■■海外現代文学総合スレッド3■■ at BOOK
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100:吾輩は名無しである
06/11/23 13:29:23
>99
ノーベル賞で「わたしの名は紅」も再脚光

来年「イスタンブル」が出るらしい

101:吾輩は名無しである
06/11/26 05:48:37
ウエルベックスレ見つけたけど、自演スレくさいから貼るのやめた

102:吾輩は名無しである
06/12/07 23:34:31
ボフミル・フラバルの「あまりにも騒がしい孤独」が翻訳されるようです。
こういうマイナーな作家の作品を読むのが一番うれしい瞬間ですね。

103:吾輩は名無しである
06/12/08 15:47:19
>>102
それ、だれ?

104:吾輩は名無しである
06/12/09 02:04:32
松籟社の東ヨーロッパ小説シリーズ「東欧の想像力」第1回配本で
ダニロ・キシュの『砂時計』も翻訳されるそうだね。
第2回配本がフラバルの『あまりにも騒がしい孤独』。

105:%
06/12/09 22:25:06
>ダニロ・キシュの『砂時計』
のぞいてみてよかった。これはいい情報を得たなあ。
ダニロ・キシュは1冊読んだだけだけど、
もっと読んでみたいと思ってた。

106:%
06/12/10 23:57:25
本棚をみてみたらダニロ・キシュの本が2冊あった。
なんたるお粗末な記憶力。。。
『死者の百科事典』のほかに『若き日の哀しみ』も読んでたんだけど、
どうも『若き日の哀しみ』は読後感の印象がうすかった。。。

しかし、松籟社の「東欧の想像力」シリーズは間隔の空きが心配。

107:吾輩は名無しである
06/12/12 16:17:36
砂時計
ここにも入っているね
URLリンク(www.sunlifes.com)

108:吾輩は名無しである
06/12/13 22:06:02
補足。
URLリンク(www.sunlifes.com)

109:吾輩は名無しである
06/12/22 23:33:50
結構評価高そうね。

110:吾輩は名無しである
06/12/23 14:04:18
ジュリアン・バーンズ『イングランド・イングランド』(1998)がついに出たよ♪
ブッカー賞最終候補作の一つだったみたいだけど、
この年は確か、イアン・マキューアンの『アムステルダム』が受賞したような…
個人的には、イアン・マキューアンには『贖罪』でとらせてあげて、
ジュリアン・バーンズにブッカー賞あげて欲しかったな〜。

111:吾輩は名無しである
06/12/23 16:32:23
バーンズなんてどうでもいいだろ

112:吾輩は名無しである
06/12/23 16:34:57
マジでどうでもいいと思う

113:吾輩は名無しである
06/12/23 16:56:52
マキューアンこそ糞

114:吾輩は名無しである
06/12/24 10:10:02
ディドロの『運命論者ジャック』、新訳なかなかいいぞ。

115:吾輩は名無しである
06/12/26 09:10:08
文庫化されたらもっと良かった

116:吾輩は名無しである
06/12/27 14:54:53
>>114
欲しいけど結構高いね

117:吾輩は名無しである
06/12/27 19:39:45
>>114
野暮だが、メタフィジカルだからこそ、このスレに?

118:吾輩は名無しである
07/01/20 10:15:42
トマス・ピンチョンの"Against The Day"(2006)
リチャード・パワーズの"The Echo Maker"(2006)


          ☆ チン     マチクタビレタ〜
                         マチクタビレタ〜
        ☆ チン  〃  Λ_Λ   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
          ヽ ___\(\・∀・) <まだぁ〜?
             \_/⊂ ⊂_ )   \_____________
           / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ /|
        | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|  |
        |        |/



119:吾輩は名無しである
07/01/20 16:13:16
J.M.クッツェーの"Slaw Man"(2005)
イアン・マキューアンの"Saturday"(2005)


          ☆ チン     マチクタビレタ〜
                         マチクタビレタ〜
        ☆ チン  〃  Λ_Λ   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
          ヽ ___\(\・∀・) <まだぁ〜?
             \_/⊂ ⊂_ )   \_____________
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        | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|  |
        |        |/



120:吾輩は名無しである
07/01/20 19:29:08
マキューアンはいらない

121:吾輩は名無しである
07/01/21 18:04:05
黄金虫まだか

122:吾輩は名無しである
07/01/21 18:21:36
クッツェーもたいしたことない。

123:吾輩は名無しである
07/01/21 22:28:22
ジュンパ・ラヒリの「その名にちなんで」読了。
嫉妬心に苦しみました。だって後半は、出てくる人物皆インテリだから。
なんなんだ、この世界は。こんな俺、小説読む資格ないのか・・・

124:吾輩は名無しである
07/01/24 23:14:48
リチャード・パワーズの"The Gold Bug Variations"(1991)


          ☆ チン     マチクタビレタ〜
                         マチクタビレタ〜
        ☆ チン  〃  Λ_Λ   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
          ヽ ___\(\・∀・) <若島さん、まだぁ〜?
             \_/⊂ ⊂_ )   \_____________
           / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ /|
        | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|  |
        |        |/



125:%
07/01/25 01:07:58
タイトルはベケットを髣髴とさせるところがある
クッツェーのWaiting for the Barbariansを読んだとき
ブッツァーティの『ある愛』にあまりにも設定が似ていて驚いたっけ。

ピンチョン、パワーズを待ちながら、は同意。

126:%
07/01/25 01:13:34
失礼。上記でミステイク。
ブッツァーティの『タタール人の砂漠』でした。

127:吾輩は名無しである
07/01/25 10:47:50
そういえば、イタリアものが最近ないな

128:吾輩は名無しである
07/01/27 22:42:22
エーコ、タブッキのあと?

129:吾輩は名無しである
07/01/28 12:44:17
ステファノ・ベンニなんてどう?

130:吾輩は名無しである
07/01/28 12:53:09
スパゲッティ・ペンネ?

131:吾輩は名無しである
07/01/29 23:23:48
ベンニは読んだことないよ

132:吾輩は名無しである
07/01/29 23:29:41
「聖女チェレステ団の悪童」が集英社から翻訳されていたはず。

133:吾輩は名無しである
07/01/30 00:03:30
表紙からして格好良かったので、即買ったなあ。
おもしろかったよ。

134:吾輩は名無しである
07/02/03 00:22:55
訳者の中嶋浩郎って人はいろいろ本も書いてるね。

135:吾輩は名無しである
07/02/03 12:33:04
この人の書いた「バオル」って本のあらすじを読んだけど、とても面白そう
だったよ。

136:KEMANAI
07/02/07 21:34:21
クーヴァーの「公開火刑」はどうなってんだ?

137:吾輩は名無しである
07/02/07 22:23:10
NHKスペシャル大化改新 隠された真相 〜飛鳥発掘調査報告〜  
まとめ

・蘇我氏は半島からの渡来人で日本人に文明を授け、中国との親善友好に努めた。
・蘇我蝦夷は朝鮮半島を参考に近代的都市建設を行った。
・大化の改新は中大兄皇子、中臣鎌足等反動主義者が起した反動クーデター
・日本書紀は中国人が執筆した。後に日本人執筆者が付け足した。
・日本人執筆者はテンジテンノウ一派で日本と天皇家を美化するため歴史捏造を行った。
・白村江の戦いに於ける日本の軍船を遥昔の古墳時代の埴輪の船をCG化。
遣唐使船のような大型船は日本には無かった事にしてしまう出鱈目ぶり。
反対に唐の軍船は存在するはずも無い巨大軍船にデッチ上げ。

史実に反し、印象操作と捏造CGを駆使して、中華>日本 、の図式を捏造。


138:吾輩は名無しである
07/02/12 16:54:24
まだ見ぬ未邦訳書を求めて

139::「KEMANAI」@タコシェ
07/02/16 00:21:02
ピノキオ・イン・ヴェニスも読みたいねえ。

140:吾輩は名無しである
07/02/21 23:43:24
黄金虫協奏曲どうなってんの?

141:吾輩は名無しである
07/02/25 17:45:44
>>140
変奏曲ね。まだ時間かかりそう…

142:吾輩は名無しである
07/02/26 00:09:22
メイスンとディクスンはどんな具合で?

143:吾輩は名無しである
07/02/26 00:41:35
>>142
柴田元幸が翻訳権を取ったらしいけど、いつ出ることやら

144:我輩は名無しである
07/02/26 17:22:59
ダニロ・キシュ『砂時計』、ジュンク堂でGET

145:吾輩は名無しである
07/02/26 22:58:53
同じく『砂時計』だいぶ前に池袋リブロでGET
ジュンクは平積み本のならべ方がダサすぎるよ

146:吾輩は名無しである
07/03/04 20:20:38
ハリー・ムリシュ『天国の発見』って読んだ方いますか?
古本屋で上下巻揃いで2600円で売られていたので
気になっています。


147:吾輩は名無しである
07/03/04 20:49:15
即買うべし!本自体面白いが、この作家そのうちノーベル賞とるので、
その時には絶版になっている本書は高値で取引されること間違いない。

148:吾輩は名無しである
07/03/04 21:41:54
ノーベル賞とったら、復刊するよ

149:146
07/03/05 17:56:27
>>147
今日、さっそく買ってきたよ。
2680円なり。定価で買うと上下巻でジャスト6000円なので
安く買えたと思う。
1100ページを超えるボリュームなので
長く楽しめそうです。

150::「KEMANAI」@タコシェ
07/03/16 00:37:02
144、145に続いてダニロ・キシュ『砂時計』購入。
しかしこの装丁はかなりダサイと思った。
値段は良心的だけど。

151:吾輩は名無しである
07/03/17 20:26:27
ローレンス・ダレル「アレクサンドリア四重奏」復刊でございます。

152:吾輩は名無しである
07/03/18 16:48:48
>>142
原書もデカイね

153:吾輩は名無しである
07/03/18 17:21:21
ロートの新刊読まれたかたいますか

154:吾輩は名無しである
07/03/19 10:16:05
ラデツキーの新訳か?
佐藤亜紀タソがよく読み込んでいるというもっぱらのうわさ

155::「KEMANAI」@タコシェ
07/03/27 01:00:03
キシュ『砂時計』読んでるけど、結構難解。。。

156:吾輩は名無しである
07/03/27 17:28:37
>>151
改訳復刊だな。高松氏はもう80近いはずだが。凄い。
名訳なのに40年かそれ以上?ぶりに改訳する気骨、翻訳者魂。

A「バルタザール」は5月刊行予定だな。
初訳とどこがどう変わるか…



157:吾輩は名無しである
07/03/30 02:05:47
>>89 のこの25年間で最も優れた小説アンケートのスペイン語版が行われた。
80人の作家や批評家がベスト100を選び出しているらしい。
URLリンク(www.semana.com)
チリ英字紙の記事
URLリンク(www.tcgnews.com)

一位はガルシア=マルケス「コレラ時代の愛」。二位にバルガス=リョサの未訳作品
La fiesta del Chivo (英訳題The Feast of the Goat)。Roberto Bolan~o というチリの
作家が3位と4位に入っている。以下25位以内に気づいた限りで日本語訳がある作品は
6.ハビエル・マリアス「白い心臓」
8.トマス・エロイ・マルティネス「サンタ・エビータ」
15.ゴイティソーロ「戦いの後の光景」
16.エドゥアルド・メンドサ「奇蹟の都市」
23.プイグ「南国に日は落ちて」
スペイン語わからないので間違いや脱落とかあればフォローよろしく。

158:吾輩は名無しである
07/03/31 09:20:33
南米多杉。当り前だけどw
ところでRoberto Bolaño って何者?

159:吾輩は名無しである
07/04/07 02:53:55
>>156
『バルタザール』の旧訳をもっている。
新訳が出る前に売るべきか・・・現在古書価格は高めだが…

160:吾輩は名無しである
07/04/07 17:53:50
144 だけど、確かにキッシュは難解だね。

あと、あの表紙のセンスの悪さ、どうにかならないかなあ?


161:吾輩は名無しである
07/04/15 02:40:04
ブッカー国際賞の候補者とイギリスの賭屋によるオッズ。受賞者の発表は六月。

Ian McEwan(10/1)
Chinua Achebe(16/1)
Peter Carey(6/1)
Doris Lessing(8/1)
Carlos Fuentes(25/1)
John Banville(14/1)
Harry Mulisch(16/1)
Salman Rushdie(14/1)
Don DeLillo(6/1)
Alice Munro(25/1)
Philip Roth(4/1)
Margaret Atwood(12/1)
Amos Oz(20/1)
Michael Ondaatje(33/1)
Michel Tournier(25/1)

162:吾輩は名無しである
07/04/22 01:16:35
Peter Careyは読んだことないんだが面白いのかな

163:吾輩は名無しである
07/04/22 18:26:19
競馬みたいにオッズが出るんだね

164:吾輩は名無しである
07/04/22 22:36:33
一番下の、フランスのミシェル・トゥルニエじゃないの?
英語で本書いたの?


165:吾輩は名無しである
07/04/23 00:38:50
>>164
英語に翻訳されていれば、他の言語でもいいんだよ

166:白石昇 ◆VJQ7nZOkww
07/05/07 16:48:59

 プラープダー・ユンさんの短編集が出るそうです。
blog.goo.ne.jp/siratamako2005/e/602fa34e77f975ce09fa91cee4f419f2

167:白石昇 ◆VJQ7nZOkww
07/05/07 21:24:51
>>166訂正。

 オフィシャルはこっちですね。
URLリンク(www.wildwitness.com)


168:吾輩は名無しである
07/05/19 07:45:29
久しぶりに来たけどタブッキスレもイタリア文学スレもなくなっちゃったんだね。

「ペレイラ」と「オムレツ」で検索かけたら130件もヒットしたのでワロタ
食いしん坊どもめ

169:吾輩は名無しである
07/05/21 01:12:15
詩文学
URLリンク(love6.2ch.net)


170:吾輩は名無しである
07/05/24 08:44:03
国賓がリンネをたたえるために訪問したという返礼に、
あのHaruki Murakamiがノーベル賞なんてことがあるかもしれん
少なくとも「日本」が好印象、強いインパクトを与えた

171:吾輩は名無しである
07/06/09 01:03:23
おお

172:あぼーん
あぼーん
あぼーん

173:吾輩は名無しである
07/06/11 19:21:42
『天国の発見』上・下 ハリー・ムリシュ

 古本屋で1200円でGET

174:吾輩は名無しである
07/06/11 22:47:59
ウラヤマスィ

175:吾輩は名無しである
07/06/14 01:51:48
>>161 のブッカー国際賞受賞者は Chinua Achebeチヌア・アチェベ
URLリンク(www.manbookerinternational.com)

176:吾輩は名無しである
07/06/14 23:25:39
ああやっぱりアチェベか


で誰?

177:吾輩は名無しである
07/06/15 03:58:14
International IMPAC Dublin Literary Award
今年の受賞作はノルウェーのPer Petterson "Out Stealing Horses"
URLリンク(www.impacdublinaward.ie)
賞金は100000ユーロ。(ちなみに上のブッカー国際賞は6万ポンド)
最終候補者には他にクッツェー、ジュリアン・バーンズ、コーマック・マッカーシー、
ラシュディら。2005年に英語で発表された作品および2001年から2005年までに
英語以外の言語で発表された作品が対象となっていた。

賞の設立は96年。過去の受賞者にはハビエル・マリアス、ミシェル・ウエルベック、
オルハン・パムク、アリステア・マクラウドなど。

Per Petterson の邦訳は捜した限りではないようだ。ちなみにブッカー国際賞の
アチェベは代表作「崩れゆく絆」が翻訳されているが現在入手困難。

178:吾輩は名無しである
07/06/16 06:26:11


179:吾輩は名無しである
07/06/28 20:00:32
パワーズの囚人どうなのさ?

180:吾輩は名無しである
07/06/28 21:50:35
パワーズスレ無くなったのか
囚人は装丁が可愛かったからつい買ってしまった

181:吾輩は名無しである
07/07/05 11:02:01
ヘミングウェイの『老人と海』ってそんなに面白い?
ただの厨房小説じゃね?

182:吾輩は名無しである
07/07/05 11:31:37
厨房小説って何ですか?

183:白石昇 ◆VJQ7nZOkww
07/07/05 12:36:26
>>181

 あんな年取った中学生おらんやろ。


184:吾輩は名無しである
07/07/05 13:16:28
ヘミングウェイの『老人と海』ってそんなに面白いの?

185:吾輩は名無しである
07/07/05 16:30:51
>>179 >>180

おれは個人的には、バワーズは大好きだよ。

しかし、寡作過ぎて、次作が出るまでマチクタビレル

186:吾輩は名無しである
07/07/05 18:57:10
パワーズ自身は3年ごとぐらいにマメに本を出しているのよね
次作を出すのを止めているのは翻……

187:吾輩は名無しである
07/07/08 18:42:47
…訳者の……

188:吾輩は名無しである
07/07/12 00:24:11
…柴田……

189:吾輩は名無しである
07/07/12 21:11:35
…元…

190:吾輩は名無しである
07/07/12 21:12:21
…冬樹…

191:吾輩は名無しである
07/07/12 23:21:22
ちょw柴田元冬樹早く翻訳しろよw

192:吾輩は名無しである
07/07/15 19:41:34
URLリンク(www.geocities.co.jp)
元冬樹は順当。
本物のストッパーは翻……

193:吾輩は名無しである
07/08/02 00:44:51
土星とイスタンブルが来た

194:吾輩は名無しである
07/08/09 03:04:50
ブッカー賞一次候補作longlist13作品が発表された
URLリンク(www.themanbookerprize.com)

見た限り邦訳があるのはマキューアンだけだろうか。
最終候補作shortlist が9月6日、受賞作は10月16日に発表。

賭屋のオッズだとやはりマキューアンが3/1で本命
URLリンク(www.themanbookerprize.com)

195:吾輩は名無しである
07/08/23 09:18:03
ジョン・バンヴィル『海に帰る日』(2005年ブッカー賞受賞作)が
いよいよ8月31日発売♪

最愛の妻を失った老美術史家が、遠い日の記憶に引き寄せられるように、
海辺の町へと向かう。あの夏の日、双子の弟とともに海に消えた少女。
謎めいた死の記憶は、亡き妻の思い出と重なり合って彼を翻弄する。
荒々しく美しい、海のように……。

あのカズオ・イシグロ『わたしを離さないで』を抑えてブッカー賞を受賞した
傑作長編!


196:吾輩は名無しである
07/09/07 02:48:48
ブッカー賞最終候補発表。賭屋の現時点でのオッズ付き。
2/1 Lloyd Jones - Mr Pip
5/2 Ian McEwan - On Chesil Beach
4/1 Nicola Barker - Darkmans
5/1 Mohsin Hamid - The Reluctant Fundamentalist
8/1 Anne Enwright - The Gathering
8/1 Indra Sinha - Animal’s People
マキューアンをおさえて一番人気のLloyd Jonesはニュージーランドの作家でキャリアは
それなりに長いが自国以外ではほとんど無名。マキューアンの新作は200ページ足らず
で長編小説とは呼べないのではという意見もあったが候補に残った。Nicola Barkerは
この中ではマキューアンに次ぐ知名度か。Anne Enwrightはアイルランド、Indra Sinhaは
インド生まれ。Mohsin Hamidはパキスタン生まれでプリンストンとハーヴァードで学んだ。
小説の主人公もパキスタン生まれの青年でプリンストンを出てウォールストリートで仕事
を得てアメリカ人の女性と恋に落ちるが9/11事件が彼の運命を変える。

受賞作の発表は10月16日。

197:吾輩は名無しである
07/10/10 13:10:51


198:吾輩は名無しである
07/10/17 23:40:32
2007年ブッカー賞は Anne Enright "The Gathering"
URLリンク(www.themanbookerprize.com)


全米図書賞National Book Awards最終候補作が発表されている
URLリンク(www.nationalbook.org)
Mischa Berlinski, Fieldwork (Farrar, Straus & Giroux)
Lydia Davis, Varieties of Disturbance (Farrar, Straus & Giroux)
Joshua Ferris, Then We Came to the End (Little, Brown & Company)
Denis Johnson, Tree of Smoke (Farrar, Straus & Giroux)
Jim Shepard, Like You’d Understand, Anyway (Alfred A. Knopf)

受賞作発表は11月14日

199:吾輩は名無しである
07/10/27 16:12:18
ほとんど、みたこともないな。

200:吾輩は名無しである
07/10/28 15:10:42
★★★★★★★★★★★★ 学校法人ではない隔離壁 ★★★★★★★★★★★★

大阪経済法科、帝京、帝京平成、帝京科学、東和、第一経済、第一工業、第一薬科

以上は一般に日本八大悪徳大学と呼ばれ、その醜悪ぶりは日本随一である。
そして上記の八大学は文科省の規定を破り、高校生を不正な手段で集め、文科省に見捨てられている。(助成金をもらえない)
具体例を挙げれば帝京は推薦で定員の8割以上を入学させている。(文科省の規定によると推薦では5割までしか入れてはいけない)今でもかなり偏差値は低いが普通の大学と同じように帝京が推薦枠を5割にしたら現在の偏差値より10は少なくとも低くなるだろう。
つまり上辺だけ格好をつけている汚い大学というわけだが、入学者の質の悪さは当然、日本最低ランクの奴等がウジャウジャいることになる。
次に大阪経済法科は定員の3倍以上の入学者(もちろん全て超ドキュン)を入れて文科省の規定を破り、見捨てられている。
最近ではすでに馬鹿の入学者も集まらなくなってきたようで、帝京とともに廃校は時間の問題と言って良い状態。
まあ、集めているとは言ってもどこにも入れない究極のドキュンしか集まっていないが。
つまりものすごく頭の悪い高校生を集めて金を稼いでいる営利団体だな。
東和、第一経済なども同じようなことで文科省から無視されているザマ。
しかもこれらの大学は実質倍率を公表しなかったりデタラメな数値を公表したりしている。
教育内容や施設・設備はとんでもなく劣悪なのにも関わらず、学費の高さは全国トップレベル。
間違ってもこの八つの大学にだけは入学してはいけない。

★★★★★★★★★★★★ 学校法人ではない隔離壁 ★★★★★★★★★★★★

ちなみに東和大学はすでに廃校が決定。



201:吾輩は名無しである
07/11/23 21:58:47
アラスター・グレイの『ラナーク』が国書から出たね。
『重力の虹』や『百年の孤独』に肩を並べる
二十世紀の重要文学作品・・・と宣伝文句はすごいけど、
内容はどうなのかな。読んだ人いる?

202:吾輩は名無しである
07/11/23 22:06:50
読んだ。
分厚いし重いし…て、それはまあいいとして、
カフカ、ジョイス、ピンチョンの名を挙げたコピーに見合ってない、
というのが個人的意見。

もっと言わせてもらえば、
プルースト、ジョイス、ピンチョン、>>マルケス、カフカ>>グレイ
かな。同じく国書から出てるバルトルシャイティス好きな人にとっては、
かなり物足りない作品だと思うよ。

あ、マジレスしてた。

203:吾輩は名無しである
07/11/23 22:23:47
そうか・・・
俺は個人的に
プルースト、ジョイス>カフカ>マルケス>ピンチョン>>グレイ
だな。

204:吾輩は名無しである
07/11/23 22:32:39
どっちかっていうと、キャッチコピーからはローレンス・ノーフォーク
みたいなのかと勝手に想像しているのだけど、どう?


205:吾輩は名無しである
07/11/28 23:01:07
ノーフォーク読んだことないけど、少なくともミステリ寄りではないよ。
俺としてはスティーヴ・エリクソンに近い印象を受けた。
202と203の評価は低いけど、俺はわりと好きだな。
ピンチョンとかと違ってすいすい読める。

206:吾輩は名無しである
07/11/29 02:12:18
★★朝鮮、統一教会、創価系企業への抵抗を求む★★

なぜに日本人が朝鮮人企業に購入という形で献金せねばならんのか?裏で半島に流れるかもしれんのに。
そんなわけでチョンに抵抗していきましょう。
まずは
★創価ブックオフ ★ダイソー ★朝鮮柳井のユニクロ ★マツモトキヨシ ★吉野家、すき屋、などの飲食チェーン
★丸善を潰したジュンク堂 ★言わずもがなの、ソフトバンク ★ほとんどのフィットネスクラブ、日本人なら歩いてダイエット
★日本法人が朝鮮系のDELL ★日本コカコーラ、伊藤園 ★いわゆる残業代カット法案の、トヨタ、キヤノン
★なぜか潰されなかった日興コーディアル証券 ★ソニーならぬチョニー ★反日系出版社、幻冬社 ★ロッテはもち
★マクドナルド日本法人 ★ソフマップ、山田電気、コジマ、ジョーシン、ケーズ電気 ★大塚家具 ★オートバックス


ブック○フではよく万引○する人がいますねw
やり放題なんでしょうか

207:吾輩は名無しである
07/11/29 16:13:54
カフカやプルーストは古いので現代ではないでしょう。
なぜその二人とピンチョンなどを比べるのかがわからない。
じゃぁトルストイも比べてくれよ。
トルストイ>プルースト>カフカ>ピンチョン 
もしかしてプルーストのファンがプルーストを持ち上げるために比べてるの?

208:吾輩は名無しである
07/11/29 23:29:24
>>207
>なぜその二人とピンチョンなどを比べるのかがわからない。

>>201-205で話題になっている『ラナーク』という本に、
「ダンテ+カフカ+ジョイス+オーウェル云々」「重力の虹や百年の孤独に並ぶ」
というコピーがついていたから。
プルーストの名前は帯にはあがってないが、ジョイスとセットのイメージがあるからだろう。
202と203はラナークを叩くことのほうを主眼に置いていると思われ。

209:吾輩は名無しである
07/11/30 01:36:09
>>203だが
おれは別にグレイも『ラナーク』も叩くつもりはないよ。
これはこれで良いんじゃないか。
ただ、比較すれば劣るというだけ。
別に、ジョイスやカフカに劣っても何の問題もないだろ?
比較できる時点で読む価値あるんじゃないか・・・

210:(o^v^o)
07/11/30 03:19:45
ヽ(´Λ`)ノ{ぴんちょんって文庫でないの

211:吾輩は名無しである
07/11/30 03:34:05
>>210
スローラーナーは文庫だった気ガス

212:吾輩は名無しである
07/11/30 10:17:17
ガルシア・マルケスがカフカ以上ということはないな。
ピンチョンがトニ・モリスン以上ということもないな。

20世紀最高の作家はやはりカフカです。

プルーストとジョイスは原文で正確に読める人でなければ評価するのは無理でしょう。

213:吾輩は名無しである
07/11/30 12:48:06
じゃ原文で正確に読める人の評価はどうなんだよw

214:吾輩は名無しである
07/12/01 01:46:19
>>209
そうか、悪く取ってすまぬ。

>>212
マルケスとカフカとプルーストとジョイスではぜんぜん方向性が違うからなあ。
カフカがオンリーワンであることには異議はないけど。

トニ・モリスン未読だわ。この人の本はどんな感じ?

215:吾輩は名無しである
07/12/02 12:17:14
モリスンはドリス・レッシングと同レベル。
それほど凄くはない。

216:吾輩は名無しである
07/12/02 22:08:54
カフカはドストエフスキーやトルストイと比べると評価が落ちますか?
それとも互角にやれますか?

217:言い方が悪かったです
07/12/02 22:11:13
現代作家で重要と言えば、ジョイス、プルースト、カフカ、フォークナーですが、
ドストエフスキーやトルストイと比べると、彼らは評価が落ちるものですか?


218:吾輩は名無しである
07/12/02 23:36:48
落ちない。
超えてもいない。
並んですらいない。
ぜんぜん別物。
ドストエフスキーとシェイクスピアとホメロスでは誰が上、とかいえないのといっしょ

219:吾輩は名無しである
07/12/03 18:21:28
俺は花村が好きなんだけど、
URLリンク(honnomusi.at.webry.info)
これを見る限りでは、花村の文章力は日本の現役のプロでは一番だと思う。

海外の現代作品を読んでる人からすれば、こういう文章はどう思う?
途中に引用があるから読んでほしい。

220:吾輩は名無しである
07/12/08 18:41:49
>>219

歯切れのよいリズムでそれなりに良質の言葉が選ばれているとは思うけれど、

「村上さえ自分の隣にいれば、世界など滅びてもかまわない。誰が死
のうと、知ったことではない」なんてセリフは文学でなくとも、
街角のCDショップで流れてるポップスの歌詞で十分なんじゃないですか。

海外の現代文学が好きなんて人が好む日本語は、たとえば金井美恵子なんて人気そうですな。


221:悪い太郎 ◆LziSwFxVAU
07/12/08 19:49:26
>>220
>「村上さえ自分の隣にいれば、世界など滅びてもかまわない。誰が死
>のうと、知ったことではない」

世界が滅ぶとき、村上とコイツは神社の釣り鐘にでも掴まってるのか?
花村萬月ねぇ、、マス受けする様式だろうが、威張るほどのもんでもないな。

222:(o^v^o)
07/12/08 20:09:48
3人でちんぽ舐めあいながら地下足袋だけになり持って来たいちぢく浣腸を3本ずつ入れあった。
しばらくしたら、けつの穴がひくひくして来るし、糞が出口を求めて腹の中でぐるぐるしている。
おっさんにけつの穴をなめさせながら、兄ちゃんのけつの穴を舐めてたら、
先に兄ちゃんがわしの口に糞をドバーっと出して来た。
それと同時におっさんもわしも糞を出したんや。もう顔中、糞まみれや、
3人で出した糞を手で掬いながらお互いの体にぬりあったり、
糞まみれのちんぽを舐めあって小便で浣腸したりした。ああ〜〜たまらねえぜ。
しばらくやりまくってから又浣腸をしあうともう気が狂う程気持ちええんじゃ。



223:吾輩は名無しである
07/12/14 20:44:15
現代文学最強はカフカだろうね

224:吾輩は名無しである
07/12/14 21:31:51
>>223
現代文学の定義を聞かせてくれ。
カフカは一般的には、現代文学の範疇に入ってないと思うが。

225:吾輩は名無しである
07/12/14 21:56:57
クラムボンはカフカフわらつたよ。

226:吾輩は名無しである
07/12/19 21:30:09
>>119

イアン・マキューアンの『土曜日』"Saturday"がやっと出た…

227:吾輩は名無しである
07/12/23 15:27:25
日本の翻訳おそすぎ

228:吾輩は名無しである
07/12/24 00:07:32
ジュリアン・グラック死んじゃった(´・ω・`)
URLリンク(www.asahi.com)


229:スカトロ教授
07/12/24 00:54:05
グラックも死んだか。
よー筑摩さん、
陰鬱な美青年を文庫化するならこの機会しかない。

230:吾輩は名無しである
07/12/25 00:14:40
グラックなら「半島」を復刊してほすい

231:吾輩は名無しである
07/12/25 01:59:47
マキューアンの『愛の続き』読んだよん。
主人公、落ちぶれた科学者にせよ仮にも物理主義者という設定ならば、
もうちょっとハードな科学的知識を語らせてもよかったよな、愛を進化論
とか神経科学から茶化すくだり、科学ジャーナリズムとしても三流コラム
って感じて冷めてしまった。つまり、主人公が科学者としてヘタレすぎる
ために科学的論証から物語への「滑りやすい坂道」がやや安っぽく描かれ、
結果、ストーリーの基軸の一つである合理性と非合理の対立軸がぼやけて
しまった印象がある。ここらの不徹底は『黒い犬』でも同様なのだが。

で、この対立軸が主人公とキチガイ求愛者のほかに主人公とその恋人という
男女にも投影されるわけだが、物語結尾部分で語られる手紙のエピソードで
あらわになる女の「身勝手な論理の破綻」、いささか単純すぎるジェンダー
バイアスに甘んじてはいないか。もちろん「理性主義者」たる主人公の滑稽と
憐れが説得的に描かれており、かつ、キーツ研究者としての恋人のインテリ具合が
厭味を感じさせるほどの説得力をもって表現されているかぎり、そのバイアスは
ひとひねりくわえられたものではあるんだけどね。

結末は、無駄死にした医者の不倫の懸念がみごと晴らされるという逆転のドラマ
によってうまいこと物語の縫い目が結ばれて閉じられており、こういう展開が
マキューアンの小説巧者だるゆえんなのだろうとは思うものの、最後に付せられて
いるキチガイ男の手紙、もうちょっとひねられなかったかというのが正直なところ。
愛の悲喜劇がさまざまな語りを織り交ぜられつつ、しかも近接する問題意識と絡んで
展開し、最後に意味深な手紙や附録論文が読者に投げ出されるというところは
たとえばプイグの『蜘蛛女のキス』を連想させられたが、付録の「ミソ」が
プイグと比較してもイマイチ効いてないように思ってしまって。

しかしなにはともあれ、冒頭のアクロバティックなシーンの描写、殺人の緊張感、
キチガイ男の似非純文学風の語り、オックスフォードの牧歌的風景、じゅーぶん楽しめました。
効いて




232:吾輩は名無しである
07/12/25 02:01:45
あ、最後ミスった

233:吾輩は名無しである
07/12/27 01:28:55
夏目漱石って、海外現代作家と比べると、どれくらいの順位だろ?

カフカ、プルースト、ジョイス、ジェイムズ、ガルケス、ピンチョン、デニーロ、バース
あたりと比べるとどう?

234:マジレスくん
07/12/27 01:55:50
だからさ、その「順位」とやらが何を基準にしているか明瞭でないかぎり
多少なりとも意義のある序列づけなんて不可能だし、そもそも序列づける
ことに未読者へのガイド以外のいかなる意味があるのかもわからない。

さらに、たとえ序列づけに価値を認めたとしても、>>233で挙げられている
作家群がどういう根拠で持ち出されたのか理解に苦しむ。過去レスにあるように
カフカ、プルーストが「現代作家」なのかは物議をかもすところだし、ガルケス
とマルケスの名前を打ち間違えている時点でこっちは、答える気も無くすというものだ。
比較の対象としての日本人作家も、「現代作家」としてなぜ漱石が選択されるのか。

今後、このような質問をする際には、たとえばSFや幻想小説とおおまかな文学内部の
区域を示したり、あるいはフォークナーから問題設定を引き継いだ、とかポストコロニアル
以降の文芸批評を意識している、とか、せめて硬質の文体で有名な、とか比較検討
しうる縦の基軸を「現代」に続く形容詞としてくっつけたうえで明記されたい。


235:吾輩は名無しである
07/12/27 02:05:34
そうだな。順位とか馬鹿らしい。
というか、釣り師か馬鹿かどっちかだな。
ガルケスとかデニーロとかさ・・・つまんねえよ。

236:吾輩は名無しである
07/12/27 02:43:44
漱石はデニーロあたりになるんじゃね?

237:吾輩は名無しである
07/12/27 12:59:40
漱石はアラン・ドロン

238:吾輩は名無しである
07/12/27 14:22:41
デニーロってデリーロ?

239:吾輩は名無しである
07/12/27 16:11:11
おれも、ジュンクで「ラナーク」GET

正月に読もうっと

240:吾輩は名無しである
07/12/27 19:01:41
>>220
あ、私まさに金井好きだー。


241:吾輩は名無しである
07/12/28 12:31:03
牧真の世界文学ワンダーランドってどうかな?
結構ラインナップは好きな作品が多いんだけど
ちょっと選択が微妙なのもありそうで。

242:吾輩は名無しである
07/12/28 18:10:04
233であげられた海外作は、漱石以下。

243:吾輩は名無しである
07/12/30 00:44:28
牧は軟派路線は強いが硬派の本は読めない奴

244:吾輩は名無しである
08/01/07 22:57:41
過去スレを読むと、いまの盛り下がりが実感できるな
そこで問題提起。20世紀前半〜中盤の文学者とおもいきや、じつは射程が現代まで深く
及んでいるって人を教えてクレクレ


245:吾輩は名無しである
08/01/11 13:12:37
ググレカス

246:吾輩は名無しである
08/01/11 15:08:59
age×2

247:吾輩は名無しである
08/01/29 17:07:00
またの名をグレイス(上) マーガレット・アトウッド著/佐藤アヤ子訳
岩波書店2月27日税込価格:2,940円ISBN:9784000248051
性と暴力を始めとする人間存在の根源に関わる問題をミステリー仕立で描く
歴史小説風作品。『下巻』同時刊。

↑原著は96年刊。


バートルビーと仲間たち エンリーケ・ビラ=マタス著/木村榮一訳
新潮社2月29日税込価格:1,995円ISBN:9784105057718
ソクラテス、ランボーなど。書けない症候群に陥った作家たちの謎の時間を探り、
書くことの秘密を見いだす、異色世界文学史小説。

>>157 のリストで7位。バートルビーはメルヴィルの小説に出てくるあのバートルビー。


248:吾輩は名無しである
08/01/29 21:16:04
マキューアンの「贖罪」文庫化するんだね。
映画版は「つぐない」なんだとか。アカデミー賞にノミネートされてる。

249:吾輩は名無しである
08/02/02 08:12:15
はじめて マキューアンを読む人は、

何を読んだらいいと 思いますか?

250:吾輩は名無しである
08/02/02 21:35:14
249ですが、とまってしまいましたので、249の話題は

無視しちゃつて下さい。

251:吾輩は名無しである
08/02/02 21:43:23
マキューアンは読まなくても…。

252:吾輩は名無しである
08/02/05 14:06:10
ダニエレブスキーの紙葉の家、通読した方いますか?
私は図書館で借りて読んだんですが、
注釈書を待たなければまともには読めないこと、
文字が斜めっている辺りで生理的に受け付けなったことで断念しました。

253:吾輩は名無しである
08/02/07 22:48:25
来月、キラン・デサイのブッカー受賞作が出るね。

わりと最近dbcピエールの「 ヴァーノン・ゴッド・リトル 」も出てたのか。
去年は秋にもバンヴィルの「海に帰る日」が出たし、
最近ブッカー賞の翻訳ラッシュだね。


254:吾輩は名無しである
08/02/08 21:48:03
莫言の最新作『転生夢現』が出たよ。

今年は北京オリンピックの年でもあるし、
莫言にノーベル文学賞を与えて欲しい・・・

255:吾輩は名無しである
08/02/11 01:20:26
文学部英米学科の受験科目で小論文があるんですがどんな本読んだらいいですか?

256:吾輩は名無しである
08/02/11 07:18:12
ナボコフとかは?
どういうのがウケるかは知らんけど。

257:吾輩は名無しである
08/02/11 08:50:41
>>255
フィネガンズ・ウェイクで書いたら?
筋さえ通ってれば書いたもん勝ちだしこれほどおいしい本も少ないぞ。
あとはバーセルミのポストモダン性とかピンチョンの短編集とか。

上手く行けば採点者から注目されまくりw

258:吾輩は名無しである
08/02/11 13:21:53
>>256-257
こんな質問に答えてくれてありがとうございます。
今度早速読んでみることにします!
ちなみに皆さんは本は買ってますか?図書館で借りてますか?

259:吾輩は名無しである
08/02/11 19:27:10
一杯買ってます。

260:吾輩は名無しである
08/02/11 19:41:35
既に読んだ本こそ手元に置きたい。

261:吾輩は名無しである
08/02/11 22:20:02
>>259-260
ありがとうございます。

262:吾輩は名無しである
08/02/14 08:20:13
哀れなるものたちとラナーク、どっちがおすすめ?


263:吾輩は名無しである
08/02/14 23:34:21
中身も外見に比例してるな。
長大で大仰で混沌としたのが好みならラナーク。
ちょっとすっきりした構成がよければ哀れなるものたち。

264:吾輩は名無しである
08/02/15 06:15:03
マーティン・エイミスの小説が翻訳されることはもうないのかな?
ピークは過ぎたと言われるけど、
せめて代表作のMoneyとThe Informationくらいは出して欲しい。
ブッカー賞の『時の矢』は一発芸みたいな作品で内容空疎だったが、
二冊も翻訳されてるエッセイ集より、
エイミスは小説の方がずっとバイタリティに富んでいて面白い気がする。

265:吾輩は名無しである
08/02/15 11:15:34
>>247
『またの名をグレース』(Alias Grace,1996)はアトウッド初の歴史小説で、
さらなる新境地を切り拓いた傑作。
1843年にカナダ北部で殺人犯として有罪となったグレース・マークス
(Grace Marks)を主人公とするこの作品は、歴史の細部を注意深く、
喚起力豊かに編み合わせながら、力強い想像力で事件に迫る。
グレース自身による語りが、多くを明かすと同時に多くを隠すよう
アトウッドは物語を進めていく。
結末は、ハッピーエンドと見たい読者にはそう見えるし、
寒気のするような終わりと見たい読者にもそう見えるよう、
極めて巧妙に組み立てられている・・・

266:吾輩は名無しである
08/02/15 19:54:49
>>263
ありがとう。
安いし哀れなるものたちを買おうかな。

267:吾輩は名無しである
08/02/28 17:34:19
『贖罪』『エデンの東』の文庫が出たね

Slaw manの単行本ももうすぐ出るみたい

268:吾輩は名無しである
08/04/11 20:49:22
先日、ミクソでクッツェーのSlow manの書評を書いたばかりで、
もしや俺はとんでもない勘違いをしていたのかっ?とまじで焦った
へえ、翻訳でるんだ。なら待ってれば良かったかな

269:吾輩は名無しである
08/04/11 22:24:16
>>268

特定した。

270:吾輩は名無しである
08/04/12 23:32:09
日本の小説てつまらんね。。。
海外文学バンザイて訳じゃないけど、気づけば古めの外文ばかり読み直してる。

スターン、ラブレー、アルトー、ジョイス、ソレルスなどなど。
久々に教養小説でも読もうかと思ってる。

271:吾輩は名無しである
08/04/13 00:27:49
沼野と柴田と野崎の教材、どうよ

272:吾輩は名無しである
08/04/13 22:35:23
最近ドイツのプログレにはまってるんだけど、
その頃の似た空気の文学作品ってどんなのがある?
1

273:吾輩は名無しである
08/04/15 00:34:23
ジャーマンプログレ?
カンとか?
わかんね

274:吾輩は名無しである
08/04/15 22:19:31
かーなーらーず最後にあいは勝つー♪

275:吾輩は名無しである
08/04/16 19:52:16
>>270

ボルヘスを忘れているよ

276:吾輩は名無しである
08/04/18 02:53:03
ヘッセは最高だよな?

277:吾輩は名無しである
08/04/19 21:05:51
なにゆうてけつかるねん

278:吾輩は名無しである
08/04/20 05:41:43
ヘッセはあと50年か100年したらもう読まれてないとおも。
マン兄弟は残るかもしれんが。

279:吾輩は名無しである
08/04/20 18:01:24
マン兄弟はお兄ちゃんのほうが評価高くなってそうな希ガス
ヘッセは糞

280:吾輩は名無しである
08/04/24 18:55:57
1950年以降で作家を絞るとすれば、
ガルシア=マルケス、ナボコフあたりがツートップ?


281:吾輩は名無しである
08/04/24 20:34:54
ヘッセは最高だ!

282:吾輩は名無しである
08/04/25 21:17:15
イスマイル・カダレで何か情報ないですか?

283:吾輩は名無しである
08/04/26 05:34:45
新しい情報ないね、カダレ。
「東欧の想像力」シリーズで一冊でないかと期待してるんだが、
出るとしても当分さきの話だろうなあ

284:吾輩は名無しである
08/04/27 02:12:32
ヘッセ!ヘッセ!

285:吾輩は名無しである
08/04/28 11:23:14
牧も ヘッセ カッチャッタヨ

286:吾輩は名無しである
08/05/01 03:42:13
『白の闇 新装版』 ジョゼ・サラマーゴ 著/雨沢泰 訳
NHK出版 5月30日 税込価格:1,890円 ISBN:9784140055434

失明する病が伝染し、すべての人の目が見えなくなった。たったひとりを除いて。
「見える」ことの本質を問う現代の哲学的寓話復刊。

287:吾輩は名無しである
08/05/20 20:12:20
ドリス・レッシングの『黄金のノート』が出てた。

でも、ソフトカバーで、5,200円って・・・

288:吾輩は名無しである
08/05/20 21:39:35
>>287
正直外国語興味無かったんだけど、
日本の本が高すぎるから英語で読むようになって
今スペイン語も勉強してる。
おかしいよな・・値段

289:吾輩は名無しである
08/05/20 23:12:11
値段以前に、組版とか字体とか
書籍以前の「印刷物を束ねたもの」にしか見えん。

290:吾輩は名無しである
08/05/21 11:38:31
>>287 何か参考書見てるみたい。だけど、復刊されただけまし。どんだけ探しても
なかったもんな。

291:吾輩は名無しである
08/05/21 11:50:59
黄金のノートそんなひどい装丁でそんな値段すんのか
最近出たペーパーバック図書館で借りて読んだから知らなかったわ。
ま、どっちにしても図書館で読む俺は値段関係ないのだが・・・。

292:( ̄ω ̄)獲らぬ狸 ◆ycr5A7VfSw
08/05/21 12:04:56
いやはや(笑)またも安易な日本批判が始まりましたかねぇ(笑)日本はそもそも西洋の「本」という形式に無理矢理従わされている訳ですから、多少おかしくなっても仕方がないのでは無いで消化ねぇ(笑)

293:吾輩は名無しである
08/05/22 00:40:42
>>292
中卒がんば

294:吾輩は名無しである
08/05/23 11:06:29
>>293
なんでかわろたw

295:吾輩は名無しである
08/05/24 23:25:06
現代文学の最高峰(ジョイス、プルースト、カフカ以降)ってガルシアマルケスとナボコフってのは完全に定説化した評価だよね?

他にこの2人に並ぶほどの作家っているかな?

296:吾輩は名無しである
08/05/30 11:00:20
ナボコフは立ち位置、ちょいと違わないか

297:吾輩は名無しである
08/05/30 16:24:19
何が、どう違う?

20世紀最大の小説家って本の帯に書いてあるのってアメリカではフォークナーかナボコフくらいだぜ

298:吾輩は名無しである
08/05/30 20:22:09
ナボコフのデビュー作が世に出たのが
カフカの代表作のひとつの『アメリカ=失踪者』(死後刊行)より早いんだよな
そのへん考えるとちょっと問題ある見取り図かもしれん。

299:吾輩は名無しである
08/05/30 21:31:03
ナボコフだってつい最近、未発表の遺作が初めて出版されることになったんだぞ?
だからといって、2000年以降にデビューした作家をナボコフの次の世代の作家とするのに問題があるか?
純粋に代表作が出た時期でいいじゃん

300:吾輩は名無しである
08/05/31 00:54:56
>>299
え、文学史とか文学史的常識頭に入ってる?
カフカの場合は24年に死んで
24に断食芸人、25に審判、26に城、、27にアメリカ、31に短編集
もちろんカフカにも近年発見されて出た書簡集もあるけどそういうことじゃなくてさ。

カフカのデビューは12年、ナボコフは26年、ガルシア=マルケスは55年
どちらかというとナボコフはカフカと文学的同時代人とも言える。
あと俺は>>296じゃないですよ。
おそらく>>296が感じた違和感はこのへんにあるのかなと思っただけっす。

301:吾輩は名無しである
08/05/31 01:06:48
いやだから、作家の世代を決定するものが、なぜデビュー時期なのかと
40歳でデビューして50歳で代表作と、20歳でデビューしてデビュー作が代表作でそのあとほとんど本は書いてない作家も、
デビュー時期が同じなら同世代の作家としてしまっていいのかと

俺は、「書かれた時期」が全てだと思っている。
ジョイスやカフカやプルーストやフォークナーは戦前に代表作を書いたが、
ナボコフは1955年、ガルシア=マルケスは1967年に本を出版してる。
第二次世界大戦を1つの区切りとして分けられるだろう。

302:吾輩は名無しである
08/05/31 01:33:11
ガルシア=マルケスはナボコフの最後の作品執筆時からもう30年以上
書き続けているからな。
『ロリータ』『百年の孤独』と咲作品名で比べるならいいけど
作家名だとやはり違和感を感じる人も居るのでは。


303:296
08/06/03 00:37:58
>300
フォローありがとう。
>302
にも同意。

なんつーか、ナボコフって文学関係者の最高峰であって、
一般には「あの『ロリータ』の〜」っていうお断りつきだし、
日本はともかく海外ではマルケスのように誰もに認められる
ような最高峰とは少し違う気がしたよ。

マルケスだってカフカやプルーストと比べると・・・?

304:吾輩は名無しである
08/06/03 08:02:14
文学のぶの字も知らない奴には、
ガルシア=マルケスもプルーストも通用しないだろ。

ただ、ガルシア=マルケスやプルーストが文学に興味ない一般人への知名度が皆無なのに対して、
ロリータの場合は、ポルノ小説として結構知名度がある。
だから「あのロリータを書いた〜」という風に言われることがあるというだけだろう。



305:( ̄ω ̄)獲らぬ狸 ◆ycr5A7VfSw
08/06/03 11:24:26
ロリータ知っておっても、ナバコフの名を知る方は少ないですよ(笑)

306:吾輩は名無しである
08/06/03 12:24:21
ナバコフなんて作家いないしね

307:吾輩は名無しである
08/06/03 12:36:22
プルーストって名前は小説としての「ロリータ」よりは
一般的だと思うが。

308:吾輩は名無しである
08/06/03 17:29:25
ロリータはキューブリック撮ってるからな
キューブリックとラウル・ルイスの知名度くらい差がありそうだよ。

309:吾輩は名無しである
08/06/03 21:42:35
>>307
それはない

310:吾輩は名無しである
08/06/07 09:33:49
ざっとスレログ見たけど、ここの住人結構読んでるね。
エンリーケ・ビラ=マタスの『バートルビーと仲間たち』や
若島の『ロリータ、ロリータ、ロリータ』を買おうと思ってるんだけど、読んだ人いるかな。

ピエール・ギヨタ、何か新しく訳されないかなぁ…。

311:( ̄ω ̄)獲らぬ狸 ◆ycr5A7VfSw
08/06/07 11:12:47
滑稽の極みですよ(笑)

312:吾輩は名無しである
08/06/07 11:34:59
>>310
読んでることが、すなわち偉いわけじゃないんだよ。
本質を見なくちゃ意味ないよ。

313:(o`.´o)
08/06/07 11:46:01
ナバコフ(笑)

314:吾輩は名無しである
08/06/07 14:55:24
目黒不動前あたりの和菓子老舗で出した
カステラまんじゅうみたいだね
>ナバコフ

315:吾輩は名無しである
08/06/07 23:27:27
>>310
>エンリーケ・ビラ=マタスの『バートルビーと仲間たち』

いまいち。

316:吾輩は名無しである
08/06/09 09:39:35
ナバコフって学者連中でそう発音するやつは結構いるな
本来の発音がどうなのかは知らんので調べてみたら、やっぱりナボコフの発音でいいみたいだな
要するにとらたぬはチンカスだが、ナバコフで通じないこともない

>>310
バートルビーと仲間たちはそこそこ読書量がないと楽しめない

317:吾輩は名無しである
08/06/23 23:42:38
河出の世界文学全集には

ナボコフの賜物とダニロ・キシュ

が入るらしいじゃん‥‥

318:( ̄ω ̄)獲らぬ狸 ◆ycr5A7VfSw
08/06/23 23:45:24
>>316
ナバコフと言うのは敬称ですよ(笑)「バートルビーと仲間たち」はフェリペ・アルファウが出ておりましたねぇ(笑)
あれはいいですよ(笑)お薦めですねぇ(笑)

319:吾輩は名無しである
08/06/23 23:49:35
装丁の色ごとに一色ずつ買おうと思ってる

320:吾輩は名無しである
08/06/24 01:23:12
おいらもいまいちに一票。

321:吾輩は名無しである
08/06/24 19:03:30
7月末にパワーズの『われらが歌う時』が出るそうだ。しかも上下巻あわせて
八千円近い値段で……ふざけとる。

322:吾輩は名無しである
08/06/24 21:16:15
the time of our singingか。
ABCでセールのとき900円くらいで買った
あれは傑作だな。
こないだの『囚人のジレンマ』邦訳の註すごく良かったから
おらー邦訳も楽しみだけどな。

323:吾輩は名無しである
08/06/24 21:21:18
牧は「またの名をグレイス」でも読みながら「われらが歌う時」

をたのしみにしていようかな(笑)

324:吾輩は名無しである
08/06/28 18:42:44
『われらが歌う時』楽しみだな
しかし8千円とは・・・あんまよまれなそうだ。
しかしなんだかんだいってパワーズが4作も揃ったね
そのうち全部翻訳されそうだ。


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