もう一度会いたいお坊さん「H1法話グランプリ2021」決まる [256556981]

もう一度会いたいお坊さん「H1法話グランプリ2021」決まる [256556981] at POVERTY

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「もう一度会いたいお坊さん」決まる　グランプリの僧侶の法話は
　宗派を超えた若手僧侶が法話を披露する「H1（エイチワン）法話グランプリ2021」が30日、奈良市であった。事前選考を通った8組9人が、コロナ禍の葬儀や身近な人の死から学んだことなどをテーマに、よりよく生きるための仏の知恵を説いた。約750人が聴き入った。
　H1は、教えの優劣や法話の巧みさを競うのではなく、慈悲と共生の仏教精神や仏教文化を感じてもらい、「もう一度会いたいお坊さん」を選ぶ。2017年に栃木県の真言宗豊山派の青年会が初めて催した。18、19年に神戸で開かれ、今回、初めて全国公募で参加者を募った。奈良での開催も初めてだ。
　オープニングセレモニーで奈良市立飛鳥中学校の生徒たちがアートパフォーマンスを披露し、「釈迦如来」と書いた。その紙を舞台に掲げ、僧侶が読経して魂を入れた。登壇者はそのもとで1組10分ずつ話した。審査員長の釈徹宗（てっしゅう）・相愛大教授ら審査員は10票、来場者は3票を投じた。
　グランプリに輝いた融通念仏宗大念寺（大阪府寝屋川市）の関本和弘（わこう）副住職（45）は仏花をテーマにした。仏壇の花が枯れたのは根を切ったからで、私たちの根は先祖。近年、葬儀や法事の簡略化で、先祖がおろそかにされている。「目に見えないものを敬い、感謝し、心を養う場所を大切にすべきだ」と話した。
　審査員特別賞には、新型コロナに感染した檀家（だんか）の葬儀などを語った高野山真言宗西室院（神戸市）の田中宣照（せんしょう）住職（44）が選ばれた。2人には賞状とトロフィーが贈られた。
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