22:38:22
音楽もそうだがストレートであることが
分かりやすさに伝わらない現状はあると思う。

492:吾輩は名無しである
09/07/09 20:09:56
今、バーンズの「イングランド・イングランド」は売れていますね。



493:吾輩は名無しである
09/07/09 21:16:58
>>488

デイビッドロッジなどはどうでしょうな?

494:吾輩は名無しである
09/07/11 17:58:05
「イングランド・イングランド」は、ビーケワンにあったので
注文しました。
 

495:( ̄ω ̄)獲る狸 ◆ycr5A7VfSw
09/07/11 18:03:41
酷い誤訳とのことですが(笑)おやはや(笑)さて果て(笑)

496:吾輩は名無しである
09/07/14 21:55:26
>>495

ジュリアン・バーンズの翻訳なんて、大体あんなもんだヨッ

あんたア、何様のつもりなのだ?

497:( ̄ω ̄)獲る狸 ◆ycr5A7VfSw
09/07/14 22:10:59
難点は翻訳にあり(ゆえに星一つ減点)。翻訳だけを読んでいると気がつかないけれど、実はちょくちょくミスがある。
たとえば、「could」と「could have 過去分詞」の区別がついていない。仮定法の解釈もちょっとおぼつかない。そもそも出版翻訳に携わるだけの力量があるのか、疑問視したいところだ。
イギリス関連の常識についても怪しい感じがちらほら。シチリア島がイングランドの一部だと解釈していたり
(もちろん、Scilliesは「シリー諸島」のこと)、イングランドでは伝統的にトウモロコシが栽培されていたことになっていたり(cornは英国ではたいてい「小麦」を指す)。

まあ、イングランドにまつわる事実をあまり知らないままでも、『イングランド・イングランド』なんて本を、表面上は破綻なく翻訳出版できてしまう、というのも、この本が虚実のあいまいさをテーマにしていることを考えれば、ある意味ふさわしいことか。

498:( ̄ω ̄)獲る狸 ◆ycr5A7VfSw
09/07/14 22:14:21
「could have 過去分詞」の見分けがつかないのは酷いのでは(笑)
私ごときでも分かります(笑)流石にそこは覚えないと翻訳はで来ませんよ(笑)おやはや(笑)
この訳者他にも多く書物を訳しておるようですねぇ(笑)まぁ原文・訳本ともに手元にありませんから引用で済ませましたよ(笑)おやはや(笑)さて果て(笑)

499:吾輩は名無しである
09/07/15 06:12:08
基地外様だよ、見れば分かるだろ

500:吾輩は名無しである
09/07/15 10:28:02
このスレにも、毒虫が棲みついたぞーーーー

501:吾輩は名無しである
09/07/16 12:55:16
ほっとけばいい

502:吾輩は名無しである
09/07/18 21:27:52
ということで499の毒虫は放置と。

503:吾輩は名無しである
09/07/18 23:16:43
基地外様はどう見ても>>498だろ、文脈読めない奴は凄いな

504:吾輩は名無しである
09/07/19 20:26:09
そいつ荒らしまくってんだから追放できないの?

505:(o^v^o) ◆m0yPyqc5MQ
09/07/19 20:34:18
おやはや(笑)

506:吾輩は名無しである
09/07/19 21:30:59
基地外様は503なの?

507:吾輩は名無しである
09/07/20 22:28:07
>>498>>505
毎度のことながら自演乙

508:吾輩は名無しである
09/07/20 22:38:40
>>507
何を今更w

509:吾輩は名無しである
09/09/10 02:59:32
ブッカー賞の最終候補が発表された。
A S Byatt "The Children's Book"
J M Coetzee "Summertime"
Adam Foulds "The Quickening Maze"
Hilary Mantel "Wolf Hall"
Simon Mawer "The Glass Room"
Sarah Waters "The Little Stranger"
URLリンク(www.themanbookerprize.com)

この中で黙っていても翻訳が出そうなのはサラ・ウォーターズだけかな。クッツェー
のは自伝的フィクション三部作の三番目で、最初の『少年時代』だけが訳されている。
バイアットのはかなり分厚そうなので受賞しない限り出版社が敬遠するかもだ。
賭屋の予想では今のところHilary Mantel が断トツの一番人気。次にウォーターズ、
クッツェー、バイアットと続く。

510:吾輩は名無しである
09/09/11 13:35:34
クッツェーの翻訳がslow man以降全然出ない件について

511:吾輩は名無しである
09/09/14 07:31:07
ピンチョン全集がだすだす詐欺化している件について

512:吾輩は名無しである
09/09/17 20:43:58
お前ピンチョンスレでも言ってただろ。

513:吾輩は名無しである
09/09/18 05:11:55
松籟社 『死者の軍隊の将軍』 イスマイル・カダレ/井浦伊知郎訳 10/9 \2,100 

514:511
09/09/21 09:08:55
すまなかった。俺の大学の図書館ではVの下巻が紛失していて、
じゃあどうすりゃ読めるんだよと頭にきて書いてしまった

すみませんでした

515:吾輩は名無しである
09/09/21 10:50:41
本屋でお買い上げになればよろしかろう。

516:吾輩は名無しである
09/09/22 00:24:42
中古でならいくらでも出回ってる

517:吾輩は名無しである
09/09/23 10:48:38
>>515-516

いや、そうなんだけど新品上下6500円越え、古本でも4000円近く行くから
とっとと全集で一冊にまとめて4000円以下で出せよと言う愚痴だよ。



518:吾輩は名無しである
09/09/23 12:57:44
古本上下併せて3000円でオクで落としたけどな。まだ読み終えてないけど

519:ザ・スミス
09/09/23 20:28:41
松籟社は装丁デザインを何とかしろよな

520:吾輩は名無しである
09/09/24 14:40:49
去年普通にジュンク堂に置いてたから買った。

521:吾輩は名無しである
09/10/06 20:57:04
出た
『拳闘士の休息』
河出文庫で復刊

522:吾輩は名無しである
09/10/07 06:09:50
URLリンク(www.themanbookerprize.com)

今年のブッカー賞はヒラリー・マンテルのWolf Hall

523:吾輩は名無しである
09/10/10 13:30:44
traveling on one leg 読んだら
レポよろ

524:吾輩は名無しである
09/10/15 17:06:17
ロスが集英社文庫に入ったね。
他のロスの文庫と同じ運命を辿りそうだから買っとこうかな。

525:吾輩は名無しである
09/10/15 17:23:23
>>524
集英社は他のも出しているのになんで父の遺産なんだろうね。
柴田訳だから?

526:吾輩は名無しである
09/10/20 17:13:10
『箱型カメラ』 ギュンター・グラス/藤川芳朗・訳 11月26日 \2,100 集英社

『エクスタシーの湖』 スティーヴ・エリクソン/越川芳明訳 11月 \2,625 筑摩書房 

『初夜』 イアン・マキューアン/村松潔訳 11月 \1,785 新潮社 新潮クレスト・ブックス
新婚初夜を迎えた二人を包む、興奮と歓喜。突然訪れた、決定的な不和。その一部始終を、
名匠マキューアンが顕微鏡的な細密さで描き出す、異色の恋愛小説。

527:吾輩は名無しである
09/10/22 13:42:32
>>526
情報乙です。
グラスにエリクソンですか。来月も散財ですな。

528:吾輩は名無しである
09/10/22 23:53:41
今回のマキューアンは愛の続き〜土曜日を訳した小山さんじゃないのか。
まあ村松さんの訳文もいい感じだからいいけど。
On Chesil Beachだろうけど、ストレートな邦題をつけない人だね。

529:吾輩は名無しである
09/10/23 00:44:11
Our Ecstatic Daysがエクスタシーの湖ってのも

530:吾輩は名無しである
09/11/26 20:55:37
マキューアンを読む人はあまりいないのかな?
クレスト・ブックスのサイトに出ている「初夜」の冒頭を見たら
エレガントな原文とイメージがずいぶんと違うんだがどうなんだろう。
文を切らないで訳出しようとしているのか、ちょっとリズムが悪い気がする。
村松さんは嫌いじゃないんだけど、マキューアンに関しては小山さんの方が適切なのかな。
それとも単なる慣れの問題か。
小山さんはピンチョンを訳しているんだっけ?

531:吾輩は名無しである
09/11/27 14:24:40
マキューアンつったら、宮脇氏のイメージがいちばん強いな

532:吾輩は名無しである
09/12/07 01:18:35
『青い野を歩く』 クレア・キーガン/岩本正恵 訳 12/7 \2310 白水社
〈エクス・リブリス〉 名もなき人びとの恋愛、不倫、小さな決断を描いた世界は、
アイリッシュ・バラッドの味わいと、哀しみ、ユーモアが漂う。
アイルランドの新世代による傑作短篇集。

『ブラッド・メリディアン』 コーマック・マッカーシー/黒原敏行 訳 12/18 \2,310 早川書房
各地を放浪し、物乞いや盗みを繰り返してきた少年キッド。十六歳のときに
インディアン討伐の集団に拾われ、虐殺に次ぐ虐殺の日々に身を投じるが……。
国境三部作、『ザ・ロード』著者の代表作。

『白い城』 オルハン・パムク/宮下志朗・宮下遼 訳 12/25 \2100 藤原書店
17世紀、オスマン帝国で奴隷の身となったヴェネツィア人が、自分と酷似したトルコ
人学者に買い取られ、奇妙な共存関係を結ぶことになる。「自己とは何か」 という
根源的な問いを通じて互いの全てを知り合うようになった二人の行方は? 東と西の
せめぎあう最前線を、二人の関係の変化のなかに描きだした、パムクの出世作。

『マーシイ』 トニ・モリスン 1/10 \2,100 早川書房
〈トニ・モリスン・コレクション〉十七世紀のアメリカを舞台に、若い奴隷の女性
フローレンスの壮絶な生涯と自由な黒人の鍛冶屋との激しい恋を描き上げる、
ノーベル賞作家の最新長篇。《ニューヨーク・タイムズ》紙のベストブック。

533:吾輩は名無しである
09/12/11 01:21:10
オルハン・パムクは例の翻訳者の日本語がひどすぎるから、宮下訳でちょい
ましになってくれるのを期待ですな。トニ・モリスンは紹介文を見るかぎり
誰だってよみたくなるような魅力を感じるが、17世紀の黒人奴隷とか、現代文学
としてやや反則的な素材な気もww そりゃ面白いだろうけどっていう。

534:吾輩は名無しである
09/12/11 08:12:10
モリスンはむしろ黒人テーマから離れた作品も見てみたい気もする。

535:吾輩は名無しである
09/12/11 12:57:40
哲学板でバカにされた悔しさでこのスレに常駐してる馬鹿がいるなw
論理で立ち向かうことができないので、自作自演、騙り、擬似ウォッチ、
あるいは、2ちゃんのクリシェに逃げ、挙句の果てには意味の無い
コピペを板のスレッド中に貼り付け、迷惑を掛けまくったのは誰か?
とっくにお見通しなんだよw 悪 あ が き は や め ろ w

536:吾輩は名無しである
09/12/16 13:31:08
12月下旬刊
ジョルジュ・ペレック 『煙滅』
世界から 「い」 が消え、ある男が失踪した。そこに隠された秘密とは。
翻訳不能と言われた、ペレックの代表作。新感覚ミステリー。
(水声社 予価2940円)

これってあの「e」が消えるってやつ? 筒井康隆にも似たようなのあったけど。

537:吾輩は名無しである
09/12/16 14:36:07
>>536
そう。
筒井本では「失踪」というタイトルで紹介されてた。
これに触発されて「残像に口紅を」が書かれたんだ。

これは楽しみだ。

538:吾輩は名無しである
09/12/16 23:40:55
「い」 じゃなく「e」にしといて欲しかったなあ。
「ケイリーの「ケ」」で白けた遠い昔を思い出す。

539:吾輩は名無しである
09/12/17 12:40:04
「ろ」ハろけっとノろ

540:吾輩は名無しである
09/12/17 23:58:25
ウは宇宙のウ

541:吾輩は名無しである
09/12/18 19:54:38
「イ」はixionの「イ」


542:ザ・スミス
09/12/19 18:10:20
>>540
ブラッドベリかいな。

ペレック『煙滅』は日本語でも楽しめるのかな?
筒井っぽいのなら読みたくない。

543:吾輩は名無しである
09/12/26 16:04:48
テッド・ヒューズの『誕生日の手紙』読んだ人、感想を聞かせておくれ。

544:吾輩は名無しである
09/12/26 16:22:06
シルヴィア・プラスの詩集なら読んだけど何か?

545:ザ・スミス
09/12/26 23:54:41
プラスの小説はどうなん?

546:ザ・スミス
09/12/27 00:51:58
それについてはモリッシーが詳しい

547:ザ・スミス
09/12/27 01:28:46
へーそうなんだ!
今日たまたまベルジャーのことが本に出てきた

548:ザ・スミス
09/12/27 01:48:07
マジでモリッシーはシルヴィア信奉してるから、英文レター送って聞けば?

549:ザ・スミス
09/12/27 01:52:34
翻訳あるみたいだから
まず買って読むよ!
サンキュー!

550:ザ・スミス
09/12/27 22:09:48
「ベル・ジャー」「シルヴィア・プラス詩集」注文したよ。

551:吾輩は名無しである
09/12/28 00:00:45
テッド・ヒューズは?

552:吾輩は名無しである
09/12/28 02:02:23
『誕生日の手紙』自殺した妻シルヴィアとの日々を詩に結晶化した
類い稀なる作品。互いの才能を認めあいながら、破綻していく
日常生活。人生って、なかなかうまくいかないもんですね。

553:吾輩は名無しである
09/12/28 23:57:16
イクシオンって、なつかしいなあ。まだ覚えている人いたんだな。

554:吾輩は名無しである
09/12/29 00:12:19
ixionの読みには贅肉がなかった。読みそのものは特別に新奇なものでもなかったけれど、
書かれたものにただ肉薄し、あるいは一歩引いて書かれなかったものに目を凝らしてみる、
その愚直なほど誠実な書き込みにはいつも刺激を受けたものだった。数多の評論家のなかで、
あれほど虚飾を排したマットウな文章をかけた者がどれだけいるだろう? 

やつが消えたことはおれの残りの読書経験にとっても大きな損失だった。 

555:吾輩は名無しである
09/12/29 01:23:36
>読みそのものは特別に新奇なものでもなかったけれど
そうなんだよなぁ
批評で身を立てて行くには目新しいものがなかったし
小説も本人の気負いが出過ぎていたし…
基本的に真面目な人だったから
研究者か編集者向きだったんだろうな。
でも、ixionの性格で大学や出版のような
ヘドロの世界を渡れたとも思えないし…
下手に文学に関わり合いになるとロクな事にならないな。
でも、ああいう人間が純文学(苦笑)というものを支えていたんだろうな
高橋源一郎のような人間に言わせれば、
作者と読者による助け合いという事なんだろうけどさ。

556:吾輩は名無しである
09/12/29 02:27:35
>批評で身を立てて行くには目新しいものがなかったし
>小説も本人の気負いが出過ぎていたし…

ただixionの読みが優れていたのは、その気になれば国内の批評家風情が迂回しながら、
輸入語を弄びながらくっちゃべっていたことを、最短距離で突くことができるほどの
明晰さを備えていたことにあると思う。その上で、批評なるものは哲学的批判の明晰さとは
異質の、ギリギリの「境界線上の」営みであることをよく理解していた。

そういう態度は海外文学にせよ何であれ、すぐれた文章を読むときには大切にしたい
態度ではある。(と、強引にスレッドの内容にひっぱって書き込みを終えることにします

557:吾輩は名無しである
09/12/29 08:24:54
文学板に出入りするようになったのが昨年くらいからなのですが
ixion氏を惜しむ声を時折目にして気になっていました。
氏の書き込みは何処かで読めますか?

もしよろしければ幾つか過去の書き込みをまとめて挙げて頂けると
ありがたいのですが(海外現代文学がらみで)。

558:吾輩は名無しである
09/12/29 18:23:25
まあ、注意して読むと、ときどきあちこちのスレに
彼と思われる書き込みは発見できるのだが・・・
無論、名無しで・・・

559:吾輩は名無しである
09/12/29 21:07:35
自殺したんじゃなかったの?

560:吾輩は名無しである
09/12/30 00:54:16
>>558

そりゃ、読誤ってもんだよ。
おれもたいてい読んでるがそれらしいものはない。

反論があるならレスの実例を提示してみてほしい。
ま、あんまり詮索するのも品がないけれど。


561:吾輩は名無しである
09/12/30 21:22:44
>>560

やめとくよ。

これ、きっと、そうだよな、そうであってくれるといいよな、というのが
こっちのファン心理というものだから。


562:吾輩は名無しである
10/01/03 14:23:34
ペレック『小さなバイク』は素っ頓狂なユーモアがあって愉しめた。

563:fixion ◆ySh2j8IPDg
10/01/05 19:35:47
>>553-561
くすくすw

シルヴィア・プラスいいよね

564:吾輩は名無しである
10/01/06 00:13:38
>>562
読めたの?いいなあ。
古書でも高いし図書館にも無いよ。

565:吾輩は名無しである
10/01/06 23:59:25
562だけど買ったのは20年前、池袋のリブロになぜか1冊だけ置いてあった。当時
すでに品切れだったんだがね。ペレックは『人生 使用法』も素晴らしかった。
『Wあるいは…』『眠る男』も持ってるが、まだ読んでない。
そして、昨日『煙滅』を購入した。

566:吾輩は名無しである
10/01/07 00:20:13
ウエルベック「素粒子」に尽きる

567:吾輩は名無しである
10/01/07 13:12:24
2009年に購入した海外文学の翻訳本で
みんなのベスト5を教えてくれ

568:吾輩は名無しである
10/01/07 13:40:37
>>567
すみにえ掲示板のお引っ越しですか?

569:吾輩は名無しである
10/01/08 16:53:17
テッド・ヒューズどう?

570:吾輩は名無しである
10/01/08 18:26:05
>>567

古い本ばかりだが

1. ナボコフ短編全集下巻
2. アダム・ジョンソン『トラウマ・プレート』
3. ジョージ・ソウンダース『パストラリア』
4. ドン・デリーロ『堕ちていく男』
5. ジーン・ウルフ『ケルベロス第五の首』

ちなみに国内文学のベストは塚本邦雄『定家百首』
生きている作家だと絲山秋子のがよかった。チラ裏しつれい

571:吾輩は名無しである
10/01/09 00:32:26
『煙滅』読んだ人、感想聞かせて。

572:Tango
10/01/09 01:12:59
URLリンク(d.hatena.ne.jp)

573:吾輩は名無しである
10/01/09 12:13:10
>>571
読んでる途中だけど、訳者の苦労が文体からにじみ出ている。
個人的には「え段」を抜いて訳してほしかったよ

574:吾輩は名無しである
10/01/09 12:51:56
訳は別にして、物語は面白いんだろうか?

575:吾輩は名無しである
10/01/09 13:02:08
塚本邦雄はミステリ好きで、彼の評価には一目置いている。
『黒死館』や『犠牲者たち』を称揚し、クリスティを
けなすセンスの良さ。

576:吾輩は名無しである
10/01/10 18:38:08
>>575

おれのまわりの海外文学ファンって、国内モノだとそれこそ
塚本邦雄とか、石川淳とかいったたぐいの小説・詩歌を選んでる。
海外文学と比較しても生き残る日本文学って、ほんと素晴らしいんだよね

577:吾輩は名無しである
10/01/11 11:22:52
563はixionだな。トリップが同じだ。

578:吾輩は名無しである
10/01/11 20:24:46
ixionさんいたのか
ナツカシス

579:吾輩は名無しである
10/01/12 23:03:58
>>577-578

トリップには解析ツールがある。だまされないよう。


580:吾輩は名無しである
10/01/13 11:28:04
>563
シルヴィア・プラスのほかに、最近なんかぐっときたの
あった、いっくん?

581:( ̄ω ̄)獲る狸 ◆ycr5A7VfSw
10/01/13 12:39:37
>>576
おやはや(笑)実に哀れ(笑)石川や塚本なんぞが外国文学(精々翻訳好きでしょう)に好まれておるのは随分と胡散臭い事に思わねばならないで賞ねぇ(笑)おやはや(笑)
碌な国文学の教養もなく、石川や塚本だけを崇めるのは随分と妙です(笑)実際はこれらの両名は海外文学に嵌ったものでして、
所謂植民地文化人の「和魂洋才」を体現した人物であって、これらの作家に海外の文学と拮抗するものがあると思わない方が宜しいのでは(笑)おやはや(笑)さて果て(笑)
ましてや塚本石川が持ち合わせておったような和漢の教養もなく、
例えば>>570のような武陽曰く「自分の読みやすい本しか読まない」ような連中の上げるラインナップにぽつんと塚本の名前があることなんぞは嘲笑の対象とすべきではあれ、持ち上げる物ではありませんよ(笑)

582:( ̄ω ̄)獲る狸 ◆ycr5A7VfSw
10/01/13 12:40:32
まぁ早い話が塚本石川というブランドで読んでおられるのですねぇ(笑)おやはや(笑)さて果て(笑)
所詮日本の海外文学需要はその程度、ということです(笑)これならばまだ洋書を漁った自然主義の作家たちの方がよほどましであったと言わざるをえません(笑)おやはや(笑)
重要なのは海外文学海外文学ばかり叫ぶ連中からその本を取り上げ、古事記・万葉集から叩き込んでいく事を覚えさせなければどうにもならない現状に立ち至っておるのですよ(笑)おやはや(笑)さて果て(笑)
好きな本だけ読む、ならばオタクとしては宜しいでしょう(笑)近代文学だけしか読まないのも宜しい(笑)ですが古典も読まないのであるならばそれは限られた物でしかない、ということなのですよ(笑)おやはや(笑)さて果て(笑)

583:吾輩は名無しである
10/01/13 15:19:02
>>573
>個人的には「え段」を抜いて訳してほしかったよ

日本語において、「え段」の使用頻度は、「あ段」、「い段」、
「う段」、「お段」、と比べてずっと低い。
ちなみに、スペイン語訳はAを、ロシア語訳はOを抜いている
そうだ。

584:吾輩は名無しである
10/01/13 16:14:44
へえ

585:吾輩は名無しである
10/01/13 19:50:51
おれは塚本・三島・石川といった良質な昭和の文豪を古典への手引きとして読むことが多い。
とりわけ前二者は創作そのものよりも評論のほうがはるかに優れてる、貴重な存在。
古事記を叩きこむなんて古典主義はもちろんそのものとしちゃ結構だけど、おのれの主張をふりかざし
2chで悪意を発散させるのはやめようぜ。(言い方を変えれば応答する人もたくさんいるだろうに)



586:吾輩は名無しである
10/01/14 01:04:26
あのコテハンは自分の性格の悪さを自認して書きこんでいるから
始末が悪い。無視するしかない。

587:吾輩は名無しである
10/01/14 13:40:06
うーん。―小説家石川淳は評論家・エッセイストのそれよりもなお
数等上だとじぶんは思っているんだが、…ここではやらない(笑 めんどいし
こころざし。

588:( ̄ω ̄)獲る狸 ◆ycr5A7VfSw
10/01/14 17:08:28
おやはや(笑)私も塚本や石川を批判しておる訳ではなく、そればかりしか読まず、そこから抜け出る事の出来ない読者を愚弄しておる、という次第でして(笑)おやはや(笑)さて果て(笑)

589:吾輩は名無しである
10/01/14 17:09:34
当然、スルーで。

590:吾輩は名無しである
10/01/14 17:25:34
>>587

そうそう、だからおれも評論家として手がかりにするのは三島・塚本であって
石川ではないんだよね。だから>>585で「前二者」って言ったんだけど。

この話題はスレ違いの上、荒れるので、ここらへんで打ち止めにしますか。

591:吾輩は名無しである
10/01/14 19:33:55
うんうん。
決して大作家というものではなかったけれど、正しく彼は、芸術家だった。

592:我輩は名無しである
10/01/15 14:29:37
おれも ペレックの「人生 使用法」を読んでるよ。

おもしろいね。

593:吾輩は名無しである
10/01/15 14:39:11
ヌーヴォー・ロマン後のフランス作家ではペレックがピカイチで、ソレルスや
ル・クレジオ、トゥーサンらを引き離していると思う。

594:ザ・スミス
10/01/16 00:45:00
ペレックも「眠る男」の頃はパッとしなかったね。
しかし、ル・クレジオをトゥーサンとどうして並べるかなあ。

595:ザ・スミス
10/01/16 00:54:23
ウリポって面白くないよ

596:吾輩は名無しである
10/01/16 11:43:05
ペレックなんてとっくに死んでるのに。今時ペレックwww

597:吾輩は名無しである
10/01/16 12:33:42
作家が生きてるか死んでるかで文学の価値は変わらない。

598:( ̄ω ̄)獲る狸 ◆ycr5A7VfSw
10/01/16 13:17:53
早い話がペレックは言葉遊びを弄するだけの「実」の無い作家、と言うことになるのでは(笑)おやはや(笑)さて果て(笑)
例えば国内では三島、海外ならばプイグのように「実」が読者を圧倒しない、カルヴィーノほどもない(笑)
ただ虚ろな作家、ということです(笑)これはクノーもその仲間連中にも全て言えることでしょう(笑)おやはや(笑)さて果て(笑)

599:吾輩は名無しである
10/01/16 15:30:19
ところが『人生 使用法』には「実」があって、感銘を受けるんだなあ。
この一作だけでペレックは文学史に名を残してよい。

600:吾輩は名無しである
10/01/16 15:35:26
あれ面白いよね。

601:我輩は名無しである
10/01/16 17:36:25
確かにオモシロイ

602:吾輩は名無しである
10/01/16 19:08:42
これに比べると、確かにクノーの『はまむぎ』なんて、
退屈で読めたものではなかった。

603:吾輩は名無しである
10/01/16 22:42:17
クノーのベストは青い花だろ

604:吾輩は名無しである
10/01/17 13:42:32
クノーはよくいう「奇妙な味」の作家じゃないかな

605:吾輩は名無しである
10/01/21 02:09:22
『天啓を受けた者ども』 マルコス・アギニス/八重樫克彦・八重樫由貴子 訳 1/28 \3990 作品社
合衆国南部のキリスト教原理主義組織と、中南米一円にはびこる麻薬ビジネスの陰謀。
アメリカ政府と手を結んだ、南米軍事政権の恐怖。アルゼンチン現代文学の巨人マルコス・
アギニスの圧倒的大長篇。野谷文昭氏激賞!
URLリンク(www.amazon.co.jp)

『湖畔』 ジョン・マクガハン/東川正彦 訳 1/21 \2625 国書刊行会
ロンドンからアイルランドの田舎の湖のほとりに越してきた一組の夫婦。近隣の住民
との遠慮のない濃密な付き合い、労働と収穫の喜び、日常に影を落とすアイルランド
の歴史、生命の誕生、死、そして復活への祈り―ゆるやかに流れる日々の営みを
滋味溢れる筆致で描いた、円熟の極みともいうべきマクガハン晩年の名作。2006年に
イギリスの『ザ・ガーディアン』誌が「過去25年の最良のイギリス小説」について行った
アンケートで、第8位に選ばれた作品。
URLリンク(www.amazon.co.jp)

『ボート』 ナム・リー/小川高義 訳 1/29 \1890 新潮社
〈新潮クレスト・ブックス〉 たった一人難民ボートに乗り込んだ少女の極限状態の
十二日間。重い荷を背負って生きてきた父への切ない愛情。自身ボートピープルと
してベトナムからオーストラリアに渡った著者による、注目のデビュー短篇集。
ディラン・トマス賞ほか受賞。

『セクサス 薔薇色の十字架刑(1)』 ヘンリー・ミラー/井上健 訳 1/下 \5,250 水声社
「芸術家の女神」との運命的な出会い。大胆な性描写で繰り広げられる死と再生の
磔刑のドラマ。新訳で贈る自伝的長編三部作の第1弾。『2巻』同時刊。

606:吾輩は名無しである
10/01/21 02:12:20
『マンハッタンの哀愁』 ジョルジュ・シムノン/長島良三 訳 2/- \1,680 河出書房新社
〈シムノン本格小説選〉孤独と苦悩と幻滅の極にあった中年の男女が、ある夜マンハッ
タンの場末のバーで偶然出会い、三流ホテルの部屋で互いの過去を忘れるかのよう
に激しく求め合う。恋と激情と再生の物語。

『釘食い男』 アルベール・コーエン/紋田廣子 訳 2/- \3150 国書刊行会
空腹に耐えかねて 「釘さえも食った」 とホラを吹く男、ピンハス・デ・ソラルとその
仲間たちが巻き起こす大騒動。傑作ピカレスクロマン。

『煙の樹』 デニス・ジョンソン/藤井光 訳 2/- \3990 白水社
〈エクス・リブリス〉 ベトナム戦争下、元米軍大佐サンズとその甥スキップによる
情報作戦の成否は? 『ジーザス・サン』 の作家が到達した 「戦争と人間」 の極限。
全米図書賞受賞。

『エドナ・ウェブスターへの贈り物』 リチャード・ブローティガン/藤本和子 訳 2/- \1,680 集英社
家族を捨てオレゴンからサンフランシスコへ向かった21歳のブローティガンが、
ガールフレンドの母親に託した未発表作品をまとめた 《The Edna Webster
Collection of Undiscovered Writings》。

『螺旋』 サンティアーゴ・パハーレス/木村榮一 訳 2/- \2310 ヴィレッジブックス

607:我輩は名無しである
10/01/21 15:55:01
>>605

>>606

書籍の情報、サンクス

608:吾輩は名無しである
10/01/26 23:59:29
アン・タイラー Noah's Compass 288頁 1/5
URLリンク(www.amazon.com)
ドン・デリーロ Point Omega 128頁 2/2
URLリンク(www.amazon.com)
マーティン・エイミス The Pregnant Widow 480頁 2/4
URLリンク(www.amazon.co.uk)
ピーター・ケアリー Parrot and Olivier in America 464頁 2/4
URLリンク(www.amazon.co.uk)
イアン・マキューアン Solar 304頁 3/18
URLリンク(www.amazon.co.uk)
ジム・クレイス All That Follows 320頁 4/2
URLリンク(www.amazon.co.uk)
ヤン・マーテル Beatrice and Virgil 224頁 4/13
URLリンク(www.amazon.co.uk)
デイヴィッド・ミッチェル The Thousand Autumns of Jacob De Zoet 480頁 5/13
URLリンク(www.amazon.co.uk)
ブレット・イーストン・エリス Imperial Bedrooms 192頁 6/15
URLリンク(www.amazon.com)

デリーロとマキューアンは新潮社が面倒見てくれるだろう。「パイの物語」以来8年
ぶりの新作になるマーテルもきっと大丈夫だろう。残りは内容と評判次第か。
ジム・クレイスは出るとしたら白水社渡辺佐智江訳になるだろうか。ミッチェルのは
江戸時代の出島が舞台。エリスのは「レス・ザン・ゼロ」の続編。それはさておき
今年のブッカー賞はこの辺の大物がどのくらい残ってくるだろうか。

609:ザ・スミス
10/01/27 17:51:12
ミッチェルはまた日本が舞台か

610:吾輩は名無しである
10/01/27 19:01:41
アントニオ・タブッキって、もうでた?
「インド夜想曲」「ペレイラなんちゃら」「遠い水平線」
おいら、けっこう好きなんだけど。

611:吾輩は名無しである
10/01/28 10:59:38
日本つながりでデイヴィッド・ミッチェルはまた翻訳されるんだろうか。
あまりいい作家じゃないのにね。

612:吾輩は名無しである
10/01/29 10:54:41
【訃報】米の作家サリンジャー氏 死去 ライ麦畑でつかまえて
1 :〈(`・ω・`)〉φ ★:2010/01/29(金) 08:14:50 ID:???0
小説『ライ麦畑でつかまえて』で世界の読者を魅了したアメリカの小説家、
J・D・サリンジャー氏がニューハンプシャー州の自宅で死去しました。
91歳でした。

613:吾輩は名無しである
10/02/19 02:00:20
『嘘から出たまこと』 マリオ・バルガス・ジョサ/寺尾隆吉 訳 2/15 \2,940 現代企画室
「今と違う自分になりたい」 それは、いつの世にあっても人類共通の夢。小説の
起源はそこにこそある−。嘘をつき、正体を隠し、仮面をかぶる。だからこそ面白い
小説の魅力を、名うての小説読みが縦横無尽に論じる
URLリンク(www.amazon.co.jp)

『さすらう者たち』 イーユン・リー/篠森ゆりこ 訳 3/9 \2,310 河出書房新社
ベストセラー『千年の祈り』の著者初の長編。1979年、一人の女性が国家の敵
として処刑された。無実を知るかつての同級生は夫と息子との幸せな家庭を捨て、
友の名誉回復の抗議行動を決意する。
URLリンク(www.kawade.co.jp)

『地上の見知らぬ少年』 J・M・G・ル・クレジオ/鈴木雅生 訳 3/24 \2940 河出書房新社
初めてこの地上に降り立った少年の無垢な瞳に、世界はどのように映るのか。
海、空、大地、樹木、草花、動物などのあるがままの美しさを描いた傑作長篇。
ノーベル賞作家の新境地。
URLリンク(www.kawade.co.jp)

『ビギナーズ』 レイモンド・カーヴァー/村上春樹 訳 3/25 \1,365 中央公論新社
村上春樹翻訳ライブラリー 没後20年、カーヴァー作品の真の姿が明らかになった。
訳し下ろしで贈る胸を打つ17篇。新発掘の完全オリジナル原稿による短篇集。

614:吾輩は名無しである
10/02/19 02:06:12
『火山の下』 マルカム・ラウリー/渡辺暁 山崎暁子 訳 斎藤兆史 監訳 3/- \3150 白水社
エクス・リブリス・クラシックス 1938年11月の〈死者の日〉。故郷から遠く離れた
メキシコの地で、酒に溺れていく元英国領事の悲喜劇的な一日を、美しくも破滅的
な迫真の筆致で描く。20世紀の不朽の傑作、待望の新訳
URLリンク(www.hakusuisha.co.jp)

『ベイツ教授の受難』 デイヴィッド・ロッジ/高儀進 訳 3/- \2940 白水社
言語学の元教授ベイツは、難聴のため、妻や耳の遠い父親とも話がかみ合わない……。
ベイツは女学生から甘い誘惑を受けるが、その顛末は? 
ロッジ節が炸裂する、笑いと涙の感動作!
URLリンク(www.hakusuisha.co.jp)

白水はエクス・リブリス・クラシックスという新シリーズを始める。
「傑作を初訳・新訳で送るシリーズ」のようなのだが今後のラインナップなどはまだ不明。

615:吾輩は名無しである
10/03/13 22:29:18
カザンザキス『その男ゾルバ』好きな人、いる?

616:吾輩は名無しである
10/03/13 22:32:11
>>615
映画は好きだったな。

617:吾輩は名無しである
10/03/14 00:20:38
豊川悦史が本を朗読しながらギリシャを旅した…

618:吾輩は名無しである
10/03/16 01:15:45
本持ってるぞ。

619:吾輩は名無しである
10/03/31 22:10:12
>>615

読みたいが持ってない。ぜひエクス・リブス・クラシックで!

620:吾輩は名無しである
10/04/15 17:55:52
『煙滅』最初の部分をちょっと立ち読みしてみたが、意外にも「死んだ」を「亡くなった」、
「台風」を「大風(おおかぜ)」位しか気にならなかったな、凄い。
「ドクター」「オペ」やらカタカナに逃げてたのはアレだが。

621:吾輩は名無しである
10/04/15 23:58:36
愛がないんだっけ?

622:吾輩は名無しである
10/05/13 03:31:15
ナンシー・ヒューストン『時のかさなり』読み始め。
小説の仕掛けだというのは分かるんだが、最初の章のガキの語りがむかつくんだよなぁ…

623:吾輩は名無しである
10/05/18 10:52:21
>むかつく
ガキっぽいね・・・w


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